JP3250933B2 - 糖液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製装置 - Google Patents
糖液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糖液の脱色精製方法及
び糖液の脱色精製装置に関し、更に詳しくは、イオン交
換樹脂の再生剤の使用量を低減できる糖液の脱色精製方
法及び糖液の脱色精製装置に関する。
び糖液の脱色精製装置に関し、更に詳しくは、イオン交
換樹脂の再生剤の使用量を低減できる糖液の脱色精製方
法及び糖液の脱色精製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、糖液を脱色精製する場合には、原
料糖液中に例えば水酸化カルシウムと炭酸ガスを供給し
て原料糖液中で微粒子状の炭酸カルシウムを作り、この
炭酸カルシウム微粒子の表面に着色成分などを吸着させ
る、いわゆる炭酸飽充による方法や、粒子状活性炭ある
いは骨炭を瀘材として着色成分などを吸着瀘過する方法
などにより原料糖液の粗精製を行なっている。その後、
上述の各処理方法では除去できない少量の着色成分やイ
オン成分などはイオン交換樹脂を用いて糖液の脱色精製
及び脱塩を行なうようにしている。
料糖液中に例えば水酸化カルシウムと炭酸ガスを供給し
て原料糖液中で微粒子状の炭酸カルシウムを作り、この
炭酸カルシウム微粒子の表面に着色成分などを吸着させ
る、いわゆる炭酸飽充による方法や、粒子状活性炭ある
いは骨炭を瀘材として着色成分などを吸着瀘過する方法
などにより原料糖液の粗精製を行なっている。その後、
上述の各処理方法では除去できない少量の着色成分やイ
オン成分などはイオン交換樹脂を用いて糖液の脱色精製
及び脱塩を行なうようにしている。
【0003】ところで、糖液の脱色を主目的としたイオ
ン交換処理には例えばCl形の強塩基性アニオン交換樹
脂(以下、単に「アニオン交換樹脂」と称す。)を充填
した精製塔が工業的に用いられ、この精製塔内の強塩基
性アニオン交換樹脂層に糖液を通液することにより糖液
の脱色精製を行なっている。工業的な脱色精製の方式に
は種々の方式があり、例えば1基の精製塔を用いる単塔
方式と、複数基の精製塔を直列に接続して用いるメリー
ゴーランド方式が知られている。前者の方式は装置的に
シンプルであるため、工業的に広く採用されているが、
後者の方式は装置的に複雑で、しかも複数の精製塔をメ
ンテナンスする必要があるなどしてイニシャルコスト及
びメンテナンスコストなどを含めたトータルコストが高
くつくため、工業的にはそれほど採用されていない。
ン交換処理には例えばCl形の強塩基性アニオン交換樹
脂(以下、単に「アニオン交換樹脂」と称す。)を充填
した精製塔が工業的に用いられ、この精製塔内の強塩基
性アニオン交換樹脂層に糖液を通液することにより糖液
の脱色精製を行なっている。工業的な脱色精製の方式に
は種々の方式があり、例えば1基の精製塔を用いる単塔
方式と、複数基の精製塔を直列に接続して用いるメリー
ゴーランド方式が知られている。前者の方式は装置的に
シンプルであるため、工業的に広く採用されているが、
後者の方式は装置的に複雑で、しかも複数の精製塔をメ
ンテナンスする必要があるなどしてイニシャルコスト及
びメンテナンスコストなどを含めたトータルコストが高
くつくため、工業的にはそれほど採用されていない。
【0004】そこで、従来の糖液の脱色精製装置として
単塔方式のものについて説明する。従来の単塔方式の脱
色精製装置を用いて糖液を脱色精製する場合には、上述
のように強塩基性アニオン交換樹脂が充填された単一の
精製塔内に糖液を通液し、糖液が強塩基性アニオン交換
樹脂と接触しながら流下する間に、糖液中の着色成分が
アニオン交換樹脂に吸着されることにより、糖液の脱色
精製が行なわれる。
単塔方式のものについて説明する。従来の単塔方式の脱
色精製装置を用いて糖液を脱色精製する場合には、上述
のように強塩基性アニオン交換樹脂が充填された単一の
精製塔内に糖液を通液し、糖液が強塩基性アニオン交換
樹脂と接触しながら流下する間に、糖液中の着色成分が
アニオン交換樹脂に吸着されることにより、糖液の脱色
精製が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
単塔式の糖液の脱色精製装置を用いた脱色精製方法の場
合には、アニオン交換樹脂を再生する際に食塩(NaC
l)水などの再生剤溶液を精製塔内のアニオン交換樹脂
の充填層に通液してイオン交換樹脂の再生を行なている
が、この再生には精製塔内の充填層を全て食塩水など再
生剤溶液により再生するため、大量の再生剤溶液が使用
され、ランニングコストが高くつくという課題があっ
た。また、アニオン交換樹脂を上述のように再生処理す
る場合には、脱色精製装置を停止した状態で再生を行な
わなくてはならないため、装置の稼動効率が低減すると
いう課題があった。
単塔式の糖液の脱色精製装置を用いた脱色精製方法の場
合には、アニオン交換樹脂を再生する際に食塩(NaC
l)水などの再生剤溶液を精製塔内のアニオン交換樹脂
の充填層に通液してイオン交換樹脂の再生を行なている
が、この再生には精製塔内の充填層を全て食塩水など再
生剤溶液により再生するため、大量の再生剤溶液が使用
され、ランニングコストが高くつくという課題があっ
た。また、アニオン交換樹脂を上述のように再生処理す
る場合には、脱色精製装置を停止した状態で再生を行な
わなくてはならないため、装置の稼動効率が低減すると
いう課題があった。
【0006】また、従来の糖液の脱色精製方法及び糖液
の脱色精製装置の場合には、アニオン交換樹脂を再生す
る前に、精製塔内に水を通して精製塔内の糖液を水と置
換し、脱糖する、いわゆるスイートニングオフを行なう
が、このスイートニングオフにより糖液の希釈水(甘
水)が大量に発生し、甘水から糖液を回収するコストが
高くつくという課題があった。
の脱色精製装置の場合には、アニオン交換樹脂を再生す
る前に、精製塔内に水を通して精製塔内の糖液を水と置
換し、脱糖する、いわゆるスイートニングオフを行なう
が、このスイートニングオフにより糖液の希釈水(甘
水)が大量に発生し、甘水から糖液を回収するコストが
高くつくという課題があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、再生剤の使用量を格段に低減してメンテナ
ンスコストを格段に節約できる糖液の脱色精製方法を提
供すると共に、甘水の発生量をも格段に低減して糖液の
回収コストを格段に節約できる糖液の脱色精製方法を提
供することを目的としている。また、本発明は、再生剤
の使用量を格段に低減してメンテナンスコストを格段に
節約できると共に、装置を停止することなくイオン交換
樹脂の再生及び糖液の脱色精製を並行して連続的に行な
うことができる糖液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製
装置を提供することを目的としている。
れたもので、再生剤の使用量を格段に低減してメンテナ
ンスコストを格段に節約できる糖液の脱色精製方法を提
供すると共に、甘水の発生量をも格段に低減して糖液の
回収コストを格段に節約できる糖液の脱色精製方法を提
供することを目的としている。また、本発明は、再生剤
の使用量を格段に低減してメンテナンスコストを格段に
節約できると共に、装置を停止することなくイオン交換
樹脂の再生及び糖液の脱色精製を並行して連続的に行な
うことができる糖液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の糖
液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製装置が有する上述
の課題を解決すべく精製塔内のイオン交換樹脂層の状態
について種々検討した結果、糖液の脱色処理を終了した
再生段階のイオン交換樹脂の充填層は、上層のイオン交
換樹脂において色素成分の吸着が行なわれてその吸着性
能が低下しているが、下層のイオン交換樹脂では殆ど吸
着が行なわれておらず、そのイオン交換樹脂がそのまま
の状態で再使用できるということを知見した。
液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製装置が有する上述
の課題を解決すべく精製塔内のイオン交換樹脂層の状態
について種々検討した結果、糖液の脱色処理を終了した
再生段階のイオン交換樹脂の充填層は、上層のイオン交
換樹脂において色素成分の吸着が行なわれてその吸着性
能が低下しているが、下層のイオン交換樹脂では殆ど吸
着が行なわれておらず、そのイオン交換樹脂がそのまま
の状態で再使用できるということを知見した。
【0009】本発明は上記知見に基づいてなされたもの
で、本発明の請求項1に記載の発明は、精製塔内のイオ
ン交換樹脂の充填層に糖液を接触させながら流下させて
糖液の脱色精製を行なった後、上記イオン交換樹脂の再
生を行なう糖液の脱色精製方法において、上記イオン交
換樹脂の再生を行なう際に、上記充填層の下層のイオン
交換樹脂を抜き出して上記精製塔内の上部へ移送して残
余の充填層上へ積層した後、上記精製塔内の残余のイオ
ン交換樹脂について再生を行ない、その後、移送された
イオン交換樹脂をそのまま再生後のイオン交換樹脂と共
に糖液の脱色精製に使用する糖液の脱色精製方法を提供
することにより上記目的を達成したものである。
で、本発明の請求項1に記載の発明は、精製塔内のイオ
ン交換樹脂の充填層に糖液を接触させながら流下させて
糖液の脱色精製を行なった後、上記イオン交換樹脂の再
生を行なう糖液の脱色精製方法において、上記イオン交
換樹脂の再生を行なう際に、上記充填層の下層のイオン
交換樹脂を抜き出して上記精製塔内の上部へ移送して残
余の充填層上へ積層した後、上記精製塔内の残余のイオ
ン交換樹脂について再生を行ない、その後、移送された
イオン交換樹脂をそのまま再生後のイオン交換樹脂と共
に糖液の脱色精製に使用する糖液の脱色精製方法を提供
することにより上記目的を達成したものである。
【0010】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
精製塔内のイオン交換樹脂の充填層に糖液を接触させな
がら流下させて糖液の脱色精製を行なった後、上記イオ
ン交換樹脂の再生を行なう糖液の脱色精製方法におい
て、上記イオン交換樹脂層の再生を行なう際に、上記充
填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して上記精製塔の
外部の貯留槽へ移送し、次いで、上記精製塔内の残余の
イオン交換樹脂について再生を行なった後、上記貯留槽
内のイオン交換樹脂を再生後のイオン交換樹脂層上へ移
送し、移送されたイオン交換樹脂をそのまま再生後のイ
オン交換樹脂と共に糖液の脱色精製に使用する糖液の脱
色精製方法を提供するものである。
精製塔内のイオン交換樹脂の充填層に糖液を接触させな
がら流下させて糖液の脱色精製を行なった後、上記イオ
ン交換樹脂の再生を行なう糖液の脱色精製方法におい
て、上記イオン交換樹脂層の再生を行なう際に、上記充
填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して上記精製塔の
外部の貯留槽へ移送し、次いで、上記精製塔内の残余の
イオン交換樹脂について再生を行なった後、上記貯留槽
内のイオン交換樹脂を再生後のイオン交換樹脂層上へ移
送し、移送されたイオン交換樹脂をそのまま再生後のイ
オン交換樹脂と共に糖液の脱色精製に使用する糖液の脱
色精製方法を提供するものである。
【0011】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
複数の精製塔内のイオン交換樹脂の充填層へ糖液を時間
差を付けて供給し、それぞれの精製塔内で糖液の脱色精
製を行なうと共に、他の一つの精製塔内ではイオン交換
樹脂の再生を行なう糖液の脱色精製方法であって、複数
の精製塔のうち、先に糖液を供給した精製塔内のイオン
交換樹脂の再生を行なう際に、その精製塔内の充填層の
