JP3324452B2 - 樹脂製インテークマニホールド - Google Patents
樹脂製インテークマニホールドInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製インテークマ
ニホールドに係り、詳しくは、複数の分割体の分割面を
振動溶着することによって一体に接合形成される樹脂製
インテークマニホールドに関する。
ニホールドに係り、詳しくは、複数の分割体の分割面を
振動溶着することによって一体に接合形成される樹脂製
インテークマニホールドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、各種の自動車部品を樹脂化す
ることによって、その軽量化及び低コスト化が図られて
いる。そして、インテークマニホールドも現在、樹脂化
が進められている。樹脂化されたインテークマニホール
ドはその構造並びに成形上、分割された複数の部品より
構成されており、これらの部品を振動溶着することによ
って一体に接合形成されている。
ることによって、その軽量化及び低コスト化が図られて
いる。そして、インテークマニホールドも現在、樹脂化
が進められている。樹脂化されたインテークマニホール
ドはその構造並びに成形上、分割された複数の部品より
構成されており、これらの部品を振動溶着することによ
って一体に接合形成されている。
【0003】以下に、この具体的な手順を図8及び図9
に示した6気筒エンジン用の樹脂化されたインテークマ
ニホールド101を用いて説明する。なお、図8はイン
テークマニホールド101の組立斜視図、図9は同分解
斜視図である。
に示した6気筒エンジン用の樹脂化されたインテークマ
ニホールド101を用いて説明する。なお、図8はイン
テークマニホールド101の組立斜視図、図9は同分解
斜視図である。
【0004】インテークマニホールド101は熱可塑性
樹脂より成形されており、取り付け板102,エアコネ
クタ103,サージタンク104,分配管105,吸気
ポート板106を有している。
樹脂より成形されており、取り付け板102,エアコネ
クタ103,サージタンク104,分配管105,吸気
ポート板106を有している。
【0005】取り付け板102は、例えばスロットルバ
ルブが軸支されたスロットルボディー等、吸気通路上流
部品(図示略)に接続される部分であり、同取り付け板
102は2本に分岐したエアコネクタ103を介して、
サージタンク104に接続されている。サージタンク1
04には直線上に配された6本の分配管105が接続さ
れおり、各分配管105の末端部は等間隔に配置された
吸気ポート孔107(図9)を有した吸気ポート板10
6に固定されている。そして、吸気ポート板106は吸
気ポート(図示略)を介してエンジンの燃焼室(図示
略)へ接続される。
ルブが軸支されたスロットルボディー等、吸気通路上流
部品(図示略)に接続される部分であり、同取り付け板
102は2本に分岐したエアコネクタ103を介して、
サージタンク104に接続されている。サージタンク1
04には直線上に配された6本の分配管105が接続さ
れおり、各分配管105の末端部は等間隔に配置された
吸気ポート孔107(図9)を有した吸気ポート板10
6に固定されている。そして、吸気ポート板106は吸
気ポート(図示略)を介してエンジンの燃焼室(図示
略)へ接続される。
【0006】したがって、車両に設けられた外気取り入
れ口(図示略)から取り込まれた空気は、エアクリーナ
ーやスロットルボディー等からエアコネクタ103を通
じてサージタンク104へ導かれる。サージタンク10
4へ導入された空気は分配管105から各燃焼室(図示
略)へ送られる。
れ口(図示略)から取り込まれた空気は、エアクリーナ
ーやスロットルボディー等からエアコネクタ103を通
じてサージタンク104へ導かれる。サージタンク10
4へ導入された空気は分配管105から各燃焼室(図示
略)へ送られる。
【0007】ところで、通常、上記したインテークマニ
ホールド101の各部位は図8に示される態様で、平面
的に配置されている。そして、同インテークマニホール
ド101は、図9に示されるように長手方向に沿って設
けられた接合面108によって上下に分割されたインテ
ークマニホールド部品101a,101bより構成され
ている。したがって、エアコネクタ103,サージタン
ク104,分配管105もそれぞれ上下に分割されたエ
アコネクタ103a,103b、サージタンク104
a,104b、分配管105a,105bより成ってい
る。
ホールド101の各部位は図8に示される態様で、平面
的に配置されている。そして、同インテークマニホール
ド101は、図9に示されるように長手方向に沿って設
