JP3353473B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3353473B2 JP17430994A JP17430994A JP3353473B2 JP 3353473 B2 JP3353473 B2 JP 3353473B2 JP 17430994 A JP17430994 A JP 17430994A JP 17430994 A JP17430994 A JP 17430994A JP 3353473 B2 JP3353473 B2 JP 3353473B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、さらに詳しくは、微細パターンの配線層の形成
が可能であり、しかも平坦化処理に際し、配線層の表面
が露出せず、ボイドなどがなく平坦性に優れた層間絶縁
膜を有する半導体装置を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超LSIの集積化に伴い、ロジッ
ク系デバイスでは、特に、配線構造の微細化および多層
化が進んでいる。現在の半導体集積回路のデバイス開発
においては、サブハーフミクロン領域のデザインルール
が要求されており、それに伴って、配線の微細加工技術
が要求されている。所望のデザインルールを実現するに
は、その製造工程において、最先端のフォトリソグラフ
ィー技術が必須となる。現在使用されている最先端のス
テッパー(縮小投影露光機)は、KrFエキシマレーザ
ー光(248nm)を光源として用い、0.37〜0.
50程度のNAのレンズを搭載している。
【0003】ステッパーは、単一波長の光を露光光源に
用いている。単一波長で露光を行う場合には、定在波効
果と呼ばれる現象が発生することが広く知られている。
その結果として、レジストに吸収される光量がレジスト
膜厚に依存して変化する。かかる吸収光量が、レジスト
を光反応させるエネルギーとなるものである。また、そ
の吸収光量変化の度合いは、下地基板の種類により異な
る。すなわち、下地の光学定数(n,k)およびレジス
トの光学定数(n,k)により定まる多重干渉を考慮し
た複素振幅反射率(R)により、吸収光量の変化の度合
いは定まる(Rは実数部と虚数部とを持つベクトル量で
あることを示す)。
【0004】この定在波効果による吸収光量の変化を抑
えるために、加工しようとする下地材料の上に、SiX
Y Z あるいはSiX Y 膜などの反射防止膜を形成
し、その反射防止膜上に、フォトレジストを回転塗布
し、エキシマステッパーにより露光して、レジストパタ
ーンを形成するレジストパターニング技術が用いられて
いる。
【0005】このレジストパターニング技術は、加工す
べき下地が金属配線材料、例えばAl,Al−Si,A
l−Si−Cu,Al−Cu等であっても適用でき、そ
の技術を用いることにより、サブハーフミクロン領域の
配線デザインルールのパターニングを可能にすることが
できる。
【0006】また、金属配線の多層化においては、下地
の平坦化技術が必須となる。特に上層部の配線は、下地
段差の影響を直接反映し、完全に平坦化されていない部
分においては、金属配線の段切れ、ボイド等の不良発生
が生じる。これらを回避するために、種々の平坦化技術
が提案されており、レジストエッチバック法もその1つ
である。
【0007】以下に、このレジストエッチバック法を用
いた配線層間平坦化プロセスを、図15ないし図16を
用いて説明する。まず、図15(A)に示すように、下
層配線1を、設計に基づいてパターニングする。次に、
この下層配線1の上に、第1プラズマ(Plasma)TEO
S(TetraethyloxysilaneまたはTetraethylorthosilica
te)膜2を、CVD(化学気相成長)法により、約30
0nm形成する。これは、バッファ層として機能し、こ
の後に形成するO3 −TEOSによる酸化シリコン膜
(以下、O3 −TEOS/NSG膜と称する)を、さら
に、その後に形成するコンタクトホールの側壁に残さな
いためと、吸湿性の高いO3 −TEOS/NSG膜のA
l配線への影響(コロージョン等)を防ぐためと、そし
てまた、O3 −TEOS/NSG成膜の下地依存性を緩
和するためである。
【0008】次に、第1プラズマTEOS膜2の上に、
3 −TEOS/NSG膜3をCVDにて約500nm
形成する。これは、狭い配線間スペースを、ボイドの発
生なく埋め込むために用いられる。さらにまた、このO
3 −TEOS/NSG膜3を用いることによって、局所
的のみならず、グローバルな平坦化を可能にすることが