下層のイオン交換樹脂を抜き出して既に再生が完了して
いる他の一つの精製塔内の充填層上へ移送してイオン交
換樹脂を補充した後、この精製塔において糖液の脱色精
製を行なうと共に、イオン交換樹脂が移送された精製塔
内では残余のイオン交換樹脂の再生を行ない、一つの精
製塔をイオン交換樹脂の再生用とし、他の精製塔を脱色
精製用として連続的に循環使用する糖液の脱色精製方法
を提供するものである。
複数の精製塔内のイオン交換樹脂の充填層へ糖液を時間
差を付けて供給し、それぞれの精製塔内で糖液の脱色精
製を行なうと共に、他の一つの精製塔内ではイオン交換
樹脂の再生を行なう糖液の脱色精製方法であって、複数
の精製塔のうち、先に糖液を供給した精製塔内のイオン
交換樹脂の再生を行なう際に、その精製塔内の充填層の
下層のイオン交換樹脂を抜き出して既に再生が完了して
いる他の一つの精製塔内の充填層上へ移送してイオン交
換樹脂を補充した後、この精製塔において糖液の脱色精
製を行なうと共に、イオン交換樹脂が移送された精製塔
内では残余のイオン交換樹脂の再生を行ない、一つの精
製塔をイオン交換樹脂の再生用とし、他の精製塔を脱色
精製用として連続的に循環使用する糖液の脱色精製方法
を提供するものである。
【0012】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の発明におい
て、上記イオン交換樹脂が強塩基性アニオン交換樹脂で
ある糖液の脱色精製方法を提供するものである。
請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の発明におい
て、上記イオン交換樹脂が強塩基性アニオン交換樹脂で
ある糖液の脱色精製方法を提供するものである。
【0013】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
複数の精製塔内のイオン交換樹脂の充填層へ糖液を時間
差を付けて供給し、それぞれの精製塔内で糖液の脱色精
製を行なうと共に、他の一つの精製塔内ではイオン交換
樹脂の再生を行なう糖液の脱色精製装置であって、上記
各精製塔内の充填層の下層のイオン交換樹脂を個別に抜
き出して他の精製塔内の上部へ個別に移送するイオン交
換樹脂移送手段と、このイオン交換樹脂移送手段による
イオン交換樹脂の移送後の残余のイオン交換樹脂に向け
て再生剤を供給する再生剤供給手段と、これらの手段を
駆動制御する制御手段とを備え、上記制御手段を用い
て、上記複数の精製塔のうち、先に糖液を供給した精製
塔内のイオン交換樹脂の再生を行なう際に、その精製塔
内の充填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して既に再
生が完了している他の一つの精製塔内の充填層上へ移送
してイオン交換樹脂を補充した後、この精製塔において
脱色精製を行なうと共に、イオン交換樹脂が移送された
精製塔内では残余のイオン交換樹脂の再生を行ない、一
つの精製塔を再生用とし、他の精製塔を脱色精製用とし
て連続的に循環使用するように制御する糖液の脱色精製
装置を提供するものである。
複数の精製塔内のイオン交換樹脂の充填層へ糖液を時間
差を付けて供給し、それぞれの精製塔内で糖液の脱色精
製を行なうと共に、他の一つの精製塔内ではイオン交換
樹脂の再生を行なう糖液の脱色精製装置であって、上記
各精製塔内の充填層の下層のイオン交換樹脂を個別に抜
き出して他の精製塔内の上部へ個別に移送するイオン交
換樹脂移送手段と、このイオン交換樹脂移送手段による
イオン交換樹脂の移送後の残余のイオン交換樹脂に向け
て再生剤を供給する再生剤供給手段と、これらの手段を
駆動制御する制御手段とを備え、上記制御手段を用い
て、上記複数の精製塔のうち、先に糖液を供給した精製
塔内のイオン交換樹脂の再生を行なう際に、その精製塔
内の充填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して既に再
生が完了している他の一つの精製塔内の充填層上へ移送
してイオン交換樹脂を補充した後、この精製塔において
脱色精製を行なうと共に、イオン交換樹脂が移送された
精製塔内では残余のイオン交換樹脂の再生を行ない、一
つの精製塔を再生用とし、他の精製塔を脱色精製用とし
て連続的に循環使用するように制御する糖液の脱色精製
装置を提供するものである。
【0014】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明によれば、精製
塔内へ糖液を供給して精製塔内のイオン交換樹脂の充填
層により糖液の脱色精製を行なった後、精製塔内のイオ
ン交換樹脂の再生を行なう際には、精製塔内の充填層の
下層のイオン交換樹脂を抜き出してその精製塔内の残余
の充填層上へ移送してイオン交換樹脂を積層して元のイ
オン交換樹脂量を確保し、次いで、精製塔内の残余のイ
オン交換樹脂について再生を行なった後、移送されたイ
オン交換樹脂をそのまま再生後のイオン交換樹脂と共に
使用することにより糖液の脱色精製を行なうことができ
る。
塔内へ糖液を供給して精製塔内のイオン交換樹脂の充填
層により糖液の脱色精製を行なった後、精製塔内のイオ
ン交換樹脂の再生を行なう際には、精製塔内の充填層の
下層のイオン交換樹脂を抜き出してその精製塔内の残余
の充填層上へ移送してイオン交換樹脂を積層して元のイ
オン交換樹脂量を確保し、次いで、精製塔内の残余のイ
オン交換樹脂について再生を行なった後、移送されたイ
オン交換樹脂をそのまま再生後のイオン交換樹脂と共に
使用することにより糖液の脱色精製を行なうことができ
る。
【0015】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、精製塔内へ糖液を供給して精製塔内のイオン交換
樹脂の充填層により糖液の脱色精製を行なった後、精製
塔内のイオン交換樹脂層の再生を行なう際には、精製塔
内の充填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して外部の
貯留槽へ移送し、また、精製塔内の残余のイオン交換樹
脂について再生を行なった後、貯留槽内のイオン交換樹
脂を再生後のイオン交換樹脂層上へ移送してイオン交換
樹脂を積層すれば、移送されたイオン交換樹脂をそのま
ま再生後のイオン交換樹脂と共に使用して貯留槽から移
送された糖液の脱色精製及びその後に供給される糖液に
ついて脱色精製を行なうことができる。更に、本発明に
よれば、精製塔内の下層のイオン交換樹脂を抜き出して
移送する際に、精製塔内に残留する糖液も同時に抜き出
して外部の貯留槽へ移送し、その後精製塔内に水を通し
てスイートニングオフを行なうようにすることもでき、
これにより甘水の発生量を従来より低減することができ
る。
れば、精製塔内へ糖液を供給して精製塔内のイオン交換
樹脂の充填層により糖液の脱色精製を行なった後、精製
塔内のイオン交換樹脂層の再生を行なう際には、精製塔
内の充填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して外部の
貯留槽へ移送し、また、精製塔内の残余のイオン交換樹
脂について再生を行なった後、貯留槽内のイオン交換樹
脂を再生後のイオン交換樹脂層上へ移送してイオン交換
樹脂を積層すれば、移送されたイオン交換樹脂をそのま
ま再生後のイオン交換樹脂と共に使用して貯留槽から移
送された糖液の脱色精製及びその後に供給される糖液に
ついて脱色精製を行なうことができる。更に、本発明に
よれば、精製塔内の下層のイオン交換樹脂を抜き出して
移送する際に、精製塔内に残留する糖液も同時に抜き出
して外部の貯留槽へ移送し、その後精製塔内に水を通し
てスイートニングオフを行なうようにすることもでき、
これにより甘水の発生量を従来より低減することができ
る。
【0016】また、本発明の請求項3及び請求項5に記
載の発明によれば、制御手段を用いることにより、複数
の精製塔内のイオン交換樹脂の充填層へ時間差を付けて
糖液を個別に供給してそれぞれの精製塔内で糖液の脱色
精製を行なうと共に、他の一つの精製塔内ではイオン交
換樹脂の再生を行なうことができる。そして、複数の精
製塔のうち先に糖液を供給した精製塔内のイオン交換樹
脂の再生を行なう際には、制御手段の制御下で、イオン
交換樹脂移送手段が駆動して先に糖液を供給した精製塔
内の充填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して既に再
生が完了している他の一つの精製塔内の充填層上へ移送
してイオン交換樹脂を補充した後、この精製塔において
糖液の脱色精製を行なうことができ、上述した前者のイ
オン交換樹脂が移送された精製塔内では残余のイオン交
換樹脂の再生を行なうことができる。そして、これらの
処理は制御手段を用いることにより一つの精製塔を再生
用として使用し、他の精製塔を脱色精製用として使用し
てイオン交換樹脂の再生時にも糖液の脱色精製装置を停
止することなく連続的に稼動させることができる。ま
た、本発明においても上記請求項2の発明と同様に脱色
処理終了後の精製塔内の下層のイオン交換樹脂を抜き出
して移送する際に、その精製塔内に残留する糖液も同時
に抜き出して移送することにより甘水の発生量を低減す
ることができる。
載の発明によれば、制御手段を用いることにより、複数
の精製塔内のイオン交換樹脂の充填層へ時間差を付けて
糖液を個別に供給してそれぞれの精製塔内で糖液の脱色
精製を行なうと共に、他の一つの精製塔内ではイオン交
換樹脂の再生を行なうことができる。そして、複数の精
製塔のうち先に糖液を供給した精製塔内のイオン交換樹
脂の再生を行なう際には、制御手段の制御下で、イオン
交換樹脂移送手段が駆動して先に糖液を供給した精製塔
内の充填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して既に再
生が完了している他の一つの精製塔内の充填層上へ移送
してイオン交換樹脂を補充した後、この精製塔において
糖液の脱色精製を行なうことができ、上述した前者のイ
オン交換樹脂が移送された精製塔内では残余のイオン交
換樹脂の再生を行なうことができる。そして、これらの
処理は制御手段を用いることにより一つの精製塔を再生
用として使用し、他の精製塔を脱色精製用として使用し
てイオン交換樹脂の再生時にも糖液の脱色精製装置を停
止することなく連続的に稼動させることができる。ま
た、本発明においても上記請求項2の発明と同様に脱色
処理終了後の精製塔内の下層のイオン交換樹脂を抜き出
して移送する際に、その精製塔内に残留する糖液も同時
に抜き出して移送することにより甘水の発生量を低減す
ることができる。
【0017】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の発明
において、イオン交換樹脂として強塩基性アニオン交換
樹脂を用いるため、糖液中の色素を効率良く除去するこ
とができる。
れば、請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の発明
において、イオン交換樹脂として強塩基性アニオン交換
樹脂を用いるため、糖液中の色素を効率良く除去するこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、図1〜図4に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の糖液の脱
色精製方法に好適に用いられる本発明の糖液の脱色精製
装置の一実施例のフローを示す構成図、図2は本発明の
他の糖液の脱色精製方法に好適に用いられる糖液の脱色
精製装置の一例を示す図1相当図、図3は本発明の更に
他の糖液の脱色精製方法に好適に用いられる糖液の脱色
精製装置の一例を示す図1相当図、図4は本発明の糖液
の脱色精製方法によりイオン交換樹脂を再生した後の糖
液の脱色精製性能及び従来の糖液の脱色精製方法により
イオン交換樹脂を再生した後の糖液の脱色精製性能を示
すグラフである。
発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の糖液の脱
