JP3220823B2 - カメラ用フォーカルプレーンシャッタの羽根支持装置 - Google Patents
カメラ用フォーカルプレーンシャッタの羽根支持装置Info
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- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ用フォーカルプ
レーンシャッタの羽根支持装置に関するものである。
レーンシャッタの羽根支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平行リンクを構成するアームによって支
持され、且つ複数個に分割された二組のシャッタ羽根を
それぞれ異なった変位量だけ作動せしめて、順次開口部
を開閉する形式のフォーカルプレーンシャッタを有し、
撮影レンズを通してカメラ頂部に配置したファインダで
撮影像を観察する形式の一眼レフカメラにおいては、露
出作動に際してカメラの上方に折り畳まれるシャッタ羽
根が、前記ファインダの真下に位置しているものがあ
る。
持され、且つ複数個に分割された二組のシャッタ羽根を
それぞれ異なった変位量だけ作動せしめて、順次開口部
を開閉する形式のフォーカルプレーンシャッタを有し、
撮影レンズを通してカメラ頂部に配置したファインダで
撮影像を観察する形式の一眼レフカメラにおいては、露
出作動に際してカメラの上方に折り畳まれるシャッタ羽
根が、前記ファインダの真下に位置しているものがあ
る。
【0003】このようなフォーカルプレーンシャッタの
羽根は軸支ピンでアームと回動自在に連結され、露出動
作に際して前記軸支ピンの運動軌跡はシャッタ開口内を
通過する。即ち前記スリット形成羽根と前記スリット形
成羽根の露出スリットに最も近いアームとの連結部と、
前記基板が前記アームを軸支する位置との距離をR、前
記連結軸の外径の最大部分の直径を2×r、前記基板が
前記アームを軸支する位置と前記シャッタ開口内の任意
の点との距離をLとすると、R≧L、またはR+r≧L
を満たしていることになる。
羽根は軸支ピンでアームと回動自在に連結され、露出動
作に際して前記軸支ピンの運動軌跡はシャッタ開口内を
通過する。即ち前記スリット形成羽根と前記スリット形
成羽根の露出スリットに最も近いアームとの連結部と、
前記基板が前記アームを軸支する位置との距離をR、前
記連結軸の外径の最大部分の直径を2×r、前記基板が
前記アームを軸支する位置と前記シャッタ開口内の任意
の点との距離をLとすると、R≧L、またはR+r≧L
を満たしていることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】露出動作に際して前記
軸支ピンの運動軌跡がシャッタ開口内を通過するとき、
前記シャッタ開口内でシャッタ光軸方向に前記軸支ピン
が拘束されないため、大幅な振動を生じ、遮光性を低下
させたり、スリット羽根が形成するスリット辺の平面性
や平行性が乱れて露出性能に乱調をきたしていた。特に
スリット辺に近い軸支ピンでは後者の傾向が顕著であ
り、露出動作前後の遮光性の低下にも及ぶことがあっ
た。さらに、前記軸支ピンの運動軌跡が前記シャッタ開
口内を通過して再び前記シャッタ開口内から退避する
際、前記シャッタ開口の開口縁と前記軸支ピンが衝突し
て、シャッタの耐久性を損なっていた。また、このよう
な衝突を避けるため基板の開口周辺部に逃げ部の加工を
施していた。
軸支ピンの運動軌跡がシャッタ開口内を通過するとき、
前記シャッタ開口内でシャッタ光軸方向に前記軸支ピン
が拘束されないため、大幅な振動を生じ、遮光性を低下
させたり、スリット羽根が形成するスリット辺の平面性
や平行性が乱れて露出性能に乱調をきたしていた。特に
スリット辺に近い軸支ピンでは後者の傾向が顕著であ
り、露出動作前後の遮光性の低下にも及ぶことがあっ
た。さらに、前記軸支ピンの運動軌跡が前記シャッタ開
口内を通過して再び前記シャッタ開口内から退避する
際、前記シャッタ開口の開口縁と前記軸支ピンが衝突し
