JP3343217B2 - 2ビットトレースバック符号化に対するビタビ比較・選択動作 - Google Patents

2ビットトレースバック符号化に対するビタビ比較・選択動作

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JP3343217B2
JP3343217B2 JP25315098A JP25315098A JP3343217B2 JP 3343217 B2 JP3343217 B2 JP 3343217B2 JP 25315098 A JP25315098 A JP 25315098A JP 25315098 A JP25315098 A JP 25315098A JP 3343217 B2 JP3343217 B2 JP 3343217B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、一般的にはビタビ復号、より
詳細には、2ビットトレースバック符号化を行なうため
の比較・選択動作に関する。
【0002】
【従来の技術】ビタビ復号器は、フォワードエラー修正
を行なう最尤復号器である。ビタビ復号は、符号化され
たシンボルのシーケンス、例えば、ビット流の復号に用
いられる。ビット流は、システム内の様々な媒体を通じ
て伝送される符号化された情報を表わし、セットのビッ
トは、各々一つのシンボル瞬間(symbol instant)を表
す。ビタビ復号は、任意の通信チャネルを通じてのデジ
タル通信、例えば、衛星から地上、セルラ電話、コンピ
ュータからディスク、モデムからモデム、その他のデジ
タル通信において採用されている。ビタビ復号器は、ハ
ードウエアとしてのマイクロプロセッサ、マイクロコン
トローラ、あるいは、デジタル信号プロセッサ上に実現
されている。ビテビ復号は周知であり、この用途につい
ては、合衆国第5,490,178 号、5,454,014 号、5,559,83
7 号、5,465,275 号、5,471,500 号において開示されて
いるため、これらを参照されたい。
【0003】ビタビ復号器の復号動作は、4つのステッ
プ、つまり(1)ブランチメトリック(branch metric)
および経路メトリック(path metric) の計算、(2)比
較・選択動作、(3)最小あるいは最大の状態コストの
決定、および(4)トレースバック動作、からなる。復
号プロセスにおいて、ビタビ復号器は、各シンボル瞬間
において、可能なビットシーケンスのシーケンスを遡る
方向に動作し、伝送された可能性の最も高い1ビットシ
ーケンスを決定する。1つのシンボル瞬間における状
態、つまり、現在の状態から、次の後続のシンボル瞬間
における状態、つまり、次の状態への可能な遷移には限
度がある。現在の状態から次の状態への可能な各遷移
は、グラフ的に示すことができ、ブランチと定義され
る。相互接続されたブランチのシーケンスは経路と定義
される。各状態は、ビット流内の次の一つあるいは複数
のビットを受信したとき、ある限られた個数の次の状態
にしか遷移できない。このため、幾つかのブランチは、
生き残ってある経路の一部となるが、他の幾つかのブラ
ンチは、ある経路の一部となることはできず、生き残る
ことはできない。生き残ることが許されない遷移あるい
はブランチを排除することで、残すべき最尤経路を決定
する計算の効率が改善される。これを達成するために、
ビタビ復号器は、典型的には、各ブランチと関連するブ
ランチメトリックを計算し、このブランチメトリックを
用いて、どの経路を残し、どの経路を排除すべきを決定
する。
【0004】ブランチメトリックが、各シンボル瞬間に
おいて、可能な各ブランチに対して計算される。各経路
は、関連するメトリック、つまり、累積コストを持ち、
この累積コストが、各シンボル瞬間において更新され
る。可能な各遷移に対して、次の状態に対する累積コス
トが、あるブランチメトリックとそのブランチメトリッ
クの現在の状態のオリジンにおける経路累積コストとの
総和として計算される。最大あるいは最小の極値が選択
される。
【0005】一つのシンボル瞬間から次のシンボル瞬間
への遷移において、いくつかのブランチ、従って、いく
つかの経路が生き残り、このため、これら生き残った経
路を遡るトレースバック動作を採用することで、伝送さ
れた可能性の最も高い一つあるいは複数のビットシーケ
ンスが選択される。シーケンスのシンボル瞬間は、トレ
リス(trellis) と呼ばれる配列にて表される。ある与え
られたシンボル瞬間から開始する極値累積コストを持つ
経路を識別する動作は、トレースバック動作と呼ばれ
る。極値累積コストを持つ経路がトレリスを遡って延び
るシンボル瞬間の数によって、トレースバック動作の長
さ、あるいは、深さが定まる。トレースバック動作の終
