JP3252437U - 給水型携帯冷却材 - Google Patents

給水型携帯冷却材

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英二 小野寺
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株式会社アサヒ企画
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Abstract

【課題】携帯可能な冷却材であって、ユーザが冷却材を使用する際に、適切に冷却された冷却材を提供する。
【解決手段】給水型携帯冷却材1は、第1成分からなる第1材料11を収容する、水溶性の第1の袋10と、第1成分と反応する際に熱を吸収する第2成分からなる第2材料21を収容する、水溶性の第2の袋20と、第1の袋、及び第2の袋を同時に収容可能であって、外部から液体を供給するための供給口40が形成された、非水溶性の袋30と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、給水型携帯冷却材に関する。
従来、凍結させて用いても低温過ぎて不快であったりすることがない保冷剤が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、従来、寒剤を収容する袋、及び寒剤と混合するための水を収容する袋(以下、水袋ともいう。)を備える冷却材が知られている。
特開2005-118059号公報
しかしながら、特許文献1に記載された保冷剤は、使用するために事前に冷却しておく必要があった。また、ユーザが、外出する際に保冷剤を持ち運ぶ場合、持ち運び中に冷却した保冷剤が温まってしまい、保冷剤として使用できないことがあった。
また、ユーザは、上述した冷却材を使用するために、水袋の位置を確認し水袋に衝撃を与えることで水袋を破袋させ、寒剤と混合させることで冷却材を冷却していた。そのため、ユーザが子供等である場合に、水袋に衝撃を与えることができず、冷却材内の水袋が破袋しないことで冷却材として使用できないことがあった。また、上述した冷却材は、水袋を備えるため、そもそも一定の重量があり、冷却材として持ち運ぶことに適していなかった。そのため、持ち運び可能であって、適切に冷却された冷却材を提供することについて改善の余地があるのが現状である。
そこで、本考案は、携帯可能な冷却材であって、ユーザが冷却材を使用する際に、適切に冷却された冷却材を提供することを目的とする。
本考案の一態様に係る給水型携帯冷却材は、第1成分からなる第1材料を収容する、水溶性の第1の袋と、第1成分と反応する際に熱を吸収する第2成分からなる第2材料を収容する、水溶性の第2の袋と、第1の袋、及び第2の袋を同時に収容可能であって、外部から液体を供給するための供給口が形成された、非水溶性の袋と、を備えることを要旨とする。
本考案によれば、携帯可能な冷却材であって、ユーザが冷却材を使用する際に、適切に冷却された冷却材を提供することが可能となる。
本実施形態に係る給水型携帯冷却材の一例を示す図である。 本実施形態に係る給水型携帯冷却材に液体が供給された状態を示す図である。
添付図面を参照して、本考案に係る給水型携帯冷却材1の実施形態について説明する。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。なお、この実施の形態によりこの考案が限定されるものではない。
給水型携帯冷却材1は、例えば、ユーザが鞄、バッグ、荷物入れ等に収納することにより携帯可能である。また、給水型携帯冷却材1のサイズ(例、レギュラーサイズ、ミニサイズ等)、及び形状は、特に限定されず、任意に設計可能である。
ユーザは、例えば、病気時(例、発熱、捻挫、骨折、火傷等)、災害(例、地震、停電)の備え、熱中症対策(例、運動会等)、アイシング(例、釣り、飲料の冷却)等の様々な場面で給水型携帯冷却材1に液体(例、水)を供給することにより、冷却材として使用することができる。
図1は、本実施形態に係る給水型携帯冷却材1の一例を示す図である。図1に示す給水型携帯冷却材1は、給水型携帯冷却材1に液体を供給する前の給水型携帯冷却材1の状態の一例を示す。
給水型携帯冷却材1は、水溶性の第1の袋10と、水溶性の第2の袋20と、第1の袋10、及び第2の袋20を同時に収容可能であって、外部から液体を供給するための供給口40が形成された、非水溶性の袋30と、を備える。
第1の袋10は、第1成分からなる第1材料11を収容する。また、第2の袋20は、第1成分と反応する際に熱を吸収する第2成分からなる第2材料21を収容する。
給水型携帯冷却材1は、別々の袋(第1の袋10、及び第2の袋20)に第1材料11、及び第2材料21を収容することで、どちらかの材料が潮解を起こし、第1材料11、及び第2材料21が接触することにより、潮解を促進することを防ぐことができる。
また、供給口40は、給水型携帯冷却材1の上部に設けられていてもよい。また、供給口40に液体を供給することをサポートするための持ち手41が設けられていてもよい。持ち手41は、供給口40を囲うように構成され、非水溶性の袋30の表面、裏面に対してそれぞれ独立して設けられていてもよい。また、持ち手41には、任意の印刷(例、供給口)が施されていてもよい。これにより、ユーザは、供給口40の場所を用意に把握することができる。
ユーザは、表面、裏面に対して独立して設けられた持ち手41をつかみ、持ち手41を左右に広げることで、供給口40を開くことができる。ユーザは、開けた供給口40から容易に液体を供給することができる。なお、給水型携帯冷却材1の表面、及び裏面の少なくともいずれかには、任意の印刷が施されていてもよい。
図2は、本実施形態に係る給水型携帯冷却材1に液体が供給された状態を示す図である。図2に示すように、ユーザは、供給口40から、給水型携帯冷却材1に液体を供給することで、第1の袋10、及び第2の袋20を溶解させ、第1成分、第2成分、及び液体を反応させることができる。また、第1成分、第2成分、及び液体が混合することによって混合液50が生成される。
