JP3255018B2 - クラッチレス可変容量圧縮機及びその組み付け方法 - Google Patents
クラッチレス可変容量圧縮機及びその組み付け方法Info
- Publication number
- JP3255018B2 JP3255018B2 JP15831396A JP15831396A JP3255018B2 JP 3255018 B2 JP3255018 B2 JP 3255018B2 JP 15831396 A JP15831396 A JP 15831396A JP 15831396 A JP15831396 A JP 15831396A JP 3255018 B2 JP3255018 B2 JP 3255018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- cam plate
- chamber
- rear end
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両空調
装置に使用されるクラッチレス可変容量圧縮機及びその
組み付け方法に関するものである。
装置に使用されるクラッチレス可変容量圧縮機及びその
組み付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のクラッチレス可変容量
圧縮機においては、圧縮機全体のハウジングの内部に制
御圧室及びクランク室が形成されるとともに、駆動シャ
フトが回転可能に支持されている。前記ハウジングの一
部を構成するシリンダブロックには、複数のシリンダボ
アが形成されるとともに、収容孔が設けられている。各
シリンダボア内には、ピストンが往復動可能に収容され
ている。前記駆動シャフトには、例えば斜板によりなる
カムプレートが一体回転可能かつ揺動可能に挿着されて
いる。前記収容孔には、外部冷媒回路から吸入圧領域へ
の吸入通路が開口されているとともに、前記斜板の揺動
に連動してその吸入通路を開閉する遮断体が収容されて
いる。また、吐出圧領域及び吸入圧領域の少なくとも一
方と、前記制御圧室との間の連通路の途中には、容量制
御弁が設けられている。
圧縮機においては、圧縮機全体のハウジングの内部に制
御圧室及びクランク室が形成されるとともに、駆動シャ
フトが回転可能に支持されている。前記ハウジングの一
部を構成するシリンダブロックには、複数のシリンダボ
アが形成されるとともに、収容孔が設けられている。各
シリンダボア内には、ピストンが往復動可能に収容され
ている。前記駆動シャフトには、例えば斜板によりなる
カムプレートが一体回転可能かつ揺動可能に挿着されて
いる。前記収容孔には、外部冷媒回路から吸入圧領域へ
の吸入通路が開口されているとともに、前記斜板の揺動
に連動してその吸入通路を開閉する遮断体が収容されて
いる。また、吐出圧領域及び吸入圧領域の少なくとも一
方と、前記制御圧室との間の連通路の途中には、容量制
御弁が設けられている。
【0003】このクラッチレス可変容量圧縮機において
は、容量制御弁の開度調整に基づいて制御圧室の圧力が
変更される。この制御圧室の圧力の変更により、斜板を
収容するクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力との
前記ピストンを介した差が変更される。そして、この差
に応じて、斜板の傾角が変更されて、吐出容量が制御さ
れるようになっている。
は、容量制御弁の開度調整に基づいて制御圧室の圧力が
変更される。この制御圧室の圧力の変更により、斜板を
収容するクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力との
前記ピストンを介した差が変更される。そして、この差
に応じて、斜板の傾角が変更されて、吐出容量が制御さ
れるようになっている。
【0004】従来のこの種のクラッチレス可変容量圧縮
機においては、例えば図7に示すように、シリンダブロ
ック111の中心に収容孔112が形成されている。こ
の収容孔112の前端側内周面には大径部112aが形
成されるとともに、後端側内周面には小径部112bが
形成され、それらの境界部には段差部112cが設けら
れている。
機においては、例えば図7に示すように、シリンダブロ
ック111の中心に収容孔112が形成されている。こ
の収容孔112の前端側内周面には大径部112aが形
成されるとともに、後端側内周面には小径部112bが
形成され、それらの境界部には段差部112cが設けら
れている。
【0005】前記収容孔112の大径部112a内に
は、吸入通路113を開閉するための円筒状の遮断体1
14が、シリンダブロック111の前端側からスライド
可能に嵌入支持されている。収容孔112の段差部11
2cと遮断体114との間には吸入通路開放バネ115
が介装され、このバネ115により遮断体114が吸入
通路113の開放方向に付勢されている。
は、吸入通路113を開閉するための円筒状の遮断体1
14が、シリンダブロック111の前端側からスライド
可能に嵌入支持されている。収容孔112の段差部11
2cと遮断体114との間には吸入通路開放バネ115
が介装され、このバネ115により遮断体114が吸入
通路113の開放方向に付勢されている。
【0006】前記遮断体114内にはラジアルベアリン
グ116が嵌合配置され、このラジアルベアリング11
6には駆動シャフト117の後端がスライド可能に嵌入
支持されている。駆動シャフト117上の斜板118と
遮断体114の前端との間に位置するように、駆動シャ
フト117にはスラストベアリング119が挿着されて
いる。
グ116が嵌合配置され、このラジアルベアリング11
6には駆動シャフト117の後端がスライド可能に嵌入
支持されている。駆動シャフト117上の斜板118と
遮断体114の前端との間に位置するように、駆動シャ
フト117にはスラストベアリング119が挿着されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来構
成のクラッチレス可変容量圧縮機においては、シリンダ
ブロック111の収容孔112の内周面に大径部112
a及び小径部112bが形成され、それらの境界部に段
差部112cが設けられている。このため、シリンダブ
ロック111に対する収容孔112の加工が面倒で、加
工コストが高くなるという問題があった。
成のクラッチレス可変容量圧縮機においては、シリンダ
ブロック111の収容孔112の内周面に大径部112
a及び小径部112bが形成され、それらの境界部に段
差部112cが設けられている。このため、シリンダブ
ロック111に対する収容孔112の加工が面倒で、加
工コストが高くなるという問題があった。
【0008】また、一般に、クラッチレス可変容量圧縮
機の各部品はそれぞれ加工公差を有しており、それら各
部品を組み付けた場合には組み付け公差が発生する。こ
のような加工公差及び組み付け公差の集中が発生する
と、例えば各圧縮機間において最小吐出容量がばらつい
て、最小吐出容量の大きな圧縮機では動力損失が大きく
なる等の問題を生じることがある。ところが、前記の従
来構成の圧縮機では、収容孔112の前端側内周面に大
径部112aが形成され、その大径部112a内に遮断
体114が、シリンダブロック111の前端側からスラ
イド可能に嵌入支持されている。このため、各部品の加
工公差及び組み付け公差の集中を緩和するために、圧縮
機内部の一部の部品を脱着交換しようとしても圧縮機全
体を分解して行う必要があって非常に煩わしいものであ
った。特に、斜板118の後ろ側に配置された部品を交
換しようとする場合にも、シリンダブロック111の前
端側から分解して、部品を脱着交換する必要があった。
つまり、例えば前記遮断体114やスラストベアリング
119を交換しようとする場合、収容孔112の後端側
内周面の小径部112bが邪魔になって、遮断体114
やスラストベアリング119を、収容孔112の後端側
から脱着することは不可能である。このように、それら
部品の脱着交換作業が、非常に面倒で時間がかかるとい
う問題があった。
機の各部品はそれぞれ加工公差を有しており、それら各
部品を組み付けた場合には組み付け公差が発生する。こ
のような加工公差及び組み付け公差の集中が発生する
と、例えば各圧縮機間において最小吐出容量がばらつい
て、最小吐出容量の大きな圧縮機では動力損失が大きく
なる等の問題を生じることがある。ところが、前記の従
来構成の圧縮機では、収容孔112の前端側内周面に大
径部112aが形成され、その大径部112a内に遮断
体114が、シリンダブロック111の前端側からスラ
イド可能に嵌入支持されている。このため、各部品の加
工公差及び組み付け公差の集中を緩和するために、圧縮
機内部の一部の部品を脱着交換しようとしても圧縮機全
体を分解して行う必要があって非常に煩わしいものであ
った。特に、斜板118の後ろ側に配置された部品を交
換しようとする場合にも、シリンダブロック111の前
端側から分解して、部品を脱着交換する必要があった。
つまり、例えば前記遮断体114やスラストベアリング
119を交換しようとする場合、収容孔112の後端側
内周面の小径部112bが邪魔になって、遮断体114
やスラストベアリング119を、収容孔112の後端側
から脱着することは不可能である。このように、それら
部品の脱着交換作業が、非常に面倒で時間がかかるとい
う問題があった。
【0009】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その主たる
目的は、遮断体を収容するための収容孔を、シリンダブ
ロックに容易かつ安価に加工することができるクラッチ
レス可変容量圧縮機及びその組み付け方法を提供するこ
とにある。
する問題点に着目してなされたものである。その主たる
目的は、遮断体を収容するための収容孔を、シリンダブ
ロックに容易かつ安価に加工することができるクラッチ
レス可変容量圧縮機及びその組み付け方法を提供するこ
とにある。
【0010】この発明のその上の目的は、各部品の加工
公差及び組み付け公差の集中を容易に緩和できて、カム
プレートの最小傾角の調整を容易に行うことのできるク
ラッチレス可変容量圧縮機及びその組み付け方法を提供
することにある。
公差及び組み付け公差の集中を容易に緩和できて、カム
プレートの最小傾角の調整を容易に行うことのできるク
ラッチレス可変容量圧縮機及びその組み付け方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、ハウジングの内部に制
御圧室及びクランク室を形成するとともに駆動シャフト
を回転可能に支持し、前記ハウジングの一部を構成する
シリンダブロックに複数のシリンダボアを形成するとと
もに収容孔を設け、前記シリンダボア内にはピストンを
往復動可能に収容し、前記駆動シャフトにカムプレート
を一体回転可能かつ揺動可能に挿着し、前記収容孔には
外部冷媒回路から吸入圧領域への吸入通路を開口すると
ともに、前記カムプレートの揺動に連動してその吸入通
路を開閉する遮断体を収容し、吐出圧領域及び吸入圧領
域の少なくとも一方と前記制御圧室との間の連通路の途
中には容量制御弁を設け、その容量制御弁の開度調整に
基づいて前記制御圧室の圧力を変更することにより、前
記カムプレートを収容するクランク室の圧力とシリンダ
ボア内の圧力との前記ピストンを介した差を変更し、そ
の差に応じてカムプレートの傾角を変更して吐出容量を
制御するように構成したクラッチレス可変容量圧縮機に
おいて、前記収容孔の内周面をほぼ同一径となるように
形成し、その収容孔内に前記遮断体をシリンダブロック
の後端側から着脱可能に嵌入支持したものである。
に、請求項1に記載の発明では、ハウジングの内部に制
御圧室及びクランク室を形成するとともに駆動シャフト
を回転可能に支持し、前記ハウジングの一部を構成する
シリンダブロックに複数のシリンダボアを形成するとと
もに収容孔を設け、前記シリンダボア内にはピストンを
往復動可能に収容し、前記駆動シャフトにカムプレート
を一体回転可能かつ揺動可能に挿着し、前記収容孔には
外部冷媒回路から吸入圧領域への吸入通路を開口すると
ともに、前記カムプレートの揺動に連動してその吸入通
路を開閉する遮断体を収容し、吐出圧領域及び吸入圧領
域の少なくとも一方と前記制御圧室との間の連通路の途
中には容量制御弁を設け、その容量制御弁の開度調整に
基づいて前記制御圧室の圧力を変更することにより、前
記カムプレートを収容するクランク室の圧力とシリンダ
ボア内の圧力との前記ピストンを介した差を変更し、そ
の差に応じてカムプレートの傾角を変更して吐出容量を
制御するように構成したクラッチレス可変容量圧縮機に
おいて、前記収容孔の内周面をほぼ同一径となるように
形成し、その収容孔内に前記遮断体をシリンダブロック
の後端側から着脱可能に嵌入支持したものである。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のクラッチレス可変容量圧縮機において、前記収容孔
の後端内周に環状溝を形成し、その環状溝にはバネ受け
を着脱可能に嵌着し、そのバネ受けには遮断体を吸入通
路の開放方向へ付勢するためのバネの後端を掛止したも
のである。
載のクラッチレス可変容量圧縮機において、前記収容孔
の後端内周に環状溝を形成し、その環状溝にはバネ受け
を着脱可能に嵌着し、そのバネ受けには遮断体を吸入通
路の開放方向へ付勢するためのバネの後端を掛止したも
のである。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載のクラッチレス可変容量圧縮機において、前
記カムプレートと遮断体との間において駆動シャフト上
にスラストベアリングを嵌挿し、そのスラストベアリン
グのレースの板厚を変更することによって、カムプレー
トの最小傾角を調整するようにしたものである。
は2に記載のクラッチレス可変容量圧縮機において、前
記カムプレートと遮断体との間において駆動シャフト上
にスラストベアリングを嵌挿し、そのスラストベアリン
グのレースの板厚を変更することによって、カムプレー
トの最小傾角を調整するようにしたものである。
【0014】請求項4に記載の発明では、請求項1また
は2に記載のクラッチレス可変容量圧縮機において、前
記カムプレートと遮断体との間において駆動シャフト上
にスラストベアリングを嵌挿し、そのスラストベアリン
グに隣接配置したスペーサの板厚を変更することによっ
て、カムプレートの最小傾角を調整するようにしたもの
である。
は2に記載のクラッチレス可変容量圧縮機において、前
記カムプレートと遮断体との間において駆動シャフト上
にスラストベアリングを嵌挿し、そのスラストベアリン
グに隣接配置したスペーサの板厚を変更することによっ
て、カムプレートの最小傾角を調整するようにしたもの
である。
【0015】請求項5に記載の発明では、請求項1また
は2に記載のクラッチレス可変容量圧縮機において、前
記遮断体の長さを変更することによって、カムプレート
の最小傾角を調整するようにしたものである。
は2に記載のクラッチレス可変容量圧縮機において、前
記遮断体の長さを変更することによって、カムプレート
の最小傾角を調整するようにしたものである。
