JP3297366B2 - 軟質ポリウレタンフォームの製造方法及びポリオール組成物 - Google Patents

軟質ポリウレタンフォームの製造方法及びポリオール組成物

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JP3297366B2 JP35246397A JP35246397A JP3297366B2 JP 3297366 B2 JP3297366 B2 JP 3297366B2 JP 35246397 A JP35246397 A JP 35246397A JP 35246397 A JP35246397 A JP 35246397A JP 3297366 B2 JP3297366 B2 JP 3297366B2
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太 北谷
正弘 松岡
浩一郎 林
利昭 落合
和起 佐々木
照夫 佐藤
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軟質ポリウレタンフ
ォームの製造方法に関するものであり、さらに詳しく
は、車両用のシートクッション材として、乗り心地性を
良くするために高い反発弾性を備えるとともに、成形性
の良い軟質ポリウレタンフォームの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、軟質ポリウレタンフォームは、そ
の優れたクッション性を生かし、自動車などのクッショ
ン材に広く使用されてきた。特に、ジフェニルメタンジ
イソシアネート及びポリメチレンポリフェニレンポリイ
ソシアネートをイソシアネートの主成分として用いる方
法は、生産性の向上及び毒性の強いトリレンジイソシア
ネートの使用を少なくするが故の作業環境の向上などか
ら、近年非常に注目されている。この軟質ポリウレタン
フォームの製造方法としては、従来発泡剤として水とフ
ロン11やフロン123等の低沸点フッ素化合物を組み
合わせて使用する方法が知られているが、これらのフッ
素化合物は大気中のオゾン層を破壊するという理由から
その使用ができなくなり、近年は水単独でのポリウレタ
ンフォームの製法の開発が進められている。ところが、
水単独で発泡を行う方法では、得られるポリウレタンフ
ォームの反発弾性や圧縮永久歪み等の物性が悪化すると
いう問題がある。この問題に対して、50質量%以上の
ジフェニルメタンジイソシアネート及び/またはポリメ
チレンポリフェニレンポリイソシアネートもしくはその
変成物からなるイソシアネート成分と、水酸基価20〜
40(mgKOH/g)で末端オキシエチレン単位の含
有量が5〜25質量%のポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンポリオールおよび/または水酸基価37〜8
0(mgKOH/g)でオキシエチレン単位の含有量が
50〜80質量%のポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンポリオールからなるポリオール成分の組み合わせ
を使用したポリウレタンフォームの製造方法が知られて
いる(特開平6−49171号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年車
両用のシートクッション材の高性能化が求められ、これ
に対応するためにポリオールの総不飽和度を抑制してウ
レタンフォームの反発弾性を向上させる方策が用いられ
ているが、このようなポリオールを用いた場合には、成
形性が悪化するという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの問
題点を解決するべく鋭意検討の末、特定の構造を有する
3種のポリオールからなるポリオール成分と特定のイソ
シアネートを組み合わせることにより、高い反発弾性を
有し、成形性の良い軟質ポリウレタンフォームの製造方
法を見いだし本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、ポリイソシアネート成
分、ポリオール成分、発泡剤、触媒及び整泡剤から軟質
ポリウレタンフォームを製造する方法において、前記ポ
リイソシアネート成分が、50質量%以上のジフェニル
メタンジイソシアネートおよび/またはポリメチレンポ
リフェニレンポリイソシアネートもしくはその変性物
と、0〜50質量%の他のポリイソシアネートからな
り;前記ポリオール成分が、ポリオール(a)中でビニ
ル系モノマー(b)を重合させて得られる重合体ポリオ
ール(A)または、(A)とポリオール(B)とを含有
するポリオール成分であり、ポリオール(a)および/
または(B)中に下記ポリオール(a1)、下記ポリオ
ール(a2)及び下記ポリオール(a3)を含有し;発
泡剤が水であることを特徴とする前記方法。 ポリオール(a1):平均官能基数が2.5〜6.0で
あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
り、末端オキシエチレン単位の含有量が5〜25質量%
であり、内部のオキシエチレン単位の含有量が1〜10
質量%であり、オキシエチレン単位の合計含有量が6〜
30質量%であり、総不飽和度が0.06(ミリ当量/
g)以下であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンポリオール。 ポリオール(a2):平均官能基数が2.0〜6.0で
あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
り、オキシエチレン単位の含有量が50〜80質量%で
あるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオー
ル。 ポリオール(a3):平均官能基数が1.8〜2.2で