できる。
【0009】次に、フォトレジスト4を塗布し、続いて
エッチバックを行う。すると、図15(B)に示すよう
に、エッチバックされたフォトレジスト4は、O3 −T
EOS/NSG膜3の段差の厳しい部分にのみ残り、O
3 −TEOS/NSG膜3の局所的な段差を緩和してい
る。次に、図15(B)において、ダミー配線用のレジ
ストパターニング5を形成する。これが、グローバル平
坦化のために必須となるダミーパターンの絶縁層を後で
形成するために用いられる。
【0010】続いて、このパターニングされたフォトレ
ジスト5をマスクとして、O3 −TEOS/NSG膜3
をRIE(Reactive Ion Etching)にて除去する。こ
のときのRIE量は、配線膜厚と等しく設定されること
によって、図16(C)に示すように、発生したダミー
パターンの絶縁層6(O3 −TEOS/NSG)とデバ
イス表面の高さが揃うことになる。
【0011】次に、図16(D)に示すように、第2プ
ラズマTEOS膜7をCVDし、続いて、SOG(スピ
ンオンガラス)膜8をコーティングする。この第2プラ
ズマTEOS膜7は、この後に行われるSOGのエッチ
バックの際のストッパーとして機能し、また、SOG膜
8と下地のO3 −TEOS/NSG膜2との密着性を改
善する役割を有する。
【0012】最後に、図16(E)に示すように、第3
プラズマTEOS膜9をCVDすることにより、完全な
平坦化がなされる。この後コンタクトホールが形成さ
れ、さらに、この上に上層配線が形成されることにな
る。この第3プラズマTEOS膜9は、配線層間耐圧の
確保と、SOG膜8と上層配線との密着性の改善のため
に必要となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のプロセスにおい
て、特に重要なのは、図15(B)に示すO3 −TEO
S/NSG膜3のエッチバックであるが、このエッチバ
ック量が多いと、配線1の上端が露出され、配線1内部
に電荷が貯められてしまう。これが、さらに下層にある
トランジスタのゲート電極に、コンタクトを通して抜け
てしまうと、ゲート電極が固定電荷を持っていることに
なるので、トランジスタの酸化膜容量値、ひいてはドレ
イン電流値、またトランジスタのしきい値電圧等に影響
を及ぼす。従って、層間膜のエッチバックは、下層配線
1の上端が決して露出されないように、エッチバック
量、あるいは第1プラズマTEOS膜2やO3 −TEO
S/NSG膜3の膜厚が最適値になるように、調整され
なければならない。
【0014】しかし、以上述べてきたプロセスにおい
て、O3 −TEOS/NSG膜3と、第1プラズマTE
OS膜2のエッチレートは同程度であり、第1プラズマ
TEOS膜2は、エッチバックにおけるストッパーの役
割は果たさない。下地の第1プラズマTEOS膜2をス
トッパーとして用いるためには、RIEのばらつきを考
慮した、充分な膜厚が必要になってくる。
【0015】しかし、あまりこれらの膜が厚くなり過ぎ
ると、配線間スペースにボイドが発生したり、O3 −T
EOS/NSG膜3で配線間スペースを埋め込めなくな
るおそれが出てくる。また、O3 −TEOS/NSG膜
3のエッチバック後の膜厚ばらつきは、各膜のCVDで
のばらつき、RIEでのばらつきが累積された形で算出
され、かなり大きな値となる。
【0016】具体的には、第1プラズマTEOS膜2を
300nm、O3 −TEOS/NSG膜3を500nm
CVDした場合、計800nmのSiO2 膜が形成され
ているが、O3 −TEOS/NSG膜3のエッチバック
において、配線膜厚と等しく650nmをRIEする
と、単純に残りの膜の厚さは、800−650=150
nmであり、その残膜膜厚のばらつきは、±130nm
程度もある。よって、この平坦化プロセスにおいては、
残りの20(150−130)nm分のマージンしか確
保できないという問題点が残される。
【0017】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、微細パターンの配線層の形成が可能であり、しかも
平坦化処理に際し、配線層の表面の露出を防止し、ボイ
ドなどがなく平坦性に優れた層間絶縁膜を有する半導体
装置を製造する方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、配線層の上
に、反射防止膜を成膜する工程と、反射防止膜の上に、
レジスト膜を成膜する工程と、前記レジスト膜を所定パ
ターンにフォトリソグラフィー加工する工程と、前記所
定パターンにフォトリソグラフィー加工されたレジスト
