JP3320045B2 - シール構造 - Google Patents
シール構造Info
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Description
に関する。
した断面図である。油空圧機器を搭載した機械は、ポン
プから圧送される作動油、または空気圧縮機から圧送さ
れる作動空気(以下、総称して高圧流体)によって駆動
され、この高圧流体は制御弁11によって供給制御され
る。制御弁11は、ハウジング1の内部空間4に設けら
れる図示しないプランジャがパイロット流体によって駆
動されて流路を開閉し、高圧流体の供給量を制御してお
り、内部空間4に高圧流体が満たされる構造である。ハ
ウジング1を貫通して位置センサなどの電子部品2が設
けられ、この電子部品2によって内部空間4のプランジ
ャの位置が検出され、この検出値に基づいて高精度で高
圧流体が制御される。
設けられるので、水および埃などから保護するために電
子部品2を有底円筒状のカバー6をその開口端部をハウ
ジング1に突き合わせて覆い、このカバー6は、たとえ
ばボルトによってハウジング1に固定される。カバー6
とハウジング1との突き合わせ部10から水および埃が
カバー6の内部空間7に侵入することを防止するため
に、この突き合わせ部10はシール部材5によってシー
ルされる。
す簡略した断面図であり、図9に示す制御弁11がハウ
ジング1とカバー6とのシール構造に対応することがで
きる。図9には、この内圧シール構造を例として示して
いる。図10に示すように内圧シール構造では、カバー
6は開口端部が大径となる段付きに形成され、突き合わ
せ部10には半径方向内方へ開放する略円環状の収納凹
所9が形成される。この収納凹所9にシール部材である
Oリング5が嵌め込まれてハウジング1とカバー6との
突き合わせ部10から水または埃が内部空間7に侵入す
ることが防止される。
示す簡略化した断面図である。この外圧シール構造も、
図9の制御弁11に採用可能である。図11に示すよう
に、外圧シール構造ではカバー6の側壁には、開口端部
から底部寄りにずれた位置に、半径方向外方に張り出し
て、円環状のフランジ部15が形成され、突き合わせ部
10にフランジ部15とハウジング1とに挟まれて、外
方に開放する略円環状の収納凹所9が形成される。この
収納凹所9にOリング5が嵌め込まれて、突き合わせ部
10から水または埃が内部空間7に侵入することが防止
される。
取付部のシール部材3が破損すると、ハウジング1の内
部空間4からカバー6の内部空間7に高圧流体が移動
し、内部空間7の圧力が上昇する。図10に示す内圧シ
ール構造では、このような高圧流体のカバー6の内部空
間7への移動が生じたとき、内部空間7の圧力が上昇し
ても、Oリング5は、半径方向外方から収納凹所9に臨
む側壁12に支持される。電子部品2の防水のために設
けられたOリング5が内部空間7の高圧流体の外部への
流出を防ぐシール機能を備えてしまい、いわゆる内圧の
篭もり現象が発生する。この内圧の籠もり現象が発生す
ると、カバー6の内部空間7は、ハウジング1の内部空
間4と同一の高い圧力まで上昇してしまう。カバー体6
は、電子部品2の保護を目的としており、このような高
圧に耐え得る構造となっていないので、カバー6とハウ
ジング1とを連通するボルトの破断による破損などが生
じてしまう。
では、上記のような高圧流体の内部空間7への移動が生
じたとき、内部空間7へ移動した高圧流体によってOリ
ング5を外方に押圧して、収納空間9から押出してしま
うことができ、上記のような問題は生じない。しかし、
Oリング5が外部に露出しているので外部環境の影響を
受ける。基本的には、Oリング5に水および埃などが付
着しやすく、Oリング5がダメージを受ける可能が高く
劣化しやすいといった問題があった。
防止機構を付加した内圧シール構造を示す簡略化した断
面図であり、図9の制御弁11にも採用可能である。図
12に示すように、カバー6の側壁に半径方向(図10
の右方)に貫通する貫通孔13を形成し、この貫通孔1
3に丸リベット状のゴム栓14を嵌め込んで栓をする。
内部空間7の内圧が所定の圧力以上になると、この内圧
によってゴム栓14が半径方向外方(図12の右方)に
飛ばされ、高圧流体が貫通孔13から外部に排出されて
内部空間7の内圧が低下する。これによって内圧シール
構造の問題を解決することができるが、内圧上昇防止機
構を別途設けなければならず、構成が複雑になるという
新たな問題が生じてしまう。
く、かつ内圧の篭もりを防ぐことができる簡単な構成の
シール構造を提供することである。
は、2つの空間形成体が相互に突き合わされて内部空間
