従来、コーヒーに所望の風味を付けるための手段としては、コーヒー豆を焙煎する際に、コーヒー豆に所望の風味を付けることが行われていた。しかしながら、このような手段では、特定の風味がコーヒーを焙煎するための焙煎機に付着してしまい、他の風味を備えるコーヒーを焙煎する際にその焙煎機を使用することが困難になってしまうという問題があった。
また、従来、インスタントコーヒーと、砂糖と、粉乳等を袋体の内部に収容したコーヒーパックも提供されていた。しかしながら、このようなコーヒーパックは、画一化された風味のものが多く、飲用者の多様な風味の需要に必ずしも応えていなかった。そのため、飲用者が多様な風味を楽しむことを所望する場合には、別個に風味素材を用意しなければならず、煩雑であった。
そこで、従来、各種の液体内に浸漬させてコーヒーを得るためのコーヒーパックに関し、該コーヒーを抽出するためのコーヒー粉末と、所望の風味素材とを袋体の内部に収容したコーヒーパックが提案されている。このようなコーヒーパックとしては、例えば、水は透過するものの、コーヒーは通過しない閉鎖袋内に、粉コーヒーと、10mg/kg以上、好ましくは50mg/kg以上の芳香化合物を含んでおり、該芳香化合物は、2−フルフリルチオール、3−メチル−2−ブテン−1−チオールとグアイヤコールから1種類以上が選択され、該コーヒーバッグに添加される芳香組成物は、液状、紛体状、ペースト状で存在することを特徴とするコーヒーパック(例えば、以下の特許文献1を参照)、あるいは乾燥生姜の粉砕物1重量部に対して焙煎した珈琲豆の粉10〜20重量部を含有する、茶抽出用組成物、該組成物が封入されている茶抽出用包装物であって、組成物1gあたり60〜140mLの水を用いて茶が抽出されるように組成物の封入量が調節されていることを特徴とする茶抽出用包装物、及び該組成物1gあたり60〜140mLの水を用いて茶を抽出することにより製造されることを特徴とする茶飲料(例えば、以下の特許文献2を参照)が提案されている。
上記のような従来技術に係るコーヒーパックによれば、種々の風味素材を該袋体の内部に収容することによって、飲用者は多様な風味のコーヒーを味わうことができるとともに、別個に風味素材を用意する必要もないから、簡便に飲用者は多様な風味のコーヒーを味わうことができ、好適である(例えば、以下の特許文献1及び2を参照)。また、複数の種類からなる所望の風味素材を該袋体の内部に収容することによって、飲用者は多様な組み合わせからなる所望の風味のコーヒーを味わうことができる(例えば、以下の特許文献2を参照)。更に、コーヒーパックを液体に浸漬させる時間を調節することによって、風味素材から抽出される風味を調節し、コーヒーの風味を調節することができる。即ち、飲用者は風味を増大させることを所望する場合は、コーヒーパックを液体に浸漬させる時間を長くし、風味を減少させることを所望する場合は、コーヒーパックを液体に浸漬させる時間を短くするのである。そして、該コーヒーパックを飲用容器内から撤去すれば、その内部に収納されている風味素材も同時に撤去することができるため、簡便に飲用容器内から風味素材を撤去することができ、好適である(例えば、以下の特許文献2を参照)。
しかしながら、上記のような従来技術に係るコーヒーパックは、コーヒーを抽出するための材料として、コーヒー豆の粉末を用いているところ、液体を注いだだけでは、コーヒーを抽出するのに時間がかかってしまうため、液体が温水である場合には湯水が冷めてしまうともに、飲用者を待機させてしまうという問題があった。また、それと同時に、コーヒーの風味を十分に引き出すことができないという問題もあった。
そこで、従来、各種の液体内に浸漬させてコーヒーを得るためのコーヒーパックに関し、これを該液体に溶解させてコーヒーを得るためのインスタントコーヒーと、所望の風味素材とを袋体の内部に収容したコーヒーパックが提案されている。即ち、インスタントコーヒーといったコーヒー粉を主成分とする配合物を、飲むときの必要量ずつパック袋に収納密封し、飲むときに熱湯に浸漬しこのパック袋をフィルタとしてコーヒー飲料を浸出させるコーヒーパック飲料であって、その配合物としてコーヒー粉の他に乾燥したアロエと緑茶の粉又は細片とともに陳皮の粉又は細片を配合してなることを特徴とするコーヒーパック飲料である(例えば、以下の特許文献3を参照)。