色精製方法に好適に用いられる本発明の糖液の脱色精製
装置の一実施例のフローを示す構成図、図2は本発明の
他の糖液の脱色精製方法に好適に用いられる糖液の脱色
精製装置の一例を示す図1相当図、図3は本発明の更に
他の糖液の脱色精製方法に好適に用いられる糖液の脱色
精製装置の一例を示す図1相当図、図4は本発明の糖液
の脱色精製方法によりイオン交換樹脂を再生した後の糖
液の脱色精製性能及び従来の糖液の脱色精製方法により
イオン交換樹脂を再生した後の糖液の脱色精製性能を示
すグラフである。
【0019】実施例1.まず、本発明の糖液の脱色精製
方法に好適に用いられる本発明の糖液の脱色精製装置の
一実施例について説明する。本実施例の糖液の脱色精製
装置10は、図1に示すように、互いに並列に配置され
たCl形の強塩基性アニオン交換樹脂(以下、単に「ア
ニオン交換樹脂」と称す。)の充填層11A、11B、
11Cを有する精製塔12A、12B、12Cと、各精
製塔12A、12B、12Cへ原料糖液を供給する供給
配管13と、各精製塔12A、12B、12C内での脱
色精製後の糖液を排出する排出配管14とを備えてい
る。供給配管13は分岐管を有し、これらの分岐管が各
精製塔12A、12B、12Cの上端を貫通している。
そして、各分岐管の先端には各精製塔12A、12B、
12C内に配設された糖液ディストリビュータ15A、
15B、15Cが糖液供給部として接続され、供給配管
13に配設されたポンプ13Aにより各糖液ディストリ
ビュータ15A、15B、15Cから糖液を供給するよ
うにしてある。これらの糖液ディストリビュータ15
A、15B、15Cは例えばリング状配管として形成さ
れ、その周方向に等間隔に形成された孔から糖液を充填
層の上面全面に均等に供給するようにしてある。また、
排出配管14も同様に分岐管を有し、各精製塔12A、
12B、12C内の精製糖液を各分岐管から排出するよ
うにしてある。更に、供給配管13の各分岐管には例え
ばバルブ16A、16B、16Cが配設され、これらの
バルブ16A、16B、16Cにより糖液を個別に供給
するようにしてあり、排出配管14の分岐管にはバルブ
17A、17B、17Cが配設され、これらを開放する
ことにより処理後の糖液を個別に排出するようにしてあ
る。そして、これらのバルブは後述の制御装置により開
閉制御するようにしてある。
方法に好適に用いられる本発明の糖液の脱色精製装置の
一実施例について説明する。本実施例の糖液の脱色精製
装置10は、図1に示すように、互いに並列に配置され
たCl形の強塩基性アニオン交換樹脂(以下、単に「ア
ニオン交換樹脂」と称す。)の充填層11A、11B、
11Cを有する精製塔12A、12B、12Cと、各精
製塔12A、12B、12Cへ原料糖液を供給する供給
配管13と、各精製塔12A、12B、12C内での脱
色精製後の糖液を排出する排出配管14とを備えてい
る。供給配管13は分岐管を有し、これらの分岐管が各
精製塔12A、12B、12Cの上端を貫通している。
そして、各分岐管の先端には各精製塔12A、12B、
12C内に配設された糖液ディストリビュータ15A、
15B、15Cが糖液供給部として接続され、供給配管
13に配設されたポンプ13Aにより各糖液ディストリ
ビュータ15A、15B、15Cから糖液を供給するよ
うにしてある。これらの糖液ディストリビュータ15
A、15B、15Cは例えばリング状配管として形成さ
れ、その周方向に等間隔に形成された孔から糖液を充填
層の上面全面に均等に供給するようにしてある。また、
排出配管14も同様に分岐管を有し、各精製塔12A、
12B、12C内の精製糖液を各分岐管から排出するよ
うにしてある。更に、供給配管13の各分岐管には例え
ばバルブ16A、16B、16Cが配設され、これらの
バルブ16A、16B、16Cにより糖液を個別に供給
するようにしてあり、排出配管14の分岐管にはバルブ
17A、17B、17Cが配設され、これらを開放する
ことにより処理後の糖液を個別に排出するようにしてあ
る。そして、これらのバルブは後述の制御装置により開
閉制御するようにしてある。
【0020】そして、図1に示す状態では精製塔12A
内の充填層11Aは他の精製塔12B、12C内の充填
層11B、11Cよりも充填量が破線で示す量だけ少な
い状態になっており、前者の精製塔12A内では充填層
11Aの再生を再生剤溶液(食塩水)により行ない、後
者の精製塔12B、12C内では原料糖液の脱色精製を
行なうようになっている。また、前者の精製塔12A内
のアニオン交換樹脂の不足分は例えば他の充填層11
B、11Cの例えば75〜25%程度になっている。こ
の不足分は、後述のように例えば精製塔12Bの下層の
アニオン交換樹脂を後述のように抜き出して精製塔12
A内へ移送し、充填層11Aのアニオン交換樹脂を補充
するようにしてある。一方、精製塔12B内の残余の充
填層11Bは糖液の脱色精製により着色成分により汚染
されているため、この精製塔12Bでは他の精製塔12
C、12A内で糖液の脱色精製を行なっている間にその
アニオン交換樹脂を食塩水により再生するようにしてあ
る。尚、ここでいう「汚染」とは、着色成分の吸着能力
が低下したという意味である。
内の充填層11Aは他の精製塔12B、12C内の充填
層11B、11Cよりも充填量が破線で示す量だけ少な
い状態になっており、前者の精製塔12A内では充填層
11Aの再生を再生剤溶液(食塩水)により行ない、後
者の精製塔12B、12C内では原料糖液の脱色精製を
行なうようになっている。また、前者の精製塔12A内
のアニオン交換樹脂の不足分は例えば他の充填層11
B、11Cの例えば75〜25%程度になっている。こ
の不足分は、後述のように例えば精製塔12Bの下層の
アニオン交換樹脂を後述のように抜き出して精製塔12
A内へ移送し、充填層11Aのアニオン交換樹脂を補充
するようにしてある。一方、精製塔12B内の残余の充
填層11Bは糖液の脱色精製により着色成分により汚染
されているため、この精製塔12Bでは他の精製塔12
C、12A内で糖液の脱色精製を行なっている間にその
アニオン交換樹脂を食塩水により再生するようにしてあ
る。尚、ここでいう「汚染」とは、着色成分の吸着能力
が低下したという意味である。
【0021】上述のように各精製塔12A、12B、1
2Cは、1基が再生用として、また他の2基が脱色精製
用として互いに循環使用するようにしてある。このよう
に各精製塔12A、12B、12Cを循環使用するた
め、図1に示す状態では脱色精製する2基の精製塔12
B、12Cに対して時間差を付けて糖液を供給するよう
にしてある。つまり、精製塔12B内へ糖液を先に供給
し、他の精製塔12Cへは所定時間経過後に糖液を供給
するようにしてある。これにより、精製塔12B内の充
填層11Bの再生が必要になった時に、汚染されていな
い下層のアニオン交換樹脂を既に再生が完了している精
製塔12A内へ移送し、2基の精製塔12A、12Bで
の脱色精製が一時的に停止しても、他の精製塔12Cで
は脱色精製を継続し、全体として装置を停止させること
なく連続稼動することができるようにしてある。しか
も、精製塔12A内のアニオン交換樹脂が上述のように
補充されれば、この精製塔12Aが精製塔12Bに替わ
って精製塔12Cと共に糖液の脱色精製を行なうように
なっている。更に、所定時間経過後には精製塔12B内
で充填層11Bの再生が完了し、その後は同様にして精
製塔12C内の充填層11Cの再生を行なうようになっ
ている。
2Cは、1基が再生用として、また他の2基が脱色精製
用として互いに循環使用するようにしてある。このよう
に各精製塔12A、12B、12Cを循環使用するた
め、図1に示す状態では脱色精製する2基の精製塔12
B、12Cに対して時間差を付けて糖液を供給するよう
にしてある。つまり、精製塔12B内へ糖液を先に供給
し、他の精製塔12Cへは所定時間経過後に糖液を供給
するようにしてある。これにより、精製塔12B内の充
填層11Bの再生が必要になった時に、汚染されていな
い下層のアニオン交換樹脂を既に再生が完了している精
製塔12A内へ移送し、2基の精製塔12A、12Bで
の脱色精製が一時的に停止しても、他の精製塔12Cで
は脱色精製を継続し、全体として装置を停止させること
なく連続稼動することができるようにしてある。しか
も、精製塔12A内のアニオン交換樹脂が上述のように
補充されれば、この精製塔12Aが精製塔12Bに替わ
って精製塔12Cと共に糖液の脱色精製を行なうように
なっている。更に、所定時間経過後には精製塔12B内
で充填層11Bの再生が完了し、その後は同様にして精
製塔12C内の充填層11Cの再生を行なうようになっ
ている。
【0022】上述のようにアニオン交換樹脂を移送する
場合にはイオン交換樹脂移送手段18が用いられる。こ
のイオン交換樹脂移送手段18は、エゼクタやポンプな
ど(以下、「ポンプ」で代表する。)18Aと、このポ
ンプ18Aに接続された移送用配管18Bとを有してい
る。尚、イオン交換樹脂移送手段18としてエゼクタを
用いる場合には通常駆動側に水を供給するため、この水
によって移送されたイオン交換樹脂を受け入れる側の精
製塔内に存在する糖液が希釈されるためエゼクタを用い
ることは好ましくなく、イオン交換樹脂移送手段18と
しては糖液の希釈が生じないもの、例えばポンプが好ま
しいが、駆動側に糖液を供給する場合にはエゼクタを用
いることができる。この移送用配管18Bの両端は各精
製塔12A、12B、12Cの上部及び下部に連通する
ように3つに分岐している。下部の分岐管はいずれも充
填層11A、11B、11Cを支承する支承部材19
A、19B、19C中央のやや上方に対向して開口し、
それぞれの下層のアニオン交換樹脂を吸引できるように
してある。また、上部の分岐管はいずれも脱色精製時の
充填層11A、11B、11Cの上面に対向して開口
し、下部の分岐管から吸引したアニオン交換樹脂を再生
後の充填量の少ない充填層上へ供給するようにしてあ
る。また、各精製塔12A、12B、12Cの下部に接
続された分岐管にはバルブ20A、20B、20Cが配
設され、各精製塔12A、12B、12Cの上部に接続
された分岐管にはバルブ21A、21B、21Cが配設
されている。そして、上述のように精製塔12B内のア
ニオン交換樹脂を再生する場合には、上下のバルブを後
述の制御装置により開閉制御した状態でポンプ18Aが
駆動して例えば精製塔12B内の下層のアニオン交換樹
脂を精製塔12Aの上部へ移送したり、精製塔12C内
の下層のアニオン交換樹脂を精製塔12Bへ移送したり
するようにしてある。
場合にはイオン交換樹脂移送手段18が用いられる。こ
のイオン交換樹脂移送手段18は、エゼクタやポンプな
ど(以下、「ポンプ」で代表する。)18Aと、このポ
ンプ18Aに接続された移送用配管18Bとを有してい
る。尚、イオン交換樹脂移送手段18としてエゼクタを
用いる場合には通常駆動側に水を供給するため、この水
によって移送されたイオン交換樹脂を受け入れる側の精
製塔内に存在する糖液が希釈されるためエゼクタを用い
ることは好ましくなく、イオン交換樹脂移送手段18と
しては糖液の希釈が生じないもの、例えばポンプが好ま
しいが、駆動側に糖液を供給する場合にはエゼクタを用
いることができる。この移送用配管18Bの両端は各精
製塔12A、12B、12Cの上部及び下部に連通する
ように3つに分岐している。下部の分岐管はいずれも充
填層11A、11B、11Cを支承する支承部材19
A、19B、19C中央のやや上方に対向して開口し、
それぞれの下層のアニオン交換樹脂を吸引できるように
してある。また、上部の分岐管はいずれも脱色精製時の
充填層11A、11B、11Cの上面に対向して開口
し、下部の分岐管から吸引したアニオン交換樹脂を再生
後の充填量の少ない充填層上へ供給するようにしてあ
る。また、各精製塔12A、12B、12Cの下部に接
続された分岐管にはバルブ20A、20B、20Cが配
設され、各精製塔12A、12B、12Cの上部に接続
された分岐管にはバルブ21A、21B、21Cが配設
されている。そして、上述のように精製塔12B内のア
