JP3228486U - 自己駆動挟持爪 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットアームに装着される自己駆動挟持爪を提供する。【解決手段】ロボットアーム2000は、本体2010と末端部2020を備える。自己駆動挟持爪は、ケース1と、回転部材2と、移動部材3と、少なくとも1つの爪部材4と、を備える。ケースは、本体に接続される。回転部材は、ケース内に設置され、末端部に接続される。移動部材は、移動可能にケース内に設置され、回転部材に接続される。移動部材は、少なくとも1つの溝部33を有する。爪部材は、揺動可能にケースに枢設される。爪部材の一部は、対応する溝部に当接する。回転部材が末端部に伴って回転すると、回転部材は、移動部が回動中心軸Xに沿って直線運動するように駆動することで、爪部材がケースに対して揺動するように駆動する。【選択図】図2

Description

本考案は、挟持爪に関し、特に、ロボットアームに装着され、別途独立の駆動源を必要としない挟持爪に関する。
既知のロボットアームに装着される挟持爪として、一般的に、少なくとも1つの爪部材を有する外付けの挟持爪が知られている。前記爪部材の開閉の駆動源は、ロボットアームではない。詳しくは、既知の挟持爪、例えば、電動の挟持爪や空気圧駆動の挟持爪などは、爪部材の開閉用の駆動源を別途設置する必要がある。電動の挟持爪は、モータに接続されて動作し、空気圧駆動の挟持爪は、チューブとシリンダーに接続されて動作する。また、爪部材の開閉を制御するために、独立の駆動源の他に、挟持爪に対して信号を送信する独立の信号源を別途設置する必要がある。しかし、外付けの独立の駆動源と信号源によって、ロボットアームの構造と回路を複雑化するおそれがある。
本考案は、ロボットアームを駆動源にする挟持爪を提供することを目的としている。挟持爪は、ロボットアームの末端部を駆動源として直接に利用するので、挟持爪を簡単にロボットアームに取り付ければよい。他の駆動源の回路を別途設置しなくても動作可能なので、挟持爪をロボットアームに取り付ける手間を簡略化することができる。また、操作上にロボットアーム以外の信号源を別途設置する必要がなく、ロボットアームを操作するだけで挟持爪の開閉を制御することができる。
上記目的を達成するため、本考案は、ロボットアームに装着される自己駆動挟持爪を開示する。前記ロボットアームは、本体と末端部を備える。前記末端部は、フランジ面と、少なくとも1つのロッキング孔とを有する。前記ロッキング孔は、前記フランジ面に形成される。前記フランジ面は、回動中心軸を定義する。前記自己駆動挟持爪は、ケース、回転部材、移動部材、及び爪部材を備える。前記ケースは、前記本体に接続される。前記回転部材は、前記ケース内に設置され、前記フランジ面に接続される接続面を有する。前記移動部材は、移動可能に前記ケース内に設置され、前記回転部材に接続される。前記移動部材は、少なくとも1つの溝部を有する。前記爪部材は、揺動可能に前記ケースに枢設される。前記爪部材の一部は、対応する前記溝部に当接する。前記回転部材が前記末端部に伴って回転すると、前記回転部材は、前記移動部が前記回動中心軸に沿って直線運動するように駆動することで、前記爪部材が前記ケースに対して揺動するように駆動する。
前記ケースは、さらに第一ガイド部材を有する。前記移動部材は、さらに第二ガイド部材を有する。前記第一ガイド部材と前記第二ガイド部材は、互いにマッチしている。前記回転部材が前記フランジ面に伴って回転すると、前記第一ガイド部材は、前記移動部材が前記ケースに対して前記回動中心軸だけに沿って直線運動するようにガイドする。
前記回転部材は、さらに第一伝動構造を有する。前記移動部材は、さらに第二伝動構造を有する。前記第一伝動構造と前記第二伝動構造は、互いにマッチしている。前記回転部材が回転すると、前記第一伝動構造は、前記第二伝動構造に対して回転し、前記第二伝動構造を駆動する。前記第一ガイド部材と前記第二ガイド部材は、互いにマッチしている。前記移動部材は、前記回動中心軸に沿って、前記フランジ面に近づく方向または前記フランジ面から離れた方向に移動する。
前記回転部材が第一回転方向に回転する場合に、前記移動部材は、前記回動中心軸に沿って第一方向に向けて移動する。前記回転部材が第二回転方向に回転する場合に、前記移動部材は、前記回動中心軸に沿って第二方向に向けて移動する。前記第二方向は、前記第一方向とは逆の方向である。
本考案の実施例において、前記第一ガイド部材は、前記回動中心軸に沿って延在して設置されるガイドロッドを有する。前記第二ガイド部材は、前記回動中心軸に沿って延在して設置されるガイド孔を有する。前記ガイドロッド及び前記ガイド孔は、それぞれ互いに対応する非円形状の断面を有することで、前記移動部材が前記回動中心軸に沿って移動するように制限する。