膜をマスクとして、前記配線層をエッチング加工する工
程と、前記レジスト膜を除去し、前記反射防止膜を残し
たままで、前記配線層の上に、平坦化用絶縁膜を成膜
し、表面の平坦化処理を行う工程とを有し、前記反射防
止膜の膜厚および光学定数が、前記レジスト膜のフォト
リソグラフィー加工時の定在波効果を抑制するように設
定してあり、前記平坦化処理のエッチングにおいて、前
記反射防止膜をエッチングストッパーとして機能させ
る。
【0019】上記において、前記平坦化用絶縁膜は、前
記配線層における所定間隔以上の配線不存在パターン部
分上に、ダミーパターンの絶縁層が残るようにエッチン
グ加工される。 または、前記配線層における所定間隔以
上の配線不存在パターン部分に、ダミーパターンの配線
層が残るように、前記反射防止膜を用いたフォトリソグ
ラフィー加工される。
【0020】前記配線層は、たとえばAl、Al−S
i、Al−Si−Cu、Al−Cuなどで構成される。
前記反射防止膜が、Sixyz (水素を含むことか
ら「Sixyz :H」とも言う)またはSixy
(水素を含むことから「Sixy :H」とも言う)な
どで構成される。
【0021】前記反射防止膜が形成された配線層の上
を、バッファ用絶縁膜を介して前記平坦化用絶縁膜で覆
うことが好ましい。前記バッファ膜が、TEOSを用い
たプラズマ化学気相成長法により形成された酸化シリコ
ン膜(プラズマTEOS膜)で構成され、前記平坦化用
絶縁膜が、オゾンおよびTEOSを用いた常圧CVD法
により形成された酸化シリコン膜(O3 −TEOS/N
SG膜)で構成され、前記平坦化用絶縁膜が、エッチン
グ加工されることにより平坦化が図られることが好まし
い。
【0022】
【作用】本発明に係る半導体装置の製造方法では、下層
配線の微細加工のために、フォトレジストパターニング
において、SiX Y Z あるいはSiX Y 膜などの
反射防止膜を用い、下層配線をRIEなどでパターン加
工した後、これら反射防止膜を除去せずに、残しておく
ことによって、後のプロセスである平坦化処理のエッチ
ングストッパーとして機能させる。
【0023】本発明では、反射防止膜を用いて下層配線
のフォトリソグラフィー加工を行うため、定在波効果を
抑制し、下層配線の微細パターン化が可能である。ま
た、SiX Y Z あるいはSiX Y 膜などの反射防
止膜を、O3 −TEOS/NSG膜などの平坦化用絶縁
膜のエッチバック時のストッパーとして用いることによ
って、平坦化用絶縁膜のエッチバック時のマージンを充
分確保することができる。SiX Y Z 膜あるいはS
X Y 膜のSiO2 に対する選択比は、どちらも、そ
の組成比を調整することによって、20〜50程度にな
る。すなわち、反射防止膜としてxnmのSiX Y
Z 膜、あるいはxnmのSiXY 膜を用いた場合、R
IE時には、この反射防止膜が形成されている部分につ
いては、厚さ20・x〜50・xnmのSiO2 膜が形
成されている場合と同程度であるとみなすことができ
る。
【0024】図15,16に示す先の例に適用すると、
残膜のマージンは、(20+20・x)〜(20+50
・x)nmに増加する。したがって、平坦化処理に際
し、配線層の表面が露出することはない。また、この反
射防止膜のみでも充分マージンを確保することができる
ので、先に形成する第1プラズマTEOS膜などのバッ
ファ層やO3 −TEOS/NSG膜などの平坦化膜の膜
厚を減らすことも可能である。従って、これらの膜の厚
膜化によって生じるボイドに対しても、さらにマージン
を見込んで膜厚を設定できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る半導体装置の製造方法
を、図面に示す実施例に基づき、詳細に説明する。第1実施例 図1(A)に示すように、下層配線層10の上に、反射
防止膜20、レジスト膜22を成膜する。下層配線層1
0は、CVD法によるAl、Al−Si、Al−Si−
Cu、Al−Cuなどで構成される。反射防止膜は、た
とえば、SiXY Z あるいはSiX Y で構成さ
れ、SiH4 、N2 O、N2 、NH3 等を用いて、たと
えばCVD法または反応性スパッタ法、または、ECR
プラズマCVDあるいはバイアスECRプラズマCVD
などのプラズマCVD法により成膜される。
【0026】Six y z は、図3,4に示すよう
に、成膜条件(特にSiH4 の流量比)を変えることに
より、波長248nmあるいはその他の波長においての
光学定数のn(屈折率の実数部)、k(屈折率の虚部)
を大きく変化させることができる。このため、下地膜の