ニオン交換樹脂を再生する場合には、上下のバルブを後
述の制御装置により開閉制御した状態でポンプ18Aが
駆動して例えば精製塔12B内の下層のアニオン交換樹
脂を精製塔12Aの上部へ移送したり、精製塔12C内
の下層のアニオン交換樹脂を精製塔12Bへ移送したり
するようにしてある。
【0023】また、本実施例の糖液の脱色精製装置10
には上記イオン交換樹脂移送手段18によってアニオン
交換樹脂を移送した後の残余の充填層に向けて食塩水を
再生剤溶液として供給する再生剤供給手段22を備えて
いる。この再生剤供給手段22は、再生剤ディストリビ
ュータ22A、22B、22Cを再生剤供給部として各
精製塔12A、12B、12C内に備え、ポンプ22D
により第2供給配管22Eを介して図示しない貯留槽の
食塩水を各精製塔12A、12B、12Cへ供給するよ
うにしてある。この第2供給配管22Eの分岐管にはバ
ルブ23A、23B、23Cが配設され、これらのバル
ブ23A、23B、23Cを開放することにより再生剤
ディストリビュータ22A、22B、22Cへ食塩水を
供給するようにしてある。また、上述した排出配管14
のバルブ17A、17B、17Cには再生処理後の食塩
水を排出する第2排出配管24が接続されている。従っ
て、これらのバルブ17A、17B、17Cは、糖液を
排出する場合には各精製塔12A、12B、12Cを排
出配管14に連通させ、食塩水を排出する場合には第2
排出配管24に連通させる、三方バルブとして構成され
ている。そして、上述のように精製塔12A内のアニオ
ン交換樹脂を再生する場合には、各バルブを後述の制御
装置により開閉制御した状態でポンプ22Dが駆動して
再生剤ディストリビュータ22Aから精製塔12A内の
充填量の少ない再生用の充填層11Aに向けて食塩水を
供給してアニオン交換樹脂の再生を行なうようにしてあ
る。従って、各再生剤ディストリビュータ22A、22
B、22Cは下層のアニオン交換樹脂が抜き取られた後
の残余の充填層の上面よりもやや上方に位置している。
その他の精製塔12B、12Cが上述のように再生用と
して用いられる時には、同様にしてそれぞれの再生剤デ
ィストリビュータ22B、22Cから食塩水を供給する
ようにしてある。これらの再生剤ディストリビュータ2
2A、22B、22Cは上記糖液ディストリビュータに
準じて構成されている。
には上記イオン交換樹脂移送手段18によってアニオン
交換樹脂を移送した後の残余の充填層に向けて食塩水を
再生剤溶液として供給する再生剤供給手段22を備えて
いる。この再生剤供給手段22は、再生剤ディストリビ
ュータ22A、22B、22Cを再生剤供給部として各
精製塔12A、12B、12C内に備え、ポンプ22D
により第2供給配管22Eを介して図示しない貯留槽の
食塩水を各精製塔12A、12B、12Cへ供給するよ
うにしてある。この第2供給配管22Eの分岐管にはバ
ルブ23A、23B、23Cが配設され、これらのバル
ブ23A、23B、23Cを開放することにより再生剤
ディストリビュータ22A、22B、22Cへ食塩水を
供給するようにしてある。また、上述した排出配管14
のバルブ17A、17B、17Cには再生処理後の食塩
水を排出する第2排出配管24が接続されている。従っ
て、これらのバルブ17A、17B、17Cは、糖液を
排出する場合には各精製塔12A、12B、12Cを排
出配管14に連通させ、食塩水を排出する場合には第2
排出配管24に連通させる、三方バルブとして構成され
ている。そして、上述のように精製塔12A内のアニオ
ン交換樹脂を再生する場合には、各バルブを後述の制御
装置により開閉制御した状態でポンプ22Dが駆動して
再生剤ディストリビュータ22Aから精製塔12A内の
充填量の少ない再生用の充填層11Aに向けて食塩水を
供給してアニオン交換樹脂の再生を行なうようにしてあ
る。従って、各再生剤ディストリビュータ22A、22
B、22Cは下層のアニオン交換樹脂が抜き取られた後
の残余の充填層の上面よりもやや上方に位置している。
その他の精製塔12B、12Cが上述のように再生用と
して用いられる時には、同様にしてそれぞれの再生剤デ
ィストリビュータ22B、22Cから食塩水を供給する
ようにしてある。これらの再生剤ディストリビュータ2
2A、22B、22Cは上記糖液ディストリビュータに
準じて構成されている。
【0024】更に、本実施例の糖液の脱色精製装置10
には破線で示す制御用ケーブル25Aを介して上述のモ
ータ及びバルブなどに接続された制御装置25が設けら
れ、この制御装置25の制御信号を制御用ケーブル25
Aを介してモータ及びバルブなどに送信してこれらを駆
動制御し、本発明の糖液の脱色精製方法を実施するよう
にしてある。例えば、図1に示す状態について説明す
る。この場合には、上述したように精製塔12Aにおい
てアニオン交換樹脂の再生を行ない、精製塔12B、1
2C内において糖液の脱色精製を行なうことになる。そ
れにはまず、制御装置25の制御信号により糖液の供給
配管13のバルブ16Bが開放し、他のバルブ16C、
16Aが閉止して精製塔12Bのみへ糖液を供給できる
状態になると共に供給配管13のポンプ13Aが駆動す
る。これによりバルブ16Bを介してまず糖液ディスト
リビュータ16Bから精製塔12B内の充填層11Bの
上面に向けて糖液を供給する。糖液は充填層11Bを流
下する間に脱色精製され、排出配管14のバルブ17B
及びを排出配管14を経由して所定の貯留槽へ給送され
る。そして、精製塔12B内へ糖液を供給して所定時間
経過した後、制御装置25の制御信号により供給配管1
3のバルブ16Cが開放し、精製塔12C内へ糖液を供
給し、この精製塔12C内でも精製塔12Bと同様に糖
液の脱色精製を開始する。ここで精製された糖液は排出
配管14の既に開放しているバルブ17Cを経由して排
出配管14を流れている精製塔12Aからの精製糖液に
合流する。
には破線で示す制御用ケーブル25Aを介して上述のモ
ータ及びバルブなどに接続された制御装置25が設けら
れ、この制御装置25の制御信号を制御用ケーブル25
Aを介してモータ及びバルブなどに送信してこれらを駆
動制御し、本発明の糖液の脱色精製方法を実施するよう
にしてある。例えば、図1に示す状態について説明す
る。この場合には、上述したように精製塔12Aにおい
てアニオン交換樹脂の再生を行ない、精製塔12B、1
2C内において糖液の脱色精製を行なうことになる。そ
れにはまず、制御装置25の制御信号により糖液の供給
配管13のバルブ16Bが開放し、他のバルブ16C、
16Aが閉止して精製塔12Bのみへ糖液を供給できる
状態になると共に供給配管13のポンプ13Aが駆動す
る。これによりバルブ16Bを介してまず糖液ディスト
リビュータ16Bから精製塔12B内の充填層11Bの
上面に向けて糖液を供給する。糖液は充填層11Bを流
下する間に脱色精製され、排出配管14のバルブ17B
及びを排出配管14を経由して所定の貯留槽へ給送され
る。そして、精製塔12B内へ糖液を供給して所定時間
経過した後、制御装置25の制御信号により供給配管1
3のバルブ16Cが開放し、精製塔12C内へ糖液を供
給し、この精製塔12C内でも精製塔12Bと同様に糖
液の脱色精製を開始する。ここで精製された糖液は排出
配管14の既に開放しているバルブ17Cを経由して排
出配管14を流れている精製塔12Aからの精製糖液に
合流する。
【0025】一方、制御装置25の制御信号により再生
剤供給手段22のバルブ23Aが開放し、他のバルブ2
3C、23Aが閉止して精製塔12Aのみへ食塩水を供
給できる状態になると共に再生剤供給手段22のポンプ
22Dが駆動する。これによりバルブ23Aを介して再
生剤ディストリビュータ22Aから精製塔12A内の充
填層11Aの上面に向けて食塩水を供給する。食塩水は
充填層11Aを流下する間にアニオン交換樹脂の再生を
行い、既に開放しているバルブ17A及びを第2排出配
管24を経由して再生処理後の食塩水が貯留槽へ給送さ
れる。そして、再生終了時には制御装置25の制御信号
に基づいて再生剤供給手段22のバルブ23Aが閉止す
ると共に、バルブ17Aも閉止して精製塔12Aを停止
し、再生が完了した状態で待機させる。
剤供給手段22のバルブ23Aが開放し、他のバルブ2
3C、23Aが閉止して精製塔12Aのみへ食塩水を供
給できる状態になると共に再生剤供給手段22のポンプ
22Dが駆動する。これによりバルブ23Aを介して再
生剤ディストリビュータ22Aから精製塔12A内の充
填層11Aの上面に向けて食塩水を供給する。食塩水は
充填層11Aを流下する間にアニオン交換樹脂の再生を
行い、既に開放しているバルブ17A及びを第2排出配
管24を経由して再生処理後の食塩水が貯留槽へ給送さ
れる。そして、再生終了時には制御装置25の制御信号
に基づいて再生剤供給手段22のバルブ23Aが閉止す
ると共に、バルブ17Aも閉止して精製塔12Aを停止
し、再生が完了した状態で待機させる。
【0026】この間に最初に糖液を受給した精製塔12
B内の充填層11Bの吸着性能が低下し、充填層11B
の再生を行なう必要が生じた場合(再生が必要な時期は
糖液をサンプリングしてオペレータが判断したり、脱色
精製時間、処理液量などを勘案して判断する)には、制
御装置25の制御信号により糖液を供給制御するバルブ
16Bが閉止し、排出配管14のバルブ17Bが第2排
出配管24に切り替わって精製塔12Bが第2排出配管
24と連通する。一方、イオン交換樹脂移送手段18の
バルブ20B、21Aが開放し、精製塔12Bと精製塔
12Aが移送用配管18Bを介して連通する。この時、
ポンプ18Aが駆動し、精製塔12B内の充填層11B
の下層のアニオン交換樹脂を精製塔12B内に残留して
いる糖液と共に移送用配管18Bを介して精製塔12A
内へ移送し、精製塔12Aの充填層11A上にアニオン
交換樹脂を図1に破線で示した分だけ補充する。補充後
にはポンプ18Aが停止すると共に各バルブ20B、2
1Aが閉止する。次いで、制御信号に基づいてアニオン
交換樹脂の補充を受けた精製塔12Aでは糖液の供給配
管13のバルブ16Aを開放すると共にバルブ17Aを
第2排出配管24から排出配管14に切り替えて精製塔
12A内を排出配管14に連通し、既に駆動しているポ
ンプ13Aにより糖液を受給する。これにより精製塔1
2Aが精製塔12Bに替わって糖液の脱色精製を行な
い、他の精製塔12Cを合せた2基の精製塔で脱色精製
を行なうことになる。また、これと並行して精製塔12
B内ではまず、精製塔12B内に水を通して塔内に残留
している残りの糖液を排出するスイートニングオフを行
ない、次いでその塔下部より逆洗水を供給して精製塔1
2B内の残余の充填層11Bを逆洗し、その後、ディス
トリビュータ22Bから食塩水を受給して残余の充填層
11Bの再生を行なう。
B内の充填層11Bの吸着性能が低下し、充填層11B
の再生を行なう必要が生じた場合(再生が必要な時期は
糖液をサンプリングしてオペレータが判断したり、脱色
精製時間、処理液量などを勘案して判断する)には、制
御装置25の制御信号により糖液を供給制御するバルブ
16Bが閉止し、排出配管14のバルブ17Bが第2排
出配管24に切り替わって精製塔12Bが第2排出配管
24と連通する。一方、イオン交換樹脂移送手段18の
バルブ20B、21Aが開放し、精製塔12Bと精製塔
12Aが移送用配管18Bを介して連通する。この時、
ポンプ18Aが駆動し、精製塔12B内の充填層11B
の下層のアニオン交換樹脂を精製塔12B内に残留して
いる糖液と共に移送用配管18Bを介して精製塔12A
内へ移送し、精製塔12Aの充填層11A上にアニオン
交換樹脂を図1に破線で示した分だけ補充する。補充後
にはポンプ18Aが停止すると共に各バルブ20B、2
1Aが閉止する。次いで、制御信号に基づいてアニオン
交換樹脂の補充を受けた精製塔12Aでは糖液の供給配
管13のバルブ16Aを開放すると共にバルブ17Aを
第2排出配管24から排出配管14に切り替えて精製塔
12A内を排出配管14に連通し、既に駆動しているポ
ンプ13Aにより糖液を受給する。これにより精製塔1
2Aが精製塔12Bに替わって糖液の脱色精製を行な