【0016】請求項6に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機の組み付け方法の発明では、ハウジングに駆動シャ
フト、カムプレート及びピストンを組み付けた状態で、
シリンダブロックの後端側から収容孔内に、スラストベ
アリング、遮断体及び吸入通路開放バネを着脱可能に組
み込み、シリンダブロックの後端側にバネ受けを取り付
けて、そのバネ受けにより吸入通路開放バネの後端を掛
止保持するようにしたものである。
縮機の組み付け方法の発明では、ハウジングに駆動シャ
フト、カムプレート及びピストンを組み付けた状態で、
シリンダブロックの後端側から収容孔内に、スラストベ
アリング、遮断体及び吸入通路開放バネを着脱可能に組
み込み、シリンダブロックの後端側にバネ受けを取り付
けて、そのバネ受けにより吸入通路開放バネの後端を掛
止保持するようにしたものである。
【0017】従って、請求項1に記載のクラッチレス可
変容量圧縮機では、シリンダブロックに収容孔を加工す
る場合、その収容孔の内周面に大径部、小径部及び段差
部を形成する必要がなく、内周面がほぼ同一径となるよ
うに形成することができる。このため、収容孔の加工が
容易なものとなって、加工コストを低減することができ
る。
変容量圧縮機では、シリンダブロックに収容孔を加工す
る場合、その収容孔の内周面に大径部、小径部及び段差
部を形成する必要がなく、内周面がほぼ同一径となるよ
うに形成することができる。このため、収容孔の加工が
容易なものとなって、加工コストを低減することができ
る。
【0018】また、シリンダブロックを前端側から分解
することなく、シリンダブロックの後端側を開放した状
態で、遮断体及びその周辺部品を収容孔の後端側から容
易に脱着することができる。このため、カムプレートの
後ろ側の部品を脱着交換して、公差集中を容易に調整す
ることができて、カムプレートの最小傾角の調整等の作
業を短時間に行うことができる。
することなく、シリンダブロックの後端側を開放した状
態で、遮断体及びその周辺部品を収容孔の後端側から容
易に脱着することができる。このため、カムプレートの
後ろ側の部品を脱着交換して、公差集中を容易に調整す
ることができて、カムプレートの最小傾角の調整等の作
業を短時間に行うことができる。
【0019】請求項2に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機においては、収容孔の環状溝にバネ受けが着脱可能
に嵌着され、そのバネ受けに吸入通路開放バネの後端が
掛止されている。このため、シリンダブロックの後端側
から、収容孔内に遮断体及び吸入通路開放バネを組み込
んだ状態で、環状溝にバネ受けを嵌着することにより、
それらを収容孔内に抜け止め保持することができる。よ
って、カムプレートの最小傾角の調整時等において、シ
リンダブロックの後端側を開放したとき、収容孔内から
吸入通路開放バネが飛び出してくることはない。
縮機においては、収容孔の環状溝にバネ受けが着脱可能
に嵌着され、そのバネ受けに吸入通路開放バネの後端が
掛止されている。このため、シリンダブロックの後端側
から、収容孔内に遮断体及び吸入通路開放バネを組み込
んだ状態で、環状溝にバネ受けを嵌着することにより、
それらを収容孔内に抜け止め保持することができる。よ
って、カムプレートの最小傾角の調整時等において、シ
リンダブロックの後端側を開放したとき、収容孔内から
吸入通路開放バネが飛び出してくることはない。
【0020】請求項3に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機においては、カムプレートと遮断体との間に介在さ
れたスラストベアリングのレースの板厚を変更すること
によって、カムプレートの最小傾角を調整するようにな
っている。このため、別の部品を装備することなく、簡
単な構造でカムプレートの最小傾角を調整できて、部品
点数の増加を招くことがない。つまり、スラストベアリ
ングのレースを適切な板厚のものと脱着交換するのみ
で、カムプレートの最小傾角を容易に調整することがで
きる。
縮機においては、カムプレートと遮断体との間に介在さ
れたスラストベアリングのレースの板厚を変更すること
によって、カムプレートの最小傾角を調整するようにな
っている。このため、別の部品を装備することなく、簡
単な構造でカムプレートの最小傾角を調整できて、部品
点数の増加を招くことがない。つまり、スラストベアリ
ングのレースを適切な板厚のものと脱着交換するのみ
で、カムプレートの最小傾角を容易に調整することがで
きる。
【0021】請求項4に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機においては、スラストベアリングに隣接配置したス
ペーサの板厚を変更することによって、カムプレートの
最小傾角を調整するようになっている。このため、スラ
ストベアリングに関係なく、スペーサのみを適切な板厚
のものと脱着交換することによって、カムプレートの最
小傾角を容易に調整することができる。
縮機においては、スラストベアリングに隣接配置したス
ペーサの板厚を変更することによって、カムプレートの
最小傾角を調整するようになっている。このため、スラ
ストベアリングに関係なく、スペーサのみを適切な板厚
のものと脱着交換することによって、カムプレートの最
小傾角を容易に調整することができる。
【0022】請求項5に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機においては、収容孔に収容された遮断体の長さを変
更することによって、カムプレートの最小傾角を調整す
るようになっている。このため、遮断体を適切な長さの
ものと脱着交換することによって、カムプレートの最小
傾角を容易に調整することができる。
縮機においては、収容孔に収容された遮断体の長さを変
更することによって、カムプレートの最小傾角を調整す
るようになっている。このため、遮断体を適切な長さの
ものと脱着交換することによって、カムプレートの最小
傾角を容易に調整することができる。
【0023】請求項6に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機の組み付け方法では、シリンダブロックの後端側を
開放した状態で、収容孔内にその後端側から、スラスト
ベアリング及び遮断体を容易に脱着することができる。
このため、これらの部品を脱着交換することにより、各
部品の公差集中を容易に調整することができて、カムプ
レートの最小傾角の調整等の作業を短時間に行うことが
できる。
縮機の組み付け方法では、シリンダブロックの後端側を
開放した状態で、収容孔内にその後端側から、スラスト
ベアリング及び遮断体を容易に脱着することができる。
このため、これらの部品を脱着交換することにより、各
部品の公差集中を容易に調整することができて、カムプ
レートの最小傾角の調整等の作業を短時間に行うことが
できる。
【0024】
(第1の実施形態)以下に、この発明の第1の実施形態
について図1〜図3に基づいて説明する。
について図1〜図3に基づいて説明する。
【0025】図1に示すように、ハウジングの一部を構
成するシリンダブロック11の前端には、同じくハウジ
ングの一部を構成するフロントハウジング12が接合さ
れている。シリンダブロック11の後端には、同じくハ
ウジングの一部を構成するリヤハウジング13がバルブ
プレート14を介して接合固定されている。制御圧室を
兼ねるクランク室15は、フロントハウジング12とシ
リンダブロック11との間に形成されている。
成するシリンダブロック11の前端には、同じくハウジ
ングの一部を構成するフロントハウジング12が接合さ
れている。シリンダブロック11の後端には、同じくハ
ウジングの一部を構成するリヤハウジング13がバルブ
プレート14を介して接合固定されている。制御圧室を
兼ねるクランク室15は、フロントハウジング12とシ
リンダブロック11との間に形成されている。
【0026】駆動シャフト16は、前記フロントハウジ
ング12とシリンダブロック11との間に回転可能に架
設支持されている。駆動シャフト16の前端は、クラン
ク室15から外部へ突出しており、その突出端部にはプ
ーリ17が止着されている。プーリ17は、ベルト18
を介して外部駆動源をなす車両エンジン(図示略)に常
時作動連結されている。また、プーリ17は、アンギュ
ラベアリング19を介してフロントハウジング12に支
持されている。そして、プーリ17に作用するアキシャ
ル方向の荷重及びラジアル方向の荷重が、アンギュラベ
アリング19を介してフロントハウジング12で受け止
められている。
ング12とシリンダブロック11との間に回転可能に架
設支持されている。駆動シャフト16の前端は、クラン
ク室15から外部へ突出しており、その突出端部にはプ
ーリ17が止着されている。プーリ17は、ベルト18
を介して外部駆動源をなす車両エンジン(図示略)に常
時作動連結されている。また、プーリ17は、アンギュ
ラベアリング19を介してフロントハウジング12に支
持されている。そして、プーリ17に作用するアキシャ
ル方向の荷重及びラジアル方向の荷重が、アンギュラベ
アリング19を介してフロントハウジング12で受け止
められている。
【0027】駆動シャフト16の前端部とフロントハウ
ジング12との間には、リップシール20が介在されて
いる。リップシール20はクランク室15内の圧力洩れ
を防止する。
ジング12との間には、リップシール20が介在されて
いる。リップシール20はクランク室15内の圧力洩れ
を防止する。
【0028】駆動シャフト16には、回転支持体21が
止着されているとともに、カムプレートとしての斜板2
2が駆動シャフト16の軸線方向へスライド可能かつ揺
動可能に支持されている。斜板22には、先端部が球状
をなす一対のガイドピン23が止着されている。前記回
転支持体21には、支持アーム24が突設されており、
その支持アーム24には一対のガイド孔25が形成され
ている。前記ガイドピン23は、ガイド孔25にスライ
ド可能に嵌入されている。
止着されているとともに、カムプレートとしての斜板2
2が駆動シャフト16の軸線方向へスライド可能かつ揺
動可能に支持されている。斜板22には、先端部が球状
をなす一対のガイドピン23が止着されている。前記回
転支持体21には、支持アーム24が突設されており、
その支持アーム24には一対のガイド孔25が形成され
ている。前記ガイドピン23は、ガイド孔25にスライ
ド可能に嵌入されている。
【0029】そして、支持アーム24と一対のガイドピ
ン23との連係により、斜板22が駆動シャフト16の
軸線方向へ揺動可能で、かつ駆動シャフト16と一体的
に回転可能となっている。斜板22の揺動は、ガイド孔
25とガイドピン23とのスライドガイド関係、駆動シ
ャフト16のスライド支持作用により案内される。斜板
22の半径中心部がシリンダブロック11側へ移動する
と、斜板22の傾角が減少する。また、回転支持体21
の後面には、斜板22の最大傾角を規制するための傾角
規制突部21aが形成されている。
ン23との連係により、斜板22が駆動シャフト16の
軸線方向へ揺動可能で、かつ駆動シャフト16と一体的
に回転可能となっている。斜板22の揺動は、ガイド孔
25とガイドピン23とのスライドガイド関係、駆動シ
ャフト16のスライド支持作用により案内される。斜板
22の半径中心部がシリンダブロック11側へ移動する
と、斜板22の傾角が減少する。また、回転支持体21
の後面には、斜板22の最大傾角を規制するための傾角
規制突部21aが形成されている。
【0030】傾角減少バネ26は、前記回転支持体21
と斜板22との間に介在されている。そして、この傾角
減少バネ26により、斜板22がシリンダブロック11
側に向かって、傾角を減少させる方向に付勢されてい
る。
と斜板22との間に介在されている。そして、この傾角
減少バネ26により、斜板22がシリンダブロック11
側に向かって、傾角を減少させる方向に付勢されてい
る。
【0031】シリンダブロック11の中心部には、収容
孔27が駆動シャフト16の軸線方向に貫設され、その
内周面が全長に亘ってほぼ同一径となるように形成され
ている。収容孔27内には、円筒状の遮断体28がシリ
ンダブロック11の後端側からスライド可能に嵌入収容
されている。遮断体28は、大径部28aと小径部28
bとからなっている。
孔27が駆動シャフト16の軸線方向に貫設され、その
内周面が全長に亘ってほぼ同一径となるように形成され
ている。収容孔27内には、円筒状の遮断体28がシリ
ンダブロック11の後端側からスライド可能に嵌入収容
されている。遮断体28は、大径部28aと小径部28
bとからなっている。
【0032】遮断体28の筒内には、駆動シャフト16
の後端部が挿入されている。大径部28aの内周面に
は、ニードルベアリングよりなるラジアルベアリング3
0が嵌入支持されている。このラジアルベアリング30
は、大径部28aの内周面に取り付けられたサークリッ
プ31によって、遮断体28の筒内から抜け止めされて
いる。また、ラジアルベアリング30は駆動シャフト1
6の後端部にスライド可能に外嵌されている。そして、
駆動シャフト16の後端部は、ラジアルベアリング30
及び遮断体28を介して収容孔27の周面で回転可能に
支持される。
の後端部が挿入されている。大径部28aの内周面に
は、ニードルベアリングよりなるラジアルベアリング3
0が嵌入支持されている。このラジアルベアリング30
は、大径部28aの内周面に取り付けられたサークリッ
プ31によって、遮断体28の筒内から抜け止めされて
いる。また、ラジアルベアリング30は駆動シャフト1
6の後端部にスライド可能に外嵌されている。そして、
駆動シャフト16の後端部は、ラジアルベアリング30
及び遮断体28を介して収容孔27の周面で回転可能に
支持される。
【0033】収容孔27の後端内周面には環状溝27a
が形成され、その環状溝27aにはバネ受けとしてのサ
ークリップ27bが着脱可能に止着されている。シャフ
ト支持バネとしての吸入通路開放バネ29は、遮断体2
8の大径部28a及び小径部28b間の段差とサークリ
ップ27bとの間に介在されている。この吸入通路開放
バネ29の弾性係数は、前記傾角減少バネ26の弾性係
数よりも小さくなるように設定されており、両バネ2
6,29の付勢力の合力は圧縮機のリヤ方向への力とな
っている。そして、これらのバネ26,29の付勢力の
合力が、斜板22、後述するスラストベアリング34及
び遮断体28に作用している。
が形成され、その環状溝27aにはバネ受けとしてのサ
ークリップ27bが着脱可能に止着されている。シャフ
ト支持バネとしての吸入通路開放バネ29は、遮断体2
8の大径部28a及び小径部28b間の段差とサークリ
ップ27bとの間に介在されている。この吸入通路開放
バネ29の弾性係数は、前記傾角減少バネ26の弾性係
数よりも小さくなるように設定されており、両バネ2
6,29の付勢力の合力は圧縮機のリヤ方向への力とな
っている。そして、これらのバネ26,29の付勢力の
合力が、斜板22、後述するスラストベアリング34及