上記のような従来技術に係るコーヒーパックによれば、液体内に浸漬させることによって、速やかにインスタントコーヒーが溶解するため、液体が温水である場合でも温水が冷めてしまうことがなく、飲用者を待機させてしまうこともない。それと同時に、コーヒーの風味を十分に引き出すことができて、好適である。
しかしながら、上記の従来技術に係るコーヒーパックには、次のような問題があった。即ち、前記風味素材としては、多様な素材を用いることができるが、各種のハーブやドライフルーツといったコーヒーを作る際に用いる液体に溶解しない素材もあれば、チョコレートといった該液体に溶解する素材もある。そうすると、該風味素材として該液体に溶解する素材を用いる場合には問題を生じないが、該風味素材として該液体に溶解しない素材を用いる場合には、該風味素材が該袋体から漏出すると、飲用者が該コーヒーを飲む際に、該風味素材が飲用者の口内に誤って侵入してしまうという問題があった(例えば、上記の特許文献3を参照)。
そこで、本考案の解決しようとする第1の課題は、液体内に浸漬させてコーヒーを得るコーヒーパックであって、これを該液体に溶解させて該コーヒーを得るためのインスタントコーヒーと、該コーヒーに所望の風味を付けるための風味素材とを袋体の内部に収容したコーヒーパックに関し、特に該風味素材として該液体に溶解しない性質を有する風味素材を用いる場合に、これが誤って飲用者の口内に侵入するのを防止することができるコーヒーパックを提供することにある。
次に、上記の従来技術に係るコーヒーパックは、特に風味素材として該液体に溶解しない性質を有する風味素材を用いる場合には、該風味素材が該袋体から漏出すると、飲用者がコーヒーを飲むのに使用したコーヒーカップ等の飲用容器内に残存してしまい、使用した飲用容器の清掃を行うのが煩雑であった(例えば、上記の特許文献3を参照)。
そこで、本考案の解決しようとする第2の課題は、液体内に浸漬させてコーヒーを得るコーヒーパックであって、該液体にこれを溶解させて該コーヒーを得るためのインスタントコーヒーと、該コーヒーに所望の風味を付けるための風味素材とを袋体の内部に収容したコーヒーパックに関し、特に該風味素材として該液体に溶解しない性質を有する風味素材を用いる場合に、飲用者が該コーヒーを飲むために使用した飲用容器の清掃を簡便に行うことができるコーヒーパックを提供することにある。
本考案は、上記の各課題を解決するために提案されたものであり、以下の構成を有するものである。以下では、本考案の構成を理解するのを補助するため、本願に添付した図面に表示した番号及び符号をあわせて記載する。
請求項1に係るコーヒーパック(1)は、これを液体(A)内に浸漬させることによってコーヒーを得るためのコーヒーパックであって、インスタントコーヒー(2)と、風味素材(3)と、袋体(5)と構成されている。インスタントコーヒー(2)は、これを液体(A)に溶解させて該コーヒーを得るための素材であって、袋体(5)の内部に収容されている。風味素材(3)は、これが保有する風味を液体(A)に抽出して、該コーヒーに風味を付けるための素材であって、袋体(5)の内部に収容されている。袋体(5)は、袋状の部材であって、液体(A)を通過させるものの、風味素材(3)の内、液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材(3)を通過させない材料によって形成されている。
請求項2に係るコーヒーパック(1)は、請求項1に記載したコーヒーパックであって、インスタントコーヒー(2)及び/又は風味素材(3)は、2種類以上のインスタントコーヒー(2)及び/又は2種類以上の風味素材(3)を組み合わせて構成されている。
請求項3に係るコーヒーパック(1)は、請求項1又は2に記載したコーヒーパックであって、前記コーヒーに味付けを行うための素材である調味料(4)を袋体(5)の内部に収容したコーヒーパックである。
請求項4に係るコーヒーパック(1)は、請求項3に記載したコーヒーパックであって、調味料(4)は、2種類以上の調味料(4)を組み合わせて構成されている。
請求項5に係るコーヒーパック(1)は、請求項1から4までの何れかに記載したコーヒーパックであって、袋体(5)を形成する材料として、生分解性を備える材料を用いている。
