JP3340067B2 - 筆記具の軸筒の組立方法 - Google Patents

筆記具の軸筒の組立方法

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JP3340067B2
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opening
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啓二 丸橋
正広 木暮
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株式会社パイロット
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒の開口部に、
外方に露出する外筒部と軸筒の開口部内に挿入される内
筒部を有した部材を挿着して組立てなる筆記具の軸筒の
組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ノック式筆記具において、外
周面にクリップを一体に形成した外筒部と、軸筒の後端
開口部内に挿入される内筒部を有し、該内筒部の内壁面
に配設した回転カムを前後に摺動案内し回転させるため
のカム溝を形成した頭冠(部材)を、軸筒の後端開口部
に挿着して組立てなる筆記具の軸筒は知られている。
【0003】その組立方法は、図1および図2を用いて
詳述すると、頭冠6の内筒部5の外周面には係合突起7
を形成してあり、筆記具の軸筒1の後端開口部2の内壁
面には前記係合突起7に係合する係合孔11を形成して
ある。係合突起7を係合孔11に係合させることによ
り、軸筒1の後端開口部2に頭冠6を挿着して組立てな
るものである。軸筒1の後端開口部2の内壁面には、一
方を後端に開口した軸芯に沿って延びたガイド溝12を
形成してあり、頭冠6の内筒部5の外周面にはガイド用
突起8を形成してある。挿着に際しては、両手に軸筒1
と頭冠6を各々持ち、ガイド用突起8とガイド溝12の
位置合わせをして挿嵌し、頭冠6又は軸筒1を押圧して
ガイド溝12に沿ってガイド用突起8が進み、頭冠6に
形成した係合突起7が軸筒1の係合孔11に係合するこ
とにより、頭冠6を軸筒1の開口部2に挿着して組立
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、こうした軸筒の
開口部に、外方に露出する外筒部と軸筒の開口部内に挿
入される内筒部を有した部材を挿着した筆記具の軸筒に
あっては、一本一本手作業により部材を軸筒の開口部に
挿着して組立ていた。しかし、大幅な生産数の増加にと
もなう組立能率の向上を図るために、本発明者達は自動
組立機による組立を検討し始めたが、挿着に際しては、
部材に形成したガイド用突起を軸筒に形成したガイド溝
に挿嵌しなければならないという、部材と軸筒の位置合
わせの問題があり、自動組立機による前記筆記具の軸筒
の組立を実現できないでいた。
【0005】本発明はこうした事実に鑑みてなされたも
ので、外方に露出する外筒部と、軸筒の開口部内に挿入
される内筒部を有し、該内筒部の外周面に係合突起とガ
イド用突起を有した部材を、軸筒の開口部の内壁面に一
方を開口して設けた軸芯に沿って延びたガイド溝に、ガ
イド用突起を挿嵌して押圧し、ガイド溝に案内されて内
筒部を軸筒の開口部内に挿入し、部材の係合突起を軸筒
に形成した係合孔に係合させて軸筒の開口部に部材を挿
着してなる筆記具の軸筒を、自動組立機で組立られるよ
うにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外方に露出す
る外筒部と、軸筒の開口部内に挿入される内筒部を有
し、該内筒部の外周面に係合突起とガイド用突起を有し
た部材を、軸筒の開口部の内壁面に一方を開口して設け
た軸芯に沿って延びたガイド溝に、ガイド用突起を挿嵌
して押圧し、ガイド溝に案内されて内筒部を軸筒の開口
部内に挿入し、部材の係合突起を軸筒に形成した係合孔
に係合させて軸筒の開口部に部材を挿着して組立てなる
筆記具の軸筒の組立方法において、ガイド溝の開口部の
一方の壁面に面取り部を設け、軸筒の開口部内に部材の
内筒部の先端を挿入しながら又は軸筒の開口部内に部材
の内筒部の先端を挿入した後、軸筒又は部材を部材側又
は軸筒側へ押圧しながらガイド用突起が前記面取り部か
ら反対側のガイド溝を形成する他方の壁面に向かって移
行するように回転させて、ガイド用突起の先端部をガイ
ド溝の開口部の面取り部を設けていない他方の壁面に衝
接させることによりガイド用突起のガイド溝に対する位
置出しを行い、ガイド用突起をガイド溝に挿嵌して組立
てなる筆記具の軸筒の組立方法である。
【0007】本発明においては、軸筒に設けたガイド溝
の開口部の一方の壁面に面取り部を設けることが重要と
なる。その理由は、ガイド用突起がガイド溝の位置にき
たときに面取り部により若干内筒部が後端開口部内に進
入し、ガイド用突起の先端部がガイド溝を形成する他方
の壁面15に衝接して、ガイド用突起がガイド溝に沿っ
て更に進入することにより位置合わせが行われるからで
ある。面取り部の大きさは、部材の内筒部に設けたガイ
ド用突起の先端面が軸筒の開口部の端面に当接して回転
している際に、面取り部により前記ガイド用突起がガイ
ド溝に進入しやすいような大きさであれば良く、特に限
定はされない。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。筆記具の軸筒1は、ノック式筆記具におけ