前記回転部材は、さらに包囲部を有する。前記第一伝動構造は、前記包囲部に形成された雌ねじである。前記移動部材は、さらに突出部を有する。前記第二伝動構造は、前記突出部に形成された雄ねじである。前記突出部は、前記包囲部内に設置される。前記雌ねじと前記雄ねじは、互いにマッチしている。
前記移動部材は、さらに中央貫通孔と軸受を有する。前記中央貫通孔と前記ガイド孔は、互いに連通している。前記ガイド孔の断面は、前記中央貫通孔の断面より小さい。前記軸受は、前記中央貫通孔内に設置され、前記ガイドロッドに取り付けられる。
前記移動部材は、さらに止め輪を有する。前記突出部の内面には、溝が形成される。前記止め輪は、前記中央貫通孔内に設置され、前記溝に係合されることで、前記軸受を位置決めする。
本考案の他の実施例において、前記第一ガイド部材は、少なくとも1つのガイドロッドを有する。前記ガイドロッドは、前記回動中心軸に平行である。前記第二ガイド部材は、少なくとも1つのガイド孔を有する。前記ガイド孔は、前記回動中心軸に平行である。前記ガイドロッドと前記ガイド孔は、互いに対応してマッチしている。
前記回転部材は、さらにシャフトを有する。前記第一伝動構造は、前記シャフトに形成された雄ねじである。前記移動部材は、さらに中央貫通孔を有する。前記第二伝動構造は、前記中央貫通孔に形成された雌ねじである。前記シャフトは、前記中央貫通孔に貫設される。前記雌ねじと前記雄ねじは、互いにマッチしている。
前記回転部材は、さらに第一プレート及び少なくとも1つの凹穴を有する。前記第一プレートには、前記フランジ面に接続される前記接続面が形成される。前記凹穴は、前記第一プレートの周縁に形成され、前記ロッキング孔に対向する。
代替的に、前記回転部材は、さらに第一伝動構造を有する。前記移動部材は、さらに第二伝動構造を有する。前記第一伝動構造と前記第二伝動構造は、互いにマッチし、ボールネジ機構を形成する。前記回転部材が回転すると、前記第一伝動構造は、前記第二伝動構造に対して回転し、前記第二伝動構造を駆動することで、前記移動部材が前記回動中心軸に沿って前記フランジ面に近づく方向または前記フランジ面から離れた方向に移動するように駆動する。
前記回転部材が前記末端部に伴って回転すると、前記移動部材は、前記爪部材が掴み位置と開放位置に切り替えるように、前記回動中心軸の方向に沿って第一位置と第二位置との間に直線運動する。
前記自己駆動挟持爪は、さらに少なくとも1つの第一締付け部材を有する。前記回転部材は、少なくとも1つの第一締付け孔を有する。前記第一締付け部材は、前記回転部材の前記接続面が前記末端部の前記フランジ面に接続されるように、前記第一締付け孔に設置されて前記末端部に固定される。
前記爪部材は、凸部を有する。前記凸部は、円弧状表面を有する。前記溝部は、凹入空間と溝壁を有する。前記爪部材の前記凸部は、前記凹入空間内に設置され、かつ前記溝壁に当接する。
前記ケースは、少なくとも1つの貫通溝を有する。前記爪部材は、前記貫通溝を通して、前記凸部で前記溝部内に設置される。
前記爪部材は、さらに枢設部材を有する。前記爪部材は、前記枢設部材で回動可能に前記ケースに接続される。
前記ケースは、少なくとも1つの第一貫通孔を有する。前記移動部材は、少なくとも1つの第二貫通孔を有する。前記フランジ面が初期角度にある場合、前記第一貫通孔と前記第二貫通孔は前記第一締付け孔に対向する。前記第一締付け部材は、前記第一締付け孔を通して前記末端部の前記ロッキング孔に締付けられる。
前記自己駆動挟持爪は、さらに少なくとも1つの第二締付け部材を有する。前記ケースは、前記第二締付け部材によって前記ロボットアームの前記本体に設置される。
本考案の実施例において、前記ケースは、さらにボディとソケットを有する。前記ソケットは、前記ロボットアームの前記本体に固定される。前記ボディは、前記ソケットに固定される。
前記ソケットは、複数の挟持部材を有する。前記第二締付け部材は、前記挟持部材が環状になってかつ前記本体の輪郭にマッチするように、前記挟持部材に設置される。
本考案の他の実施例において、前記ケースは、さらに少なくとも1つの第二締付け孔を有する。前記第二締付け部材は、前記第二締付け孔を通して、前記ケースを前記ロボットアームの前記本体に固定する。
