JP3249367B2 - ノイズ除去回路 - Google Patents

ノイズ除去回路

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JP3249367B2
JP3249367B2 JP34340795A JP34340795A JP3249367B2 JP 3249367 B2 JP3249367 B2 JP 3249367B2 JP 34340795 A JP34340795 A JP 34340795A JP 34340795 A JP34340795 A JP 34340795A JP 3249367 B2 JP3249367 B2 JP 3249367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ音声多重信
号中のノイズを除去し、特に、モノラル放送からステレ
オまたは二重放送への切換時の誤動作を防止したノイズ
除去回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声多重信号を復調する復調回路
の前段に用いられてあって、図2の如きノイズ量に応じ
てノイズ検出感度を制御することのできるノイズ除去回
路が知られている。図2において、ノイズを含む音声多
重信号は遅延回路(1)で遅延されるとともに、前記ノ
イズのみがHPF(2)を通過する。HPF(2)を通
過したノイズは、ノイズアンプ(3)で増幅された後、
トリガ発生回路(4)に印加される。前記トリガ発生回
(4)はノイズアンプ(3)の出力信号を基準電圧と
比較し、ノイズアンプ()の出力信号レベルが基準値
より高いと所定幅のトリガを発生する。前記トリガはノ
イズ除去部(5)に印加され、ノイズ除去部(5)によ
って、ノイズが除去される。また、ノイズ量検出回路
(6)は、ノイズアンプ()の出力信号に応じて単位
時間当たりのノイズ量を検出する。ノイズ量に応じてノ
イズアンプ()のゲインを調整する。ここで、単発的
なパルス性ノイズが発生した場合、単位時間のノイズ量
が少ないので、ノイズアンプ()のゲインは大きい状
態になっており、前記パルス性ノイズによりトリガ発生
回路(4)はトリガを発生し、パルス性のノイズを効果
的に除去できる。また、ホワイトノイズが多い場合、単
位時間のノイズ量は多くなるので、ノイズアンプ(3)
のゲインは小さくなり、ノイズアンプ()の出力信号
レベルは前記基準値よりも低くなる。その為、ホワイト
ノイズによって、ノイズ除去動作は行われない。このよ
うに、ホワイトノイズ発生状態では、余分なノイズ除去
動作が行われないので、入力信号の波形を大きく崩さ
ず、波形が崩れることによる聴感上の違和感を防止でき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、テレビ音声多
重信号の周波数スペクトル及びHPF(2)の周波数特
性はそれぞれ図3(イ)及び(ロ)の如くなっている。
モノラル放送時副チャンネル信号はなく、ステレオ放送
及び二重放送時副チャンネル信号が存在する。前記副チ
ャンネル信号はステレオ放送時にはステレオ差信号によ
り、または、二重放送時には副音声信号により副搬送波
信号をFM変調した信号である。このFM変調信号の周
波数はHPF()で減衰されるが、ノイズアンプ
(3)の入力時はFM変調信号のレベルはトリガ発生回
路(4)の基準値より高い値になっている。その為、図
2の回路では、モノラル放送からステレオまたは二重放
送に切り換わるとき、急激に副チャンネル信号が発生す
る。副チャンネル信号は高周波、高レベルの信号なの
で、ノイズ量検出回路(6)はノイズアンプ(3)のゲ
インを小さくする。しかし、ノイズ量検出からゲイン制
御まで時間を要し、前記時間内では、副チャンネル信号
のレベルがトリガ発生回路(4)の基準値より低くなら
ないため、トリガが発生し、ノイズ除去部(5)がノイ
ズ除去動作し、ノイズ除去部(5)の出力信号は入力信