端において、極値累積コストから開始する生き残った経
路と関連するトレリス内の個々の状態が、一つあるいは
複数のビットに翻訳され、これらが、そのシンボル瞬間
において伝送された可能性が最も高いものとみなされ
る。これらビットあるいはグループのビットから、復号
されたシンボルが形成される。
【0006】各シンボル瞬間において単一のビットが送
信されるビタビ復号の用途においては、2個の可能な現
在の状態が単一の次の状態に遷移、即ちブランチする。
この2個の可能なブランチのどちらがある与えられた次
の状態に遷移したかは、単一のビットのみで一意に決定
でき、単一のビットで十分である。各シンボル瞬間にお
いて2個のビットが送信されるビタビ復号の用途に対し
ては、単一の次の状態に遷移することができる4個の可
能な現在の状態が存在する。この場合は、単一の次の状
態に遷移可能な4個の現在の状態が存在し、これら4個
の可能なブランチのどれがある与えられた次の状態に遷
移したかを一意に決定するためには、2個のビットが必
要となる。各シンボル瞬間において2個のビットが送信
される用途としては、これに限られるものではないが、
v.34モデム技術、時分割マルチアクセス(TDMA)標
準IS−54、IS−136等が含まれる。
【0007】当分野においては、4個のメトリックを比
較し、極値メトリックを選択することに加えて、現在の
状態から次の状態に遷移した生き残ったブランチを一意
に識別するペアのトレースバックビットを生成および格
納するための効率的な方法が必要とされている。
【0008】
【発明の概要】本発明によるデジタル通信システムを動
作する方法は、第1、第2、第3、および第4のメトリ
ックを生成する。第1の中間極値がこれら2個のメトリ
ックから選択され、第2の中間極値が他の2個のメトリ
ックから選択される。そして、これら第1と第2の中間
極値から極値が選択される。加えて、生き残ったブラン
チに対応するペアのトレースバックビットが生成および
格納される。
【0009】
【発明の詳細な記述】図2は、4個の可能な現在の状態
が単一の次の状態に遷移できる一例としての16状態ビ
タビバタフライにおける現在の状態と次の状態の図の一
部分を示す。2ビット入力00を右にシフトしたとき、
第1の4個の現在の状態S0 、0000、S1 、000
1、S2 、0010、S3 、0011のいずれも、現在
の状態の最後の2個のビットがシフトアウトされると
き、次の状態NS0 、0000に遷移する可能性を持
つ。図面には全ての可能な遷移は示されないが、16個
の次の状態は、各々、2ビット入力の全ての組合せを受
信したとき、各々、次の状態に遷移することができる4
個の可能な現在の状態を持つ。換言すれば、16個の次
の状態は、各々、2ビット入力の全ての組合せを受信し
たとに、それへの現在の状態の4個の遷移を持つ。こう
して、16状態の実施例においては、図2に示すよう
に、現在の状態から次の状態への64個の可能なブラン
チ遷移が存在するが、ここには、これら64個の可能な
ブランチの内の12個のブランチのみが示される。
【0010】各ブランチは、mijと呼ばれる関連するブ
ランチメトリックを持つ。ここで、iは、現在の状態を
表し、jは、各ブランチの終端における次の状態を表
す。現在の状態は、各々、i番目の現在の状態と関連す
る累積コストPSi を持つ(ここで、i=0、1、
2、...15)。累積コストPSi は、その現在の状
態に至るまでのある経路内の全てのブランチの内の生き
残ったブランチと関連するブランチメトリックの総和で
ある。次の状態に対する累積コストメトリックNS
は、i番目の現在の状態と関連する現在の状態の累積
コストPS と、ブランチメトリックmijの一つとの
総和であるが、これは、例えば、ユークリッド距離ある
いはハミング距離(しばしば、マンハッタン距離として
も知られている)に基づく。
【0011】ある与えられた次の状態、例えば、次の状
態0000に終端する4個のブランチメトリックmij
計算し、これを、現在の状態の累積コストに加算するこ
とで、4個の潜在的な次の状態のコストが生成され、こ
れらが比較される。極値(最大あるいは最小)を示す潜
在的な次の状態のコストが、この比較動作において、極
値を示す潜在的な次の状態のコストメトリックが終端す
る次の状態と関連する次の状態のコストとして選択され
る。極値メトリックと関連する現在の状態から次の状態
への遷移によって、ある生き残った経路内のあるブラン
チが構成される。極値メトリックが、生き残ったブラン
チの終端における次の状態と関連する次の状態のコスト
となる。現在の状態からの2ビットがシフトアウトさ
れ、トレースバックビットとして格納され、生き残った
ブランチのトレースバック経路を再構成するために用い
られる。全ての現在の状態に対して、類似の計算が遂行