い、他の精製塔12Cを合せた2基の精製塔で脱色精製
を行なうことになる。また、これと並行して精製塔12
B内ではまず、精製塔12B内に水を通して塔内に残留
している残りの糖液を排出するスイートニングオフを行
ない、次いでその塔下部より逆洗水を供給して精製塔1
2B内の残余の充填層11Bを逆洗し、その後、ディス
トリビュータ22Bから食塩水を受給して残余の充填層
11Bの再生を行なう。
【0027】本実施例では、上述のように糖液の脱色工
程を終了した精製塔12B内の下層のアニオン交換樹脂
を他の精製塔に移送する操作を、精製塔12Bのスイー
トニングオフ操作を行なう前に実施すると良く、これに
より脱色工程終了後の精製塔12B内に残留する糖液の
一部を上記アニオン交換樹脂と共に移送することがで
き、その結果、精製塔12Bのスイートニングオフの際
に塔外に抜き出す糖液の量が従来よりも格段に少なくな
り、これに伴い甘水の発生量が格段に減量されて糖液の
回収コストを格段に節約することができる。
程を終了した精製塔12B内の下層のアニオン交換樹脂
を他の精製塔に移送する操作を、精製塔12Bのスイー
トニングオフ操作を行なう前に実施すると良く、これに
より脱色工程終了後の精製塔12B内に残留する糖液の
一部を上記アニオン交換樹脂と共に移送することがで
き、その結果、精製塔12Bのスイートニングオフの際
に塔外に抜き出す糖液の量が従来よりも格段に少なくな
り、これに伴い甘水の発生量が格段に減量されて糖液の
回収コストを格段に節約することができる。
【0028】更に時間が経過して精製塔12Cでの脱色
精製機能が低下した場合には、制御信号に基づいて上述
した場合と同様にして精製塔12C内の下層のアニオン
交換樹脂を既に再生を完了した精製塔12B内へ残留糖
液と共に移送し、移送完了後には、精製塔12Bが精製
塔12Cに替わって脱色精製を行ない、精製塔12C内
では充填層11Cのスイートニングオフ、逆洗及び再生
を行なう。このようにして3基の精製塔12A、12
B、12Cのうち、1基は再生用とし、他の2基は脱色
精製用として連続的に循環使用される。
精製機能が低下した場合には、制御信号に基づいて上述
した場合と同様にして精製塔12C内の下層のアニオン
交換樹脂を既に再生を完了した精製塔12B内へ残留糖
液と共に移送し、移送完了後には、精製塔12Bが精製
塔12Cに替わって脱色精製を行ない、精製塔12C内
では充填層11Cのスイートニングオフ、逆洗及び再生
を行なう。このようにして3基の精製塔12A、12
B、12Cのうち、1基は再生用とし、他の2基は脱色
精製用として連続的に循環使用される。
【0029】以上説明したように本実施例によれば、糖
液の脱色精製装置10は精製塔12A、12B、12C
のいずれか1基を糖液の再生用として使用すると共に、
他の2基を脱色精製用として循環使用するようにしたた
め、アニオン交換樹脂の再生時でも糖液の脱色精製装置
10を停止させることなく連続的に稼動することがで
き、糖液の脱色精製能力を格段に高めることができる。
また、アニオン交換樹脂を再生する時には、各精製塔1
2B、12C内の充填層11B、11Cの全量を再生せ
ず、下層部分のアニオン交換樹脂(全体の25〜75
%)を抜き取って再使用し、残りの充填層のみを再生す
るようにしたため、食塩水の使用量を格段に低減でき、
ランニングコストを格段に節約することができる。更
に、糖液の脱色工程を終了した精製塔12B内の下層部
分のアニオン交換樹脂を他の精製塔に移送する際に精製
塔12Bに残留している糖液を同時に移送することによ
り、精製、塔12B内の残余のアニオン交換樹脂の再生
時に抜き出す糖液の量が従来よりも格段に少なく、これ
に伴い甘水の発生量を格段に減量することができる。
液の脱色精製装置10は精製塔12A、12B、12C
のいずれか1基を糖液の再生用として使用すると共に、
他の2基を脱色精製用として循環使用するようにしたた
め、アニオン交換樹脂の再生時でも糖液の脱色精製装置
10を停止させることなく連続的に稼動することがで
き、糖液の脱色精製能力を格段に高めることができる。
また、アニオン交換樹脂を再生する時には、各精製塔1
2B、12C内の充填層11B、11Cの全量を再生せ
ず、下層部分のアニオン交換樹脂(全体の25〜75
%)を抜き取って再使用し、残りの充填層のみを再生す
るようにしたため、食塩水の使用量を格段に低減でき、
ランニングコストを格段に節約することができる。更
に、糖液の脱色工程を終了した精製塔12B内の下層部
分のアニオン交換樹脂を他の精製塔に移送する際に精製
塔12Bに残留している糖液を同時に移送することによ
り、精製、塔12B内の残余のアニオン交換樹脂の再生
時に抜き出す糖液の量が従来よりも格段に少なく、これ
に伴い甘水の発生量を格段に減量することができる。
【0030】実施例2.本発明の他の糖液の脱色精製方
法の実施例は図2に示す単塔式の脱色精製装置を用いて
実施することができる。この糖液の脱色精製装置30
は、同図に示すように、充填層31の下層のアニオン交
換樹脂31Aを精製塔32から抜き出して直接充填層3
1の上層へ移送して積層し、当初、下層に位置していた
アニオン交換樹脂31Aを再生することなくそのまま次
の脱色工程で再使用するようにしてある。つまり、本実
施例に用いられる脱色精製装置30は実施例1の脱色精
製装置10と異なり、1基の精製塔32を再生と脱色精
製に用いるようにしたもので、再生中には脱色精製を行
なうことができないようになっている。以下、本実施例
に用いられる脱色精製装置30について更に説明する。
法の実施例は図2に示す単塔式の脱色精製装置を用いて
実施することができる。この糖液の脱色精製装置30
は、同図に示すように、充填層31の下層のアニオン交
換樹脂31Aを精製塔32から抜き出して直接充填層3
1の上層へ移送して積層し、当初、下層に位置していた
アニオン交換樹脂31Aを再生することなくそのまま次
の脱色工程で再使用するようにしてある。つまり、本実
施例に用いられる脱色精製装置30は実施例1の脱色精
製装置10と異なり、1基の精製塔32を再生と脱色精
製に用いるようにしたもので、再生中には脱色精製を行
なうことができないようになっている。以下、本実施例
に用いられる脱色精製装置30について更に説明する。
【0031】上記精製塔32には糖液を供給する供給配
管33及び脱色精製後の糖液を排出する排出配管34が
設けられている。そして、供給配管33の先端には精製
塔32内に配設された糖液ディストリビュータ35が接
続され、供給配管33に配設されたポンプ33Aの作動
により糖液ディストリビュータ35から糖液を供給する
ようにしてある。また、排出配管34にはバルブ36が
配設されている。また、上記精製塔32には充填層31
の下層のアニオン交換樹脂31Aを上層のアニオン交換
樹脂31B上へ移送するイオン交換樹脂移送手段37が
設けられている。このイオン交換樹脂移送手段37は、
ポンプ37Aと、このポンプ37Aに接続された移送用
配管37Bと、この移送用配管37Bに配設された流量
計37Eとを有している。移送用配管37Bの下部側壁
を貫通した端部は充填層31を支承する支承部材38中
央のやや上方に対向して開口し、上部側壁を貫通した端
部は脱色精製時の充填層31の上面に対向して開口して
いる。そして、精製塔32内のアニオン交換樹脂を再生
する場合には、ポンプ37Aが駆動して精製塔32内の
下層のアニオン交換樹脂31Aを抜き出し、直接精製塔
32内の充填層31の上層へ積層するようにしてある。
尚、この樹脂移送に際しては流量計37Eにより移送量
を計量し、所定量のアニオン交換樹脂を正確に移送する
ようにしてある。
管33及び脱色精製後の糖液を排出する排出配管34が
設けられている。そして、供給配管33の先端には精製
塔32内に配設された糖液ディストリビュータ35が接
続され、供給配管33に配設されたポンプ33Aの作動
により糖液ディストリビュータ35から糖液を供給する
ようにしてある。また、排出配管34にはバルブ36が
配設されている。また、上記精製塔32には充填層31
の下層のアニオン交換樹脂31Aを上層のアニオン交換
樹脂31B上へ移送するイオン交換樹脂移送手段37が
設けられている。このイオン交換樹脂移送手段37は、
ポンプ37Aと、このポンプ37Aに接続された移送用
配管37Bと、この移送用配管37Bに配設された流量
計37Eとを有している。移送用配管37Bの下部側壁
を貫通した端部は充填層31を支承する支承部材38中
央のやや上方に対向して開口し、上部側壁を貫通した端
部は脱色精製時の充填層31の上面に対向して開口して
いる。そして、精製塔32内のアニオン交換樹脂を再生
する場合には、ポンプ37Aが駆動して精製塔32内の
下層のアニオン交換樹脂31Aを抜き出し、直接精製塔
32内の充填層31の上層へ積層するようにしてある。
尚、この樹脂移送に際しては流量計37Eにより移送量
を計量し、所定量のアニオン交換樹脂を正確に移送する
ようにしてある。
【0032】また、上記精製塔32には再生剤供給手段
39が設けられ、この再生剤供給手段39により充填層
31の下方部分を再生するようにしてある。この再生剤
供給手段39は、再生剤ディストリビュータ39Aを精
製塔32内に備え、ポンプ(図示せず)により第2供給
配管39Bを介して図示しない貯留槽の食塩水を精製塔
32内へ供給するようにしてある。この再生剤ディスト
リビュータ39Aは下層のアニオン交換樹脂31Aの抜
き出しによって下方部分に移動した残余の充填層31B
の上面よりもやや上方となるように配置されている。ま
た、上述した排出配管34のバルブ36には再生に使用
した食塩水を排出する第2排出配管34Aが接続され、
このバルブ36を切り換えることにより糖液を排出する
場合には精製塔32を排出配管34に連通し、食塩水を
排出する場合には第2排出配管34Aに連通するように
してある。
39が設けられ、この再生剤供給手段39により充填層
31の下方部分を再生するようにしてある。この再生剤
供給手段39は、再生剤ディストリビュータ39Aを精
製塔32内に備え、ポンプ(図示せず)により第2供給
配管39Bを介して図示しない貯留槽の食塩水を精製塔
32内へ供給するようにしてある。この再生剤ディスト
リビュータ39Aは下層のアニオン交換樹脂31Aの抜
き出しによって下方部分に移動した残余の充填層31B
の上面よりもやや上方となるように配置されている。ま
た、上述した排出配管34のバルブ36には再生に使用
した食塩水を排出する第2排出配管34Aが接続され、
このバルブ36を切り換えることにより糖液を排出する
場合には精製塔32を排出配管34に連通し、食塩水を
排出する場合には第2排出配管34Aに連通するように
してある。
【0033】次に、上記脱色精製装置30を用いた本発
明の糖液の脱色精製方法の一実施例について説明する。
ポンプ33Aが駆動して糖液ディストリビュータ35か
ら糖液を精製塔32内の充填層31の上面に向けて供給
する。糖液は充填層31を流下する間に脱色精製され、
排出配管34を介して所定の貯留槽へ給送される。そし
て、精製塔32内へ糖液を供給して所定時間経過して充
填層31の吸着性能が低下した場合にはアニオン交換樹
脂を再生する。再生する場合には装置を停止する。
明の糖液の脱色精製方法の一実施例について説明する。
ポンプ33Aが駆動して糖液ディストリビュータ35か
ら糖液を精製塔32内の充填層31の上面に向けて供給
する。糖液は充填層31を流下する間に脱色精製され、
排出配管34を介して所定の貯留槽へ給送される。そし
て、精製塔32内へ糖液を供給して所定時間経過して充
填層31の吸着性能が低下した場合にはアニオン交換樹
脂を再生する。再生する場合には装置を停止する。
【0034】その後、常法によりスイートニングオフを
行なった後、あるいはスイートニングオフを行なうこと
なくそのままイオン交換樹脂移送手段37のポンプ37
Aを駆動すると充填層31の下層のアニオン交換樹脂3
1A(充填量の25〜75%)を移送用配管37Bを介
して精製塔32内から抜き出し、充填層31の上面へア
ニオン交換樹脂を移送して積層する。下層のアニオン交