て、シャッタの耐久性を損なっていた。また、このよう
な衝突を避けるため基板の開口周辺部に逃げ部の加工を
施していた。
【0005】露出性能の向上面から前述の他に1/40
00秒や1/8000秒以上の高速秒時の実現の要求も
あり、前記軸支ピンを軽量化するため、前記スリット形
成羽根に続く後続の覆い羽根の軸支ピンに表裏に貫通す
る孔部を設ける手法があるが、前記軸支ピンの運動軌跡
がシャッタ開口内を通過する場合には、スリット辺以外
からの露出が行なわれる虞があって、前記スリット形成
羽根の軸支ピンに対して貫通孔を設けることができなか
った。また、高速秒時の安定性を実現するため、スリッ
ト羽根上の平行リンク機構の上下方向の節の長さを長く
するいわゆるリンク幅拡張の手法もスリット辺の平行性
を保つために有効であるが、羽根群の作動時に前記スリ
ット羽根のスリット辺がほぼ全面に亙りシャッタ開口内
に位置するため、前記手法に限界があり十分ではなかっ
た。
00秒や1/8000秒以上の高速秒時の実現の要求も
あり、前記軸支ピンを軽量化するため、前記スリット形
成羽根に続く後続の覆い羽根の軸支ピンに表裏に貫通す
る孔部を設ける手法があるが、前記軸支ピンの運動軌跡
がシャッタ開口内を通過する場合には、スリット辺以外
からの露出が行なわれる虞があって、前記スリット形成
羽根の軸支ピンに対して貫通孔を設けることができなか
った。また、高速秒時の安定性を実現するため、スリッ
ト羽根上の平行リンク機構の上下方向の節の長さを長く
するいわゆるリンク幅拡張の手法もスリット辺の平行性
を保つために有効であるが、羽根群の作動時に前記スリ
ット羽根のスリット辺がほぼ全面に亙りシャッタ開口内
に位置するため、前記手法に限界があり十分ではなかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては前記課
題を解決するために、シャッタ開口を有する基板と、前
記シャッタ開口を開閉する開放及び閉鎖シャッタ羽根群
と、一端を前記基板に回動自在に軸支され、前記羽根群
のうち露出スリットを形成するスリット形成羽根を回動
自在に連結軸で連結支持し、平行リンク機構を構成する
複数のアームとから成るカメラ用フォーカルプレーンシ
ャッタにおいて、前記連結軸を中空軸とするとともに、
前記アームの軸支部から前記連結軸までの距離をR、前
記連結軸の外径の最大部分の直径を2×r、前記シャッ
タ開口内の任意の点から前記アームの軸支部までの距離
をLとするとR+r≦Lを満たす構成としている。
題を解決するために、シャッタ開口を有する基板と、前
記シャッタ開口を開閉する開放及び閉鎖シャッタ羽根群
と、一端を前記基板に回動自在に軸支され、前記羽根群
のうち露出スリットを形成するスリット形成羽根を回動
自在に連結軸で連結支持し、平行リンク機構を構成する
複数のアームとから成るカメラ用フォーカルプレーンシ
ャッタにおいて、前記連結軸を中空軸とするとともに、
前記アームの軸支部から前記連結軸までの距離をR、前
記連結軸の外径の最大部分の直径を2×r、前記シャッ
タ開口内の任意の点から前記アームの軸支部までの距離
をLとするとR+r≦Lを満たす構成としている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に沿って
説明する。図1ないし図3は本発明に係るフォーカルプ
レーンシャッタの一実施例を示す分解斜視図及び側面図
である。図2において、カメラに装填されたフィルム8
の前方であって撮影レンズ12側に配設された基板1に
は、シャッタ開口1aが形成されている。図1において
基板1の上にシャッタ開口1aを開放するための開放シ
ャッタ羽根群3が載置される。
説明する。図1ないし図3は本発明に係るフォーカルプ
レーンシャッタの一実施例を示す分解斜視図及び側面図
である。図2において、カメラに装填されたフィルム8
の前方であって撮影レンズ12側に配設された基板1に
は、シャッタ開口1aが形成されている。図1において
基板1の上にシャッタ開口1aを開放するための開放シ
ャッタ羽根群3が載置される。