あり、水酸基価が20〜60(mgKOH/g)であ
り、オキシエチレン単位の含有量が5〜25質量%であ
り、内部のオキシエチレン単位の含有量が1〜15質量
%であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリ
オール。
【0006】並びに、ポリオール(a)中でビニル系モ
ノマー(b)を重合させて得られる重合体ポリオール
(A)または、(A)とポリオール(B)とからなり、
(a)および/または(B)中に、下記ポリオール(a
1)、下記ポリオール(a2)、下記ポリオール(a
3)及び必要により下記ポリオール(a4)を含有する
ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物である。 ポリオール(a1):平均官能基数が2.5〜6.0で
あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
り、末端オキシエチレン単位の含有量が5〜25質量%
であり、内部のオキシエチレン単位の含有量が1〜10
質量%であり、オキシエチレン単位の合計含有量が6〜
30質量%であり、総不飽和度が0.06(ミリ当量/
g)以下であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンポリオール。 ポリオール(a2):平均官能基数が2.0〜6.0で
あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
り、オキシエチレン単位の含有量が50〜80質量%で
あるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオー
ル。 ポリオール(a3):平均官能基数が1.8〜2.2で
あり、水酸基価が20〜60(mgKOH/g)であ
り、オキシエチレン単位の含有量が5〜25質量%であ
り、内部のオキシエチレン単位の含有量が1〜15質量
%であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリ
オール。 ポリオール(a4):平均官能基数が2.5〜6.0で
あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
り、末端のみにオキシエチレン単位を有し、オキシエチ
レン単位の含有量が5〜25質量%であるポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンポリオール。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の方法におけるポリオール
(a1)としては、例えば、アルコール類、フェノール
類、アミン類のアルキレンオキシド付加物が挙げられ
る。上記アルコール類としては、例えば、2価アルコー
ル類[エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3
−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール等]、3価以上のアルコール類[グリ
セリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセリン、α−メチルグルコシド、ソルビトー
ル、キシリット、マンニット、グルコース、フラクトー
ス、ショ糖等]およびこれらの2種以上の併用が挙げら
れる。上記フェノール類としては、例えば、ハイドロキ
ノン、ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェ
ノールF等)、フェノール化合物のホルマリン低縮合物
(ノボラック樹脂、レゾールの中間体)およびこれらの
2種以上の併用が挙げられる。上記アミン類としては、
例えば、アンモニア;アルカノールアミン類[モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、イソプロパノールアミン、アミノエチルエタノー
ルアミン等];炭素数1〜20のアルキルアミン類[メ
チルアミン、エチルアミン、n−ブチルアミン、オクチ
ルアミン等];炭素数2〜6のアルキレンジアミン類
[エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等];ポ
リアルキレンポリアミン類[ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン等];芳香族アミン類[アニリ
ン、フェニレンジアミン、ジアミノトルエン、キシリレ
ンジアミン、メチレンジアニリン、ジフェニルエーテル
ジアミン等];脂環式アミン類[イソホロンジアミン、
シクロヘキシレンジアミン等];アミノエチルピペラジ
ン、特公昭55−21044号公報記載の複素環式アミ
ン類およびこれらの2種以上の併用などが挙げられる。
これらのもののアルキレンオキシド付加物であるポリオ
ール(a1)は2種以上を併用しても良い。アルキレン
オキシドは、プロピレンオキシド(以下POと略称す
る。)及びエチレンオキシド(以下EOと略称する。)
である。POおよびEOの付加方法としては、ブロック
付加であってもランダム付加であってもよいが、ブロッ
ク付加したものが好ましく、内部と末端にEOを付加し
て、オキシエチレン単位の合計含有量が6〜30質量
%、好ましくは13〜21質量%、内部オキシエチレン
単位の含有量が1〜10質量%、好ましくは1.2〜6
質量%、末端オキシエチレン単位の含有量が5〜25質
量%、好ましくは10〜18%のポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンポリオールである。ポリオール(a
1)の1分子当たりの平均官能基数は2.5〜6.0、
好ましくは2.5〜3.5であり、1分子当たりの水酸
