JP3230367U - ゴルフ練習用標的及びその設置に用いる標的設定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイングしながらボールを目で追わなくてもその行方を容易に把握できて、低コストで降雨等による故障や劣化の心配がなく、弾道の変化や練習用スペースの違いに対応することができるゴルフ練習用標的及びその設置に用いる標的設定具を提供する。
【解決手段】ゴルフ練習用エリアにおいてボールを受ける向きに張設される第一標的ネットN1と、第一標的ネットの手前上部に配置される支持体から、ボールを受ける向きで、且つ左右に離間して並ぶように垂下する一対の第二標的ネットN5、N6と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、周囲をネットで覆ったゴルフ練習用ケージ等に設けられるゴルフ練習用標的及びその設置に用いる標的設定具に関する。
個人のゴルフ練習用ケージ等では、正面のネット壁に複数の同心円を描いた標的を固定配置し、この標的に向けてボールを打撃することが一般的である。
しかし、練習者が標的にボールが命中したかを確認しようとしてスイングしながらボールの行方を目で追うため、ヘッドアップが誘発され、打撃練習に専念できないという問題がある。
そこで、ボールが当たる衝撃により命中したことを判定して出力表示する表示装置(例えば、特許文献1参照。)やボールを所定時間保持する粘着剤を備える標的(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
実用新案登録第3065567号公報 特開2011−245113号公報
上述の表示装置や粘着物質を備える標的は打撃練習に専念し易いがが、個人で使用するには設置コストが高いという問題がある。個人のゴルフ練習用ケージは屋外に設置されることが多く、降雨等による表示装置の故障や粘着剤の劣化も懸念される。
また、ボールの弾道はクラブのシャフト長やロフト角あるいはスイングの大きさにより高さ方向に変化するため、同心円状の標的では対応することができない。練習者から標的までの距離に応じて適正な標的の大きさは異なるが、それにも対応することができない。
上記のような実情に鑑みて、本考案は、スイングしながらボールを目で追わなくてもその行方を容易に把握できて、低コストで降雨等による故障や劣化の心配がなく、弾道の変化や練習用スペースの違いに対応することができるゴルフ練習用標的及びその設置に用いる標的設定具を提供する。
請求項1記載の考案は、
ゴルフ練習用エリアにおいてボールを受ける向きに張設される第一標的ネットと、
前記第一標的ネットの手前上部に配置される支持体から、ボールを受ける向きで、且つ左右に離間して並ぶように垂下させられる一対の第二標的ネットと、を備える
ことを特徴とするゴルフ練習用標的を提供する。
請求項2記載の考案は、
前記支持体はレール状部材で、
第二標的ネットは前記レール状部材に沿ってスライド可能である
ことを特徴とする請求項1記載のゴルフ練習用標的を提供する。
請求項3記載の考案は、
前記第一標的ネットと前記第二標的ネットが色違いである
ことを特徴とする請求項1又は2記載のゴルフ練習用標的を提供する。
請求項4の考案は、
二等辺三角形の板状に形成されており、
前記頂点から底辺に向かう垂線が描かれている
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のゴルフ練習用標的の設置に用いる標的設定具を提供する。
請求項5の考案は、
前記垂線と前記底辺の長さ比率が、ボールの飛距離及びその飛距離での落下範囲として設定した横幅の長さ比率に合わせて設定されている
ことを特徴とする標的設定具を提供する。
請求項1記載の考案に係るゴルフ練習用標的によれば、以下の優れた効果を奏し得る。練習者が左右一対の第二標的ネットの前方からそれらに挟まれるスリット開口を標的範囲として練習すれば、打球がスリット開口を通過したときには第一標的ネットを直撃して、第二標的ネットは動かず、標的範囲から外れたときにはその左右にある第二標的ネットの何れかに当たり、それのみが揺れ動く。すなわち、打撃後の第二標的ネットの動きを見れば、ボールを標的範囲へ真直ぐ飛ばせたか、外れたときは左右どちらに外れたか、を確認できるので、打球を目で追う必要がなく、スイング時のヘッドアップを防止できる。
標的範囲は縦長に設定されているため、クラブやスイングの大きさにより弾道が縦方向に変化する場合に対応することができる。また、第二標的ネットの間隔を変えることで、打撃位置から標的までの距離に応じた適正な大きさの標的範囲を設定することができる。なお、このゴルフ練習用標的はネットのみで構成され、高価な装置や粘着剤を使用しないため、低コストで降雨等による故障や劣化の心配がない。
請求項2記載の考案に係るゴルフ練習用標的によれば、請求項1記載の考案に係るゴルフ練習用標的が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。第二標的ネットをレール状部材に沿ってスライドさせて上達に応じて標的範囲の大きさを容易に変えられる。
請求項3記載の考案に係るゴルフ練習用標的によれば、請求項1又は2記載の考案に係るゴルフ練習用標的が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。第一標的ネットと第二標的ネットの色の違いにより、練習者が標的範囲とそれ以外を区別し易くなる。
請求項4記載の考案に係る標的設定具によれば、以下の優れた効果を奏し得る。請求項1乃至3記載のゴルフ練習用標的を設置する際、標的設定具を、その頂点が打撃位置に一致するように、且つ垂線を打撃方向に一致するように敷いて、その等辺に端部が接するように第二標的ネットの位置を調整することで、打撃位置と標的の距離にかかわらず、標的範囲の大きさを実質的に一定に保つことができる。
請求項5記載の考案に係る標的設定具によれば、請求項4記載の考案に係る標的設定具が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。標的設定具の外形を成す二等辺三角形の頂点から垂線と底辺の長さ比率を、ボールの飛距離及びその飛距離でのボール落下範囲として設定した横幅との長さ比率に合わせることで、この標的設定具を用いて設置したゴルフ練習用標的で練習することにより、ゴルフコースにおけるボール落下位置を予測可能な実戦に即した練習をすることができる。
本考案に係るゴルフ練習用標的を設置したゴルフ練習用ケージを示す図。 (a)標的設定具及び(b)これを用いたゴルフ練習用標的の設置方法を説明する図。 ゴルフ練習用標的の別の実施例を示す平面断面図。
以下、本考案の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るゴルフ練習用標的1を設置したゴルフ練習用ケージCを示す。ゴルフ練習用標的1は、周囲をネットで囲まれたゴルフ練習用ケージ(以下、単に「ケージ」という。)Cに設置することにより、練習者がケージ内へボールを打撃する際の標的を構成する。
ケージCは、従来から一般的に使用されているものであり、図1に示すように、地面に立設される箱形の骨組体で、門型の開口(図中の左手前側)を有するフレームFと、フレームFの奥面とその手前の左右両面と上面にそれぞれ張設される正面ネットN1、左側面ネットN2、右側面ネットN3及び天井面ネットN4を備える。正面ネットN1は、矢印Aで示すように練習者が開口付近の中央から打撃したボールを受ける向きに設けられており、これはゴルフ練習用標的1においてボールを受ける第一標的ネットでもある。
上記ネットN1〜N4に加えて、ケージC内には第一標的ネットN1の手前上部の天井面ネットN4から垂下させられて、打撃されたボールを受けられるように第一標的ネットN1と平行に、且つ同一平面上で左右に離間して並ぶように一対の第二標的ネットN5、N6が設けられている。第二標的ネットN5、N6は、天井面から地面まで届く長さで、矩形状に形成されて、それらの間に天井面から地面にまで亘る一定幅のスリット開口Sを形成する。
練習者は、スリット開口Sの正面中央にボールを置いてスリット開口Sの向こうにある第一標的ネットN1へ向けて打撃すれば、弾道の高低に関係なく真直ぐボールを飛ばせたか容易に確認することができる。具体的には、打球がスリット開口Sを通過したときは、ケージ奥の第一標的ネットN1を直撃して第二標的ネットN5、N6は動かないが、スリット開口Sから外れたときは、その左右にある第二標的ネットN5、N6の何れかに当たり、当たったネットのみが揺れ動く。
したがって、打球を目で追わなくても、打撃直後の第二標的ネットN5、N6の動きを見れば、スリット開口S(標的範囲)へ真直ぐ飛ばせたか、外れたときは左右どちらに外れたかを容易に確認できる。なお、第一標的ネットN1と、第二標的ネットN5、N6を明らかに区別できる色違いに設定することにより、練習者が打撃する際に、標的範囲を見易くすることができる。例えば、赤と緑のように補色となる組み合わせを採用することが考えられる。
ところで、スリット開口Sを通過させることができても、それが実際にゴルフコースで打ったときにどのように飛ぶかを把握できなければ、実戦に役立つ練習とは言えない。また、スリット開口Sが広すぎたり、スリット開口Sに対し打撃位置が近すぎたりしても、適切な練習効果を得られない。そこで、ゴルフ練習用標的1を設置する際、スリット開口幅と打撃位置を定量的に設定できるように、図2に示す標的設定具2を用いる。
標的設定具2は、図2(a)右側に示すように二等辺三角形にカットされた板状体で、二等辺三角形の頂点Tから底辺Bに向かって描かれる垂線Vと、垂線Vと直交するように(底辺Bと平行に)垂線方向に間隔をおいて多数描かれる目安線Lと、を有してなる。なお、標的設定具2は、樹脂製シートで形成されており、ロール状に巻き取ることにより、コンパクトにして片づけることができる。
標的設定具2を用いてケージC内にゴルフ練習用標的1を設置するときは、図2(b)に示すように、練習者が打撃するボールの位置Gに標的設定具2の頂点Tが一致するように、且つ垂線Vが打撃方向(第一標的ネットN1に直交する方向)に一致するように地面に敷き、平面視で二等辺三角形の各等辺Eに第二標的ネットN5、N6の端部が接するように第二標的ネットN5、N6を位置調整して取り付ける。なお、目安線Lは、垂線Vが正確に打撃方向に向けられているか、確認するための目安とすることができる。
上記設置方法によれば、打撃位置Tからスリット開口Sに向けて広がる角度Dが一定であるから、打撃位置Tとスリット開口Sの距離にかかわらず、標的範囲の大きさを実質的に一定に保たれる。これにより、例えば図2(a)の左側の二等辺三角形と相似形を成す標的設定具2を用いて設置したゴルフ練習用標的で練習すれば、飛距離が200ヤードでボールの落下位置が横方向で20m以内に収まるように、あるいは飛距離が100ヤードでボールの落下位置が横方向で10m以内に収まるようにボールを打ち出すことができているか、すなわちゴルフコースにおけるボールの落下位置を予測しながら、実戦に即した練習をすることができる。
上記実施形態では、標的範囲となるスリット開口Sをボールが通過するか、その両側にある第二標的ネットN5、N6に当たるかについてのみ設定することとしたが、図3に示すように第二標的ネットN5、N6の横幅を狭く設定し、これらに当たった場合はラフ、これらの外側を通過した場合にはOBであると設定しても良い。
上記実施形態では第一標的ネットN1で直接ボールを受けさせるようにしたが、この前面に別の補強シート体を備えるようにしても良い。上記実施形態では、天井面ネットN4を支持体として第二標的ネットN5、N6を垂下させるようにしたが、これに代えてケージCに長尺の棒状体を架け渡して、これを支持体としても良い。更に長尺の棒状体をレール状部材として、第二標的ネットをレール状部材に沿ってカーテンのようにスライド移動可能にしても良い。
上記実施形態では、ケージCにゴルフ練習用標的1を設置することとしたが、ボールを受ける向きに張設される第一標的ネットと、その手前上部に配置される支持体から垂下させられて左右に離間するように並んでスリット開口を形成する一対の第二標的ネットを備えるものであれば、必ずしもケージに設置する必要はない。その他、本考案は上記実施形態に記載される内容に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で、種々の変更をなし得るものである。
1 ゴルフ練習用標的
2 標的設定具
N1 第一標的ネット
N2 第二標的ネット
請求項4の考案は、
二等辺三角形の板状に形成されており、
前記二等辺三角形の頂点から底辺に向かう垂線が描かれている
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のゴルフ練習用標的の設置に用いる標的設定具を提供する。
請求項5の考案は、
前記垂線と前記底辺の長さ比率が、ボールの飛距離及びその飛距離での落下範囲として設定した横幅の長さ比率に合わせて設定されている
ことを特徴とする請求項4記載の標的設定具を提供する。

Claims (5)

  1. ゴルフ練習用エリアにおいてボールを受ける向きに張設される第一標的ネットと、
    前記第一標的ネットの手前上部に配置される支持体から、ボールを受ける向きで、且つ左右に離間して並ぶように垂下させられる一対の第二標的ネットと、を備える
    ことを特徴とするゴルフ練習用標的。
  2. 前記支持体はレール状部材で、
    第二標的ネットは前記レール状部材に沿ってスライド可能である
    ことを特徴とする請求項1記載のゴルフ練習用標的。
  3. 前記第一標的ネットと前記第二標的ネットが色違いである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のゴルフ練習用標的。
  4. 二等辺三角形の板状に形成されており、
    前記頂点から底辺に向かう垂線が描かれている
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のゴルフ練習用標的の設置に用いる標的設定具。
  5. 前記垂線と前記底辺の長さ比率が、ボールの飛距離及びその飛距離での落下範囲として設定した横幅の長さ比率として設定される横幅の長さ比率に合わせて設定されている
    ことを特徴とする標的設定具。
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