JP3263292B2 - 浄化槽およびその運転方法 - Google Patents
浄化槽およびその運転方法Info
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Description
設した膜分離装置を内装するとともに、前記濾過膜の下
方に散気管を設けた膜分離槽を形成してある浄化槽およ
びその運転方法に関する。
置による被処理水の濾過を行うとともに、前記散気管か
らの空気供給によって槽内に空気供給して被処理水のア
ンモニウム性窒素等を硝酸性窒素に変換する「硝化」を
促進させる硝化槽としての機能、及び、前記散気管から
の空気供給を停止して、槽内のDOをほぼ0に維持して
被処理水中の硝酸性窒素を中性の窒素ガスに変換する
「脱窒」を行う脱窒素槽としての機能を兼ね備えて運転
することが行われており、この場合、膜分離槽だけで、
被処理水の硝化、脱窒の生物処理を行う構成にしてあっ
た。また、前記硝化時には、前記濾過膜から濾液回収を
行う稼働状態と、濾液回収を停止する稼働停止状態とを
繰り返す濾過運転を行っていた。そのため、前記濾過膜
は、前記膜分離装置が、濾液回収を停止する稼働停止状
態の時のみ、空気供給によって前記濾過膜が洗浄される
構成となっていた(図3、4参照)。
の浄化槽によれば、濾過膜に濾過圧がかからない状態で
前記濾過膜表面に付着した汚泥等の固形成分(以下単に
汚れと称する)が剥離し易くなっている時に、前記散気
管から供給される気泡を衝突させて、前記固形成分を剥
離させて洗浄する構成となっているわけである。そのた
め、硝化時には濾過膜の膜面は、汚れの付着、剥離を繰
り返す構成となるものの、脱窒時には、膜面に付着した
汚れが膜面に固着してしまってはがれにくくなる(以
下、このような現象を定着と称する)という不都合が生
じやすく、次第に前記膜分離装置の被処理水の濾過能力
が低下して、濾過水量が十分確保出来なくなるという不
都合が生じやすかった。また、濾過水量を十分に確保す
るために、硝化時の濾過膜から濾液回収を行う稼働状態
を長時間確保すると、硝化運転と脱窒運転との時間比率
は微生物の環境によってほぼ一定であるため、相対的に
濾液回収を停止する稼働停止状態の時間を短くせざるを
得ない状況になり、結果的に、膜面を洗浄する時間が十
分確保出来なくなって、膜面の汚れを十分除去しにくく
なり、硝化時であっても次第に膜面への汚れが定着しや
すくなるという状況があり、やはり、次第に前記膜分離
装置の被処理水の濾過能力が低下して、濾過水量が十分
確保出来なくなるという虞があった。
み、被処理水の濾過水量を十分に確保しやすい浄化槽の
運転方法及び浄化槽を提供することにある。
の本発明の浄化槽の運転方法の特徴構成は、濾過膜の多
数を並設した膜分離装置を内装するとともに、前記濾過
膜の下方に散気管を設けた膜分離槽を形成してある浄化
槽の運転方法において、予め被処理水を前記膜分離槽と
の間で移流、返送可能な脱窒素槽を設け、前記脱窒素槽
から前記膜分離槽に定常的に被処理水を供給する被処理
水供給装置を設け、前記被処理水供給装置から前記膜分
離槽に過剰に供給された被処理水を前記脱窒素槽に返送
する返送路を設けておき、前記散気管に常時空気供給す
るとともに、前記濾過膜から濾液回収を行う稼働状態
と、濾液回収を停止する稼働停止状態とを繰り返す第一
工程、および、前記第一工程における稼働停止状態の時
間よりも長く前記濾過膜から濾液回収を停止する第二工
程を交互に繰り返すことにあり、また、本発明の浄化槽
の特徴構成は、濾過膜の多数を並設した膜分離装置を内
装するとともに、前記濾過膜の下方に散気管を設けた膜
分離槽を形成してある浄化槽において、被処理水を前記
膜分離槽との間で移流、返送可能な脱窒素槽を設け、前
記脱窒素槽から前記膜分離槽に定常的に被処理水を供給
する被処理水供給装置を設け、前記被処理水供給装置か
ら前記膜分離槽に過剰に供給された被処理水を前記脱窒
素槽に返送する返送路を設け、前記散気管に常時空気供