本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪を示す斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪を示す分解斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪がロボットアームに接続された状態を示す斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪のケースを示す斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪を示す部分斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪を示す他の部分斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪を示す他の斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪を示す他の部分斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪が掴み位置にある状態を示す部分斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪が開放位置にある状態を示す部分斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪が前記掴み位置にある状態を示す一部省略斜視図である。 本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪が前記開放位置にある状態を示す一部省略斜視図である。 本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪を示す斜視図である。 本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪を示す分解斜視図である。 本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪がロボットアームに接続された状態を示す斜視図である。 本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪のケースを示す斜視図である。 本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪を示す部分斜視図である。 本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪を示す他の斜視図である。 本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪を示す他の部分斜視図である。 本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪が掴み位置にある状態を示す一部省略斜視図である。 本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪が開放位置にある状態を示す一部省略斜視図である。
図1及び図2は、本考案の第一実施例に係る自己駆動挟持爪1000を示す斜視図及び分解斜視図である。自己駆動挟持爪1000は、物体を挟持することができ、ケース1、回転部材2、移動部材3、少なくとも1つの爪部材4、少なくとも1つの第一締付け部材5、及び少なくとも1つの第二締付け部材6を備える。本実施例の図面では、3つの爪部材4、4つの第一締付け部材5、及び2つの二締付け部材6を示して説明するが、それらの数量はこれに限定されない。
図2、図3、及び図4に示すように、自己駆動挟持爪1000は、ロボットアーム(robotic arm)2000に装着される。ロボットアーム2000は、本体2010と末端部2020を備える。末端部2020は、フランジ面2021及び4つのロッキング孔2022を有する。前記ロッキング2022孔は、前記フランジ面2021に形成される。説明の便宜上、フランジ面2021は回動中心軸Xを定義するとしている。
ケース1は、ロボットアーム2000の本体2010に接続される。ケース1は、ボディ11、ソケット12、第一ガイド部材13、4つの第一貫通孔14、3つの貫通溝15、及び6つの枢設孔16を有する。ボディ11は、ソケット12に固定される。ボディ11は、天板111、天板111に接続される側壁112、及び収容空間113を有する。本実施例においては、側壁112と天板111によって収容空間113が定義される。ボディ11は、外側に向けて延伸する6つのウイング1121を有する。ウイング1121は、2つを1セットとして間隔をおいて設置される。同じセットの2つのウイング1121は、間隔をおいて設置される。収容空間113には、回転部材2及び移動部材3が収容される。ソケット12は、ロボットアーム2000の本体2010に固定される。ソケット12は、2つの挟持部材121を有する。2つの挟持部材121は、本体2010の輪郭2011にマッチし、合わせて環状になって本体2010の周縁を包囲することができる。挟持部材121は、第二締付け部材6によって固定される。それによって、挟持部材121は、強固に本体2010を挟持することができる。第一ガイド部材13は、回動中心軸Xに沿って延在するガイドロッド131を有する。ガイドロッド131は、ボディ11の天板111の中央に設置される。本実施例に係るガイドロッド131は、ネジで天板111に固定される。第一貫通孔14は、ボディ11の天板111に形成される。3つの貫通溝15は、それぞれボディ11の側壁112に形成される。爪部材4は、貫通溝15を通して設置される。枢設孔16は、それぞれボディ11のウイング1121に形成される。爪部材4は、枢設孔16によって枢設される。