び遮断体28に作用している。
【0034】リヤハウジング13の中心部には、吸入圧
領域を構成する吸入通路32が形成されている。吸入通
路32は、遮断体28の移動経路となる駆動シャフト1
6の延長線上にある。吸入通路32は収容孔27の後端
側に開口されており、収容孔27側の吸入通路32の開
口の周囲には位置決め面33が形成されている。位置決
め面33は、バルブプレート14上である。遮断体28
の小径部28bの先端面は、位置決め面33に当接可能
である。そして、小径部28bの先端面が位置決め面3
3に当接することにより、遮断体28の後端側方向への
移動が規制される。
領域を構成する吸入通路32が形成されている。吸入通
路32は、遮断体28の移動経路となる駆動シャフト1
6の延長線上にある。吸入通路32は収容孔27の後端
側に開口されており、収容孔27側の吸入通路32の開
口の周囲には位置決め面33が形成されている。位置決
め面33は、バルブプレート14上である。遮断体28
の小径部28bの先端面は、位置決め面33に当接可能
である。そして、小径部28bの先端面が位置決め面3
3に当接することにより、遮断体28の後端側方向への
移動が規制される。
【0035】斜板22と遮断体28との間の駆動シャフ
ト16上には、スラストベアリング34が駆動シャフト
16上をスライド可能に支持されている。斜板22の回
転は、スラストベアリング34の存在によって遮断体2
8への伝達を阻止される。シリンダブロック11に貫設
された複数のシリンダボア11a内には、片頭タイプの
ピストン35が収容されている。斜板22の回転運動
は、一対のシュー36を介して各ピストン35の前後往
復揺動に変換され、この結果、ピストン35がシリンダ
ボア11a内で前後動される。
ト16上には、スラストベアリング34が駆動シャフト
16上をスライド可能に支持されている。斜板22の回
転は、スラストベアリング34の存在によって遮断体2
8への伝達を阻止される。シリンダブロック11に貫設
された複数のシリンダボア11a内には、片頭タイプの
ピストン35が収容されている。斜板22の回転運動
は、一対のシュー36を介して各ピストン35の前後往
復揺動に変換され、この結果、ピストン35がシリンダ
ボア11a内で前後動される。
【0036】リヤハウジング13内には、吸入圧領域を
構成する吸入室37及び吐出圧領域を構成する吐出室3
8が区画形成されている。バルブプレート14上には、
各シリンダボア11aに対応して吸入ポート39及び吐
出ポート40が形成され、これらの吸入ポート39及び
吐出ポート40と対応するように吸入弁41及び吐出弁
42が形成されている。吸入室37内の冷媒ガスは、ピ
ストン35の復動動作により、吸入ポート39から吸入
弁41を押し退けてシリンダボア11a内へ流入する。
シリンダボア11a内へ流入した冷媒ガスは、ピストン
35の往動動作により、所定の圧力に達するまで圧縮さ
れた後、吐出ポート40から吐出弁42を押し退けて吐
出室38へ吐出される。吐出弁42は、リテーナ43に
当接して開度規制される。
構成する吸入室37及び吐出圧領域を構成する吐出室3
8が区画形成されている。バルブプレート14上には、
各シリンダボア11aに対応して吸入ポート39及び吐
出ポート40が形成され、これらの吸入ポート39及び
吐出ポート40と対応するように吸入弁41及び吐出弁
42が形成されている。吸入室37内の冷媒ガスは、ピ
ストン35の復動動作により、吸入ポート39から吸入
弁41を押し退けてシリンダボア11a内へ流入する。
シリンダボア11a内へ流入した冷媒ガスは、ピストン
35の往動動作により、所定の圧力に達するまで圧縮さ
れた後、吐出ポート40から吐出弁42を押し退けて吐
出室38へ吐出される。吐出弁42は、リテーナ43に
当接して開度規制される。
【0037】回転支持体21とフロントハウジング12
との間には、スラストベアリング44が介在されてい
る。スラストベアリング44は、シリンダボア11aか
らピストン35、シュー36、斜板22及びガイドピン
23を介して回転支持体21に作用する圧縮反力を受け
止める。
との間には、スラストベアリング44が介在されてい
る。スラストベアリング44は、シリンダボア11aか
らピストン35、シュー36、斜板22及びガイドピン
23を介して回転支持体21に作用する圧縮反力を受け
止める。
【0038】吸入室37は、通口45を介して収容孔2
7に連通している。そして、遮断体28が位置決め面3
3に当接したとき、吸入通路32の前端が閉じられて、
通口45は吸入通路32から遮断される。
7に連通している。そして、遮断体28が位置決め面3
3に当接したとき、吸入通路32の前端が閉じられて、
通口45は吸入通路32から遮断される。
【0039】駆動シャフト16内には、軸心通路46が
形成されている。軸心通路46の入口46aはリップシ
ール20付近でクランク室15に開口しており、軸心通
路46の出口46bは遮断体28の筒内に開口してい
る。遮断体28の周面には、放圧通口47が貫設されて
いる。放圧通口47は、遮断体28の筒内と収容孔27
とを連通している。
形成されている。軸心通路46の入口46aはリップシ
ール20付近でクランク室15に開口しており、軸心通
路46の出口46bは遮断体28の筒内に開口してい
る。遮断体28の周面には、放圧通口47が貫設されて
いる。放圧通口47は、遮断体28の筒内と収容孔27
とを連通している。
【0040】前記吐出室38とクランク室15とは、連
通路としての給気通路48で接続されている。給気通路
48の途中には、その給気通路48を開閉するための容
量制御弁49が設けられている。また、前記吸入通路3
2と容量制御弁49との間には、その容量制御弁49内
に吸入圧Psを導くための検圧通路50が形成されてい
る。
通路としての給気通路48で接続されている。給気通路
48の途中には、その給気通路48を開閉するための容
量制御弁49が設けられている。また、前記吸入通路3
2と容量制御弁49との間には、その容量制御弁49内
に吸入圧Psを導くための検圧通路50が形成されてい
る。
【0041】吸入室37へ冷媒ガスを導入する際の入口
となる吸入通路32と、吐出室38から冷媒ガスを排出
する吐出フランジ51とは、外部冷媒回路52で接続さ
れている。外部冷媒回路52中には、凝縮器53、膨張
弁54及び蒸発器55が介在されている。膨張弁54は
温度式自動膨張弁からなり、蒸発器55の出口側のガス
温度の変動に応じて冷媒流量を制御する。蒸発器55の
近傍には、温度センサ56が設置されている。温度セン
サ56は、蒸発器55における温度を検出し、この検出
温度情報が制御コンピュータ57に送られる。また、制
御コンピュータ57には、車両の車室内の温度を指定す
るための室温設定器58、室温センサ59、空調装置作
動スイッチ60及びエンジン回転数センサ61等が接続
されている。
となる吸入通路32と、吐出室38から冷媒ガスを排出
する吐出フランジ51とは、外部冷媒回路52で接続さ
れている。外部冷媒回路52中には、凝縮器53、膨張
弁54及び蒸発器55が介在されている。膨張弁54は
温度式自動膨張弁からなり、蒸発器55の出口側のガス
温度の変動に応じて冷媒流量を制御する。蒸発器55の
近傍には、温度センサ56が設置されている。温度セン
サ56は、蒸発器55における温度を検出し、この検出
温度情報が制御コンピュータ57に送られる。また、制
御コンピュータ57には、車両の車室内の温度を指定す
るための室温設定器58、室温センサ59、空調装置作
動スイッチ60及びエンジン回転数センサ61等が接続
されている。
【0042】制御コンピュータ57は、例えば室温設定
器58によって予め指定された室温、温度センサ56か
ら得られる検出温度、室温センサ59から得られる検出
温度、空調装置作動スイッチ60からのオンあるいはオ
フ信号、及び、エンジン回転数センサ61から得られる
エンジン回転数等の外部信号に基づいて、入力電流値を
駆動回路62に指令する。駆動回路62は、指令された
入力電流値を後述する容量制御弁49のソレノイド63
に対して出力する。その他の外部信号としては、例えば
室外温度センサからの信号があり、車両の環境に応じて
入力電流値は決定される。
器58によって予め指定された室温、温度センサ56か
ら得られる検出温度、室温センサ59から得られる検出
温度、空調装置作動スイッチ60からのオンあるいはオ
フ信号、及び、エンジン回転数センサ61から得られる
エンジン回転数等の外部信号に基づいて、入力電流値を
駆動回路62に指令する。駆動回路62は、指令された
入力電流値を後述する容量制御弁49のソレノイド63
に対して出力する。その他の外部信号としては、例えば
室外温度センサからの信号があり、車両の環境に応じて
入力電流値は決定される。
【0043】前記容量制御弁49は、バルブハウジング
64とソレノイド部65とを中央付近において接合して
構成されている。バルブハウジング64とソレノイド部
65との間には弁室66が区画形成され、その弁室66
内に弁体67が収容されている。弁室66には、弁体6
7と対向するように弁孔68が開口されている。この弁
孔68は、バルブハウジング64の軸線方向に延びるよ
うに形成されている。また、弁体67と弁室66の内壁
面との間には、強制開放バネ69が介装され、弁体67
を弁孔68の開放方向へ付勢している。また、この弁室
66は、弁室ポート70、及び前記給気通路48を介し
てリヤハウジング13内の吐出室38に連通されてい
る。
64とソレノイド部65とを中央付近において接合して
構成されている。バルブハウジング64とソレノイド部
65との間には弁室66が区画形成され、その弁室66
内に弁体67が収容されている。弁室66には、弁体6
7と対向するように弁孔68が開口されている。この弁
孔68は、バルブハウジング64の軸線方向に延びるよ
うに形成されている。また、弁体67と弁室66の内壁
面との間には、強制開放バネ69が介装され、弁体67
を弁孔68の開放方向へ付勢している。また、この弁室
66は、弁室ポート70、及び前記給気通路48を介し
てリヤハウジング13内の吐出室38に連通されてい
る。
【0044】バルブハウジング64の上部には、感圧室
71が区画形成されている。この感圧室71は、吸入圧
導入ポート72及び前記検圧通路50を介してリヤハウ
ジング13の吸入通路32に連通されている。感圧室7
1の内部には、ベローズ73が収容されている。バルブ
ハウジング64の感圧室71と前記弁室66との間に
は、前記弁孔68と連続する感圧ロッドガイド74が形
成されている。感圧ロッド75は、感圧ロッドガイド7
4内に摺動可能に挿通されている。この感圧ロッド75
により、前記弁体67と前記ベローズ73とが作動連結
されている。また、感圧ロッド75の弁体67と接合す
る側の部分は、弁孔68内の冷媒ガスの通路を確保する
ために小径になっている。
71が区画形成されている。この感圧室71は、吸入圧
導入ポート72及び前記検圧通路50を介してリヤハウ
ジング13の吸入通路32に連通されている。感圧室7
1の内部には、ベローズ73が収容されている。バルブ
ハウジング64の感圧室71と前記弁室66との間に
は、前記弁孔68と連続する感圧ロッドガイド74が形
成されている。感圧ロッド75は、感圧ロッドガイド7
4内に摺動可能に挿通されている。この感圧ロッド75
により、前記弁体67と前記ベローズ73とが作動連結
されている。また、感圧ロッド75の弁体67と接合す
る側の部分は、弁孔68内の冷媒ガスの通路を確保する
ために小径になっている。
【0045】バルブハウジング64には、弁室66と感
圧室71との間において、前記弁孔68と直交するよう
に、ポート76が形成されている。ポート76は、給気
通路48を介してクランク室15に連通されている。つ
まり、弁室ポート70、弁室66、弁孔68及びポート
76は、前記給気通路48の一部を構成している。
圧室71との間において、前記弁孔68と直交するよう
に、ポート76が形成されている。ポート76は、給気
通路48を介してクランク室15に連通されている。つ
まり、弁室ポート70、弁室66、弁孔68及びポート
76は、前記給気通路48の一部を構成している。
【0046】前記ソレノイド部65の収容室77の上方
開口部には固定鉄心78が嵌合され、この固定鉄心78
により収容室77内にソレノイド室79が区画されてい
る。ソレノイド室79には、ほぼ有蓋円筒状をなす可動
鉄心80が往復動可能に収容されている。可動鉄心80
と収容室77の底面との間には、追従バネ81が介装さ
れている。なお、この追従バネ81は、前記強制開放バ
ネ69よりも弾性係数が小さいものとなっている。
開口部には固定鉄心78が嵌合され、この固定鉄心78
により収容室77内にソレノイド室79が区画されてい
る。ソレノイド室79には、ほぼ有蓋円筒状をなす可動
鉄心80が往復動可能に収容されている。可動鉄心80
と収容室77の底面との間には、追従バネ81が介装さ
れている。なお、この追従バネ81は、前記強制開放バ
ネ69よりも弾性係数が小さいものとなっている。
【0047】前記固定鉄心78には、ソレノイド室79
と弁室66とを連通するソレノイドロッドガイド82が
形成されている。ソレノイドロッド83は、前記弁体6
7と一体形成されており、ソレノイドロッドガイド82
内に摺動可能に挿通されている。また、ソレノイドロッ
ド83の可動鉄心80側の端部は、前記強制開放バネ6
9及び追従バネ81の付勢力によって可動鉄心80に当
接されている。そして、前記可動鉄心80と弁体67と
が、ソレノイドロッド83を介して作動連結される。
と弁室66とを連通するソレノイドロッドガイド82が
形成されている。ソレノイドロッド83は、前記弁体6
7と一体形成されており、ソレノイドロッドガイド82
内に摺動可能に挿通されている。また、ソレノイドロッ
ド83の可動鉄心80側の端部は、前記強制開放バネ6
9及び追従バネ81の付勢力によって可動鉄心80に当
接されている。そして、前記可動鉄心80と弁体67と
が、ソレノイドロッド83を介して作動連結される。
【0048】前記固定鉄心78及び可動鉄心80の外側
には、両鉄心78,80を跨ぐように円筒状のソレノイ
ド63が配置されている。このソレノイド63には前記
制御コンピュータ57の指令に基づいて、駆動回路62
から所定の電流が供給されるようになっている。
には、両鉄心78,80を跨ぐように円筒状のソレノイ
ド63が配置されている。このソレノイド63には前記
制御コンピュータ57の指令に基づいて、駆動回路62
から所定の電流が供給されるようになっている。
【0049】さて、この実施形態の圧縮機においては、
前記斜板22と遮断体28との間に介在されたスラスト
ベアリング34が、前端側レース34aと後端側レース
34bとの間に複数のニードル34cを挟持してなるニ
ードルベアリングから構成されている。また、このスラ
ストベアリング34の後端側レース34bは、斜板22
の最小傾角を調整するための調整部材となっている。そ
して、この後端側レース34bとして、板厚の異なるも
のが数種類用意されている。
前記斜板22と遮断体28との間に介在されたスラスト
ベアリング34が、前端側レース34aと後端側レース
