JP3280941B2 - 回転ダンパ - Google Patents
回転ダンパInfo
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Description
を利用して回転速度を低速に抑えるようにした回転ダン
パに関する。
えば特開平10−292723号公報に記載のものがあ
る。この回転ダンパは、嵌合孔を有するダンパ本体と、
嵌合孔に回転自在に挿入された軸部を有する回転体とを
備えており、嵌合孔の内周面と軸部の外周面との間に
は、収容室が形成されている。この収容室の両端部は、
区画壁部によってそれぞれ閉じられており、一方の区画
壁部にはこれを貫通する切欠き部が形成されている。そ
して、この切欠き部から収容室内に粘性流体等の流体が
充填されている。流体の充填後、各区画壁部に隣接する
嵌合孔の内周面と軸部の外周面との間には、Oリング等
のシール部材が装着される。これにより、収容室内の流
体が外部に漏れ出るのを防止するようになっている。
た仕切り壁部と、軸部の外周面に形成された羽部とによ
り、周方向において第1および第2の室の二室に区画さ
れている。第1、第2の室は、回転体が回転すると一方
の内部容積が減少し、他方の内部容積が増大する。その
結果、内部容積が減少する一方の室から内部容積が増大
する他方の室に向って流体が流れる。
部が設けられている。抵抗発生部は、例えばオリフィス
等からなるものであり、流体の単位時間当たりの流量に
応じた大きさの抵抗を発生する。したがって、回転体が
高速で回転しようとすると、抵抗発生部が大きな抵抗を
発生する。これによって、回転体の回転速度が低速に抑
えられるようになっている。
においては、収容室に充填された流体が外部に漏れると
いう問題があった。この問題を研究したところ、その原
因がシール部材の変形にあることが判明した。すなわ
ち、従来の回転ダンパにおいて、いま流体が第1の室か
ら第2の室へ流れているものとする。この状態では、第
2の室の内部圧力が負圧になる。第2の室内が負圧にな
ると、シール部材の一部が切欠き部を介して第2の室側
に吸い込まれ、大きく変形させられる。この結果、シー
ル部材と嵌合孔の内周面および軸部の外周面との間の接
触面圧が低下し、収容室内の流体が外部に漏れるおそれ
があった。また、シール部材は、回転体の回転および停
止が繰り返される都度変形させられるため、早期に劣化
してそのシール性が低下し、収容室内の流体が外部に漏
れるという問題が生じていたのである。
を解決するために、嵌合孔を有するダンパ本体と、上記
嵌合孔に回転自在に挿入される軸部を有する回転体とを
備え、上記嵌合孔の内周面と上記軸部の外周面との間に
は、両端部が区画壁部によってそれぞれ閉じられ、内部
に流体が充填される環状の収容室が形成されるととも
に、上記収容室内の流体が外部に漏れるのを防止する弾
性材からなるシール部材が上記区画壁部に隣接して設け
られ、上記収容室に臨む上記嵌合孔の内周面と上記軸部
の外周面との一方と他方とには、上記収容室をその周方
向において第1の室と第2の室とに区画する羽根部と仕
切り壁部とがそれぞれ設けられ、上記第1の室と上記第
2の室との間には、上記回転体の少なくとも一方向への
回転時に上記流体が第1の室から第2の室へ流入するの
を抵抗をもって許容する抵抗発生部が設けられ、上記区
画壁部のうちの少なくとも一方には上記収容室に流体を
充填するための切欠き部が形成された回転ダンパにおい
て、上記切欠き部が形成された一方の区画壁部と上記シ
ール部材との間に、剛性を有するリング部材を配置した
ことを特徴としている。
いて図1〜図3を参照して説明する。図1および図2に
この発明の一実施の形態を示す。この実施の形態の回転
ダンパ1は、便蓋を低速で閉回動させるために、便座の
便器本体(躯体)と便蓋(扉)との間に設けられるもの
であり、ダンパ本体2および回転体3を有している。勿
論、この発明の回転ダンパは、便座用のダンパヒンジ以
外の用途にも供することができる。
り、その中央部を貫通する嵌合孔21を有している。こ
の嵌合孔21の内周面には、その一端部(右端部)にね
じ孔部21aが形成され、他端部に支持孔部21bが形
成されている。嵌合孔21の一端部には、中間部材4が
回転不能に嵌合されている。この中間部材4は、ねじ孔
部21aに螺合固定されたねじ部材5によって抜け止め
されている。
挿入される軸部31と、嵌合孔21から突出した連結部
32とを有している。軸部31は、その両端部にそれぞ
れ形成されたジャーナル部31a,31bが支持孔部2
1bと中間部材4とにそれぞれ回転自在に嵌合すること
により、ダンパ本体2に回転自在に支持されている。連
結部32は、この実施の形態の場合、便器本体と便蓋と
のいずれか一方に連結される。便器本体と便蓋とのいず
れか他方には、ダンパ本体2が連結される。これによ
り、便蓋が便器本体に回転可能に連結されるようになっ
ている。
嵌合孔21にその一端側から挿入されており、後述する
区画壁部31cが嵌合孔21の内周面に形成された段部
21cに突き当たることによって嵌合孔21から他端側
(図1(A)の左端側)への抜け止めがなされている。
また、回転体3の挿入後に、上記中間部材4が嵌合孔2
1に挿入されるとともに、上記ねじ部材5がねじ孔部2
1aに螺合されることにより、回転体3の嵌合孔21か
ら一端側への抜け止めがなされている。
は、弾性部材としてのコイルばね6が配置されている。