基価は20〜40(mgKOH/g)、好ましくは21
〜30(mgKOH/g)であり、総不飽和度は0.0
6(ミリ当量/g)以下、好ましくは0.02〜0.0
5(ミリ当量/g)である。
【0008】(a1)のオキシエチレン単位の含有量が
6質量%未満、あるいは末端オキシエチレン単位の含有
量が5質量%未満では発泡終了直前の硬化が不十分でフ
ォームが崩壊しやすく、オキシエチレン単位の含有量が
30質量%を越えるか、あるいは末端オキシエチレン単
位の含有量が25質量%を越えると、独立気泡が多くな
りフォームが収縮しやすくなる。内部オキシエチレン単
位の含有量が1質量%未満では成形性が悪く、10質量
%を越えると、硬さ(圧縮時の応力)が損なわれやす
い。1分子当たりの平均官能基数が2.5未満では圧縮
永久歪みが悪くなり、硬化時間も長くなるため実用性に
乏しく、6.0を越えると独立気泡が多くなり、伸びも
悪くなる。水酸基価が20(mgKOH/g)未満では
圧縮永久歪みが悪く硬化時間も長くなり、40(mgK
OH/g)を越えると独立気泡が多くなるため実用性に
乏しい。総不飽和度が0.06(ミリ当量/g)を越え
ると、反発弾性が低下する。
【0009】本発明におけるポリオール(a2)として
は、例えば、アルコール類、フェノール類、アミン類の
アルキレンオキシド付加物が挙げられる。アルコール
類、フェノール類、アミン類としては、具体的には前記
のポリオール(a1)におけるのと同様のものが挙げら
れる。これらのポリオールは2種類以上併用しても良
い。アルキレンオキシドは、PO及びEOである。PO
およびEOの付加方法としては、ブロック付加であって
もランダム付加であってもよいが、ランダム付加したも
のが好ましく、オキシエチレン単位の含有量が50〜8
0質量%、好ましくは60〜75質量%のポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンポリオールである。ポリオ
ール(a2)の1分子当たりの平均官能基数は2.0〜
6.0、好ましくは3.0〜4.5であり、水酸基価は
20〜40(mgKOH/g)、好ましくは21〜30
(mgKOH/g)である。
【0010】(a2)のオキシエチレン単位の含有量が
50質量%未満では独立気泡が多くなり、80質量%を
越えると、ポリオール(a1)との相溶性が悪くなる。
1分子当たりの平均官能基数が2.0未満では圧縮永久
歪みが悪くなり、硬化時間も長くなるため実用性に乏し
く、6.0を越えると独立気泡が多くなり伸びも悪くな
る。水酸基価が20(mgKOH/g)未満では反発弾
性や圧縮永久歪みが悪くなり、40(mgKOH/g)
を越えるとフォームが崩壊しやすい。
【0011】本発明におけるポリオール(a3)として
は、例えば、アルコール類、フェノール類、アミン類の
アルキレンオキシド付加物が挙げられる。アルコール
類、フェノール類、アミン類としては、具体的には前記
のポリオール(a1)におけるのと同様のものが挙げら
れる。これらのポリオールは2種類以上併用しても良
い。アルキレンオキシドは、PO及びEOである。PO
およびEOの付加方法としては、ブロック付加であって
もランダム付加であってもよいが、ブロック付加したも
のが好ましく、オキシエチレン単位の含有量が5〜25
質量%、好ましくは10〜22質量%であり、内部のオ
キシエチレン単位の含有量が1〜15質量%、好ましく
は1.2〜12質量%であるポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンポリオールである。ポリオール(a3)
の1分子当たりの平均官能基数は1.8〜2.2、好ま
しくは1.9〜2.1であり、水酸基価は20〜60
(mgKOH/g)、好ましくは21〜30(mgKO
H/g)である。
【0012】(a3)のオキシエチレン単位の含有量が
5質量%未満では、発泡終了直前の硬化が不十分でフォ
ームが崩壊しやすく、オキシエチレン単位の含有量が2
5質量%以上を越えると、独立気泡が多くなりフォーム
が収縮しやすくなる。内部オキシエチレン単位の含有量
が1質量%未満では成形性が悪く、15質量%を越える
と、硬さが損なわれやすい。1分子当たりの平均官能基
数が1.8未満では圧縮永久歪みが悪くなり、硬化時間
も長くなるため実用性に乏しく、2.2を越えると独立
気泡が多くなり伸びも悪くなる。水酸基価が20(mg
KOH/g)未満では圧縮永久歪みが悪く硬化時間も長
くなり、60(mgKOH/g)を越えると独立気泡が
多くなるため実用性に乏しい。
【0013】本発明においてポリオール(a)及び/ま
たは(B)中に、さらに下記ポリオール(a4)を含有
することが、成形性がより良好となり、好ましい。ポリ
オール(a4):平均官能基数が2.5〜6.0であ
り、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、
末端のみにオキシエチレン単位を有し、オキシエチレン
単位の含有量が5〜25質量%であるポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンポリオール。
【0014】本発明におけるポリオール(a4)として
は、例えば、アルコール類、フェノール類、アミン類の
アルキレンオキシド付加物が挙げられる。アルコール
類、フェノール類、アミン類としては、具体的には前記
のポリオール(a1)におけるのと同様のものが挙げら
れる。これらのポリオールは2種以上併用しても良い。
アルキレンオキシドは、PO及びEOである。POとE
Oをブロック付加したものが好ましく、末端のみにEO
を付加して、オキシエチレン単位の含有量が5〜25質
量%、好ましくは10〜20質量%のポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンポリオールである。ポリオール
(a4)の1分子当たりの平均官能基数は2.5〜6.