換樹脂31Aを移送した時点でイオン交換樹脂移送手段
37が停止する。次いで、事前にスイートニングオフを
行なっていない場合はここでスイートニングオフを行な
った後、再生剤供給手段39が駆動し、再生剤ディスト
リビュータ39Aから食塩水を供給して移送後に精製塔
32内の下方へ移動した残余のアニオン交換樹脂(図2
において上層に位置していたアニオン交換樹脂31B)
を再生する。そして、充填層31の再生が終了した後、
再び糖液の脱色精製を行なう。尚、本実施例の場合に
は、糖液の脱色工程終了後の再生段階において上述のよ
うな逆洗操作を行なうと、上層の再生すべきでない樹脂
と下層の再生すべき樹脂とが混合されて所期の目的を達
成することができなくなるため、再生の都度毎回逆洗を
行なわずに例えば3〜4回に一度逆洗操作を行なうよう
にする。
行なった後、あるいはスイートニングオフを行なうこと
なくそのままイオン交換樹脂移送手段37のポンプ37
Aを駆動すると充填層31の下層のアニオン交換樹脂3
1A(充填量の25〜75%)を移送用配管37Bを介
して精製塔32内から抜き出し、充填層31の上面へア
ニオン交換樹脂を移送して積層する。下層のアニオン交
換樹脂31Aを移送した時点でイオン交換樹脂移送手段
37が停止する。次いで、事前にスイートニングオフを
行なっていない場合はここでスイートニングオフを行な
った後、再生剤供給手段39が駆動し、再生剤ディスト
リビュータ39Aから食塩水を供給して移送後に精製塔
32内の下方へ移動した残余のアニオン交換樹脂(図2
において上層に位置していたアニオン交換樹脂31B)
を再生する。そして、充填層31の再生が終了した後、
再び糖液の脱色精製を行なう。尚、本実施例の場合に
は、糖液の脱色工程終了後の再生段階において上述のよ
うな逆洗操作を行なうと、上層の再生すべきでない樹脂
と下層の再生すべき樹脂とが混合されて所期の目的を達
成することができなくなるため、再生の都度毎回逆洗を
行なわずに例えば3〜4回に一度逆洗操作を行なうよう
にする。
【0035】以上説明したように本実施例によれば、精
製塔32内の下層のそれほど汚染されておらず、充填層
の上層として用いれば十分に脱色能力があるアニオン交
換樹脂31Aを抜き出してその精製塔32内の残余のア
ニオン交換樹脂31B上へ直接移送して下層のアニオン
交換樹脂31Aと上層のアニオン交換樹脂31Bとを入
れ替えて新たに充填層31を形成し、次いで、精製塔3
2内の残余のアニオン交換樹脂31B、即ち上層から下
層に移動したアニオン交換樹脂の再生を行なった後、こ
れら両者をそのまま使用して糖液の脱色精製に使用する
ようにしたため、上層に位置していたアニオン交換樹脂
31Bのみを再生するだけで良く、再生剤溶液としての
食塩水の使用量を格段に低減でき、脱色精製装置30の
ランニングコストを格段に節約することができる。
製塔32内の下層のそれほど汚染されておらず、充填層
の上層として用いれば十分に脱色能力があるアニオン交
換樹脂31Aを抜き出してその精製塔32内の残余のア
ニオン交換樹脂31B上へ直接移送して下層のアニオン
交換樹脂31Aと上層のアニオン交換樹脂31Bとを入
れ替えて新たに充填層31を形成し、次いで、精製塔3
2内の残余のアニオン交換樹脂31B、即ち上層から下
層に移動したアニオン交換樹脂の再生を行なった後、こ
れら両者をそのまま使用して糖液の脱色精製に使用する
ようにしたため、上層に位置していたアニオン交換樹脂
31Bのみを再生するだけで良く、再生剤溶液としての
食塩水の使用量を格段に低減でき、脱色精製装置30の
ランニングコストを格段に節約することができる。
【0036】実施例3.本発明の更に他の糖液の脱色精
製方法の実施例は図3に示す単塔式の脱色精製装置を用
いて実施することができる。この糖液の脱色精製装置5
0は、同図に示すように、充填層51の下層のアニオン
交換樹脂51Aを糖液と共に精製塔52から抜き出して
外部に配設された貯留槽60へ移送して一時的に貯留槽
60内でアニオン交換樹脂及び糖液を貯留し、移送後の
残余のアニオン交換樹脂51Bを再生した後、貯留槽6
0からアニオン交換樹脂を糖液と共に精製塔52内へ戻
し、引き続き糖液の脱色精製を行なうようにした以外
は、実施例2に準じて構成されている。以下、本実施例
に用いられる脱色精製装置50について更に説明する。
製方法の実施例は図3に示す単塔式の脱色精製装置を用
いて実施することができる。この糖液の脱色精製装置5
0は、同図に示すように、充填層51の下層のアニオン
交換樹脂51Aを糖液と共に精製塔52から抜き出して
外部に配設された貯留槽60へ移送して一時的に貯留槽
60内でアニオン交換樹脂及び糖液を貯留し、移送後の
残余のアニオン交換樹脂51Bを再生した後、貯留槽6
0からアニオン交換樹脂を糖液と共に精製塔52内へ戻
し、引き続き糖液の脱色精製を行なうようにした以外
は、実施例2に準じて構成されている。以下、本実施例
に用いられる脱色精製装置50について更に説明する。
【0037】上記精製塔52には糖液を供給する供給配
管53及び脱色精製後の糖液を排出する排出配管54が
設けられている。そして、供給配管53の先端には精製
塔52内に配設された糖液ディストリビュータ55が接
続され、供給配管53に配設されたポンプ53Aの作動
により糖液ディストリビュータ55から糖液を供給する
ようにしてある。また、排出配管54にはバルブ56が
配設されている。また、上記精製塔52にはイオン交換
樹脂移送手段57が設けられている。
管53及び脱色精製後の糖液を排出する排出配管54が
設けられている。そして、供給配管53の先端には精製
塔52内に配設された糖液ディストリビュータ55が接
続され、供給配管53に配設されたポンプ53Aの作動
により糖液ディストリビュータ55から糖液を供給する
ようにしてある。また、排出配管54にはバルブ56が
配設されている。また、上記精製塔52にはイオン交換
樹脂移送手段57が設けられている。
【0038】上記イオン交換樹脂移送手段57は、第
1、第2ポンプ57A、57Bと、これらのポンプ57
A、57Bがそれぞれ配設された第1、第2移送用配管
57C、57Dと、第1移送用配管57Cに配設された
流量計57Eとを備えている。第1移送用配管57Cは
一端が精製塔52内の充填層51を支承する支承部材5
8中央のやや上方に対向して開口し、他端が貯留槽60
に向けて開口し、第1ポンプ57Aにより精製塔52内
の下層のアニオン交換樹脂51Aを糖液と共に貯留槽6
0内へ移送するようにしてあると共に、移送するアニオ
ン交換樹脂の樹脂量を流量計57Eによって正確に計量
しするようにしてある。また、第2移送用配管57Dは
一端が貯留槽60内の底面に対向して開口し、他端が精
製塔52内の充填層51の上面に向けて開口し、第2ポ
ンプ57Bにより貯留槽60内のアニオン交換樹脂51
Aを糖液と共に精製塔52内へ戻すようにしてある。
1、第2ポンプ57A、57Bと、これらのポンプ57
A、57Bがそれぞれ配設された第1、第2移送用配管
57C、57Dと、第1移送用配管57Cに配設された
流量計57Eとを備えている。第1移送用配管57Cは
一端が精製塔52内の充填層51を支承する支承部材5
8中央のやや上方に対向して開口し、他端が貯留槽60
に向けて開口し、第1ポンプ57Aにより精製塔52内
の下層のアニオン交換樹脂51Aを糖液と共に貯留槽6
0内へ移送するようにしてあると共に、移送するアニオ
ン交換樹脂の樹脂量を流量計57Eによって正確に計量
しするようにしてある。また、第2移送用配管57Dは
一端が貯留槽60内の底面に対向して開口し、他端が精
製塔52内の充填層51の上面に向けて開口し、第2ポ
ンプ57Bにより貯留槽60内のアニオン交換樹脂51
Aを糖液と共に精製塔52内へ戻すようにしてある。
【0039】また、図3において59は再生剤供給手段
であり、この再生剤供給手段59は、再生剤ディストリ
ビュータ59Aを精製塔52内に備え、ポンプ(図示せ
ず)により第2供給配管59Bを介して図示しない貯留
槽の食塩水を精製塔52内へ供給するようにしてある。
また、上述した排出配管54のバルブ56には再生処理
後の食塩水を排出する第2排出配管54Aが接続され、
このバルブ56を切り換えることにより糖液を排出する
場合には精製塔52を排出配管54に連通し、食塩水を
排出する場合には第2排出配管54Aに連通するように
してある。
であり、この再生剤供給手段59は、再生剤ディストリ
ビュータ59Aを精製塔52内に備え、ポンプ(図示せ
ず)により第2供給配管59Bを介して図示しない貯留
槽の食塩水を精製塔52内へ供給するようにしてある。
また、上述した排出配管54のバルブ56には再生処理
後の食塩水を排出する第2排出配管54Aが接続され、
このバルブ56を切り換えることにより糖液を排出する
場合には精製塔52を排出配管54に連通し、食塩水を
排出する場合には第2排出配管54Aに連通するように
してある。
【0040】次に、上記脱色精製装置50を用いた本発
明の糖液の脱色精製方法の一実施例について説明する。
ポンプ53Aが駆動して糖液ディストリビュータ55か
ら精製塔52内の充填層51の上面に向けて糖液を供給
する。糖液は充填層51を流下する間に脱色精製され、
排出配管54を介して所定の貯留槽へ給送される。そし
て、精製塔52内へ糖液を供給して所定時間経過して充
填層51の吸着性能が低下した場合にはアニオン交換樹
脂を再生する。再生する場合には装置を停止する。
明の糖液の脱色精製方法の一実施例について説明する。
ポンプ53Aが駆動して糖液ディストリビュータ55か
ら精製塔52内の充填層51の上面に向けて糖液を供給
する。糖液は充填層51を流下する間に脱色精製され、
排出配管54を介して所定の貯留槽へ給送される。そし
て、精製塔52内へ糖液を供給して所定時間経過して充
填層51の吸着性能が低下した場合にはアニオン交換樹
脂を再生する。再生する場合には装置を停止する。
【0041】その後、イオン交換樹脂移送手段57の第
1ポンプ57Aが駆動すると充填層51の下層のアニオ
ン交換樹脂51A(充填量の25〜75%)を精製塔5
2内に残留する糖液と共に第1移送用配管57Cを介し
て精製塔52内から抜き出し、貯留槽60内へアニオン
交換樹脂及び糖液を一時的に貯留する。その後、精製塔
52内に通水してスイートニングオフを行ない、次い
で、常法により逆洗を行なった後、再生剤供給手段59
が駆動し、精製塔52内の残余のアニオン交換樹脂51
Bを再生する。アニオン交換樹脂51Bの再生が終了し
た後、イオン交換樹脂移送手段57の第2ポンプ57B
が駆動して貯留槽60内のアニオン交換樹脂を糖液と共
に第2移送用配管57Dを介して精製塔52内の再生後
のアニオン交換樹脂上へ供給して積層し、元の充填量を
確保する。その後、上層と下層が入れ替わった充填層5
1により糖液の脱色精製を行なう。
1ポンプ57Aが駆動すると充填層51の下層のアニオ
ン交換樹脂51A(充填量の25〜75%)を精製塔5
2内に残留する糖液と共に第1移送用配管57Cを介し
て精製塔52内から抜き出し、貯留槽60内へアニオン
交換樹脂及び糖液を一時的に貯留する。その後、精製塔
52内に通水してスイートニングオフを行ない、次い
で、常法により逆洗を行なった後、再生剤供給手段59
が駆動し、精製塔52内の残余のアニオン交換樹脂51
Bを再生する。アニオン交換樹脂51Bの再生が終了し
た後、イオン交換樹脂移送手段57の第2ポンプ57B
が駆動して貯留槽60内のアニオン交換樹脂を糖液と共
に第2移送用配管57Dを介して精製塔52内の再生後
のアニオン交換樹脂上へ供給して積層し、元の充填量を
確保する。その後、上層と下層が入れ替わった充填層5
1により糖液の脱色精製を行なう。
【0042】以上説明したように本実施例によれば、実
施例2の場合と異なり、下層のアニオン交換樹脂51A
を糖液と共に精製塔52内から抜き出し、残余のアニオ
ン交換樹脂51Bを再生する間、抜き出したアニオン交
換樹脂及び糖液を貯留槽60内で一時的に貯留し、精製
塔52内でアニオン交換樹脂を再生した後、貯留槽60
からアニオン交換樹脂及び糖液を精製塔52内へ戻し、
戻された糖液及びその後に供給される糖液を脱色精製で
