JP3276246B2 - ナフトキノン誘導体の製造法および中間体 - Google Patents

ナフトキノン誘導体の製造法および中間体

Info

Publication number
JP3276246B2
JP3276246B2 JP17300594A JP17300594A JP3276246B2 JP 3276246 B2 JP3276246 B2 JP 3276246B2 JP 17300594 A JP17300594 A JP 17300594A JP 17300594 A JP17300594 A JP 17300594A JP 3276246 B2 JP3276246 B2 JP 3276246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
derivative
naphthoquinone
hexahydro
alpha
methyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17300594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07223993A (ja
Inventor
吉三郎 浜村
千秋 関
優介 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eisai Co Ltd filed Critical Eisai Co Ltd
Priority to JP17300594A priority Critical patent/JP3276246B2/ja
Publication of JPH07223993A publication Critical patent/JPH07223993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3276246B2 publication Critical patent/JP3276246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は止血賦活ビタミンとして
生体内で重要な役割を果たすビタミンK誘導体の工業的
な新規製造法、およびその製造にあたり有用な中間体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来ビタミンK誘導体であるナフトキノ
ン誘導体は、2−メチル−1,4−ナフトキノン(メナ
ジオン)などとハロゲン化アリル誘導体を、フリーデル
・クラフツ反応させて製造されてきた。
【0003】また、特開昭60-56935号公報には、2−メ
チル−1,4−ナフトキノンとシクロペンタジエンから
1,4,4aα,9a−テトラヒドロ−9aα−メチル−
1α,4α−メタノアントラキノンを得、次いでハロゲ
ン化アリル誘導体と反応させて1,4,4aα,9a−テ
トラヒドロ−9aα−メチル−4aα−アルケニル−1
α,4α−メタノアントラキノンとし、さらにトルエン
溶媒中にて加熱還流して逆ディールス・アルダー反応を
行うことにより、ナフトキノン誘導体を製造する方法が
開示されている。
【0004】
【本発明が解決しようとする問題点】従来のナフトキノ
ン誘導体の製造法においては、出発物質である2−メチ
ル−1,4−ナフトキノンが極めて高価であり、工業的
に大量に入手することが難しかった。またフリーデル・
クラフツ反応を行って製造したナフトキノン誘導体は、
下記化学反応式で表されるようにアリル基の幾何異性化
が起こり、最終生成物は、目的とするトランス(E)異性
体に加え副生成物であるシス(Z)異性体の混合物として
得られ、しかも各異性体の物理化学的性質が類似してい
るため分離・精製が非常に困難であり、工業的あるいは
経済的に優れた製法とは言えなかった。
【0005】
【化9】
【0006】一方、特開昭60-56935号公報に開示されて
いる製法では、幾何異性体生成の欠点は改善されるが、
出発物質として2−メチル−1,4−ナフトキノンを利
用することに変わりはなく、原料入手上の問題は依然と
して解決されていなかった。
【0007】さらに特開昭60-56935号公報の製法におい
ては、1,4,4aα,9a−テトラヒドロ−9aα−メ
チル−1α,4α−メタノアントラキノン等とハロゲン
化アリル誘導体を反応させる際に、金属アミド、リチウ
ムジアルキルアミド、アルカリ金属t-ブチレート、水素
化ナトリウムまたは水素化カリウム等の強塩基を必要と
する。しかし、これらの強塩基は引火性、腐食性、吸湿
分解性、毒性、保存性などの点において、工業的な大量
の取り扱いは非常に困難な物質であり、必ずしも工業的
に適した方法とは言えなかった。
【0008】さらに上記公報における出発物質である
1,4,4aα,9a−テトラヒドロ−9aα−メチル−
1α,4α−メタノアントラキノン等は、2−メチル−
1,4−ナフトキノンあるいは2,3−ジメトキシ−5
−メチルベンゾキノン等とシクロペンタジエンをディー
ルス・アルダー反応させて得られる。しかしこの付加反
応は極めて遅く、上記公報の実施例にもあるように反応
終了まで4日間も要し工業的に不利であった。
【0009】このように従来の方法では、幾何異性体生
成の欠点、原料入手上の問題点、塩基取扱上の困難性あ
るいは出発原料製造に要する時間的な問題点が解決され
ておらず、いずれも工業的製法としては不十分であっ
た。このような背景から、安価で入手容易な原料から幾
何異性体を生成せずに、かつ操作性よく短時間でナフト
キノン誘導体を製造できる、工業的に優れたキノン誘導
体(II)の製造法が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記従来法の問題点の改善を目指して鋭意研究を重ねてき
た。その結果、出発原料として安価で入手容易な1,4
−ベンゾキノンやメチル−1,4−ベンゾキノン(p-ト
ルキノン)等から誘導できる5,8−ジヒドロ−1,4
−ナフトキノン誘導体(V)を用い、これとシクロペンタ
ジエンをディールス・アルダー反応させて1,4,
a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノ
アントラキノン誘導体(III)とし、次いで塩基の存在下
にアリル誘導体(IV)と反応させて1,4,4a,5,
8,9a−ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル−1α,4
α−メタノアントラキノン誘導体(I)とし、さらに脱水
素剤または酸化剤の存在下に逆ディールス・アルダー反
応を行うことにより、所期の各目的を達成して、幾何異
性体を生成せずに、かつ高収率で工業的に容易に製造で
きることを見い出し本発明を完成した。本発明における
反応経路の概略は、下記化学反応式により示される。
【0011】
【化10】
【0012】[式中 nは、0または1〜9の整数を意味
する。] したがって本発明の目的は、止血賦活ビタミンとして生
体内で重要な役割を果たすビタミンK誘導体の工業的に
優れた製造法、およびその製造にあたり有用な中間体を
提供することにある。
【0013】本発明にかかる1,4,4a,5,8,9a
−ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル−1α,4α−メ
タノアントラキノン誘導体(I)は下記一般式で表され
る。
【0014】
【化11】
【0015】式中R1は水素原子またはメチル基を、R2
は水素原子またはメチル基を、nは0または1〜9の整
数を、下記一般式で表される結合
【化12】 は同一または相異なる単結合(>CH-CH<)または二重結
合(>C=C<)を意味する。ここで1,4,4a,5,8,
a−ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル−1α,4α−
メタノアントラキノン誘導体(I)としてさらに具体的に
は、例えば下記化合物を挙げることができるが、本発明
にかかる1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−4
aα−アルケニル−1α,4α−メタノアントラキノン
誘導体(I)はこれらに限定されない。
【0016】(1) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒ
ドロ−4aα−(3’−メチル−2’−ブテニル)−1
α,4α−メタノアントラキノン (2) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα
−メチル−4aα−(3’−メチル−2’−ブテニル)
−1α,4α−メタノアントラキノン (3) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,8
−ジメチル−4aα−(3’−メチル−2’−ブテニ
ル)−1α,4α−メタノアントラキノン (4) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8,9aα−トリメチル−4aα−(3’−メチル−2’
−ブテニル)−1α,4α−メタノアントラキノン (5) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα
−(3’,7’−ジメチル−2’,6’−オクタジエニ
ル)−1α,4α−メタノアントラキノン (6) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα
−メチル−4aα−(3’,7’−ジメチル−2’,
6’−オクタジエニル)−1α,4α−メタノアントラ
キノン (7) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,8
−ジメチル−4aα−(3’,7’−ジメチル−2’,
6’−オクタジエニル)−1α,4α−メタノアントラ
キノン (8) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8,9aα−トリメチル−4aα−(3’,7’−ジメチ
ル−2’,6’−オクタジエニル)−1α,4α−メタ
ノアントラキノン (9) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα
−(3’,7’,11’−トリメチル−2’,6’,1
0’−ドデカトリエニル)−1α,4α−メタノアント
ラキノン (10) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα
−メチル−4aα−(3’,7’,11’−トリメチル
−2’,6’,10’−ドデカトリエニル)−1α,4
α−メタノアントラキノン (11) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8−ジメチル−4aα−(3’,7’,11’−トリメ
チル−2’,6’,10’−ドデカトリエニル)−1
α,4α−メタノアントラキノン (12) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8,9aα−トリメチル−4aα−(3’,7’,11’
−トリメチル−2’,6’,10’−ドデカトリエニ
ル)−1α,4α−メタノアントラキノン (13) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα
−(3’,7’,11’,15’−テトラメチル−
2’,6’,10’,14’−ヘキサデカテトラエニ
ル)−1α,4α−メタノアントラキノン (14) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα
−メチル−4aα−(3’,7’,11’,15’−テ
トラメチル−2’,6’,10’,14’−ヘキサデカ
テトラエニル)−1α,4α−メタノアントラキノン (15) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8−ジメチル−4aα−(3’,7’,11’,15’
−テトラメチル−2’,6’,10’,14’−ヘキサ
デカテトラエニル)−1α,4α−メタノアントラキノ
ン (16) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8,9aα−トリメチル−4aα−(3’,7’,1
1’,15’−テトラメチル−2’,6’,10’,1
4’−ヘキサデカテトラエニル)−1α,4α−メタノ
アントラキノン (17) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα
−(3’,7’,11’,15’,19’−ペンタメチ
ル−2’,6’,10’,14’,18’−エイコサデ
カヘプタエニル)−1α,4α−メタノアントラキノン (18) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα
−メチル−4aα−(3’,7’,11’,15’,1
9’−ペンタメチル−2’,6’,10’,14’,1
8’−エイコサデカヘプタエニル)−1α,4α−メタ
ノアントラキノン (19) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8−ジメチル−4aα−(3’,7’,11’,1
5’,19’−ペンタメチル−2’,6’,10’,1
4’,18’−エイコサデカヘプタエニル)−1α,4
α−メタノアントラキノン (20) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8,9aα−トリメチル−4aα−(3’,7’,1
1’,15’,19’−ペンタメチル−2’,6’,1
0’,14’,18’−エイコサデカヘプタエニル)−
1α,4α−メタノアントラキノン (21) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα
−(3’,7’,11’,15’−テトラメチル−2’
−ヘキサデカエニル)−1α,4α−メタノアントラキ
ノン (22) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα
−メチル−4aα−(3’,7’,11’,15’−テ
トラメチル−2’−ヘキサデカエニル)−1α,4α−
メタノアントラキノン (23) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8−ジメチル−4aα−(3’,7’,11’,15’
−テトラメチル−2’−ヘキサデカエニル)−1α,4
α−メタノアントラキノン (24) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8,9aα−トリメチル−4aα−(3’,7’,1
1’,15’−テトラメチル−2’−ヘキサデカエニ
ル)−1α,4α−メタノアントラキノン
【0017】次に本発明にかかるナフトキノン誘導体(I
I)は、下記一般式で表される。
【0018】
【化13】
【0019】式中R1、R2、nおよび[化12]で示さ
れる結合は前記と同様の意味を有する。ここでナフトキ
ノン誘導体(II)としてさらに具体的には、例えば下記化
合物を挙げることができるが、本発明にかかるナフトキ
ノン誘導体(II)はこれらに限定されない。
【0020】(1) 2−(3’−メチル−2’−ブテニ
ル)−1,4−ナフトキノン (2) 2−メチル−3−(3’−メチル−2’−ブテニ
ル)−1,4−ナフトキノン (3) 6,7−ジメチル−2−(3’−メチル−2’−ブ
テニル)−1,4−ナフトキノン (4) 2,6,7−トリメチル−3−(3’−メチル−
2’−ブテニル)−1,4−ナフトキノン (5) 2−(3’,7’−ジメチル−2’,6’−オクタ
ジエニル)−1,4−ナフトキノン (6) 2−メチル−3−(3’,7’−ジメチル−2’,
6’−オクタジエニル)−1,4−ナフトキノン (7) 6,7−ジメチル−2−(3’,7’−ジメチル−
2’,6’−オクタジエニル)−1,4−ナフトキノン (8) 2,6,7−トリメチル−3−(3’,7’−ジメ
チル−2’,6’−オクタジエニル)−1,4−ナフト
キノン (9) 2−(3’,7’,11’−トリメチル−2’,
6’,10’−ドデカトリエニル)−1,4−ナフトキ
ノン (10) 2−メチル−3−(3’,7’,11’−トリメ
チル−2’,6’,10’−ドデカトリエニル)−1,
4−ナフトキノン (11) 6,7−ジメチル−2−(3’,7’,11’−
トリメチル−2’,6’,10’−ドデカトリエニル)
−1,4−ナフトキノン (12) 2,6,7−トリメチル−3−(3’,7’,1
1’−トリメチル−2’,6’,10’−ドデカトリエ
ニル)−1,4−ナフトキノン (13) 2−(3’,7’,11’,15’−テトラメチ
ル−2’,6’,10’,14’−ヘキサデカテトラエ
ニル)−1,4−ナフトキノン (14) 2−メチル−3−(3’,7’,11’,15’
−テトラメチル−2’,6’,10’,14’−ヘキサ
デカテトラエニル)−1,4−ナフトキノン (15) 6,7−ジメチル−2−(3’,7’,11’,
15’−テトラメチル−2’,6’,10’,14’−
ヘキサデカテトラエニル)−1,4−ナフトキノン (16) 2,6,7−トリメチル−3−(3’,7’,1
1’,15’−テトラメチル−2’,6’,10’,1
4’−ヘキサデカテトラエニル)−1,4−ナフトキノ
ン (17) 2−(3’,7’,11’,15’,19’−ペ
ンタメチル−2’,6’,10’,14’,18’−エ
イコサデカヘプタエニル)−1,4−ナフトキノン (18) 2−メチル−3−(3’,7’,11’,1
5’,19’−ペンタメチル−2’,6’,10’,1
4’,18’−エイコサデカヘプタエニル)−1,4−
ナフトキノン (19) 6,7−ジメチル−2−(3’,7’,11’,
15’,19’−ペンタメチル−2’,6’,10’,
14’,18’−エイコサデカヘプタエニル)−1,4
−ナフトキノン (20) 2,6,7−トリメチル−3−(3’,7’,1
1’,15’,19’−ペンタメチル−2’,6’,1
0’,14’,18’−エイコサデカヘプタエニル)−
1,4−ナフトキノン (21) 2−(3’,7’,11’,15’−テトラメチ
ル−2’−ヘキサデカエニル)−1,4−ナフトキノン (22) 2−メチル−3−(3’,7’,11’,15’
−テトラメチル−2’−ヘキサデカエニル)−1,4−
ナフトキノン (23) 6,7−ジメチル−2−(3’,7’,11’,
15’−テトラメチル−2’−ヘキサデカエニル)−
1,4−ナフトキノン (24) 2,6,7−トリメチル−3−(3’,7’,1
1’,15’−テトラメチル−2’−ヘキサデカエニ
ル)−1,4−ナフトキノン
【0021】次に本発明にかかる1,4,4a,5,
8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノアントラ
キノン誘導体(III)は、下記一般式で表される。
【0022】
【化14】
【0023】式中R1、R2は前記と同様の意味を有す
る。ただしR 2 が水素原子の時、R 1 からメチル基を除
く。ここで1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−
1α,4α−メタノアントラキノン誘導体(III)として
さらに具体的には、例えば下記化合物を挙げることがで
きるが、本発明にかかる1,4,4a,5,8,9a−ヘ
キサヒドロ−1α,4α−メタノアントラキノン誘導体
(III)はこれらに限定されない。
【0024】 (1) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,
4α−メタノアントラキノン (2) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα
−メチル−1α,4α−メタノアントラキノン(3) 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−7,
8,9aα−トリメチル−1α,4α−メタノアントラ
キノン
【0025】また本発明にかかるアリル誘導体(IV)は、
下記一般式で表される。
【0026】
【化15】
【0027】式中Xはハロゲン原子、アルキルスルホニ
ル基またはアリールスルホニル基を意味する。ここでハ
ロゲン原子として具体的には臭素原子、ヨウ素原子、塩
素原子、フッ素原子を、アルキルスルホニル基として具
体的には、例えばメタンスルホニル基、エタンスルホニ
ル基等の分子内に炭素数1〜6のアルキル基を有するス
ルホニル基を、アリールスルホニル基として具体的に
は、例えばベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル
基等の分子内に無置換もしくは置換されたアリール基を
有するスルホニル基を挙げることができる。nは0また
は1〜9の整数を意味する。また[化12]で表される
結合は前記と同様の意味を有する。
【0028】なおアリル誘導体(IV)には各種の幾何異性
体(E,Z異性体またはシス・トランス異性体)が存在
するが、本発明においてはいずれでもよく限定されな
い。ここでアリル誘導体(IV)としてさらに具体的には、
例えば下記化合物を挙げることができるが、本発明にか
かるアリル誘導体(IV)はこれらに限定されない。
【0029】(1) 臭化3’−メチル−2’−ブテニル (2) 塩化3’−メチル−2’−ブテニル (3) ヨウ化3’−メチル−2’−ブテニル (4) メタンスルホン酸3’−メチル−2’−ブテニル (5) エタンスルホン酸3’−メチル−2’−ブテニル (6) ベンゼンスルホン酸3’−メチル−2’−ブテニル (7) p-トルエンスルホン酸3’−メチル−2’−ブテニ
ル (8) 臭化ゲラニル (9) 臭化ファルネシル (10) 臭化ゲラニルゲラニル (11) 臭化ゲラニルファルネシル (12) 臭化ファルネシルファルネシル (13) 臭化ソラネシル (14) 臭化フィチル
【0030】また本発明にかかる5,8−ジヒドロ−
1,4−ナフトキノン誘導体(V)は下記一般式で表され
る。
【0031】
【化16】
【0032】式中R1、R2は前記と同様の意味を有す
る。5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトキノン誘導体
(V)としてさらに具体的には、例えば下記化合物を挙げ
ることができるが、本発明にかかる5,8−ジヒドロ−
1,4−ナフトキノン誘導体(V)はこれらに限定されな
い。
【0033】 (1) 5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトキノン (2) 5,8−ジヒドロ−2−メチル−1,4−ナフトキ
ノン (3) 5,8−ジヒドロ−6,7−ジメチル−1,4−ナ
フトキノン (4) 5,8−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1,
4−ナフトキノン
【0034】なお5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトキ
ノン誘導体(V)は、本発明における出発物質であり、日
本化学会誌, 63(10), 1354-1360,1942. または特開昭57