【0008】開放シャッタ羽根群3は、スリット形成羽
根3a、覆い羽根3b、3c、3dにより構成されそれ
ぞれ一対の平行なリンクをなすアーム9、10に回動自
在に軸支されている。詳しくは図6にその断面が一部示
されている。図6は前記軸支部の断面図であり、孔21
aを有し軽量化された軸支ピン21によりスリット形成
羽根3aをアーム10に連結した状態を示している。同
様に覆い羽根3b、3c、3d、さらには後述の閉鎖シ
ャッタ羽根群5も同様にそれぞれアーム9、10、1
9、20に連結している。スリット形成羽根3a、5a
と覆い羽根3b、3c、3d、5b、5c、5dのうち
少なくとも他の羽根やアームと接近している羽根は、そ
れぞれの軸支ピンの嵌合部分に「ハ」の字の断面を与え
るエンボス加工を施し、前記覆い羽根相互の摺動抵抗を
低減させている。
根3a、覆い羽根3b、3c、3dにより構成されそれ
ぞれ一対の平行なリンクをなすアーム9、10に回動自
在に軸支されている。詳しくは図6にその断面が一部示
されている。図6は前記軸支部の断面図であり、孔21
aを有し軽量化された軸支ピン21によりスリット形成
羽根3aをアーム10に連結した状態を示している。同
様に覆い羽根3b、3c、3d、さらには後述の閉鎖シ
ャッタ羽根群5も同様にそれぞれアーム9、10、1
9、20に連結している。スリット形成羽根3a、5a
と覆い羽根3b、3c、3d、5b、5c、5dのうち
少なくとも他の羽根やアームと接近している羽根は、そ
れぞれの軸支ピンの嵌合部分に「ハ」の字の断面を与え
るエンボス加工を施し、前記覆い羽根相互の摺動抵抗を
低減させている。
【0009】開放シャッタ羽根群3の上には、シャッタ
開口4aが形成された仕切板4が載置され、この仕切板
4の上には閉鎖シャッタ羽根群5が載置されている。閉
鎖シャッタ羽根群5は、開放シャッタ羽根群3と同様に
スリット形成羽根5a、覆い羽根5b、5c、5dがそ
れぞれ一対の平行なリンクをなすアーム19、20に回
動自在に軸支されている。閉鎖シャッタ羽根群5の上に
は、シャッタ開口7aを有する受板7が載置されてい
る。
開口4aが形成された仕切板4が載置され、この仕切板
4の上には閉鎖シャッタ羽根群5が載置されている。閉
鎖シャッタ羽根群5は、開放シャッタ羽根群3と同様に
スリット形成羽根5a、覆い羽根5b、5c、5dがそ
れぞれ一対の平行なリンクをなすアーム19、20に回
動自在に軸支されている。閉鎖シャッタ羽根群5の上に
は、シャッタ開口7aを有する受板7が載置されてい
る。
【0010】このようにして、基板1には開放シャッタ
羽根群3、仕切板4、閉鎖シャッタ羽根群5が組込まれ
て受板7が公知の方法で取り付けられている。即ち、図
2に示すように撮影レンズ12側に位置する基板1と、
フィルム8側に位置する受板7とによってシャッタ羽根
群の収納室を構成し、閉鎖シャッタ羽根群5がフィルム
面8側に、開放シャッタ羽根群3が撮影レンズ12側に
位置することになり、これら開放シャッタ羽根群3と閉
鎖シャッタ羽根群5との間に仕切板4が介装されている
ことになる。
羽根群3、仕切板4、閉鎖シャッタ羽根群5が組込まれ
て受板7が公知の方法で取り付けられている。即ち、図
2に示すように撮影レンズ12側に位置する基板1と、
フィルム8側に位置する受板7とによってシャッタ羽根
群の収納室を構成し、閉鎖シャッタ羽根群5がフィルム
面8側に、開放シャッタ羽根群3が撮影レンズ12側に
位置することになり、これら開放シャッタ羽根群3と閉
鎖シャッタ羽根群5との間に仕切板4が介装されている
ことになる。
【0011】ここで開放シャッタ羽根群3と閉鎖シャッ
タ羽根群5は図2に示す実施例ではスリット形成羽根3
a、5a、覆い羽根3b、3c、3d及び5b、5c、
5dを重ね合わせたものである。但し、開放、閉鎖シャ
ッタ羽根群3、5はそれぞれ大きな一枚のスリット形成
羽根でもよい。
タ羽根群5は図2に示す実施例ではスリット形成羽根3
a、5a、覆い羽根3b、3c、3d及び5b、5c、
5dを重ね合わせたものである。但し、開放、閉鎖シャ