種類に応じて光学定数および膜厚を変化させることで、
最適な反射防止層として好ましく用いることができる。
なお、図3中、横軸はn、縦軸はkであり、成膜条件
(ガス流量比Ratio 、圧力Pressure、出力Power )に応
じて、n,kが変化することが確認された。また、図4
中、横軸は、成膜時におけるSiH4 とN2 Oとの流量
比であり、縦軸は、n(図中○),k(図中●)の値で
ある。但し、図4では、堆積時間が、5秒であり、膜厚
(d)に換算すると、約50nmになる。後述するよう
に、実施例で用いる反射防止膜の最適値の膜厚は、23
nm、30nmまたは25nmであるため、それらの膜
厚の場合には、n,kの値は、図4に示すグラフよりも
小さい値を示す。たとえばd=23nmでは、堆積時間
が、2.65秒に相当し、図4に示す5秒の条件よりも
小さい。SiH4 とN2 Oとの流量比を変化させると、
得られるSix y zの組成も、図5に示すように変
化する。
【0027】Six y z 膜を反射防止膜として用い
る場合には、以下のようにして、反射防止機能が最大に
なるように、その膜厚および光学定数を決定する。 (1)反射防止膜20がない状態で、Al−Si製配線
層10上に、レジスト膜22(たとえばXP8843
(シプレイマイクロエレクトロニクス社製))を成膜
し、波長248nmのKrFエキシマレーザによる露光
を行うと仮定し、定在波効果のシミュレーション結果を
図6に示す。図6に示すように、定在波効果は、約±2
9.6%である。
【0028】(2)図6において、定在波効果の極大値
は、レジスト膜厚が982nmの時にある。レジスト膜
厚982nmに着目し、かつ反射防止層の膜厚を30n
mとし、反射防止層の光学定数narl ,karl の変化に
対するレジスト膜の吸収光量の等高線のシミュレーショ
ン結果を図7に示す。
【0029】(3)レジスト膜厚1000nm、101
8nm、1035nmのそれぞれに対して、上記(2)
のシミュレーションを行った結果を、図8,9,10に
示す。 (4)図8〜10に示す吸収光量が最小限になる共通領
域のnarl ,karl を求めた結果、 narl =4.8,karl =0.45(VALUE1) またはnarl =2.0,karl =0.8(VALUE2)と
なる。
【0030】すなわち、反射防止層の膜厚を30nmと
した場合に、最適な反射防止層の光学定数は、narl
4.8,karl =0.45 またはnarl =2.0,karl =0.8となる。
【0031】このような条件の反射防止膜をAl−Si
膜の上に成膜し、その上にレジスト膜を成膜した場合の
定在波効果を求めると、図11および図12に示す結果
が得られる。図11,12に示すように、定在波効果は
いずれも小さく、いずれの場合でも、約1%以下であ
る。反射防止膜がない場合に比較し、1/60程度に定
在波効果を抑制することができる。
【0032】(5)上記(2)〜(4)の手順は、反射
防止層の膜厚を30nmとした場合であるが、他の異な
る反射防止層({ARL}とも言う)の膜厚に対して
も、上記(2)〜(4)を繰り返し行うことで、反射防
止層の膜厚に応じた最適な反射防止層の光学定数が定ま
る。求めた結果を図13(A),(B)に示す。
【0033】(6)上記(5)で求めた反射防止層の満
たすべき条件を満足する膜種が存在するか否かを、分光
エリプソメータ(SOPRA社製)を用いて調べたとこ
ろ、Six y z 膜は、図3,4に示すように、その
成膜条件に応じてその光学定数(n,k)が変化するこ
とから、最適であることが見い出された。すなわち、図
3に示すAで示す条件で成膜されたSix y z は、
図13(A),(B)の条件を満足する。したがって、
n=2.08およびk=0.85のSix y膜(Si
4 /N2 O=0.83)を25nmの厚さで、Al−
Si製配線層上に反射防止層として成膜した場合に、図
14の曲線Aで示すように、定在波効果を±0.5%程
度に抑制することが可能になる。反射防止膜がない場合
の定在波効果(図14の曲線B)に比較し、定在波効果
を約1/60程度に削減することができる。
【0034】また、同様なシミュレーションにより、n
=2.16およびk=0.875のSix y z
(SiH4 /N2 O=2.0)を23nmの厚さで、A
l、Al−Si、Al−Si−CuまたはAl−Cu製
配線層上に反射防止膜として成膜した場合にも、最適な
反射防止効果が得られることが分かっている。
【0035】上述のようにして最適化された反射防止膜
20を、図1(A)に示すように、下地配線層10の上
に成膜する。そして、その上に成膜されるレジスト膜2
