JP3326833B2 - 半導体レーザー及び発光ダイオード - Google Patents

半導体レーザー及び発光ダイオード

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JP3326833B2
JP3326833B2 JP31416592A JP31416592A JP3326833B2 JP 3326833 B2 JP3326833 B2 JP 3326833B2 JP 31416592 A JP31416592 A JP 31416592A JP 31416592 A JP31416592 A JP 31416592A JP 3326833 B2 JP3326833 B2 JP 3326833B2
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浩之 奥山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体レーザーに関
し、特に、青色ないし緑色で発光が可能な半導体レーザ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクの記録密度の向上やレ
ーザープリンタの解像度の向上を図るために、短波長の
半導体レーザーに対する要求が高まってきており、その
実現を目指して研究が活発に行われている。
【0003】その結果、最近になって、ZnSSe系化
合物半導体をクラッド層の材料として用いて発光波長が
490〜520nmの青色ないし緑色発光の半導体レー
ザーを実現することができたとの報告がなされている
(例えば、日経エレクトロニクス、1992年4月27
日号、no.552、第90頁〜第91頁)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ZnS
Se系化合物半導体をクラッド層の材料として用いて青
色ないし緑色発光が可能な半導体レーザーは実現されて
いるが、ZnMgSSe系化合物半導体をクラッド層の
材料として用いて青色ないし緑色で発光が可能な半導体
レーザーを実現することは困難であった。
【0005】従って、この発明の目的は、ZnMgSS
eなどのZnx Mgy Cd1-x-y a Seb Te1-a-b
系化合物半導体をクラッド層の材料として用いた、青色
ないし緑色で発光が可能な半導体レーザーを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の発明による半導体レーザーは、化
合物半導体基板(1)上に積層されたZnMgSSeか
ら成る第1導電型の第1のクラッド層(3)と、第1の
クラッド層(3)上に積層されたZnSSeから成る第
1の光導波層(4)と、第1の光導波層(4)上に積層
されたZnCdSeから成る活性層(5)と、活性層
(5)上に積層されたZnSSeから成る第2の光導波
層(6)と、第2の光導波層(6)上に積層されたZn
MgSSeから成る第2導電型の第2のクラッド層
(7)とを具備し、第1のクラッド層(3)、第1の光
導波層(4)、第2の光導波層(6)及び第2のクラッ
ド層(7)は化合物半導体基板(1)と格子整合してお
り、かつ、活性層(5)はひずみ層であるものである。
【0007】この発明の第2の発明による半導体レーザ
は、化合物半導体基板(1)上に積層されたZnMg
SSeから成る第1導電型の第1のクラッド層(3)
と、第1のクラッド層(3)上に積層されたZnMgS
Seから成る第1の光導波層(11)と、第1の光導波
層(11)上に積層されたZnCdSeから成る活性層
(5)と、活性層(5)上に積層されたZnMgSSe
から成る第2の光導波層(12)と、第2の光導波層
(12)上に積層されたZnMgSSeから成る第2導
電型の第2のクラッド層(7)とを具備し、第1のクラ
ッド層(3)、第1の光導波層(11)、第2の光導波
層(12)及び第2のクラッド層(7)は化合物半導体
基板(1)と格子整合しており、かつ、活性層(5)は
ひずみ層であるものである。
【0008】
【0009】この発明の第3の発明による半導体レーザ
は、第1の発明または第2の発明による半導体レーザ
において、活性層(5または13)の厚さがその臨界
膜厚以下であるものである。
【0010】この発明の第4の発明による半導体レーザ
は、第1の発明、第2の発明または第3の発明による
半導体レーザーにおいて、第1の光導波層(4または1
1)及び第2の光導波層(6または12)と活性層(5
または13)とのバンドギャップの差が0.15eV以
上であるものである。
【0011】
【作用】この発明の第1の発明による半導体レーザー
よれば、ZnMgSSeから成る第1のクラッド層