34bとの間に複数のニードル34cを挟持してなるニ
ードルベアリングから構成されている。また、このスラ
ストベアリング34の後端側レース34bは、斜板22
の最小傾角を調整するための調整部材となっている。そ
して、この後端側レース34bとして、板厚の異なるも
のが数種類用意されている。
【0050】さらに、前記遮断体28を収容するための
収容孔27の内周面は、ほぼ同一径となるように形成さ
れている。そして、この収容孔27内には、スラストベ
アリング34、遮断体28及び吸入通路開放バネ29
が、シリンダブロック11の後端側から着脱可能に組み
付けられ、環状溝27aにサークリップ27bを嵌着す
ることによって抜け止めされている。
収容孔27の内周面は、ほぼ同一径となるように形成さ
れている。そして、この収容孔27内には、スラストベ
アリング34、遮断体28及び吸入通路開放バネ29
が、シリンダブロック11の後端側から着脱可能に組み
付けられ、環状溝27aにサークリップ27bを嵌着す
ることによって抜け止めされている。
【0051】これらの構成により、圧縮機の組み立てに
際して、斜板22の最小傾角を調整する場合には、先ず
スラストベアリング34の後端側レース34bに代え、
所定板厚の測定用レースを使用して圧縮機が組み付けら
れ、この状態でピストン35のストロークが測定され
る。そして、この測定結果に基づいて、斜板22の所定
最小傾角に適応する板厚の後端側レース34bが選択さ
れ、この後端側レース34bが前記測定用レースと脱着
交換される。
際して、斜板22の最小傾角を調整する場合には、先ず
スラストベアリング34の後端側レース34bに代え、
所定板厚の測定用レースを使用して圧縮機が組み付けら
れ、この状態でピストン35のストロークが測定され
る。そして、この測定結果に基づいて、斜板22の所定
最小傾角に適応する板厚の後端側レース34bが選択さ
れ、この後端側レース34bが前記測定用レースと脱着
交換される。
【0052】このレースの脱着交換時には、シリンダブ
ロック11の前端側を分解することなく、その後端側を
開放した状態で、収容孔27の環状溝27aからサーク
リップ27bが取り外される。そして、この状態でシリ
ンダロック11の後端側から収容孔27内に対して、吸
入通路開放バネ29、遮断体28及びスラストベアリン
グ34の後端側レース34bが脱着されて、その後端側
レース34bの交換が行われる。
ロック11の前端側を分解することなく、その後端側を
開放した状態で、収容孔27の環状溝27aからサーク
リップ27bが取り外される。そして、この状態でシリ
ンダロック11の後端側から収容孔27内に対して、吸
入通路開放バネ29、遮断体28及びスラストベアリン
グ34の後端側レース34bが脱着されて、その後端側
レース34bの交換が行われる。
【0053】次に、前記のように構成されたクラッチレ
ス可変容量圧縮機の動作について説明する。さて、空調
装置作動スイッチ60がオン状態のもとで、室温センサ
59から得られる検出温度が室温設定器58の設定温度
以上である場合には、制御コンピュータ57はソレノイ
ド63の励磁を指令する。すると、ソレノイド63に駆
動回路62を介して所定の電流が供給され、図1及び図
2に示すように、両鉄心78,80間には入力電流値に
応じた吸引力が生じる。この吸引力は、強制開放バネ6
9の付勢力に抗して、弁開度が減少する方向の力とし
て、ソレノイドロッド83を介して弁体67に伝達され
る。一方、ベローズ73は、吸入通路32から検圧通路
50を介して感圧室71に導入される吸入圧Psの変動
に応じて変位する。そして、ソレノイド63の励磁状態
においては、このベローズ73の吸入圧Psに応じた変
位が、感圧ロッド75を介して弁体67に伝えられる。
従って、容量制御弁49は、ソレノイド部65からの付
勢力、ベローズ73からの付勢力及び強制開放バネ69
の付勢力のバランスにより、弁開度が決定される。
ス可変容量圧縮機の動作について説明する。さて、空調
装置作動スイッチ60がオン状態のもとで、室温センサ
59から得られる検出温度が室温設定器58の設定温度
以上である場合には、制御コンピュータ57はソレノイ
ド63の励磁を指令する。すると、ソレノイド63に駆
動回路62を介して所定の電流が供給され、図1及び図
2に示すように、両鉄心78,80間には入力電流値に
応じた吸引力が生じる。この吸引力は、強制開放バネ6
9の付勢力に抗して、弁開度が減少する方向の力とし
て、ソレノイドロッド83を介して弁体67に伝達され
る。一方、ベローズ73は、吸入通路32から検圧通路
50を介して感圧室71に導入される吸入圧Psの変動
に応じて変位する。そして、ソレノイド63の励磁状態
においては、このベローズ73の吸入圧Psに応じた変
位が、感圧ロッド75を介して弁体67に伝えられる。
従って、容量制御弁49は、ソレノイド部65からの付
勢力、ベローズ73からの付勢力及び強制開放バネ69
の付勢力のバランスにより、弁開度が決定される。
【0054】冷房負荷が大きい場合には、例えば室温セ
ンサ59によって検出された温度と室温設定器58の設
定温度との差が大きくなる。制御コンピュータ57は、
検出温度と設定室温とに基づいて設定吸入圧を変更する
ように入力電流値を制御する。すなわち、制御コンピュ
ータ57は、駆動回路62に対して、検出温度が高いほ
ど入力電流値を大きくするように指令する。よって、固
定鉄心78と可動鉄心80との間の吸引力が強くなっ
て、弁体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が増
大する。そして、より低い吸入圧Psにて、弁体67の
開閉が行われる。従って、容量制御弁49は、電流値が
増大されることによって、より低い吸入圧Psを保持す
るように作動する。
ンサ59によって検出された温度と室温設定器58の設
定温度との差が大きくなる。制御コンピュータ57は、
検出温度と設定室温とに基づいて設定吸入圧を変更する
ように入力電流値を制御する。すなわち、制御コンピュ
ータ57は、駆動回路62に対して、検出温度が高いほ
ど入力電流値を大きくするように指令する。よって、固
定鉄心78と可動鉄心80との間の吸引力が強くなっ
て、弁体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が増
大する。そして、より低い吸入圧Psにて、弁体67の
開閉が行われる。従って、容量制御弁49は、電流値が
増大されることによって、より低い吸入圧Psを保持す
るように作動する。
【0055】弁体67の弁開度が小さくなれば、吐出室
38から給気通路48を経由してクランク室15へ流入
する冷媒ガス量が少なくなる。この一方で、クランク室
15内の冷媒ガスは、軸心通路46及び放圧通口47を
経由して吸入室37へ流出している。このため、クラン
ク室15内の圧力Pcが低下する。また、冷房負荷が大
きい状態では、シリンダボア11a内の圧力Pも高く
て、クランク室15内の圧力Pcとシリンダボア11a
内の圧力Pとの差が小さくなる。このため、斜板22の
傾角が大きくなる。
38から給気通路48を経由してクランク室15へ流入
する冷媒ガス量が少なくなる。この一方で、クランク室
15内の冷媒ガスは、軸心通路46及び放圧通口47を
経由して吸入室37へ流出している。このため、クラン
ク室15内の圧力Pcが低下する。また、冷房負荷が大
きい状態では、シリンダボア11a内の圧力Pも高く
て、クランク室15内の圧力Pcとシリンダボア11a
内の圧力Pとの差が小さくなる。このため、斜板22の
傾角が大きくなる。
【0056】給気通路48における通過断面積が零、つ
まり容量制御弁49の弁体67が弁孔68を完全に閉止
した状態になると、吐出室38からクランク室15への
高圧冷媒ガスの供給は行われなくなる。そして、クラン
ク室15内の圧力Pcは、吸入室37内の圧力Psとほ
ぼ同一になり、斜板22の傾角は最大となる。斜板22
の最大傾角は、回転支持体21の傾角規制突部21aと
斜板22との当接によって規制され、吐出容量は最大と
なる。
まり容量制御弁49の弁体67が弁孔68を完全に閉止
した状態になると、吐出室38からクランク室15への
高圧冷媒ガスの供給は行われなくなる。そして、クラン
ク室15内の圧力Pcは、吸入室37内の圧力Psとほ
ぼ同一になり、斜板22の傾角は最大となる。斜板22
の最大傾角は、回転支持体21の傾角規制突部21aと
斜板22との当接によって規制され、吐出容量は最大と
なる。
【0057】逆に、冷房負荷が小さい場合には、例えば
室温センサ59によって検出された温度と室温設定器5
8の設定温度との差は小さくなる。制御コンピュータ5
7は、駆動回路62に対して、検出温度が低いほど入力
電流値を小さくするように指令する。このため、固定鉄
心78と可動鉄心80との間の吸引力が弱くなって、弁
体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が減少す
る。そして、より高い吸入圧Psにて、弁体67の開閉
が行われる。従って、容量制御弁49は、電流値が減少
されることによって、より高い吸入圧Psを保持するよ
うに作動する。
室温センサ59によって検出された温度と室温設定器5
8の設定温度との差は小さくなる。制御コンピュータ5
7は、駆動回路62に対して、検出温度が低いほど入力
電流値を小さくするように指令する。このため、固定鉄
心78と可動鉄心80との間の吸引力が弱くなって、弁
体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が減少す
る。そして、より高い吸入圧Psにて、弁体67の開閉
が行われる。従って、容量制御弁49は、電流値が減少
されることによって、より高い吸入圧Psを保持するよ
うに作動する。
【0058】弁体67の弁開度が大きくなれば、吐出室
38からクランク室15へ流入する冷媒ガス量が多くな
り、クランク室15内の圧力Pcが上昇する。また、こ
の冷房負荷が小さい状態では、シリンダボア11a内の
圧力Pが低くて、クランク室15内の圧力Pcとシリン
ダボア11a内の圧力Pとの差が大きくなる。このた
め、斜板22の傾角が小さくなる。
38からクランク室15へ流入する冷媒ガス量が多くな
り、クランク室15内の圧力Pcが上昇する。また、こ
の冷房負荷が小さい状態では、シリンダボア11a内の
圧力Pが低くて、クランク室15内の圧力Pcとシリン
ダボア11a内の圧力Pとの差が大きくなる。このた
め、斜板22の傾角が小さくなる。
【0059】冷房負荷がない状態に近づいてゆくと、蒸
発器55における温度がフロスト発生をもたらす温度に
近づくように低下してゆく。温度センサ56からの検出
温度が設定温度以下になると、制御コンピュータ57は
駆動回路62に対してソレノイド63の消磁を指令す
る。前記設定温度は、蒸発器55においてフロストを発
生しそうな状況を反映する。そして、ソレノイド63へ
の電流の供給が停止されて、ソレノイド63が消磁さ
れ、固定鉄心78と可動鉄心80との吸引力が消失す
る。
発器55における温度がフロスト発生をもたらす温度に
近づくように低下してゆく。温度センサ56からの検出
温度が設定温度以下になると、制御コンピュータ57は
駆動回路62に対してソレノイド63の消磁を指令す
る。前記設定温度は、蒸発器55においてフロストを発
生しそうな状況を反映する。そして、ソレノイド63へ
の電流の供給が停止されて、ソレノイド63が消磁さ
れ、固定鉄心78と可動鉄心80との吸引力が消失す
る。
【0060】このため、図3に示すように、弁体67
は、強制開放バネ69の付勢力により、可動鉄心80及
びソレノイドロッド83を介して作用する追従バネ81
の付勢力に抗して下方に移動される。そして、弁体67
が弁孔68を最大に開いた弁開度位置に移行する。よっ
て、吐出室38内の高圧冷媒ガスが給気通路48を介し
てクランク室15へ多量に供給され、クランク室15内
の圧力Pcが高くなる。このクランク室15内の圧力上
昇によって、斜板22の傾角が最小傾角へ移行する。
は、強制開放バネ69の付勢力により、可動鉄心80及
びソレノイドロッド83を介して作用する追従バネ81
の付勢力に抗して下方に移動される。そして、弁体67
が弁孔68を最大に開いた弁開度位置に移行する。よっ
て、吐出室38内の高圧冷媒ガスが給気通路48を介し
てクランク室15へ多量に供給され、クランク室15内
の圧力Pcが高くなる。このクランク室15内の圧力上
昇によって、斜板22の傾角が最小傾角へ移行する。
【0061】また、空調装置作動スイッチ60のオフ信
号に基づいて、制御コンピュータ57はソレノイド63
の消磁を指令し、この消磁によっても斜板22の傾角が
最小傾角へ移行する。
号に基づいて、制御コンピュータ57はソレノイド63
の消磁を指令し、この消磁によっても斜板22の傾角が
最小傾角へ移行する。
【0062】このように、容量制御弁49の開閉動作
は、ソレノイド63に対する入力電流値の大小に応じて
変わる。入力電流値が大きくなると低い吸入圧Psにて
開閉が実行され、入力電流値が小さくなると高い吸入圧
Psにて開閉動作が行われる。圧縮機は、設定された吸
入圧Psを維持するように、斜板22の傾角を変更し
て、その吐出容量を変更する。つまり、容量制御弁49
は、入力電流値を変えて吸入圧Psの設定値を変更する
役割、及び、吸入圧Psに関係なく最小容量運転を行う
役割を担っている。このような容量制御弁49を具備す
ることにより、圧縮機は冷凍回路の冷凍能力を変更する
役割を担っている。
は、ソレノイド63に対する入力電流値の大小に応じて
変わる。入力電流値が大きくなると低い吸入圧Psにて
開閉が実行され、入力電流値が小さくなると高い吸入圧
Psにて開閉動作が行われる。圧縮機は、設定された吸
入圧Psを維持するように、斜板22の傾角を変更し
て、その吐出容量を変更する。つまり、容量制御弁49
は、入力電流値を変えて吸入圧Psの設定値を変更する
役割、及び、吸入圧Psに関係なく最小容量運転を行う
役割を担っている。このような容量制御弁49を具備す
ることにより、圧縮機は冷凍回路の冷凍能力を変更する
役割を担っている。
【0063】前記斜板22の遮断体28側への移動に伴
い、斜板22の揺動がスラストベアリング34を介して
遮断体28に伝達される。この揺動伝達により遮断体2
8が、吸入通路開放バネ29の付勢力に抗して位置決め
面33側へ移動される。ここで、遮断体28は、吸入通
路32の通過断面積を徐々に減少してゆく。この緩慢な
通過断面積変化による絞り作用が、吸入通路32から吸
入室37への冷媒ガス流入量を徐々に減少させる。この
ため、吸入室37からシリンダボア11a内へ吸入され
る冷媒ガス量も徐々に減少してゆき、吐出容量が徐々に
減少してゆく。従って、吐出圧Pdが徐々に減少してゆ
き、圧縮機における負荷トルクが短時間で大きく変動す
ることはない。その結果、最大吐出容量から最小吐出容
量に到る間のクラッチレス圧縮機における負荷トルクの
変動が緩慢になり、負荷トルクの変動による衝撃が緩和
される。
い、斜板22の揺動がスラストベアリング34を介して
遮断体28に伝達される。この揺動伝達により遮断体2
8が、吸入通路開放バネ29の付勢力に抗して位置決め