2のフォトリソグラフィー加工を行えば、定在波効果を
抑制して、レジスト膜22の微細パターンを形成するこ
とができ、その線幅変動も少ない。したがって、そのレ
ジスト膜22を用いて、下地配線層10をRIEなどで
エッチング加工すれば、図1(B)に示すように、線幅
変動が少ない微細な配線パターン10aを得ることがで
きる。
【0036】次に、レジスト膜22を除去し、反射防止
膜20は残したままで、反射防止膜20が形成された配
線パターン10aの上に、バッファ層12を形成する。
バッファ層12は、たとえばTEOSを用いたプラズマ
化学気相成長(CVD)法により形成された酸化シリコ
ン膜(プラズマTEOS膜)で構成され、その膜厚は、
数百nm、たとえば約300nmである。バッファ層1
2は、この後に形成するO3 −TEOSによる酸化シリ
コン膜(以下、O3 −TEOS/NSG膜とも称する)
を、さらに、その後に形成するコンタクトホールの側壁
に残さないためと、吸湿性の高いO3 −TEOS/NS
G膜のAl配線への影響(コロージョン等)を防ぐため
と、そしてまた、O3 −TEOS/NSG成膜の下地依
存性を緩和するためである。
【0037】次に、図1(B)に示すように、バッファ
膜12の上に、第1平坦化膜13を成膜する。第1平坦
化膜13は、たとえばO3 −TEOS/NSG膜で構成
される。この第1平坦化膜13の膜厚は、数百nm、た
とえば約500nmである。O3 −TEOS/NSG膜
は、段差埋め込み特性に優れ、凹凸のあるバッファ膜1
2の上部に、一定膜厚で成膜することができる。第1平
坦化膜13としては、段差埋め込み特性に優れ、一定膜
厚で成膜することができる膜であれば、特に限定され
ず、たとえばバイアスパッタ法により得られる酸化シリ
コン膜で構成することもできる。
【0038】この第1平坦化膜13の全面に、第1レジ
スト膜を形成し、この第1レジスト膜の全面をエッチバ
ック加工することにより、第1平坦化膜13の表面に形
成された段差部分に、段差埋め込み用レジストパターン
14を部分的に残す。次に、段差埋め込み用レジストパ
ターン14が形成された第1平坦化膜13の上に、さら
に第2レジスト膜を成膜し、この第2レジスト膜を配線
パターン10aの反転パターンでホトリソグラフィ加工
する。第2レジスト膜を、配線パターン10aの反転パ
ターンでホトリソグラフィ加工すれば、配線パターン1
0aにおける所定間隔以上の配線不存在パターン部分
に、レジストパターン15が残り、所定間隔以下の配線
不存在パターン部分では、レジストパターンは消えてし
まう。
【0039】次に、図1(C)に示すように、レジスト
パターン14,15をマスクとして、RIEなどの異方
性エッチング処理を行い、第1平坦化膜13を加工す
る。異方性エッチング量を第1平坦化膜13の膜厚と同
程度にすることで、レジストパターン15により形成さ
れるダミーパターンの絶縁層16の高さは、配線10a
のパターンの上に形成してあるバッファ膜12の高さと
ほぼ同じになる。また、第1平坦化膜13の異方性エッ
チングにより、バッファ膜12上の段差部分には、第1
平坦化膜13で構成される埋め込み部13a,13bが
残される。
【0040】本実施例では、このエッチングに際し、反
射防止膜20が、エッチングストッパーとして機能し、
下層配線10aの上端を露出させないRIE条件に対し
て、より大きいマージンを確保することができる。次
に、図1(C)に示すように、プラズマTEOS−CV
D膜などで構成される中間平坦化膜17を成膜する。中
間平坦化膜17は、たとえば数百nm程度の酸化シリコ
ン膜である。この中間平坦化膜17の上に、第2平坦化
膜18を成膜する。第2平坦化膜18は、局所段差の埋
め込み特性に優れた膜であれば、特に限定されないが、
好ましくは、SOG法により成膜されるSOG膜で構成
される。第2平坦化膜18の膜厚は、数百nmである。
【0041】第2平坦化膜30を成膜することで、配線
10aによる局所段差を平坦化することができる。ま
た、配線10aによる比較的広域の段差は、第1平坦化
膜で構成されるダミーパターンの絶縁層16により解消
されている。本発明では、この中間平坦化膜17は、必
ずしも必要ではないが、第1平坦化膜13が、O3 −T
EOS/NSG膜であり、第2平坦化膜18がSOG膜
である場合には、これらを直接接触させないように、中
間平坦化膜17が形成されていることが好ましい。
【0042】次に、第2平坦化膜18の全面を、異方性
エッチング処理し、中間平坦化膜17の表面を露出さ
せ、この中間平坦化膜17を所定量エッチングすること
で、表面の平坦化を図る。次に、中間平坦化膜17の表