けられた接合面108によって上下に分割されたインテ
ークマニホールド部品101a,101bより構成され
ている。したがって、エアコネクタ103,サージタン
ク104,分配管105もそれぞれ上下に分割されたエ
アコネクタ103a,103b、サージタンク104
a,104b、分配管105a,105bより成ってい
る。
【0008】また、これら両部品101a,101bの
それぞれの接合面108a,108bの外周縁部にはリ
ブ(溶着リブ)109a,109bが形成されている。
そして、これら両部品101a,101bを接合させる
際には、 (1)接合面108a,108bが対応するように当接
させる。
それぞれの接合面108a,108bの外周縁部にはリ
ブ(溶着リブ)109a,109bが形成されている。
そして、これら両部品101a,101bを接合させる
際には、 (1)接合面108a,108bが対応するように当接
させる。
【0009】(2)リブ109a,109bを溶着治具
で直接押さえて、接合面108に対して垂直方向に荷重
を加える。 (3)この状態で、同接合面108に対して水平方向に
振動を加える。といった態様で振動溶着を施すことにな
る。
で直接押さえて、接合面108に対して垂直方向に荷重
を加える。 (3)この状態で、同接合面108に対して水平方向に
振動を加える。といった態様で振動溶着を施すことにな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、各部位が
平面的に配置されるインテークマニホールドについて
は、上記態様で振動溶着を施すことで、その分割された
部品の的確且つ強固な接合を得ることはできる。
平面的に配置されるインテークマニホールドについて
は、上記態様で振動溶着を施すことで、その分割された
部品の的確且つ強固な接合を得ることはできる。
【0011】ところで、近年、インテークマニホールド
としての吸気管長は確保しつつ、そのエンジンルーム内
での設置スペースを有効に活用できるようにすべく、上
記エアコネクタや分配管を湾曲させて、側面形状が略C
字形状となるような樹脂製インテークマニホールドの開
発も検討されている。
としての吸気管長は確保しつつ、そのエンジンルーム内
での設置スペースを有効に活用できるようにすべく、上
記エアコネクタや分配管を湾曲させて、側面形状が略C
字形状となるような樹脂製インテークマニホールドの開
発も検討されている。
【0012】そして、このような湾曲したエアコネクタ
や分配管を有するインテークマニホールドを製作しよう
とした場合、図9に示される態様でこれを上下に分割す
ることは不可能であるため、それら湾曲したエアコネク
タや分配管を筒体として分割形成し、該分割形成した筒
体同士を振動溶着にてつなぎ合わせることが考えられ
る。しかしこの場合、同湾曲したエアコネクタや分配管
そのものが邪魔になり、接合面の外周縁部に設けたリブ
を溶着治具で直接押さえて振動溶着することは困難にな
る。そのため、リブ付近を溶着治具で押さえることも併
せ検討されているが、中空である部位を押さえることに
よって、振動溶着時に加えられる荷重にそれら部位が耐
えられなくなるおそれがある。また、振動されるリブを
直接押さえていないため、リブに上手く振動が伝わらず
に、溶着不良を起こしたりするおそれもある。
や分配管を有するインテークマニホールドを製作しよう
とした場合、図9に示される態様でこれを上下に分割す
ることは不可能であるため、それら湾曲したエアコネク
タや分配管を筒体として分割形成し、該分割形成した筒
体同士を振動溶着にてつなぎ合わせることが考えられ
る。しかしこの場合、同湾曲したエアコネクタや分配管
そのものが邪魔になり、接合面の外周縁部に設けたリブ
を溶着治具で直接押さえて振動溶着することは困難にな
る。そのため、リブ付近を溶着治具で押さえることも併
せ検討されているが、中空である部位を押さえることに
よって、振動溶着時に加えられる荷重にそれら部位が耐
えられなくなるおそれがある。また、振動されるリブを
直接押さえていないため、リブに上手く振動が伝わらず
に、溶着不良を起こしたりするおそれもある。
【0013】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、溶着治具で溶着部を直接加圧
できない形状を有しながら、その接合に際し、同溶着治
具による溶着部以外の部分の支持に耐えて的確な振動溶
着を可能ならしめる樹脂製インテークマニホールドを提
供することにある。
のであって、その目的は、溶着治具で溶着部を直接加圧
できない形状を有しながら、その接合に際し、同溶着治
具による溶着部以外の部分の支持に耐えて的確な振動溶