が形成され、各空間形成体が相互に突き合わされる突き
合わせ部に、内部空間に臨んで開放しかつ周方向に延び
る収納凹所が形成され、この収納凹所に外方側で連なり
かつ外部空間に連なる退避凹所が形成され、弾発性を有
する環状のシール部材が収納凹所に収納されるシール構
造において、一方の空間形成体に周方向に延びる凹溝お
よび凹溝に外方側で連なる凹窩が形成されるとともに、
他方の空間形成体に凹窩が形成され、各空間形成体の凹
窩が部分的に対向するように、各空間形成体が突き合わ
されて、凹溝によって、収納凹所が形成されるととも
に、各凹窩によって、収納凹所の周方向の約1/8程度
の領域で連なる退避凹所が形成され、退避凹所は、収納
凹所に外方側で連なる内側領域と、内側領域に外方側で
連なりかつ外部空間に連なる外側領域とから形成され、
収納凹所の隙間寸法は、シール部材の太さ寸法よりも小
さく形成され、退避凹所の内側領域の隙間寸法は、収納
凹所の隙間寸法よりも小さく形成され、退避凹所の外側
領域の隙間寸法は、シール部材の太さ寸法よりも大きく
形成され、内部空間内の流体の圧力が所定の圧力以上に
なると、シール部材が拡径して、前記退避凹所の外側領
域に退避し、退避凹所を介して、内部空間と外部空間と
を連通して、内部空間内の高圧流体を外部空間に排出し
て、内部空間の圧力を低下させ、退避凹所の内側領域
は、シール部材が、中央部で退避凹所の外側領域に退避
しやすく、両端部に向かうにつれて退避凹所の外側領域
に退避しにくくなる形状に形成されることを特徴とする
シール構造である。
方の空間形成体が突き合わされて取付られ、これらの間
に内部空間が形成される。一方の空間形成体と、他方の
空間形成体との突き合わせ部に内部空間に臨んで開放
し、かつ一方の空間形成体の周方向に延びる収納凹所が
形成される。この収納凹所には、弾発性を有し、かつ周
長が大きくなるように伸長可能な環状のシール部材が収
納され、このシール部材が内部空間と外部空間とを密に
遮断することができる。収納凹所の周方向の約1/8程
度の領域に外方側で連なって退避凹所が形成され、この
退避凹所には外部空間が連なる。
きには、上述のようにシール部材が収納凹所に収納され
た状態で、内部空間と外部空間とが密に遮断され、本シ
ール構造の本来の目的であるたとえば内部空間の外部空
間への流体の流出防止、内部空間への水および埃など異
物の侵入の防止などのシール機能を達成することができ
る。これに対して内部空間の圧力が所定の圧力以上にな
ると、シール部材は、退避凹所の外側領域に退避し、こ
れによって内部空間と外部空間とは収納凹所および退避
凹所を介して連通し、内部空間の流体が収納凹所と退避
凹所とを通って外部空間へ排出され、内部空間の圧力
が、前記所定の圧力よりも高くなることを防ぐことがで
きる。
て付き合わせるだけの簡単な構成で、内側領域および外
側領域から成る退避凹所を形成し、シール部材を退避凹
所に退避させて、内部空間の圧力の上昇を防止すること
ができ、構成を簡略化することができる。さらに各空間
形成のいずれか一方にだけ凹窩を形成して退避凹所を形
成するのではなく、各空間形成体に凹窩を形成し、各凹
窩によって収納凹所の外方側に周方向の約1/8程度の
領域で連なる退避凹所を形成し、この退避凹所を介して
外部空間に連なる収納凹所にシール部材が収納されるの
で、シール部材は、図11に示す従来技術の外圧シール
構造のように、直接外部空間に露出しておらず、しかも
シール部材が収納される収納凹所を外部空間と連ねる退
避凹所は、一方の空間形成体の凹窩と他方の空間形成体
の凹窩とによって形成される形状であり、シール部材
は、ダメージを受けにくく、劣化しにくい。また退避凹
所が、収納凹所に周方向の約1/8程度の領域で連なっ
て形成されるので、シール部材が拡径して退避凹所に退
避するときに、シール部材に限度を超える大きな変形力
が作用することを防ぐことができる。また退避凹所の内
側領域は、シール部材が、中央部で退避凹所の外側領域
に退避しやすく、両端部に向かうにつれて退避凹所の外
側領域に退避しにくくなる形状に形成されるので、これ
によってシール部材に負担のかかる局所的な変形を防止
して、シール部材を退避させることができる。
構成において前記流体は、作動油であることを特徴とす
る。
所定の圧力以上になると、シール部材は、退避凹所に退
避し、内部空間と外部空間とが連通するので、高圧の作
動油は、外部空環に排出される。したがって、内部空間
の作動油による内圧の籠もりを防止できる。
ール構造29を簡略化して示す断面図であり、図2はシ
ール構造29を備える制御弁55の一部を示す断面図で
ある。本発明のシール構造29は、たとえば鍛造プレス