きるようにしたため、実施例2と同様の効果を期するこ
とができると共に、本実施例では実施例1の場合と同様
にアニオン交換樹脂の再生時に抜き出す糖液の量が従来
よりも格段に少なく、これに伴い甘水の発生量が格段に
減量されて糖液の回収コストを格段に節約できるという
効果を期待することができる。
施例2の場合と異なり、下層のアニオン交換樹脂51A
を糖液と共に精製塔52内から抜き出し、残余のアニオ
ン交換樹脂51Bを再生する間、抜き出したアニオン交
換樹脂及び糖液を貯留槽60内で一時的に貯留し、精製
塔52内でアニオン交換樹脂を再生した後、貯留槽60
からアニオン交換樹脂及び糖液を精製塔52内へ戻し、
戻された糖液及びその後に供給される糖液を脱色精製で
きるようにしたため、実施例2と同様の効果を期するこ
とができると共に、本実施例では実施例1の場合と同様
にアニオン交換樹脂の再生時に抜き出す糖液の量が従来
よりも格段に少なく、これに伴い甘水の発生量が格段に
減量されて糖液の回収コストを格段に節約できるという
効果を期待することができる。
【0043】また、実施例3では図3に示すように精製
塔52内に充填層51の逆洗時に利用される上部空間
(フリーボード)が設けられているが、本発明では下層
のアニオン交換樹脂51Aを抜き出して塔外に設けた貯
留槽60に一旦貯留し、その後、上層のアニオン交換樹
脂51Bのみを再生するため、下層のアニオン交換樹脂
51Aを抜き出した後の精製塔52内には抜き出された
樹脂の体積に相当する分の空間部が必ず生じる。従っ
て、この空間部を利用して残余のアニオン交換樹脂の逆
洗を行なうことができるため、必ずしも逆洗用の上部空
間を設けておく必要はなく、精製塔52内にアニオン交
換樹脂をほぼ一杯に充填して糖液の脱色を行なうことが
できる。従って、逆洗用の上部空間を有する既設の精製
塔を改造して本発明の実施に用いる場合には、この上部
空間にアニオン交換樹脂を新たに充填するとができ、そ
の分糖液の脱色精製能力を向上させることができる。
尚、このことは実施例1の場合のように複数の精製塔を
備えた脱色精製装置においても同様であり、複数の精製
塔のうちのいずれか一つの塔内に空間部が生じるように
しておけば、他の精製塔内にはアニオン交換樹脂をほぼ
一杯に充填して良く、従って、既設の脱色精製装置を改
造して本発明を実施する場合には上述したのと同様な能
力向上のメリットがある。
塔52内に充填層51の逆洗時に利用される上部空間
(フリーボード)が設けられているが、本発明では下層
のアニオン交換樹脂51Aを抜き出して塔外に設けた貯
留槽60に一旦貯留し、その後、上層のアニオン交換樹
脂51Bのみを再生するため、下層のアニオン交換樹脂
51Aを抜き出した後の精製塔52内には抜き出された
樹脂の体積に相当する分の空間部が必ず生じる。従っ
て、この空間部を利用して残余のアニオン交換樹脂の逆
洗を行なうことができるため、必ずしも逆洗用の上部空
間を設けておく必要はなく、精製塔52内にアニオン交
換樹脂をほぼ一杯に充填して糖液の脱色を行なうことが
できる。従って、逆洗用の上部空間を有する既設の精製
塔を改造して本発明の実施に用いる場合には、この上部
空間にアニオン交換樹脂を新たに充填するとができ、そ
の分糖液の脱色精製能力を向上させることができる。
尚、このことは実施例1の場合のように複数の精製塔を
備えた脱色精製装置においても同様であり、複数の精製
塔のうちのいずれか一つの塔内に空間部が生じるように
しておけば、他の精製塔内にはアニオン交換樹脂をほぼ
一杯に充填して良く、従って、既設の脱色精製装置を改
造して本発明を実施する場合には上述したのと同様な能
力向上のメリットがある。
【0044】試験例1.本試験例は糖液の脱色工程を終
了後、精製塔内の充填層の下層のアニオン交換樹脂を上
層へ移送して再生せず再使用する本発明の糖液の脱色精
製方法の効果を観るために行なった試験である。本試験
例では強塩基性のアニオン交換樹脂(AER)としてア
ンバーライトXT−5007(ロームアンドハース社
製)を用い、このアニオン交換樹脂のCl形を充填塔に
50mL充填し、原料糖液(糖濃度:Bx55.5、色
価:80)を50℃の温度下、400mL/hの処理量
で充填塔内に通液して脱色精製を行なった。尚、糖濃度
としてはブリックス糖濃度を採用した。そして、原料糖
液の処理量が80L/L-AERに達した時点で原料糖
液の処理を停止し、その後、下層の25mLのアニオン
交換樹脂を充填塔から抜き出した。そして、残余の25
mLのアニオン交換樹脂を10%の食塩水50mL(再
生樹脂量の2倍量)により再生処理した後、抜き出した
アニオン交換樹脂をそのまま再使用するため、再生後の
アニオン交換樹脂上に積層し、同一条件下で再び脱色精
製を行なった。
了後、精製塔内の充填層の下層のアニオン交換樹脂を上
層へ移送して再生せず再使用する本発明の糖液の脱色精
製方法の効果を観るために行なった試験である。本試験
例では強塩基性のアニオン交換樹脂(AER)としてア
ンバーライトXT−5007(ロームアンドハース社
製)を用い、このアニオン交換樹脂のCl形を充填塔に
50mL充填し、原料糖液(糖濃度:Bx55.5、色
価:80)を50℃の温度下、400mL/hの処理量
で充填塔内に通液して脱色精製を行なった。尚、糖濃度
としてはブリックス糖濃度を採用した。そして、原料糖
液の処理量が80L/L-AERに達した時点で原料糖
液の処理を停止し、その後、下層の25mLのアニオン
交換樹脂を充填塔から抜き出した。そして、残余の25
mLのアニオン交換樹脂を10%の食塩水50mL(再
生樹脂量の2倍量)により再生処理した後、抜き出した
アニオン交換樹脂をそのまま再使用するため、再生後の
アニオン交換樹脂上に積層し、同一条件下で再び脱色精
製を行なった。
【0045】原料糖液の処理量と、脱色精製後の糖液の
色価との関係を図4中に○印で示した。この場合の色価
(C.I.)は10cmのセル内に糖液を満たし、吸光分
析により420nmと720nmでの吸光度(OD)を
測定し、その測定値を下記式に代入することにより算出
した。 C.I.=(OD420nm−OD720nm)×1000×100/(Bx×ρ×10) 但し、式中、ρは糖液の比重(g/mL)である。
色価との関係を図4中に○印で示した。この場合の色価
(C.I.)は10cmのセル内に糖液を満たし、吸光分
析により420nmと720nmでの吸光度(OD)を
測定し、その測定値を下記式に代入することにより算出
した。 C.I.=(OD420nm−OD720nm)×1000×100/(Bx×ρ×10) 但し、式中、ρは糖液の比重(g/mL)である。
【0046】比較例1.本比較例は従来の方法により脱
色工程終了後の50mLのアニオン交換樹脂全量をその
まま食塩水100mL(即ち、再生樹脂量の2倍量)に
より再生した以外は、試験例1と同様に原料糖液の脱色
精製を行ない、その結果を図4中に×印で示した。
色工程終了後の50mLのアニオン交換樹脂全量をその
まま食塩水100mL(即ち、再生樹脂量の2倍量)に
より再生した以外は、試験例1と同様に原料糖液の脱色
精製を行ない、その結果を図4中に×印で示した。
【0047】図4に示す結果によれば、試験例1では本
実施例の方法により上層の半分を再生し、下層の半分を
そのまま残りのアニオン交換樹脂上へ移送して再使用し
ているので再生剤の使用量が比較例の半分であるにも拘
らず、原料糖液の処理量が80L/L-AERになって
も、従来の方法により使用樹脂の全量を再生した比較例
1と同様の脱色精製能力を発揮していることが判る。そ
して、従来から工業的に利用されている脱色精製装置
は、原料糖液の1サイクルの処理量は通常40〜60L
/L-AERであるから、本発明の方法が工業的に利用
できることが判る。そして、本発明を上述の実施例1〜
3に示すような工業的規模の脱色精製装置10、30、
50として適用することができることが判る。このよう
な工業的規模に適用した場合には、上記各実施例でも説
明したように半分のアニオン交換樹脂を再生するだけで
良いため、その際に用いられる食塩水の量が従来の半分
で良く、それだけメンテナンスコストが低減することが
判る。
実施例の方法により上層の半分を再生し、下層の半分を
そのまま残りのアニオン交換樹脂上へ移送して再使用し
ているので再生剤の使用量が比較例の半分であるにも拘
らず、原料糖液の処理量が80L/L-AERになって
も、従来の方法により使用樹脂の全量を再生した比較例
1と同様の脱色精製能力を発揮していることが判る。そ
して、従来から工業的に利用されている脱色精製装置
は、原料糖液の1サイクルの処理量は通常40〜60L
/L-AERであるから、本発明の方法が工業的に利用
できることが判る。そして、本発明を上述の実施例1〜
3に示すような工業的規模の脱色精製装置10、30、
50として適用することができることが判る。このよう
な工業的規模に適用した場合には、上記各実施例でも説
明したように半分のアニオン交換樹脂を再生するだけで
良いため、その際に用いられる食塩水の量が従来の半分
で良く、それだけメンテナンスコストが低減することが
判る。
【0048】尚、上記実施例ではイオン交換樹脂として
Cl形強塩基性アニオン交換樹脂を例に挙げて説明した
が、本発明には、Cl形強塩基性アニオン交換樹脂の
他、弱塩基性アニオン交換樹脂、強酸性カチオン交換樹
脂、弱酸性カチオン交換樹脂などを用いることができ
る。また、本発明は上記各実施例に何等制限されるもの
でなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、本発明に包含
される。
Cl形強塩基性アニオン交換樹脂を例に挙げて説明した
が、本発明には、Cl形強塩基性アニオン交換樹脂の
他、弱塩基性アニオン交換樹脂、強酸性カチオン交換樹
脂、弱酸性カチオン交換樹脂などを用いることができ
る。また、本発明は上記各実施例に何等制限されるもの
でなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、本発明に包含
される。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、精製塔内のイオン交換樹脂の再生を行なう際に、精
製塔内の下層のイオン交換樹脂を抜き出して精製塔内の
残余のイオン交換樹脂層上へ直接移送した後、精製塔内
の残余のイオン交換樹脂についてのみ再生を行ない、移
送されたイオン交換樹脂をそのまま再生後のイオン交換
樹脂と共に糖液の脱色精製に使用するようにしたため、
再生剤の使用量を格段に低減してメンテナンスコストを
格段に節約できる糖液の脱色精製方法を提供することが
できる。
ば、精製塔内のイオン交換樹脂の再生を行なう際に、精
製塔内の下層のイオン交換樹脂を抜き出して精製塔内の
残余のイオン交換樹脂層上へ直接移送した後、精製塔内
の残余のイオン交換樹脂についてのみ再生を行ない、移
送されたイオン交換樹脂をそのまま再生後のイオン交換
樹脂と共に糖液の脱色精製に使用するようにしたため、
再生剤の使用量を格段に低減してメンテナンスコストを
格段に節約できる糖液の脱色精製方法を提供することが
できる。
【0050】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、精製塔内のイオン交換樹脂の再生を行なう際に、
充填層の下層のイオン交換樹脂を精製塔内に残留する糖
液と共に外部の貯留槽へ移送する一方、精製塔内の残余
のイオン交換樹脂について再生を行なった後、貯留槽内
のイオン交換樹脂を糖液と共に再生後のイオン交換樹脂
上へ移送し、移送されたイオン交換樹脂をそのまま再生
後のイオン交換樹脂と共に糖液の脱色精製に使用するこ
とができるため、再生剤の使用量を格段に低減してメン
テナンスコストを格段に節約できると共に、甘水の発生
量を格段に低減して糖液の回収コストを格段に節約でき
る糖液の脱色精製方法を提供することができる。
れば、精製塔内のイオン交換樹脂の再生を行なう際に、
充填層の下層のイオン交換樹脂を精製塔内に残留する糖
液と共に外部の貯留槽へ移送する一方、精製塔内の残余
のイオン交換樹脂について再生を行なった後、貯留槽内