請求項6に係るコーヒーパック(1)は、請求項1から5までの何れかに記載したコーヒーパックであって、コーヒーパック(1)を持つための持ち手(6)を備えている。
請求項7に係るコーヒーパック(1)は、請求項6に記載したコーヒーパックであって、持ち手(6)を形成する材料として、生分解性を備える材料を用いている。
本考案に係るコーヒーパック(1)は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
まず、請求項1に記載したコーヒーパックは、袋体(5)が、液体(A)を通過させる材料によって形成されているため、コーヒーパック(1)を液体(A)内に浸漬すると、液体(A)にインスタントコーヒー(2)を溶解させるとともに、液体(A)に風味素材(3)が保有する風味を抽出することができる。一方、袋体(5)は、風味素材(3)の内、液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材(3)を通過させない材料によって形成されているため、コーヒーパック(1)を液体(A)内に浸漬しても、液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材(3)自体は、袋体(5)の内部から液体(A)へと漏出することがない。
よって、請求項1に記載したコーヒーパックは、液体内に浸漬させてコーヒーを得るコーヒーパックであって、これを該液体に溶解させて該コーヒーを得るためのインスタントコーヒーと、該コーヒーに所望の風味を付けるための風味素材とを袋体の内部に収容したコーヒーパックに関し、特に該風味素材として該液体に溶解しない性質を有する風味素材を用いる場合に、該風味素材が飲用者の口内に誤って侵入するのを防止することができるコーヒーパックを提供するという本考案の解決しようとする第1の課題を解決することができる。
次に、請求項1に記載したコーヒーパック(1)は、上記の通り、液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材(3)自体は、袋体(5)の内部から液体(A)へと漏出することがないため、飲用者が該コーヒーを飲み終わった際に、風味素材(3)が飲用容器(B)内に残存することがない。そうすると、使用した飲用容器(B)の清掃を簡便に行うことができ、好適である。
従って、請求項1に記載したコーヒーパックは、液体内に浸漬させてコーヒーを得るコーヒーパックであって、これを該液体に溶解させて該コーヒーを得るためのインスタントコーヒーと、該コーヒーに所望の風味を付けるための風味素材とを袋体の内部に収容したコーヒーパックに関し、特に該風味素材として該液体に溶解しない性質を有する風味素材を用いる場合に、飲用者が該コーヒーを飲むために使用した飲用容器の清掃を簡便に行うことができるコーヒーパックを提供するという本考案の解決しようとする第2の課題を解決することができる。
ここで、請求項2に記載したコーヒーパック(1)は、インスタントコーヒー(2)及び/又は風味素材(3)が、2種類以上のインスタントコーヒー(2)及び/又は2種類以上の風味素材(3)を組み合わせて構成されている。そうすると、飲用者は所望の多様な風味のコーヒーを簡便に味わうことができ、一層好適である。
次に、請求項3に記載したコーヒーパック(1)は、コーヒーに味付けを行うための調味料(4)を袋体(5)の内部に収容したコーヒーパックである。そうすると、飲用者は、所望の味付けによるコーヒーを簡便に味わうことができ、好適である。
ここで、請求項4に記載したコーヒーパック(1)は、調味料(4)が2種類以上の調味料(4)を組み合わせて構成されている。そうすると、飲用者は所望の多様な味付けのコーヒーを簡便に味わうことができ、一層好適である。
そして、請求項6に記載したコーヒーパック(1)は、コーヒーパック(1)を持つための持ち手(6)を備えている。そうすると、特にコーヒーパック(1)を飲用容器(B)内から撤去する際に、簡便にこれを撤去することができ、好適である。
最後に、請求項5及び7に記載したコーヒーパック(1)は、コーヒーパック(1)を形成する素材として、生分解性を備える素材を用いている。そうすると、使用した後のコーヒーパック(1)を廃棄する際に、環境に与える影響を比較的小さいものとすることができ、好適である。特に、キャンプやピクニックといった屋外活動をする際に、コーヒーパック(1)を使用した場合に、その場で使用済みのコーヒーパック(1)を簡便に廃棄することができる。