-134581号公報に記載された方法により製造することが
できる。
【0035】また本発明における、1,4,4a,5,
8,9a−ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル−1α,4
α−メタノアントラキノン誘導体(I)および1,4,
a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノ
アントラキノン誘導体(III)は新規化合物であり、ナフ
トキノン誘導体(II)の製造にあたり中間体として有用で
ある。これらの化合物の具体例としては、前記と同様な
例を挙げることができる。
【0036】次に本発明にかかる製法の各工程につい
て、以下に詳しく述べる(前記化学反応式[化10]参
照)。
【0037】工程1 本工程は、5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトキノン誘
導体(V)にシクロペンタジエンをディールス・アルダー
反応により付加させて、1,4,4a,5,8,9a−ヘ
キサヒドロ−1α,4α−メタノアントラキノン誘導体
(III)を製造する工程である。一般的には、ディールス
・アルダー反応の常法により実施することができるが、
本発明においては、5,8−ジヒドロ−1,4−ナフト
キノン誘導体(V)を無溶媒で、あるいは溶媒に溶解し、
室温にて新たに蒸留したシクロペンタジエンを加えるこ
とにより製造することができる。さらに触媒としてルイ
ス酸、トリフルオロメタンスルホン酸スカンジウム、ト
リフルオロメタンスルホン酸ランタン、トリフルオロメ
タンスルホン酸イッテルビウム等を添加することによ
り、反応の促進、目的物の収率ならびに純度の向上を図
ることもできる。
【0038】溶媒を用いる場合、5,8−ジヒドロ−
1,4−ナフトキノン誘導体(V)またはシクロペンタジ
エンに対して不活性なものであれば限定されないが、具
体例としては、例えばメタノール、エタノール、n-プロ
パノール、i-プロパノール、n-ブタノール、i-ブタノー
ル、t-ブタノール、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、トリクレ
ン、ニトロメタン、テトラヒドロフラン、1,2-ジメトキ
シエタン、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メ
チル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル、
アセトン、2-ブタノン、1,4-ジオキサン、1,3-ジオキソ
ラン、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド(HMPA)、ヘキ
サメチルホスホラストリアミド(HMPT)、ベンゼン、トル
エン、キシレン、ニトロベンゼン、クロロベンゼン、ア
ニソール、ピリジン等を挙げることができるが、好まし
くはメタノール、エタノール、n-プロパノール、i-プロ
パノール、n-ブタノール、i-ブタノール、t-ブタノー
ル、ギ酸、酢酸、プロピオン酸である。
【0039】溶媒の使用量は限定されないが、通常は
5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトキノン誘導体(V)の1
gに対して約0.5〜100mlを、好ましくは約0.5〜50mlを、
さらに好ましくは約1〜20mlを用いる。なお溶媒は単独
でも2種類以上の混合物を用いてもいずれでもよい。
【0040】また本発明におけるシクロペンタジエンの
使用量も限定されず、通常は5,8−ジヒドロ−1,4
−ナフトキノン誘導体(V)に対して約0.8〜10当量を、好
ましくは約0.9〜7当量を、さらに好ましくは約1〜5当量
を使用する。
【0041】また触媒を用いる場合、触媒の使用量は限
定されないが、ルイス酸では、通常5,8−ジヒドロ−
1,4−ナフトキノン誘導体(V)に対して約0.7〜10.0当
量を、好ましくは約0.8〜5.0当量を、さらに好ましくは
約0.9〜2.0当量を使用する。またトリフルオロメタンス
ルホン酸スカンジウム、トリフルオロメタンスルホン酸
ランタン、トリフルオロメタンスルホン酸イッテルビウ
ム等では、通常5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトキノ
ン誘導体(V)に対して約0.00001〜5.0当量を、好ましく
は約0.0001〜3.0当量を、さらに好ましくは約0.001〜1.
0当量を使用する。さらに触媒は、単独でも2種類以上
の混合物を用いてもいずれでもよい。
【0042】本工程の反応温度は-40℃〜溶媒還流温度
において行うことができるが、通常は室温において実施
することができる。また反応は通常6〜72時間程度で終
了する。
【0043】なお得られた1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノアントラキノン誘導
体(III)の粗生成物は、再結晶、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー、HPLC等の常法により精製することがで
きる。
【0044】工程2 この工程は、前工程で得られた1,4,4a,5,8,
a−ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノアントラキノ
ン誘導体(III)に、塩基の存在下、アリル誘導体(IV)を
付加させて1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−
aα−アルケニル−1α,4α−メタノアントラキノ
ン誘導体(I)を製造する工程である。本工程はケトンの
α位メチレン基またはメチン基をC-アルキル化する際の
常法に従って実施することができるが、本発明において
は、塩基を溶媒に溶解もしくは懸濁し、1,4,4a
5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノアン
トラキノン誘導体(III)を加えるか、または1,4,4a
,5,8,9a −ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノ
アントラキノン誘導体(III)を溶媒に溶解し、そこに塩
基を加えた後、アリル誘導体(IV)を加えて製造すること
ができる。本工程においては、不活性ガス気流下に実施
することが好ましいが、なくてもよく限定されない。
【0045】1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−1α,4α−メタノアントラキノン誘導体(III)にア
リル誘導体(IV)を付加させる際には、塩基の存在下に反
応させるが、本発明における塩基の具体例としては、例
えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウム・t-
ブトキシド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素
化カルシウム、水素化リチウム、n-ブチルリチウム、ナ
トリウムアミド、リチウムアミド、リチウムジメチルア
ミド、リチウムジエチルアミド、リチウムジイソプロピ
ルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、金属ナト
リウム、金属カリウム、金属リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
を挙げることができる。
【0046】塩基の使用量は限定されないが、通常は
1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α
−メタノアントラキノン誘導体(III)に対して約0.8〜10
当量を、好ましくは約0.9〜7当量を、さらに好ましくは
約1.0〜5当量を使用する。
【0047】またアリル誘導体(IV)の使用量も限定され
ないが、通常は1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒド
ロ−1α,4α−メタノアントラキノン誘導体(III)に
対して約0.8〜10当量を、好ましくは約0.9〜5当量を、
さらに好ましくは約1.0〜3当量を使用する。
【0048】さらに本工程に使用する溶媒は、塩基、
1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α
−メタノアントラキノン誘導体(III)またはアリル誘導
体(IV)に対して不活性な溶媒であれば限定されないが、
具体例としては、例えばテトラヒドロフラン、1,2-ジメ
トキシエタン、2-メトキシエチルエーテル、エチルエー
テル、イソプロピルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸
エチル、酪酸メチル、酪酸エチル、N,N-ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、1,3-
ジオキソラン、ヘキサメチルホスホリックトリアミド(H
MPA)、ヘキサメチルホスホラストリアミド(HMPT)、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、n-ヘキサン、ペンタン、オ
クタン、石油エーテル等を挙げることができるが、好ま
しくはテトラヒドロフラン、1,2-ジメトキシエタン、2-
メトキシエチルエーテル、エチルエーテル、N,N-ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
ホスホリックトリアミド、ヘキサメチルホスホラストリ
アミド、トルエン、n-ヘキサンであり、さらに好ましく
はテトラヒドロフラン、1,2-ジメトキシエタン、2-メト
キシエチルエーテル、n-ヘキサンである。
【0049】溶媒の使用量は限定されないが、通常は
1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α
−メタノアントラキノン誘導体(III)の1gに対して約0.5
〜100mlを、好ましくは約0.5〜50mlを、さらに好ましく
は約1〜20mlを用いる。なお溶媒は単独でも2種類以上
の混合物を用いてもいずれでもよい。
【0050】本工程の反応温度は-80℃〜溶媒還流温度
において実施することができるが、好ましくは-40〜20
℃であり、さらに好ましくは-20〜10℃である。また反
応時間は、塩基と1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒ
ドロ−1α,4α−メタノアントラキノン誘導体(III)
との反応時間が通常10分〜2時間程度であり、次いでア
リル誘導体(IV)を加えた後10分〜2時間程度で終了す
る。
【0051】なお得られた1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル−1α,4α−メタ
ノアントラキノン誘導体(I)の粗生成物は、再結晶、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー、HPLC、分子蒸留等
の常法により精製することができる。
【0052】工程3 本工程は、工程2で得られた1,4,4a,5,8,9a
−ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル−1α,4α−メ
タノアントラキノン誘導体(I)を脱水素剤または酸化剤
の存在下に加熱して、逆ディールス・アルダー反応およ
び脱水素反応を同時に行い、ナフトキノン誘導体(II)を
