JP3223602U - 放射線防護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】防護具さらには内部の遮へい素材を傷めず、簡便かつ確実に線量計を装着使用することができる放射線防護具を提供する。【解決手段】内部に放射線遮へい層を備えるとともに、甲状腺の部位を覆う甲状腺防護部3と身体に装着するための首巻部5とを備えた放射線防護具1であって、放射線防護具の首巻部ないしその近傍の外側に、線量計が保持されるベルトループ状、フラップ状、又はポケット状の線量計装着部10を設けてなる。線量計装着部は、左右両側に設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、放射線防護具、詳しくは、診療放射線従事者等が放射線防護のために着用する放射線防護具に関する。
診療放射線従事者は、放射線被ばくによる身体への健康被害を避けるため、高い遮へい性を有する鉛等を含有した塩化ビニル樹脂等の放射線遮へいシートを用いて製作された放射線防護衣を着用して作業を行っている。
医療用の放射線防護衣としては、従来、コート型とエプロン型のものが知られている。また、甲状腺を保護するネックガードが知られている。
ところで、放射線業務従事者の線量限度は、放射線障害防止法・医療法施行規則等により定められている。医療現場で行われているX線診療の際には、多くの場合にX線防護衣(放射線防護衣)を着用しての作業となるところ、全身に対し不均等に被ばくする状態「不均等被ばく」を管理するため、基本部位(男性は胸部、女性は腹部)と頭頸部の2箇所に被ばく線量計を装着するように定められている。
基本部位は、X線防護衣の内側で測定することから、白衣や術衣のそれぞれ(胸部や腹部)のポケットにバッジ式の線量計(ガラスバッジ)を装着することが一般的であるが、頭頸部の装着方法及び部位は、白衣や術衣の襟にバッジ式の線量計を装着するか、甲状腺用防護具(ネックガード)が着用される場合には、その防護具にバッジ式の線量計を装着することが行われている。
ここで、図6に例示するように、バッジ式の線量計20は、その裏面に被服に取り付けるためのバネ式のクリップ部21が設けられたものがあり、甲状腺用防護具にバッジ式の線量計20を装着する場合、その線量計の裏面に設けられたクリップ部21の挟持部である爪状ギザギザの保持部分22,23で甲状腺用防護具の素材を傷め、さらには、内部の遮へい素材にも損傷を与えることが危惧され、防護の安全管理上好ましくない。
また、甲状腺用防護具へ線量計を装着しにくいため、装着がされないことも危惧されるほか、頭頸部の線量計の装着位置がその都度変わるとすれば、測定する値の不安定化を招くことともなり得、好ましくない。
特許文献1には、「放射線防護服の表面に、柔軟な透明シートを当てがい当該シートの全外周を前記防護服表面に接着等により固着する一方、前記透明シートの外周に囲まれた当該防護服の生地に、その防護服の裏面から表面に通じるAPD出入れ口を形成したことを特徴とするAPD収容部付き放射線防護服。」が記載されているが、バッジ式の線量計の装着に関する視点、甲状腺用防護具の使用に関する視点はまったくない。
登録実用新案第3180634号公報
本考案は、上記背景技術に鑑み考案されたもので、甲状腺を防護し得る放射線防護具にバッジ式の線量計を装着するにあたり、防護具さらには内部の遮へい素材を傷めず、簡便かつ確実に線量計を装着使用することができる放射線防護具を提供することを課題とする。
(1)内部に放射線遮へい層を備えるとともに、甲状腺の部位を覆う甲状腺防護部と身体に装着するための首巻部とを備えた放射線防護具において、
前記放射線防護具の前記首巻部ないしその近傍の外側に、線量計が保持される線量計装着部を設けてなる、放射線防護具である。
(2)前記線量計装着部は、左右両側に設けられているものである。
(3)前記線量計装着部は、ベルトループ状、フラップ状又はポケット状(袋状)に形成されてなるものである。
(1)放射線防護具の首巻部ないしその近傍の外側に、線量計が保持される線量計装着部を設けたため、放射線防護具にバッジ式の線量計を装着するにあたり、線量計を線量計装着部に装着することができ、身体的違和感もなく、防護具を傷めず、簡便かつ確実に装着使用することができる。
線量計装着部を設けたことにより、頭頸部への装着率が向上し、正確な(本来の)線量管理体制がされる手助けともなる。
さらに、線量計の装着位置が固定化されることにより、測定値の安定化、正確性にも寄与し得る。
(2)線量計の装着は、X線の線源に近い位置(方向)に装着されるべきであるところ、線量計装着部は、左右両側に設けられている構成により、医療手技の内容や状況によって左右いずれか好ましい方を選択し、装着することができる。