面に、膜厚調整膜19を成膜する。膜厚調整膜19は、
配線10aの上に積層される平坦化された層間絶縁膜3
0の総膜厚を調整するためのもので、たとえばプラズマ
TEOS膜で構成される。この膜厚調整膜19の膜厚
は、数百nmである。
【0043】本実施例に係る金属配線パターニング方法
および配線層間の層間絶縁膜の平坦化方法によれば、金
属配線の微細加工を可能にするために、金属配線材料の
上にSiX Y Z あるいはSiX Y 膜をCVDし
て、配線にパターニングのためのフォトリソグラフィー
工程において、反射防止膜として用いることによって、
サブハーフミクロン領域の高精度なパターニングを可能
する。しかも、ここで用いた反射防止膜を除去せずに、
残しておくことによって、これを配線層間平坦化におけ
るエッチバック時のストッパーとして用いることがで
き、下層配線の上端を露出させないRIE条件に対し
て、より大きいマージンを確保することができる。
【0044】第2実施例 次に、本発明のその他の実施例について説明する。この
実施例では、前記第1実施例と共通する部材には、共通
する符号を付し、その説明は省略する。また、前記第1
実施例と共通するプロセスおよびその条件の説明は省略
する。
【0045】本実施例では、図2(A)に示すように、
下層配線層10の上に、前記第1実施例と同様にして最
適化された反射防止膜20を成膜し、レジスト膜のフォ
トリソグラフィー加工を行う。その際に、前記第1実施
例と異なり、本来配線のパターンとならない部分であっ
て、配線における所定間隔以上の配線不存在パターン部
分に、ダミーパターンの配線層10bが残るように、ダ
ミーのレジストパターン22bを配線用レジストパター
ン22aと共に形成する。
【0046】その後、このパターン22a,22bのレ
ジスト膜をマスクとして、配線層10のエッチング加工
を行い、図2(B)に示すように、ダミーパターンの配
線層10bを、本来の配線層パターン10aと共に形成
する。このダミーパターンの配線層10bは、図1に示
すダミーパターンの絶縁層16と同様に、比較的広域の
段差を平坦化する。
【0047】その後は、図1(B)に示す第2レジスト
膜15を用いない以外は、第1実施例と同様にして平坦
化処理を行う。本実施例の製造方法も、前記第1実施例
と同様な作用を有する。なお、本発明は、上述した実施
例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に
改変することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、微細パターンの配線層の形成が可能であり、しかも
平坦化処理に際し、配線層の表面の露出を有効に防止す
ることができ、層間絶縁膜の膜厚を必要以上に厚くする
必要もなく、ボイドなどがなく平坦性に優れた層間絶縁
膜を形成することができる。したがって、本発明の方法
は、微細化された多層配線に特に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜(C)は本発明の一実施例に係る
半導体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図2】図2(A)〜(C)は本発明の他の実施例に係
る半導体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図3】図3は反射防止膜の製造条件と光学定数との関
係を示すグラフである。
【図4】図4は反射防止膜の製造条件と光学定数との関
係を示すグラフである。
【図5】図5は反射防止膜の製造条件と組成との関係を
示すグラフである。
【図6】図6は反射防止膜がない場合のAl−Si配線
上のレジスト膜の定在波効果を示すグラフである。
【図7】図7はレジスト膜厚982nmにおいて、反射
防止膜の光学定数を変化させた場合に、レジスト膜の吸
収光量の変化の軌跡を示すグラフである。
【図8】図8はレジスト膜厚1000nmにおいて、反
射防止膜の光学定数を変化させた場合に、レジスト膜の
吸収光量の変化の軌跡を示すグラフである。
【図9】図9はレジスト膜厚1018nmにおいて、反
射防止膜の光学定数を変化させた場合に、レジスト膜の
吸収光量の変化の軌跡を示すグラフである。
【図10】図10はレジスト膜厚1035nmにおい
て、反射防止膜の光学定数を変化させた場合に、レジス
ト膜の吸収光量の変化の軌跡を示すグラフである。
【図11】図11は最適化された反射防止膜の定在波効
果を示すグラフである。
【図12】図12は最適化された反射防止膜の定在波効
果を示すグラフである。