図2及び図5に示すように、回転部材2は、ケース1内に設置され、片側が窪む円盤状になっている。回転部材2は、第一プレート21、包囲部22、4つの第一締付け孔23、及び第一伝動構造25を有する。第一プレート21は、接続面211を有する。接続面211は、フランジ面2021に当接するように固定される。包囲部22は、第一プレート21の周縁から回動中心軸Xに平行して本体2010から離れた方向に向けて延伸する。第一伝動構造25は、包囲部22に形成される。本実施例において、第一伝動構造25は、移動部3に螺合される雌ねじである。第一締付け孔23は、第一プレート21に形成された貫通孔である。第一締付け部材5は、第一締付け孔23を通して末端部2020に締付けられる。それによって、回転部材2は、末端部2020に接続される。
図6を合わせて参照すると、移動部材3は、回動中心軸Xに沿ってスライド可能にケース1内に設置され、かつ回転部材2に螺合される。移動部材3は、第二プレート31、第二プレート31から回動中心軸Xに沿って本体2010に近づく方向に向けて延伸する突出部32、3つの溝部33、第二ガイド部材34、中央貫通孔35、軸受36、止め輪37、4つの第二貫通孔38、及び第二伝動構造39を有する。第二伝動構造39は、突出部32に形成され、かつ回転部材2に螺合される。本実施例において、第二伝動構造39は、雄ねじである。第一伝動構造25と第二伝動構造39は、互いにマッチしている。すなわち、包囲部22に形成された雌ねじと、突出部32に形成された雄ねじは、互いにマッチしている。複数の溝部33は、それぞれ第二プレート31の側面に形成される。爪部材4は、溝部33を通して設置される。溝部33は、凹入空間331と溝壁332を有する。前記溝壁332によって、凹入空間331が定義される。第二ガイド部材34は、回動中心軸Xに沿って延伸するガイド孔341を有する。ガイド孔341は、第二プレート31を貫通するように形成される。ガイドロッド131は、ガイド孔341の位置に対応して、ガイド孔341を通して設置される。ガイドロッド131とガイド孔341は、互いに対応する非円形状の断面を有することで、回転部材2がロボットアーム2000のフランジ面2021の駆動によって回転する際に、移動部材3は、ケース1に対して回転することなく、ケース1に対して回動中心軸Xに沿って移動するように制限される。中央貫通孔35とガイド孔341は連通しており、軸受36はその中に設置される。中央貫通孔35の断面は、ガイド孔341の断面より大きい。軸受36内には、ガイドロッド131が設置されている。軸受36は、第二プレート31と止め輪37の間に挟持される。突出部32における回転部材2に近い内面には、溝が形成される。止め輪37は、中央貫通孔35内に設置され、前記溝に係合されることで、軸受36を位置決めする。それによって、移動部材3が回動中心軸Xに沿って移動しても、軸受36が中央貫通孔35から抜けることはない。第二貫通孔38は、回動中心軸Xに沿って第二プレート31と突出部32を貫通する。各第二貫通孔38は、それぞれケース1の各第一貫通孔14と対応する。軸受36は、ボールベアリングである。軸受36とガイドロッド131の組み合わせによって、移動部材3はスムーズにケース1に対して移動することが可能である。
図7及び図8に示すように、爪部材4は、揺動可能にケース1のウイング1121に設置される。爪部材4の一部は、前記貫通溝15を通して前記溝部33内に設置される。図2に示すように、各爪部材4は、枢設部材41と凸部42を有する。各枢設部材41は、それぞれ枢設孔16を通して設置される。凸部42は、溝部33内に延伸し、その一部が溝壁332に当接している。そのため、爪部材4は、移動部材3の移動に連動してケース1に対して揺動することができる。
詳しくは、各凸部42は、細長い突起部である。各溝部33は、凸部42よりやや大きい凹入部であり、凸部42を収容することが可能である。図9及び図10に示すように、各凸部42は、円弧状表面421を有する。移動部材3が回動中心軸Xに沿って移動すると、凸部42は、溝部33の凹入空間331内に回動し、円弧状表面421で前記溝壁332に当接する。それによって、移動部材3がいずれの位置に停止した場合に、爪部材4は、それに伴って停止した状態になる。また、移動部材3が移動すると、爪部材4は、スムーズにケース1に対して揺動することが可能である。