給するとともに、前記濾過膜から濾液回収を行う稼働状
態と、濾液回収を停止する稼働停止状態とを繰り返す第
一工程、および、前記第一工程における稼働停止状態の
時間よりも長く前記濾過膜から濾液回収を停止する第二
工程を交互に繰り返す制御装置を設けたことにあり、そ
の作用効果は以下の通りである。
離槽との間で移流、返送可能な脱窒素槽を設け、前記脱
窒素槽から前記膜分離槽に定常的に被処理水を供給する
被処理水供給装置を設け、前記被処理水供給装置から前
記膜分離槽に過剰に供給された被処理水を前記脱窒素槽
に返送する返送路を設けてあれば、被処理水を前記脱窒
素槽と、前記膜分離槽との2室で処理することが出来、
前記脱窒素槽で脱窒、前記膜分離槽で硝化の水処理を役
割分担させることができる。このとき、前記膜分離槽に
おいては、脱窒を行う負担が減少するから、前記第一工
程と第二工程とを交互に繰り返す濾過運転を行うと、常
時散気管に空気供給することにより、前記第一工程にお
いて濾過膜から濾液回収を停止する稼働停止状態のみな
らず、第二工程のとき前記膜分離装置の膜面を洗浄する
ことが出来る。そのため、第一工程時の、濾液回収を停
止する稼働停止状態に十分膜面の汚れを除去できず、次
第に膜面への汚れが定着しやすくなったとしても、前記
第二工程において前記稼働停止状態よりも長い時間膜面
の洗浄を行えるから、前記第一工程時に次第に汚れが蓄
積されたとしても、前記第二工程で十分汚れを除去し易
く、前記膜分離装置の被処理水の濾過能力が低下して、
濾過水量が十分確保出来なくなるような不都合は防止し
やすい。尚、前記第二工程は、従来膜分離槽で脱窒を行
っていた期間を割り当てることができるから、前記第一
工程における濾過膜から濾液回収をおこなう稼働状態の
時間を圧縮すること無く、むしろ、従来脱窒を行ってい
た期間を、前記稼働状態に用いることが出来るようにな
り、濾過水量を十分に確保し易い。
は、請求項2記載の構成にしてあれば、濾過水量を十分
確保する運転を容易に行えるとともに、安定運転し易く
なって好都合である。
ら、濾過膜収容枚数の少ない、比較的小さな膜分離槽で
あっても大容量の被処理水を定常的に処理できるように
なり、コンパクトで安価でありながら大容量に対応でき
る浄化槽を提供できるようになった。
に基づいて説明する。図1に示すように、上流側から流
量調整槽N、脱窒素槽E1、膜分離槽E2、放流ポンプ
槽Tを順に備え、被処理水が移流するようにに設けて浄
化槽を構成してある。
内に流入した被処理水の原水を受けて、その被処理水中
の夾雑物を沈殿除去しつつ、内部に生育する嫌気性菌に
より、被処理水を嫌気処理しつつ、被処理水を一時貯留
する槽内に、被処理水を脱窒素槽E1に移送する第一ポ
ンプP1を設け、被処理水が大量に流入した場合や、長
期にわたって被処理水の流入が無い場合にも、定常的に
被処理水を脱窒素槽E1に移送して、後続の各水処理槽
での水処理に支障をきたさないようにしてある。
らの被処理水を流入させる流入管A1を、前記第一ポン
プP1に接続して設け、被処理水の流入路を構成してあ
る。また、被処理水を移送管A2を介して前記膜分離槽
E2へ移送する第二ポンプP2を内装してあるととも
に、槽内の被処理水を攪拌循環させるための攪拌ポンプ
P4を内装してある。
てなる膜分離装置Mを内装してなり、その膜分離装置M
の下方には、その膜分離装置Mに気泡を供給して、その
膜面に汚泥等の付着しすぎるのを防止し、かつ、前記膜
分離槽E2内に循環流を形成しながら被処理水に酸素を
供給する散気管Dを内装し、また、前記膜分離装置Mの
それぞれの平膜には集水管M1を連設するとともに、前
記集水管M1からの濾過水を合流させて膜分離槽E1外
へ導く取水管M2を接続してあり、前記膜分離槽E2の
水面よりも下方で前記膜分離槽E2に隣接する放流ポン
プ槽Tに連通接続してある。また、前記脱窒素槽E1と
の間を仕切る隔壁には、前記脱窒素槽E1から過剰に流
入した被処理水を前記脱窒素槽E1に返送する返送口A
3を設けて、被処理水の返送路を構成してある。尚、膜