着を可能ならしめる樹脂製インテークマニホールドを提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、樹脂材料からなる複数の分割体の各分割面に溶着部
を有し、それら各溶着部を突き合わせた振動溶着によっ
て一体に接合形成されるとともに、同接合される少なく
とも一方の分割体はその接合面の裏面が接合時において
空洞部とされ、前記各分割体によって構成されるエアコ
ネクタ及び分配管が湾曲した形状を有してなる樹脂製イ
ンテークマニホールドであって、前記接合面の裏面が空
洞部となる分割体は、同接合面の裏面から当該空洞部の
対向する壁面を支える支柱を有してなることをその要旨
とする。
は、樹脂材料からなる複数の分割体の各分割面に溶着部
を有し、それら各溶着部を突き合わせた振動溶着によっ
て一体に接合形成されるとともに、同接合される少なく
とも一方の分割体はその接合面の裏面が接合時において
空洞部とされ、前記各分割体によって構成されるエアコ
ネクタ及び分配管が湾曲した形状を有してなる樹脂製イ
ンテークマニホールドであって、前記接合面の裏面が空
洞部となる分割体は、同接合面の裏面から当該空洞部の
対向する壁面を支える支柱を有してなることをその要旨
とする。
【0015】同構成によれば、上記支柱を通じて上記空
洞部の剛性が高められるようになる。このため、上記溶
着部を溶着治具で直接加圧できない構造でありながら、
例えば空洞部の背面からこの支柱を介して上記接合面を
支持するなど、溶着治具による溶着部以外の部分の支持
に耐えることができるようになり、振動溶着に際しても
それら分割体の的確な接合が行われるようになる。
洞部の剛性が高められるようになる。このため、上記溶
着部を溶着治具で直接加圧できない構造でありながら、
例えば空洞部の背面からこの支柱を介して上記接合面を
支持するなど、溶着治具による溶着部以外の部分の支持
に耐えることができるようになり、振動溶着に際しても
それら分割体の的確な接合が行われるようになる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の樹脂製インテークマニホールドにおいて、前記空洞部
は吸気通路中のサージタンクを形成する空間であること
をその要旨とする。
の樹脂製インテークマニホールドにおいて、前記空洞部
は吸気通路中のサージタンクを形成する空間であること
をその要旨とする。
【0017】同構成によれば、サージタンクとしての剛
性が併せ高められることとなり、該インテークマニホー
ルドが機関に装着された後においても、その表面振動に
起因する放射音(騒音)の発生等を抑制することができ
るようになる。
性が併せ高められることとなり、該インテークマニホー
ルドが機関に装着された後においても、その表面振動に
起因する放射音(騒音)の発生等を抑制することができ
るようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の樹脂製インテーク
マニホールドを具体化した一実施形態を図面に従って説
明する。
マニホールドを具体化した一実施形態を図面に従って説
明する。
【0019】図1に本実施形態にかかるインテークマニ
ホールド1の組立斜視図を示す。このインテークマニホ
ールド1も、先の図8及び図9に例示したインテークマ
ニホールド101と同様、6気筒エンジン用のものとし
て熱可塑性樹脂より成形されており、取り付け板2,エ
アコネクタ3,サージタンク4,分配管5,吸気ポート
板6を有している。なお、エンジンとの接続状態及び取
り込まれた空気の流れについては上記従来のインテーク
マニホールド101と同じため説明は省略する。
ホールド1の組立斜視図を示す。このインテークマニホ
ールド1も、先の図8及び図9に例示したインテークマ
ニホールド101と同様、6気筒エンジン用のものとし
て熱可塑性樹脂より成形されており、取り付け板2,エ
アコネクタ3,サージタンク4,分配管5,吸気ポート
板6を有している。なお、エンジンとの接続状態及び取
り込まれた空気の流れについては上記従来のインテーク
マニホールド101と同じため説明は省略する。
【0020】つぎに、このインテークマニホールド1の
形状について説明する。取り付け板2はパイプ形状のエ
アコネクタ3の先端部に一体形成されている。エアコネ
クタ3の末端部は2本に分岐しており、中空で略円柱形
状を成したサージタンク4に接続されている。なお、取
り付け板2は湾曲したエアコネクタ3によって、サージ
タンク4の上方に向けて配される。
形状について説明する。取り付け板2はパイプ形状のエ
アコネクタ3の先端部に一体形成されている。エアコネ
クタ3の末端部は2本に分岐しており、中空で略円柱形