以下、回転部材2、移動部材3、及び爪部材4の動作関係を説明する。末端部2020が回転すると、回転部材2の接続面211がフランジ面2021に当接しているため、回転部材2は、末端部2020に伴って回動中心軸Xを軸に回転する。その際、第一伝動構造25(即ち、雌ねじ)は、第二伝動構造39(即ち、雄ねじ)に対して回転し、第二伝動構造39が移動するように駆動する。第一ガイド部材13と第二ガイド部材34の組み合わせによって、移動部材3は、回転することなく、ケース1に対して回動中心軸Xに沿って直線運動するように制限される。詳しくは、ガイドロッド131とガイド孔341が互いに対応する非円形状の断面を有することで、移動部材3が回転部材2と末端部2020に伴って回転することが抑制される。回転部材2の回転に伴って、移動部材3は、回転することなく、回動中心軸Xに沿って前後方向の移動のみを行う。また、爪部材4は、移動部材3の溝部33に当接しているため、移動部材3の前後方向の移動によって、ケース1に対して揺動し、開閉動作を行うように構成される。
言い換えれば、回転部材2が末端部2020に伴って回転すると、第一ガイド部材13と第二ガイド部材34は、フランジ面2021の回転運動を移動部材3の直線運動に変換することが可能である。移動部材3は、ガイドロッド131で回動中心軸Xに沿って第一位置と第二位置との間に移動する。それによって、爪部材4は、連動して掴み位置と開放位置に切り替える。図9及び図11に示すように、移動部材3が第一位置(図面では比較的に高い位置)に移動した場合、爪部材4は掴み位置に切り替える。図10及び図12に示すように、移動部材3が第二位置(図面では比較的に低い位置)に移動した場合、爪部材4は開放位置に切り替える。爪部材4の掴み位置と開放位置への切り替えを制御することによって、物品の挟持とリリースを実現することができる。
さらに詳しくは、回転部材2が第一回転方向に回転する場合に、移動部材3は、回動中心軸Xに沿って第一方向に向けて移動し、すなわち、第二位置に向けて移動する。回転部材2が第二回転方向に回転する場合に、移動部材3は、回動中心軸Xに沿って第二方向に向けて移動し、すなわち、第一位置に向けて移動する。第一方向と第二方向は逆方向であり、回動中心軸Xと重なっている。
図2に示すように、本考案に係る自己駆動挟持爪1000をロボットアーム2000に取り付ける際に、まず、フランジ面2021を初期角度に調整する。それによって、第一貫通孔14、第二貫通孔38、第一締付け孔23、及びロッキング孔2022の位置を合わせる。すなわち、第一貫通孔14、第二貫通孔38、第一締付け孔23、及びロッキング孔2022は、回動中心軸Xに平行な直線上に配置される。第一締付け部材5は、順次に第一貫通孔14、第二貫通孔38、及び第一締付け孔23を通して、末端部2020に締め付けられる。それによって、使用者は、便利に挟持爪1000を装着することができる。
なお、本実施例において、第一貫通孔14、第二貫通孔38、及び第一締付け孔23の数量は、それぞれ4つである。しかし、他の実施例において、第一貫通孔14、第二貫通孔38、及び第一締付け孔23の数量は、4つに限定されるものではない。それらの数量は、同じ数量でなくてもよい。それぞれの1つが同じ直線上に配置されればよい。
また、ロボットアーム2000の末端部2020は、自動回転軸である。ロボットアーム2000がN個(Nは1より大きい正の整数)の制御可能な軸を備え、自己駆動挟持爪1000がロボットアーム2000に装着された場合に、ケース1が本体2010(末端部2020以外の部分)に接続され、回転部材2が末端部2020に接続され、末端部2020の回転で爪部材4の開閉を制御する場合、ロボットアーム2000の先端の空間における移動の自由度は1つ少なく、N−1個の自由度になる。
ロボットアーム2000の本体2010にとって、ケース1は、直接に本体2010に固定されたので、移動しない部品である。ロボットアーム2000の末端部2020の回転によって、ケース1内の回転部材2は連動して回転し、移動部材3の直線運動と爪部材4の開閉を駆動する。そのため、ケース1にとって、回転部材2、移動部材3、及び爪部材4は、移動する部品である。
図13、図14、及び図15は、本考案の第二実施例に係る自己駆動挟持爪1000を示す斜視図、分解図、及びロボットアーム2000に接続された状態を示す斜視図である。第二実施例に係る自己駆動挟持爪1000の構造とメカニズムは、第一実施例と略同じなので、両者の相違点について説明する。