このコイルばね6は、その一端部61が回転体3に連結
され、他端部62が中間部材4に連結されており、回転
体3をダンパ本体2に対し便蓋を開く方向(図1(B)
の矢印Y方向)へ付勢している。
1(A)の右端側)に隣接する嵌合孔21の内周面とこ
れに対向する軸部31の外周面との間には、環状をなす
収容室7が形成されている。この収容室7の軸線方向の
一端部は、軸部31の外周面に形成された環状の区画壁
部31cによって閉じられている。収容室7の他端部
は、支持孔部21を構成するダンパ本体2の実質部およ
びジャーナル部31aによって閉じられている。したが
って、この実施の形態では、支持孔部21を構成する実
質部およびジャーナル部31aが、収容室7の他端部を
閉じる区画壁部を構成している。収容室7の他端部を閉
じるために、区画壁部31cと同様の区画壁部を軸部3
1に形成してもよく、あるいは嵌合孔21の内周面に収
容室7の両端部をそれぞれ閉じる二つの区画壁部を形成
してもよい。
の一部には、これを貫通する切欠き部31dが形成され
ている。この切欠き部31dを通して外部から収容室7
内に粘性流体等の流体が充填されている。勿論、流体の
充填は、回転体3を嵌合孔21に挿入した後、中間部材
4およびねじ部材5を嵌合孔21に挿入する前に行われ
る。区画壁部31cに隣接する嵌合孔21の内周面と軸
部31の外周面との間には、弾性材からなるOリング等
のシール部材8Aが装着されている。支持孔部21bと
ジャーナル部31aとの間にも同様のシール部材8Bが
装着されている。これら二つのシール部材8A,8Bに
よって収容室7が外部に対して密封されている。
は、羽根部31eが形成されており、収容室7に臨む嵌
合孔21の内周面には仕切り壁部21dが形成されてい
る。この羽根部31eおよび仕切り壁部21dによって
収容室7の内部が、周方向に二分され、第1の室71と
第2の室72とに区画されている。羽根部31eおよび
仕切り壁部21dは、図3に示すように二つ宛て形成し
てもよい。その場合には、第1および第2の室71,7
2も二つ宛て形成されることになる。また、羽根部31
eを嵌合孔21の内周面に形成し、仕切り壁部21dを
軸部31の外周面に形成してもよい。
している。したがって、回転体3が回転すると、第1、
第2の室71,72の一方の内部容積が増大し、他方の
内部容積が減少する。そして、内部容積が減少する室か
ら増大する室に向って流体が流れる。ここで、仕切り壁
部21dと軸部31との間には、流体が抵抗なく流通す
ることができる隙間がある。したがって、回転体3が回
転すると、第1、第2の室71,72内の流体は、仕切
り壁部21dと軸部31との間の隙間を通って流通可能
である。ただし、仕切り壁部21dには、そこに形成さ
れた凹部からなる弁室91と、この弁室91に収容され
た弁体92とからなる一方向弁9が設けられている。こ
の一方向弁9は、第2の室72内の流体が第1の室71
に流入するのは許容するが、第1の室71内の流体が第
2の室72に流入するのを阻止する。
壁部21dと軸部31との間を通って抵抗なく第1の室
71へ流入可能であり、回転体3は図1(B)の矢印Y
方向へ抵抗なく回転することができる。しかも、回転体
3は、コイルばね6によって同方向へ付勢されている。
よって、便蓋を軽く開回動させることができる。
部21dと軸部31との間を通って第2の室72へ流入
することができず、羽根部31eの外周面と嵌合孔21
の内周面との間の微小隙間を通って第2の室72に流入
したり、あるいは区画壁部31cの外周面と嵌合孔21
の内周面との間の微小隙間を通ってシール部材8A側へ
一旦出た後、切欠き部31dを通って第2の室72に流
入する。したがって、第1の室71内の流体が第2の室
72に流入する際には大きな抵抗が発生する。これから
明らかなように、この実施の形態では、羽根部31eと
嵌合孔21との間の微小隙間、および仕切り壁部31c
と嵌合孔21との間の微小隙間が抵抗発生部になってい
る。抵抗発生部としては、羽根部31eまたは仕切り壁
部21dにオリフィスを設けてもよく、あるいはその他
の手段を採用してもよい。
れる際に大きな抵抗が発生するとともに、回転体3がコ
イルばね6によって図1(B)の矢印Y方向へ付勢され
ているので、回転体3は矢印X方向へは高速回転するこ
とができず、回転速度が低速に抑えられる。よって、便
蓋の閉回動速度が低速に抑えられる。
抵抗発生部があるため、回転体3が矢印X方向へ回転す
る際には、第2の室72の内部が負圧になる。この負圧
により、シール部材8Aの一部が切欠き部31dを介し
て第2の室71側に吸い込まれる。
回転ダンパ1においては、区画壁部31cとシール部材
8Aとの間にリング部材10が配置されている。このリ
ング部材10は、切欠き部31dを遮蔽してシール部材
8Aが切欠き部31dと直接対向するのを阻止するのに
十分な外径および内径を有している。この実施の形態の
場合、リング10の外径および内径は、区画壁部31c
の外径および基部径(区画壁部31cが形成された軸部
31の外径)とほぼ同一になっている。したがって、シ
ール部材8Aが切欠き部31dを介して第2の室72側
に吸い込まれたとき、シール部材8Aはリング部材10
に突き当たる。リング部材10は、少なくともシール部
材8Aが変形するのを防止することができるだけの剛性
を有している。なお、リング部材10は、収容孔7に流
体が充填された後、シール部材8Aのの装着前または同
時に装着される。