状を成したサージタンク4に接続されている。なお、取
り付け板2は湾曲したエアコネクタ3によって、サージ
タンク4の上方に向けて配される。
【0021】サージタンク4には6本の分配管5が並列
に接続されおり、各分配管5の末端部は等間隔に配置さ
れた吸気ポート孔7を有する吸気ポート板6に固定され
ている。各分配管5もパイプ形状を成しており、サージ
タンク4の上方に覆う被さるように略C字形状に曲げら
れている。なお、分配管5の列の中央には上記取り付け
板2の形成されたエアコネクタ3が通れるように所定の
間隔が開けられている。
に接続されおり、各分配管5の末端部は等間隔に配置さ
れた吸気ポート孔7を有する吸気ポート板6に固定され
ている。各分配管5もパイプ形状を成しており、サージ
タンク4の上方に覆う被さるように略C字形状に曲げら
れている。なお、分配管5の列の中央には上記取り付け
板2の形成されたエアコネクタ3が通れるように所定の
間隔が開けられている。
【0022】このように、エアコネクタ3や分配管5等
の各部位を湾曲させた構造とすることにより、有効吸気
管長を保ちつつインテークマニホールドをコンパクト化
でき、エンジンルームでの設置スペースを節約すること
ができるようになる。
の各部位を湾曲させた構造とすることにより、有効吸気
管長を保ちつつインテークマニホールドをコンパクト化
でき、エンジンルームでの設置スペースを節約すること
ができるようになる。
【0023】続いて、インテークマニホールド1の組み
付けについて説明する。本実施形態のインテークマニホ
ールド1は、図2の分解斜視図に示されるように、エア
コネクタ部1a,サージタンク部1bの各分割体より構
成される。
付けについて説明する。本実施形態のインテークマニホ
ールド1は、図2の分解斜視図に示されるように、エア
コネクタ部1a,サージタンク部1bの各分割体より構
成される。
【0024】エアコネクタ部1aは、上記取り付け板2
とエアコネクタ3から成っている。エアコネクタ3の末
端部である2本のパイプの周縁部にはそれぞれフランジ
8が形成されている。両フランジ8の組み付け面には、
図3に示されるように、連続した凹状の溝である凹溝9
が形成されている。
とエアコネクタ3から成っている。エアコネクタ3の末
端部である2本のパイプの周縁部にはそれぞれフランジ
8が形成されている。両フランジ8の組み付け面には、
図3に示されるように、連続した凹状の溝である凹溝9
が形成されている。
【0025】一方、サージタンク部1bは、例えば溶融
中子法等によって形成されるサージタンク4,分配管
5,吸気ポート板6より構成されている。そして、サー
ジタンク4の分配管5が取り付けられている反対の面に
は円筒形状を成した2つの溶着部10が形成されてい
る。両溶着部10には透孔11が設けられており、同透
孔11の周縁部には、図3に示されるように、連続した
凸状の溶着リブ12が形成されている。また、サージタ
ンク4の内部には、図5に示されるように、両溶着部1
0の裏面から対向する内壁へ水平に伸びた、例えば円柱
形状の支柱13が設けられている。
中子法等によって形成されるサージタンク4,分配管
5,吸気ポート板6より構成されている。そして、サー
ジタンク4の分配管5が取り付けられている反対の面に
は円筒形状を成した2つの溶着部10が形成されてい
る。両溶着部10には透孔11が設けられており、同透
孔11の周縁部には、図3に示されるように、連続した
凸状の溶着リブ12が形成されている。また、サージタ
ンク4の内部には、図5に示されるように、両溶着部1
0の裏面から対向する内壁へ水平に伸びた、例えば円柱
形状の支柱13が設けられている。
【0026】つぎに、このように湾曲した部位で構成さ
れたインテークマニホールド1の接合手順について述べ
る。まず、サージタンク部1bに設けられた両溶着部1
0にエアコネクタ部1aの両フランジ8を当接させる。
この際、エアコネクタ部1aの取り付け板2が設けられ
ているエアコネクタ3の端部は、サージタンク部1bに
3本づつ設けられた分配管5の列の中央を通して配置さ
れる。
れたインテークマニホールド1の接合手順について述べ
る。まず、サージタンク部1bに設けられた両溶着部1
0にエアコネクタ部1aの両フランジ8を当接させる。
この際、エアコネクタ部1aの取り付け板2が設けられ
ているエアコネクタ3の端部は、サージタンク部1bに
3本づつ設けられた分配管5の列の中央を通して配置さ
れる。
【0027】図4に、エアコネクタ部1a及びサージタ
ンク1bにそれぞれに設けられた上記凹溝9と溶着リブ
12とが当接した状態の拡大図を示す。同図4に示され
るように、両溶着部10に設けられた溶着リブ12はフ