もちろん、コーヒーパック(1)は、袋体(5)の内部にインスタントコーヒー(2)と風味素材(3)とを収容していることから、飲用者は簡便に多様な風味を有するコーヒーを味わうことができるとともに、簡便に飲用容器内から風味素材(3)を撤去することができる。また、コーヒーパック(1)を液体(A)に浸漬させる時間を調節することによって、風味素材(3)から抽出される風味を調節し、コーヒーの風味を調節することができる。更に、コーヒーパック(1)は、液体(A)に浸漬させることによって、インスタントコーヒー(2)が速やかに溶解するため、液体(A)が温水である場合でも温水が冷めてしまうことがなく、飲用者を待機させてしまうということもない。それと同時に、コーヒーの風味を十分に引き出すこともでき、好適である。
以下に、本考案の一実施形態に係るコーヒーパックの構造について添付図面に基づいて説明する。
本考案に係るコーヒーパック(1)は、図1及び2に図示するように、これを液体(A)内に浸漬させることによってコーヒーを得るためのコーヒーパックであって、インスタントコーヒー(2)と、風味素材(3)と、調味料(4)と、袋体(5)と、持ち手(6)とからなる。
インスタントコーヒー(2)は、図1及び2に図示するように、これを液体(A)に溶解させて該コーヒーを得るための素材であって、袋体(5)の内部に収容されている。ここで、インスタントコーヒー(2)は、一般にコーヒー豆から成分を抽出した液を乾燥させたもののことであって、各種の公知のインスタントコーヒーを用いることができる。
また、インスタントコーヒー(2)は、例えば、モカのインスタントコーヒーとブルーマウンテンのインスタントコーヒーのブレンドといったように、所望の2種類以上のインスタントコーヒーを組み合わせて構成してもよい。そうすると、飲用者は所望の多様な風味のコーヒーを簡便に味わうことができ、好適である。
風味素材(3)は、図1及び2に図示するように、これが保有する風味を液体(A)に抽出して、該コーヒーに風味を付けるための素材であって、袋体(5)の内部に収容されている。風味素材(3)としては、例えば、ローズヒップ、ハイビスカス、カルダモン、シナモン、バニラ、ミント、ナツメグ、アーモンド、クルミ、カシューナッツ、カカオ豆、黒胡椒といった各種の風味素材を用いることができる。もちろん、風味素材(3)は、このような天然に由来するものだけでなく、人工的に生成したものであってもよく、袋体(5)の内部に収容するために細分や粉砕といった適宜の加工を施したものであってもよい。また、風味素材(3)としては、各種のハーブやドライフルーツといった液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材を用いることもできるし、チョコレートといった液体(A)に溶解する性質を有する風味素材を用いることもできる。
また、風味素材(3)は、例えば、ハーブとドライフルーツの組み合わせといったように、所望の2種類以上の風味素材を組み合わせて構成してもよい。そうすると、飲用者は所望の多様な風味のコーヒーを簡便に味わうことができ、好適である。
調味料(4)は、図1及び2に図示するように、コーヒーに味付けを行うための素材であって、袋体(5)の内部に収容されている。調味料(4)としては、例えば、粉状の砂糖やミルク、あるいはチョコレートといった各種の公知の調味料を用いることができる。
また、調味料(4)は、例えば、粉状の砂糖とミルクとの組み合わせといったように、所望の2種類以上の調味料を組み合わせて構成してもよい。そうすると、飲用者は所望の多様な味付けのコーヒーを簡便に味わうことができ、好適である。
尚、インスタントコーヒー(2)と、風味素材(3)と、調味料(4)との組み合わせも多種多様であり、様々な組み合わせからなるコーヒーパック(1)を提供することによって、飲用者が所望の組み合わせからなるコーヒーパック(1)を選択することができるようにすることも可能である。