ッタ羽根群3、5はそれぞれ大きな一枚のスリット形成
羽根でもよい。
【0012】アーム9はピン1bを介して、またアーム
10はピン1cを介して基板1にそれぞれ回動自在に取
り付けられている。前記ピン1cは、前記アーム10が
スリット形成羽根3aを連結支持する軸支ピン21の中
心までの距離Rよりも、前記ピン1cとシャッタ開口内
の任意の点との距離Lの方が、大きくなる場所に位置し
ている。即ち図3のようにピン1cを中心にアーム10
のスリット形成羽根との連結部分の軸支ピン21を通る
円を描いたときに、シャッタ開口1aは前記円の外側に
なる。更に軸支ピンの最大外形がシャッタ開口1a内に
位置しないように構成することにより図6に示すように
軸支ピン21に孔21aを設けても光漏れが発生するこ
とがない。すなわち、軸支ピン21の外形の最大部分の
直径を2×r、ピン1cとシャッタ開口内の任意の点と
の距離をLとするとR+r≦Lを満たす位置に構成され
ている。また、軸支ピン21として中空軸が用いられ、
軸支ピン21の軽量化により、シャッタ光軸方向の振動
が速やかに収束する。スリット形成羽根のスリット辺に
最も近い連結部即ち軸支ピン21が、シャッタ開口1a
外であり、他方の軸支部がシャッタ開口内に位置してい
ても後続の覆い羽根が前記軸支部を覆えるので、アーム
9の基板の軸支部1bの位置の制約はなく軸支ピンに孔
を設けることが可能である。
10はピン1cを介して基板1にそれぞれ回動自在に取
り付けられている。前記ピン1cは、前記アーム10が
スリット形成羽根3aを連結支持する軸支ピン21の中
心までの距離Rよりも、前記ピン1cとシャッタ開口内
の任意の点との距離Lの方が、大きくなる場所に位置し
ている。即ち図3のようにピン1cを中心にアーム10
のスリット形成羽根との連結部分の軸支ピン21を通る
円を描いたときに、シャッタ開口1aは前記円の外側に
なる。更に軸支ピンの最大外形がシャッタ開口1a内に
位置しないように構成することにより図6に示すように
軸支ピン21に孔21aを設けても光漏れが発生するこ
とがない。すなわち、軸支ピン21の外形の最大部分の
直径を2×r、ピン1cとシャッタ開口内の任意の点と
の距離をLとするとR+r≦Lを満たす位置に構成され
ている。また、軸支ピン21として中空軸が用いられ、
軸支ピン21の軽量化により、シャッタ光軸方向の振動
が速やかに収束する。スリット形成羽根のスリット辺に
最も近い連結部即ち軸支ピン21が、シャッタ開口1a
外であり、他方の軸支部がシャッタ開口内に位置してい
ても後続の覆い羽根が前記軸支部を覆えるので、アーム
9の基板の軸支部1bの位置の制約はなく軸支ピンに孔
を設けることが可能である。
【0013】アーム19、20はそれぞれアーム9、1
0と同様にピン1d、1eに取り付けられる。ピン1e
の位置はシャッタ開口1aに対して前記ピン1cと同様
の位置関係にある。このような開放及び閉鎖シャッタ羽
根群3、5の駆動部の一実施例を図4に示した。図4に
示すように、駆動部は開放及び閉鎖シャッタ羽根群3、
5の各アームを回動させるための開放レバー30と閉鎖
レバー50、これらを図示する所定のセット位置までセ
ットし、カム部60a、60bを有するセットレバー6
0、及び開放レバー30及び閉鎖レバー50をそれぞれ
制御するための電磁石40、80から構成される。
0と同様にピン1d、1eに取り付けられる。ピン1e
の位置はシャッタ開口1aに対して前記ピン1cと同様
の位置関係にある。このような開放及び閉鎖シャッタ羽
根群3、5の駆動部の一実施例を図4に示した。図4に
示すように、駆動部は開放及び閉鎖シャッタ羽根群3、
5の各アームを回動させるための開放レバー30と閉鎖
レバー50、これらを図示する所定のセット位置までセ
ットし、カム部60a、60bを有するセットレバー6
0、及び開放レバー30及び閉鎖レバー50をそれぞれ
制御するための電磁石40、80から構成される。
【0014】開放レバー30及び閉鎖レバー50はそれ
ぞれ駆動バネ31、51によって軸32、52を中心と