0、好ましくは2.6〜4.5であり、1分子当たりの
水酸基価は20〜40(mgKOH/g)、好ましくは
21〜30(mgKOH/g)である。
【0015】(a4)のオキシエチレン単位の含有量が
5質量%未満では発泡終了直前の硬化が不十分でフォー
ムが崩壊しやすく、オキシエチレン単位の含有量が25
質量%を越えると、独立気泡が多くなりフォームが収縮
しやすくなる。1分子当たりの平均官能基数が2.5未
満では圧縮永久歪みが悪くなり、硬化時間も長くなるた
め実用性に乏しく、6.0を越えると独立気泡が多くな
り、伸びも悪くなる。水酸基価が20(mgKOH/
g)未満では圧縮永久歪みが悪く硬化時間も長くなり、
40(mgKOH/g)を越えると独立気泡が多くなる
ため実用性に乏しい。
【0016】本発明における重合体ポリオール(A)
は、ポリオール(a)中でビニル系モノマー(b)を通
常の方法で重合して製造することができる。例えば、上
記に示したポリオール(a1)、(a2)、(a3)及
び(a4)から選ばれた少なくとも1種のポリオール中
で、ラジカル開始剤の存在下、ビニル系モノマー(b)
を重合させ、安定分散させたものが挙げられる。(b)
としては、例えばアクリロニトリル、スチレン、塩化ビ
ニリデン、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜5)(メ
タ)アクリレート、アルキル(炭素数1〜5)(メタ)
アクリレートなどが挙げられる。好ましくは、アクリロ
ニトリル、スチレンである。本発明においては、重合体
ポリオール(A)を単独で用いても、(A)以外のポリ
オール(B)と混合して用いても良い。ポリオール
(a)及び/または(B)中には(a1)、(a2)お
よび(a3)を含有する。
【0017】(A)は、(a2)、(a3)及び(a
4)から選ばれた少なくとも1種のポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンポリオールからなるポリオール中
で(b)を重合させて得られる重合体ポリオールである
ことが、(b)の重合体の分散安定性において優れてお
り、好ましい。本発明においては、ポリオール(a)お
よび(B)の合計質量に基づいて、(a1)が20〜9
4質量%、(a2)が0.1〜5質量%、(a3)が
0.5〜5質量%、(a4)が0〜70質量%であるこ
とが好ましい。(a2)が0.1質量%以上では独立気
泡が多くならず、5質量%以下であるとフォームが崩壊
しやすくなることがない。(a3)が0.5質量%以上
では独立気泡が多くなることがなく、5質量%以下であ
ると圧縮永久歪みが良好であり、硬化時間も長くなるこ
とがない。(a1)が20質量%以上、あるいは(a
4)が70質量%以下であると反発弾性や圧縮永久歪み
が良好であり、(a1)が94質量%以下であると成形
性が低下しない。
【0018】本発明において、ポリオール成分中の
(b)の重合体の含量は、5〜20質量%が好ましい。
5質量%以上であると硬さが損なわれることがなく、2
0質量%以下であると反発弾性や伸びが良好である。特
に10〜15質量%が好ましい。
【0019】本発明におけるポリイソシアネート成分と
しては、生産性の向上や作業環境の向上などの理由か
ら、ジフェニルメタンジイソシアネート及び/またはポ
リメチレンポリフェニレンポリイソシアネートもしくは
その変性物(以下MDIと略称する。)の含有量は50
質量%以上、好ましくは80〜97.5質量%であり、
他のポリイソシアネートの含有量は50質量%以下、好
ましくは2.5〜20質量%である。他のポリイソシア
ネートとしては、通常ポリウレタンフォーム製造に使用
されるものはすべて使用でき、例えば、2,4−、2,
6−トリレンジイソシアネートが挙げられる。ポリイソ
シアネート成分中のMDI成分としては、2,2’−及
び2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを5〜
20質量%、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシア
ネートを20〜70質量%含有し、該MDI成分のイソ
シアネート基含有量が18.8〜32.0質量%である
ものが特に好ましい。また、ジフェニルメタンジイソシ
アネートまたはポリメチレンポリフェニレンポリイソシ
アネートの一部をウレタン変性したものも好適に使用で
きる。
【0020】本発明における発泡剤としては、通常、水
を単独で使用する。本発明における触媒としては、ウレ
タン化反応を促進する通常の触媒はすべて使用でき、例
として、トリエチレンジアミン、ビス(N,N−ジメチ
ルアミノ−2−エチル)エーテル、N,N,N’,N’
−テトラメチルヘキサメチレンジアミンなどの3級アミ
ン類、酢酸カリウム、オクチル酸カリウム、スタナスオ
クトエート等のカルボン酸金属塩、ジブチルチンジラウ
レート等の有機金属化合物が挙げられる。本発明におけ
る整泡剤としては、通常のポリウレタンフォームの製造