(3)及び第2のクラッド層(7)と、ZnSSeから
成る第1の光導波層(4)及び第2の光導波層(6)
と、ZnCdSeから成る活性層(5)とを用い、しか
も、第1のクラッド層(3)、第1の光導波層(4)、
第2の光導波層(6)及び第2のクラッド層(7)は化
合物半導体基板(1)と格子整合しており、かつ、活性
層(5)はひずみ層であることにより、ZnMgSSe
をクラッド層の材料として用いた、青色ないし緑色で発
光が可能な半導体レーザーを実現することができる。
【0012】この発明の第2の発明による半導体レーザ
によれば、ZnMgSSeから成る第1のクラッド層
(3)、第2のクラッド層(7)、第1の光導波層(1
1)及び第2の光導波層(12)と、ZnCdSeから
成る活性層(5)とを用い、しかも、第1のクラッド層
(3)、第1の光導波層(11)、第2の光導波層(1
2)及び第2のクラッド層(7)は化合物半導体基板
(1)と格子整合しており、かつ、活性層(5)はひず
み層であることにより、ZnMgSSeをクラッド層の
材料として用いた、青色ないし緑色で発光が可能な半導
体レーザーを実現することができる。
【0013】
【0014】この発明の第3の発明による半導体レーザ
によれば、活性層(5または13)の厚さがその臨界
膜厚以下であることにより、この活性層(5または1
3)のエピタキシャル成長時に転位が発生するのを防止
することができる。
【0015】この発明の第4の発明による半導体レーザ
によれば、第1の光導波層(4または11)及び第2
の光導波層(6または12)と活性層(5または13)
とのバンドギャップの差が0.15eV以上であること
により、室温での連続発振が可能となる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。なお、実施例の全図において、同一
の部分には同一の符号を付す。
【0017】図1はこの発明の第1実施例による半導体
レーザーを示す。
【0018】図1に示すように、この第1実施例による
半導体レーザーにおいては、例えばn型不純物としてS
iがドープされた(100)面方位のn型GaAs基板
1上に、例えばn型不純物としてClがドープされたn
型ZnSeバッファ層2、例えばn型不純物としてCl
がドープされたn型Znx Mg1-x y Se1-y クラッ
ド層3、例えばn型不純物としてClがドープされたn
型ZnSp Se1-p 光導波層4、例えばアンドープのZ
1-z Cdz Se活性層5、例えばp型不純物としてN
がドープされたp型ZnSp Se1-p 光導波層6及び例
えばp型不純物としてNがドープされたp型Znx Mg
1-x y Se1-y クラッド層7が順次積層されている。
この場合、Zn1-z Cdz Se活性層5はひずみ層であ
る。
【0019】p型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド
層7の上には、ストライプ状の開口8aを有する例えば
ポリイミド、SiOx 膜、SiNx 膜などから成る絶縁
層8が形成されている。そして、この開口8aを通じて
p型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド層7にp側電
極としての例えばAu電極9がコンタクトしている。一
方、n型GaAs基板1の裏面にはn側電極としてのI
n電極10がコンタクトしている。
【0020】この場合、n型Znx Mg1-x y Se
1-y クラッド層3及びp型Znx Mg1-x y Se1-y
クラッド層7のZn組成比xは例えば0.97、S組成
比yは例えば0.09であり、そのときのバンドギャッ
プEg は約2.87eVである。また、n型ZnSp
1-p 光導波層4及びp型ZnSp Se1-p 光導波層6
のS組成比pは例えば0.06であり、そのときのバン
ドギャップEg は約2.82eVである。さらに、Zn
1-z Cdz Se活性層5のCd組成比zは例えば0.1
8であり、そのときのバンドギャップEg は約2.57
eVである。この場合、Zn1-z Cdz Se活性層5と
n型ZnSp Se1-p 光導波層4及びp型ZnSp Se
1-p 光導波層6とのバンドギャップEg の差は0.25
eVである。ここで、このバンドギャップEg の差は、
レーザー発振を可能とするためには、一般に0.3eV
以上である必要があると言われているが、本発明者の知
見によれば、このEg の差は0.15eV以上あればレ
ーザー発振が可能である。
【0021】なお、以上の各層のバンドギャップEg
値は、Znx Mg1-x y Se1-yのZn組成比x及び
S組成比yとバンドギャップEg 及び格子定数aとの関
係を示す図4から求めたものであり、Zn組成比x及び