して左旋するように付勢されており、この駆動バネ3
1、51のばね力を調整することによりシャッタ羽根の
速度を調整することができる。セットレバー60は、バ
ネ61によって軸62を中心として右旋するように付勢
されており、セット動作時にはカメラのチャージ部材9
0によって駆動され左旋する。このような駆動部は、セ
ット動作時には、セットレバー60が左旋し、そのカム
部60a、60bによって開放レバー30及び閉鎖レバ
ー50の各ローラ33、53を押圧し、開放レバー30
及び閉鎖レバー50を右旋させる。これにより開放レバ
ー30及び閉鎖レバー50にそれぞれ固定された鉄片3
4、54は電磁石40、80の鉄芯41、81に圧接さ
れ、図示しない公知の電気回路によって電磁石40、8
0が励磁されると、鉄芯41、81に吸着されるように
構成されている。尚、鉄芯41、81の位置によってシ
ャッタ羽根群の待機位置が変化するので、前記羽根群と
基板1の相対位置を決定するために、前記鉄芯81に係
止部81aを設け、前記係止部と係合するストッパー8
2を前記基板1に一体に設けてある。
ぞれ駆動バネ31、51によって軸32、52を中心と
して左旋するように付勢されており、この駆動バネ3
1、51のばね力を調整することによりシャッタ羽根の
速度を調整することができる。セットレバー60は、バ
ネ61によって軸62を中心として右旋するように付勢
されており、セット動作時にはカメラのチャージ部材9
0によって駆動され左旋する。このような駆動部は、セ
ット動作時には、セットレバー60が左旋し、そのカム
部60a、60bによって開放レバー30及び閉鎖レバ
ー50の各ローラ33、53を押圧し、開放レバー30
及び閉鎖レバー50を右旋させる。これにより開放レバ
ー30及び閉鎖レバー50にそれぞれ固定された鉄片3
4、54は電磁石40、80の鉄芯41、81に圧接さ
れ、図示しない公知の電気回路によって電磁石40、8
0が励磁されると、鉄芯41、81に吸着されるように
構成されている。尚、鉄芯41、81の位置によってシ
ャッタ羽根群の待機位置が変化するので、前記羽根群と
基板1の相対位置を決定するために、前記鉄芯81に係
止部81aを設け、前記係止部と係合するストッパー8
2を前記基板1に一体に設けてある。
【0015】以上のような構成における動作を次に説明
する。まず、フィルム巻き上げ動作に連動してカメラの
チャージ部材90が作動しセットレバー60を左旋さ
せ、前記セット動作によりシャッタはセット状態とな
る。この状態においては、アームと羽根との連結部が全
てシャッタ開口1aの外にあり、スリット形成羽根3
a、5aは軸支ピンを介して互いに光軸方向に位置が規
制され、それぞれの羽根相互間の隙間が狭くなり、遮光
性が向上している。
する。まず、フィルム巻き上げ動作に連動してカメラの
チャージ部材90が作動しセットレバー60を左旋さ
せ、前記セット動作によりシャッタはセット状態とな
る。この状態においては、アームと羽根との連結部が全
てシャッタ開口1aの外にあり、スリット形成羽根3
a、5aは軸支ピンを介して互いに光軸方向に位置が規
制され、それぞれの羽根相互間の隙間が狭くなり、遮光
性が向上している。
【0016】この状態でシャッタレリーズ操作を行なう
とまず電磁石40、80が励磁され開放閉鎖レバー3
0、50が鉄片34、54を介して電磁石40、80に
吸着される。次にカメラのチャージ部材90が退避する
とセットレバー60はバネ61によって右旋する。その
後電磁石40、80が順次消磁され開放レバー30が左
旋することにより、開放シャッタ羽根群3のスリット形
成羽根3a、覆い羽根3b、3c、3dが上端へ移動し
てシャッタ開口1aを開放し始める。
とまず電磁石40、80が励磁され開放閉鎖レバー3
0、50が鉄片34、54を介して電磁石40、80に
吸着される。次にカメラのチャージ部材90が退避する
とセットレバー60はバネ61によって右旋する。その
後電磁石40、80が順次消磁され開放レバー30が左
旋することにより、開放シャッタ羽根群3のスリット形