に用いられるものはすべて使用でき、例として、ジメチ
ルシロキサン系整泡剤[例えば、トーレダウコーニング
シリコーン(株)製の「SRX−253」等]、ポリエ
ーテル変性ジメチルシロキサン系整泡剤[例えば、トー
レダウコーニングシリコーン(株)製の「SF−296
9」、「SRX−274C」、日本ユニカー(株)製の
「L−1306」、「L−3601]等]、フェニルメ
チルシロキサン系整泡剤[例えば、信越化学工業(株)
製の「F−122」等]等のシリコーン整泡剤が挙げら
れる。本発明において、水の使用量はポリオール成分1
00質量部に対して通常1〜7質量部、好ましくは3〜
4質量部であり、触媒の使用量はポリオール成分100
質量部に対して通常0.2〜2質量部、好ましくは0.
4〜1質量部であり、整泡剤の使用量は、ポリオール成
分100質量部に対して通常0.2〜3質量部、好まし
くは0.6〜1.5質量部である。
【0021】本発明においては、乳化剤及びフォーム安
定剤のような界面活性剤、酸化防止剤や紫外線吸収剤の
ような老化防止剤、炭酸カルシウムや硫酸バリウムのよ
うな充填剤、ガラス繊維や炭素繊維、チタン酸カリウム
ウィスカーのようなフィラー、難燃剤、可塑剤、着色
剤、抗菌剤、抗カビ剤等の通常の各種添加剤、助剤を必
要に応じて使用することができる。
【0022】本発明の方法によるポリウレタンフォーム
の製造法の一例を示せば、下記の通りである。まず、ポ
リオール成分、発泡剤、触媒、整泡剤、及び必要によ
り、その他の添加剤、助剤を所定量混合する。次いでポ
リウレタン発泡機または撹拌機を使用して、この混合物
と有機ポリイソシアネートとを急速混合する。得られた
混合液をモールドに注入し、所定時間後、脱型して軟質
ウレタンフォームを得る。
【0023】以下、実施例により本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれにより限定されるものではない。な
お、実施例および比較例中において、部及び%は、特に
ことわりの無い限り、それぞれ質量部及び質量%を示
す。
【0024】
【実施例】実施例1〜および比較例1〜3 表1及び表2に示す配合割合(部)で、金型内でポリウ
レタンフォームを発泡させた後、金型より取り出して、
得られたポリウレタンフォームの物性を測定した。その
結果を表1及び表2に示す。 (発泡条件) 金型寸法 :400mm×400mm×100m
m 材質 :アルミニウム製 ミキシング方法 :高圧マシンミキシング 原料温度 :25±2℃ 金型温度 :60±2℃ キュアー条件 :60±2℃×5分
【0025】(使用原料) ・ポリオール成分 a1−1:平均官能基数=3.0、水酸基価=28(m
gKOH/g)、末端オキシエチレン基含有量14%、
内部オキシエチレン基含有量2%、総不飽和度0.04
ミリ当量/gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンポリオール a1−2:平均官能基数=3.0、水酸基価=28(m
gKOH/g)、末端オキシエチレン基含有量14%、
内部オキシエチレン基含有量6%、総不飽和度0.03
ミリ当量/gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンポリオール a1−3:平均官能基数=3.0、水酸基価=24(m
gKOH/g)、末端オキシエチレン基含有量15%、
内部オキシエチレン基含有量5%、総不飽和度0.04
ミリ当量/gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンポリオール a1−4:平均官能基数=3.0、水酸基価=21(m
gKOH/g)、末端オキシエチレン基含有量12%、
内部オキシエチレン基含有量5%、総不飽和度0.05
ミリ当量/gのポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンポリオール a1’−1:平均官能基数=3.0、水酸基価=28
(mgKOH/g)、末端オキシエチレン基含有量14
%、内部オキシエチレン基を含まず、総不飽和度0.0
4ミリ当量/gのポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンポリオール a1’−2:平均官能基数=3.0、水酸基価=28
(mgKOH/g)、末端オキシエチレン基含有量14
%、内部オキシエチレン基含有量11%、総不飽和度
0.03ミリ当量/gのポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンポリオール a2−1:平均官能基数=3.0、水酸基価=25(m
gKOH/g)、オキシエチレン基含有量70%のラン
ダム付加ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリ
オール。 a2’−1:平均官能基数=3.0、水酸基価=54
(mgKOH/g)、オキシエチレン基含有量40%の