S組成比yに±0.05程度の誤差があることから近似
的なものである。すなわち、図4は、Znx Mg1-x
y Se1-y のZn組成比x及びS組成比yを変化させ、
それぞれの組成の材料についての77K(液体窒素温
度)におけるフォトルミネセンス(PL)測定によりバ
ンド端発光のエネルギーを測定した結果から得られたバ
ンドギャップEgと、X線回折の(400)ピークから
求めた格子定数a(Å)とを各材料の組成を示すプロッ
ト点に〔Eg ,a〕として書き添えたものである。図3
中、直線AはGaAsと格子整合する組成を示し、y=
−1.158x+1.218で表される。
【0022】この場合、n型Znx Mg1-x y Se
1-y クラッド層3、n型ZnSp Se1-p 光導波層4、
p型ZnSp Se1-p 光導波層6及びp型Znx Mg
1-x ySe1-y クラッド層7はGaAsに格子整合す
るものである。
【0023】n型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド
層3の厚さは例えば0.1μm、n型ZnSp Se1-p
光導波層4の厚さは例えば0.5μm、Zn1-z Cdz
Se活性層5の厚さは例えば0.1μm、p型ZnSp
Se1-p 光導波層6の厚さは例えば0.5μm、p型Z
x Mg1-x y Se1-y クラッド層7の厚さは例えば
1μmである。
【0024】また、n型ZnSeバッファ層2の厚さ
は、ZnSeとGaAsとの間にはわずかではあるが格
子不整合が存在することから、この格子不整合に起因し
てこのn型ZnSeバッファ層2及びその上の各層のエ
ピタキシャル成長時に転位が発生するのを防止するため
に、ZnSeの臨界膜厚(〜100nm)よりも十分に
小さく選ばれ、具体的には例えば5〜10nmの範囲に
選ばれる。
【0025】次に、上述のように構成されたこの第1実
施例による半導体レーザーの製造方法について説明す
る。
【0026】この第1実施例による半導体レーザーを製
造するには、まず、n型GaAs基板1上に、例えば分
子線エピタキシー(MBE)法により、n型ZnSeバ
ッファ層2、n型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド
層3、n型ZnSp Se1-p光導波層4、アンドープの
Zn1-z Cdz Se活性層5、p型ZnSp Se1-p
導波層6及びp型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド
層7を順次エピタキシャル成長させる。
【0027】上述のMBE法によるエピタキシャル成長
においては、例えば、Zn原料としては純度99.99
99%のZnを用い、Mg原料としては純度99.9%
のMgを用い、S原料としては99.9999%のZn
Sを用い、Se原料としては純度99.9999%のS
eを用いる。また、n型ZnSeバッファ層2、n型Z
x Mg1-x y Se1-y クラッド層3及びn型ZnS
p Se1-p 光導波層4のn型不純物としてのClのドー
ピングは例えば純度99.9999%のZnCl2 をド
ーパントとして用いて行い、p型ZnSp Se1-p 光導
波層6及びp型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド層
7のp型不純物としてのNのドーピングは例えば電子サ
イクロトロン共鳴(ECR)により発生されたN2 プラ
ズマを照射することにより行う。
【0028】次に、p型Znx Mg1-x y Se1-y
ラッド層7の全面に絶縁層8を形成した後、この絶縁層
8の所定部分を除去して開口8aを形成する。次に、全
面にAu膜を真空蒸着してp側電極としてのAu電極9
を形成した後、アロイ処理を行うことによりこのAu電
極9をp型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド層7に
オーミックコンタクトさせる。一方、n型GaAs基板
1の裏面にはn側電極としてのIn電極10を形成す
る。
【0029】この後、このようにしてレーザー構造が形
成されたn型GaAs基板1を例えばバー状に劈開して
共振器端面を形成し、このバーを劈開してチップ化し、
パッケージングを行う。
【0030】この第1実施例によれば、n型Znx Mg
1-x y Se1-y クラッド層3、n型ZnSp Se1-p
光導波層4、ひずみ層であるZn1-z Cdz Se活性層
5、p型ZnSp Se1-p 光導波層6及びp型Znx
1-x y Se1-y クラッド層7を用いて半導体レーザ
ーが構成されていることにより、ZnMgSSe系化合
物半導体をクラッド層の材料として用いた、室温におい