成羽根3a、覆い羽根3b、3c、3dが上端へ移動し
てシャッタ開口1aを開放し始める。
【0017】開放シャッタ羽根群3が開放作動し、所定
時間経過後に電磁石80が消磁され閉鎖レバー50が左
旋することにより、閉鎖シャッタ羽根群5のスリット形
成羽根5a、覆い羽根5b、5c、5dが図2中上端へ
移動する。この時スリット形成羽根3aがシャッタ開口
1a中央付近に到達しても軸支ピン21は基板1内に位
置し、常時基板1で軸支ピンの光軸方向の動きが規制さ
れ、更に軸支ピン21として中空軸が用いられ、軸支ピ
ン21の軽量化によりシャッタ光軸方向の振動が速やか
に収束し、開放シャッタ羽根群3は安定して作動する。
同様に閉鎖シャッタ羽根群5も安定して作動することが
出来る。また軸支ピン21が基板1内に位置することで
軸支ピン21の貫通孔21aから光漏れが発生すること
がない。
時間経過後に電磁石80が消磁され閉鎖レバー50が左
旋することにより、閉鎖シャッタ羽根群5のスリット形
成羽根5a、覆い羽根5b、5c、5dが図2中上端へ
移動する。この時スリット形成羽根3aがシャッタ開口
1a中央付近に到達しても軸支ピン21は基板1内に位
置し、常時基板1で軸支ピンの光軸方向の動きが規制さ
れ、更に軸支ピン21として中空軸が用いられ、軸支ピ
ン21の軽量化によりシャッタ光軸方向の振動が速やか
に収束し、開放シャッタ羽根群3は安定して作動する。
同様に閉鎖シャッタ羽根群5も安定して作動することが
出来る。また軸支ピン21が基板1内に位置することで
軸支ピン21の貫通孔21aから光漏れが発生すること
がない。
【0018】開放シャッタ羽根群3のスリット形成羽根
3aの後端のスリット辺Pと閉鎖シャッタ羽根群5のス
リット形成羽根5aの先端のスリット辺Qとで露出スリ
ットが形成されており、前記各々のスリット辺P、Qが
前記シャッタ開口1aの上端付近に到達しても、軸支ピ
ン21が前記基板1内に位置することになるので前述の
下端部、中央部と同様にスリット形成羽根3aと5aと
が基板1と受板7とにより光軸方向に軸支ピンを介して
押されるので、スリット形成羽根同士の距離が離れるこ
とはない。この構成を説明したのが図5である。
3aの後端のスリット辺Pと閉鎖シャッタ羽根群5のス
リット形成羽根5aの先端のスリット辺Qとで露出スリ
ットが形成されており、前記各々のスリット辺P、Qが
前記シャッタ開口1aの上端付近に到達しても、軸支ピ
ン21が前記基板1内に位置することになるので前述の
下端部、中央部と同様にスリット形成羽根3aと5aと
が基板1と受板7とにより光軸方向に軸支ピンを介して
押されるので、スリット形成羽根同士の距離が離れるこ
とはない。この構成を説明したのが図5である。
【0019】図5に示すように開放と閉鎖シャッタ羽根
群3、5が下端から上端へと移動するにあたって下端部
においてスリット形成羽根3a、5a相互の光軸方向の
間隔が狭く、平行光線での露光範囲D3と斜光線での露
光範囲d3との差は少ない。上端部においても開放シャ
ッタ羽根群3と閉鎖シャッタ羽根群5のスリットを形成
する羽根相互の光軸方向の間隔は狭く平行光線での露光
範囲D4と斜光線での露光範囲d4との差も少ない。従
ってD3/d3とD4/d4の差は少なく、フィルム8
への下端と上端との露光量の差が減少する。
群3、5が下端から上端へと移動するにあたって下端部
においてスリット形成羽根3a、5a相互の光軸方向の
間隔が狭く、平行光線での露光範囲D3と斜光線での露
光範囲d3との差は少ない。上端部においても開放シャ
ッタ羽根群3と閉鎖シャッタ羽根群5のスリットを形成
する羽根相互の光軸方向の間隔は狭く平行光線での露光
範囲D4と斜光線での露光範囲d4との差も少ない。従
ってD3/d3とD4/d4の差は少なく、フィルム8
への下端と上端との露光量の差が減少する。
【0020】また、上記説明は露出スリットが下端から
上端に走行する場合を説明したが、上端から下端に走行
する場合にも同様に適用できる。また、前記軸支ピン2
1は常時基板1内にあるので、シャッタ開口1aの上縁