ランダム付加ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ポリオール。 a3−1:平均官能基数=2.0、水酸基価=28(m
gKOH/g)、末端オキシエチレン基含有量10%、
内部オキシエチレン基含有量10%のポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンポリオール。 a4−1:平均官能基数=4.0、水酸基価=28(m
gKOH/g)、末端オキシエチレン基含量14%のポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール。 A−1 :ポリオールa4−1中でアクリロニトリルと
スチレンを共重合させて得た重合体ポリオール。重合体
含量は25%。 A−2 :ポリオールa4−1とポリオールa3−1と
を80/3の質量比で混合したポリオール中でアクリロ
ニトリルとスチレンを共重合させて得た重合体ポリオー
ル。重合体含量は30%。
【0026】・ポリイソシアネート成分 C−1:MDI含有量88%、トリレンジイソシアネー
ト含有量12%、NCO含量=27.7% ・触媒 触媒−1:活剤ケミカル(株)製「ミニコL−102
0」[トリエチレンジアミンの33%ジプロピレングリ
コール溶液] 触媒−2:東ソー(株)製「TOYOCAT ET」
[ビス(N,N−ジメチルアミノ−2−エチル)エーテ
ルの70%ジプロピレングリコール溶液] ・整泡剤(E) 整泡剤−1:日本ユニカー(株)製「SZ−1306」 整泡剤−2:信越化学工業(株)製「F−122」
【0027】[ポリウレタンフォームの物性の測定方
法]ポリウレタンフォームの物性の測定は、JIS K
6401の方法に基づいて行った。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明のポリウレタンフォームの製造方
法によれば、高い反発弾性が得られ、かつ成形性が良い
ために、生産性を犠牲にすること無く、車両用シートク
ッション材の高性能化の要求に答えられる。さらに、本
発明の方法では、オゾン層を破壊するフロンを使用しな
いため、地球環境の破壊問題も解決できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北谷 太 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三 洋化成工業株式会社内 (72)発明者 松岡 正弘 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三 洋化成工業株式会社内 (72)発明者 林 浩一郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 落合 利昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 佐々木 和起 神奈川県横浜市戸塚区秋葉町440番地 日本ポリウレタン工業株式会社総合技術 研究所内 (72)発明者 佐藤 照夫 神奈川県横浜市戸塚区秋葉町440番地 日本ポリウレタン工業株式会社総合技術 研究所内 (72)発明者 大森 直之 神奈川県横浜市戸塚区秋葉町440番地 日本ポリウレタン工業株式会社総合技術 研究所内 (56)参考文献 特開 平9−31153(JP,A) 特開 平6−49171(JP,A) 特開 平9−52932(JP,A) 特開 平5−209036(JP,A) 特開 平5−262845(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート成分、ポリオール成
    分、発泡剤、触媒及び整泡剤から軟質ポリウレタンフォ
    ームを製造する方法において、前記ポリイソシアネート
    成分が、50質量%以上のジフェニルメタンジイソシア
    ネートおよび/またはポリメチレンポリフェニレンポリ
    イソシアネートもしくはその変性物と、0〜50質量%
    の他のポリイソシアネートからなり;前記ポリオール成
    分が、ポリオール(a)中でビニル系モノマー(b)を
    重合させて得られる重合体ポリオール(A)または、
    (A)とポリオール(B)とを含有するポリオール成分
    であり、ポリオール(a)および/または(B)中に下
    記ポリオール(a1)、下記ポリオール(a2)及び下
    記ポリオール(a3)を含有し;発泡剤が水であること
    を特徴とする前記方法。 ポリオール(a1):平均官能基数が2.5〜6.0で
    あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
    り、末端オキシエチレン単位の含有量が5〜25質量%
    であり、内部のオキシエチレン単位の含有量が1〜10
    質量%であり、オキシエチレン単位の合計含有量が6〜
    30質量%であり、総不飽和度が0.06(ミリ当量/
    g)以下であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