製造する工程である。本工程は逆ディールス・アルダー
反応の一般的な操作に準じて実施することができる。
【0053】すなわち1,4,4a,5,8,9a−ヘキ
サヒドロ−4aα−アルケニル−1α,4α−メタノア
ントラキノン誘導体(I)を、脱水素剤または酸化剤の存
在下、不活性気体気流下に加熱して製造することができ
る。また本反応においては脱水素剤または酸化剤を用い
るが、脱水素剤として具体的には、例えば2,3−ジク
ロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DD
Q)、p-クロラニル(テトラクロロ−1,4−ベンゾキノ
ン)、o-クロラニル(テトラクロロ−1,2−ベンゾキ
ノン)等を挙げることができ、酸化剤としては二酸化マ
ンガン、過酸化水素、過酸、無水クロム酸、過マンガン
酸カリウム、重クロム酸カリウム、硝酸、硝酸第二セリ
ウムアンモニウム、空気、酸素、フレミー塩、塩化第二
鉄、硫酸第二鉄等の通常有機合成に用いられる酸化剤を
挙げることができる。脱水素剤または酸化剤の使用量は
限定されないが、通常は1,4,4a,5,8,9a−ヘ
キサヒドロ−4aα−アルケニル−1α,4α−メタノ
アントラキノン誘導体(I)に対して約0.5〜50当量を、好
ましくは約0.8〜20当量を、さらに好ましくは約1〜10当
量を使用する。また脱水素剤または酸化剤はいずれかの
2種以上を用いてもよい。
【0054】また本反応においては溶媒を使用すること
が好ましいが、1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒド
ロ−4aα−アルケニル−1α,4α−メタノアントラ
キノン誘導体(I)が液体あるいは油状である場合には無
使用でもよい。本工程で用いる溶媒は、1,4,4a
5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル−1
α,4α−メタノアントラキノン誘導体(I)、脱水素剤
または酸化剤に対して不活性な溶媒であれば限定され
ず、具体例として例えばn-ブタノール、i-ブタノール、
t-ブタノール、ペンチルアルコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、酪酸プロピル、酪酸ブチ
ル、ブチルエーテル、ペンチルエーテル、シクロヘキサ
ノン、2-ヘプタノン、3-ヘプタノン、4-ヘプタノン、N,
N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4-
ジオキサン、1,3-ジオキソラン、オクタン、デカン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、ベンジルアルコール、ニ
トロベンゼン等を挙げることができるが、トルエン、キ
シレン、エチレングリコール、プロピレングリコール、
酪酸プロピル、酪酸ブチルがより好ましい。
【0055】溶媒の使用量は限定されないが、通常は
1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα−ア
ルケニル−1α,4α−メタノアントラキノン誘導体
(I)の1gに対して、約0.5〜100mlを用いるが、好ましく
は約0.5〜50mlを、さらに好ましくは約1〜20mlを用い
る。なお溶媒は単独でも2種類以上の混合物を用いても
いずれでもよい。
【0056】本工程は、60℃〜溶媒還流温度において実
施することができるが、好ましくは80℃〜溶媒還流温度
であり、さらに好ましくは100℃〜溶媒還流温度であ
る。また反応時間は通常10分〜2時間程度で終了する。
【0057】得られたナフトキノン誘導体(II)の粗生成
物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、HPLC、分
子蒸留等の常法により精製することができる。
【0058】次に、本発明の実施にあたり必要な出発物
質を製造するための製造例を、実施例に先立って掲げ
る。
【0059】製造例1 5,8−ジヒドロ−2−メチル
−1,4−ナフトキノンの合成
【0060】
【化17】
【0061】トルキノン 7.0g(0.057mol)をトルエン(30
ml)と酢酸(5ml)に溶解し、攪拌下-10℃にて1,3-ブタジ
エン 7.6g(0.14mol)を加え、その後徐々に加温して、40
℃でさらに3時間攪拌した。反応液を水洗し、有機層を
乾燥・減圧濃縮した。ここに濃塩酸(1ml)とエタノール
(50ml)を加え、40℃にて1時間攪拌した。反応液を減圧
濃縮した後、トルエン(50ml)、n-プロパノール(25ml)、
水(25ml)の混合液に溶解し、塩化リチウム 1.0g(0.23mo
l)、塩化第二銅・二水和物 5.0g(0.29mol)を加え40℃に
て1時間攪拌した。反応液を水(100ml)中にあけ、トル
エン(50ml×2)で抽出した。有機層を水洗、乾燥、減圧
濃縮して標題化合物の粗生成物を得た。これをメタノー
ル(20ml)から再結晶し、標題化合物の黄色結晶 9.14gを
得た。(収率;92%)
【0062】融点; 91-92 ℃[文献値;91-92 ℃、日
本化学会誌,63(10),1354-1360,1942.] IR(KBr); 1680,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 2.04(3H,d,J=1.4Hz)、
3.05(2H,dd,J=1.3Hz)、3.06(2H,dd,J=1.3Hz)、5.8(2H,s)、
6.5(1H,dd,J=1.4Hz)
【0063】製造例2 5,8−ジヒドロ−1,4−ナ
フトキノンの合成
【0064】
【化18】
【0065】1,4−ベンゾキノン 10.0g(0.092mol)を
トルエン(30ml)と酢酸(10ml)に溶解し、攪拌下、-10℃
にて1,3-ブタジエン 10.0g(0.18mol)を加え、その後徐
々に加温して、40℃でさらに3時間攪拌した。反応液を
水洗し、有機層を乾燥・減圧濃縮した。残渣に濃塩酸(1
ml)とエタノール(50ml)を加え、40℃にて1時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮した後、アセトニトリル(100ml)
と水(30ml)の混合液に溶解し、室温にて硝酸第二セリウ
ムアンモニウム 20.0g(0.036mol)を加えて1時間攪拌し
た。反応液を水(200ml)中にあけ、トルエン(50ml×2)で
抽出した。有機層を水洗、乾燥、減圧濃縮して標題化合
物の粗生成物 13.3gを得た。(収率;91%) この粗生成物は精製せずとも十分な純度を有する。
【0066】融点; 78-80℃ IR(KBr); 1680,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 3.04(2H,dd,J=1.4H
z)、3.06(2H,dd,J=1.4Hz)、5.8(2H,s)、6.5(2H,s)
【0067】製造例3 5,8−ジヒドロ−6,7−ジ
メチル−1,4−ナフトキノンの合成
【0068】
【化19】
【0069】1,4−ベンゾキノン 14.0g(0.13mol)を
トルエン(60ml)と酢酸(10ml)に溶解し、攪拌下、-10℃
にて2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン 20.0g(0.24mol)を加
え、その後徐々に加温して、40℃でさらに3時間攪拌し
た。反応液を水洗し、有機層を乾燥・減圧濃縮した。残
渣に濃塩酸(1ml)とエタノール(60ml)を加え、40℃にて
1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮した後、アセトニト
リル(100ml)と水(30ml)の混合液に溶解し、室温にて硝
酸第二セリウムアンモニウム 20.0g(0.036mol)を加えて
1時間攪拌した。反応液を水(200ml)中にあけ、トルエ
ン(50ml×2)で抽出した。有機層を水洗、乾燥、減圧濃
縮して標題化合物の粗生成物 21.5gを得た。(収率;88
%) この粗生成物は精製せずとも十分な純度を有する。
【0070】融点; 84-85℃ IR(KBr); 1680,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.90(6H,s)、3.05(2H,
s)、3.10(2H,s)、6.45(2H,s)
【0071】製造例4 5,8−ジヒドロ−2,6,7
−トリメチル−1,4−ナフトキノンの合成
【0072】
【化20】
【0073】トルキノン 6.0g(0.049mol)をトルエン(30
ml)と酢酸(10ml)に溶解し、攪拌下、-10℃にて2,3-ジメ
チル-1,3-ブタジエン 10.0g(0.12mol)を加え、その後徐
々に加温して、40℃でさらに3時間攪拌した。反応液を
水洗し、有機層を乾燥・減圧濃縮した。残渣に濃塩酸(1
ml)とエタノール(40ml)を加え、40℃にて1時間攪拌し
た。反応液を減圧濃縮した後、アセトニトリル(70ml)と
水(20ml)の混合液に溶解し、室温にて硝酸第二セリウム
アンモニウム 15.0g(0.027mol)を加えて1時間攪拌し
た。反応液を水(200ml)中にあけ、トルエン(50ml×2)で
抽出した。有機層を水洗、乾燥、減圧濃縮して標題化合
物の粗生成物 8.9gを得た。(収率;91%) この粗生成物は精製せずとも十分な純度を有する。
【0074】融点; 87-89℃ IR(KBr); 1680,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.90(6H,s)、2.05(3H,
d,J=1.4Hz)、3.05(2H,s)、3.10(2H,s)、6.50(1H,dd,J=1.4H
z)
【0075】続いて本発明を具体的に説明するため、以
下に実施例を掲げるが、本発明がこれらに限定されない
ことは言うまでもない。
【0076】
【実施例】実施例1 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−
aα−メチル−1α,4α−メタノアントラキノンの
合成
【0077】
【化21】
【0078】5,8−ジヒドロ−2−メチル−1,4−
ナフトキノン 17.4g(0.1mol)をメタノール(50ml)と酢酸
(50ml)の混合液に溶解し、室温にて攪拌下、新たに蒸留
したシクロペンタジエン 13.2g(0.2mol)を1時間かけて
滴下し、その後2日間撹拌を続けた。反応液を減圧濃縮
して得た淡黄色残渣を、メタノール(70ml)から再結晶し
て標題化合物の白色結晶 22.5gを得た。(収率;94%)
【0079】融点; 103-104℃ IR(KBr); 1680,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.44(3H,s)、1.53(1H,
dd,J=1.6Hz)、1.68(1H,dd,J=1.6Hz)、2.82(1H,d,J=3.9H
z)、2.95(2H、dd,J=1.7Hz)、2.97(2H,dd,J=1.7Hz)、3.08(1
H,dd,J=1.7Hz)、3.41(1H,dd,J=1.5Hz)、5.74(2H,dd,J=2.6
Hz)、5.94(1H,dd,J=2.4Hz)、6.08(1H,dd,J=2.4Hz) MS(FAB); m/z: 174(M-C5H6)
【0080】実施例2〜5 1,4,4a,5,8,9a
−ヘキサヒドロ−9aα−メチル−1α,4α−メタノ
アントラキノンの合成 溶媒および酸触媒を変え、実施例1と同条件にて5,8
−ジヒドロ−2−メチル−1,4−ナフトキノンとシク