る軸筒で、軸筒1の後端開口部2に、外周面にクリップ
3を一体に形成した外筒部4と、軸筒の後端開口部2内
に挿入される内筒部5を有した頭冠(部材)6を、該内
筒部5を軸筒1の後端開口部2内に挿着してなる構造の
ものである。内筒部5の内壁面には、内筒部5に内在す
るノック式の繰出機構である回転カム(図示せず)を前
後に摺動案内し回転させるためのカム溝(図示せず)を
形成してある。外筒部4の後端は、ノック式の繰出機構
である回転カムを前後に摺動させるためのノック体(図
示せず)が突出可能に開口してある。本発明の実施の形
態においては、軸筒の開口部に挿着される部材として頭
冠を例にとるが、これに限定されるものではない。
【0009】クリップ3の裏面3aに対向した位置の内
筒部5の外周面には、係合突起7を形成してあり、また
その反対側の位置の外周面には、一方を外筒部4の端面
に当接させ軸芯に沿って延びたガイド用突起8を形成し
てある。係合突起7とガイド用突起8との間の外周面に
は、係合突起7を形成した外周面の部分9が内方に変形
して係合突起7が内方に沈み込むように、切欠部10を
対向して設けてある。
【0010】軸筒1の後端開口部2の内壁面には、前記
係合突起7が係合する外方に貫通した係合孔11を形成
してある。また、その対向した位置の部分には、前記ガ
イド用突起8が嵌挿可能な一方を開口したガイド溝12
を形成してある。ガイド溝12には、ガイド溝12を構
成する一方の壁面13を切除してなる面取り部14を設
けてある。
【0011】軸筒1の後端開口部2への頭冠(部材)6
を挿着して組立る組立方法は、先ず、軸筒1の後端開口
部2内に頭冠(部材)6の内筒部5の先端を挿入しなが
ら、又は軸筒1の後端開口部2内に頭冠(部材)6の内
筒部5の先端を挿入した後、軸筒1又は頭冠(部材)6
をガイド用突起8が面取り部14から反対側のガイド溝
12を形成する他方の壁面15に向かって移行するよう
に回転させる。ガイド用突起8は軸筒1の後端開口部2
の端面16に衝接し、内筒部5が軸筒1の後端開口部2
内にそれ以上挿入することなく回転する。ガイド用突起
8がガイド溝12の位置にくると、面取り部14により
若干内筒部5が後端開口部2内に挿入し、ガイド用突起
8の先端部8aがガイド溝12を形成する他方の壁面1
5に衝接する。このことにより、ガイド用突起8はガイ
ド溝12に位置合わせが行われる。押圧により、頭冠
(部材)6の内筒部5はガイド溝12に案内されて軸筒
1の後端開口部2内に挿嵌する。その際、係合突起7は
軸筒1の後端開口部2の内壁面に衝接するが、内筒部5
の外周面に形成した切欠部10により、係合突起7は内
方に沈み込むので、内筒部5の軸筒1の後端開口部2内
への進入が妨げられることがない。そして、軸筒1の係
合孔11に頭冠(部材)6の係合突起7が係合し、頭冠
(部材)6が軸筒1の後端開口部2に挿着され組立られ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は、外方に露出する外筒部と、軸
筒の開口部内に挿入される内筒部を有し、該内筒部の外
周面に係合突起とガイド用突起を有した部材を、軸筒の
開口部の内壁面に一方を開口して設けた軸芯に沿って延
びたガイド溝に、ガイド用突起を挿嵌して押圧し、ガイ
ド溝に案内されて内筒部を軸筒の開口部内に挿入し、部
材の係合突起を軸筒に形成した係合孔に係合させて軸筒
の開口部に部材を挿着して組立てる筆記具の軸筒を、前
述したような組立方法で行えば、自動組立機で組立るこ
とができ、大幅に組立能率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における、筆記具の軸筒の
要部と頭冠(部材)の斜視図である。
【図2】前記筆記具の軸筒の後端開口部に頭冠(部材)
を挿着して組立てなる、筆記具の軸筒の要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 筆記具の軸筒 2 開口部 4 外筒部 5 内筒部 6 頭冠(部材) 7 係合突起 8 ガイド用突起 11 係合孔 12 ガイド溝 13 一方の壁面 14 面取り部 15 他方の壁面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外方に露出する外筒部と、軸筒の開口部内
    に挿入される内筒部を有し、該内筒部の外周面に係合突
    起とガイド用突起を有した部材を、軸筒の開口部の内壁
    面に一方を開口して設けた軸芯に沿って延びたガイド溝
    に、ガイド用突起を挿嵌して押圧し、ガイド溝に案内さ
    れて内筒部を軸筒の開口部内に挿入し、部材の係合突起
    を軸筒に形成した係合孔に係合させて軸筒の開口部に部
    材を挿着して組立てなる筆記具の軸筒の組立方法におい
    て、ガイド溝の開口部の一方の壁面に面取り部を設け、
    軸筒の開口部内に部材の内筒部の先端を挿入しながら又
    は軸筒の開口部内に部材の内筒部の先端を挿入した後、
    軸筒又は部材を部材側又は軸筒側へ押圧しながらガイド
    用突起が前記面取り部から反対側のガイド溝を形成する
    他方の壁面に向かって移行するように回転させて、ガイ
    ド用突起の先端部をガイド溝の開口部の面取り部を設け
    ていない他方の壁面に衝接させることによりガイド用突
    起のガイド溝に対する位置出しを行い、ガイド用突起を
    ガイド溝に挿嵌して組立てなる筆記具の軸筒の組立方
    法。
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