され、これに基づいて全ての次の状態の累積コストが更
新され、次の各状態と関連して2個のトレースバックビ
ットが格納される。こうして、メトリックm00が極値の
部分を構成する場合は、00が、2ビットトレースバッ
ク対のビットとして格納され、m10が極値の部分を構成
する場合は、01が、2ビットトレースバック対のビッ
トとして格納され、m20が極値の部分を構成する場合
は、10が、2ビットトレースバック対のビットして格
納され、m30が極値の部分を構成する場合は、11が、
2ビットトレースバック対のビットとして格納される。
【0012】ある与えられた次の状態と関連する4個の
ブランチメトリックを計算し、これを、そのブランチメ
トリックの原点(origin)と関連する各現在の状態のコス
トに加算することで、4個の潜在的な次の状態のコスト
PNS00、PNS01、PNS02、PNS03が生成され
る。これら4個の潜在的な次の状態のコストメトリック
が、図1に示すデータ演算ユニット20、例えば、マイ
クロプロセッサ、マイクロコントローラあるいはデジタ
ル信号プロセッサ内で系統的に比較され、これによっ
て、これら4個の潜在的な次の状態のコストから極値が
選択される。メトリックPNS00、PNS01、PN
02、PNS03が当分野において周知の方法にて計算さ
れ、レジスタファイル24の、それぞれ、レジスタa
0、a1、a2、a3として示される4個のレジスタ2
2内に格納される。
【0013】レジスタa0からのメトリックPNS
00が、第1の入力として、ライン28を介して、演算論
理ユニット(Arithmetic Logic Unit:ALU)26
に供給され、レジスタa1からのメトリックPNS
01が、第2の入力として、ライン30を介して、ALU
26に供給される。ALU26は、この2個の入力を比
較する。例えば、差を計算する。そして、ALU26か
らの差の符号の標識が、ライン32を通じて、排他的論
理和ゲート34への第1の入力として供給される。排他
的論理和ゲート34への第2の入力は、1ビット入力セ
レクタ33に接続される。セレクタ33は、第1と第2
の状態の一つを取り、ALU26内で比較されている2
個の入力の内の小さな方か大きな方のいずれかを選択す
る。ALU26への入力の小さな方の選択は、最小メト
リックの選択に対応し、ALU26への入力の大きな方
の選択は、最大メトリックの選択に対応する。数が表現
される方法に依存して、最小/最大セレクタは、第1の
状態、例えば、論理1において、ALU26への入力の
小さな方を選択し、第2の状態、例えば、論理0におい
て、ALU26への入力の大きな方を選択する。排他的
ROゲート34の出力は、選択入力36として、マルチ
プレクサ38に供給される。マルチプレクサ38は、A
LU26と同一の入力を受信し、2個のメトリックPN
00あるいはPNS01の一つを、第1の中間極値として
選択し、選択された第1の中間極値をレジスタa0内に
格納する。このようにして、第1と第2のメトリックが
互いに比較され、第1の中間極値メトリックが選択され
る。
【0014】同様にして、レジスタa2からのメトリッ
クPNS02が、第1の入力として、ライン28を介し
て、ALU26に供給され、レジスタa3からのメトリ
ックPNS03が、第2の入力として、ライン30を介し
て、ALU26に供給される。ALU26は、この2個
の入力を比較する。例えば、差を計算する。マルチプレ
クサ38は、これら2個のメトリックPNS02あるいは
PNS03の一つを、第2の中間極値として選択し、第2
の中間極値をライン40を通じて、レジスタファイル2
4に供給し、これが、レジスタa2内に格納される。こ
のようにして、第3と第4のメトリックが互いに比較さ
れ、第2の中間極値メトリックが選択される。
【0015】レジスタa0からの第1の中間極値は、第
1の入力として、ライン28を通じて、ALU26に供
給され、レジスタa2からの第2の中間極値は、第2の
入力として、ライン30を通じて、ALU26に供給さ
れる。ALU26は、この2個の中間極値を比較する。
例えば、差を計算する。ALU26からの符号標識が、
ライン32を通じて、排他的論理和ゲート34への一つ
の入力として供給される。そして、上述と同一の状態を
持つ最小/最大セレクタを用いて選択された排他的論理
和ゲート34からの出力が、マルチプレクサ38に選択
入力として供給される。マルチプレクサ38は、第1と
第2の中間極値の一つを極値として選択し、この極値
を、ライン40を通じて、レジスタファイル24に供給
し、これは、レジスタa0内に格納される。こうして、
第1と第2の中間極値が比較され、極値が選択される。
【0016】2ビットトレースバック対のビットも中間
極値として構成され、これら中間極値が比較され、極値
が選択される。2ビットトレースバック対を構成および
格納する回路を図3に示す。
【0017】ALU26内で第1と第2の潜在的な次の
状態のコストメトリックが比較されるとき、第1と第2
の潜在的な次の状態のコストメトリックと関連する各ブ
ランチのオリジンの現在の状態の最下位ビット(LS
B)は互いに異なる。このため、このLSBは、第1の
中間極値の現在の状態のオリジンを一意に決定する。こ
のLSBは、第1の潜在的な第1のビット位置のトレー
スバックビットであり、これが図3に示すマルチビット
レジスタ50のLBS内に格納される。このようにし
て、対応する第1の潜在的な第1のビット位置のトレー
スバックビットが2個の潜在的な次の状態のコストメト
リックのどちらが第1の中間極値として選択されたを識
別するために選択される。
【0018】ALU26内で第3と第4の潜在的な次の
状態のコストメトリックが比較されるとき、第3と第4
の潜在的な次の状態のコストメトリックと関連する各ブ
ランチのオリジンの現在の状態のLSBは互いに異な
る。上述と同様に、第3と第4の潜在的な次の状態のコ
ストメトリックと関連する各ブランチのオリジンの現在
の状態のLSBは、第2の中間極値の現在の状態のオリ
ジンを一意に決定する。このLSBは、第2の潜在的な
第1のビット位置のトレースバックビットであり、これ
が図3に示すマルチビットレジスタ50のLBS内に格
納され、前に格納されているLSBは、レジスタ50の
第2のビット位置にシフトされる。こうして、対応する
第2の潜在的な第1のビット位置のトレースバックビッ
トが2個の潜在的な次の状態のコストメトリックのどち
らが第2の中間極値として選択されたかを識別するため
に選択される。
【0019】ALU26内で第1と第2の中間極値が比
較されるとき、第1と第2の中間極値と関連する各ブラ
ンチのオリジンの現在の状態のLSBに隣接するビット
(現在の状態の第2のビット)は互いに異なる。このた
め、この現在の状態の第2のビットは、極値として選択
された中間極値が、第1と第2の潜在的な次の状態のコ
ストメトリックから選択されたのか、あるいは、第3と
第4の潜在的な次の状態のコストメトリックから選択さ
れたのかを一意に決定することができる。このビット
は、2ビットトレースバック対の構成においては、第2
のビット位置のトレースバックビットと呼ばれ、レジス
タ52の第2のビットに供給される。こうして、対応す
る第2のビット位置のトレースバックビットが、2個の
中間極値のどちらが極値として選択されたかを識別する
ために選択される。この第2のビット位置のトレースバ
ックビットは、以下に説明するように、トレースバック
ビット対の最上位ビットとして供給される。
【0020】レジスタ52は、マルチビットシフトレジ
スタであり、複数のトレースバックビットを格納する。
マルチプレクサ54への選択入力が第1の論理状態、例
えば、0に設定されているときは、単一のトレースバッ
クビットがレジスタ52のLSBに格納される。新たな
トレースバックビットが生成される度に、シフトレジス
タ52は、前に格納されているビットを1位置だけ(図
3の左方向に)シフトし、新たなトレースバックビット
をLSB内に格納する。この1ビットトレースバックの
動作モードは、現在の状態から次の状態への2個の可能
な遷移が存在するときに有用である。ユーザによって決
定される十分なレジスタ位置が満たされると、シフトレ
ジスタ52内に格納されたこれらトレースバックビット
は、当分野において周知の方法にてメモリ内に書込まれ
る。
【0021】マルチプレクサ54への選択入力が第2の
論理状態、例えば、1に設定されているときは、対のト
レースバックビットがシフトレジスタ52の2個の最下
位ビットに格納される。2ビットトレースバック対は、
各々、最初は、シフトレジスタ52の2個の最下位ビッ
トに格納される。もう1個の2ビットトレースバック対
が生成されると、現存の2ビットトレースバック対は、
別の前に格納されている2ビットトレースバック対と共
に、シフトレジスタ52内において、2つのレジスタだ
け左にシフトされ、最も最近の2ビットトレースバック
対がシフトレジスタ52の2つの最下位ビット位置に格
納される。この2ビットトレースバックの動作モード
は、現在の状態から次の状態への4個の可能な遷移が存
在するときに有用である。十分なレジスタ位置が満たさ
れると、シフトレジスタ52内のこれらトレースバック
ビットの対はメモリ内に書込まれる。
【0022】マルチプレクサ56の第1の入力58は、
レジスタ50のLSBに結合され、第2の入力60は、
レジスタ50の第2のビット位置用のレジスタに結合さ
れ、選択入力62は、ALUの符号標識を受信するため
にライン32に接続される。1ビットトレースバックモ
ードにて動作する場合は、極値が選択される際に生成さ
れるALUの符号標識がシフトレジスタ52のLSBへ
の入力として供給される。2ビットトレースバックモー
ドにて動作する場合は、マルチプレクサ56は、レジス
タ50のLSBレジスタ内に格納されているビットか、
あるいは、第2のビット位置用のレジスタ内に格納され
ているビットのいずれかを、2ビットトレースバック対
のLSBとして選択し、極値が選択される際の、つま
り、第1と第2の中間極値を比較する際の、ALUから
の符号標識を、2ビットトレースバック対のより上位の
ビットとして供給する。2ビットトレースバック対のこ
のより上位のビットが、シフトレジスタ52の第2のビ
ット位置用のレジスタに格納される。
【0023】極値として選択される中間極値が第1と第
2の潜在的な次の状態のコストメトリックから選択され
るときは、2ビットトレースバック対の最下位ビット
は、第1の潜在的な第1のビット位置のトレースバック
ビットとして選択され、レジスタ50の第2のビット位
置用のレジスタ内に一時的に格納される。極値として選
択される中間極値が第3と第4の潜在的な次の状態のコ
ストメトリックから選択されるときは、2ビットトレー
スバック対の最下位ビットは、第2の潜在的な第1のビ
ット位置のトレースバックビットとして選択され、レジ
スタ50の最下位ビット位置に一時的に格納される。レ
ジスタ50内にこうして格納されるビットは、その後、
比較動作が遂行されると、その結果にて上書きされる。
【0024】本発明が、4個の潜在的な次の状態のコス
トを比較するものとして説明された。ただし、本発明
は、これに制限されるものではない。例えば、本発明に
従って、4個のブランチメトリックを比較し、1個の極
値ブランチメトリックを選択することもできる。この場
合、極値ブランチメトリックと、極値ブランチメトリッ
クのオリジンにおける現在の状態と関連する累積コトス
とを加算することで、その極値ブランチメトリックの終
端における次の状態と関連する次の状態のコストが生成
される。この場合、上述のようにして生成および格納さ
れるトレースバックビットは、4個のブランチメトリッ
クの内のどれが極値ブランチメトリックとして選択され
たかを示すこととなる。
【0025】上では、トレースバックビットのパッキン
グ(packing)は、最も最近の一つあるいは複数のビット
を、一つあるいは複数の最下位ビット位置に格納するも
のとして説明されたが、当業者においては理解できるよ
うに、最も最近の一つあるいは複数のビットを、一つあ
るいは複数の最上位レジスタに格納するような設計も可
能である。
【0026】説明の実施例においては、パイプライン構
成を組み込むようには説明されなかった。ただし、当業
者においては理解できるように、パイプライン構成を利
用するように設計することにより、計算の効率を向上す
ることもできる。パイプライン化は、新たなデータセッ
トの計算を、前のデータセットの計算を終える前に開始
するようにすることで達成される。パイプライン構成に
おいて用いられるラッチの数が多ければ多いほど、パイ
プライン構成の深さは深くなる。パイプライン構成で
は、パイプラインを満たすために計算時間に幾分の初期
遅延が発生するが、ただし、加算器などの資源の利用効
率は最大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ演算ユニットの一部分を簡
略的に示す図である。
【図2】4個の可能な現在の状態が単一の次の状態に遷
移できる一例としての16状態ビタビバタフライにおけ
る現在の状態と次の状態の図の一部分を示す図である。
【図3】図1のデータ演算ユニットの一部分をより詳細
に示す図である。
【符号の説明】
20 データ演算ユニット 22 4個のレジスタ 24 レジスタファイル 26 演算論理ユニット(ALU) 33 1ビット入力セレクタ 34 排他的論理和ゲート 36 選択入力 38 マルチプレクサ 50 マルチビットレジスタ 52 レジスタ 56 マルチプレクサ 58 マルチプレクサ56の第1の入力 60 第2の入力 62 選択入力
フロントページの続き (72)発明者 シヴァナンド シマナパリ アメリカ合衆国 18104 ペンシルヴァ ニア,アレンタウン,ベナー ロード 638−201 (72)発明者 ラリー アール.テイト アメリカ合衆国 60010 イリノイズ, サウス バーリントン,チップング キ ャンプデン ドライヴ 12 (56)参考文献 特開 平5−3437(JP,A) 特開 平5−3439(JP,A) 特開 平10−200419(JP,A) 特開 平10−322229(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のPNS00メトリック、第2のP
    NS01メトリック、第3のPNS02メトリック及び