ロペンタジエンを反応させ、以下の結果を得た。
【0081】
【表1】
【0082】実施例6 1,4,4a,5,8,9a−ヘ
キサヒドロ−9aα−メチル−4aα−(3’−メチル−
2’−ブテニル)−1α,4α−メタノアントラキノン
の合成
【0083】
【化22】
【0084】カリウム・t-ブトキシド 11.0g(0.1mol)を
テトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、アルゴン気流下0
〜5℃にて、1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−9 aα−メチル−1α,4α−メタノアントラキノン
12.0g(0.05mol)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を30分
かけて滴下し、そのまま30分間撹拌を続けた。次いで反
応液を0〜5℃に保ったまま、臭化3’−メチル−2’−
ブテニル(85%純度) 6.2g(0.05mol)のテトラヒドロフラ
ン(50ml)溶液を30分かけて滴下し、さらに1時間撹拌を
続けた。反応液を0.1N-塩酸(200ml)中に加え、トルエン
(100ml×2)で2回抽出した。有機層を乾燥後、減圧濃縮
し、黄色油状残渣を得た。これをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(n-ヘキサン:トルエン系)で精製し
て、標題化合物の淡黄色結晶 13.3gを得た。(収率;86
%、HPLC純度;98.0%)
【0085】融点; 78-80℃ IR(KBr); 1680,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.44(3H,s)、1.46(3H,
s)、1.52(1H,dd,J=1.5Hz)、1.55(3H,s)、1.68(1H,dd,J=1.5
Hz)、2.47(1H,dd,J=6.5Hz)、2.90(1H,dd,J=6.5Hz)、2.93(2
H,dd,J=1.8Hz)、2.96(2H,dd,J=1.8Hz)、3.10(1H,dd,J=1.8
Hz)、3.42(1H,dd,J=1.5Hz)、4.88(1H,t,J=6.5Hz)、5.75(2
H,dd,J=2.6Hz)、5.93(1H,dd,J=2.5Hz)、6.06(1H,dd,J=2.5
Hz)
【0086】実施例7 2−メチル−3−(3’−メチ
ル−2’−ブテニル)−1,4−ナフトキノンの合成
【0087】
【化23】
【0088】1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−9aα−メチル−4aα−(3’−メチル−2’−ブテ
ニル)−1α,4α−メタノアントラキノン 3.1g(0.01
mol)と2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−
ベンゾキノン(以下 DDQ) 2.3g(0.01mol)をトルエン(30m
l)に溶解し、アルゴン気流下で1時間加熱還流した。反
応液を水洗、乾燥、減圧濃縮して黄橙色油状残渣を得
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n-ヘ
キサン:トルエン系)で精製して、標題化合物の黄色油
状物 2.2gを得た。(収率;92%) 本品は、TLC、HPLC、キャピラリーGCにて標品と一致し
た。
【0089】実施例8 2−メチル−3−(3’−メチ
ル−2’−ブテニル)−1,4−ナフトキノンの合成 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα−メ
チル−4aα−(3’−メチル−2’−ブテニル)−1
α,4α−メタノアントラキノン 3.1g(0.01mol)をトル
エン(30ml)に溶解し二酸化マンガン 1.0g(0.012mol)を
懸濁して、アルゴン気流下で1時間加熱還流した。反応
液を水洗、乾燥、減圧濃縮して黄橙色油状残渣を得た。
これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n-ヘキサ
ン:トルエン系)で精製して、標題化合物の黄色油状物
2.3gを得た。(収率;96%、HPLC純度;99.2%)
【0090】実施例9 1,4,4a,5,8,9a−ヘ
キサヒドロ−9aα−メチル−4aα−[(2’E)−
3’,7’−ジメチル−2’,6’−オクタジエニル]
−1α,4α−メタノアントラキノンの合成
【0091】
【化24】
【0092】28%-ナトリウムメトキシド・メタノール溶
液 19.0g(0.1mol)をテトラヒドロフラン(50ml)に溶解
し、1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα
−メチル−1α,4α−メタノアントラキノン 12.0g
(0.05mol)、臭化(2E)−ゲラニル(80%純度) 13.5g
(0.05mol)を用い、実施例6と同様にして、標題化合物
の黄色油状物 16.1gを得た。(収率;86%、HPLC純度;9
8.8%)
【0093】IR(KBr); 1675,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.46(3H,s)、1.48(1H,
dd,J=7.1Hz)、1.56(3H,s)、1.57(3H,s)、1.59(3H,s)、1.82
(2H,t,J=4.0Hz)、1.85(2H,t,J=4.0Hz)、1.91(1H,dd,J=7.0
Hz)、2.47(1H,dd、J=7.1Hz)、2.85(1H,dd,J=7.1Hz)、2.95(2
H,dd,J=1.8Hz)、2.96(2H,dd,J=1.8Hz)、3.14(1H,s)、3.21
(1H,s)、4.8(1H,t,J=6.0Hz)、4.9(1H,t,J=6.0Hz)、5.74(2
H,dd,J=2.6Hz)、6.05(2H,dd,J=3.1Hz) MS(FAB); m/z: 310(M-C5H6)
【0094】実施例10 2−メチル−3−[(2’
E)−3’,7’−ジメチル−2’,6’−オクタジエ
ニル]−1,4−ナフトキノンの合成
【0095】
【化25】
【0096】1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−9aα−メチル−4aα−[(2’E)−3’,7’−
ジメチル−2’,6’−オクタジエニル]−1α,4α
−メタノアントラキノン 3.8g(0.01mol)とDDQ 1.15g(0.
005mol)をトルエン(30ml)に溶解し、実施例7と同様に
して反応および後処理を行い、標題化合物の黄色油状物
2.75gを得た。(収率;89%、HPLC純度;99%) 本品は、TLC、HPLC、キャピラリーGCにて標品と一致し
た。
【0097】実施例11 2−メチル−3−[(2’
E)−3’,7’−ジメチル−2’,6’−オクタジエ
ニル]−1,4−ナフトキノンの合成 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα−メ
チル−4aα−[(2’E)−3’,7’−ジメチル−
2’,6’−オクタジエニル]−1α,4α−メタノア
ントラキノン 3.3g(0.0087mol)をトルエン(30ml)に溶解
して二酸化マンガン 0.4g(0.0046mol)を懸濁し、実施例
7と同様に反応・後処理を行い、標題化合物の黄色油状
物 2.5gを得た。(収率;93%、HPLC純度;99.3%)
【0098】実施例12 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−9aα−メチル−4aα−[(2’E,
6’E)−3’,7’,11’−トリメチル−2’,
6’,10’−ドデカトリエニル]−1α,4α−メタ
ノアントラキノンの合成
【0099】
【化26】
【0100】カリウム・t-ブトキシド 6.0g(0.053mol)
をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、1,4,4a
5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα−メチル−1α,4
α−メタノアントラキノン 6.0g(0.025mol)、臭化(2
E,6E)−ファルネシル(80%純度) 8.9g(0.025mol)を
用い、実施例6と同様にして、標題化合物の黄色油状物
10.2gを得た。(収率;92%、HPLC純度;98.5%)
【0101】IR(KBr); 1675,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.45(3H,s)、1.47(1H,
dd,J=7.0Hz)、1.55(3H,s)、1.57(6H,s)、1.59(3H,s)、1.8-
1.9(8H,br-d)、1.92(1H,dd,J=7.0Hz)、2.45(1H,dd,J=7.0H
z)、2.8(1H,dd,J=7.0Hz)、2.94(2H,dd,J=1.7Hz)、2.97(2H,
dd,J=1.7Hz)、3.14(1H,s)、3.20(1H,s)、4.7(2H,t,J=6.0H
z)、4.9(1H,t,J=6.0Hz)、5.75(2H,dd,J=2.6Hz)、6.06(2H,d
d,J=3.0Hz) MS(FAB); m/z: 378(M-C5H6)
【0102】実施例13 2−メチル−3−[(2’
E,6’E)−3’,7’,11’−トリメチル−
2’,6’,10’−ドデカトリエニル]−1,4−ナ
フトキノンの合成
【0103】
【化27】
【0104】1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−9aα−メチル−4aα−[(2’E,6’E)−
3’,7’,11’−トリメチル−2’,6’,10’
−ドデカトリエニル]−1α,4α−メタノアントラキ
ノン 4.45g(0.01mol)とDDQ 1.15g(0.005mol)をトルエン
(30ml)に溶解し、実施例7と同様にして反応および後処
理を行い、標題化合物の黄色油状物 3.45gを得た。(収
率;92%、HPLC純度;98.9%) 本品は、TLC、HPLC、キャピラリーGCにて標品と一致し
た。
【0105】実施例14 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−9aα−メチル−4aα−[(2’E,
6’E,10’E)−3’,7’,11’,15’−テ
トラメチル−2’,6’,10’,14’−ヘキサデカ
テトラエニル]−1α,4α−メタノアントラキノンの
合成
【0106】
【化28】
【0107】カリウム・t-ブトキシド 11.0g(0.1mol)を
テトラヒドロフラン(200ml)に溶解し、1,4,4a
5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα−メチル−1α,4
α−メタノアントラキノン 12.0g(0.05mol)、(2E,
6E,10E)−臭化ゲラニルゲラニル(80%純度) 22.0
g(0.05mol)を用い、実施例6と同様にして、標題化合物
の黄色油状物 23.2gを得た。(収率;91%、HPLC純度;9
9.0%)
【0108】IR(KBr); 1675,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.44(3H,s)、1.47(1H,
dd,J=6.5Hz)、1.54(3H,s)、1.58(9H,s)、1.60(3H,s)、1.78-
1.88(12H,br-d)、1.93(1H,dd,J=6.5Hz)、2.44(1H,dd,J=6.