に衝突することはない。
上端に走行する場合を説明したが、上端から下端に走行
する場合にも同様に適用できる。また、前記軸支ピン2
1は常時基板1内にあるので、シャッタ開口1aの上縁
に衝突することはない。
【0021】更に上記構成を取れば、図7のように軸支
ピン21をスリット形成羽根3aのスリット辺Pの延長
部に配置し、羽根3aおよびアーム10をスリット辺P
より進行方向の前側に形成してもシャッタ開口の範囲に
入らないため露出性能に影響がなく、従って平行リンク
の幅であるピン1b、1c間の距離を拡大することがで
きる。スリット形成羽根5aについても同様に構成し、
ピン1d、1c間の距離を広くすることができる。逆に
アーム9を上方に、アーム19を下方に配置し、平行リ
ンクの幅であるピン1b、1c間の距離やピン1d、1
c間の距離を広くすることができる。
ピン21をスリット形成羽根3aのスリット辺Pの延長
部に配置し、羽根3aおよびアーム10をスリット辺P
より進行方向の前側に形成してもシャッタ開口の範囲に
入らないため露出性能に影響がなく、従って平行リンク
の幅であるピン1b、1c間の距離を拡大することがで
きる。スリット形成羽根5aについても同様に構成し、
ピン1d、1c間の距離を広くすることができる。逆に
アーム9を上方に、アーム19を下方に配置し、平行リ
ンクの幅であるピン1b、1c間の距離やピン1d、1
c間の距離を広くすることができる。
【0022】
【発明の効果】露出動作に際して連結軸の運動軌跡がシ
ャッタ開口内を通過しない構成として、連結軸を中空軸
としたので、連結軸の軽量化によりシャッタ光軸方向の
振動が速やかに収束する。このため、スリット羽根が形
成するスリット辺の平面性や平行性が乱れて露出性能に
乱調をきたすことを抑制し、露出動作前後の遮光性の低
下も防止する。
ャッタ開口内を通過しない構成として、連結軸を中空軸
としたので、連結軸の軽量化によりシャッタ光軸方向の
振動が速やかに収束する。このため、スリット羽根が形
成するスリット辺の平面性や平行性が乱れて露出性能に
乱調をきたすことを抑制し、露出動作前後の遮光性の低
下も防止する。
【0023】また、高速秒時を実現するために、スリッ
ト羽根上の平行リンク機構の上下方向の節の長さを長く
するいわゆるリンク幅拡張の手法も、前記スリット羽根
のスリット辺の延長上に軸支点を設けることが出来るた
めに可能となる。
ト羽根上の平行リンク機構の上下方向の節の長さを長く
するいわゆるリンク幅拡張の手法も、前記スリット羽根
のスリット辺の延長上に軸支点を設けることが出来るた
めに可能となる。
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施例を示す要部の側部断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例を示す要部の平面図である。
【図4】本発明の実施例を示す要部の平面図である。
【図5】本発明の実施例を示す要部の側部断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の実施例を示す要部の側部断面図であ
る。
る。
【図7】本発明の実施例を示す要部の平面図である。
1a シャッタ開口 1 基板 3 開放シャッタ羽根群 5 閉鎖シャッタ羽根群 3a スリット形成羽根 21 軸支ピン 10、20 アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 邦▲隆▼ 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎 千葉事業所内 (56)参考文献 特開 昭60−208739(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 9/36
Claims (2)
- 【請求項1】 シャッタ開口を有する基板と、前記シャ
ッタ開口を開閉する開放及び閉鎖シャッタ羽根群と、一
端を前記基板に回動自在に軸支され、前記羽根群のうち