面33側へ移動される。ここで、遮断体28は、吸入通
路32の通過断面積を徐々に減少してゆく。この緩慢な
通過断面積変化による絞り作用が、吸入通路32から吸
入室37への冷媒ガス流入量を徐々に減少させる。この
ため、吸入室37からシリンダボア11a内へ吸入され
る冷媒ガス量も徐々に減少してゆき、吐出容量が徐々に
減少してゆく。従って、吐出圧Pdが徐々に減少してゆ
き、圧縮機における負荷トルクが短時間で大きく変動す
ることはない。その結果、最大吐出容量から最小吐出容
量に到る間のクラッチレス圧縮機における負荷トルクの
変動が緩慢になり、負荷トルクの変動による衝撃が緩和
される。
【0064】図3に示すように、斜板22の傾角が最小
になると、遮断体28が位置決め面33に当接し、吸入
通路32が遮断される。この状態では、吸入通路32に
おける通過断面積が零となり、外部冷媒回路52から吸
入室37への冷媒ガス流入が阻止される。この斜板22
の最小傾角は、前記スラストベアリング34の後端側レ
ース34bの板厚を調整することによって、0°よりも
僅かに大きな所定値となるように設定されている。この
最小傾角状態は、遮断体28が吸入通路32と収容孔2
7との連通を遮断する閉位置に配置されたときにもたら
される。遮断体28は、前記閉位置とこの位置から離間
した開位置とへ、斜板22の揺動に連動して切り換え配
置される。
になると、遮断体28が位置決め面33に当接し、吸入
通路32が遮断される。この状態では、吸入通路32に
おける通過断面積が零となり、外部冷媒回路52から吸
入室37への冷媒ガス流入が阻止される。この斜板22
の最小傾角は、前記スラストベアリング34の後端側レ
ース34bの板厚を調整することによって、0°よりも
僅かに大きな所定値となるように設定されている。この
最小傾角状態は、遮断体28が吸入通路32と収容孔2
7との連通を遮断する閉位置に配置されたときにもたら
される。遮断体28は、前記閉位置とこの位置から離間
した開位置とへ、斜板22の揺動に連動して切り換え配
置される。
【0065】斜板22の最小傾角は0°ではないため、
最小傾角状態においても、シリンダボア11aから吐出
室38への冷媒ガスの吐出は行われている。シリンダボ
ア11aから吐出室38へ吐出された冷媒ガスは、給気
通路48を通ってクランク室15へ流入する。クランク
室15内の冷媒ガスは、軸心通路46、放圧通口47及
び通口45を通って吸入室37へ流入する。吸入室37
内の冷媒ガスは、シリンダボア11a内へ吸入されて、
再度吐出室38へ吐出される。すなわち、最小傾角状態
では、吐出圧領域である吐出室38、給気通路48、ク
ランク室15、軸心通路46、放圧通口47、収容孔2
7、通口45、吸入圧領域である吸入室37、シリンダ
ボア11aを経由する循環通路が、圧縮機内に形成され
ている。そして、吐出室38、クランク室15及び吸入
室37の間では、圧力差が生じている。従って、冷媒ガ
スが前記循環通路を循環し、冷媒ガスとともに流動する
潤滑油が圧縮機内の各摺動部を潤滑する。
最小傾角状態においても、シリンダボア11aから吐出
室38への冷媒ガスの吐出は行われている。シリンダボ
ア11aから吐出室38へ吐出された冷媒ガスは、給気
通路48を通ってクランク室15へ流入する。クランク
室15内の冷媒ガスは、軸心通路46、放圧通口47及
び通口45を通って吸入室37へ流入する。吸入室37
内の冷媒ガスは、シリンダボア11a内へ吸入されて、
再度吐出室38へ吐出される。すなわち、最小傾角状態
では、吐出圧領域である吐出室38、給気通路48、ク
ランク室15、軸心通路46、放圧通口47、収容孔2
7、通口45、吸入圧領域である吸入室37、シリンダ
ボア11aを経由する循環通路が、圧縮機内に形成され
ている。そして、吐出室38、クランク室15及び吸入
室37の間では、圧力差が生じている。従って、冷媒ガ
スが前記循環通路を循環し、冷媒ガスとともに流動する
潤滑油が圧縮機内の各摺動部を潤滑する。
【0066】空調装置作動スイッチ60がオン状態にあ
って、斜板22が最小傾角位置にある状態で、車室内の
温度が上昇して冷房負荷が増大すると、室温センサ59
によって検出された温度が室温設定器58の設定温度を
越える。制御コンピュータ57は、この検出温度変移に
基づいて、ソレノイド63の励磁を指令する。ソレノイ
ド63の励磁により、給気通路48が閉じられ、クラン
ク室15の圧力Pcが軸心通路46及び放圧通口47を
介した放圧に基づいて減圧してゆく。この減圧により、
吸入通路開放バネ29が図3の縮小状態から伸長する。
そして、遮断体28が、位置決め面33から離間し、斜
板22の傾角が図3の最小傾角状態から増大する。
って、斜板22が最小傾角位置にある状態で、車室内の
温度が上昇して冷房負荷が増大すると、室温センサ59
によって検出された温度が室温設定器58の設定温度を
越える。制御コンピュータ57は、この検出温度変移に
基づいて、ソレノイド63の励磁を指令する。ソレノイ
ド63の励磁により、給気通路48が閉じられ、クラン
ク室15の圧力Pcが軸心通路46及び放圧通口47を
介した放圧に基づいて減圧してゆく。この減圧により、
吸入通路開放バネ29が図3の縮小状態から伸長する。
そして、遮断体28が、位置決め面33から離間し、斜
板22の傾角が図3の最小傾角状態から増大する。
【0067】この遮断体28の離間に伴い、吸入通路3
2における通過断面積が緩慢に増大してゆき、吸入通路
32から吸入室37への冷媒ガス流入量は徐々に増えて
いく。従って、吸入室37からシリンダボア11a内へ
吸入される冷媒ガス量も徐々に増大してゆき、吐出容量
が徐々に増大してゆく。そのため、吐出圧Pdが徐々に
増大してゆき、圧縮機における負荷トルクが短時間で大
きく変動することはない。その結果、最小吐出容量から
最大吐出容量に到る間のクラッチレス可変容量圧縮機に
おける負荷トルクの変動が緩慢になり、負荷トルクの変
動による衝撃が緩和される。
2における通過断面積が緩慢に増大してゆき、吸入通路
32から吸入室37への冷媒ガス流入量は徐々に増えて
いく。従って、吸入室37からシリンダボア11a内へ
吸入される冷媒ガス量も徐々に増大してゆき、吐出容量
が徐々に増大してゆく。そのため、吐出圧Pdが徐々に
増大してゆき、圧縮機における負荷トルクが短時間で大
きく変動することはない。その結果、最小吐出容量から
最大吐出容量に到る間のクラッチレス可変容量圧縮機に
おける負荷トルクの変動が緩慢になり、負荷トルクの変
動による衝撃が緩和される。
【0068】外部駆動源をなす車両エンジンが停止すれ
ば、圧縮機の運転も停止、つまり斜板22の回転も停止
し、容量制御弁49のソレノイド63への通電も停止さ
れる。このため、ソレノイド63が消磁されて、給気通
路48が開放され、斜板22の傾角は最小となる。
ば、圧縮機の運転も停止、つまり斜板22の回転も停止
し、容量制御弁49のソレノイド63への通電も停止さ
れる。このため、ソレノイド63が消磁されて、給気通
路48が開放され、斜板22の傾角は最小となる。
【0069】さて、このクラッチレス可変容量圧縮機に
おいて、斜板22の最小傾角を調整する場合には、スラ
ストベアリング34の後端側レース34bに代えて、所
定板厚の測定用レースを予め組み込んでおく。この状態
で、ピストン35のストロークを測定し、その測定結果
に基づいて、斜板22の所定最小傾角に適応する板厚の
後端側レース34bを選択する。そして、この選択した
板厚の後端側レース34bを、前記測定用レースと脱着
交換する。
おいて、斜板22の最小傾角を調整する場合には、スラ
ストベアリング34の後端側レース34bに代えて、所
定板厚の測定用レースを予め組み込んでおく。この状態
で、ピストン35のストロークを測定し、その測定結果
に基づいて、斜板22の所定最小傾角に適応する板厚の
後端側レース34bを選択する。そして、この選択した
板厚の後端側レース34bを、前記測定用レースと脱着
交換する。
【0070】このレースの脱着交換時には、シリンダブ
ロック11の前端側を分解することなく、その後端側を
開放した状態で、収容孔27の環状溝27aからサーク
リップ27bを取り外す。このとき、収容孔27の内周
面がほぼ同一径となっているため、シリンダロック11
の後端側から収容孔27内に対して、吸入通路開放バネ
29、遮断体28及びスラストベアリング34の後端側
レース34bを脱着して、後端側レース34bを容易に
交換することができる。
ロック11の前端側を分解することなく、その後端側を
開放した状態で、収容孔27の環状溝27aからサーク
リップ27bを取り外す。このとき、収容孔27の内周
面がほぼ同一径となっているため、シリンダロック11
の後端側から収容孔27内に対して、吸入通路開放バネ
29、遮断体28及びスラストベアリング34の後端側
レース34bを脱着して、後端側レース34bを容易に
交換することができる。
【0071】以上のように構成されたこの第1の実施形
態によれば、以下の効果が期待される。 (a) このクラッチレス可変容量圧縮機においては、
シリンダブロック11に収容孔27を加工する場合、そ
の収容孔27の内周面に大径部、小径部及び段差部を形
成する必要がなく、内周面がほぼ同一径となるように形
成すればよい。このため、収容孔27の加工が容易なも
のとなって、加工コストを低減することができる。
態によれば、以下の効果が期待される。 (a) このクラッチレス可変容量圧縮機においては、
シリンダブロック11に収容孔27を加工する場合、そ
の収容孔27の内周面に大径部、小径部及び段差部を形
成する必要がなく、内周面がほぼ同一径となるように形
成すればよい。このため、収容孔27の加工が容易なも
のとなって、加工コストを低減することができる。
【0072】(b) このクラッチレス可変容量圧縮機
においては、収容孔27の内周面がほぼ同一径となるよ
うに形成されている。このため、シリンダブロック11
の前端側から分解することなく、シリンダブロック11
の後端側を開放した状態で、吸入通路開放バネ29、遮
断体28及びスラストベアリング34の後端側レース3
4bを、収容孔27内に後端側から脱着することができ
る。そして、前記後端側レース34bの板厚を容易に適
正なものに変更することができて、圧縮機の各部品の公
差集中を緩和することができる。従って、斜板22の最
小傾角の調整作業を容易かつ短時間に行うことができ
る。
においては、収容孔27の内周面がほぼ同一径となるよ
うに形成されている。このため、シリンダブロック11
の前端側から分解することなく、シリンダブロック11
の後端側を開放した状態で、吸入通路開放バネ29、遮
断体28及びスラストベアリング34の後端側レース3
4bを、収容孔27内に後端側から脱着することができ
る。そして、前記後端側レース34bの板厚を容易に適
正なものに変更することができて、圧縮機の各部品の公
差集中を緩和することができる。従って、斜板22の最
小傾角の調整作業を容易かつ短時間に行うことができ
る。
【0073】(c) このクラッチレス可変容量圧縮機
においては、収容孔27の環状溝27aにバネ受けとし
てのサークリップ27bが着脱可能に嵌着され、そのサ
ークリップ27bに吸入通路開放バネ29の後端が掛止
されている。このため、シリンダブロック11の後端側
から、収容孔27内に遮断体28及び吸入通路開放バネ
29を組み込んだ状態で、環状溝27bにサークリップ
27bを嵌着することにより、それらを収容孔27内に
抜け止め保持することができる。従って、斜板22の最
小傾角の調整時に、シリンダブロック11の後端側を開
放したとき、収容孔27内から吸入通路開放バネ29が
飛び出してくるのを防止することができる。そして、斜
板22の最小傾角の調整時等の作業性を向上することが
できる。
においては、収容孔27の環状溝27aにバネ受けとし
てのサークリップ27bが着脱可能に嵌着され、そのサ
ークリップ27bに吸入通路開放バネ29の後端が掛止
されている。このため、シリンダブロック11の後端側
から、収容孔27内に遮断体28及び吸入通路開放バネ
29を組み込んだ状態で、環状溝27bにサークリップ
27bを嵌着することにより、それらを収容孔27内に
抜け止め保持することができる。従って、斜板22の最
小傾角の調整時に、シリンダブロック11の後端側を開
放したとき、収容孔27内から吸入通路開放バネ29が
飛び出してくるのを防止することができる。そして、斜
板22の最小傾角の調整時等の作業性を向上することが
できる。
【0074】(d) このクラッチレス可変容量圧縮機
においては、斜板22と遮断体28との間に介在された
スラストベアリング34の後端側レース34bの板厚を
変更することによって、斜板22の最小傾角を調整する
ようになっている。このため、別の部品を装備すること
なく、簡単な構造で斜板22の最小傾角を調整できて、
部品点数の増加を招くことがない。つまり、スラストベ
アリング34の後端側レース34bを適切な板厚のもの
と脱着交換するのみで、斜板22の最小傾角を容易に調
整することができる。
においては、斜板22と遮断体28との間に介在された
スラストベアリング34の後端側レース34bの板厚を
変更することによって、斜板22の最小傾角を調整する
ようになっている。このため、別の部品を装備すること
なく、簡単な構造で斜板22の最小傾角を調整できて、
部品点数の増加を招くことがない。つまり、スラストベ
アリング34の後端側レース34bを適切な板厚のもの
と脱着交換するのみで、斜板22の最小傾角を容易に調
整することができる。
【0075】そして、この斜板22の最小傾角を調整す
ることによって、最小吐出容量を所定の範囲内に設定す
ることができる。このため、最小吐出容量が所定の範囲
より大きくなって最小容量運転時に圧縮機のなす仕事量
が増大することがなく、動力損失の増大に伴う燃費の悪
化を抑制できる。
ることによって、最小吐出容量を所定の範囲内に設定す
ることができる。このため、最小吐出容量が所定の範囲
より大きくなって最小容量運転時に圧縮機のなす仕事量
が増大することがなく、動力損失の増大に伴う燃費の悪
化を抑制できる。
【0076】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態について、前記第1の実施形態と異なる部分
を中心に説明する。
の実施形態について、前記第1の実施形態と異なる部分
を中心に説明する。
【0077】この第2の実施形態のクラッチレス可変容
量圧縮機においては、図4に示すように、スラストベア
リング34の後端側レース34bに隣接して、遮断体2
8とスラストベアリング34との間にスペーサ85が介
在されている。そして、このスペーサ85により、斜板
22の最小傾角を調整するように構成されている。
量圧縮機においては、図4に示すように、スラストベア
リング34の後端側レース34bに隣接して、遮断体2
8とスラストベアリング34との間にスペーサ85が介
在されている。そして、このスペーサ85により、斜板
22の最小傾角を調整するように構成されている。
【0078】さて、この第2の実施形態の圧縮機におい
て、斜板22の最小傾角を調整する場合には、前記スペ
ーサ85に代えて、所定板厚の測定用スペーサを予め組