袋体(5)は、図1及び2に図示するように、インスタントコーヒー(2)と、風味素材(3)と、調味料(4)とをその内部に収容するための袋状の部材であって、液体(A)を通過させるものの、液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材(3)を通過させない素材によって形成されている。例えば、袋体(5)は、その内部に収容する液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材(3)の大きさよりも小さな大きさのメッシュを有するメッシュ状のシート部材を袋状に形成したものを用いることにより、液体(A)を通過させるものの、液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材(3)を通過させないようにすることができる。袋体(5)は、上記のような素材によって形成するものであれば、特にその形状等は限定されない。
コーヒーパック(1)には、図1及び2に図示するように、これを持つための持ち手(6)が備えられている。例えば、袋体(5)の上部にひも状の部材を取り付けることによって、持ち手(6)とすることができる。
袋体(5)及び/又は持ち手(6)は、これを形成する材料として、生分解性を備える材料を用いることができる。例えば、微生物によって分解される繊維材料といった各種の公知の生分解性を備える素材を用いて、袋体(5)及び/又は持ち手(6)を形成することができる。
以上が、本考案の一実施形態に係るコーヒーパックについての説明である。以下に、本考案の一実施形態に係るコーヒーパックの使用態様について添付図面に基づいて説明する。
まず、飲用者は、図2に図示するように、自己の所望する風味ないし味付けを備えるコーヒーパック(1)を選択して、コーヒーカップ等の飲用容器(B)内に設置する。このとき、コーヒーパック(1)は、袋体(5)の内部にインスタントコーヒー(2)と、風味素材(3)と、調味料(4)とを収容していることから、これらを個別的に飲用容器(B)内に設置する必要がなく、簡便に設置することができる。
次に、飲用者は、飲用容器(B)内に冷水や温水といった液体(A)を注入する。このとき、コーヒーパック(1)は、速やかにインスタントコーヒー(2)が液体(A)に溶解するため、液体(A)が温水である場合でも温水が冷めてしまうことがなく、また飲用者を待機させてしまうということもない。それと同時に、コーヒーの風味を十分に引き出すこともでき、好適である。また、飲用者は、コーヒーパック(1)を液体(A)に浸漬させる時間を調節することによって、風味素材(3)から抽出される風味を調節し、コーヒーの風味を調節することができる。即ち、飲用者は風味を増大させることを所望する場合は、コーヒーパック(1)を液体(A)に浸漬させる時間を長くし、風味を減少させることを所望する場合は、コーヒーパック(1)を液体(A)に浸漬させる時間を短くするのである。加えて、袋体(5)は、液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材(3)を通過させない材料によって形成されているため、コーヒーパック(1)を液体(A)内に浸漬しても、風味素材(3)自体は、袋体(5)の内部から液体(A)へと漏出することがないため、飲用者が該コーヒーを飲む際に、風味素材(3)が誤って飲用者の口内に侵入することがない。
そして、飲用者は、コーヒーを得たりコーヒーを飲み終えたりすると、持ち手(6)を持って使用済みのコーヒーパック(1)を飲用容器(B)内から撤去する。このとき、コーヒーパック(1)は、袋体(5)の内部に風味素材(3)を収容していることから、個別的に風味素材(3)を撤去する必要はなく、簡便に飲用容器(B)内から風味素材(3)を撤去することができる。また、上記の通り、液体(A)に溶解しない性質を有する風味素材(3)自体は、袋体(5)の内部から液体(A)へと漏出することがないため、飲用者が該コーヒーを飲み終わった際に、風味素材(3)が飲用容器(B)内に残存することがない。よって、使用した飲用容器(B)の清掃を簡便に行うことができる。
更に、コーヒーパック(1)は、生分解性を備える材料で袋体(5)及び/又は持ち手(6)を形成すると、使用済みのコーヒーパック(1)を廃棄する際に、環境に与える影響を比較的小さいものとすることができる。特に、キャンプやピクニックといった屋外活動をする際に、コーヒーパック(1)を使用した場合に、その場で使用済みのコーヒーパック(1)を簡便に廃棄することができる。