ランジ8に設けられた凹溝9に嵌め合わされるようにな
る。なお、溶着リブ12の高さHはその幅W1よりも大
きく設定され、同幅W1は凹溝9の幅W2よりも十分に
小さく設定されている。
ンク1bにそれぞれに設けられた上記凹溝9と溶着リブ
12とが当接した状態の拡大図を示す。同図4に示され
るように、両溶着部10に設けられた溶着リブ12はフ
ランジ8に設けられた凹溝9に嵌め合わされるようにな
る。なお、溶着リブ12の高さHはその幅W1よりも大
きく設定され、同幅W1は凹溝9の幅W2よりも十分に
小さく設定されている。
【0028】つぎに、凹溝9に溶着リブ12が嵌め合わ
された状態で、図6に示されるようにサージタンク部1
bを固定治具Aで支持するとともに、エアコネクタ部1
aのフランジ8を可動治具Bで支え、同フランジ8に所
定の荷重と振動を加える。なお、このとき、荷重は図6
に矢印Cで示されるように接合面14に対して垂直方向
に、また振動は同図6に矢印Dで示されるように接合面
14に対して平行方向に加える。
された状態で、図6に示されるようにサージタンク部1
bを固定治具Aで支持するとともに、エアコネクタ部1
aのフランジ8を可動治具Bで支え、同フランジ8に所
定の荷重と振動を加える。なお、このとき、荷重は図6
に矢印Cで示されるように接合面14に対して垂直方向
に、また振動は同図6に矢印Dで示されるように接合面
14に対して平行方向に加える。
【0029】こうして、エアコネクタ部1aとサージタ
ンク部1bとの接合面14に荷重と振動が加えられる
と、その摩擦により上記溶着リブ12と凹溝9との当接
部が同凹溝9の中で溶けて、溶着リブ12と凹溝9とが
互いに溶着される。こうして、インテークマニホールド
1が一体に接合される。そして、この際、接合面14に
対して垂直に設けられている前記支柱13がフランジ8
から接合面14を介してサージタンク部1bに加えられ
る荷重を支えるようになる。また、振動溶着の際に接合
面14での摩擦によって発生した削り屑や煙は上記凹溝
9によって遮られ、それらが接合面14から漏れ出るこ
とも抑制される。
ンク部1bとの接合面14に荷重と振動が加えられる
と、その摩擦により上記溶着リブ12と凹溝9との当接
部が同凹溝9の中で溶けて、溶着リブ12と凹溝9とが
互いに溶着される。こうして、インテークマニホールド
1が一体に接合される。そして、この際、接合面14に
対して垂直に設けられている前記支柱13がフランジ8
から接合面14を介してサージタンク部1bに加えられ
る荷重を支えるようになる。また、振動溶着の際に接合
面14での摩擦によって発生した削り屑や煙は上記凹溝
9によって遮られ、それらが接合面14から漏れ出るこ
とも抑制される。
【0030】以上説明したように、上記のように構成さ
れた本実施形態の樹脂製インテークマニホールドによれ
ば、次のような効果が奏ぜられるようになる。 ・溶着治具で接合面14を直接加圧できない形状を有し
ていながら、溶着部10の裏面からサージタンク4の対
向する内壁面に支柱13を設けたことによって振動溶着
に必要な荷重及び振動を接合面14へ確実に伝えること
ができる。すなわち、同形状を有する樹脂製インテーク
マニホールドにあっても、その振動溶着による接合が的
確に行われる。
れた本実施形態の樹脂製インテークマニホールドによれ
ば、次のような効果が奏ぜられるようになる。 ・溶着治具で接合面14を直接加圧できない形状を有し
ていながら、溶着部10の裏面からサージタンク4の対
向する内壁面に支柱13を設けたことによって振動溶着
に必要な荷重及び振動を接合面14へ確実に伝えること
ができる。すなわち、同形状を有する樹脂製インテーク
マニホールドにあっても、その振動溶着による接合が的
確に行われる。
【0031】・また、上記支柱13を設けたことにより
サージタンク4自体の剛性が向上される。すなわち、サ
ージタンク4は中空であるため、エンジンサイクルの吸
気行程の際にその内部で発生する空気の脈動によって同
サージタンク4の表面が容易に振動し、騒音を発生する
おそれがあったが、こうした剛性の向上により、その振
動による騒音を低減できる。
サージタンク4自体の剛性が向上される。すなわち、サ
ージタンク4は中空であるため、エンジンサイクルの吸
気行程の際にその内部で発生する空気の脈動によって同
サージタンク4の表面が容易に振動し、騒音を発生する
おそれがあったが、こうした剛性の向上により、その振
動による騒音を低減できる。
【0032】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよく、その場合でも同様の作用および効果を得るこ
とができる。 ・上記実施形態では溶着部10毎に2本の支柱13を設