まず、本実施例に係るケース1について説明する。図14及び図16に示すように、本実施例に係るケース1は、一体成形されている。ケース1は、外観として、円柱状の前方ケース17、角柱状の後方ケース18、及び2つの第二締付け孔19を有する。収容空間113は、前方ケース17と後方ケース18によって定義される。第二締付け孔19は、後方ケース18に形成される。前方ケース17は、天板171と側壁172を有する。本実施例において、側壁172は、環状に形成されている。側壁172には、外側に向けて延伸する3つのウイング1721が設置される。4つの第一貫通孔14は、前方ケース17の天板171に形成される。3つの貫通溝15は、側壁172に形成される。
なお、本実施例において、ケース1とロボットアーム2000の接続方式は、第一実施例と異なる。各第二締付け部材6は、それぞれ第二締付け孔19を通して設置され、ロボットアーム2000の本体2010に締め付けられる。それによって、ケース1は、本体2010に固着される。
本実施例において、第一ガイド部材13は、3つのガイドロッド131を有する。ガイドロッド131は、回動中心軸Xに平行し、移動部材3の第二ガイド部材34における3つのガイド孔341に対応する(図17参照)。すなわち、ガイド孔341もそれぞれ回動中心軸Xに平行してガイドロッド131に対応するので、移動部材3がケース1に対して回転することは抑制される。
図17は、本考案の第二実施例に係る回転部材2と移動部材3を示す斜視図である。本実施例に係る回転部材2は、包囲部22が省かれ、シャフト24と4つの凹穴26を有する。本実施例において、第一伝動構造25は、シャフト24に形成された雄ねじである。シャフト24は、第一プレート21の中央部に接続され、移動部材3に螺合される。凹穴26は、第一プレート21の周縁に形成され、ロッキング孔2022に対応する。
本実施例において、移動部材3全体は、円盤状になっている。ガイド孔341と中央貫通孔35は、第二プレート31を貫通するが、互いに連通していない。ガイド孔341は、それぞれガイドロッド131の位置に対応して形成される。移動部材3の第二伝動構造39は、中央貫通孔35内に形成された雌ねじである。第一伝動構造25と第二伝動構造39は、互いにマッチし、すなわち、雄ねじと雌ねじは互いにマッチしている。シャフト24は、中央貫通孔35を通して設置される。回転部材2が回転すると、回転部材2と移動部材3が互いに接続されるので、移動部材3は、回動中心軸Xに沿って移動するように駆動される。
図18及び図19は、第二実施例に係る爪部材4、ケース1、及び移動部材3の接続関係を示している。各爪部材4は、第一実施例と同様に、枢設部材41でケース1に枢設され、凸部42で移動部材3の溝部33の溝壁332に当接する。しかし、本実施例において、枢設孔16は、前記ウイング1721に形成され、枢設部材41に対応する。枢設部材41は、枢設孔16に対応して前方ケース17のウイング1721に設置される。それによって、各爪部材4は、ケース1に対して揺動することが可能である。図20及び図21は、移動部材3が異なる位置にあった際に自己駆動挟持爪の状態を示している。図20は、移動部材3が第一位置にあり、爪部材4が掴み位置にある状態を示している。図21は、移動部材3が第二位置にあり、爪部材4が開放位置にある状態を示している。
本考案の他の実施例において、ボールネジ機構を利用して第一伝動構造25と第二伝動構造39を形成してもよい。ボールネジ機構によって、自己駆動挟持爪1000は、ガイド部材が存在しなくても、移動部材3がケース1に対して回転することを抑制することができる。そのため、ケース1の第一ガイド部材13と移動部材3の第二ガイド部材34を省略してもよい。詳しくは、第一伝動構造25はねじ軸であり、第二伝動構造39は複数のボールとナットを有する。ナットは、ボールを収容する内部チューブを有する。回転部材2が回転すると、第一伝動構造25(ねじ軸)は、前記ボールが内部チューブを転動し、ナットが移動するように、第二伝動構造39(ボール及びナット)を駆動する。それによって、移動部材3は、回動中心軸Xに沿って、フランジ面2021に近づく方向またはフランジ面2021から離れた方向に移動する。
上記のように、本考案に係る自己駆動挟持爪のケースと移動部材をそれぞれロボットアームの本体と末端部に接続することで、ロボットアームの操作可能な1つの自由度を挟持爪の開閉に変換して利用することができる。余分な駆動源を別途設置するコストや手間を省くことができる。また、ロボットアームの動作と挟持爪の動作を同じコントローラーで制御することができるので、操作がより便利になる。
上述の実施例は、本考案の実施形態を説明するものであり、本考案の特徴構成を説明するものであるが、本考案は上記の実施例に限定されるものではない。上記実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれる。