み込んでおく。この状態で、ピストン35のストローク
を測定し、その測定結果に基づいて、斜板22の所定最
小傾角に適応する板厚のスペーサ85を選択する。そし
て、この選択した板厚のスペーサ85を、前記測定用ス
ペーサと脱着交換する。
て、斜板22の最小傾角を調整する場合には、前記スペ
ーサ85に代えて、所定板厚の測定用スペーサを予め組
み込んでおく。この状態で、ピストン35のストローク
を測定し、その測定結果に基づいて、斜板22の所定最
小傾角に適応する板厚のスペーサ85を選択する。そし
て、この選択した板厚のスペーサ85を、前記測定用ス
ペーサと脱着交換する。
【0079】このスペーサの脱着交換時には、前述した
第1の実施形態の場合と同様に、シリンダブロック11
の前端側を分解することなく、その後端側を開放した状
態で、収容孔27の環状溝27aからサークリップ27
bを取り外す。このとき、収容孔27の内周面がほぼ同
一径となっているため、シリンダロック11の後端側か
ら収容孔27内に対して、吸入通路開放バネ29、遮断
体28及びスペーサ85を脱着して、そのスペーサ85
を容易に交換することができる。
第1の実施形態の場合と同様に、シリンダブロック11
の前端側を分解することなく、その後端側を開放した状
態で、収容孔27の環状溝27aからサークリップ27
bを取り外す。このとき、収容孔27の内周面がほぼ同
一径となっているため、シリンダロック11の後端側か
ら収容孔27内に対して、吸入通路開放バネ29、遮断
体28及びスペーサ85を脱着して、そのスペーサ85
を容易に交換することができる。
【0080】以上のように構成されたこの第2の実施形
態によれば、以下の効果が期待される。 (a) この第2の実施形態のクラッチレス可変容量圧
縮機においても、前記第1の実施形態と同様に、収容孔
27の内周面がほぼ同一径となるように形成されてい
る。そして、その収容孔27内にシリンダブロック11
の後端側から、遮断体28、吸入通路開放バネ29等が
着脱可能に組み込まれている。このため、前記スラスト
ベアリング34の後端側レース34bに隣接配置された
スペーサ85の板厚を容易に適正なものに変更すること
ができて、圧縮機の各部品の公差集中を緩和することが
できる。従って、斜板22の最小傾角の調整作業を容易
かつ短時間に行うことができる。
態によれば、以下の効果が期待される。 (a) この第2の実施形態のクラッチレス可変容量圧
縮機においても、前記第1の実施形態と同様に、収容孔
27の内周面がほぼ同一径となるように形成されてい
る。そして、その収容孔27内にシリンダブロック11
の後端側から、遮断体28、吸入通路開放バネ29等が
着脱可能に組み込まれている。このため、前記スラスト
ベアリング34の後端側レース34bに隣接配置された
スペーサ85の板厚を容易に適正なものに変更すること
ができて、圧縮機の各部品の公差集中を緩和することが
できる。従って、斜板22の最小傾角の調整作業を容易
かつ短時間に行うことができる。
【0081】(b) また、この第2の実施形態におい
ては、スラストベアリング34の後端側レース34bに
隣接配置したスペーサ85の板厚を変更することによ
り、斜板22の最小傾角を調整するようになっている。
このため、スラストベアリング34に関係なく、スペー
サ85のみを所定の板厚のものと脱着交換することによ
り、斜板22の最小傾角を容易に調整することができ
て、最小吐出容量を所定の範囲内に設定することができ
る。従って、前記第1の実施形態と同様に、最小容量運
転時に圧縮機のなす仕事量が増大することがなく、動力
損失の増大に伴う燃費の悪化を抑制できる。
ては、スラストベアリング34の後端側レース34bに
隣接配置したスペーサ85の板厚を変更することによ
り、斜板22の最小傾角を調整するようになっている。
このため、スラストベアリング34に関係なく、スペー
サ85のみを所定の板厚のものと脱着交換することによ
り、斜板22の最小傾角を容易に調整することができ
て、最小吐出容量を所定の範囲内に設定することができ
る。従って、前記第1の実施形態と同様に、最小容量運
転時に圧縮機のなす仕事量が増大することがなく、動力
損失の増大に伴う燃費の悪化を抑制できる。
【0082】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態について、前記第1の実施形態と異なる部分
を中心に説明する。
の実施形態について、前記第1の実施形態と異なる部分
を中心に説明する。
【0083】この第3の実施形態のクラッチレス可変容
量圧縮機においては、図5及び図6に示すように、クラ
ンク室15が吸入通路の一部を構成している。つまり、
図5に示すように、第2吸入通路91は、シリンダブロ
ック11に形成され、その後端は収容室27に連通され
るとともに、前端はクランク室15に連通されている。
そして、吸入通路32から収容孔27内に供給される冷
媒ガスが、この第2吸入通路91を介してクランク室1
5内に導入される。
量圧縮機においては、図5及び図6に示すように、クラ
ンク室15が吸入通路の一部を構成している。つまり、
図5に示すように、第2吸入通路91は、シリンダブロ
ック11に形成され、その後端は収容室27に連通され
るとともに、前端はクランク室15に連通されている。
そして、吸入通路32から収容孔27内に供給される冷
媒ガスが、この第2吸入通路91を介してクランク室1
5内に導入される。
【0084】導入通路92は、前記クランク室15と吸
入室37との間に貫通形成され、この導入通路92を介
して、冷媒ガスがクランク室15から吸入室37内に導
入されるようになっている。また、この導入通路92
は、駆動シャフト16の中心に形成された軸心通路46
と、シリンダブロック11からバルブプレート14及び
リヤハウジング13にかけて形成された調整通路93と
を備えている。そして、軸心通路46は、前端の入口4
6aがリップシール20付近のクランク室15内に開口
されるとともに、後端の出口46bが遮断体28の内部
に開口されている。通孔94は、遮断体28の外周に形
成され、この通孔94を介して遮断体28の内部が調整
通路93に連通されている。
入室37との間に貫通形成され、この導入通路92を介
して、冷媒ガスがクランク室15から吸入室37内に導
入されるようになっている。また、この導入通路92
は、駆動シャフト16の中心に形成された軸心通路46
と、シリンダブロック11からバルブプレート14及び
リヤハウジング13にかけて形成された調整通路93と
を備えている。そして、軸心通路46は、前端の入口4
6aがリップシール20付近のクランク室15内に開口
されるとともに、後端の出口46bが遮断体28の内部
に開口されている。通孔94は、遮断体28の外周に形
成され、この通孔94を介して遮断体28の内部が調整
通路93に連通されている。
【0085】調整弁室95は、前記導入通路92におけ
る調整通路93の途中に形成され、その前端にはテーパ
状の調整弁孔96が形成されている。スプール弁97
は、調整弁室95内に移動可能に収容されている。その
スプール弁97の前端には調整弁孔96に対向して、そ
の調整弁孔96の通路断面積を調整するためのテーパ状
の絞り弁部98が形成されている。バネ99は、スプー
ル弁97と調整弁室95の前端との間に介装され、この
バネ99によりスプール弁97が調整弁孔96から離間
する方向に付勢されている。
る調整通路93の途中に形成され、その前端にはテーパ
状の調整弁孔96が形成されている。スプール弁97
は、調整弁室95内に移動可能に収容されている。その
スプール弁97の前端には調整弁孔96に対向して、そ
の調整弁孔96の通路断面積を調整するためのテーパ状
の絞り弁部98が形成されている。バネ99は、スプー
ル弁97と調整弁室95の前端との間に介装され、この
バネ99によりスプール弁97が調整弁孔96から離間
する方向に付勢されている。
【0086】連通路としての圧力付与通路100は、前
記吐出室38をスプール弁97の背面側の調整弁室95
内の制御圧室101に連通させるように、リヤハウジン
グ13内に形成されている。放圧通路102は、スプー
ル弁97の背面側の制御圧室101をクランク室15に
連通させるように、リヤハウジング13、バルブプレー
ト14及びシリンダブロック11に連続して形成されて
いる。容量制御弁49は、前記圧力付与通路100の途
中に位置するようにリヤハウジング13に装着されてい
る。
記吐出室38をスプール弁97の背面側の調整弁室95
内の制御圧室101に連通させるように、リヤハウジン
グ13内に形成されている。放圧通路102は、スプー
ル弁97の背面側の制御圧室101をクランク室15に
連通させるように、リヤハウジング13、バルブプレー
ト14及びシリンダブロック11に連続して形成されて
いる。容量制御弁49は、前記圧力付与通路100の途
中に位置するようにリヤハウジング13に装着されてい
る。
【0087】また、この第3の実施形態においては、前
記駆動シャフト16の後端を支持するラジアルベアリン
グ30が、円筒状のプレーンベアリングで構成されてい
る。同様に、斜板22と遮断体28との間において駆動
シャフト16に嵌挿されたスラストベアリング103
が、一対の円板状レース103a,103bよりなるプ
レーンベアリングで構成されている。
記駆動シャフト16の後端を支持するラジアルベアリン
グ30が、円筒状のプレーンベアリングで構成されてい
る。同様に、斜板22と遮断体28との間において駆動
シャフト16に嵌挿されたスラストベアリング103
が、一対の円板状レース103a,103bよりなるプ
レーンベアリングで構成されている。
【0088】さらに、この第3の実施形態においては、
前記遮断体28により斜板22の最小傾角を調整するよ
うになっている。そして、この遮断体28を所定長さの
ものと脱着交換することにより、斜板22の最小傾角を
調整して、最小吐出容量を所定の範囲内に設定するよう
になっている。
前記遮断体28により斜板22の最小傾角を調整するよ
うになっている。そして、この遮断体28を所定長さの
ものと脱着交換することにより、斜板22の最小傾角を
調整して、最小吐出容量を所定の範囲内に設定するよう
になっている。
【0089】しかも、この第3の実施形態においては、
前記第1実施形態と異なり、収容孔27に環状溝27a
が形成されていないとともに、環状溝27aにサークリ
ップ27bが嵌着されていない。そして、バルブプレー
ト14によりバネ受けが兼用され、シリンダブロック1
1の後端面にバルブプレート14を介してリヤハウジン
グ13を取り付けたとき、そのバルブプレート14によ
り収容孔27内の吸入通路開放バネ29の後端が掛止保
持されるようになっている。
前記第1実施形態と異なり、収容孔27に環状溝27a
が形成されていないとともに、環状溝27aにサークリ
ップ27bが嵌着されていない。そして、バルブプレー
ト14によりバネ受けが兼用され、シリンダブロック1
1の後端面にバルブプレート14を介してリヤハウジン
グ13を取り付けたとき、そのバルブプレート14によ
り収容孔27内の吸入通路開放バネ29の後端が掛止保
持されるようになっている。
【0090】次に、以上のように構成されたクラッチレ
ス可変容量圧縮機の動作について説明する。さて、冷房
負荷が大きい場合には、図5に示すように、容量制御弁
49のソレノイド63への入力電流が増大され、そのソ
レノイド63が強く励磁されて、弁体67が弁孔68の
開度を減少する方向に付勢される。弁体67の弁開度が
小さくなれば、吐出室38から圧力付与通路100を経
由して、スプール弁97の背面側の制御圧室101内に
流入する冷媒ガス量が少なくなる。この一方で、制御圧
室101内の冷媒ガスは、放圧通路102を経由してク
ランク室15に流出している。
ス可変容量圧縮機の動作について説明する。さて、冷房
負荷が大きい場合には、図5に示すように、容量制御弁
49のソレノイド63への入力電流が増大され、そのソ
レノイド63が強く励磁されて、弁体67が弁孔68の
開度を減少する方向に付勢される。弁体67の弁開度が
小さくなれば、吐出室38から圧力付与通路100を経
由して、スプール弁97の背面側の制御圧室101内に
流入する冷媒ガス量が少なくなる。この一方で、制御圧
室101内の冷媒ガスは、放圧通路102を経由してク
ランク室15に流出している。
【0091】このため、制御圧室101内の圧力が低下
して、スプール弁97が後方に移動配置され、絞り弁部
98の絞り度が小さくなって、調整弁孔96の通路断面
積が大きくなる。そして、クランク室15から導入通路
92を介して吸入室37に流入する冷媒ガス量が、前記
絞り弁部98の絞り度に応じて増大し、吸入室37の圧
力が高められる。このため、ピストン35を介して対向
するクランク室15の圧力Pcとシリンダボア11a内
の圧力Pとの間の差圧が小さくなって、斜板22が最大
傾角側に揺動される。
して、スプール弁97が後方に移動配置され、絞り弁部
98の絞り度が小さくなって、調整弁孔96の通路断面
積が大きくなる。そして、クランク室15から導入通路
92を介して吸入室37に流入する冷媒ガス量が、前記
絞り弁部98の絞り度に応じて増大し、吸入室37の圧
力が高められる。このため、ピストン35を介して対向
するクランク室15の圧力Pcとシリンダボア11a内
の圧力Pとの間の差圧が小さくなって、斜板22が最大
傾角側に揺動される。
【0092】この状態では、外部冷媒回路52から吸入
通路32に供給される冷媒ガスは、収容孔27及び第2
吸入通路91を介してクランク室15内に導入された
後、導入通路92の軸心通路46、遮断体28の内部、
通孔94及び調整通路93を介して吸入室37内に導入
される。
通路32に供給される冷媒ガスは、収容孔27及び第2
吸入通路91を介してクランク室15内に導入された
後、導入通路92の軸心通路46、遮断体28の内部、
通孔94及び調整通路93を介して吸入室37内に導入
される。
【0093】圧力付与通路100の通過断面積が零、つ
まり容量制御弁49の弁体67が弁孔68を完全に閉止
した状態になると、吐出室38から制御圧室101への
冷媒ガスの供給は行われなくなる。そして、シリンダボ
ア11a内の圧力Pと、クランク室15内の圧力Pcと
がほぼ同一となり、斜板22が最大傾角状態に保持され
て、吐出容量は最大となる。
まり容量制御弁49の弁体67が弁孔68を完全に閉止
した状態になると、吐出室38から制御圧室101への
冷媒ガスの供給は行われなくなる。そして、シリンダボ
ア11a内の圧力Pと、クランク室15内の圧力Pcと
がほぼ同一となり、斜板22が最大傾角状態に保持され
て、吐出容量は最大となる。
【0094】また、この状態では、容量制御弁49の閉
止により圧力付与通路100が閉じられている。このた
め、吐出室38内に吐出された高圧冷媒ガスは、圧力付
与通路100及び放圧通路102を介してクランク室1
5内に供給されることなく、外部冷媒回路52に供給さ
れる。
止により圧力付与通路100が閉じられている。このた
め、吐出室38内に吐出された高圧冷媒ガスは、圧力付
与通路100及び放圧通路102を介してクランク室1
5内に供給されることなく、外部冷媒回路52に供給さ