5Hz)、2.77(1H,dd,J=6.5Hz)、2.95(2H,dd,J=1.8Hz)、2.98
(2H,dd,J=1.8Hz)、3.15(1H,s)、3.20(1H,s)、4.75(3H,t,J=
6.0Hz)、4.88(1H,t,J=6.0Hz)、5.75(2H,dd,J=2.5Hz)、6.05
(2H,dd,J=3.0Hz) MS(FAB); m/z: 446(M-C5H6)
【0109】実施例15 2−メチル−3−[(2’
E,6’E,10’E)−3’,7’,11’,15’
−テトラメチル−2’,6’,10’,14’−ヘキサ
デカテトラエニル]−1,4−ナフトキノンの合成
【0110】
【化29】
【0111】1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−9aα−メチル−4aα−[(2’E,6’E,10’
E)−3’,7’,11’,15’−テトラメチル−
2’,6’,10’,14’−ヘキサデカテトラエニ
ル]−1α,4α−メタノアントラキノン 2.56g(0.005
mol)とDDQ 0.6g(0.0025mol)をトルエン(20ml)に溶解
し、実施例7と同様にして反応および後処理を行い、標
題化合物の黄色油状物 2.05gを得た。(収率;92%、HPL
C純度;98.8%) 本品は、TLC、HPLC、キャピラリーGCにて標品と一致し
た。
【0112】実施例16 2−メチル−3−[(2’
E,6’E,10’E)−3’,7’,11’,15’
−テトラメチル−2’,6’,10’,14’−ヘキサ
デカテトラエニル]−1,4−ナフトキノンの合成 1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα−メ
チル−4aα−[(2’E,6’E,10’E)−
3’,7’,11’,15’−テトラメチル−2’,
6’,10’,14’−ヘキサデカテトラエニル]−1
α,4α−メタノアントラキノン 2.56g(0.005mol)をト
ルエン(20ml)に溶解し二酸化マンガン 0.2g(0.0023mol)
を懸濁して、実施例7と同様に反応・後処理を行い、標
題化合物の黄色油状物 2.15gを得た。(収率;97%、HPL
C純度;99.1%)
【0113】実施例17 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−9aα−メチル−4aα−[(2E’)−
3’,7’,11’,15’−テトラメチル−2’−ヘ
キサデカエニル]−1α,4α−メタノアントラキノン
の合成
【0114】
【化30】
【0115】カリウム・t-ブトキシド 6.0g(0.053mol)
をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、1,4,4a
5,8,9a−ヘキサヒドロ−9aα−メチル−1α,4
α−メタノアントラキノン 6.0g(0.025mol)、臭化(2
E)−フィチル(80%純度) 10.8g(0.025mol)を用い、実
施例6と同様にして、標題化合物の黄色油状物 11.3gを
得た。(収率;87%、HPLC純度;98.7%)
【0116】IR(KBr); 1675,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 0.80〜0.92(12H,br-
d)、1.0〜1.4(16H,m)、1.46(3H,s)、1.49(1H,dd,J=7.0Hz)、
1.57(3H,s)、1.80-1.85(5H,br-d)、1.92(1H,dd,J=7.0Hz)、
2.47(1H,dd,J=7.0Hz)、2.85(1H,dd,J=7.0Hz)、2.95(2H,d
d,J=1.8Hz)、2.97(2H,dd,J=1.8Hz)、3.13(1H,s)、3.22(1H,
s)、4.9(1H,t,J=6.0Hz)、5.75(2H,dd,J=2.5Hz)、6.05(2H,d
d,J=3.6Hz) MS(FAB); m/z: 452(M-C5H6)
【0117】実施例18 2−メチル−3−[(2
E’)−3’,7’,11’,15’−テトラメチル−
2’−ヘキサデカエニル]−1,4−ナフトキノンの合
【0118】
【化31】
【0119】1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−9aα−メチル−4aα−[(2E’)−3’,7’,
11’,15’−テトラメチル−2’−ヘキサデカエニ
ル]−1α,4α−メタノアントラキノン 2.6g(0.005m
ol)とDDQ 0.6g(0.0025mol)をトルエン(20ml)に溶解し、
実施例7と同様にして反応および後処理を行い、標題化
合物の黄色油状物 2.04gを得た。(収率;93%、HPLC純
度;99.3%) 本品は、TLC、HPLC、キャピラリーGCにて標品と一致し
た。
【0120】実施例19 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノアントラキノンの合
【0121】
【化32】
【0122】5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトキノン
8.3g(0.051mol)をメタノール(30ml)と酢酸(30ml)の混
合液に溶解し、室温にて攪拌下、新たに蒸留したシクロ
ペンタジエン 6.6g(0.1mol)を1時間かけて滴下し、そ
の後2時間撹拌を続けた。反応液を減圧濃縮して得た淡
黄色残渣を、メタノール(40ml)から再結晶して標題化合
物の白色結晶 10.6gを得た。(収率;92%)
【0123】融点; 114-115.5℃(分解) IR(KBr); 1675,1640cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.54(1H,dd,J=1.5H
z)、1.68(1H,dd,J=1.5Hz)、2.70(2H,dd,J=2.7Hz)、3.00(2
H、dd,J=1.7Hz)、3.05(2H,dd,J=1.7Hz)、3.10(1H,dd,J=1.8
Hz)、3.45(1H,dd,J=1.8Hz)、5.75(2H,dd,J=2.5Hz)、5.95(1
H,dd,J=2.4Hz)、6.10(1H,dd,J=2.4Hz) MS(FAB); m/z: 160(M-C5H6)
【0124】実施例20(参考例) 1,4,4 a ,5,
8,9 a −ヘキサヒドロ−6,7−ジメチル−1α,4
α−メタノアントラキノンの合成
【0125】
【化33】
【0126】5,8−ジヒドロ−6,7−ジメチル−
1,4−ナフトキノン 18.8g(0.1mol)をメタノール(50m
l)と酢酸(50ml)の混合液に溶解し、室温にて攪拌下、新
たに蒸留したシクロペンタジエン 13.2g(0.2mol)を1時
間かけて滴下し、その後2時間撹拌を続けた。反応液を
減圧濃縮して得た淡黄色残渣を、メタノール(70ml)から
再結晶して標題化合物の白色結晶 22.1gを得た。(収
率;91%)
【0127】融点; 120-122℃(分解) IR(KBr); 1675,1640cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.55(1H,dd,J=1.6H
z)、1.68(1H,dd,J=1.6Hz)、1.90(6H,s)、3.05(2H、s)、3.10
(2H、s)、3.38(1H,dd,J=1.8Hz)、3.42(1H,dd,J=1.8Hz)、3.5
5(1H,dd,J=1.5Hz)、3.62(1H,dd,J=1.5Hz)、5.75(2H,dd,J=
2.5Hz) MS(FAB); m/z: 178(M-C5H6)
【0128】実施例21 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−6,7,9aα−トリメチル−1α,4
α−メタノアントラキノンの合成
【0129】
【化34】
【0130】5,8−ジヒドロ−2,6,7−トリメチ
ル−1,4−ナフトキノン 10.1g(0.05mol)をメタノー
ル(30ml)と酢酸(30ml)の混合液に溶解し、室温にて攪拌
下、新たに蒸留したシクロペンタジエン 6.6g(0.1mol)
を1時間かけて滴下し、その後2時間撹拌を続けた。反
応液を減圧濃縮して得た淡黄色残渣を、メタノール(40m
l)から再結晶して標題化合物の白色結晶 11.7gを得た。
(収率;88%)
【0131】融点; 96-97℃(分解) IR(KBr); 1680,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.44(3H,s)、1.54(1H,
dd,J=1.6Hz)、1.68(1H,dd,J=1.6Hz)、1.92(6H,s)、2.84(1
H,dd,J=3.1Hz)、2.95(2H、s)、3.05(2H、s)、3.08(1H,dd,J=
1.5Hz)、3.40(1H,dd,J=1.5Hz)、5.76(2H,dd,J=2.5Hz) MS(FAB); m/z: 202(M-C5H6)
【0132】実施例22 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−4aα−[(2’E)−3’,7’−ジ
メチル−2’,6’−オクタジエニル]−1α,4α−
メタノアントラキノンの合成
【0133】
【化35】
【0134】カリウム・t-ブトキシド 6.0g(0.053mol)
をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、アルゴン気流
下0〜5℃にて、1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒド
ロ−1α,4α−メタノアントラキノン 4.5g(0.02mol)
のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を30分かけて滴下し、
そのまま30分間撹拌を続けた。次いで反応液を0〜5℃に
保ったまま、臭化(2E)−ゲラニル(80%純度) 6.7g
(0.025mol)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を30分かけ
て滴下し、さらに1時間撹拌を続けた。反応液を0.1N-
塩酸(200ml)中に加え、トルエン(100ml×2)で2回抽出
した。有機層を乾燥後、減圧濃縮し、淡黄色油状残渣を
得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n-
ヘキサン:トルエン系)で精製して、標題化合物 6.6g
を得た。(収率;91%、HPLC純度;98.7%)
【0135】IR(KBr); 1675,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.46(1H,dd,J=7.0H
z)、1.58(3H,s)、1.60(3H,s)、1.62(3H,s)、1.83(2H,t,J=4.
