JP3315536B2 - 建物ユニットの柱の支持構造 - Google Patents

建物ユニットの柱の支持構造

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JP3315536B2 JP23997694A JP23997694A JP3315536B2 JP 3315536 B2 JP3315536 B2 JP 3315536B2 JP 23997694 A JP23997694 A JP 23997694A JP 23997694 A JP23997694 A JP 23997694A JP 3315536 B2 JP3315536 B2 JP 3315536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物ユニットの柱の
支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭63−2368
37号公報や特開平6−10361号公報に示されるよ
うに、建物ユニットの柱の下端部を、基礎に埋設された
埋設鋼管に接合して前記建物ユニットの柱を支持する建
物ユニットの柱の支持構造がある。
【0003】この種の支持構造における柱と埋設鋼管と
の接合は、同公報に示されているようにアンカーボルト
による他、柱と埋設鋼管柱との接合端面を溶接すること
でも行なわれている。
【0004】そして、隣接する二つの建物ユニットの相
対向する隣接部においては、相対向する一対の柱の下端
部のそれぞれを、基礎に埋設された一対の埋設鋼管に上
記溶接によって接合している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の建物ユニットの柱の支持構造では、一つの基
礎の中に各柱と接合される埋設鋼管が別個に埋設されて
いるが、各埋設鋼管は対応する建物ユニットからの荷重
を単独で受けるため、強度の向上を図るにあたっては埋
設鋼管の断面形状などを大きくする必要があった。
【0006】この発明は、このような実情を背景として
なされたもので、強度の向上を図るにあたって、埋設鋼
管の断面形状の大形化の度合を緩和して、部材の費用、
重量の低減を図ることのできる建物ユニットの柱の支持
構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、隣接する建物ユニッ
トの相対向する一対の柱の下端部のそれぞれを、基礎に
埋設された一対の埋設鋼管に接合して前記建物ユニット
の柱を支持する建物ユニットの柱の支持構造において、
前記一対の柱の間の距離を略幅寸法とするプレート材
を、前記一対の埋設鋼管の互いに対向する側面部間およ
び前記一対の柱の互いに対向する側面部間に接合してな
ることを特徴としている。
【0008】
【作 用】請求項1に記載の発明によれば、隣接する建
物ユニットの相対向する一対の柱の下端部のそれぞれ
を、基礎に埋設された一対の埋設鋼管に接合して前記建
物ユニットの柱を支持する建物ユニットの柱の支持構造
において、前記一対の柱の間の距離を略幅寸法とするプ
レート材が、前記一対の埋設鋼管の互いに対向する側面
部間および前記一対の柱の互いに対向する側面部間に接
合されているので、隣接する建物ユニットのそれぞれの
荷重は、プレート材を伝わって、二つの埋設鋼管に伝達
される。これによって、各埋設鋼管のそれぞれが各建物
ユニットからの荷重を分担して受けることとなり、強度
の向上を図るにあたっての埋設鋼管の断面形状の大形化
の度合を緩和することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】まず、この発明を適用するユニット住宅1
の建物ユニットの配置を説明する。図4はユニット住宅
1の1階部分における建物ユニットの配置を示す平面図
で、6つの建物ユニットU1〜U6が互いに隣接されて
配置されている。
【0011】ここで、例えば隣接する二つの建物ユニッ
トU1とU2の相対向する部位Aにおいては、図1に示
すように、それぞれの建物ユニットU1、U2の柱11
と21とが、側面部11b、21bを相対向させて立設
されている。
【0012】これらの柱11、21は、断面ロ字状の形
鋼であり、それらの下端部11a、21aのそれぞれ
は、後述する基礎2側に支持されている。
【0013】基礎2は、コンクリート製の基礎ブロック
3を本体とし、その内部には前記柱11、21と断面形
状および寸法が同一とされた2本の形鋼が埋設鋼管4、
5として上下方向に沿って埋設されている。これらの埋
設鋼管4、5は、前記柱11、21からの荷重を受ける
主筋として機能するものである。