れる。
【0095】逆に、冷房負荷が小さい場合には、図6に
示すように、容量制御弁49のソレノイド63への入力
電流が減少され、そのソレノイド63の励磁力が弱くな
って、弁体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が
減少する。弁体67の弁開度が大きくなれば、吐出室3
8から圧力付与通路100を経由して、スプール弁97
の背面側の制御圧室101内に流入する冷媒ガス量が多
くなり、制御圧室101内の圧力が上昇する。
示すように、容量制御弁49のソレノイド63への入力
電流が減少され、そのソレノイド63の励磁力が弱くな
って、弁体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が
減少する。弁体67の弁開度が大きくなれば、吐出室3
8から圧力付与通路100を経由して、スプール弁97
の背面側の制御圧室101内に流入する冷媒ガス量が多
くなり、制御圧室101内の圧力が上昇する。
【0096】これにより、スプール弁97が前方に移動
配置され、絞り弁部98の絞り度が大きくなって、調整
弁孔96の通路断面積が小さくなる。そして、クランク
室15から導入通路92を介して吸入室37に流入する
冷媒ガス量が、前記絞り弁部98の絞り度に応じて減少
し、吸入室37の圧力が低下する。このため、ピストン
35を介して対向するクランク室15の圧力Pcとシリ
ンダボア11a内の圧力Pとの間の差圧が大きくなっ
て、斜板22が最小傾角側に揺動される。
配置され、絞り弁部98の絞り度が大きくなって、調整
弁孔96の通路断面積が小さくなる。そして、クランク
室15から導入通路92を介して吸入室37に流入する
冷媒ガス量が、前記絞り弁部98の絞り度に応じて減少
し、吸入室37の圧力が低下する。このため、ピストン
35を介して対向するクランク室15の圧力Pcとシリ
ンダボア11a内の圧力Pとの間の差圧が大きくなっ
て、斜板22が最小傾角側に揺動される。
【0097】冷房負荷がない状態になると、容量制御弁
49のソレノイド63への電流の供給が停止され、その
ソレノイド63が消磁される。このため、弁体67の弁
開度を小さくする方向への付勢力が消失した状態となっ
て、容量制御弁49が最大開度にて開放された状態とな
る。
49のソレノイド63への電流の供給が停止され、その
ソレノイド63が消磁される。このため、弁体67の弁
開度を小さくする方向への付勢力が消失した状態となっ
て、容量制御弁49が最大開度にて開放された状態とな
る。
【0098】この圧力付与通路100の最大開放時に
は、吐出室38内の冷媒ガスがスプール弁97の背面側
の制御圧室101に大量に供給され、制御圧室101内
の圧力がさらに上昇する。これにより、スプール弁97
が最前方に移動配置され、絞り弁部98の絞り度が最大
となって、調整弁孔96の通路断面積が最小になる。そ
して、クランク室15の圧力Pcとシリンダボア11a
内の圧力Pとの間の差圧がさらに大きくなり、斜板22
が最小傾角位置に保持されて吐出容量が最小となる。
は、吐出室38内の冷媒ガスがスプール弁97の背面側
の制御圧室101に大量に供給され、制御圧室101内
の圧力がさらに上昇する。これにより、スプール弁97
が最前方に移動配置され、絞り弁部98の絞り度が最大
となって、調整弁孔96の通路断面積が最小になる。そ
して、クランク室15の圧力Pcとシリンダボア11a
内の圧力Pとの間の差圧がさらに大きくなり、斜板22
が最小傾角位置に保持されて吐出容量が最小となる。
【0099】この斜板22の最小傾角状態では、前記第
1の実施形態と同様に吸入通路32が遮断体28により
遮断される。このとき、吐出室38、圧力付与通路10
0、制御圧室101、放圧通路102、クランク室1
5、導入通路92、吸入室37及びシリンダボア11a
にて循環通路が形成され、この循環通路を通して冷媒ガ
ス及び潤滑油が内部で循環される。
1の実施形態と同様に吸入通路32が遮断体28により
遮断される。このとき、吐出室38、圧力付与通路10
0、制御圧室101、放圧通路102、クランク室1
5、導入通路92、吸入室37及びシリンダボア11a
にて循環通路が形成され、この循環通路を通して冷媒ガ
ス及び潤滑油が内部で循環される。
【0100】さて、この第3の実施形態の圧縮機におい
て、斜板22の最小傾角を調整する場合には、前記遮断
体28に代えて、所定長さの測定用遮断体を予め組み込
んでおく。この状態で、ピストン35のストロークを測
定し、その測定結果に基づいて、斜板22の所定最小傾
角に適応する長さの遮断体28を選択する。そして、こ
の選択した長さの遮断体28を、前記測定用遮断体と脱
着交換する。
て、斜板22の最小傾角を調整する場合には、前記遮断
体28に代えて、所定長さの測定用遮断体を予め組み込
んでおく。この状態で、ピストン35のストロークを測
定し、その測定結果に基づいて、斜板22の所定最小傾
角に適応する長さの遮断体28を選択する。そして、こ
の選択した長さの遮断体28を、前記測定用遮断体と脱
着交換する。
【0101】この遮断体の脱着交換時には、前述した第
1の実施形態の場合とほぼ同様に、シリンダブロック1
1の前端側を分解することなく、シリンダブロック11
の後端側を開放する。このとき、収容孔27の内周面が
ほぼ同一径となっているため、シリンダロック11の後
端側から収容孔27内に対して、吸入通路開放バネ29
及び遮断体28を脱着して、その遮断体28を容易に交
換することができる。
1の実施形態の場合とほぼ同様に、シリンダブロック1
1の前端側を分解することなく、シリンダブロック11
の後端側を開放する。このとき、収容孔27の内周面が
ほぼ同一径となっているため、シリンダロック11の後
端側から収容孔27内に対して、吸入通路開放バネ29
及び遮断体28を脱着して、その遮断体28を容易に交
換することができる。
【0102】以上のように構成されたこの第3の実施形
態によれば、以下の効果が期待される。 (a) この第3の実施形態のクラッチレス可変容量圧
縮機においても、前記第1の実施形態と同様に、収容孔
27の内周面がほぼ同一径となるように形成されてい
る。そして、その収容孔27内にシリンダブロック11
の後端側から、遮断体28、吸入通路開放バネ29等が
着脱可能に組み込まれている。このため、遮断体28の
長さを容易に適正なものに変更することができて、圧縮
機の各部品の公差集中を緩和することができる。従っ
て、斜板22の最小傾角の調整作業を容易かつ短時間に
行うことができる。
態によれば、以下の効果が期待される。 (a) この第3の実施形態のクラッチレス可変容量圧
縮機においても、前記第1の実施形態と同様に、収容孔
27の内周面がほぼ同一径となるように形成されてい
る。そして、その収容孔27内にシリンダブロック11
の後端側から、遮断体28、吸入通路開放バネ29等が
着脱可能に組み込まれている。このため、遮断体28の
長さを容易に適正なものに変更することができて、圧縮
機の各部品の公差集中を緩和することができる。従っ
て、斜板22の最小傾角の調整作業を容易かつ短時間に
行うことができる。
【0103】(b) また、この第3の実施形態におい
ては、遮断体28の長さを変更することにより、斜板2
2の最小傾角を調整するようになっている。このため、
スラストベアリング34に関係なく、遮断体28のみを
所定長さのものと脱着交換することにより、斜板22の
最小傾角を容易に調整することができて、最小吐出容量
を所定の範囲内に設定することができる。従って、前記
第1の実施形態と同様に、最小容量運転時に圧縮機のな
す仕事量が増大することがなく、動力損失の増大に伴う
燃費の悪化を抑制できる。
ては、遮断体28の長さを変更することにより、斜板2
2の最小傾角を調整するようになっている。このため、
スラストベアリング34に関係なく、遮断体28のみを
所定長さのものと脱着交換することにより、斜板22の
最小傾角を容易に調整することができて、最小吐出容量
を所定の範囲内に設定することができる。従って、前記
第1の実施形態と同様に、最小容量運転時に圧縮機のな
す仕事量が増大することがなく、動力損失の増大に伴う
燃費の悪化を抑制できる。
【0104】(c) この第3の実施形態においては、
バルブプレート14が吸入通路開放バネ29の後端のバ
ネ受けを兼ねている。このため、吸入通路開放バネ29
の後端を掛止保持するためのバネ受けを別途設ける必要
がなく、部品点数を削減することができる。
バルブプレート14が吸入通路開放バネ29の後端のバ
ネ受けを兼ねている。このため、吸入通路開放バネ29
の後端を掛止保持するためのバネ受けを別途設ける必要
がなく、部品点数を削減することができる。
【0105】なお、この発明は以下のように変更して具
体化することもできる。 (1) 前記第1の実施形態において、スラストベアリ
ング34の前端側レース34aを所定板厚のものと脱着
交換することにより、斜板22の最小傾角を調整するよ
うに構成すること。
体化することもできる。 (1) 前記第1の実施形態において、スラストベアリ
ング34の前端側レース34aを所定板厚のものと脱着
交換することにより、斜板22の最小傾角を調整するよ
うに構成すること。
【0106】(2) 前記第1の実施形態において、ス
ラストベアリング34の前端側及び後端側の両レース3
4a,34bを所定板厚のものと脱着交換することによ
り、斜板22の最小傾角を調整するように構成するこ
と。
ラストベアリング34の前端側及び後端側の両レース3
4a,34bを所定板厚のものと脱着交換することによ
り、斜板22の最小傾角を調整するように構成するこ
と。
【0107】(3) 前記第2の実施形態において、ス
ラストベアリング34の前端側レース34aに隣接し
て、斜板22とスラストベアリング34との間にスペー
サ85を介在させ、そのスペーサ58により、斜板22
の最小傾角を調整するように構成すること。
ラストベアリング34の前端側レース34aに隣接し
て、斜板22とスラストベアリング34との間にスペー
サ85を介在させ、そのスペーサ58により、斜板22
の最小傾角を調整するように構成すること。
【0108】(4) 前記第2の実施形態において、ス
ラストベアリング34の前端側及び後端側の両レース3
4a,34bに隣接して、一対のスペーサ85を配設
し、それらのスペーサ58により、斜板22の最小傾角
を調整するように構成すること。
ラストベアリング34の前端側及び後端側の両レース3
4a,34bに隣接して、一対のスペーサ85を配設
し、それらのスペーサ58により、斜板22の最小傾角
を調整するように構成すること。
【0109】(5) 前記第2の実施形態において、ス
ラストベアリング34に隣接配置したスペーサ85の枚
数を変更することにより、斜板22の最小傾角を調整す
るように構成すること。
ラストベアリング34に隣接配置したスペーサ85の枚
数を変更することにより、斜板22の最小傾角を調整す
るように構成すること。
【0110】(6) 前記第3の実施形態において、プ
レーンベアリングよりなるスラストベアリング103の
少なくともいずれか一方のレース103a,103bの
板厚を変更することにより、斜板22の最小傾角を調整
するように構成すること。
レーンベアリングよりなるスラストベアリング103の
少なくともいずれか一方のレース103a,103bの
板厚を変更することにより、斜板22の最小傾角を調整
するように構成すること。
【0111】(7) 前記第3の実施形態において、プ
レーンベアリングよりなるスラストベアリング103の
レース103a,103bの使用枚数を変更することに
より、斜板22の最小傾角を調整するように構成するこ
と。
レーンベアリングよりなるスラストベアリング103の
レース103a,103bの使用枚数を変更することに
より、斜板22の最小傾角を調整するように構成するこ
と。
【0112】(8) 前記第1の実施形態のように、ニ
ードルベアリングよりなるラジアルベアリング30及び
スラストベアリング34を備えた圧縮機において、第3
の実施形態のように、遮断体28の長さを変更すること
により、斜板22の最小傾角を調整するように構成する
こと。
ードルベアリングよりなるラジアルベアリング30及び
スラストベアリング34を備えた圧縮機において、第3
の実施形態のように、遮断体28の長さを変更すること
により、斜板22の最小傾角を調整するように構成する
こと。
【0113】(9) 前記各実施形態において、ラジア
ルベアリング30を省略し、駆動シャフト16の後端部
を、例えば自己潤滑性を有する合成樹脂製の遮断体28
に対して、直接回転可能に嵌入支持すること。
ルベアリング30を省略し、駆動シャフト16の後端部
を、例えば自己潤滑性を有する合成樹脂製の遮断体28
に対して、直接回転可能に嵌入支持すること。
【0114】これらのように構成しても、前記各実施形
態とほぼ同様の効果が得られる。
態とほぼ同様の効果が得られる。
【0115】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
以下の優れた効果を奏する。請求項1に記載の発明によ
れば、シリンダブロックに遮断体のための収容孔を加工
する場合、その収容孔の内周面に大径部、小径部及び段
差部を形成する必要がなく、内周面がほぼ同一径となる
ように形成すればよい。従って、収容孔の加工を容易に
行うことができて、加工コストを低減することができ
る。
以下の優れた効果を奏する。請求項1に記載の発明によ
れば、シリンダブロックに遮断体のための収容孔を加工
する場合、その収容孔の内周面に大径部、小径部及び段
差部を形成する必要がなく、内周面がほぼ同一径となる
ように形成すればよい。従って、収容孔の加工を容易に
行うことができて、加工コストを低減することができ
る。
【0116】また、シリンダブロックの後端側を開放し
た状態で、遮断体及びその周辺部品を収容孔の後端側か
ら容易に脱着することができる。従って、これらの部品
を脱着交換して、公差集中を容易に調整することができ
て、カムプレートの最小傾角の調整等の作業を短時間に
行うことができる。
た状態で、遮断体及びその周辺部品を収容孔の後端側か
ら容易に脱着することができる。従って、これらの部品
を脱着交換して、公差集中を容易に調整することができ
て、カムプレートの最小傾角の調整等の作業を短時間に
行うことができる。
【0117】請求項2に記載の発明によれば、シリンダ
ブロックの後端側から、収容孔内に遮断体及び吸入通路
開放バネを組み込んだ状態で、環状溝にバネ受けを嵌着
することにより、それらを収容孔内に抜け止め保持する
ことができる。このため、カムプレートの最小傾角の調
整時等において、シリンダブロックの後端側を開放した
とき、収容孔内から吸入通路開放バネが飛び出してくる
ことがない。従って、カムプレートの最小傾角の調整時
等の作業性を向上することができる。
ブロックの後端側から、収容孔内に遮断体及び吸入通路
開放バネを組み込んだ状態で、環状溝にバネ受けを嵌着
することにより、それらを収容孔内に抜け止め保持する
ことができる。このため、カムプレートの最小傾角の調
整時等において、シリンダブロックの後端側を開放した