(3)線量計装着部は、ベルトループ状、フラップ状又はポケット状に形成されて構成により、製造も簡便である。
放射線防護具1の展開状態を示す正面図である。 放射線防護具1の使用状態を示す斜視図である。 放射線防護具1の斜視図である。 放射線防護具1の斜視図である。 放射線防護具1の斜視図である。 線量計を例示する(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は底面図である。
内部に放射線遮へい層を備えるとともに、甲状腺の部位を覆う甲状腺防護部と身体に装着するための首巻部とを備えた放射線防護具において、放射線防護具の外側である、首巻部ないしその近傍に、線量計が保持される線量計装着部を設けた。
図1に示す放射線防護具1は、ネックガード状に形成されており、装着時において身体の甲状腺の部位を覆う、幅広の甲状腺防護部3と身体の首部に巻き付けて装着するための幅の狭い首巻部5とを備えている。甲状腺防護部3と首巻部5とは一体的に形成されている。
放射線防護具1は、所定の放射線遮へい性能を有する、鉛等を含有した塩化ビニル樹脂等の放射線遮へい層(シート)内部に備えてなる。例えば、放射線防護具1は、該放射線遮へい層を中間層に有するとともに、該中間層を保護する最内層及び最外層(塩化ビニル樹脂等のシート材)を有して形成される(図示省略)。
放射線防護具1の縁部7は合成樹脂シート等の適宜素材を用いた縁取りテープによって、縫着等の手段で、補強を兼ねた縁取り処理がなされている。
放射線防護具1の首巻部5の外側に、線量計20が保持される線量計装着部10が放射線防護具1の本体とは別に設けられている。線量計装着部10は、左右対称位置に左右両側に設けられている。
図1に示す線量計装着部10は、ベルトループ状の帯状体でその上下両端部が首巻部5に取り付けられて設けられている。線量計装着部10は、縫着その他適宜手段により取り付けられて設けられる。
図6に示す線量計20のクリップ部分21を線量計装着部10に通し、保持部分22,23で線量計装着部10を挟むことにより、線量計20は線量計装着部10に保持され、装着される。線量計20を線量計装着部10に装着した状態を図2に示す。
図3に示す放射線防護具1は、線量計装着部10が、首巻部5に、フラップ状(ベロ状)片により設けられている例を示す。フラップ状片はその上端部のみ放射線防護具1に取り付けることにより設けることができる。線量計装着部10は、左右対称位置に左右両側に設けるのが好ましい。線量計20のクリップ部分21で線量計装着部10を挟むことにより、線量計20は線量計装着部10に保持され、装着される。
図4に示す放射線防護具1は、線量計装着部10が、首巻部5に、ポケット状(袋状)に設けられている例を示す。線量計装着部10は、左右対称位置に左右両側に設けるのが好ましい。この例では図示矢印に示すように横方向に、線量計20のクリップ部分21をポケット内へ挿入して挟むことにより、線量計20は線量計装着部10に保持され、装着される。
図5は、放射線防護具1が、それぞれ別体をなす、甲状腺防護部3と、詰襟状の首巻部5とが接続されてネックガード状に形成されている例を示す。線量計装着部10は、ベルトループ状の帯状体でその上下両端部が首巻部5に取り付けられて設けられている。線量計装着部10は、前記したようなフラップ状又はポケット状に設けることもできる。
以上、実施例を挙げて実施の形態を説明したが、本考案は上記した実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲で適宜、付加、変形等なし得るものである。
1 放射線防護具
3 甲状腺防護部
5 首巻部
7 縁部
10 線量計装着部
20 線量計

Claims (3)

  1. 内部に放射線遮へい層を備えるとともに、甲状腺の部位を覆う甲状腺防護部と身体に装着するための首巻部とを備えた放射線防護具において、
    前記放射線防護具の前記首巻部ないしその近傍の外側に、線量計が保持される線量計装着部を設けてなる、放射線防護具である。
  2. 前記線量計装着部は、左右両側に設けられている請求項1に記載の放射線防護具。
  3. 前記線量計装着部は、ベルトループ状、フラップ状又はポケット状に形成されてなる請求項1又は2に記載の放射線防護具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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