けたが、同支柱13は1本又は3本以上であってもよ
い。それら支柱13の数に応じて分配管5の本数やサー
ジタンク4の形状、または振動溶着時に加えられる荷重
に対応した剛性を与えることができる。
てもよく、その場合でも同様の作用および効果を得るこ
とができる。 ・上記実施形態では溶着部10毎に2本の支柱13を設
けたが、同支柱13は1本又は3本以上であってもよ
い。それら支柱13の数に応じて分配管5の本数やサー
ジタンク4の形状、または振動溶着時に加えられる荷重
に対応した剛性を与えることができる。
【0033】・上記実施形態では、支柱13を荷重方向
に対して垂直に設けたが、斜めに設けてもよい。これ
ば、例えば、図7に示すように、サージタンク4の溶着
部10の裏面と対向する内壁面に分配管5が設けられて
いるようなインテークマニホールドにおいて有効であ
る。
に対して垂直に設けたが、斜めに設けてもよい。これ
ば、例えば、図7に示すように、サージタンク4の溶着
部10の裏面と対向する内壁面に分配管5が設けられて
いるようなインテークマニホールドにおいて有効であ
る。
【0034】・上記実施形態では、円柱形状の支柱13
を設けたが、振動溶着時の荷重に応じて支柱13の断面
の形状をH字形状等その他に変更してもよい。 ・上記実施形態では、フランジ8に凹溝9を形成した
が、エアコネクタ部1aの成形を容易とする上ではこの
凹溝9の形成を省略してもよい。
を設けたが、振動溶着時の荷重に応じて支柱13の断面
の形状をH字形状等その他に変更してもよい。 ・上記実施形態では、フランジ8に凹溝9を形成した
が、エアコネクタ部1aの成形を容易とする上ではこの
凹溝9の形成を省略してもよい。
【0035】・上記実施形態では、インテークマニホー
ルド1をエアコネクタ部1aとサージタンク部1bとの
2つの部品に分割して製作したが、3つ以上に分割して
もよい。
ルド1をエアコネクタ部1aとサージタンク部1bとの
2つの部品に分割して製作したが、3つ以上に分割して
もよい。
【0036】・上記実施形態では、インテークマニホー
ルド1をエアコネクタ3とサージタンク4との間に接合
面14を設けて分割したが、サージタンク4と分配管5
との間、またはその他の部分に接合面14を設けて分割
してもよい。
ルド1をエアコネクタ3とサージタンク4との間に接合
面14を設けて分割したが、サージタンク4と分配管5
との間、またはその他の部分に接合面14を設けて分割
してもよい。
【0037】・上記実施形態では、6気筒エンジン用の
インテークマニホールド1について例示したが、本発明
にかかる樹脂製インテークマニホールドは他のタイプの
エンジン用としても同様に適用できる。
インテークマニホールド1について例示したが、本発明
にかかる樹脂製インテークマニホールドは他のタイプの
エンジン用としても同様に適用できる。
【0038】・上記実施形態では、支柱13をサージタ
ンク部1bと共に一体成形して設ける場合を想定した
が、別体にして形成した支柱を接合前に取り付けるよう
にしてもよい。
ンク部1bと共に一体成形して設ける場合を想定した
が、別体にして形成した支柱を接合前に取り付けるよう
にしてもよい。
【0039】・上記実施形態では、エアコネクタ部1a
のフランジ8に凹溝9を、サージタンク部1bの溶着部
10に溶着リブ12を設けたが、それらの配設は逆であ
ってもよい。
のフランジ8に凹溝9を、サージタンク部1bの溶着部
10に溶着リブ12を設けたが、それらの配設は逆であ
ってもよい。
【0040】・本実施形態では、支柱13を内壁に設け
たが、エアコネクタ3や分配管5の湾曲の形状、または
分割体の接合面14の位置に応じては外壁に設けてもよ
い。
たが、エアコネクタ3や分配管5の湾曲の形状、または
分割体の接合面14の位置に応じては外壁に設けてもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、上記支柱を通じて上記空洞部の剛性が高め
られるようになる。このため、上記溶着部を溶着治具で
直接加圧できない構造でありながら、例えば空洞部の背
面からこの支柱を介して上記接合面を支持するなど、溶
着治具による溶着部以外の部分の支持に耐えることがで
きるようになり、振動溶着に際してもそれら分割体の的
確な接合が行われるようになる。
明によれば、上記支柱を通じて上記空洞部の剛性が高め
られるようになる。このため、上記溶着部を溶着治具で
直接加圧できない構造でありながら、例えば空洞部の背
面からこの支柱を介して上記接合面を支持するなど、溶
着治具による溶着部以外の部分の支持に耐えることがで
きるようになり、振動溶着に際してもそれら分割体の的
確な接合が行われるようになる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、サージタ
ンクとしての剛性が併せ高められることとなり、該イン
テークマニホールドが機関に装着された後においても、
その表面振動に起因する放射音(騒音)の発生等を抑制
することができるようになる。
ンクとしての剛性が併せ高められることとなり、該イン
テークマニホールドが機関に装着された後においても、
その表面振動に起因する放射音(騒音)の発生等を抑制
することができるようになる。
【図1】本発明の樹脂製インテークマニホールドの一実
施形態を示す組立斜視図。
施形態を示す組立斜視図。
【図2】同実施形態の分解斜視図。
【図3】同実施形態における接合部の断面図。
【図4】同実施形態における接合部の拡大断面図
【図5】同実施形態のサージタンク部の部分断面を示す
斜視図。
斜視図。
【図6】同実施形態の振動溶着時の支持方法を示す概略
図。
図。
【図7】本発明にかかる樹脂製インテークマニホールド
の他の実施形態のサージタンク部の部分断面を示す斜視
図。
の他の実施形態のサージタンク部の部分断面を示す斜視
図。
【図8】従来の樹脂製インテークマニホールドの組立斜
視図。
視図。
【図9】従来の樹脂製インテークマニホールドの分解斜
視図。
視図。
1…インテークマニホールド、1a…エアコネクタ部、
1b…サージタンク部、8…フランジ、12…溶着リ
ブ、13…支柱。
1b…サージタンク部、8…フランジ、12…溶着リ
ブ、13…支柱。
Claims (2)
- 【請求項1】 樹脂材料からなる複数の分割体の各分割
面に溶着部を有し、それら各溶着部を突き合わせた振動
溶着によって一体に接合形成されるとともに、同接合さ
れる少なくとも一方の分割体はその接合面の裏面が接合
時において空洞部とされ、前記各分割体によって構成さ
れるエアコネクタ及び分配管が湾曲した形状を有してな
る樹脂製インテークマニホールドであって、 前記接合面の裏面が空洞部となる分割体は、同接合面の
裏面から当該空洞部の対向する壁面を支える支柱を有し
てなることを特徴とする樹脂製インテークマニホール
ド。 - 【請求項2】 請求項1に記載の樹脂製インテークマニ
ホールドにおいて、 前記空洞部は吸気通路中のサージタンクを形成する空間
であることを特徴とする樹脂製インテークマニホール
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17959497A JP3324452B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 樹脂製インテークマニホールド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17959497A JP3324452B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 樹脂製インテークマニホールド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1122570A JPH1122570A (ja) | 1999-01-26 |
| JP3324452B2 true JP3324452B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=16068468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17959497A Expired - Lifetime JP3324452B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 樹脂製インテークマニホールド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3324452B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6477765B2 (ja) * | 2017-03-30 | 2019-03-06 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの吸気装置 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17959497A patent/JP3324452B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1122570A (ja) | 1999-01-26 |
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