0Hz)、1.85(2H,t,J=4.0Hz)、1.91(1H,dd,J=7.0Hz)、2.45(1
H,dd,J=7.0Hz)、2.79(1H,dd,J=7.0Hz)、2.94(2H,dd,J=1.8
Hz)、2.96(2H,dd,J=1.8Hz)、3.10(1H,dd,J=1.5Hz)、3.18(2
H,d,J=4.0Hz)、4.80(1H,t,J=6.0Hz)、4.92(1H,t,J=6.0H
z)、5.75(2H,dd,J=2.7Hz)、6.07(2H,dd,J=3.2Hz) MS(FAB); m/z: 286(M-C5H6)
【0136】実施例23 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−9aα−メチル−4aα−[(2’E)−
3’,7’−ジメチル−2’,6’−オクタジエニル]
−1α,4α−メタノアントラキノンの合成
【0137】
【化36】
【0138】カリウム・t-ブトキシド 2.2g(0.02mol)を
テトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、アルゴン気流下0
〜5℃にて、1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−4 aα−[(2’E)−3’,7’−ジメチル−
2’,6’−オクタジエニル]−1α,4α−メタノア
ントラキノン 3.6g(0.01mol)のテトラヒドロフラン(50m
l)溶液を30分かけて滴下し、そのまま30分間撹拌を続け
た。次いで反応液を0〜5℃に保ったまま、ヨウ化メチル
1.7g(0.012mol)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を30
分かけて滴下し、さらに1時間撹拌を続けた。反応液を
0.1N-塩酸(200ml)中に加え、トルエン(100ml×2)で2回
抽出した。有機層を乾燥後、減圧濃縮し、黄色油状残渣
を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n-ヘキサン:トルエン系)で精製して、標題化合物
3.3gを得た。(収率;89%、HPLC純度;99.0%)
【0139】実施例24 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−4aα−[(2’E,6’E,10’
E)−3’,7’,11’,15’−テトラメチル−
2’,6’,10’,14’−ヘキサデカテトラエニ
ル]−1α,4α−メタノアントラキノンの合成
【0140】
【化37】
【0141】カリウム・t-ブトキシド 11.0g(0.1mol)を
テトラヒドロフラン(170ml)に溶解し、1,4,4a
5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノアン
トラキノン11.3g(0.05mol)、(2E,6E,10E)−
臭化ゲラニルゲラニル(80%純度) 22.0g(0.05mol)を用
い、実施例6と同様にして、標題化合物の黄色油状物 2
1.2gを得た。(収率;85%、HPLC純度;99.2%)
【0142】IR(KBr); 1675,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.48(1H,dd,J=6.2H
z)、1.53(3H,s)、1.58(9H,s)、1.62(3H,s)、1.77〜1.88(12
H,br-d)、1.92(1H,dd,J=6.2Hz)、2.45(1H,dd,J=7.0Hz)、2.
78(1H,dd,J=7.0Hz)、2.95(2H,dd,J=1.8Hz)、2.98(2H,dd,J
=1.8Hz)、3.10(1H,dd,J=1.5Hz)、3.18(2H,dd,J=4.0Hz)、4.
80(1H,t,J=6.0Hz)、4.90(1H,t,J=6.0Hz)、5.75(2H,dd,J=
2.8Hz)、6.08(2H,dd,J=3.2Hz) MS(FAB); m/z: 432(M-C5H6)
【0143】実施例25 2−メチル−3−[(2’
E,6’E,10’E)−3’,7’,11’,15’
−テトラメチル−2’,6’,10’,14’−ヘキサ
デカテトラエニル]−1,4−ナフトキノンの合成
【0144】
【化38】
【0145】カリウム・t-ブトキシド 2.2g(0.02mol)を
テトラヒドロフラン(80ml)に溶解し、アルゴン気流下0
〜5℃にて、1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−4aα−[(2’E,6’E,10’E)−3’,
7’,11’,15’−テトラメチル−2’,6’,1
0’,14’−ヘキサデカテトラエニル]−1α,4α
−メタノアントラキノン 5.0g(0.01mol)のテトラヒドロ
フラン(50ml)溶液を30分かけて滴下し、そのまま30分間
撹拌を続けた。次いで反応液を0〜5℃に保ったまま、ヨ
ウ化メチル 1.6g(0.012mol)のテトラヒドロフラン(50m
l)溶液を30分かけて滴下し、さらに1時間撹拌を続け
た。反応液を0.1N-塩酸(200ml)中に加え、トルエン(100
ml×2)で2回抽出した。有機層を乾燥後、減圧濃縮し、
黄色油状残渣 4.7gを得た。この残渣をトルエン(20ml)
に溶解して二酸化マンガン 0.5g(0.0057mol)を懸濁し、
実施例7と同様に反応・後処理を行い、標題化合物の黄
色油状物 3.7gを得た。(収率;91%、HPLC純度;99.1
%)
【0146】実施例26 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−6,7−ジメチル−4 aα−[(2’
E,6’E)−3’,7’,11’−トリメチル−
2’,6’,10’−ドデカトリエニル]−1α,4α
−メタノアントラキノンの合成
【0147】
【化39】
【0148】28%-ナトリウムメトキシド・メタノール溶
液 9.5g(0.05mol)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解
し、1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−6,7
−ジメチル−1α,4α−メタノアントラキノン 6.1g
(0.025mol)、臭化(2E,6E)−ファルネシル(80%純
度) 8.9g(0.025mol)を用い、実施例6と同様にして、標
題化合物の黄色油状物 9.8gを得た。(収率;86%、HPLC
純度;98.4%)
【0149】IR(KBr); 1675,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.45(1H,dd,J=7.0H
z)、1.55(3H,s)、1.57(6H,s)、1.59(3H,s)、1.8〜1.9(8H,br
-d)、1.92(6H,s)、1.94(1H,dd,J=7.0Hz)、2.45(1H,dd,J=7.
0Hz)、2.80(1H,dd,J=7.0Hz)、2.95(2H,dd,J=1.7Hz)、2.98
(2H,dd,J=1.7Hz)、3.17(2H,d,J=7.0Hz)、4.70(2H,t,J=6.0
Hz)、4.90(1H,t,J=6.0Hz)、5.75(2H,dd,J=2.8Hz) MS(FAB); m/z: 392(M-C5H6)
【0150】実施例27 1,4,4a,5,8,9a
ヘキサヒドロ−6,7,9aα−トリメチル−4aα−
[(2’E)−3’,7’,11’,15’−テトラメ
チル−2’−ヘキサデカエニル]−1α,4α−メタノ
アントラキノンの合成
【0151】
【化40】
【0152】カリウム・t-ブトキシド 5.5g(0.05mol)を
テトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、1,4,4a
5,8,9a−ヘキサヒドロ−6,7,9aα−トリメチ
ル−1α,4α−メタノアントラキノン 6.7g(0.025mo
l)、臭化(2E)−フィチル10.8g(0.025mol)を用い、
実施例6と同様にして、標題化合物の黄色油状物 11.1g
を得た。(収率;81%、HPLC純度;98.8%)
【0153】IR(KBr); 1675,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 0.8〜0.92(12H,br-
d)、1.0〜1.4(16H,m)、1.47(3H,s)、1.49(1H,dd,J=7.0Hz)、
1.57(3H,s)、1.8〜1.85(5H,br-d)、1.90(6H,s)、1.93(1H,d
d,J=7.0Hz)、2.47(1H,dd,J=7.0Hz)、2.85(1H,dd,J=7.0H
z)、2.95(2H,dd,J=1.8Hz)、2.98(2H,dd,J=1.8Hz)、3.13(1
H,s)、3.22(1H,s)、4.90(1H,t,J=6.0Hz)、5.80(2H,dd,J=3.
6Hz) MS(FAB); m/z: 480(M-C5H6)
【0154】実施例28 2,6,7−トリメチル−3
−[(2’E,6’E)−3’,7’,11’−トリメ
チル−2’,6’,10’−ドデカトリエニル]−1,
4−ナフトキノンの合成
【0155】
【化41】
【0156】カリウム・t-ブトキシド 2.2g(0.02mol)を
テトラヒドロフラン(80ml)に溶解し、アルゴン気流下0
〜5℃にて、1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−6,7−ジメチル−4aα−[(2’E,6’E)−
3’,7’,11’−トリメチル−2’,6’,10’
−ドデカトリエニル]−1α,4α−メタノアントラキ
ノン 4.5g(0.01mol)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を
30分かけて滴下し、そのまま30分間撹拌を続けた。次い
で反応液を0〜5℃に保ったまま、ヨウ化メチル 1.6g(0.