機などの工作機械を駆動する作動油または作動空気(以
下、総称して高圧流体)を供給している制御弁55など
に用いられる。この制御弁55は、高圧流体の流量を制
御する。制御弁55は、そのハウジング30の内部空間
56に設けられる図示しないプランジャがパイロット流
体によって駆動されて、流路を開閉し、高圧流体の供給
量を制御し、その内部空間56には高圧流体が満たされ
る。このハウジング30の外表部37に形成された取付
孔48に電子部品である位置センサ46が取付けられ、
この位置センサ46によって内部空間56内のプランジ
ャの位置が検出され、プランジャを高精度で制御し、こ
れによって高圧流体の供給制御が高精度で行われる。こ
の位置センサ46は、一端部が取付孔48に挿入されて
取付けられ、この取付部はシール部材47によってシー
ルされる。他端部はハウジング30の外部に突出して設
けられ、本発明のシール構造29によって、水または埃
などの異物から保護される。なお、図1では、図解の便
宜のため取付孔48およびシール部材47は省略する。
子部品46を覆う一方の空間形成体であるカバー21
と、他方の空間形成体である制御弁55のハウジング3
0と、カバー21およびハウジング30の突き合わせ部
49に設けられるシール部材であるOリング26とを含
んで構成される。
り、図4はその底面図である。カバー21は、開口端部
がこれよりも底部寄りの部分に比べて半径が大きい段付
で、中心軸線33を有する有底略円筒状に形成され、内
部には、半径r1の円柱状の内部空間25が形成され
る。この内部空間25に、位置センサ46が収納され
る。この内部空間25は、ハウジング30内の内部空間
56とは仕切られており、通常ほぼ大気圧の空気が満た
される。
含む仮想平面で開放し、かつ半径方向内方へ開放し、内
部空間25に連なる幅r2で、深さt2の円環状の凹溝
23が削り込まれて形成される。凹溝23は、半径方向
寸法である幅r2がOリング26の太さ寸法t1よりも
大きく形成され(r2>t1)、中心軸線33方向寸法
である深さt2は、Oリング26の太さ寸法t1よりも
小さく形成されている(t1>t2)。この凹溝23に
半径方向外方で連なり、かつ開口端32を含む仮想平面
で開放する凹窩24が削り込まれて形成される。この凹
窩24は、一般には座グリと呼ばれている。凹窩24は
略半円筒形状であり、その中心軸線57は中心軸線33
に平行であり、凹溝23に半径方向外方から臨む内周面
58を含む仮想円筒面上に存在している。凹窩24の、
この凹窩24に臨む中心軸線57まわりの内周面58の
半径r3は、凹溝23の幅r2よりも大きく形成され
(r3>r2)、中心軸線57方向寸法である深さt3
は、凹溝23の深さt2よりも小さく形成されている
(t2>t3)。凹溝23の底面59と、凹窩24の底
面60とは段差27を介して連なる。
6はハウジング30のカバー21が固定される外表部3
7近傍の断面図である。図5および図6では、図解の便
宜ため取付孔48は省略する。ハウジング30の外表部
37には、その外表面61が取付孔48の中心軸線34
に対して垂直な略平坦状に形成され、かつ中心軸線34
から半径rの一地点を通り、中心軸線34に平行な中心
軸線35を有する凹窩31が形成される。この凹窩31
は、円柱状あって、円周面の半径r4は、カバー21の
凹窩24の内周面半径r3よりも大きく選ばれる(r4
>r3)。また凹窩31の中心軸線35方向寸法である
深さt4は、Oリング26の太さ寸法t1よりも小さく
形成される(t4>t1)。
発性を有する素材、たとえばニトリルゴムから成り、か
つ周長が大きくなるように弾発的に伸長可能である。こ
のOリング26の太さ寸法t1は、カバー21の凹溝2
3の深さt2よりも大きく選ばれる(t1>t2)。
の組立方法について説明する。カバー21は、その開口
端32が、ハウジング30の外表面61に突き合わさ
れ、カバー21の中心軸線33と、ハウジング30の取
付孔48の中心軸線34とが同軸で、かつカバー21の
凹窩24が、ハウジング30の凹窩31に重なるように
配置され、たとえばボルトなどによってハウジング30
に固定される。このカバー21の凹溝23によって幅r
2で、隙間寸法t2の略円筒状の収納凹所28が形成さ
れ、この収納凹所28にOリング26が収納される。こ
のOリング26は、収納凹所28に臨む側壁36、底壁
59、段差27および外表面61に密に当接する。また
この収納凹所28の幅r2は、Oリング26の太さ寸法
t1よりも大きく形成されているので、Oリング26
は、収納凹所28内に完全に収納される。
の凹窩31の半径方向内方側70(図1の左方)とが対
向することによって、各凹窩24,31によって退避凹
