JP3242280B2 - 磁気抵抗素子用多層膜およびその製造方法 - Google Patents
磁気抵抗素子用多層膜およびその製造方法Info
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Description
サ、回転センサ等に用いられる磁気抵抗素子用の多層膜
およびその製造方法に関する。
気抵抗(MR)効果材料として、Ni-Fe合金薄膜
(パーマロイ薄膜)が知られているが、パーマロイ薄膜
の抵抗変化率は2〜3%が一般的である。従って、今
後、磁気記録における線記録密度およびトラック密度の
向上あるいは磁気センサにおける高分解能化に対応する
ためには、より抵抗変化率(MR比)の大きい磁気抵抗
効果材料が望まれている。
る現象が、Fe/Cr交互積層膜、あるいは、Co/C
u交互積層膜などの多層薄膜で発見されている。これら
の多層薄膜においては、FeやCoなどからなる各強磁
性金属層の磁化がCrやCuなどからなる非磁性金属層
を介して磁気的な相互作用を起こし、積層された上下の
強磁性金属層の磁化が、反平行状態を保つように結合し
ている。即ち、これらの構造においては、非磁性金属層
を介して交互に積層された強磁性金属層が、一層毎に磁
化の向きを反対方向に向けて積層されている。そして、
これらの構造においては、適当な外部磁界が印加される
と、各強磁性金属層の磁化の向きが同じ方向に揃うよう
に変化する。
化が反平行状態の場合と平行状態の場合では、Fe強磁
性金属層とCr非磁性金属層の界面、あるいは、Co強
磁性金属層とCu非磁性金属層の界面における伝導電子
の散乱のされ方が、伝導電子のスピンに依存して異なる
と言われている。従ってこの機構に基づくと、各強磁性
金属層間の磁化の向きが反平行状態の時は電気抵抗が高
く、平行状態の時は電気抵抗が低くなり、抵抗変化率と
して従来のパーマロイを上回る、いわゆる、巨大磁気抵
抗効果を発生する。このようにこれらの多層薄膜は、従
来のNi-Feの単層薄膜とは根本的に異なるMR発生
機構を有している。
は、各強磁性金属層の磁化の向きを反平行とするように
作用する強磁性金属層間の磁気的相互作用が強すぎるた
めに、各強磁性金属層の磁化の向きを平行に揃えるため
には、非常に大きな外部磁界を作用させなくてはならな
い問題がある。従って、強い磁界をかけないと大きな抵
抗変化が起こらないことになり、磁気ヘッドなどのよう
に磁気記録媒体からの微小な磁界を検出する装置に適用
した場合に満足な高い感度が得られないという問題があ
った。
層間に働く磁気的な相互作用を過度に強くしないよう
に、CrやCuなどからなる非磁性金属層の厚さを調整
し、各強磁性金属層の磁化の向きの相対的な方向を磁気
的相互作用とは別の方法により制御することが有効と思
われる。従来、このような磁化の相対的な方向制御技術
として、FeMnなどの反強磁性層を設けることによ
り、一方の強磁性金属層の磁化の向きを固定し、この強
磁性金属層の磁化の向きが外部磁界に対して動き難いよ
うに構成し、他方の強磁性金属層の磁化の向きを自由に
動けるように構成することにより、微小な磁界による動
作を可能にした技術が提案されている。
示されているこの種の技術を応用した構造の磁気抵抗セ
ンサの一例を示すものである。図7に示す磁気抵抗セン
サAは、非磁性の基板1に、第1の磁性層2と非磁性ス
ペーサ3と第2の磁性層4と反強磁性層5を積層して構
成されるものであり、第2の磁性層4の磁化の向きBが
反強磁性層5による磁気的交換結合により固定されると
ともに、第1の磁性層2の磁化の向きCが、印加磁界が
ない時に第2の磁性層4の磁化の向きBに対して直角に
向けられている。ただし、この第1の磁性層2の磁化の
向きCは固定されないので外部磁界により回転できるよ
うになっている。
すると、印加磁界hの方向に応じて第1の磁性層2の磁
化の向きCが点線矢印の如く回転するので、第1の磁性
層2と第2の磁性層4との間で磁化に方向の角度差が生
じることになるために、抵抗変化が起こり、これにより
磁場検出ができるようになる。
し、他方の磁性層の磁化の向きを自由とした構成の磁気
抵抗センサの他の例として、図8に示すように、基板6
上にNiOの反強磁性層7と、Ni-Feの磁性層8
と、Cuの非磁性金属層9と、Ni-Feの磁性層10
と、Cuの非磁性金属層11と、Ni-Feの磁性層1
2と、FeMnの反強磁性層13を順次積層した構造の
磁気抵抗センサBが知られている。この例の構造におい
ては、反強磁性層7、13によりそれらに隣接する強磁
性金属層8、12の磁化がそれぞれ固定され、強磁性金
属層8、12の間に非磁性金属層9、11を介して挟ま
れた強磁性金属層10の磁化が外部磁界に応じて回転可
能に構成されている。
ンサであると、微小な印加磁界の変化に対して磁気抵抗
センサAおよび磁気抵抗センサBの抵抗変化が直線的に
感度良く変化する利点がある。また、第1の磁性層2と
してNi-Feなどの軟磁性材料を用いると、その軟磁
性を利用することができ、ヒステリシスが少ないなどの
利点を有する。
るいは図8に示す構造の磁気抵抗センサはFeMnの反
強磁性層5で隣接する第2の磁性層4の磁化を固定する
か、上下のFeMnとNiOの反強磁性層7、13でそ
れらの間の強磁性金属層8、12の磁化を固定し、それ
らの間の磁性層10の磁化を自由にする構造であるの
で、巨大磁気抵抗効果に寄与するNi-Fe(磁性層)
/Cu(非磁性金属層)の界面の数を多くできない制約
があり、MR比の大きさに制約を生じる問題があった。
また、反強磁性層5、7の構成材料として用いられるF
eMnは、耐食性および耐環境性の面から見て不利な問
題がある。
ンサの変形的な構造例として、図9に示すように、ガラ
ス基板15上に、Cuの非磁性層16とCoの硬質磁性
材料膜17とCuの非磁性層18とNi-Feの軟質磁
性材料膜19を複数回繰り返し積層した構造が知られて
いる。図9に示す構造の磁気抵抗センサは、硬質磁性材
料膜17と軟質磁性材料膜19の保磁力差を利用し、非
磁性層18の厚さを所定の厚さに調整することで、両磁
性層17、19の磁化の向きを平行にあるいは反平行に
することができ、これにより巨大磁気抵抗効果を得るこ
とができる。そしてこの構造の磁気抵抗センサは、積層
数を自由に変更できるので、図7と図8に示す構造の磁
気抵抗センサよりも大きなMR比を得ることができる特
徴がある。
サにあっては、以下に説明するような問題があった。C
oの硬質磁性材料膜17とNi-Feの軟質磁性材料膜
19を基板上に成膜する場合、通常の膜厚は10〜50
オングストロームであるが、この範囲の膜厚では、Co
の結晶がnmオーダーの微細結晶粒になり易いので、微
細結晶粒生成効果により軟質磁性材料的な性質に変化し
やすくなるために、硬質磁性材料膜17の保磁力が低下
し、結果的にNi-Feの軟質磁性材料膜19との間の
保磁力差が小さくなってしまう問題がある。
成膜処理を行い、Coの硬質磁性材料膜17の保磁力を
できる限り大きく形成し、Ni-Feの軟質磁性材料膜
19の保磁力をできる限り小さく形成して保磁力差を大
きくしようとする提案も見られるが、この場合は磁場中
で成膜する必要があり、特殊な成膜装置が必要になる問
題があった。
の代わりにCo-Pt膜などの硬質磁性材料膜を使用す
る試みも見られるが、この場合は、硬質磁性材料膜の磁
界が漏洩磁界となって軟質磁性材料膜の保磁力に影響を
及ぼし、軟質磁性材料膜の保磁力が大きくなる問題があ
る。即ち、硬質磁性材料膜の保磁力が大きいことによっ
て漏れ磁束が多くなり、その結果として磁気抵抗センサ
としての感度(単位磁界あたりの抵抗変化率)が劣化し
てしまう問題があった。更に前記の構造では、軟磁性材
料膜にNi-Fe合金、硬質磁性膜にCoまたはCo-P
t合金等を使用するため、非磁性膜を介した両磁性金属
膜において伝導電子の受けるポテンシャルが異なるよう
になる。このような構造では、このように異なる磁性物
質の組み合わせで使用されることにより、巨大磁気抵抗
効果に寄与するスピン異存散乱以外の散乱が生じ、その
影響で磁気抵抗効果も目減りするという問題があった。
あり、図7あるいは図8に示す従来構造ではできなかっ
た磁性膜の多層膜構造を実現できる積層構造にすること
により、高いMR比を得ることができると同時に、図9
に示す従来構造では避けられなかった硬質磁性材料膜の
漏洩磁界の問題を解消してMRセンサとしての感度低下
を防止するとともに、Fe-Mn等の反強磁性膜を用い
る必要が無く、耐環境性の面で問題を生じない磁気抵抗
多層膜およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
記課題を解決するために、非磁性膜を2つの異なる保磁
力を有する強磁性金属膜で挟み込んでなる積層ユニット
膜を、複数、基材上に積層してなり、前記非磁性膜を挟
む強磁性金属膜のうちの一方を、単体金属または合金の
微細結晶粒の集合体からなる低保磁力磁性膜とし、他方
を、単体金属または合金の微細結晶粒とそれら微細結晶
粒の粒界に偏析した非磁性析出相とを具備する高保磁力
磁性膜とし、前記非磁性析出相を、微細結晶粒の相互間
の磁気的交換結合を弱める相としてなるものである。
を、Co、Ni-Fe合金、Co-Ni-Fe合金、Fe
の中から選択される少なくとも1種とすることができ
る。また、本発明において、高保磁力磁性膜を、Co-
Cu合金、Co-Ag合金、Co-Au合金、Fe-Ag
合金、Fe-Au合金、Fe-Cu合金、Fe-Cr合
金、Ni-Fe-Ag合金、Ni-Fe-Cu合金、Ni-
Fe-Au合金、Ni-Fe-Cr合金、Co-Ni-Fe-
Cu合金、Co-Ni-Fe-Ag合金、Co-Ni-Fe-
Au合金、Co-Ni-Fe-Cr合金の中から選択され
る少なくとも1種とすることもできる。
性膜の組成を、前記低保磁力磁性膜の組成に対しCu、
Au、Ag、Crより選択される少なくとも1種以上の
非磁性の金属元素を添加した組成にすることができる。
また、前記高保磁力磁性膜と低保磁力磁性膜の間の非磁
性膜の膜厚を、20〜50オングストロームの範囲とす
ることができる。
30nm以下の体心立方構造のFeまたは六方稠密構造
あるいは面心立方構造のCoを主成分とする合金から構
成することもできる。更に、本発明において、低保磁力
磁性膜を、(Fe 1-a Z a)b B x M yなる組成式で
示される軟磁性合金、あるいは、(Fe 1-a Z a)tM
zCwなる組成式で示される軟磁性合金から構成しても良
い。ただし前記組成式において、Zは、Ni、Coのう
ち1種または2種、Mは、Ti、Zr、Hf、V、N
b、Ta、Mo、Wからなる群から選ばれた1種または
2種以上の元素であり、かつ、Zr、Hf、Nbのうち
いずれかを含み、0≦a≦0.2、b=75〜93原子
%、x=0.5〜18原子%、y=4〜9原子%、t=5
0〜96原子%、z=2〜30原子%、w=0.5〜25
原子%である。
粒と、高保磁力磁性膜の一部を構成する微細結晶粒と
を、同じ強磁性金属から構成することが好ましい。
に記載の構造の磁気抵抗素子用多層膜を製造する方法に
おいて、強磁性金属に対して通常の条件では固溶しない
非磁性元素を過飽和固溶体として含ませた強磁性金属膜
と、非磁性膜と、低保磁力磁性膜とを積層してなる予備
積層ユニット膜を基材上に複数積層して積層体を形成
し、次いで、この積層体に熱処理を施して前記過飽和固
溶体から前記強磁性金属に対して固溶しない非磁性元素
を析出させ、強磁性金属からなる微細結晶粒と、微細結
晶粒の粒界に析出させた非磁性元素からなる非磁性析出
相からなる高保磁力磁性膜を形成するものである。
気抵抗素子用多層膜を製造する場合に、移動自在な基板
ホルダに基板を装着し、低保磁力磁性膜形成用のターゲ
ットと高保磁力磁性膜形成用のターゲットのうち、膜組
成が合金組成の場合に、その合金を構成する単独元素の
ターゲットを複数用意し、合金膜を積層する場合に、複
数の単体元素ターゲットを同時に放電しながら複数の単
体元素ターゲットに順次基板を繰り返し接近させて複数
の元素を堆積させることで合金組成の磁性膜を成膜する
こともできる。
磁性膜と高保磁力磁性膜で挟んだ構造であり、高保磁力
磁性膜が、微細結晶粒と非磁性析出相からなり、非磁性
析出相が微細結晶粒の磁気的交換結合を弱める相である
ので、高保磁力磁性膜の磁化の向きが固定され、低保磁
力磁性膜の磁化の向きが回転可能にされる結果、高保磁
力磁性膜と低保磁力磁性膜の磁化の向きが平行にあるい
は反平行に容易に変化するので、これにより巨大磁気抵
抗効果を奏することができる。
Co-Ag合金、Co-Au合金、Fe-Ag合金、Fe-
Au合金、Fe-Cu合金、Fe-Cr合金、Ni-Fe-
Ag合金、Ni-Fe-Cu合金、Ni-Fe-Au合金、
Ni-Fe-Cr合金、Co-Ni-Fe-Cu合金、Co-
Ni-Fe-Ag合金、Co-Ni-Fe-Au合金、Co-
Ni-Fe-Cr合金の中から選択される少なくとも1種
ならば、強磁性金属で膜の状態では保磁力が本来低い材
料であっても、微細結晶粒を非磁性析出相が分断する効
果により保磁力の高い硬質磁性膜になるので、確実に高
保磁力磁性膜が得られる。また、これらのような高保磁
力磁性膜の保磁力は、高保磁力媒体として知られるCo
-Pt合金等よりも小さいので、磁化の回転が行われる
低保磁力磁性膜への磁気的影響は少なく、漏洩磁界によ
る悪影響は生じない。
構成する主要元素と高保磁力磁性膜を構成する主要元素
を同じにすることができ、非磁性膜を介した両磁性膜側
において伝導電子の受けるポテンシャルを同じにできる
ために、巨大磁気抵抗効果に寄与するスピン依存散乱以
外の散乱を生じさせることがないので、大きな磁気抵抗
効果が得られる。
n等の電気抵抗の高い反強磁性膜を必要としないので、
伝導電子の平均自由行程内に複数の積層ユニット膜を積
層することができ、これによりMR比が大きくなる。
磁力磁性膜を形成する場合、非平衡状態の過飽和固溶体
の膜として一旦形成した後にこの膜を熱処理して非磁性
析出相を析出させることで微細結晶粒を分断することで
高保磁力磁性膜を得ることができる。また、合金組成の
磁性膜を形成する場合に複数の単体金属ターゲットの間
で基板を行き来させることで最終的には合金組成の磁性
膜が得られる。
る。図1は本発明に係る磁気抵抗素子用多層膜の第1の
構造例を示すもので、この例の磁気抵抗素子用多層膜D
にあっては、非磁性体の基板20上にバッファ膜21が
形成され、その上に、高保磁力磁性膜23と非磁性膜2
4と低保磁力磁性膜25とからなる積層ユニット膜26
が、非磁性膜24を介して複数積層されて構成されてい
る。
2O3、TiC、SiC、Al2O3とTiCとの燒結体、
Znフェライトなどに代表される非磁性体から構成され
ている。前記バッファ膜21は、Ta、Cr、Fe、C
u、Au、Ag、Pt、Ge、Ru、W、Nb、Zr、
Rhの少なくとも1種などからなり、基板20と成膜物
質の濡れ性を良くし、平坦性を向上させる目的と各膜の
結晶配向性を整える目的で形成されたものであるので、
基板20として濡れ性の良好なものを用いる場合や配向
性が良好な成膜条件が選択される場合は特に用いる必要
が無く、省略しても差し支えない。
r、Au、Agなどに代表される非磁性体からなり、2
0〜50オングストロームの厚さに形成されている。こ
こで非磁性膜24の厚さが20オングストロームより薄
いと、非磁性膜24を挟む上下の膜の間で磁気的結合が
起こりやすくなる。また、非磁性膜24が50オングス
トロームより厚いと、積層膜全体の膜厚が大きくなりす
ぎるとともに、電流の分流効果によりMR特性が減少す
るので好ましくない。
0オングストロームの範囲に形成されてなるもので、C
o-Cu合金、Co-Ag合金、Co-Au合金、Fe-A
g合金、Fe-Au合金、Fe-Cu合金、Fe-Cr合
金、Ni-Fe-Ag合金、Ni-Fe-Cu合金、Ni-
Fe-Au合金、Ni-Fe-Cr合金、Co-Ni-Fe-
Cu合金、Co-Ni-Fe-Ag合金、Co-Ni-Fe-
Au合金、Co-Ni-Fe-Cr合金の中から選択される
少なくとも1種とされていることが好ましい。そして、
高保磁力磁性膜23は、図2に示すように主成分とする
金属の柱状の微細結晶粒30と、この微細結晶粒30を
分断する非磁性析出相31から構成されている。
場合、主成分となる金属に対して添加元素である各種の
成分は通常の条件では固溶しないが、成膜状態では強制
固溶した過飽和固溶体(非平衡相)の状態になってい
る。そして、この成膜したままの膜に対し、後述するよ
うな熱処理を施すと、過飽和固溶体の中から前記の添加
元素が主成分の微細結晶粒を囲むように析出し、図2に
示すように膜厚方向に伸びる主成分の柱状の微細結晶粒
30を非磁性の添加成分からなる非磁性析出相31が分
断した構造となる。従って前記主成分元素の微細結晶粒
30どうしの直接的な磁気的交換結合が弱まってこの高
保磁力磁性膜23は、保磁力の高い硬質磁性体となる。
30オングストロームの範囲に形成されてなるもので、
Co、Ni-Fe合金、Co-Ni-Fe合金、Feの中
から選択される少なくとも1種とされてなることが好ま
しい。前記の金属または合金を10〜30オングストロ
ームの範囲の厚さに成膜すると、個々の結晶は図2に示
すようにnmオーダーの微細結晶粒33となり、これに
よるナノ結晶効果により軟磁気特性に優れた膜となる。
従って低保磁力磁性膜25は軟質磁性体となる。この低
保磁力磁性膜25はFeを主成分とする場合、体心立方
(bcc)構造であり、Coを主成分とする場合は、六
方稠密(hcp)構造または面心立方構造(fcc)構
造となり、その平均結晶粒径は、30nm以下であるこ
とが好ましい。
金の他に以下に説明する磁性材料を用いて低保磁力磁性
膜25を形成しても良い。即ち、低保磁力磁性膜25
が、(Fe 1-a Z a)b B x M yなる組成式で示され
る軟磁性合金、あるいは、(Fe 1-a Z a)tMzCwな
る組成式で示される軟磁性合金から構成されていても良
い。
Coのうち1種または2種、Mは、Ti、Zr、Hf、
V、Nb、Ta、Mo、Wからなる群から選ばれた1種
または2種以上の元素であり、かつ、Zr、Hf、Nb
のうちいずれかを含み、0≦a≦0.2、b=75〜93
原子%、x=0.5〜18原子%、y=4〜9原子%、t=
50〜96原子%、z=2〜30原子%、w=0.5〜2
5原子%である。
差を有する磁性膜23、25で挟んだ構造の積層体が構
成されたことになり、この積層体は、大きなMR比を発
揮するようになる。また、この構造では、Fe-Mnの
ような耐環境性や耐食性に問題のある膜を用いる必要が
ないので、環境面あるいは耐食性の面での問題を生じな
い。また、Fe-Mnのような電気抵抗の高い膜が不用
のために、伝導電子の平均自由行程内での積層ユニット
膜26の積層回数を従来のものより多くすることがで
き、MR比を大きくできる。次に、前記の高保磁力磁性
膜23と非磁性膜24と低保磁力磁性膜25の組み合わ
せにおいてCo-Cu合金とCuとCoの組み合わせが
容易に実現できるので、成膜の際に用いるスパッタ装置
としてターゲットの少ないスパッタ装置であっても容易
に適用することができ、高価な成膜装置を必要としない
分製造コストを下げることができる。
合わせにより高保磁力磁性膜23と非磁性膜24と低保
磁力磁性膜25を構成すると、高保磁力磁性膜23を構
成する微細結晶粒としてCoの微細結晶粒を用いること
ができるので、低保磁力磁性膜25を構成するCoと同
等の元素を用いることができ、それにより、高保磁力磁
性膜23と低保磁力磁性膜25で伝導電子の受けるポテ
ンシャルを同じにできるので、巨大磁気抵抗効果に寄与
するスピン依存散乱以外の散乱を少なくでき、これによ
り大きな巨大磁気抵抗効果を得ることができる。
u合金からなる高保磁力磁性膜23は、後述する如く、
Mr/Ms>0.7、Hc(保磁力)>100〜500
Oeであり、Co-Pt合金などの硬質磁性膜と比較し
て他の磁性膜への磁気的な影響を少なくすることができ
る。なお、Mr/Msは、通常、角形比と称される値で
ある。
一例について説明する。前記の多層膜を製造するにはス
パッタ装置などの成膜装置を用い、得ようとする金属膜
あるいは合金膜の組成に応じた複数のターゲットを用い
て適当な基板上に順次必要な膜を積層してゆけば良い。
しかしながら、多数のターゲットを用いるスパッタ装置
などは高価であるので必要最低限の数のスパッタターゲ
ットを用いて多層膜を製造するには、以下に説明する方
法で製造することが好ましい。
Cu合金膜とCu膜とCo膜を有す多層膜を形成する場
合について説明すると、図3に示すように基板20を上
面に支持可能な回転自在の円盤型基板ホルダ40を用
い、基板ホルダ40の上方に、バッファ膜形成用のター
ゲット41とCo膜形成用のターゲット42とCu膜形
成用のターゲット43を基板ホルダ40の周回りに12
0度おきに配置した成膜装置を用いて成膜を行うことが
好ましい。また、成膜雰囲気は、Arガス、水素ガス、
Neガス、Xeガスの少なくとも1種あるいはそれらの
混合ガス雰囲気などの雰囲気で行うことができる。
バッファ膜22を形成するには、基板ホルダ40を回転
させてバッファ膜形成用のターゲット41の下に基板2
0を移動させてから基板ホルダ40の回転を停止し、こ
の状態でターゲット41を放電してスパッタ粒子を飛ば
して基板20上に所定厚さのバッファ膜22を成膜す
る。バッファ膜22の成膜が終了したならば、ターゲッ
ト41の放電を停止させた後、基板ホルダ40を回転さ
せて基板20をCo膜形成用のターゲットの下方とCu
膜形成用のターゲットの下方を順次一定時間毎に通過す
るように調整し、両方のターゲット42、43に同時に
放電する。この処理により、CuとCoの両元素を堆積
できるのでCo中にCuを過飽和固溶体として強制固溶
した非平衡状態のCo-Cu合金膜を成膜できる。
ば、ターゲット43の下方に基板を停止させてターゲッ
ト43のみに放電することでCu膜を成膜することがで
き、Cu膜の成膜が終了したならばターゲット42の下
方に基板20を移動させてターゲット42のみに放電し
て成膜することでCo膜を成膜できる。以上の処理を適
宜繰り返すことで予備積層ユニットを得ることができ
る。この予備積層ユニットを得たならば、これに熱処理
を施すことで前記非平衡状態の過飽和固溶体のCo-C
u合金から非磁性金属のCuを析出させて非磁性析出膜
を生成し、図1と図2に示す構造の多層膜を得ることが
できる。この場合の熱処理温度は、200〜500℃の
範囲で行うことが好ましい。200℃以下の温度では、
合金から非磁性金属の析出が生じない。もしくは、非常
に長時間を必要とするために、実用上好ましくない。ま
た、500℃以上の温度では、界面拡散が生じ、多層膜
としてのシャープな界面が得られなくなるために、磁気
抵抗効果が損なわれてしまう。
ーゲットを備えたスパッタ装置で製造することができる
ようになる。また、前記の方法であれば、特に磁場中成
膜を行う必要もない。なお、前記の製造方法において、
合金膜が生成されにくい場合は、基板に適当なバイアス
電圧を与え、基板へのイオン衝撃により合金成分の混合
作用を生じさせながら成膜すれば良い。
通常は過飽和固溶体の膜が生成されるので、その後処理
として熱処理を施し、熱処理により過飽和固溶体の膜か
ら非磁性析出相を生成させるが、成膜条件(基板ホルダ
の回転速度、バイアス電圧、投入パワー)や合金組成に
よっては成膜状態のままで一部非磁性析出相を析出させ
た状態とすることもできるので、そのような膜を得た場
合は特に熱処理を行わなくとも良いのは勿論である。
て説明する。高周波マグネトロンスパッタ装置を用い
て、シリコンウエハ基板の(100)面上に、あるいは
ガラスからなる基板上に、厚さ50オングストロームの
Taバッファ膜を形成した。また、Co、Cu、Co-
Cu合金からなる積層ユニット膜をCuの非磁性膜を介
して複数積層して図1に示す構造と同等の構造(繰り返
し積層回数5回)の多層膜を得た。
a膜、Co膜、Co-Cu合金膜の成膜については10
0W、Cu膜の成膜については75Wに設定し、Arガ
ス圧を1mTorrとした。Taバッファ膜の厚さを50オ
ングストローム、Co膜の厚さを15オングストロー
ム、Cu膜の厚さを25オングストローム、Co-Cu
合金膜の厚さを10オングストロームとした。また、成
膜後に300℃で10分間加熱する熱処理を施した。
抗変化曲線を図5にそれぞれ示す。図4に示すように磁
化曲線中に段差が見られることから、この実施例の試料
は高保磁力磁性膜と低保磁力磁性膜でそれぞれ磁化の向
きが独立に挙動していることが明らかになった。また、
図5に示す結果からこの試料は、従来構造よりも遥かに
小さな磁界で電気抵抗が変化するので、微小磁界を検出
するための磁気ヘッド用あるいは磁気センサ用などとし
て好適であることが明らかになった。
て、Co膜/Cu膜/Co-Cu合金膜の構成を1ユニ
ットとして、そのユニットをn回繰り返し積層した場合
の抵抗変化率ΔR/R特性変化を測定した。その結果を
図6に示す。図6に示す結果から、繰り返し積層数を多
くすることでΔR/Rの値が向上することが明らかにな
った。次に、積層回数が1の場合の各特性の測定結果を
以下の表1に示す。
えた図3に示す基板ホルダを備えた高周波マグネトロン
スパッタ装置により、図1の構造の多層膜を製造した。
基板はSiウェハあるいはガラス基板を用いた。スパッ
タ条件は、Ta膜、Co膜の積層においてはRFパワー
を100W、Arガス圧を1mTorrとし、Cu膜はRF
パワーを75W、Arガス圧1mTorrとし、基板を各タ
ーゲットに対面させた位置に固定して成膜した。また、
Co-Cu合金膜は、CoターゲットをRFパワー10
0WでCuターゲットをRFパワー75Wで2種同時に
放電し、基板がそれぞれのターゲット上を交互に通過す
るように1rpsの回転速度で回転させながらArガス
圧1mTorrの雰囲気で3オングストローム/Sのスパッ
タレートで成膜した。この際、各ターゲットを通過する
間に基板に成膜される単体金属膜厚は3オングストロー
ム以下とした。
が50オングストローム、Co膜厚が10オングストロ
ーム、Cu膜厚が40オングストローム、Co-Cu膜
厚が10オングストロームであった。また、成膜後30
0℃で10分間加熱する熱処理を施した。以上の如く得
られた多層膜の各特性は先の実施例の多層膜のものと同
等であった。
を低保磁力磁性膜と高保磁力磁性膜で挟んだ構造であ
り、高保磁力磁性膜が、微細結晶粒と非磁性析出相から
なり、非磁性析出相が微細結晶粒の磁気的交換結合を弱
める相であるので、高保磁力磁性膜の磁化の向きがピン
止めされ、低保磁力磁性膜の磁化の向きが外部磁界に応
じて自由に回転するので、高保磁力磁性膜と低保磁力磁
性膜の磁化の向きが平行にあるいは反平行に容易に変化
し、これにより巨大磁気抵抗効果を奏することができ
る。
金、Co-Ag合金、Co-Au合金、Fe-Ag合金、
Fe-Au合金、Fe-Cu合金、Fe-Cr合金、Ni-
Fe-Ag合金、Ni-Fe-Cu合金、Ni-Fe-Au
合金、Ni-Fe-Cr合金、Co-Ni-Fe-Cu合
金、Co-Ni-Fe-Ag合金、Co-Ni-Fe-Au合
金、Co-Ni-Fe-Cr合金の中から選択される少な
くとも1種であるならば、強磁性金属で膜の状態では保
磁力が本来低い材料であっても、微細結晶粒を非磁性析
出相が分断する効果により保磁力の高い硬質磁性膜にで
きるので、確実に高保磁力磁性膜が得られる。また、こ
れらのような高保磁力磁性膜の保磁力は、高保磁力媒体
として知られるCo-Pt合金等よりも小さいので、磁
化の回転が行われる低保磁力磁性膜への漏洩磁界の磁気
的影響は少なく、漏洩磁界により多層膜全体の保磁力が
高くなってしまう悪影響は生じ難い。
1-a Z a)b B x M yなる組成式で示される軟磁性合
金からなるもの、あるいは、(Fe 1-a Z a)tMzCw
なる組成式で示される軟磁性合金からなるものを用いる
ことができ、これらの磁性膜を用いることでも先に説明
した場合と同様に良好な巨大磁気抵抗効果を得ることが
できる。
構成する主要元素と高保磁力磁性膜を構成する主要元素
を基本的に同じにすることができ、非磁性膜を挟む低保
磁力磁性膜と高保磁力磁性膜において伝導電子の受ける
ポテンシャルを同じにできるために、巨大磁気抵抗効果
に寄与するスピン依存散乱以外の散乱を生じさせること
がなく、大きな磁気抵抗効果を得ることができる。
等の電気抵抗の高い磁性膜を必要としないので、伝導電
気の平均自由行程内に複数の積層ユニット膜を積層する
ことができ、これにより従来構造では複数積層してもM
R比を大きくできなかったのに比べてMR比を大きくで
きる。
て、高保磁力磁性膜を形成する場合に、非平衡状態の過
飽和固溶体の膜として一旦形成した後にこの膜を熱処理
して非磁性析出相を析出させ、微細結晶粒を分断するこ
とで高保磁力磁性膜を得ることができる。このようにす
るならば、低保磁力磁性膜と実質的には同じ強磁性金属
を用いても、高い保磁力の磁性膜を得ることができる。
従って、非磁性膜を挟んで高保磁力磁性膜と低保磁力磁
性膜を設ける構造としても、巨大磁気抵抗効果に影響す
る伝導電子の受けるポテンシャルとして同じ強磁性金属
が有するものを利用できる多層膜を得ることができるの
で、従来構造よりも高いMR比を有する多層膜を製造す
ることができる。
複数の単体金属ターゲットの間で基板を行き来させるこ
とで最終的には合金組成の磁性膜を得るとともに、単体
金属ターゲットで他の磁性膜を成膜するならば、単体金
属製の磁性膜と合金製の磁性膜を自由に積層することが
でき、本発明に係る多層膜を得ることができる。
断面図である。
一例を示す図である。
ある。
とΔR/Rの関係を示す図である。
示す分解図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 非磁性膜を2つの異なる保磁力を有する
強磁性金属膜で挟み込んでなる積層ユニット膜が、複
数、基材上に積層されてなり、 前記非磁性膜を挟む強磁性金属膜のうちの一方が、単体
金属または合金の微細結晶粒の集合体からなる低保磁力
磁性膜であり、他方が、単体金属または合金の微細結晶
粒とそれら微細結晶粒の粒界に偏析した非磁性析出相と
を具備する高保磁力磁性膜であり、前記非磁性析出相
が、微細結晶粒の相互間の磁気的交換結合を弱める相と
されてなることを特徴とする磁気抵抗素子用多層膜。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気抵抗素子用多層膜
において、低保磁力磁性膜が、Co、Ni-Fe合金、
Co-Ni-Fe合金、Feの中から選択される少なくと
も1種とされてなることを特徴とする磁気抵抗素子用多
層膜。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の磁気抵抗素子
用多層膜において、高保磁力磁性膜が、Co-Cu合
金、Co-Ag合金、Co-Au合金、Fe-Ag合金、
Fe-Au合金、Fe-Cu合金、Fe-Cr合金、Ni-
Fe-Ag合金、Ni-Fe-Cu合金、Ni-Fe-Au
合金、Ni-Fe-Cr合金、Co-Ni-Fe-Cu合
金、Co-Ni-Fe-Ag合金、Co-Ni-Fe-Au合
金、Co-Ni-Fe-Cr合金の中から選択される少な
くとも1種とされてなることを特徴とする磁気抵抗素子
用多層膜。 - 【請求項4】 前記高保磁力磁性膜の組成が、前記低保
磁力磁性膜の組成に対し、Cu、Au、Ag、Crより
選択される少なくとも1種以上の非磁性の金属元素を添
加した組成にされてなることを特徴とする請求項1、2
または3記載の磁気抵抗素子用多層膜。 - 【請求項5】 前記非磁性膜の膜厚が、20〜50オン
グストロームの範囲とされてなることを特徴とする請求
項1、2、3または4記載の磁気抵抗素子用多層膜。 - 【請求項6】 前記低保磁力磁性膜が、平均結晶粒径3
0nm以下の体心立方構造のFe、もしくは六方稠密構
造または面心立方構造のCoを主成分とする合金から構
成されてなることを特徴とする請求項1、2、3、4ま
たは5記載の磁気抵抗素子用多層膜。 - 【請求項7】 前記低保磁力磁性膜が、(Fe 1-a Z
a)b B x M yなる組成式で示される軟磁性合金、あ
るいは、(Fe 1-a Z a)t MzCwなる組成式で示さ
れる軟磁性合金から構成されてなることを特徴とする請
求項6記載の磁気抵抗素子用多層膜。ただし前記組成式
において、Zは、Ni、Coのうち1種または2種、M
は、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、Wから
なる群から選ばれた1種または2種以上の元素であり、
かつ、Zr、Hf、Nbのうちいずれかを含み、0≦a
≦0.2、b=75〜93原子%、x=0.5〜18原子
%、y=4〜9原子%、t=50〜96原子%、z=2〜
30原子%、w=0.5〜25原子%である。 - 【請求項8】 低保磁力磁性膜を構成する微細結晶粒
と、高保磁力磁性膜の一部を構成する微細結晶粒とが、
同じ強磁性金属から構成されてなることを特徴とする請
求項1、2、3、4、5または6記載の磁気抵抗素子用
多層膜。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の磁気抵
抗素子用多層膜を製造する方法であって、 強磁性金属に対して通常の条件では固溶しない非磁性元
素を過飽和固溶体として含ませた強磁性金属膜と、非磁
性膜と、低保磁力磁性膜とを積層してなる予備積層ユニ
ット膜を基材上に複数積層して積層体を形成し、 次いで、この積層体に熱処理を施して前記過飽和固溶体
から前記強磁性金属に対して固溶しない非磁性元素を析
出させ、強磁性金属からなる微細結晶粒と、微細結晶粒
の粒界に析出させた非磁性元素からなる非磁性析出相か
らなる高保磁力磁性膜を形成することを特徴とする磁気
抵抗素子用多層膜の製造方法。 - 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載の磁気
抵抗素子用多層膜の製造方法であって、 移動自在な基板ホルダに基板を装着し、低保磁力磁性膜
形成用のターゲットと高保磁力磁性膜形成用のターゲッ
トのうち、膜組成が合金組成の場合に、その合金を構成
する単独元素のターゲットを複数用意し、合金膜を積層
する場合に、複数の単体元素ターゲットを同時に放電し
ながら複数の単体元素ターゲットに順次基板を繰り返し
接近させて複数の元素を堆積させることで合金組成の磁
性膜を成膜することを特徴とする磁気抵抗素子用多層膜
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08060295A JP3242280B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 磁気抵抗素子用多層膜およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08060295A JP3242280B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 磁気抵抗素子用多層膜およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08279118A JPH08279118A (ja) | 1996-10-22 |
| JP3242280B2 true JP3242280B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=13722887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08060295A Expired - Fee Related JP3242280B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 磁気抵抗素子用多層膜およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3242280B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP08060295A patent/JP3242280B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08279118A (ja) | 1996-10-22 |
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