て波長約498nmで発振可能な青色発光の半導体レー
ザーを実現することができる。
【0031】また、この第1実施例による半導体レーザ
ーは、n型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド層3、
n型ZnSp Se1-p 光導波層4、Zn1-z Cdz Se
活性層5、p型ZnSp Se1-p 光導波層6及びp型Z
x Mg1-x y Se1-y クラッド層7から成る、いわ
ゆるSCH(Separated Confinement Heterostructure)
構造であることから、通常のDH(Double Heterostruc
ture) 構造の半導体レーザーに比べて、寿命特性などを
良好とすることができる。
【0032】次に、この発明の第2実施例による半導体
レーザーについて説明する。
【0033】図2に示すように、この第2実施例による
半導体レーザーにおいては、第1実施例による半導体レ
ーザーにおいては光導波層としてn型ZnSp Se1-p
光導波層4及びp型ZnSp Se1-p 光導波層6が用い
られているのに対して、光導波層としてn型Znp Mg
1-p q Se1-q 光導波層11及びp型Znp Mg1- p
q Se1-q 光導波層12が用いられている。その他の
構成は第1実施例による半導体レーザーと同様である。
【0034】この場合、n型Znx Mg1-x y Se
1-y クラッド層3及びp型Znx Mg1-x y Se1-y
クラッド層7のZn組成比xは例えば0.92、S組成
比yは例えば0.15であり、そのときのバンドギャッ
プEg は約2.94eVである。また、n型Znp Mg
1-p q Se1-q 光導波層11及びp型Znp Mg1-p
q Se1-q 光導波層12のZn組成比pは例えば0.
96、S組成比qは例えば0.11であり、そのときの
バンドギャップEg は約2.89eVである。さらに、
Zn1-z Cdz Se活性層5のCd組成比zは例えば
0.12であり、そのときのバンドギャップEg は約
2.64eVである。この場合、Zn1-z Cdz Se活
性層5とn型Znp Mg1-p q Se1-q 光導波層11
及びp型ZnpMg1-p q Se1-q 光導波層12との
バンドギャップEg の差は0.25eVである。
【0035】この第2実施例による半導体レーザーの製
造方法は第1実施例による半導体レーザーの製造方法と
同様であるので説明を省略する。
【0036】この第2実施例によれば、n型Znx Mg
1-x y Se1-y クラッド層3、n型Znp Mg1-p
q Se1-q 光導波層11、ひずみ層であるZn1-z Cd
z Se活性層5、p型Znp Mg1-p q Se1-q 光導
波層12及びp型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド
層7を用いて半導体レーザーが構成されていることによ
り、ZnMgSSe系化合物半導体をクラッド層の材料
として用いた、室温において波長約485nmで発振可
能な青色発光の半導体レーザーを実現することができ
る。
【0037】次に、この発明の第3実施例による半導体
レーザーについて説明する。
【0038】この第3実施例による半導体レーザーは、
図2に示す第2実施例による半導体レーザーと同様な構
成を有するが、n型Znx Mg1-x y Se1-y クラッ
ド層3、n型Znp Mg1-p q Se1-q 光導波層1
1、Zn1-z Cdz Se活性層5、p型Znp Mg1-p
q Se1-q 光導波層12及びp型Znx Mg1-x y
Se1-y クラッド層7の各層の組成が第2実施例による
半導体レーザーと異なっている。
【0039】すなわち、この場合、n型Znx Mg1-x
y Se1-y クラッド層3及びp型Znx Mg1-x y
Se1-y クラッド層7のZn組成比xは例えば0.9
0、S組成比yは例えば0.18であり、そのときのバ
ンドギャップEg は約2.97eVである。また、n型
Znp Mg1-p q Se1-q 光導波層11及びp型Zn
p Mg1-p q Se1-q 光導波層12のZn組成比pは
例えば0.93、S組成比qは例えば0.14であり、
そのときのバンドギャップEg は約2.92eVであ
る。さらに、Zn1-z Cdz Se活性層5のCd組成比
zは例えば0.10であり、そのときのバンドギャップ
g は約2.67eVである。この場合、Zn1-z Cd
z Se活性層5とn型Znp Mg1-p q Se1-q 光導
波層11及びp型Znp Mg1-p q Se1-q 光導波層
12とのバンドギャップEg の差は0.25eVであ
る。
【0040】この第3実施例による半導体レーザーの製