のイオン交換樹脂を糖液と共に再生後のイオン交換樹脂
上へ移送し、移送されたイオン交換樹脂をそのまま再生
後のイオン交換樹脂と共に糖液の脱色精製に使用するこ
とができるため、再生剤の使用量を格段に低減してメン
テナンスコストを格段に節約できると共に、甘水の発生
量を格段に低減して糖液の回収コストを格段に節約でき
る糖液の脱色精製方法を提供することができる。
【0051】また、本発明の請求項3及び請求項5に記
載の発明によれば、時間差を付けて糖液を供給した複数
の精製塔のうち、先に糖液を供給した精製塔内のイオン
交換樹脂の再生を行なう際に、その精製塔内の充填層の
下層のイオン交換樹脂を他の一つの精製塔内の充填層上
へ移送してイオン交換樹脂を補充した後、この精製塔に
おいて脱色精製を行なうと共に、イオン交換樹脂が移送
された精製塔内では残余のイオン交換樹脂の再生を行な
い、一つの精製塔を再生用とし、他の精製塔を脱色精製
用として連続的に循環使用するようにすると共に樹脂移
送の際に塔内に存在する糖液の一部を同時に移送するこ
とができるため、再生剤の使用量を格段に低減してメン
テナンスコストを格段に節約できると共に甘水の発生量
を格段に低減して糖液の回収コストを格段に節約でき、
更に、装置を停止することなくイオン交換樹脂の再生及
び糖液の脱色精製を並行して連続的に行なうことができ
る糖液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製装置を提供す
ることができる。
載の発明によれば、時間差を付けて糖液を供給した複数
の精製塔のうち、先に糖液を供給した精製塔内のイオン
交換樹脂の再生を行なう際に、その精製塔内の充填層の
下層のイオン交換樹脂を他の一つの精製塔内の充填層上
へ移送してイオン交換樹脂を補充した後、この精製塔に
おいて脱色精製を行なうと共に、イオン交換樹脂が移送
された精製塔内では残余のイオン交換樹脂の再生を行な
い、一つの精製塔を再生用とし、他の精製塔を脱色精製
用として連続的に循環使用するようにすると共に樹脂移
送の際に塔内に存在する糖液の一部を同時に移送するこ
とができるため、再生剤の使用量を格段に低減してメン
テナンスコストを格段に節約できると共に甘水の発生量
を格段に低減して糖液の回収コストを格段に節約でき、
更に、装置を停止することなくイオン交換樹脂の再生及
び糖液の脱色精製を並行して連続的に行なうことができ
る糖液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製装置を提供す
ることができる。
【0052】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の発明
において、イオン交換樹脂として強塩基性アニオン交換
樹脂を用いるため、糖液中の色素を効率良く除去できる
糖液の脱色精製方法を提供することができる。。
れば、請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の発明
において、イオン交換樹脂として強塩基性アニオン交換
樹脂を用いるため、糖液中の色素を効率良く除去できる
糖液の脱色精製方法を提供することができる。。
【図1】本発明の糖液の脱色精製方法に好適に用いられ
る本発明の糖液の脱色精製装置の一実施例のフローを示
す構成図である。
る本発明の糖液の脱色精製装置の一実施例のフローを示
す構成図である。
【図2】本発明の他の糖液の脱色精製方法に好適に用い
られる糖液の脱色精製装置の一例を示す図1相当図であ
る。
られる糖液の脱色精製装置の一例を示す図1相当図であ
る。
【図3】本発明の更に他の糖液の脱色精製方法に好適に
用いられる糖液の脱色精製装置の一例を示す図1相当図
である。
用いられる糖液の脱色精製装置の一例を示す図1相当図
である。
【図4】本発明の糖液の脱色精製方法によりイオン交換
樹脂を再生した後の糖液の脱色精製性能及び従来の糖液
の脱色精製方法によりイオン交換樹脂を再生した後の糖
液の脱色精製性能を示すグラフである。
樹脂を再生した後の糖液の脱色精製性能及び従来の糖液
の脱色精製方法によりイオン交換樹脂を再生した後の糖
液の脱色精製性能を示すグラフである。
10、30、50 糖液の脱色精製装置 11A、11B、11C 充填層(アニオン交換樹脂) 12A、12B、12C 精製塔 13 供給配管(原料糖液の) 14 排出配管(精製糖液の) 18 イオン交換樹脂移送手段 22 再生剤供給手段 22A、22B、22C 再生剤ディストリビュータ
(再生剤供給部) 31 充填層(アニオン交換樹脂) 32 精製塔 33 供給配管(原料糖液の) 34 排出配管(精製糖液の) 37 イオン交換樹脂移送手段 39 再生剤供給手段 51 充填層(アニオン交換樹脂) 52 精製塔 53 供給配管(原料糖液の) 54 排出配管(精製糖液の) 57 イオン交換樹脂移送手段 59 再生剤供給手段
(再生剤供給部) 31 充填層(アニオン交換樹脂) 32 精製塔 33 供給配管(原料糖液の) 34 排出配管(精製糖液の) 37 イオン交換樹脂移送手段 39 再生剤供給手段 51 充填層(アニオン交換樹脂) 52 精製塔 53 供給配管(原料糖液の) 54 排出配管(精製糖液の) 57 イオン交換樹脂移送手段 59 再生剤供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C13D 3/14 C13D 3/14 C13F 1/14 C13F 1/14 (56)参考文献 特開 平6−86654(JP,A) 特開 平3−254837(JP,A) 特開 昭62−96100(JP,A) 特開 平2−27999(JP,A) 特開 平3−183500(JP,A) 特開 平1−231900(JP,A) 実開 昭61−92300(JP,U) 実開 平2−129254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 15/00 - 15/08 B01J 41/04 B01J 49/00 C13D 3/14 C13F 1/13
Claims (5)
- 【請求項1】 精製塔内のイオン交換樹脂の充填層に糖
液を接触させながら流下させて糖液の脱色精製を行なっ
た後、上記イオン交換樹脂の再生を行なう糖液の脱色精
製方法において、上記イオン交換樹脂の再生を行なう際
に、上記充填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して上
記精製塔内の上部へ移送して残余の充填層上へ積層した
後、上記精製塔内の残余のイオン交換樹脂について再生
を行ない、その後、移送されたイオン交換樹脂をそのま
ま再生後のイオン交換樹脂と共に糖液の脱色精製に使用
することを特徴とする糖液の脱色精製方法。 - 【請求項2】 精製塔内のイオン交換樹脂の充填層に糖
液を接触させながら流下させて糖液の脱色精製を行なっ
た後、上記イオン交換樹脂の再生を行なう糖液の脱色精
製方法において、上記イオン交換樹脂層の再生を行なう
際に、上記充填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して
上記精製塔の外部の貯留槽へ移送し、次いで、上記精製
塔内の残余のイオン交換樹脂について再生を行なった
後、上記貯留槽内のイオン交換樹脂を再生後のイオン交
換樹脂層上へ移送し、移送されたイオン交換樹脂をその
まま再生後のイオン交換樹脂と共に糖液の脱色精製に使
用することを特徴とする糖液の脱色精製方法。 - 【請求項3】 複数の精製塔内のイオン交換樹脂の充填
層へ糖液を時間差を付けて供給し、それぞれの精製塔内
で糖液の脱色精製を行なうと共に、他の一つの精製塔内
ではイオン交換樹脂の再生を行なう糖液の脱色精製方法
であって、複数の精製塔のうち、先に糖液を供給した精
製塔内のイオン交換樹脂の再生を行なう際に、その精製
塔内の充填層の下層のイオン交換樹脂を抜き出して既に
再生が完了している他の一つの精製塔内の充填層上へ移
送してイオン交換樹脂を補充した後、この精製塔におい
て糖液の脱色精製を行なうと共に、イオン交換樹脂が移
送された精製塔内では残余のイオン交換樹脂の再生を行
ない、一つの精製塔をイオン交換樹脂の再生用とし、他
の精製塔を脱色精製用として連続的に循環使用すること
を特徴とする糖液の脱色精製方法。 - 【請求項4】 上記イオン交換樹脂が強塩基性アニオン
交換樹脂であることを特徴とする請求項1〜請求項3の
いずれか一つに記載の糖液の脱色精製方法。 - 【請求項5】 複数の精製塔内のイオン交換樹脂の充填
層へ糖液を時間差を付けて供給し、それぞれの精製塔内
で糖液の脱色精製を行なうと共に、他の一つの精製塔内
ではイオン交換樹脂の再生を行なう糖液の脱色精製装置
であって、上記各精製塔内の充填層の下層のイオン交換
樹脂を個別に抜き出して他の精製塔内の上部へ個別に移
送するイオン交換樹脂移送手段と、このイオン交換樹脂
移送手段によるイオン交換樹脂の移送後の残余のイオン
交換樹脂に向けて再生剤を供給する再生剤供給手段と、
これらの手段を駆動制御する制御手段とを備え、上記制
御手段を用いて、上記複数の精製塔のうち、先に糖液を
供給した精製塔内のイオン交換樹脂の再生を行なう際
に、その精製塔内の充填層の下層のイオン交換樹脂を抜
き出して既に再生が完了している他の一つの精製塔内の
充填層上へ移送してイオン交換樹脂を補充した後、この
精製塔において脱色精製を行なうと共に、イオン交換樹
脂が移送された精製塔内では残余のイオン交換樹脂の再
生を行ない、一つの精製塔を再生用とし、他の精製塔を
脱色精製用として連続的に循環使用するように制御する
ことを特徴とする糖液の脱色精製装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33902194A JP3250933B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 糖液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33902194A JP3250933B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 糖液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08173705A JPH08173705A (ja) | 1996-07-09 |
| JP3250933B2 true JP3250933B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=18323529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33902194A Expired - Fee Related JP3250933B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 糖液の脱色精製方法及び糖液の脱色精製装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3250933B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| CN106975323B (zh) * | 2017-04-06 | 2023-12-05 | 西安石油大学 | 一种失效天然气脱硫溶液再生装置 |
| JP7214427B2 (ja) * | 2018-10-11 | 2023-01-30 | オルガノ株式会社 | 糖液の精製装置および精製方法 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP33902194A patent/JP3250933B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH08173705A (ja) | 1996-07-09 |
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