所40が形成される。この退避凹所40は、収納凹所2
8に外方側で連なる内側領域41と、内側領域41に外
方側に連なり、かつ外部空間39に内方側に連なる外側
領域42とから構成される。内側領域41は、凹窩24
の外表面61に対向する領域によって構成され、外側領
域42は、各凹窩24,31の相互に対向する領域によ
って構成される。この内側領域41の隙間寸法t5は、
収納凹所28の隙間寸法t2よりも小さく、かつカバー
21の凹窩24の隙間寸法t3に等しい(t2>t5=
t3)。外側領域42の隙間寸法t6は、カバー21の
凹窩24の隙間寸法t3と、ハウジング30の凹窩31
の隙間寸法t4との和に等しく、Oリング26の太さ寸
法t1よりも大きい(t6=t3+t4>t1)。すな
わち、外側領域42の隙間寸法t6>Oリング26の太
さ寸法t1>収納凹所28の隙間寸法t2>内側領域4
1の隙間寸法t5である。また、内側領域41の最小幅
L1は、Oリング26の太さ寸法t1よりも小さい(t
1>L1)。外側領域42の最大幅したがって各凹窩2
4,31の最大ラップ長さL2は、Oリング26の太さ
寸法t1よりも大きい(L2>t1)。すなわち、ラッ
プ長さL2>Oリング26の太さ寸法t1>内側領域4
1の最小幅L1である。
を拡大して示す断面図であり、図8はOリング26が退
避凹所40に退避した状態した示す断面図である。図7
に示すように、Oリング26が、収納凹所28に収納さ
れた状態では、Oリング26が、内部空間25と外部空
間39とを密に遮断する。このとき、退避凹所40の内
側領域41の隙間寸法t5は、収納凹所28の隙間寸法
t2よりも小さく選ばれているので、内部空間25の圧
力が所定の圧力未満のとき、Oリング26が退避凹所4
0に退避することが、段差27によって阻止され、内部
空間25と外部空間39とが確実に遮断される。これに
よって、外部空間39から水および埃などの異物が、突
き合わせ部49および退避凹所40を通って内部空間2
5に侵入することが防止される。また、内部空間25の
流体が、突き合わせ部49および退避凹所40を通って
外部空間39に流出することが防止される。
材47が、何らかの要因で破損すると、ハウジング30
の内部空間56から、シール構造29の内部空間25に
高圧流体が移動し、内部空間25の圧力が上昇する。こ
の内圧の上昇によって、Oリング26は周長が大きくな
り、すなわち図7の矢符51で示す半径方向外方に拡径
するように付勢される。高圧流体がシール構造29の内
部空間25にさらに移動し、内部空間25の圧力が上昇
すると、Oリング26は、その一部が段差27および退
避凹所40の内側領域41を通って退避凹所40の外側
領域42まで退避する。外側領域42の軸線方向寸法で
ある隙間寸法t6は、Oリング26の太さ寸法t1より
も大きく選ばれており、かつ外側領域42のラップ長さ
L2は、Oリング26の太さ寸法t1よりも大きく選ば
れているので、外側領域42内の隙間をOリング26で
は塞ぐことができず、シール構造29の内部空間25
と、外部空間39とは、収納凹所28および退避凹所4
0およびその外側の凹窩31の前記半径方向内方側70
を除く外方側によって構成される開放路63を介して高
圧流体が移動可能に連通される。これによって、内部空
間25の高圧になった流体は図8の矢符45に示すよう
に、収納凹所28および退避凹所40を通って外部空間
39に排出される。これによって内部空間25の圧力が
前述した所定の圧力よりも高くなることが防止できる。
すなわち、内部空間25の内圧の篭もり現象が防止さ
れ、カバー6とハウジング1とを連結するボルトの破断
による破損などが防止される。このように各凹窩24,
31の位置および寸法だけを考慮すれば、座グリなどと
呼ばれる簡単な穿設作業によって形成できる円形状の凹
窩24,31を形成するだけで、Oリング26の変位に
よる昇圧防止機構を達成することができる。したがっ
て、既存の内圧シール構造において、穿設加工をするだ
けで、他の部品を追加しなくても、昇圧防止機構を付加
できる。しかも、各凹窩24,31は軸線方向に大きく
臨んで開放しており、メンテナンス性も良好である。
部空間25の内圧が所定の圧力未満にまで低下したと
き、カバー21をわずかにハウジング30から離間させ
ることによって、Oリング26は、自己の弾性復元力で
再び収納凹所28に戻り、その後再度カバー21をハウ
ジング30に固定して、内部空間25と外部空間39と
を密に遮断することができる。Oリング26は、流体に
よって大きく飛ばされて紛失することもなく、また破損
することがないので、内部空間25の圧力が元に戻る
と、すぐにシール構造を復元させることができる。ま