分離槽E2内では、前記散気管からの散気により、活性
汚泥による被処理水の好気処理が行われ、被処理水が硝
化される構成となっている。
プ槽T側に、電磁弁Vを設けてあり、タイマーWからの
開閉信号により、前記取水管M2流路を開閉し、取水管
M2流路が開状態のときに、前記膜分離槽と、前記放流
ポンプ槽Tとの水頭差によって、前記膜分離装置に濾過
圧を与えて、前記膜分離槽E2での膜分離運転を行い、
取水管M2流路が閉状態のときに前記膜分離槽E2での
膜分離運転を停止する構成にしてある。前記タイマーW
は、電磁弁Vに対して、8分間の開状態、2分間の閉状
態を9回(1.5時間)繰り返す第一工程、閉状態を3
0分間継続する第二工程を交互に行い、かつ、前記散気
管Dへの散気は、常時行う構成にしてある(図2参
照)。これによって、前記電磁弁Vの閉状態では、濾過
膜に濾過圧をかけない状態で前記濾過膜に気泡が衝突す
るから、効率よく膜面が洗浄される構成となり、第一工
程における電磁弁Vの閉状態のとき、電磁弁Vの開状態
のときの濾過運転によって膜面に付着した汚泥等の固形
成分を剥離させ、第二工程時には、第一工程における電
磁弁Vの閉状態のときに十分落ちきらなかった前記固形
成分を完全に剥離させて、次に第一工程を行うときの濾
過水量を十分確保し易い構成となった。実際には、従
来、散気管の散気運転時に第一工程のみの繰り返し運転
を行っていた場合に、被処理水の濾過水量を0.65m
3/m2/日のフラックスに設定すると、膜面の汚れが次
第に進行していたのに対し、上述の構成によって、フラ
ックス0.70m3/m2/日程度に設定しても濾過面の
汚れは殆ど進行しないものと期待できる。
1により、前記流量調整槽Nに流入した被処理水を定量
的に前記脱窒素槽E1に流入させ、その流入水を前記膜
分離槽E2から返送される硝化済の被処理水と混合循環
させつつ被処理水循環で脱窒し、第二ポンプP2によ
り、前記膜分離槽E2に移送することができる。また、
前記膜分離槽E2に移送された被処理水は、前記流量調
整槽Nに流入する被処理水の平均流入量を定常的に膜濾
過処理出来るように設定しておく。このとき、前記第二
ポンプP2による被処理水移送量は、前記平均流入量の
約5倍に設定してあり、前記平均流入量の約4倍の被処
理水が常時前記膜分離槽E2と、前記脱窒素槽E1との
あいだで循環する構成としてある。その結果、被処理水
は、BOD値が低く、かつ、酸性度が低いものとなって
前記膜分離装置Mで濾過され、放流ポンプ槽Tに移流す
ることになる。
留槽Q2とからなり、前記消毒槽Q1は、前記膜分離槽
E2と、前記放流ポンプ槽Tとを仕切る隔壁に処理水受
け容器を設け、その壁面に小孔を設けて構成してあり、
前記消毒槽Q1に流入した濾過水は、消毒されたのち貯
留槽Q2に流入する。前記貯留槽Q2は、第三ポンプP
3を内装してあり、前記濾過水を一時貯留したのち汲み
上げ、排出管A3を介して放流口Zから浄化槽外へ放流
可能に構成してある。これにより、消毒済の濾過水がほ
ぼ定量的に浄化槽外に放流される。
施の形態では、膜分離装置からの被処理水濾過を、水頭
差によって自然に行える構成にしたが、吸引ポンプを設
けて前記膜分離装置から被処理水を強制的に吸引濾過す
るこうせいにしてあってもよく、このような場合、前記
電磁弁VとタイマーWに替えて、吸引ポンプと前記吸引
ポンプをON,OFFする制御装置を設けて構成し、前
記吸引ポンプのON,OFFによって、前記膜分離槽E
2での膜分離運転、前記膜分離槽E2での膜分離運転を
交互に繰り返す構成としてあってもよい。つまり、先の
実施の形態におけるタイマーWや、上述の吸引ポンプを
ON,OFFする制御装置等、濾液を回収する濾過運転
を切り換える手段を制御装置と総称するものである。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
Claims (2)
- 【請求項1】 濾過膜の多数を並設した膜分離装置
(M)を内装するとともに、前記濾過膜の下方に散気管