造方法は第1実施例による半導体レーザーの製造方法と
同様であるので説明を省略する。
【0041】この第3実施例によれば、ZnMgSSe
系化合物半導体をクラッド層の材料として用いた、室温
において波長約480nmでレーザー発振可能な青色発
光の半導体レーザーを実現することができる。
【0042】次に、この発明の第4実施例による半導体
レーザーについて説明する。
【0043】図3に示すように、この第4実施例による
半導体レーザーは、活性層として例えばアンドープのZ
nSez Te1-z 活性層13が用いられていることを除
いて、第1実施例による半導体レーザーと同様の構成を
有する。ここで、このZnSez Te1-z 活性層13は
ひずみ層である。
【0044】この場合、n型Znx Mg1-x y Se
1-y クラッド層3及びp型Znx Mg1-x y Se1-y
クラッド層7のZn組成比xは例えば0.97、S組成
比yは例えば0.09であり、そのときのバンドギャッ
プEg は約2.87eVである。また、n型ZnSp
1-p 光導波層4及びp型ZnSp Se1-p 光導波層6
のS組成比pは例えば0.06であり、そのときのバン
ドギャップEg は約2.82eVである。さらに、Zn
Sez Te1-z 活性層13のSe組成zは例えば0.9
0であり、そのときのバンドギャップEg は約2.5e
Vである。この場合、ZnSez Te1-z 活性層13と
n型ZnSp Se1-p 光導波層4及びp型ZnSp Se
1-p 光導波層6とのバンドギャップEg の差は0.25
eVである。
【0045】この第4実施例によれば、n型Znx Mg
1-x y Se1-y クラッド層3、n型ZnSp Se1-p
光導波層4、ひずみ層であるZnSez Te1-z 活性層
13、p型ZnSp Se1-p 光導波層6及びp型Znx
Mg1-x y Se1-y クラッド層7を用いて半導体レー
ザーが構成されていることにより、ZnMgSSe系化
合物半導体をクラッド層の材料として用いた、室温にお
いて波長約511nmでレーザー発振可能な緑色発光の
半導体レーザーを実現することができる。
【0046】以上、この発明の実施例について具体的に
説明したが、この発明は、上述の実施例に限定されるも
のではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形
が可能である。
【0047】例えば、上述の四つの実施例においては、
p側電極としてAu電極9を用いているが、このp側電
極としては、最下層にPd膜を用い、その上にAu膜を
積層したAu/Pd電極などを用いることも可能であ
る。このような最下層にPd膜を用いたp側電極は、下
地に対する密着性が良好であるという利点がある。
【0048】また、上述の四つの実施例においては、化
合物半導体基板としてGaAs基板を用いているが、こ
の化合物半導体基板としては、例えばGaP基板などを
用いてもよい。
【0049】なお、例えば、上述の第1実施例における
Zn1-z Cdz Se活性層5のZn組成比zを0.5と
することにより、室温において黄色〜赤色で発光が可能
な半導体レーザーを実現することが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ZnMgSSeをクラッド層の材料として用いた、青色
ないし緑色で発光が可能な半導体レーザーを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による半導体レーザーを
示す断面図である。
【図2】この発明の第2実施例による半導体レーザーを
示す断面図である。
【図3】この発明の第4実施例による半導体レーザーを
示す断面図である。
【図4】Znx Mg1-x y Se1-y のZn組成比x及
びS組成比yとバンドギャップ及び格子定数との関係を
測定した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 n型GaAs基板 2 n型ZnSeバッファ層 3 n型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド層 4 n型ZnSp Se1-p 光導波層 5 Zn1-z Cdz Se活性層 6 p型ZnSp Se1-p 光導波層 7 p型Znx Mg1-x y Se1-y クラッド層 8 絶縁層 9 Au電極 10 In電極 11 n型Znp Mg1-p q Se1-q 光導波層 12 p型Znp Mg1-p q Se1-q 光導波層 13 ZnSez Te1-z 活性層