露出スリットを形成するスリット形成羽根を回動自在に
連結軸で連結支持し、平行リンク機構を構成する複数の
アームとから成るカメラ用フォーカルプレーンシャッタ
において、前記連結軸を中空軸とするとともに、前記ア
ームの軸支部から前記連結軸までの距離をR、前記連結
軸の外径の最大部分の直径を2×r、前記シャッタ開口
内の任意の点から前記アームの軸支部までの距離をLと
するとR+r≦Lを満たすことを特徴とするカメラ用フ
ォーカルプレーンシャッタの羽根支持装置。 - 【請求項2】 前記羽根群が前記シャッタ開口を開放し
たとき、前記連結軸が前記スリット辺よりも前記シャッ
タ開口に近い側に位置する、請求項1記載のカメラ用フ
ォーカルプレーンシャッタの羽根支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16170393A JP3220823B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | カメラ用フォーカルプレーンシャッタの羽根支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16170393A JP3220823B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | カメラ用フォーカルプレーンシャッタの羽根支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0720534A JPH0720534A (ja) | 1995-01-24 |
| JP3220823B2 true JP3220823B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=15740273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16170393A Expired - Lifetime JP3220823B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | カメラ用フォーカルプレーンシャッタの羽根支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3220823B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6507627B1 (en) | 1998-02-09 | 2003-01-14 | Nec Corporation | Direct conversion receiving apparatus with DC component cut function |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6726381B2 (en) | 2001-05-15 | 2004-04-27 | Nidec Copal Corporation | Focal-plane shutter for cameras |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16170393A patent/JP3220823B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6507627B1 (en) | 1998-02-09 | 2003-01-14 | Nec Corporation | Direct conversion receiving apparatus with DC component cut function |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0720534A (ja) | 1995-01-24 |
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