以上の構成により、給水型携帯冷却材1は、供給口40から液体を供給されることにより、第1の袋10、及び第2の袋20が溶解する。そして、第1の袋10、及び第2の袋20に収容されている第1材料11、及び第2材料21が液体と反応することで、吸熱反応を起こすことができる。給水型携帯冷却材1は、吸熱反応が起きることで、一例として、非水溶性の袋30内の温度が-10℃以下に低下し、適切に冷却されてもよい。
その結果、ユーザは、任意の場所、かつ、任意のタイミングで、供給口40から液体を供給することにより、適切に冷却された給水型携帯冷却材1を使用することができる。
また、本実施形態に係る給水型携帯冷却部材1は、水袋を備えておらず軽量であるから、ユーザは、給水型携帯冷却材1を例えば鞄等に収納して炎天下の屋外に外出し、涼を得たいタイミングで液体を給水型携帯冷却部材1に供給することにより、冷却された給水型携帯冷却材1を利用することができる。また、被災地等に多数の給水型携帯冷却材1を容易に運搬することも可能となるから、十分に冷房設備が整っていない避難場所で暑さ等に苦しむ多数の被災者のために多数の給水型携帯冷却材1を利用することも可能となる。
加えて給水型携帯冷却材1は、水を収容する袋が備わっていないため、給水型携帯冷却材1を保管するためのスペースを容易に確保することができる。その結果、災害時の備えとして避難場所等に適切に多数の給水型携帯冷却材1を保管することができる。
また、例えばユーザが釣りをして、釣った魚をクーラーボックス等の容器に保管する際、給水型携帯冷却材1に液体(例、河川水)を供給して冷却材として使用することにより、適切に冷却された環境下で釣った魚をクーラーボックス等で保管することまでも可能となる。
更には、ユーザは、液体を供給した給水型携帯冷却材1を冷凍庫や、冷蔵庫で給水型携帯冷却材1を冷却することで、繰り返し給水型携帯冷却材1を使用することができる。以下、給水型携帯冷却材1の一例について詳細を説明する。
第1の袋10は、例えば、第1成分として硝酸アンモニウム、及び尿素の少なくともいずれかを含む第1材料11を収容する袋であってもよい。また、第1材料11は、塩化アンモニウム、亜硝酸ナトリウム、及びチアシアン酸アンモニウムの少なくともいずれかを含んでもよい。
第2の袋20は、例えば、第2成分として硝酸アンモニウム、及び尿素の少なくともいずれかを含む第2材料21を収容する袋であってもよい。また、第2材料21は、塩化アンモニウム、亜硝酸ナトリウム、及びチアシアン酸アンモニウムの少なくともいずれかを含んでもよい。
また、第1材料11と第2材料21とは、それぞれ異なる材料であってもよい。また、第1材料11、及び第2材料21の少なくともいずれかは、粉末の状態であってもよい。なお、第1材料11、及び第2材料21の少なくともいずれかは、上述した材料に限定されず、その他の材料(例、他の寒剤)であってもよい。
また、第1の袋10、及び第2の袋20は、PVA(Pory Vinyl Alchol)フィルムを用いて製造された袋であってもよい。PVAフィルムを用いて製造された第1の袋10、及び第2の袋20は、空気中の水蒸気が第1材料11、及び第2材料21を透過することを防ぐことができる。
また、PVAフィルムを用いて製造された第1の袋10、及び第2の袋20は、水溶性であるため、供給された液体と第1の袋10、及び第2の袋20が反応することにより、液体中で第1の袋10、及び第2の袋20を短時間で溶解させることができる。
また、第1成分と第2成分と液体とを混合することにより吸収される熱量は、第1成分と液体を混合することにより吸収される熱量より大きく、かつ、第2成分と液体を混合することにより吸収される熱量より大きくてもよい。
このように、液体と、第1材料11の第1成分と、第2材料21の第2成分と、が適切に反応し混合することで適切に熱量を吸収することができる。
また、非水溶性の袋30の供給口40は、逆止弁が設けられていてもよい。供給口40に、逆止弁を採用することで、供給口40が地面方向に対して垂直となった場合でも、給水型携帯冷却材1内の液体が供給口40から漏れることを防ぐことができる。なお、供給口を設ける場所については、特に限定されない。また、供給口40に、逆止弁を採用する代わりに、パウチやキャップを給水型携帯冷却材1に設けてもよい。
また、第1材料11、及び第2材料21の少なくともいずれかには、ゲル化剤が混合されていてもよい。給水型携帯冷却材1は、例えば、第1材料11、及び第2材料21の少なくともいずれかに、ゲル化剤として、CMC(Carboxy Methyl Cellulose)を混合してもよい。なお、ゲル化剤は、上述した材料に限定されず、その他の材料(例、キサンタンガム、グァーガム等の他のゲル化剤)であってもよい。
第1材料11、及び第2材料21の少なくともいずれかに、ゲル化剤が混合されることで、供給口40から液体を供給した場合に生成される混合液50が、徐々に粘度のある液体となり、混合液50をジェル状の状態に変化させることができる。その結果、冷凍庫で冷凍しても凍らないジェル状の冷却材を生成することができる。また、ジェル状の冷却材となった給水型携帯冷却材1は、繰り返し使用することができる。
また、混合液50は、ユーザがジェル状の状態となった混合液50を揉むことで粘度が増すことができ、柔らかく使い心地のよい冷却材として使用することができる。また、混合液50がジェル状の状態となることで、冷凍庫等で混合液50が漏れた場合であっても、水溶液の状態よりも被害(冷凍庫等に保管されている他の物品にかかる等)を軽減することができる。
以上説明した実施形態は、本考案の理解を容易にするためのものであり、本考案を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…給水型携帯冷却材、10…第1の袋、11…第1材料、20…第2の袋、21…第2材料、30…非水溶性の袋、40…供給口、41…持ち手、50…混合液。