(D)を設けた膜分離槽(E2)を形成してある浄化槽
の運転方法であって、 予め被処理水を前記膜分離槽(E2)との間で移流、返
送可能な脱窒素槽(E1)を設け、前記脱窒素槽(E
1)から前記膜分離槽(E2)に定常的に被処理水を供
給する被処理水供給装置(P2)を設け、前記被処理水
供給装置(P2)から前記膜分離槽(E2)に過剰に供
給された被処理水を前記脱窒素槽(E1)に返送する返
送路(A3)を設けておき、 前記散気管(D)に常時空気供給するとともに、前記濾
過膜から濾液回収を行う稼働状態と、濾液回収を停止す
る稼働停止状態とを繰り返す第一工程、および、前記第
一工程における稼働停止状態の時間よりも長く前記濾過
膜から濾液回収を停止する第二工程を交互に繰り返す浄
化槽の運転方法。 - 【請求項2】 濾過膜の多数を並設した膜分離装置
(M)を内装するとともに、前記濾過膜の下方に散気管
(D)を設けた膜分離槽(E2)を形成してある浄化槽
であって、被処理水を前記膜分離槽(E2)との間で移
流、返送可能な脱窒素槽(E1)を設け、前記脱窒素槽
(E1)から前記膜分離槽(E2)に定常的に被処理水
を供給する被処理水供給装置(P2)を設け、前記被処
理水供給装置(P2)から前記膜分離槽(E2)に過剰
に供給された被処理水を前記脱窒素槽(E1)に返送す
る返送路(A3)を設け、 前記散気管(D)に常時空気供給するとともに、前記濾
過膜から濾液回収を行う稼働状態と、濾液回収を停止す
る稼働停止状態とを繰り返す第一工程、および、前記第
一工程における稼働停止状態の時間よりも長く前記濾過
膜から濾液回収を停止する第二工程を交互に繰り返す制
御装置(W)を設けた浄化槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25601695A JP3263292B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 浄化槽およびその運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25601695A JP3263292B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 浄化槽およびその運転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994591A JPH0994591A (ja) | 1997-04-08 |
| JP3263292B2 true JP3263292B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=17286744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25601695A Expired - Lifetime JP3263292B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 浄化槽およびその運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3263292B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103272618A (zh) * | 2013-05-20 | 2013-09-04 | 大连理工大学 | 一种脱硝催化剂及其制备方法 |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP25601695A patent/JP3263292B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0994591A (ja) | 1997-04-08 |
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