    第4のPNS03メトリックを生成する段階と、 該第1のPNS00メトリック及び第2のPNS01
    トリックから2つの値の内の小さな方または大きな方が
    選択されるべきであるかどうかを示す状態に従って第1
    の中間極値を選択する段階と、 前記状態に従って、該第3のPNS02メトリック及び
    第4のPNS03メトリックから第2の中間極値を選択
    する段階と、 前記状態に従って、該第1及び第2の中間極値から極値
    を選択する段階とからなることを特徴とするデジタル通
    信システムを動作する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、該メト
    リックが潜在的な次の状態のコストであることを特徴と
    する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、該メト
    リックがブランチメトリックであることを特徴とする方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法においてさらに、
    極値として第1のPNS00メトリック、第2のPNS
    01メトリック、第3のPNS02メトリック及び第4
    のPNS03メトリックのどれが選択されたかを示すト
    レースバックビットを格納する段階からなることを特徴
    とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の方法において、該トレ
    ースバックビットを格納する段階が、 中間極値の選択を示す中間ビットを格納する段階と、 中間極値の選択の際に生成されたビットと中間極値から
    の極値の選択と関連するビットとから、トレースバック
    ビットを構成する段階とからなることを特徴とする方
    法。
  6. 【請求項6】 第1のPNS00メトリック、第2の
    PNS01メトリック、第3のPNS02メトリック及
    び第4のPNS03メトリックを生成する段階と、 該第1のPNS00及び第2のPNS01のメトリック
    から第1の中間極値メトリックを選択する段階と、 該第1及び第2のメトリック(PNS00、PN
    01)のどちらが第1の中間極値メトリックとして選
    択されたかに対応する第1の潜在的な第1のビット位置
    のトレースバックビットを生成する段階と、 該第3のPNS02メトリック及び第4のPNS03
    トリックから第2の中間極値を選択する段階と、 該第3及び第4のメトリック(PNS02、PN
    03)のどちらが第2の中間極値メトリックとして選
    択されたかに対応する第2の潜在的な第1のビット位置
    のトレースバックビットを生成する段階と、 該第1及び第2の中間極値から極値を選択する段階と、 該第1及び第2の中間極値のどちらが極値として選択さ
    れたかに対応する第2のビット位置のトレースバックビ
    ットを生成する段階とからなることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、該メト
    リックが潜在的な次の状態のコストであることを特徴と
    する方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の方法において、該メト
    リックがブランチメトリックであることを特徴とする方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の方法においてさらに、
    極値として第1のPNS00メトリック、第2のPNS
    01メトリック、第3のPNS02メトリック及び第4
    のPNS03メトリックのどれが選択されたかを示すト
    レースバックビットを格納する段階からなることを特徴
    とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の方法において、該ト
    レースバックビットを格納する段階が、 中間極値の選択を示す中間ビットを格納する段階と、 中間極値の選択の際に生成されたビットと中間極値から
    の極値の選択と関連するビットとから、トレースバック
    ビットを構成する段階とからなることを特徴とする方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載の方法においてさら
    に、第1の潜在的な最下位ビットのトレースバックビッ
    トと第2の潜在的な最下位ビットのトレースバックビッ
    トとのどちらか一つを、該第1及び第2の中間極値メト
    リックのどちらが極値メトリックとして選択されたかに
    基づいて選択する段階からなることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項6に記載の方法において、該第
    1の潜在的な第1のビット位置のトレースバックビット
    を生成する段階が、最下位ビットのトレースバックビッ
    トを生成することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項6に記載の方法において、該第
    2のビット位置のトレースバックビットを生成する段階
    が、最上位ビットのトレースバックビットを生成するこ
    とを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項6に記載の方法において、該第
    1の中間極値を選択する段階が、該第1及び第2のメト
    リックを比較することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項6に記載の方法において、該第
    1の中間極値を選択する段階が、該第1及び第2のメト
    リックの内の大きな方を選択することを特徴とする方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項6に記載の方法において、該第
    1の中間極値を選択する段階が、該第1のPNS00
    トリックと該第2のPNS01メトリックとの内の小さ
    な方を選択することを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項6に記載の方法において、該選
    択段階が、該第1のPNS00メトリックと該第2のP
    NS01メトリックとの内の大きな方を第1の中間極値
    として選択し、該第3のPNS02メトリックと該第4
    のPNS03メトリックとの内の大きな方を第2の中間
    極値として選択し、該第1及び第2の中間極値の内の大
    きな方を極値として選択することを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項6に記載の方法において、該選
    択段階が、該第1及び第2のメトリックの内の小さな方
    を該第1の中間極値として選択し、該第3及び第4のメ
    トリックの内の小さな方を該第2の中間極値として選択
    し、該第1及び第2の中間極値の内の小さな方を極値と
    して選択することを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 第1のメトリック、第2のメトリッ
    ク、第3のメトリック、及び第4のメトリックを生成及
    び格納する回路と、 該第1のメトリックと該第2のメトリック(PN
    00、PNS01)とを比較して、これから、2つの
    値の内の小さな方または大きな方が選択されるべきであ
    るかどうかを示す状態に従って、第1の中間極値を選択
    するデータ演算ユニット20とからなり、該データ演算
    ユニット20がさらに、該第3のPNS02メトリック
    と該第4のPNS03メトリックとを比較して、これか
    ら、前記状態に従って第2の中間極値を選択し、該デー
    タ演算ユニット20がさらに、該第1及び第2の中間極
    値を比較し、これから前記状態に従って極値を選択する
    ことを特徴とする集積回路。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の集積回路において
    さらに、該第1及び第2のメトリックのどちらが選択さ
    れたかに対応するトレースビットを格納するシフトレジ
    スタ52からなることを特徴とする集積回路。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の集積回路におい
    て、該シフトレジスタ52が、選択可能な数に相当する
    メモリ位置だけシフトできることを特徴とする集積回
    路。
  22. 【請求項22】 請求項19に記載の集積回路におい
    て、前記データ演算ユニット20は、2つのメトリック
    を比較する演算論理ユニット26と、前記状態及び該演
    算論理ユニット26の符号標識32に従って、2つのメ
    トリックのうちの1つを選択するマルチプレクサ38
    と、マルチプレクサ38の出力及びマルチプレクサ38
    の入力と演算論理ユニット26とに結合しかつメトリッ
    クを格納するレジスタファイル24とからなることを特
    徴とする集積回路。
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