Claims (6)

  1. 第1成分からなる第1材料を収容する、水溶性の第1の袋と、
    前記第1成分と反応する際に熱を吸収する第2成分からなる第2材料を収容する、水溶性の第2の袋と、
    前記第1の袋、及び前記第2の袋を同時に収容可能であって、外部から液体を供給するための供給口が形成された、非水溶性の袋と、を備える、
    給水型携帯冷却材。
  2. 前記第1成分と前記第2成分と液体とを混合することにより吸収される熱量は、前記第1成分と液体を混合することにより吸収される熱量より大きく、かつ、前記第2成分と液体を混合することにより吸収される熱量より大きい、
    請求項1に記載の給水型携帯冷却材。
  3. 前記第1材料は、硝酸アンモニウム及び尿素の少なくともいずれかを含み、
    前記第2材料は、硝酸アンモニウム及び尿素の少なくともいずれかを含み、
    前記第1材料と前記第2材料とは、それぞれ異なる材料である、
    請求項1に記載の給水型携帯冷却材。
  4. 前記第1材料は、塩化アンモニウム、亜硝酸ナトリウム、及びチアシアン酸アンモニウムの少なくともいずれかを含み、
    前記第2材料は、塩化アンモニウム、亜硝酸ナトリウム、及びチアシアン酸アンモニウムの少なくともいずれかを含み、
    前記第1材料と前記第2材料とは、それぞれ異なる材料である、
    請求項1に記載の給水型携帯冷却材。
  5. 前記非水溶性の袋の供給口は、逆止弁が設けられている、
    請求項1に記載の給水型携帯冷却材。
  6. 前記第1材料、及び前記第2材料の少なくともいずれかには、ゲル化剤が混合されることを含む、
    請求項1に記載の給水型携帯冷却材。
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