【図13】図13(A),(B)は反射防止膜の膜厚と
kおよびnの関係を示すグラフ出ある。
【図14】図14はAl−Si膜上に、SiOx y
H膜を成膜した場合とそうでない場合の定在波効果の差
異を示すグラフである。
【図15】図15(A),(B)は従来例に係る平坦化
方法を示す概略断面図である。
【図16】図16(C)〜(E)は図15の続きの過程
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10… 配線層 10a… 配線パターン 10b… ダミーパターンの配線層 12… バッファ膜 13… 第1平坦化膜 16… ダミーパターンの絶縁層 14,15… レジストパターン 17… 中間平坦化膜 18… 第2平坦化膜 19… 膜厚調整膜 20… 反射防止膜 30… 層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 H01L 21/318 H01L 21/3205

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線層の上に、反射防止膜を成膜する工
    程と、 反射防止膜の上に、レジスト膜を成膜する工程と、 前記レジスト膜を所定パターンにフォトリソグラフィー
    加工する工程と、 前記所定パターンにフォトリソグラフィー加工されたレ
    ジスト膜をマスクとして、前記配線層をエッチング加工
    する工程と、 前記レジスト膜を除去し、前記反射防止膜を残したまま
    で、前記配線層の上に、平坦化用絶縁膜を成膜し、表面
    の平坦化処理を行う工程とを有し、 前記反射防止膜の膜厚および光学定数が、前記レジスト
    膜のフォトリソグラフィー加工時の定在波効果を抑制す
    るように設定してあり、 前記平坦化処理のエッチングにおいて、前記反射防止膜
    をエッチングストッパーとして機能させ 前記平坦化用絶縁膜が、前記配線層における所定間隔以
    上の配線不存在パターン部分上に、ダミーパターンの絶
    縁層が残るようにエッチング加工される 半導体装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 配線層の上に、反射防止膜を成膜する工
    程と、 反射防止膜の上に、レジスト膜を成膜する工程と、 前記レジスト膜を所定パターンにフォトリソグラフィー
    加工する工程と、 前記所定パターンにフォトリソグラフィー加工されたレ
    ジスト膜をマスクとして、前記配線層をエッチング加工
    する工程と、 前記レジスト膜を除去し、前記反射防止膜を残したまま
    で、前記配線層の上に、平坦化用絶縁膜を成膜し、表面
    の平坦化処理を行う工程とを有し、 前記反射防止膜の膜厚および光学定数が、前記レジスト
    膜のフォトリソグラフィー加工時の定在波効果を抑制す
    るように設定してあり、 前記平坦化処理のエッチングにおいて、前記反射防止膜
    をエッチングストッパーとして機能させ、 前記配線層における所定間隔以上の配線不存在パターン
    部分に、ダミーパターンの配線層が残るように、前記反
    射防止膜を用いたフォトリソグラフィー加工が行われる
    半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記配線層が、Al、Al−Si、Al
    −Si−Cu、Al−Cuのうちのいずれかである請求
    項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記反射防止膜が、Sixyz およ
    びSixy のうちのいずれかである請求項1〜3のい
    ずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記反射防止膜が形成された配線層の上
    を、バッファ用絶縁膜を介して前記平坦化用絶縁膜で覆
    請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記バッファ膜が、TEOSを用いたプ
    ラズマ化学気相成長法により形成された酸化シリコン膜
    で構成され、前記平坦化用絶縁膜が、オゾンおよびTE
    OSを用いた常圧CVD法により形成された酸化シリコ
    ン膜で構成され、前記平坦化用絶縁膜が、エッチング加
    工されることにより平坦化が図られる請求項5に記載の
    半導体装置の製造方法。
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