【0014】図2に示すように、埋設鋼管4、5の互い
に対向する側面部4b、5b間および柱11、21の互
いに対向する側面部11b、21b間には、一対の柱1
1、21の間の距離Hを略幅寸法とする鋼板からなるプ
レート材6が、一対の埋設鋼管4、5の上端部4a、5
aよりも突出させた状態で溶接によって接合されてい
る。なお、この溶接の継手にはすみ肉溶接7が採用され
ている。
【0015】このような構成の基礎2は、埋設鋼管4、
5をプレート材6によって連結した後、コンクリートを
打設して基礎ブロック3を形成し、地中に埋設されるも
のである。
【0016】前記建物ユニットU1、U2は、前記基礎
2およびその他の基礎に支持されるもので、特に建物ユ
ニットU1、U2の柱11、21は、次のような施工に
よって基礎2側に接合される。
【0017】まず、柱11、21の下端部11a、21
aが埋設鋼管4、5の上端部4a、5aに一致される。
このとき、プレート材6の両側縁部が柱11、21の対
向側面に当接する。この当接箇所の全長にわたって、前
記すみ肉溶接を行なう。
【0018】さらに、図3に示すように、柱11、21
の下端部11a、21aと埋設鋼管4、5の上端部4
a、5aとの接合部であって、柱11、21の外側面に
位置する箇所をグルーブ溶接8によって接合する。な
お、このグルーブ溶接を完全に行い得るように、埋設鋼
管4、5の上端部4a、5aの外側箇所には、開先9が
予め形成されている。
【0019】このような構成からなる建物ユニットの柱
の支持構造によれば、隣接する二つの建物ユニットU
1、U2の相対向する一対の柱11、21の下端部11
a、21aのそれぞれを、基礎2に埋設された一対の埋
設鋼管4、5に接合して建物ユニットU1、U2の柱1
1、21を支持する建物ユニットの柱の支持構造におい
て、一対の柱11、21の間の距離Hを略幅寸法とする
プレート材6が、一対の埋設鋼管4、5の互いに対向す
る側面部4b、5b間および一対の柱11、21の互い
に対向する側面部11b、21b間に、一対の埋設鋼管
4、5の上端部4a、5aよりも突出された状態で溶接
によって接合されているので、互いに隣接する二つの建
物ユニットU1、U2のそれぞれの荷重は、プレート材
6を伝わって、二つの埋設鋼管4、5に伝達される。こ
れによって、各埋設鋼管4、5のそれぞれが二つの建物
ユニットU1、U2からの荷重を分担して受けることと
なり、強度の向上を図るにあたっての埋設鋼管4、5の
断面形状の大形化の度合を緩和することができる。
【0020】なお、この発明はこの実施例に限られるも
のではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記実
施例では、溶接継手にすみ肉溶接あるいはグルーブ溶接
を採用しているが、他の溶接継手を採用することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の発明によれば、隣接する二つの建物ユニットのそれ
ぞれの荷重は、プレート材を伝わって、二つの埋設鋼管
に伝達される。これによって、各埋設鋼管のそれぞれが
二つの建物ユニットからの荷重を分担して受けることと
なり、強度の向上を図るにあたっての埋設鋼管の断面形
状の大形化の度合を緩和することができる。したがっ
て、部材の費用、重量の低減を図ることができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す要部断面図である。
【図2】同図1中II−II断面図である。
【図3】同要部断面図である。
【図4】建物ユニットの配置を示す平面図である。
【符号の説明】
U1、U2 建物ユニット 11、21 隣接する一対の柱 11a、21a 下端部 11b、21b 互いに対向する側面部 2 基礎 4、5 一対の埋設鋼管 4a、5a 上端部 4b、5b 互いに対向する側面部 H 一対の柱の間の距離 6 プレート材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する建物ユニットの相対向する一対
    の柱の下端部のそれぞれを、基礎に埋設された一対の埋
    設鋼管に接合して前記建物ユニットの柱を支持する建物
    ユニットの柱の支持構造において、 前記一対の柱の間の距離を略幅寸法とするプレート材
    を、前記一対の埋設鋼管の互いに対向する側面部間およ
    び前記一対の柱の互いに対向する側面部間に接合してな
    ることを特徴とする建物ユニットの柱の支持構造。
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