た、退避凹所40は、収納凹所28の周方向に関して、
約1/8程度の領域に臨んで形成され、Oリング26が
退避凹所40に退避するときに、Oリング26に限度を
超える大きな変形力が作用することを防ぐことができ
る。さらに加えて、退避凹所40の内側領域41は、平
面形状において、幅が中央部から両端部になるにつれ
て、大きくなる形状に形成され、Oリング26は、この
中央部で外側領域42に乗り越えやすく、両端部になる
につれて、乗り越えにくく形成されており、これによっ
てもOリング26に負担のかかる局所的な変形を防止し
た状態で退避凹所40に退避させることができる。
り込んで形成し、ハウジング1の外表部37に凹窩31
を削り込んで形成し、カバー21とハウジング1とを突
き合わせて、突き合わせ部49に退避凹所40を形成す
るだけの簡単な構成で、Oリング26を、収納凹所28
から退避凹所40に退避させて内部空間25の高圧流体
を外部空間39に排出することができ、内圧の異常な上
昇を防止することができる。また、従来技術のように、
ゴム栓などの別部品を必要とする内圧上昇防止機構が不
要となり、構成を簡略化することができる。
と、Oリング26は、言わば自動的に退避凹所40に退
避して内部空間25内の高圧流体は外部空間39に排出
され、内部空間25の内圧が所定の圧力未満になると、
Oリングは自己の弾性復元力で言わば自動的に収納凹所
28に戻り、再びシール機能を達成することができる。
に、Oリング25は直接外部空間39に露出していない
ので、Oリング25はダメージを受けにくく、劣化しに
くい。
5に適用されているが、本発明のシール構造は制御弁5
5のみならず、他の種々の機器に設けられる圧力容器な
どに対しても好適に実施することができる。
材はOリング26のみならず、Dリング、Xリング、E
リングおよびデルタリングなどの各種リングパッキンで
も前述と同等の効果を得ることができる。
してもよい。
される開放路63に代えて、または付加してカバー21
の大径部22に、図8に仮想線で示す退避凹所40と外
部空間39とに連通する開放孔64を設けてもよい。
空間形成体に、他方の空間形成体が突き合わされて取付
られ、これらの間に内部空間が形成される。一方の空間
形成体と、他方の空間形成体との突き合わせ部に内部空
間に臨んで開放し、かつ一方の空間形成体の周方向に延
びる収納凹所が形成される。この収納凹所には、弾発性
を有し、かつ周長が大きくなるように伸長可能な環状の
シール部材が収納され、このシール部材が内部空間と外
部空間とを密に遮断することができる。収納凹所の周方
向の約1/8程度の領域に外方側で連なって退避凹所が
形成され、この退避凹所には外部空間が連なる。
きには、上述のようにシール部材が収納凹所に収納され
た状態で、内部空間と外部空間とが密に遮断され、本シ
ール構造の本来の目的であるたとえば内部空間の外部空
間への流体の流出防止、内部空間への水および埃など異
物の侵入の防止などのシール機能を達成することができ
る。これに対して内部空間の圧力が所定の圧力以上にな
ると、シール部材は、退避凹所の外側領域に退避し、こ
れによって内部空間と外部空間とは収納凹所および退避
凹所を介して連通し、内部空間の流体が収納凹所と退避
凹所とを通って外部空間へ排出され、内部空間の圧力
が、前記所定の圧力よりも高くなることを防ぐことがで
きる。
て付き合わせるだけの簡単な構成で、内側領域および外
側領域から成る退避凹所を形成し、シール部材を退避凹
所に退避させて、内部空間の圧力の上昇を防止すること
ができ、構成を簡略化することができる。さらに各空間
形成のいずれか一方にだけ凹窩を形成して退避凹所を形
成するのではなく、各空間形成体に凹窩を形成し、各凹
窩によって収納凹所の外方側に周方向の約1/8程度の
領域で連なる退避凹所を形成し、この退避凹所を介して
外部空間に連なる収納凹所にシール部材が収納されるの
で、シール部材は、図11に示す従来技術の外圧シール
構造のように、直接外部空間に露出しておらず、しかも
シール部材が収納される収納凹所を外部空間と連ねる退
避凹所は、一方の空間形成体の凹窩と他方の空間形成体
の凹窩とによって形成される形状であり、シール部材
は、ダメージを受けにくく、劣化しにくい。また退避凹
所が、収納凹所に周方向の約1/8程度の領域で連なっ
て形成されるので、シール部材が拡径して退避凹所に退
避するときに、シール部材に限度を超える大きな変形力
が作用することを防ぐことができる。また退避凹所の内
側領域は、シール部材が、中央部で退避凹所の外側領域
に退避しやすく、両端部に向かうにつれて退避凹所の外
側領域に退避しにくくなる形状に形成されるので、これ