012mol)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を30分かけて
滴下し、さらに1時間撹拌を続けた。反応液を0.1N-塩
酸(200ml)中に加え、トルエン(100ml×2)で2回抽出し
た。有機層を乾燥後、減圧濃縮し、黄色油状残渣 4.4g
を得た。この残渣をトルエン(20ml)に溶解し二酸化マン
ガン 0.5g(0.0057mol)を懸濁して、実施例7と同様に反
応・後処理を行い、標題化合物の黄色油状物 3.6gを得
た。(収率;89%、HPLC純度;99.0%)
【0157】IR(KBr); 1680,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 1.56(3H,s)、1.58(6H,
s)、1.60(3H,s)、1.8〜1.92(8H,br-d)、2.10(3H,s)、2.20(6
H,s)、3.20(2H,d,J=7.0Hz)、4.70(2H,t,J=6.0Hz)、4.90(1
H,t,J=6.0Hz)、7.70(2H,s) MS(FAB); m/z: 404
【0158】実施例29 2,6,7−トリメチル−3
−[(2’E)−3’,7’,11’,15’−テトラ
メチル−2’−ヘキサデカエニル]−1,4−ナフトキ
ノンの合成
【0159】
【化42】
【0160】カリウム・t-ブトキシド 2.2g(0.02mol)を
テトラヒドロフラン(80ml)に溶解し、アルゴン気流下0
〜5℃にて、1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ
−6,7,9aα−トリメチル−4aα−[(2’E)−
3’,7’,11’,15’−テトラメチル−2’−ヘ
キサデカエニル]−1α,4α−メタノアントラキノン
5.5g(0.01mol)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を30分
かけて滴下し、そのまま30分間撹拌を続けた。次いで反
応液を0〜5℃に保ったまま、ヨウ化メチル 1.6g(0.012m
ol)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液を30分かけて滴下
し、さらに1時間撹拌を続けた。反応液を0.1N-塩酸(20
0ml)中に加え、トルエン(100ml×2)で2回抽出した。有
機層を乾燥後、減圧濃縮し、黄色油状残渣を得た。この
残渣をトルエン(40ml)に溶解し二酸化マンガン 0.6g(0.
0069mol)を懸濁して、実施例7と同様に反応・後処理を
行い、標題化合物の黄色油状物 4.5gを得た。(収率;9
4%、HPLC純度;99.2%)
【0161】IR(KBr); 1680,1645cm-1(C=O)1 H-NMR(90MHz,CDCl3); δ(ppm) 0.8〜0.93(12H.br-
d)、1.0〜1.4(16H.m)、1.57(3H,s)、1.8〜1.85(5H,br-d)、
2.10(3H,s)、2.28(6H,s)、3.15(2H,d,J=6.0Hz)、4.90(1H,
t,J=6.0Hz)、7.70(2H,s) MS(FAB); m/z: 478
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−56935(JP,A) 特開 平6−312950(JP,A) Dekker,J.,et.a l.,,Bird−cage comp ounds.Part ▲II▼., J.S.Afr.Chem.Ins t.,Vol.29,No.2(1976), 114−119 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 50/14 C07C 46/00 C07C 50/22 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式で表される1,4,4a
    5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル−1
    α,4α−メタノアントラキノン誘導体(I) 【化1】 [式中R1は水素原子またはメチル基を、R2は水素原子
    またはメチル基を、nは0または1〜9の整数を、下記
    一般式で表される結合 【化2】 は同一または相異なる単結合または二重結合を意味す
    る。]に、脱水素剤または酸化剤の存在下に逆ディール
    ス・アルダー反応を行うことを特徴とする、下記一般式
    で表されるナフトキノン誘導体(II)の製造法。 【化3】 [式中R1、R2、nおよび[化2]で示される結合は前
    記と同様の意味を有する。]
  2. 【請求項2】 下記一般式で表される1,4,4a
    5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノアン
    トラキノン誘導体(III)を 【化4】 [式中R1、R2は前記と同様の意味を有する。]塩基の
    存在下に、下記一般式で表されるアリル誘導体(IV) 【化5】 [式中 nおよび[化2]で示される結合は前記と同様の
    意味を有する。またXはハロゲン原子、アルキルスルホ
    ニル基またはアリールスルホニル基を意味する。]と反
    応させて1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−4
    aα−アルケニル−1α,4α−メタノアントラキノン
    誘導体(I)とし、次いで脱水素剤または酸化剤の存在下
    に逆ディールス・アルダー反応を行うことを特徴とす
    る、ナフトキノン誘導体(II)の製造法。
  3. 【請求項3】 下記一般式で表される5,8−ジヒドロ
    −1,4−ナフトキノン誘導体(V)と 【化6】 [式中R1、R2は前記と同様の意味を有する。] シクロペンタジエンをディールス・アルダー反応させて
    1,4,4a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α
    −メタノアントラキノン誘導体(III)とし、次いで塩基
    の存在下にアリル誘導体(IV)と反応させて1,4,
    a,5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル
    −1α,4α−メタノアントラキノン誘導体(I)とし、
    さらに脱水素剤または酸化剤の存在下に逆ディールス・
    アルダー反応を行うことを特徴とする、ナフトキノン誘
    導体(II)の製造法。
  4. 【請求項4】 5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトキノ
    ン誘導体(V)が、5,8−ジヒドロ−1,4−ナフトキ
    ノン、5,8−ジヒドロ−2−メチル−1,4−ナフト
    キノン、5,8−ジヒドロ−6,7−ジメチル−1,4
    −ナフトキノン、5,8−ジヒドロ−2,6,7−トリ
    メチル−1,4−ナフトキノンから選ばれた1種である
    請求項3記載のナフトキノン誘導体(II)の製造法。
  5. 【請求項5】 塩基がナトリウムメトキシド、ナトリウ
    ムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシ
    ド、カリウム・t-ブトキシド、水素化ナトリウム、水素
    化カリウム、水素化カルシウム、n-ブチルリチウム、金
    属アミド、リチウムジアルキルアミド、水酸化ナトリウ
    ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムか
    ら選ばれた1種以上である請求項2ないし4記載のナフ
    トキノン誘導体(II)の製造法。
  6. 【請求項6】 脱水素剤が2,3−ジクロロ−5,6−
    ジシアノ−1,4−ベンゾキノン、p-クロラニルまたは
    o-クロラニルから選ばれた1種以上である請求項1ない
    し5記載のナフトキノン誘導体(II)の製造法。
  7. 【請求項7】 酸化剤が二酸化マンガンである請求項1
    ないし5記載のナフトキノン誘導体(II)の製造法。
  8. 【請求項8】 下記一般式で表される1,4,4a
    5,8,9a−ヘキサヒドロ−4aα−アルケニル−1
    α,4α−メタノアントラキノン誘導体(I) 【化7】 [式中R1、R2および[化2]で示される結合は前記と
    同様の意味を有する。]
  9. 【請求項9】 下記一般式で表される1,4,4a
    5,8,9a−ヘキサヒドロ−1α,4α−メタノアン
    トラキノン誘導体(III) 【化8】 [式中R1およびR2は前記と同様の意味を有する。ただ
    しR 2 が水素原子の時、R 1 からメチル基を除く。
JP17300594A 1993-07-26 1994-07-26 ナフトキノン誘導体の製造法および中間体 Expired - Fee Related JP3276246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17300594A JP3276246B2 (ja) 1993-07-26 1994-07-26 ナフトキノン誘導体の製造法および中間体

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-202551 1993-07-26
JP20255193 1993-07-26
JP5-342215 1993-12-15
JP34221593 1993-12-15
JP17300594A JP3276246B2 (ja) 1993-07-26 1994-07-26 ナフトキノン誘導体の製造法および中間体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07223993A JPH07223993A (ja) 1995-08-22
JP3276246B2 true JP3276246B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=27323715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17300594A Expired - Fee Related JP3276246B2 (ja) 1993-07-26 1994-07-26 ナフトキノン誘導体の製造法および中間体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3276246B2 (ja)

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Dekker,J.,et.al.,,Bird−cage compounds.Part ▲II▼.,J.S.Afr.Chem.Inst.,Vol.29,No.2(1976),114−119

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07223993A (ja) 1995-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jung et al. Synthetic approach to aklavinone using 2-oxo-2H-pyran-5-carboxylate (coumalate) intermediates
EP0031253B1 (en) Process for preparing 3,4-substituted benzaldehydes
US3728363A (en) Quinone derivatives
EP0636598B1 (en) Preparation process of naphthoquinone derivatives and intermediates for the preparation thereof
EP0613877B1 (en) Preparation process of quinone derivative and intermediate for the preparation thereof
US5777172A (en) Process for the preparation of benzophenthiones and benzophenones
JP3276246B2 (ja) ナフトキノン誘導体の製造法および中間体
US5130472A (en) Total synthesis of erbstatin analogs
EP0107176A1 (en) Method for preparing a benzoquinone
US5087762A (en) Process for producing vitamin a aldehyde
US5948924A (en) Process for the preparation of substituted anthraquinones and application in the preparation of rheins
JP2001226306A (ja) 2(3)−シクロペンタデセンー1−オンの製造方法
JP2947503B2 (ja) アリルキノン誘導体の製造方法および中間体
US4827056A (en) Process for preparing chlorinated olefins
Wang et al. Transalkylation reactions of 4, 4'-(1-methylethylidene) bisphenol with diphenyl ether
EP0647624A1 (fr) Nouveaux intermédiaires de préparation de la vitamine A et des caroténoides et leur procédé de préparation
US5239114A (en) Process for the preparation of 4-(2,4-difluorophenyl)-phenyl 4-nitrobenzoate
US4933489A (en) Process for the manufacture of 6-chloro-1,4-diacetoxy-2,3-dimethoxynaphthalene
JP2615780B2 (ja) 2−シクロペンテノン誘導体の製造法
EP0773917A1 (fr) Procede de preparation d&#39;un compose aromatique meta-dihydroxyle
JPH05238975A (ja) 置換ビニルベンゼンの製造方法
FR2552425A1 (fr) Procede de preparation de l&#39;hydroxy-4 trimethyl-2,4,6 cyclohexadiene-2,5 one
JP3112995B2 (ja) ビフェニル化合物の製造法
Kuwahara et al. Spirocyclohexenedione system
JPH0669984B2 (ja) シクロペンテノン誘導体の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090208

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090208

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100208

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees