JP3247907U - 形状測定ゲージ - Google Patents

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清隆 東海
良和 東海
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東海樹脂工業株式会社
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【課題】被測定物の形状の規定値からの変位を量として把握することができる形状測定ゲージを提供する。【解決手段】形状測定ゲージ1は、フロントガラス90の被測定面としての内側面92の形状が略型取りされ、測定時にフロントガラス90が据え置かれる型枠20と、型枠20の測定面21に装着され、フロントガラス90の内側面92と測定面21との間隔を確保しつつ、フロントガラス90を支持する支持部23と、を備える。また、測定面21には、フロントガラス90の外周輪郭93に接して、型枠20に対してフロントガラス90の据え置かれる位置を固定するガイド部25と、測定面21の外周部34に、測定面21とフロントガラス90の内側面92との距離を計測し、フロントガラス90の基準見本との変位を測定する複数の磁歪式変位センサ50と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、曲面ガラスなどの形状を測定する形状測定ゲージに関する。
従来、曲面ガラスなどの形状を測定する形状測定ゲージとして、下記特許文献1に、形状の規定値からの変位について許容誤差内に収まっているか否かを判定する光電スイッチが、被測定物の外周部に沿って、複数備えられた形状測定ゲージが記載されている。
実開昭63-142710号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の形状測定ゲージは、光電スイッチが形状の変位を許容誤差内に収まっているか否かを合否で判定するのみで、形状の変位を量として把握することができないという課題があった。
本考案は、上述の点に鑑みてなされたものであり、被測定物の形状の規定値からの変位を量として把握することができる形状測定ゲージを提供することを目的とする。
本明細書の実施形態に係る形状測定ゲージは、被測定物の被測定面の形状が略型取りされ、測定時に該被測定物の該被測定面が据え置かれる型枠と、
該型枠の測定面に装着され、該被測定物の該被測定面と該測定面との間隔を確保しつつ、該被測定物を支持する支持部と、
該型枠の該測定面に装着され、該被測定物の外周輪郭に接して、該型枠に対して該被測定物の据え置かれる位置を定めるガイド部と、
該型枠に据え置かれた該被測定物の外周部に沿った該測定面の外周部に設けられ、該測定面と該被測定面との距離を計測し、該被測定物の基準見本との変位を測定する複数の変位センサと、を備え、
該変位センサは、筒状の本体部と該本体部の軸方向に摺動可能な当接部とを備え、該当接部が該被測定面側に付勢され、測定時に、該当接部が該被測定面に当接することによって測定面側に摺動し、該被測定物の該基準見本との変位を量として出力する、磁歪式変位センサであることを特徴とする。
本明細書の実施形態に係る形状測定ゲージによれば、型枠、支持部、ガイド部及び変位センサを備え、複数の変位センサが測定面と被測定面との距離を同時に計測し、被測定物の基準見本との変位を量として出力することができる。このため、被測定物の形状の規定値である基準見本からの変位を量として把握することができる。
ここで、上記形状測定ゲージにおいて、前記被測定物の略中心部に対応する前記型枠の前記測定面の中心側部に、前記変位センサを備える構成とすることができる。
これによれば、被測定物の略中心部に対応する型枠の測定面に備えられた変位センサが測定面と被測定面との距離を計測し、被測定物の基準見本との変位を測定することができるため、被測定物の中心側の基準見本からの変位を量として把握することができる。
また、上記形状測定ゲージにおいて、前記被測定物が自動車のフロントガラスであって、該フロントガラスにおける運転支援カメラ設置部に対応する前記型枠の特異部に、前記変位センサを備える構成とすることができる。
これによれば、運転支援カメラ設置部に対応する型枠に備えられた変位センサが測定面と被測定面との距離を計測し、被測定物の基準見本との変位を測定することができるため、フロントガラスにおける運転支援カメラ設置部に対応する型枠の特異部の基準見本からの変位を量として把握することができる。
本考案の形状測定ゲージによれば、被測定物の形状の規定値からの変位を量として把握することができる。