フロントページの続き (56)参考文献 Jpn.J.Appl.Phys.V ol.31,No.3B,p.L340−L 342(19 ELECTRONICS LETTE RS Vol.28,No.19,p.1798 −1799(1 Appl.Phys.Lett.Vo l.59,No.11,p.1272−1274 (1991 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物半導体基板上に積層されたZnM
    gSSeから成る第1導電型の第1のクラッド層と、 上記第1のクラッド層上に積層されたZnSSeから成
    る第1の光導波層と、 上記第1の光導波層上に積層されたZnCdSeから成
    る活性層と、 上記活性層上に積層されたZnSSeから成る第2の光
    導波層と、 上記第2の光導波層上に積層されたZnMgSSeから
    成る第2導電型の第2のクラッド層とを具備し、 上記第1のクラッド層、上記第1の光導波層、上記第2
    の光導波層及び上記第2のクラッド層は上記化合物半導
    体基板と格子整合しており、かつ、上記活性層はひずみ
    層である ことを特徴とする半導体レーザー
  2. 【請求項2】 化合物半導体基板上に積層されたZnM
    gSSeから成る第1導電型の第1のクラッド層と、 上記第1のクラッド層上に積層されたZnMgSSeか
    ら成る第1の光導波層と、 上記第1の光導波層上に積層されたZnCdSeから成
    る活性層と、 上記活性層上に積層されたZnMgSSeから成る第2
    の光導波層と、 上記第2の光導波層上に積層されたZnMgSSeから
    成る第2導電型の第2のクラッド層とを具備し、 上記第1のクラッド層、上記第1の光導波層、上記第2
    の光導波層及び上記第2のクラッド層は上記化合物半導
    体基板と格子整合しており、かつ、上記活性層はひずみ
    層である ことを特徴とする半導体レーザー
  3. 【請求項3】 上記活性層の厚さがその臨界膜厚以下で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の半導体
    ーザー
  4. 【請求項4】 上記第1の光導波層及び上記第2の光導
    波層と上記活性層とのバンドギャップの差が0.15e
    V以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    一項記載の半導体レーザー
  5. 【請求項5】 化合物半導体基板上に積層されたZnM
    gSSeから成る第1導電型の第1のクラッド層と、 上記第1のクラッド層上に積層されたZnSSeから成
    る第1の光導波層と、 上記第1の光導波層上に積層されたZnCdSeから成
    る活性層と、 上記活性層上に積層されたZnSSeから成る第2の光
    導波層と、 上記第2の光導波層上に積層されたZnMgSSeから
    成る第2導電型の第2のクラッド層とを具備し、 上記第1のクラッド層、上記第1の光導波層、上記第2
    の光導波層及び上記第2のクラッド層は上記化合物半導
    体基板と格子整合しており、かつ、上記活性層はひずみ
    層である ことを特徴とする発光ダイオード。
  6. 【請求項6】 化合物半導体基板上に積層されたZnM
    gSSeから成る第1導電型の第1のクラッド層と、 上記第1のクラッド層上に積層されたZnMgSSeか
    ら成る第1の光導波層と、 上記第1の光導波層上に積層されたZnCdSeから成
    る活性層と、 上記活性層上に積層されたZnMgSSeから成る第2
    の光導波層と、 上記第2の光導波層上に積層されたZnMgSSeから
    成る第2導電型の第2のクラッド層とを具備し、 上記第1のクラッド層、上記第1の光導波層、上記第2
    の光導波層及び上記第2のクラッド層は上記化合物半導
    体基板と格子整合しており、かつ、上記活性層はひずみ
    層である ことを特徴とする発光ダイオード。
  7. 【請求項7】 上記活性層の厚さがその臨界膜厚以下で
    あることを特徴とする請求項5または6記載の発光ダイ
    オード。
  8. 【請求項8】 上記第1の光導波層及び上記第2の光導
    波層と上記活性層とのバンドギャップの差が0.15e
    V以上であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか
    一項記載の発光ダイオード。
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Appl.Phys.Lett.Vol.59,No.11,p.1272−1274(1991
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