    ンポリオール。 ポリオール(a2):平均官能基数が2.0〜6.0で
    あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
    り、オキシエチレン単位の含有量が50〜80質量%で
    あるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオー
    ル。 ポリオール(a3):平均官能基数が1.8〜2.2で
    あり、水酸基価が20〜60(mgKOH/g)であ
    り、オキシエチレン単位の含有量が5〜25質量%であ
    り、内部のオキシエチレン単位の含有量が1〜15質量
    %であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリ
    オール。
  2. 【請求項2】 前記ポリオール(a)及び/または
    (B)中に、さらに下記ポリオール(a4)を含有する
    請求項1記載の方法。 ポリオール(a4):平均官能基数が2.5〜6.0で
    あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
    り、末端のみにオキシエチレン単位を有し、オキシエチ
    レン単位の含有量が5〜25質量%であるポリオキシエ
    チレンポリオキシプロピレンポリオール。
  3. 【請求項3】 前記重合体ポリオール(A)が、(a
    2)、(a3)及び(a4)から選ばれた少なくとも1
    種のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオー
    ルからなるポリオール(a)中でビニル系モノマー
    (b)を重合させて得られる重合体ポリオールである請
    求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 ポリオール(a)及び(B)の合計質量
    に基づいて、(a1)が20〜94質量%、(a2)が
    0.1〜5質量%、(a3)が0.5〜5質量%、(a
    4)が0〜70質量%である請求項1〜3のいずれか記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 ポリオール成分中の(b)の重合体の含
    量が、5〜20質量%である請求項1〜4のいずれか記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 ポリオール(a)中でビニル系モノマー
    (b)を重合させて得られる重合体ポリオール(A)ま
    たは、(A)とポリオール(B)とからなり、(a)お
    よび/または(B)中に、下記ポリオール(a1)、下
    記ポリオール(a2)、下記ポリオール(a3)及び必
    要により下記ポリオール(a4)を含有するポリウレタ
    ンフォーム製造用ポリオール組成物。 ポリオール(a1):平均官能基数が2.5〜6.0で
    あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
    り、末端オキシエチレン単位の含有量が5〜25質量%
    であり、内部のオキシエチレン単位の含有量が1〜10
    質量%であり、オキシエチレン単位の合計含有量が6〜
    30質量%であり、総不飽和度が0.06(ミリ当量/
    g)以下であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
    ンポリオール。 ポリオール(a2):平均官能基数が2.0〜6.0で
    あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
    り、オキシエチレン単位の含有量が50〜80質量%で
    あるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオー
    ル。 ポリオール(a3):平均官能基数が1.8〜2.2で
    あり、水酸基価が20〜60(mgKOH/g)であ
    り、オキシエチレン単位の含有量が5〜25質量%であ
    り、内部のオキシエチレン単位の含有量が1〜15質量
    %であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリ
    オール。 ポリオール(a4):平均官能基数が2.5〜6.0で
    あり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であ
    り、末端のみにオキシエチレン単位を有し、オキシエチ
    レン単位の含有量が5〜25質量%であるポリオキシエ
    チレンポリオキシプロピレンポリオール。
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