本考案の実施形態の形状測定ゲージの斜視図である。 同形状測定ゲージに使用される磁歪式変位センサの側面図である。 他の実施形態の形状測定ゲージの斜視図である。
以下、本考案に係る形状測定ゲージとして、自動車用フロントガラスの形状測定ゲージ1を図1及び図2に基づいて説明する。なお、本考案の範囲は、実施形態で開示される範囲に限定されるものではない。
実施形態に係る形状測定ゲージ1は、フロントガラス90の被測定面としての内側面92の形状が略型取りされ、測定時にフロントガラス90が据え置かれる型枠20と、型枠20の測定面21に装着され、フロントガラス90の内側面92と測定面21との間隔を確保しつつ、フロントガラス90を支持する支持部23と、を備える。測定面21には、フロントガラス90の外周輪郭93に接して、型枠20に対してフロントガラス90の据え置かれる位置を固定するガイド部25と、型枠20に固定された際のフロントガラス90の外周部94に沿った測定面21の外周部34に、測定面21とフロントガラス90の内側面92との距離を計測し、フロントガラス90の基準見本(マスターガラス)との変位を測定する複数の磁歪式変位センサ50と、を備える。
本明細書において、形状測定ゲージ1の向きは、図1に示すように、上下は、フロントガラス90が据え置かれる測定面21側を上とし、その反対側を下とする。前後は、測定面21の詳しくは後述する特異部36側を後とし、その反対側を前とする。左右は、形状測定ゲージ1を前側から見た際の左右とし、図示で使用する、Fは前、Bは後、Uは上、Dは下、Lは左、Rは右を示す。また、形状測定ゲージ1の中心を基準に、内側又は外側と表現することがある。
形状測定ゲージ1の型枠20は、熱硬化型合成樹脂から形成され、被測定物としての略矩形のフロントガラス90の被測定面としての内側面92の形状が略型取りされた形状の測定面21を有している。フロントガラス90(内側面92)の形状は自動車の車種ごとに異なるため、形状測定ゲージ1の型枠20も車種ごとに用意されるものである。型枠20には、フロントガラス90が据え置かれ、形状測定ゲージ1は、測定面21とフロントガラス90との距離を複数点で同時に測定し、フロントガラス90の基準見本との変位を測定し、変位を量として出力することによって、被測定物としてのフロントガラス90の基準見本からの変位を量として把握することができるものである。
図1に示すように、型枠20の測定面21には、4個の支持部23、3個のガイド部25、1個の付勢部26、及び、複数の磁歪式変位センサ50が備えられている。
支持部23は、略矩形の測定面21の4個のそれぞれの角から中心側部35との間に配置され、フロントガラス90の内側面92と測定面21との間隔を確保しつつ、フロントガラス90を支持する支点である。実施形態では、図1に示すように、支持部23は、測定面21の4つのそれぞれの角から中心側部35との間の略中間部に4個を配置した。
ガイド部25は、略矩形の測定面21の連なる2辺の外側部に配置され、フロントガラス90の外周輪郭93に接して、型枠20(測定面21)に対して、被測定物であるフロントガラス90の据え置かれる位置を定める支点である。実施形態では、図1に示すように、前側の辺の左右両側に2個と左側の辺の上側に1個の合計3個を配置した。
付勢部26は、ガイド部25が配置された測定面21の2辺のうちの1辺の対辺に設けられ、ガイド部25に接したフロントガラス90をガイド部25の方へエアーシリンダによって付勢し、フロントガラス90を形状測定ゲージ1に対して正しい位置に固定させるものである。実施形態では、図1に示すように、ガイド部25が配置された測定面21の左側の辺の対辺となる右側の辺に1個を設けた。
磁歪式変位センサ50は、型枠20の測定面21内に設けられ、測定面21と該被測定面となるフロントガラス90の内側面92との鉛直方向の距離を計測し、フロントガラス90の基準見本との変位を測定し、変位を量(長さ)として出力するセンサである。
磁歪式変位センサ50は、図2に示すように、筒状の本体部52と本体部52の軸方向に摺動可能な当接部51とが備えられている。当接部51は、本体部52内に設けられたバネ(図示せず)により上方に付勢され、該被測定面となるフロントガラス90の内側面92に接触することにより、下方に摺動する。磁歪式変位センサ50は、当接部51が下方に摺動することによって、ヴィーデマン効果により、本体部52に対する当接部51の変位を電気信号で出力するセンサである。電気信号は、電気信号に対する変位の量の検量線によって、量(長さ)としてとらえることができる。磁歪式変位センサ50には、分解能が0.005mm(5μm)、ストロークが10mmの磁歪式リニアセンサGYPMシリーズ(サンテスト株式会社製)を使用した。
磁歪式変位センサ50は、型枠20に据え置かれたフロントガラス90の外周部94に沿った測定面21の外周部34、フロントガラス90の略中心部に対応する測定面21の中心側部35、及び、フロントガラス90における運転支援カメラ設置部96に対応する測定面21の特異部36、に備えられている。
フロントガラス90の外周部94に沿った測定面21の外周部34には、8~12cm間隔ごとに、磁歪式変位センサ50が設置されている。これにより、形状測定ゲージ1によってフロントガラス90の外周部94の基準見本との変位が測定され、基準見本との変位が基準値以内であるフロントガラス90は、誤差なく自動車に取り付けられることが確認できる。
フロントガラス90の略中心部に対応する測定面21の中心側部35には、1個の磁歪式変位センサ50が設置されている。これにより、形状測定ゲージ1によってフロントガラス90の略中心部の基準見本との変位が測定され、基準見本との変位が基準値以内であるフロントガラス90は、自動車に取り付けられた際に、歪みがなく良好な視界が確保されることが確認できる。
フロントガラス90における運転支援カメラ設置部96に対応する測定面21の特異部36には、左右方向の外周部34に加え、外周部から5cm内側(前側)の左右方向に、3つの磁歪式変位センサ50が並設されている。これにより、形状測定ゲージ1によってフロントガラス90の運転支援カメラ設置部96の基準見本との変位が測定され、基準見本との変位が基準値以内であるフロントガラス90は、自動車に取り付けられた際に、歪みがなく運転支援カメラが正常に作動することが確認できる。
次に、形状測定ゲージ1を用いたフロントガラス90の形状測定方法について説明する。フロントガラス90の形状測定方法は、最初に基準見本による校正を行い、校正を行なった後に、自動車に組み付けられる部品としてのフロントガラス90の形状測定を行なう。
基準見本による校正は、図1に示すように、フロントガラス90の基準見本としての標準見本90Aを形状測定ゲージ1に据え置き、標準見本90Aを測定することによって行なう。形状測定ゲージ1に据え置かれることによって、標準見本90Aは、測定面21に装着された支持部23に支持される。このとき、磁歪式変位センサ50の当接部51は、標準見本90Aの被測定面としての内側面92Aに接触し、バネの付勢力に抗して下方に摺動する。
標準見本90Aの外周輪郭93Aをガイド部25に当接させ、付勢部26によってガイド部25に付勢させることによって、標準見本90Aは、形状測定ゲージ1に対して正しい位置に固定される。標準見本90Aが正しい位置に固定された際のそれぞれの磁歪式変位センサ50の変位の電気信号を基準値とし、パーソナルコンピュータからなる処理装置60(図2)にそれぞれ記録させる。
部品としてのフロントガラス90の形状測定は、基準見本による校正同様に、フロントガラス90を形状測定ゲージ1に据え置き、フロントガラス90を測定することによって行なう。形状測定ゲージ1に据え置かれることによって、部品としてのフロントガラス90は、測定面21に装着された支持部23に支持され、磁歪式変位センサ50の当接部51は、フロントガラス90の内側面92に接触し、バネの付勢力に抗して下方に摺動する。
フロントガラス90の外周輪郭93をガイド部25に当接させ、付勢部26によってガイド部25に付勢させることによって、フロントガラス90は、形状測定ゲージ1に対して正しい位置に固定される。フロントガラス90が正しい位置に固定された際のそれぞれの磁歪式変位センサ50の変位の電気信号から校正でのそれぞれの電気信号の基準値を差し引いた値を基準値からの変位の量(長さ)として、パーソナルコンピュータからなる処理装置60(図2)にそれぞれ表示及び記録がされる。実施形態の形状測定ゲージ1は、多数の磁歪式変位センサ50による変位を同時に測定することができるものである。
また、実施形態の形状測定ゲージ1は、磁歪式変位センサ50が取り付けられたそれぞれの測定箇所での変位の量を把握することができるため、例えば、フロントガラス90を成型する形成型に異常が生じた場合などには、異常個所を容易に特定することができる。
なお、実施形態の形状測定ゲージ1は、以下のような形態であってもその実施をすることができる。
実施形態の形状測定ゲージ1では、フロントガラス90を支持する支持部23は、測定面21のそれぞれの角から中心側部35との間に4個を配置したが、測定面21の中に3~6個を配置することができる。支持部23がフロントガラス90を十分に支持することができるためである。支持部23の配置個数が3個未満である場合には、支持部23がフロントガラス90を支持することができないおそれがある。一方、支持部23の配置個数が6個を超える場合には、形状測定ゲージ1が複雑なものとなるおそれがある。別の実施形態として、支持部23の配置個数は、3~4個とすることができる。
実施形態の形状測定ゲージ1では、フロントガラス90の外周輪郭93に接してフロントガラス90の据え置かれる位置を定めるガイド部25は、前側の辺の左右両側に2個と左側の辺の上側に1個の合計3個を配置したが、測定面21の連なる2辺であれば、3~6個を配置することができる。ガイド部25によって、フロントガラス90の据え置かれる位置を定めることができるためである。ガイド部25の配置個数が3個未満である場合には、ガイド部25によってフロントガラス90の据え置かれる位置が定められないおそれがある。一方、ガイド部25の配置個数が6個を超える場合には、形状測定ゲージ1が複雑なものとなるおそれがある。別の実施形態として、ガイド部25の配置個数は、3~4個とすることができる。
実施形態の形状測定ゲージ1では、ガイド部25に接したフロントガラス90を付勢する付勢部26は、ガイド部25が配置された測定面21の左側の辺の対辺となる右側の辺に1個を設けたが、ガイド部25が配置された測定面21の2辺のそれぞれの対辺(右側の辺と左側の辺)に設けることもできる。付勢部26によって、フロントガラス90を形状測定ゲージ1に対して正しい位置に固定させることができるためである。
実施形態の形状測定ゲージ1では、磁歪式変位センサ50に磁歪式リニアセンサGYPMシリーズ(サンテスト株式会社製)を用いたが、磁歪式変位センサ50は、汎用の市販品であっても使用することができる。磁歪式変位センサ50の市販品として、例えば、磁歪式リニア変位センサシリーズ(椿本興業株式会社製)、磁歪式リニアセンサシリーズ(サンテスト株式会社製)などを使用することができる。
実施形態では、形状測定ゲージは、自動車用フロントガラスの形状測定ゲージ1を例に説明したが、別の実施形態として、図3に示すような、凹凸のある部品の形状に対する形状測定ゲージ1Aとしても使用することができる。これによれば、磁歪式変位センサ50Aの当接部51Aを部品の被測定面に当接させることにより、測定面と被測定面との距離を計測し、部品の基準見本との変位を測定することができるため、部品の形状の規定値である基準見本からの変位を量として把握することができる。
1 形状測定ゲージ
1A 形状測定ゲージ
20 型枠
21 測定面
23 支持部
25 ガイド部
26 付勢部
34 外周部
35 中心側部
36 特異部
50 磁歪式変位センサ
50A 磁歪式変位センサ
51 当接部
51A 当接部
52 本体部
52A 本体部
60 処理装置
90 フロントガラス
90A 標準見本
92 内側面
92A 内側面
93 外周輪郭
93A 外周輪郭
94 外周部
96 運転支援カメラ設置部

Claims (3)

  1. 被測定物の被測定面の形状が略型取りされ、測定時に該被測定物の該被測定面が据え置かれる型枠と、
    該型枠の測定面に装着され、該被測定物の該被測定面と該測定面との間隔を確保しつつ、該被測定物を支持する支持部と、
    該型枠の該測定面に装着され、該被測定物の外周輪郭に接して、該型枠に対して該被測定物の据え置かれる位置を定めるガイド部と、
    該型枠に据え置かれた該被測定物の外周部に沿った該測定面の外周部に設けられ、該測定面と該被測定面との距離を計測し、該被測定物の基準見本との変位を測定する複数の変位センサと、を備え、
    該変位センサは、筒状の本体部と該本体部の軸方向に摺動可能な当接部とを備え、該当接部が該被測定面側に付勢され、測定時に、該当接部が該被測定面に当接することによって測定面側に摺動し、該被測定物の該基準見本との変位を量として出力する、磁歪式変位センサであることを特徴とする形状測定ゲージ。
  2. 前記被測定物の略中心部に対応する前記型枠の前記測定面の中心側部に、前記変位センサを備えることを特徴とする請求項1に記載の形状測定ゲージ。
  3. 前記被測定物が自動車のフロントガラスであって、該フロントガラスにおける運転支援カメラ設置部に対応する前記型枠の特異部に、前記変位センサを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の形状測定ゲージ。
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