1000 自己駆動挟持爪
1 ケース
11 ボディ
111 天板
112 側壁
1121 ウイング
113 収容空間
12 ソケット
121 挟持部材
13 第一ガイド部材
131 ガイドロッド
14 第一貫通孔
15 貫通溝
16 枢設孔
17 前方ケース
171 天板
172 側壁
1721 ウイング
18 後方ケース
19 第二締付け孔
2 回転部材
21 第一プレート
211 接続面
22 包囲部
23 第一締付け孔
24 シャフト
25 第一伝動構造
26 凹穴
3 移動部材
31 第二プレート
32 突出部
33 溝部
331 凹入空間
332 溝壁
34 第二ガイド部材
341 ガイド孔
35 中央貫通孔
36 軸受
37 止め輪
38 第二貫通孔
39 第二伝動構造
4 爪部材
41 枢設部材
42 凸部
421 円弧状表面
5 第一締付け部材
6 第二締付け部材
2000 ロボットアーム
2010 本体
2020 末端部
2021 フランジ面
2022 ロッキング孔
X 回動中心軸

Claims (22)

  1. 自己駆動挟持爪であって、ロボットアームに装着される自己駆動挟持爪であり、前記ロボットアームは、本体と末端部を備え、前記末端部は、フランジ面と、前記フランジ面に形成された少なくとも1つのロッキング孔を有し、前記フランジ面は、回動中心軸を定義し、
    前記自己駆動挟持爪は、
    前記本体に接続されるケースと、
    前記ケース内に設置され、前記フランジ面に接続される接続面を有する回転部材と、
    移動可能に前記ケース内に設置され、前記回転部材に接続され、少なく1つの溝部を有する移動部材と、
    揺動可能に前記ケースに枢設され、一部が対応する前記溝部に当接する爪部材と、を備え、
    前記回転部材が前記末端部に伴って回転すると、前記回転部材は、前記移動部が前記回動中心軸に沿って直線運動するように駆動することで、前記爪部材が前記ケースに対して揺動するように駆動する自己駆動挟持爪。
  2. 前記ケースは、さらに第一ガイド部材を有し、前記移動部材は、さらに第二ガイド部材を有し、前記第一ガイド部材と前記第二ガイド部材は、互いにマッチし、前記回転部材が前記フランジ面に伴って回転すると、前記第一ガイド部材は、前記移動部材が前記ケースに対して前記回動中心軸に沿って直線運動するようにガイドすることを特徴とする請求項1記載の自己駆動挟持爪。
  3. 前記回転部材は、さらに第一伝動構造を有し、前記移動部材は、さらに第二伝動構造を有し、前記第一伝動構造と前記第二伝動構造は、互いにマッチし、前記回転部材が回転すると、前記第一伝動構造は、前記第二伝動構造に対して回転し、前記第二伝動構造を駆動し、前記第一ガイド部材と前記第二ガイド部材は、互いにマッチし、前記移動部材は、前記回動中心軸に沿って、前記フランジ面に近づく方向または前記フランジ面から離れた方向に移動することを特徴とする請求項2記載の自己駆動挟持爪。
  4. 前記回転部材が第一回転方向に回転する場合に、前記移動部材は、前記回動中心軸に沿って第一方向に向けて移動し、前記回転部材が第二回転方向に回転する場合に、前記移動部材は、前記回動中心軸に沿って第二方向に向けて移動し、前記第二方向は、前記第一方向とは逆の方向であることを特徴とする請求項3記載の自己駆動挟持爪。
  5. 前記第一ガイド部材は、前記回動中心軸に沿って延在して設置されるガイドロッドを有し、前記第二ガイド部材は、前記回動中心軸に沿って延在して設置されるガイド孔を有し、前記ガイドロッド及び前記ガイド孔は、それぞれ互いに対応する非円形状の断面を有することで、前記移動部材が前記回動中心軸に沿って移動するように制限することを特徴とする請求項4記載の自己駆動挟持爪。
  6. 前記回転部材は、さらに包囲部を有し、前記第一伝動構造は、前記包囲部に形成された雌ねじであり、前記移動部材は、さらに突出部を有し、前記第二伝動構造は、前記突出部に形成された雄ねじであり、前記突出部は、前記包囲部内に設置され、前記雌ねじと前記雄ねじは、互いにマッチしていることを特徴とする請求項5記載の自己駆動挟持爪。
  7. 前記移動部材は、さらに中央貫通孔と軸受を有し、前記中央貫通孔と前記ガイド孔は、互いに連通し、前記ガイド孔の断面は、前記中央貫通孔の断面より小さく、前記軸受は、前記中央貫通孔内に設置され、前記ガイドロッドに取り付けられることを特徴とする請求項6記載の自己駆動挟持爪。
  8. 前記移動部材は、さらに止め輪を有し、前記突出部の内面には、溝が形成され、前記止め輪は、前記中央貫通孔内に設置され、前記溝に係合されることで、前記軸受を位置決めすることを特徴とする請求項7記載の自己駆動挟持爪。
  9. 前記第一ガイド部材は、少なくとも1つのガイドロッドを有し、前記ガイドロッドは、前記回動中心軸に平行であり、前記第二ガイド部材は、少なくとも1つのガイド孔を有し、前記ガイド孔は、前記回動中心軸に平行であり、前記ガイドロッドと前記ガイド孔は、互いに対応してマッチしていることを特徴とする請求項4記載の自己駆動挟持爪。
  10. 前記回転部材は、さらにシャフトを有し、前記第一伝動構造は、前記シャフトに形成された雄ねじであり、前記移動部材は、さらに中央貫通孔を有し、前記第二伝動構造は、前記中央貫通孔に形成された雌ねじであり、前記シャフトは、前記中央貫通孔に貫設され、前記雌ねじと前記雄ねじは、互いにマッチしていることを特徴とする請求項9記載の自己駆動挟持爪。
  11. 前記回転部材は、さらに第一プレート及び少なくとも1つの凹穴を有し、前記第一プレートには、前記フランジ面に接続される前記接続面が形成され、前記凹穴は、前記第一プレートの周縁に形成され、前記ロッキング孔に対向することを特徴とする請求項10記載の自己駆動挟持爪。
  12. 前記回転部材は、さらに第一伝動構造を有し、前記移動部材は、さらに第二伝動構造を有し、前記第一伝動構造と前記第二伝動構造は、互いにマッチし、ボールネジ機構を形成し、前記回転部材が回転すると、前記第一伝動構造は、前記第二伝動構造に対して回転し、前記第二伝動構造を駆動することで、前記移動部材が前記回動中心軸に沿って前記フランジ面に近づく方向または前記フランジ面から離れた方向に移動するように駆動することを特徴とする請求項1記載の自己駆動挟持爪。
  13. 前記回転部材が前記末端部に伴って回転すると、前記移動部材は、前記爪部材が掴み位置と開放位置に切り替えるように、前記回動中心軸の方向に沿って第一位置と第二位置との間に直線運動することを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の自己駆動挟持爪。
  14. 前記自己駆動挟持爪は、さらに少なくとも1つの第一締付け部材を有し、前記回転部材は、少なくとも1つの第一締付け孔を有し、前記第一締付け部材は、前記回転部材の前記接続面が前記末端部の前記フランジ面に接続されるように、前記第一締付け孔に設置されて前記末端部に固定されることを特徴とする請求項13記載の自己駆動挟持爪。
  15. 前記爪部材は、凸部を有し、前記凸部は、円弧状表面を有し、前記溝部は、凹入空間と溝壁を有し、前記爪部材の前記凸部は、前記凹入空間内に設置され、かつ前記溝壁に当接することを特徴とする請求項14記載の自己駆動挟持爪。
  16. 前記ケースは、少なくとも1つの貫通溝を有し、前記爪部材は、前記貫通溝を通して、前記凸部で前記溝部内に設置されることを特徴とする請求項15記載の自己駆動挟持爪。
  17. 前記爪部材は、さらに枢設部材を有し、前記爪部材は、前記枢設部材で回動可能に前記ケースに接続されることを特徴とする請求項16記載の自己駆動挟持爪。
  18. 前記ケースは、少なくとも1つの第一貫通孔を有し、前記移動部材は、少なくとも1つの第二貫通孔を有し、前記フランジ面が初期角度にある場合、前記第一貫通孔と前記第二貫通孔は前記第一締付け孔に対向し、前記第一締付け部材は、前記第一締付け孔を通して前記末端部の前記ロッキング孔に締付けられることを特徴とする請求項17記載の自己駆動挟持爪。
  19. 前記自己駆動挟持爪は、さらに少なくとも1つの第二締付け部材を有し、前記ケースは、前記第二締付け部材によって前記ロボットアームの前記本体に設置されることを特徴とする請求項14記載の自己駆動挟持爪。
  20. 前記ケースは、さらにボディ及びソケットを有し、前記ソケットは、前記ロボットアームの前記本体に固定され、前記ボディは、前記ソケットに固定されることを特徴とする請求項19記載の自己駆動挟持爪。
  21. 前記ソケットは、複数の挟持部材を有し、前記第二締付け部材は、前記挟持部材が環状になってかつ前記本体の輪郭にマッチするように、前記挟持部材に設置されることを特徴とする請求項20記載の自己駆動挟持爪。
  22. 前記ケースは、さらに少なくとも1つの第二締付け孔を有し、前記第二締付け部材は、前記第二締付け孔を通して、前記ケースを前記ロボットアームの前記本体に固定することを特徴とする請求項19記載の自己駆動挟持爪。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112428297A (zh) * 2020-11-26 2021-03-02 罗前锋 一种用于礼品机的丝杆驱动式机械爪及其礼品机
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CN119924986A (zh) * 2024-12-16 2025-05-06 北京航空航天大学 末端执行器

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