室72内の負圧によってシール部材8Aが吸い込まれて
変形するのをリング部材10が確実に防止する。したが
って、シール部材8Aと嵌合孔21の内周面および軸部
31の外周面との間の接触面圧を所定の設定圧に維持す
ることができる。よって、収容室7内の流体が外部に漏
れるのを防止することができる。しかも、シール部材8
Aは、変形されることがないので、長期にわたって良好
なシール性を維持する。したがって、流体の漏れを長期
間にわたって確実に防止することができる。
定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上
記の実施の形態では、弾性部材としてのコイルばね6に
よって回転体3を回動付勢しているが、コイルばね6は
設けなくてもよい。また、回転体3がX方向へ回転する
ときにだけダンパ効果が発揮されるように構成している
が、X,Yいずれの方向へ回転するときにもダンパ効果
が発揮されるように構成してもよい。
ば、シール部材が収容室内の負圧によって変形させられ
るのを防止することができるので、収容室に充填された
流体が外部に漏れるのを確実に、しかも長期間にわたっ
て防止することができるという効果が得られる。
1(A)はその縦断面図、図1(B)は図1(A)のB
−B線に沿う断面図である。
同様の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 嵌合孔を有するダンパ本体と、上記嵌合
孔に回転自在に挿入される軸部を有する回転体とを備
え、上記嵌合孔の内周面と上記軸部の外周面との間に
は、両端部が区画壁部によってそれぞれ閉じられ、内部
に流体が充填される環状の収容室が形成されるととも
に、上記収容室内の流体が外部に漏れるのを防止する弾
性材からなるシール部材が上記区画壁部に隣接して設け
られ、上記収容室に臨む上記嵌合孔の内周面と上記軸部
の外周面との一方と他方とには、上記収容室をその周方
向において第1の室と第2の室とに区画する羽根部と仕
切り壁部とがそれぞれ設けられ、上記第1の室と上記第
2の室との間には、上記回転体の少なくとも一方向への
回転時に上記流体が第1の室から第2の室へ流入するの
を抵抗をもって許容する抵抗発生部が設けられ、上記区
画壁部のうちの少なくとも一方には上記収容室に流体を
充填するための切欠き部が形成された回転ダンパにおい
て、上記切欠き部が形成された一方の区画壁部と上記シ
ール部材との間に、剛性を有するリング部材を配置した
ことを特徴とする回転ダンパ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP27862899A JP3280941B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 回転ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27862899A JP3280941B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 回転ダンパ |
Publications (2)
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|---|---|
| JP2001098840A JP2001098840A (ja) | 2001-04-10 |
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Family
ID=17599936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27862899A Expired - Fee Related JP3280941B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 回転ダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3280941B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020137570A1 (ja) | 2018-12-27 | 2020-07-02 | スガツネ工業株式会社 | ダンパ装置 |
Families Citing this family (1)
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|---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-09-30 JP JP27862899A patent/JP3280941B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020137570A1 (ja) | 2018-12-27 | 2020-07-02 | スガツネ工業株式会社 | ダンパ装置 |
| JPWO2020137570A1 (ja) * | 2018-12-27 | 2021-02-18 | スガツネ工業株式会社 | ダンパ装置 |
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|---|---|
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