号の波形を大きく崩した波形になるという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、テレビ音声多
重信号に含まれるノイズを除去するノイズ除去回路であ
って、テレビ音声多重信号中のノイズ成分を抽出するノ
イズ抽出部と、該ノイズ抽出回路の出力信号に応じて、
前記テレビ音声多重信号中のノイズ成分を除去するノイ
ズ除去部と、テレビ音声多重信号中に含まれる制御チャ
ンネル信号に基づき、ステレオ放送または二重放送を検
出する放送検出部と、該放送検出回路の出力信号に応じ
て前記ノイズ抽出回路のノイズ検出感度を低下させる検
出感度制御部とから成ることを特徴とする。
【0005】また、前記ノイズ抽出部は、前記ノイズ成
分のレベルを減衰させる減衰回路と、所定レベル以上の
前記減衰回路の出力信号を検出し、前記ノイズ抽出部の
出力信号となる検出信号を発生するノイズ検出回路と、
前記減衰回路の出力信号によりノイズ量を検出し、ノイ
ズ量が増大したとき前記減衰回路の減衰量を大とするノ
イズ量検出回路とから成り、前記検出感度制御部の出力
信号に応じて前記減衰回路の減衰量を強制的に大とする
ことを特徴する。
【0006】さらに、前記減衰回路は、ダイオードから
成る可変抵抗と、固定抵抗とが直列接続されて成り、前
記ノイズ量検出部の出力信号に応じて前記ダイオードに
流れる電流を変化させて前記可変抵抗の抵抗値を可変す
ることを特徴とする。またさらに、前記ノイズ抽出回路
は、前記ノイズ成分を増幅するノイズアンプと、所定レ
ベル以上の前記ノイズアンプの出力信号を検出し、前記
ノイズ抽出部の出力信号となる検出信号を発生するノイ
ズ検出回路と、前記ノイズアンプの出力信号によりノイ
ズ量を検出し、ノイズ量が増大したときノイズアンプの
ゲインを下げるノイズ量検出回路とから成り、前記検出
感度制御部の出力信号に応じて前記ノイズアンプのゲイ
ンを強制的に下げることを特徴する。
【0007】さらにまた、前記ノイズ抽出部は、前記ノ
イズ成分のレベルと基準レベルとを比較し、前記ノイズ
成分のレベルが基準レベル以上の時ノイズ抽出回路の出
力信号となる信号を発生するノイズ検出回路を含み、前
記検出感度制御回路の出力信号に応じて基準レベルを高
くすることを特徴とする。また、前記検出感度制御部は
所定巾の出力信号を発生し、前記出力信号の発生が終了
すると前記ノイズ抽出回路のノイズ検出感度が時定数を
もって変化することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
図であり、(1)はテレビ音声多重信号を遅延する遅延
回路となる第1LPF、(2)はテレビ音声信号中のノ
イズ成分を通過させるHPF、(3)はノイズ成分を増
幅するノイズアンプ、(4)はノイズ検出回路となり、
ノイズレベルに応じてトリガを発生するトリガ発生回
路、(5)はトリガに応じてノイズを除去するノイズ除
去部、(6)はノイズ量を検出するノイズ検出回路、
(7)はHPF(2)の出力信号レベルを減衰する減衰
回路、(8)はテレビ音声多重信号の主チャンネル信号
を通過させる第2LPF、(9)は副チャンネル信号を
通過させる第1BPF、(10)は第1BPF()の
出力信号をFM復調するパルスカウント型のFM復調回
路、(11)は加算回路(11a)、引き算回路(11
b)及びスイッチ(11c)から成り、第2LPF
(8)及びFM復調回路(10)の出力信号をマトリク
スするマトリクス回路、(12)はマトリクス回路(1
1)の2つの出力信号を切り換えるスイッチ(12a)
及び(12b)から成るスイッチ回路、(13)は制御
チャンネル信号を通過させる第2BPF、(14)は第
2BPF(13)の出力信号をエンベロープ検波するエ
ンベロープ検波回路、(15)及び(16)はエンベロ
ープ検波回路(14)の出力信号によりステレオ放送及
び二重放送をそれぞれ検出するステレオ放送検出回路及
び二重放送検出回路、(17)はマトリクス回路(1
1)と、スイッチ回路(12)とを制御する制御回路、
(18)はステレオ及び二重放送時に点灯する発光ダイ
オード(19)及び(20)を駆動する駆動回路、(2
1)は駆動回路(18)の出力信号に応じて所定幅の出
力信号を発生する減衰制御回路である。
【0009】図1において、音声多重信号は第1LPF
(1)に印加され、所定時間だけ遅延される。音声多重
信号にノイズが含まれている場合、HPF(2)は図3
(ロ)の如く音声多重信号の周波数に対して減衰特性を
有しているので、前記ノイズはHPF(2)を通過す
る。HPF(2)を通過したノイズは、減衰回路(7)
において減衰されず、ノイズアンプ(3)に印加され
る。前記ノイズはノイズアンプ(3)で増幅された後、
トリガ発生回路(4)に印加される。前記トリガ発生回
(4)はノイズアンプ(3)の出力信号を基準電圧V
refと比較し、ノイズアンプ(3)の出力信号レベル
が基準値より高いとき所定幅のトリガを発生する。前記
トリガはノイズ除去部(5)に印加され、ノイズ除去部
(5)は、例えば、トリガが印加される直前の第1LP
(1)の出力信号レベルを所定期間だけ保持する。
1LPF(1)の遅延時間はHPF(2)からトリガ発
生回路(4)までの処理時間に略等しいので、ノイズ除
去部(5)で音声多重信号中のノイズが除去される。
【0010】また、ノイズ量検出回路(6)は、例えば
ピーク値保持回路等で構成され、ノイズが多くなると、
保持レベルが順次高くなるので、ノイズ量検出回路
(6)の出力信号に応じてノイズ量を検出することがで
きる。ノイズ量検出回路(6)の出力信号はノイズアン
プ(3)に印加され、ノイズ量に応じてノイズアンプ
(3)のゲインが調整される。ここで、単発的なパルス
性ノイズが発生した場合、単位時間のノイズ量が少ない
ので、ノイズアンプ(3)のゲインは大きい状態になっ
ており、前記パルス性ノイズによりトリガ発生回路
(4)はトリガを発生し、パルス性のノイズを効果的に
除去できる。また、ホワイトノイズが多い場合、単位時
間のノイズ量は多くなるので、ノイズアンプ(3)のゲ
インは小さくなり、ノイズアンプ(4)の出力信号レベ
ルは前記基準値よりも低くなる。その為、ホワイトノイ
ズによって、ノイズ除去動作は行われない。
【0011】さらに、音声多重復調の動作についてそれ
ぞれの放送に応じて説明する。ここで、スイッチ(11
c)は制御信号(a)が印加されるとオンし、スイッチ
(12a)及び(12b)は制御信号(b)及び(c)
が印加されると図示の状態になる。モノラル放送時、制
御チャンネル信号が存在しないので、制御回路(17)
は制御信号(c)のみを発生する。よって、スイッチ
(11c)はオフし、スイッチ(12a)は図示の状態
になり、スイッチ(12b)は図示と逆の状態になる。
モノラル放送時、音声多重信号は主チャンネル信号だけ
を含む。第2LPF(8)は0から15KHzの通過帯
域幅を有しているので、主チャンネル信号のみが第2L
PF(8)を通過する。前記主チャンネル信号は加算回
路(11a)に印加され、加算回路(11a)の出力信
号はスイッチ(12a)及び(12b)を介して左及び
右出力端子から発生する。スイッチ(11c)はオフさ
れているので、左及び右出力端子から主チャンネル信号
が発生する。
【0012】また、ステレオ放送時、音声多重信号は、
(L+R)信号となる主チャンネル信号と、(L−R)
信号をFM変調した副チャンネル信号と、ステレオ放送
を示す制御チャンネル信号とから成る。まず、第2BP
F(13)は約55KHzの信号が十分に通過できる通
過帯域幅を有しているので、制御チャンネル信号は第2
BPF(13)を通過する。前記制御チャンネル信号は
エンベロープ検波回路(14)でエンベロープ検波さ
れ、982KHzの出力信号が発生する。エンベロープ
検波回路(14)の出力信号はステレオ放送検出回路
(15)及び二重放送検出回路(16)に印加される。
ステレオ放送検出回路(15)は982KHzの周波数
信号にロックするPLLと、PLLのロックを検出する
ロック検出回路とから成る。その為、ステレオ放送検出
回路(15)から出力信号が発生し、前記出力信号に応
じて制御回路(17)は制御信号(a)乃至(c)を発
生する。よって、スイッチ(11c)はオンし、スイッ
チ(12a)及び(12b)は図示の状態になる。ま
た、制御回路(17)から駆動回路(18)にステレオ
放送を示す信号が発生し、発光ダイオード(19)を点
灯させる。
【0013】一方、(L+R)信号は第2LPF(8)
を通過し加算回路(11a)及び引き算回路(11b)
に印加される。さらにまた、第1BPF(9)は16〜
47KHzの通過帯域幅を有しているので、副チャンネ
ル信号は第2BPF(9)を通過する。前記副チャンネ
ル信号はFM復調回路(10)で(L−R)信号に復調
され、加算回路(11a)及び引き算回路(11b)に
印加される。よって、加算回路(11a)からL信号が
発生し、スイッチ(12a)を介して左出力端子から発
生する。引き算回路(11b)からはR信号が発生し、
スイッチ(12b)を介して右出力端子から発生する。
【0014】さらに、二重放送時、コンポジット信号
は、主音声信号となる主チャンネル信号と、副音声信号
をFM変調した副チャンネル信号と、二重放送を示す制
御チャンネル信号とから成る。第2BPF(13)を通
過した制御チャンネル信号はエンベロープ検波回路(1
4)でエンベロープ検波され、922KHzの出力信号
が発生する。エンベロープ検波回路(14)の出力信号
はステレオ放送検出回路(15)及び二重放送検出回路
(16)に印加される。二重検出回路(16)は922
KHzの周波数信号にロックするPLLと、PLLのロ
ックを検出するロック検出回路とから成る。その為、二
重放送検出回路(16)から出力信号が発生し、前記出
力信号が発生したときは、制御回路(17)は外部から
のモード信号に応じて制御信号(b)及び/または
(c)を発生する。その為、スイッチ(11c)はオフ
し、主音声信号は加算回路(11a)に印加され、FM
復調して得られた副音声信号は減算回路(11b)に印
加される。また、制御回路(17)から駆動回路(1
8)に二重放送を示す信号が発生し、発光ダイオード
(20)を点灯させる。
【0015】ここで、モード信号として主音声を選択す
る信号が印加された場合、制御信号(c)が発生し、ス
イッチ(12a)は図示の状態に、スイッチ(12b)
は図示と逆の状態になる。よって、左及び右出力端子か
ら主音声信号が発生する。また、副音声を示すモード信
号が印加された場合、制御信号(b)が発生し、スイッ
チ(12a)は図示と逆の状態に、スイッチ(12b)
は図示の状態になる。よって、左及び右出力端子から副
音声信号が発生する。
【0016】さらに、主音声/副音声を示すモード信号
が印加された場合、制御信号(b)及び(c)が発生
し、スイッチ(12a)及び(12b)は図示の状態と
なる。その為、左出力端子から主音声信号が、右出力端
子から副音声信号が発生する。ところで、モノラル放送
からステレオまたは二重放送に切り換わる場合、駆動回
路(18)は、発光ダイオード(19)または(20)
を駆動するために、発光ダイオード(19)または(2
0)に「L」レベルの出力信号を発生する。「L」レベ
ルの前記出力信号に応じて減衰制御回路(21)は所定
幅の減衰制御信号を発生し、減衰制御信号に応じて減衰
回路(7)の減衰量は前記出力信号に応じて大となり、
ノイズの検出感度が低下する。その為、減衰回路(7)
の出力信号はトリガ発生回路()の基準電圧より低い
値となり、トリガ発生回路()からトリガは発生しな
い。ノイズ除去部()はノイズ除去動作を行わないの
で、音声多重信号の信号波形は崩されない。このよう
に、モノラル放送からステレオ放送または二重放送への
切り換え時、一定期間だけノイズ除去動作を強制的に行
わせないようにしている。
【0017】尚、減衰制御信号に時定数を持たせれば、
ノイズ除去動作の感度低下の解除時に、減衰量が緩やか
に変化し、聴感上の違和感の発生を防止することができ
る。また、他の実施例として、減衰回路(7)を構成す
る代わりに、図1の点線の如く減衰制御回路(21)の
出力信号に応じてトリガ発生回路(4)の基準電圧を高
くすることによりノイズ除去回路の感度を低下させるよ
うにしても良い。
【0018】図4は、ノイズアンプ(3)及び減衰回路
(7)の具体回路例を示す図であり、(22)はダイオ
ード(22a)乃至(22d)から成るダイオードブリ
ッジ回路となる可変抵抗回路、(23)は可変抵抗回路
(22)の出力信号を増幅するエミッタフォロアトラン
ジスタ、(24)はエミッタフォロアトランジスタ(2
3)の出力信号を平滑する平滑回路、(25)はエミッ
タフォロアトランジスタ(23)の出力信号がベースに
印加されるトランジスタ(25a)と、平滑回路(2
4)の出力信号がベースに印加されるトランジスタ(2
5b)とから成る差動増幅回路、(26)は可変抵抗回
路(22)に流れる電流を発生する電流トランジスタ
(26a)及び(26b)と電流ミラー回路(26c)
とから成る電流発生回路、(27)は電流発生回路(2
6)の電流を吸引するための電流ミラー回路、(28)
は電流ミラー回路(27)の出力電流を制御する制御ト
ランジスタである。
【0019】図4において、前段のHPF(2)の出力
信号は、可変抵抗回路(22)と抵抗(29)とにより
減衰された後、エミッタフォロアトランジスタ(23)
のベースに印加される。エミッタフォロアトランジスタ
(23)のエミッタから発生する出力信号はトランジス
タ(25a)のベースに印加されると共に、平滑回路
(24)で平滑された後トランジスタ(25b)のベー
スに印加される。平滑回路(24)はエミッタフォロア
トランジスタ(23)の出力信号中の交流成分を除去
し、直流成分のみを取り出す。その為、差動増幅回路
(25)はエミッタフォロアトランジスタ(23)の出
力信号を増幅し、増幅出力信号を出力端子OUTを介し
て次段のノイズアンプ(3)に印加する。通常動作時、
制御端子に「H」レベルの信号が印加されるので、制御
トランジスタ(28)はオンしており、電流ミラー回路
(27)はオフしている。この為、ダイオード(22
a)乃至(22d)に電流が流れていないので、ダイオ
ード(22a)乃至(22d)の内部抵抗は十分に大き
い。よって、可変抵抗回路(22)と抵抗(29)とに
得られる減衰量は小さくなり、HPF(2)の出力信号
は減衰されず、後段の回路に伝送する。
【0020】また、制御端子に減衰制御回路(21)か
らの「L」レベルの出力信号が印加された場合、制御ト
ランジスタ(28)はオフし、電流ミラー回路(27)
は動作する。電流ミラー回路(27)から出力信号が発
生することにより、電流トランジスタ(26a)及び
(26b)のコレクタ電流の一部が電流ミラー回路(2
7)に流れる。よって、ダイオード(22a)乃至(2
2d)に流れる電流が大きくなり、ダイオード(22
a)乃至(22d)の内部抵抗が小さくなる。従って、
可変抵抗回路(22)と抵抗(29)とにより得られる
減衰率が大きくなるので、出力端子OUTにHPF
(2)の出力信号レベルが低下した信号が得られる。
【0021】減衰回路(7)の他の具体回路例として、
図1の回路のうち、可変抵抗回路(22)を構成せず、
制御信号の印加時差動増幅回路(25)の動作電流を小
にして、差動増幅回路(25)のゲインを小さくするこ
とによって、HPF(2)の出力信号を減衰させること
ができる。この様に減衰回路(7)を、ダイオードブリ
ッジから成る可変抵抗回路や可変動作電流型の差動増幅
回路で構成することができるので、IC化に好適なノイ
ズ除去回路を構成することができる。
【0022】
【発明の効果】従って、本発明によれば、テレビ音声多
重信号のノイズを除去するノイズ除去回路において、モ
ノラル放送からステレオ放送または二重放送に切り換わ
るとき、制御チャンネル信号を検出し、ノイズ除去回路
の感度を悪化させるので、切り換え時の副チャンネル信
号によるノイズ除去動作の誤動作を防止し、聴感上の違
和感を改善することができる。
【0023】また、ノイズ除去回路の感度を悪化させる
ために、減衰回路の挿入やトリガ発生回路の基準電圧の
可変により実現することができるので、回路構成を簡単
とすることができ、IC化のし易いノイズ除去回路を構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【図3】テレビ音声多重信号及びHPFの特性図であ
る。
【図4】図1の要部を示す回路図である。
【符号の説明】
1 第1LPF 2 HPF 3 ノイズアンプ 4 トリガ発生回路 5 ノイズ除去部 6 ノイズ量検出回路 7 減衰回路 8 第2LPF 9 第1BPF 10 FM復調回路 11 マトリクス回路 12 スイッチ回路 13 第2BPF 14 エンベロープ検波回路 15 ステレオ放送検出回路 16 二重放送検出回路 17 制御回路 18 駆動回路 21 減衰量制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/10 H04H 5/00 H04N 5/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビ音声多重信号に含まれるノイズを除
    去するノイズ除去回路であって、 テレビ音声多重信号中のノイズ成分を抽出するノイズ抽
    出部と、 該ノイズ抽出回路の出力信号に応じて、前記テレビ音声
    多重信号中のノイズ成分を除去するノイズ除去部と、 テレビ音声多重信号中に含まれる制御チャンネル信号に
    基づき、ステレオ放送または二重放送を検出する放送検
    出部と、 該放送検出回路の出力信号に応じて前記ノイズ抽出回路
    のノイズ検出感度を低下させる検出感度制御部とから成
    ることを特徴とするノイズ除去回路。
  2. 【請求項2】前記ノイズ抽出部は、前記ノイズ成分のレ
    ベルを減衰させる減衰回路と、所定レベル以上の前記減
    衰回路の出力信号を検出し、前記ノイズ抽出部の出力信
    号となる検出信号を発生するトリガ発生回路と、前記減
    衰回路の出力信号によりノイズ量を検出し、ノイズ量が
    増大したとき前記減衰回路の減衰量を大とするノイズ量
    検出回路とから成り、前記検出感度制御部の出力信号に
    応じて前記減衰回路の減衰量を強制的に大とすることを
    特徴する請求項1記載のノイズ除去回路。
  3. 【請求項3】前記減衰回路は、ダイオードから成る可変
    抵抗と、固定抵抗とが直列接続されて成り、前記ノイズ
    量検出部の出力信号に応じて前記ダイオードに流れる電
    流を変化させて前記可変抵抗の抵抗値を可変することを
    特徴とする請求項2記載のノイズ検出回路。
  4. 【請求項4】前記ノイズ抽出回路は、前記ノイズ成分を
    増幅するノイズアンプと、所定レベル以上の前記ノイズ
    アンプの出力信号を検出し、前記ノイズ抽出部の出力信
    号となる検出信号を発生するノイズ検出回路と、前記ノ
    イズアンプの出力信号によりノイズ量を検出し、ノイズ
    量が増大したときノイズアンプのゲインを下げるノイズ
    量検出回路とから成り、前記検出感度制御部の出力信号
    に応じて前記ノイズアンプのゲインを強制的に下げるこ
    とを特徴する請求項1記載のノイズ除去回路。
  5. 【請求項5】前記ノイズ抽出部は、前記ノイズ成分のレ
    ベルと基準レベルとを比較し、前記ノイズ成分のレベル
    が基準レベル以上の時ノイズ抽出回路の出力信号となる
    信号を発生するノイズ検出回路を含み、前記検出感度制
    御回路の出力信号に応じて基準レベルを高くすることを
    特徴とする請求項1記載のノイズ除去回路。
  6. 【請求項6】前記検出感度制御部は所定巾の出力信号を
    発生し、前記出力信号の発生が終了すると前記ノイズ抽
    出回路のノイズ検出感度が時定数をもって変化すること
    を特徴とする請求項1記載のノイズ除去回路。
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