によってシール部材に負担のかかる局所的な変形を防止
して、シール部材を退避させることができる。
内の作動油が、所定の圧力以上になると、シール部材
は、退避凹所に退避し、内部空間と外部空間とが連通す
るので、高圧の作動油は、外部空環に排出される。した
がって、内部空間の作動油による内圧の籠もりを防止で
きる。
化した断面図である。
す断面図である。
部37近傍の断面図である。
す断面図である。
示す断面図である。
図である。
断面図である。
した断面図である。
内圧シール構造を示す簡略化した断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 2つの空間形成体が相互に突き合わされ
て内部空間が形成され、各空間形成体が相互に突き合わ
される突き合わせ部に、内部空間に臨んで開放しかつ周
方向に延びる収納凹所が形成され、この収納凹所に外方
側で連なりかつ外部空間に連なる退避凹所が形成され、
弾発性を有する環状のシール部材が収納凹所に収納され
るシール構造において、 一方の空間形成体に周方向に延びる凹溝および凹溝に外
方側で連なる凹窩が形成されるとともに、他方の空間形
成体に凹窩が形成され、 各空間形成体の凹窩が部分的に対向するように、各空間
形成体が突き合わされて、凹溝によって、収納凹所が形
成されるとともに、各凹窩によって、収納凹所の周方向
の約1/8程度の領域で連なる退避凹所が形成され、 退避凹所は、収納凹所に外方側で連なる内側領域と、内
側領域に外方側で連なりかつ外部空間に連なる外側領域
とから形成され、 収納凹所の隙間寸法は、シール部材の太さ寸法よりも小
さく形成され、退避凹所の内側領域の隙間寸法は、収納
凹所の隙間寸法よりも小さく形成され、退避凹所の外側
領域の隙間寸法は、シール部材の太さ寸法よりも大きく
形成され、 内部空間内の流体の圧力が所定の圧力以上になると、シ
ール部材が拡径して、前記退避凹所の外側領域に退避
し、退避凹所を介して、内部空間と外部空間とを連通し
て、内部空間内の高圧流体を外部空間に排出して、内部
空間の圧力を低下させ、 退避凹所の内側領域は、シール部材が、中央部で退避凹
所の外側領域に退避しやすく、両端部に向かうにつれて
退避凹所の外側領域に退避しにくくなる形状に形成され
ることを特徴とするシール構造。 - 【請求項2】 前記流体は、作動油であることを特徴と
する請求項1記載のシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29443799A JP3320045B2 (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | シール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29443799A JP3320045B2 (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | シール構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001116149A JP2001116149A (ja) | 2001-04-27 |
| JP3320045B2 true JP3320045B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=17807770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29443799A Expired - Fee Related JP3320045B2 (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | シール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3320045B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014109468A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-06-12 | Nok Corp | 電子秤の防水構造 |
-
1999
- 1999-10-15 JP JP29443799A patent/JP3320045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001116149A (ja) | 2001-04-27 |
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