とき、収容孔内から吸入通路開放バネが飛び出してくる
ことがない。従って、カムプレートの最小傾角の調整時
等の作業性を向上することができる。
【0118】請求項3に記載の発明によれば、別の部品
を装備することなく、簡単な構造でカムプレートの最小
傾角を調整できて、部品点数の増大を招くことがない。
つまり、スラストベアリングのレースを適切な板厚のも
のと脱着交換するのみで、カムプレートの最小傾角を容
易に調整することができる。
を装備することなく、簡単な構造でカムプレートの最小
傾角を調整できて、部品点数の増大を招くことがない。
つまり、スラストベアリングのレースを適切な板厚のも
のと脱着交換するのみで、カムプレートの最小傾角を容
易に調整することができる。
【0119】請求項4に記載の発明によれば、スラスト
ベアリングに関係なく、スラストベアリングに隣接配置
したスペーサのみを適切な板厚のものと脱着交換するこ
とによって、カムプレートの最小傾角を容易に調整する
ことができる。
ベアリングに関係なく、スラストベアリングに隣接配置
したスペーサのみを適切な板厚のものと脱着交換するこ
とによって、カムプレートの最小傾角を容易に調整する
ことができる。
【0120】請求項5に記載の発明によれば、遮断体を
適切な長さのものと脱着交換することによって、カムプ
レートの最小傾角を容易に調整することができる。請求
項6に記載の発明によれば、シリンダブロックの後端側
を開放した状態で、収容孔内にその後端側から、スラス
トベアリング及び遮断体を容易に脱着するとができる。
従って、カムプレートの最小傾角の調整作業等を、シリ
ンダブロックの前端側から分解することなく、これらの
部品を脱着交換することにより、カムプレートの最小傾
角の調整作業等を短時間に行うことができる。
適切な長さのものと脱着交換することによって、カムプ
レートの最小傾角を容易に調整することができる。請求
項6に記載の発明によれば、シリンダブロックの後端側
を開放した状態で、収容孔内にその後端側から、スラス
トベアリング及び遮断体を容易に脱着するとができる。
従って、カムプレートの最小傾角の調整作業等を、シリ
ンダブロックの前端側から分解することなく、これらの
部品を脱着交換することにより、カムプレートの最小傾
角の調整作業等を短時間に行うことができる。
【図1】 第1の実施形態の圧縮機の断面図。
【図2】 図1の圧縮機の最大傾角状態を示す部分拡大
断面図。
断面図。
【図3】 図1の圧縮機の最小傾角状態を示す部分拡大
断面図。
断面図。
【図4】 第2の実施形態の圧縮機を示す部分断面図。
【図5】 第3の実施形態の圧縮機の最大傾角状態を示
す断面図。
す断面図。
【図6】 図5の圧縮機の最小傾角状態を示す断面図。
【図7】 従来の圧縮機の部分断面図。
11…ハウジングの一部を構成するシリンダブロック、
11a…シリンダボア、12…ハウジングの一部を構成
するフロントハウジング、13…ハウジングの一部を構
成するリヤハウジング、14…第3の実施形態において
バネ受けを兼用するバルブプレート、15…制御圧室を
兼ねるクランク室、16…駆動シャフト、22…カムプ
レートとしての斜板、27…収容孔、27a…環状溝、
27b…バネ受けとしてのサークリップ、28…遮断
体、29…吸入通路開放バネ、32…吸入圧領域を構成
する吸入通路、34…スラストベアリング、34a…前
端側レース、34b…後端側レース、35…ピストン、
37…吸入圧領域を構成する吸入室、38…吐出圧領域
を構成する吐出室、48…連通路としての給気通路、4
9…容量制御弁、52…外部冷媒回路、85…スペー
サ、100…連通路としての圧力付与通路、101…制
御圧室、103…スラストベアリング。
11a…シリンダボア、12…ハウジングの一部を構成
するフロントハウジング、13…ハウジングの一部を構
成するリヤハウジング、14…第3の実施形態において
バネ受けを兼用するバルブプレート、15…制御圧室を
兼ねるクランク室、16…駆動シャフト、22…カムプ
レートとしての斜板、27…収容孔、27a…環状溝、
27b…バネ受けとしてのサークリップ、28…遮断
体、29…吸入通路開放バネ、32…吸入圧領域を構成
する吸入通路、34…スラストベアリング、34a…前
端側レース、34b…後端側レース、35…ピストン、
37…吸入圧領域を構成する吸入室、38…吐出圧領域
を構成する吐出室、48…連通路としての給気通路、4
9…容量制御弁、52…外部冷媒回路、85…スペー
サ、100…連通路としての圧力付与通路、101…制
御圧室、103…スラストベアリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 幸司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社 豊田自動織機製作所 内 (56)参考文献 特開 平7−310655(JP,A) 特開 平7−189902(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 27/10 F04B 39/14
Claims (6)
- 【請求項1】 ハウジングの内部に制御圧室及びクラン
ク室を形成するとともに駆動シャフトを回転可能に支持
し、前記ハウジングの一部を構成するシリンダブロック
に複数のシリンダボアを形成するとともに収容孔を設
け、前記シリンダボア内にはピストンを往復動可能に収
容し、前記駆動シャフトにカムプレートを一体回転可能
かつ揺動可能に挿着し、前記収容孔には外部冷媒回路か
ら吸入圧領域への吸入通路を開口するとともに、前記カ
ムプレートの揺動に連動してその吸入通路を開閉する遮
断体を収容し、吐出圧領域及び吸入圧領域の少なくとも
一方と前記制御圧室との間の連通路の途中には容量制御
弁を設け、その容量制御弁の開度調整に基づいて前記制
御圧室の圧力を変更することにより、前記カムプレート
を収容するクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力と
の前記ピストンを介した差を変更し、その差に応じてカ
ムプレートの傾角を変更して吐出容量を制御するように
構成したクラッチレス可変容量圧縮機において、 前記収容孔の内周面をほぼ同一径となるように形成し、
その収容孔内に前記遮断体をシリンダブロックの後端側
から着脱可能に嵌入支持したクラッチレス可変容量圧縮
機。 - 【請求項2】 前記収容孔の後端内周に環状溝を形成
し、その環状溝にはバネ受けを着脱可能に嵌着し、その
バネ受けには遮断体を吸入通路の開放方向へ付勢するた
めのバネの後端を掛止した請求項1に記載のクラッチレ
ス可変容量圧縮機。 - 【請求項3】 前記カムプレートと遮断体との間におい
て駆動シャフト上にスラストベアリングを嵌挿し、その
スラストベアリングのレースの板厚を変更することによ
って、カムプレートの最小傾角を調整するようにした請
求項1または請求項2に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機。 - 【請求項4】 前記カムプレートと遮断体との間におい
て駆動シャフト上にスラストベアリングを嵌挿し、その
スラストベアリングに隣接配置したスペーサの板厚を変
更することによって、カムプレートの最小傾角を調整す
るようにした請求項1または2に記載のクラッチレス可
変容量圧縮機。 - 【請求項5】 前記遮断体の長さを変更することによっ
て、カムプレートの最小傾角を調整するようにした請求
項1または2に記載のクラッチレス可変容量圧縮機。 - 【請求項6】 ハウジングの内部に制御圧室及びクラン
ク室を形成するとともに駆動シャフトを回転可能に支持
し、前記ハウジングの一部を構成するシリンダブロック
に複数のシリンダボアを形成するとともに収容孔を設
け、前記シリンダボア内にはピストンを往復動可能に収
容し、前記駆動シャフトにカムプレートを一体回転可能
かつ揺動可能に挿着し、前記収容孔には外部冷媒回路か
ら吸入圧領域への吸入通路を開口するとともに、前記カ
ムプレートの揺動に連動してその吸入通路を開閉する遮
断体を収容し、吐出圧領域及び吸入圧領域の少なくとも
一方と前記制御圧室との間の連通路の途中には容量制御
弁を設け、その容量制御弁の開度調整に基づいて前記制
御圧室の圧力を変更することにより、前記カムプレート
を収容するクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力と
の前記ピストンを介した差を変更し、その差に応じてカ
ムプレートの傾角を変更して吐出容量を制御するように
構成したクラッチレス可変容量圧縮機において、 前記ハウジングに駆動シャフト、カムプレート及びピス
トンを組み付けた状態で、シリンダブロックの後端側か
ら収容孔内に、スラストベアリング、遮断体及び吸入通
路開放バネを着脱可能に組み込み、シリンダブロックの
後端側にバネ受けを取り付けて、そのバネ受けにより吸
入通路開放バネの後端を掛止保持したクラッチレス可変
容量圧縮機の組み付け方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15831396A JP3255018B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | クラッチレス可変容量圧縮機及びその組み付け方法 |
| KR1019970024589A KR100215157B1 (ko) | 1996-06-19 | 1997-06-13 | 가변용량 압축기 및 그 부착방법 |
| DE69724522T DE69724522T2 (de) | 1996-06-19 | 1997-06-18 | Kompressor mit variabler Fördermenge sowie Montageverfahren |
| EP97109951A EP0814263B1 (en) | 1996-06-19 | 1997-06-18 | Variable displacement compressor and its assembling method |
| US08/878,498 US5842835A (en) | 1996-06-16 | 1997-06-18 | Variable displacement compressor and its assembling method |
| CA002208194A CA2208194C (en) | 1996-06-19 | 1997-06-18 | Variable displacement compressor and its assembling method |
| CN97117137A CN1078676C (zh) | 1996-06-19 | 1997-06-19 | 可变容量压缩机及其组装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15831396A JP3255018B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | クラッチレス可変容量圧縮機及びその組み付け方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH109143A JPH109143A (ja) | 1998-01-13 |
| JP3255018B2 true JP3255018B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=15668912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15831396A Expired - Fee Related JP3255018B2 (ja) | 1996-06-16 | 1996-06-19 | クラッチレス可変容量圧縮機及びその組み付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3255018B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP15831396A patent/JP3255018B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH109143A (ja) | 1998-01-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3432994B2 (ja) | 可変容量型圧縮機用制御弁 | |
| JP3585148B2 (ja) | 可変容量圧縮機用制御弁 | |
| JP3432995B2 (ja) | 可変容量型圧縮機用制御弁 | |
| JPH102284A (ja) | 可変容量圧縮機及びその制御方法 | |
| US6234763B1 (en) | Variable displacement compressor | |
| KR100215157B1 (ko) | 가변용량 압축기 및 그 부착방법 | |
| JP3255008B2 (ja) | 可変容量圧縮機及びその制御方法 | |
| EP0953766A2 (en) | Control valve | |
| US6135722A (en) | Positional relationship of a bearing in the shutoff member of a variable displacement compressor | |
| JPH08159023A (ja) | クラッチレス可変容量型圧縮機 | |
| JPH10318418A (ja) | 電磁制御弁 | |
| JPH10205444A (ja) | 可変容量圧縮機用制御弁 | |
| US6217293B1 (en) | Variable displacement compressor | |
| KR100212769B1 (ko) | 변화가능한 용적형 압축기 | |
| JP3254872B2 (ja) | クラッチレス片側ピストン式可変容量圧縮機 | |
| JPH1162825A (ja) | 可変容量型圧縮機用制御弁 | |
| JP2000009045A (ja) | 容量可変型圧縮機の制御弁、容量可変型圧縮機及び設定吸入圧の可変設定方法 | |
| JPH06346845A (ja) | クラッチレス片側ピストン式可変容量圧縮機及びその容量制御方法 | |
| JPH10274162A (ja) | 圧縮機 | |
| JPH10141221A (ja) | 可変容量圧縮機 | |
| JP3214354B2 (ja) | クラッチレス可変容量圧縮機 | |
| JP3255018B2 (ja) | クラッチレス可変容量圧縮機及びその組み付け方法 | |
| JPH109131A (ja) | 可変容量圧縮機 | |
| JPH08261149A (ja) | 圧縮機における冷媒流入防止構造 | |
| JP3952425B2 (ja) | 可変容量圧縮機用制御弁、可変容量圧縮機、及び可変容量圧縮機用制御弁の組付方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |