JP3353659B2 - レンズシートへの遮光パターンの形成方法 - Google Patents

レンズシートへの遮光パターンの形成方法

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JP3353659B2
JP3353659B2 JP19744797A JP19744797A JP3353659B2 JP 3353659 B2 JP3353659 B2 JP 3353659B2 JP 19744797 A JP19744797 A JP 19744797A JP 19744797 A JP19744797 A JP 19744797A JP 3353659 B2 JP3353659 B2 JP 3353659B2
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forming
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過型プロジェク
ションスクリーンに代表されるレンズシートへの遮光パ
ターンの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光硬化性材料とそれを用いた画像複写方
法に係る先行技術として、特公昭48−31323号公
報が公知である。上記公報に係る画像複写方法は、活性
線を透過する支持体と光硬化性層からなる光硬化性要素
をレセプターの表面に積層させ、該層を支持体を介して
活性線照射に画像的に露光させて照射を受けた領域の粘
着温度を選択的に上昇させそして支持体を除去すること
からなり、しかも前記の層の表面に、該層の露光不足領
域にだけ接着する着色剤を適用して着色像を生成させる
ことを特徴とする方法である。(図1参照)
【0003】上記の光硬化性要素が具現化されたものと
して、クロマリン(商品名;デュポン(株)製)フィル
ムが知られている。
【0004】また、クロマリンフィルムの特性を利用し
て、透過形スクリーン(レンズシート)の観察面側にコ
ントラストを向上させるための遮光パターンを形成する
方法として、特開昭59−121033号公報が公知で
ある。
【0005】上記公報は、透過形スクリーン(レンズシ
ート)の観察面側にポジ形感光性粘着剤(感光すること
で粘着性が消失する粘着剤)を配設し、この粘着剤面と
反対面より投射光源(プロジェクター)又はこれと同等
の開口を有する光源から投射した光線で該粘着剤を露光
し、レンズシートの各単位レンズの集光部の粘着性を失
わせた後、観察面上から遮光性トナー散布し、粘着性の
残っている未露光部分に粘着させ、露光により粘着性の
なくなった部分に付着しただけのトナー及び余剰のトナ
ーを除去することにより、ウェットプロセスを必要とせ
ず容易かつ安価に遮光性に優れた遮光パターンを形成し
た透過形投射スクリーンを得る方法である。
【0006】クロマリンフィルムを利用した上記の遮光
パターンの形成では、以下に例示する問題を有してい
る。
【0007】(1) クロマリンは、光重合時に酸素阻害に
よる影響を受けることになるため、活性線照射(露光)
時に光硬化性層が外気に露出しないように、支持体によ
って被覆される必要があり、工程およびコストの上で無
駄が生じる。
【0008】(2) クロマリンは、ポジ型感光性粘着剤で
あり、粘着−非粘着の物性によることから、遮光性トナ
ー散布の際に、トナーの付着むらが大きい。
【0009】(3) また、遮光パターンを転写形成する場
合であっても、粘着−非粘着の物性によることから、転
写時に高温・高圧の処理が必要であり、遮光パターンを
微細化する上で限界がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、レンズシー
トの背面(非レンズ部側)に緻密・微細な遮光パターン
を形成するのに好適なポジ型感光性硬化材料とそれを用
いた遮光パターンの形成方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも以下の(1)〜(3)の工程を具備するレン
ズシートへの遮光パターンの形成方法において、ポジ型
感光性硬化材料として、下記a,b a.3員環状グリシジルエーテル,4員環状オキセタン
エーテル,エポキシシクロヘキシル基から選択される、
少なくとも1種のカチオン重合性基を持つ少なくとも1
種のカチオン重合性化合物。 b.光カチオン重合開始剤。を含有する材料を用いるこ
とを特徴とするレンズシートへの遮光パターンの形成方
法である。 (1)片面にレンズアレイが形成され、他面が平坦であ
るレンズシートの平坦面に、ポジ型感光性硬化材料層を
形成する工程。 (2)レンズアレイ側より平行光からなる紫外線を照射
して、レンズによって集光した部分の前記材料層を硬化
させる工程。 (3)硬化した部分以外の前記材料層表面を黒色に着色
した後、前記材料層全体を硬化させる工程。
【0012】請求項2記載の発明は、前記aとして、下
記a1 〜a3 に挙げられるモノマーを用いることを特徴
とする。 a1 .3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4
−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート。 a2 .ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペ
ート。 a3 .1,4−ビス〔(3−エチル−3−オキセタニル
メトキシ)メチル〕ベンゼン。
【0013】請求項3記載の発明は、前記bとして、下
記b1 〜b3 から選択されることを特徴とする。 b1 .トリアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチ
モン塩,トリアリールスルホニウムヘキサフルオロリン
酸塩などのトリアリールスルホニウム塩。 b2 .ジアリールヨードニウム塩。 b3 .(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イ
ル)〔(1,2,3,4,5,6−η)−(1−メチル
エチル)ベンゼン〕−アイアン(1+)−ヘキサフルオ
ロフォスフェイト(1−)などのFeアレーン錯体。
【0014】請求項4記載の発明は、前記b1 に対して
ペリレン類、前記b2 に対してクマリン類,シアニン色
素類、前記b3 に対してアントラセン類,チオキサント
ン類、を増感剤として用いることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、ポジ型感光性硬化
材料に、トリエチレングリコールジビニルエーテル,シ
クロヘキサンジメタノールジビニルエーテル,ヒドロキ
シブチルビニルエーテルなどから選択されるビニルエー
テルモノマーを粘度調整剤として用いることを特徴とす
る。
【0016】請求項6記載の発明は、ポジ型感光性硬化
材料に、2官能以上のポリオールを添加することを特徴
とする。
【0017】請求項7記載の発明は、工程(3)とし
て、全面に黒色樹脂層が形成された転写シートの前記樹
脂層を前記材料層に密着させ、前記材料層の未硬化部分
を前記樹脂層に含浸させ、前記材料層全体を硬化させた
後、転写シートを剥離することを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、工程(3)とし
て、黒色トナーを前記材料層全体の表面に散布し、硬化
した部分の前記材料層表面から黒色トナーを除去した
後、前記材料層全体を硬化させることを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、前記材料層全体を
硬化させる工程として、レンズシートの平坦面側より電
子線を照射することにより、前記材料層全体を硬化させ
ることを特徴とする。
【0020】請求項10記載の発明は、前記材料層全体
を硬化させる工程として、レンズアレイ側より紫外線を
拡散させて照射することにより、前記材料層全体を硬化
させることを特徴とする。
【0021】請求項11記載の発明は、工程(1)とし
て、レンズシートの平坦面にポジ型感光性硬化材料層を
形成する際、3g/m2 以上の量でポジ型感光性硬化材
料を塗布形成することを特徴とする。
【0022】請求項12記載の発明は、請求項1〜請求
項6の何れかに記載のレンズシートへの遮光パターンの
形成方法に用いられるポジ型感光性硬化材料である。
【0023】<作用>本発明で用いるポジ型感光性硬化
材料は、露光により硬化部/非硬化部を形成する際、酸
素による重合阻害を受けない組成であるため、支持体に
よる被覆がなくても高感度で感光される。
【0024】硬化部が固体状(非粘着性)であり、非硬
化部が液状であることから、例えば黒色トナーを散布す
る場合、液状の前記材料がトナー中に含浸し、液状部分
へのトナーの付着が確実で、微細な遮光パターンが形成
できる。また、黒色樹脂層を有する転写シートによる遮
光パターン形成の場合、液状の前記材料が黒色樹脂層に
含浸し、液状部分を硬化させた後、転写シートを除去す
ることでパターン形成が行なわれるため、高温・高圧の
処理を必要とせず、圧着のみによる転写で、遮光パター
ンが確実に形成される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を説
明する。図2は、本発明によるレンズシートへの遮光パ
ターンの形成方法を工程順に示す説明図である。
【0026】図2−(a);レンズシートの平坦面への
ポジ型感光性硬化材料層の形成片面に所定形状の凹凸か
らなるレンズアレイが形成され、他面が平坦であるレン
ズシート1の平坦面に、ポジ型感光性硬化材料2を塗布
形成する。レンズシート1としては、ポリアクリル,ポ
リ塩化ビニル,ポリカーボネートなどの透明な熱可塑性
樹脂を任意の方法で成型したものでも良いし、またはU
V硬化型樹脂やEB硬化型樹脂などの電離放射線硬化型
樹脂の硬化物からなるレンズ部を有するものでも良い。
【0027】前記材料2は、カチオン重合性化合物と多
官能ポリオールと光カチオン重合開始剤を主成分とす
る。
【0028】<カチオン重合性化合物の例>カチオン重
合性化合物としては、3員環状グリシジルエーテル,4
員環状オキセタンエーテル,エポキシシクロヘキシル基
から選択される、少なくとも1種のカチオン重合性基を
持つ少なくとも1種のカチオン重合性化合物が好適であ
り、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,
4−エポキシシクロヘキシル)アジペートなどのエポキ
シシクロヘキシル基を2モル以上有する多官能モノマー
が使用できる。
【0029】また、1,4−ビス〔(3−エチル−3−
オキセタニルメトキシ)メチル〕ベンゼンなどの、オキ
セタニル基を2モル以上有する多官能モノマーや、トリ
メチロールプロパントリグリシジルエーテル,ネオペン
チルグリコールグリシジルエーテル,ポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテルなどのグリシジル基を2モ
ル以上有する多官能モノマーが使用できる。
【0030】場合によっては、トリエチレングリコール
ジビニルエーテル,シクロヘキサンジメタノールジビニ
ルエーテル,ヒドロキシブチルビニルエーテルなどから
選択されるビニルエーテルモノマーを粘度調整剤として
混合することもできる。
【0031】<多官能ポリオールの例>多官能ポリオー
ルとしては、カプロラクトントリオール,トリメチロー
ルプロパンなど、好ましくは2官能以上のポリオールが
硬化性を向上するために使用できる。その混合量として
は30重量%以内が好ましい。混合量が多すぎると硬化
が阻害され、添加しないと硬化性が劣る問題となる。
【0032】<光カチオン重合開始剤の例>光カチオン
重合開始剤としては、下記b1 〜b3 から選択されるも
のが使用でき、添加量は5%以内が好適である。 b1 .トリアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチ
モン塩,トリアリールスルホニウムヘキサフルオロリン
酸塩などのトリアリールスルホニウム塩。 b2 .ジアリールヨードニウム塩。 b3 .(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イ
ル)〔(1,2,3,4,5,6−η)−(1−メチル
エチル)ベンゼン〕−アイアン(1+)−ヘキサフルオ
ロフォスフェイト(1−)などのFe−アレーン錯体。
【0033】硬化性を上げるために、増感剤を併用する
こともできる。増感剤としては、前記b1 に対してペリ
レン類、前記b2 に対して、クマリン類,シアニン色素
類、前記b3 に対して、アントラセン類,チオキサント
ン類、などが有効である。光カチオン重合開始剤と増感
剤の組み合わせによっては、紫外線から可視光に渡る幅
広い波長帯域でのパターン形成が可能である。
【0034】ポジ型感光性硬化材料を塗布形成するにあ
たって、上記の主成分の他に、必要に応じて、酸化チタ
ン,タルク,炭酸カルシウムなどの充填剤、ロジン酸エ
ステル,テルペン樹脂などの増粘剤、ウレタン,アクリ
ル微粒子などの拡散剤、その他、酸化防止剤、レベリン
グ剤、可塑剤、消泡剤、ハジキ防止剤、安定剤、各種ポ
リマー、着色剤、などを配合しても良い。何れの塗布方
法も採用することができるが、塗布量としては3〜20
g/m2程度が好ましい。
【0035】図2−(b);レンズシートへの紫外線照
射 塗布形成された未硬化状態のポジ型感光性硬化材料2
に、レンズアレイ側から全面に紫外線を照射し、レンズ
機能によって集光された部分の前記材料2を硬化させ
る。この際、全てのレンズアレイに対して等しい条件で
集光部/非集光部が形成されるように、平行光である紫
外線が照射されることが望ましい。
【0036】また、紫外線の照射は、低湿度,高温の雰
囲気下で行なうことが好ましい。高湿度であると、水分
がカチオン重合を阻害し、紫外線の照射量を増加しても
表面粘着が残りやすく、150℃以下(好ましくは、基
材フィルムの耐熱性を考慮して、50〜70℃)の高温
であると、熱重合との相互作用で硬化性が良好になるた
めである。同図において、集光されて前記材料2が硬化
した部分をハッチングして示す。非集光部(白色部分)
である前記材料2は、液状のままである。
【0037】図2−(c);遮光パターンの形成工程 前記材料2の非集光部(白色部分)を、所望の方法によ
り黒色に着色する。着色方法としては、転写シートの転
写層(黒色インキなど)を、前記材料2の表面に重ね合
わせ、液状の非集光部を転写層に含浸させて、後述する
図2−(d)(e)の工程で前記材料2を硬化した後、
転移させる方法が採用できる。一方、集光して硬化した
前記材料2は転写層に含浸しない。
【0038】または、前記材料2の全面に、カーボンブ
ラックなどの黒色トナーを散布し、液状の非集光部に付
着させ、集光部に当たる部分の黒色トナーを除去する方
法も採用できる。(図示せず)
【0039】図2−(d),図2−(e);ポジ型感光
性硬化材料の全面硬化工程 転写シートの転写層(黒色インキなど)を、前記材料2
の表面に重ね合わせた後、未硬化状態の部分を含む前記
材料層2全体を硬化させる。この処理を行なわないと、
黒色インキなどの転移が確実でなく、べたつきにより遮
光パターンが流動する惧れがある。この処理には、以下
の2種類の方法が考えられる。
【0040】図2−(d)に示すように、レンズアレイ
側より紫外線を拡散させて照射することにより、図2−
(b)の工程と異なり、多方向からの紫外線がレンズア
レイを通しても前記材料層2全体に到達し、全体を硬化
させることができる。この際、紫外線の照射量は、転写
層に含浸した前記材料2(あるいは、非集光部の前記材
料層2)が流動しない程度に前記材料層を硬化させる目
的からすれば、1000mJ/cm2 以内で十分であ
る。
【0041】図2−(e)に示すように、紫外線よりも
透過性の高い電子線を転写シート側より照射することに
より、黒色の転写層を有する転写シートを通しても前記
材料層2全体に到達し、全体を硬化させることができ
る。黒色トナーを用いる場合も同様である。この際、電
子線の照射量は20kGy以上が望ましい。
【0042】転写シートを用いる場合は、次いで、転写
シートをレンズシートから剥離する。以上によって、図
2−(f)に示すように、平坦面の所望箇所に遮光パタ
ーンを形成したレンズシートが得られる。
【0043】
【実施例】以下に、各種のポジ型感光性硬化材料の組成
例を挙げる。 <組成例1>3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(商
品名;セロキサイド2021 ダイセル・ユーシービー
社製)…90g トリメチロールプロパン…10g 光カチオン重合開始剤(商品名;SP−150 旭電化
工業社製)…6g
【0044】<組成例2>脂環式エポキシ2官能モノマ
ー(商品名;CY−177 日本チバガイギー社製)…
90g ポリカプロラクトントリオール…10g 光カチオン重合開始剤(商品名;SP−170 旭電化
工業社製)…6g
【0045】<組成例3> 脂環式エポキシ2官能モノマー(商品名;CY−177
日本チバガイギー社製)…70g 脂環式エポキシ3官能モノマー(商品名;GT−301
ダイセル・ユーシービー社製)…30g 光カチオン重合開始剤(商品名;SP−170 旭電化
工業社製)…6g
【0046】<比較例> トリメチロールプロパントリアクリレート(商品名;M
−309 東亜合成社製)…100g 光ラジカル重合開始剤(商品名;Irgacure11
73 チバガイギー社製)…5g
【0047】<遮光パターンの転写形成>片面にレンズ
アレイを形成したポリカーボネートの他面(レンズシー
トの平坦面)に、上記の組成例1〜3および比較例に係
るポジ型感光性硬化材料をコンマコーターを用いて塗布
し、レンズアレイ側より紫外線(平行光)を照射して集
光部を硬化させ、黒色インキを転写層とする転写シート
を重ね合わせ、加熱ロール(30℃程度)により圧着し
た。
【0048】次いで、コンベア式照射装置を用いて、レ
ンズアレイ側より紫外線(拡散光)を照射してポジ型感
光性硬化材料の全面を硬化させた後、レンズシートより
転写シートを剥離した。紫外線照射の際、用いたランプ
強度と搬送速度は、それぞれ下記の通りである。 ランプ強度;120W/cm 搬送速度;20m/min
【0049】<遮光パターンのトナー散布による形成>
片面にレンズアレイを形成したポリカーボネートの他面
(レンズシートの平坦面)に、上記の組成例1〜3およ
び比較例に係るポジ型感光性硬化材料をコンマコーター
を用いて塗布し、レンズアレイ側より紫外線(平行光)
を照射して集光部を硬化させ、カーボンブラックを全面
に散布し、前記材料表面の非集光部に付着させ、集光部
(硬化部分)のカーボンブラックをファーブラシで掃い
て除去した。次いで、コンベア式照射装置を用いて、レ
ンズアレイ側より紫外線(拡散光)を照射してポジ型感
光性硬化材料の全面を硬化させた。この際の紫外線の照
射量は、600mJ/cm2 であった。
【0050】それぞれの遮光パターン形成結果を下記表
に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明によって、レンズシートの平坦面
に緻密・微細な遮光パターンを形成するのに好適なポジ
型感光性硬化材料(および、遮光パターンの形成方法)
が提供された。本発明のポジ型感光性硬化材料は、遮光
パターンを形成する(未硬化の)部分が液状であるた
め、着色材が付着しやすいと共に、液状の材料自身が着
色材中に含浸するため、緻密・微細な遮光パターンが一
層確実に形成される。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】光硬化性材料とそれを用いた画像複写方法に係
る先行技術の説明図。
【図2】本発明によるレンズシートへの遮光パターンの
形成方法を工程順に示す説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−120101(JP,A) 特開 平9−120102(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/62 B05D 1/32 B05D 5/06 B05D 7/24 302

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも以下の(1)〜(3)の工程を
    具備するレンズシートへの遮光パターンの形成方法にお
    いて、ポジ型感光性硬化材料として、下記a,b a.3員環状グリシジルエーテル,4員環状オキセタン
    エーテル,エポキシシクロヘキシル基から選択される、
    少なくとも1種のカチオン重合性基を持つ少なくとも1
    種のカチオン重合性化合物。 b.光カチオン重合開始剤。 を含有する材料を用いることを特徴とするレンズシート
    への遮光パターンの形成方法。 (1)片面にレンズアレイが形成され、他面が平坦であ
    るレンズシートの平坦面に、ポジ型感光性硬化材料層を
    形成する工程。 (2)レンズアレイ側より平行光からなる紫外線を照射
    して、レンズによって集光した部分の前記材料層を硬化
    させる工程。 (3)硬化した部分以外の前記材料層表面を黒色に着色
    した後、前記材料層全体を硬化させる工程。
  2. 【請求項2】前記aとして、下記a1 〜a3 に挙げられ
    るモノマーを用いることを特徴とする請求項1記載のレ
    ンズシートへの遮光パターンの形成方法。 a1 .3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4
    −エポキシシクロヘキサンカルボキシレート。 a2 .ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペ
    ート。 a3 .1,4−ビス〔(3−エチル−3−オキセタニル
    メトキシ)メチル〕ベンゼン。
  3. 【請求項3】前記bとして、下記b1 〜b3 から選択さ
    れることを特徴とする請求項1記載のレンズシートへの
    遮光パターンの形成方法。 b1 .トリアリールスルホニウムヘキサフルオロアンチ
    モン塩,トリアリールスルホニウムヘキサフルオロリン
    酸塩などのトリアリールスルホニウム塩。 b2 .ジアリールヨードニウム塩。 b3 .(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イ
    ル)〔(1,2,3,4,5,6−η)−(1−メチル
    エチル)ベンゼン〕−アイアン(1+)−ヘキサフルオ
    ロフォスフェイト(1−)などのFe−アレーン錯体。
  4. 【請求項4】前記b1 に対してペリレン類、 前記b2 に対してクマリン類,シアニン色素類、 前記b3 に対してアントラセン類,チオキサントン類、
    を増感剤として用いることを特徴とする請求項3記載の
    レンズシートへの遮光パターンの形成方法。
  5. 【請求項5】ポジ型感光性硬化材料に、トリエチレング
    リコールジビニルエーテル,シクロヘキサンジメタノー
    ルジビニルエーテル,ヒドロキシブチルビニルエーテル
    などから選択されるビニルエーテルモノマーを粘度調整
    剤として用いることを特徴とする請求項1〜請求項4の
    何れかに記載のレンズシートへの遮光パターンの形成方
    法。
  6. 【請求項6】ポジ型感光性硬化材料に、2官能以上のポ
    リオールを添加することを特徴とする請求項1〜請求項
    5の何れかに記載のレンズシートへの遮光パターンの形
    成方法。
  7. 【請求項7】工程(3)として、全面に黒色樹脂層が形
    成された転写シートの前記樹脂層を前記材料層に密着さ
    せ、前記材料層の未硬化部分を前記樹脂層に含浸させ、
    前記材料層全体を硬化させた後、転写シートを剥離する
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズシートへの遮光
    パターンの形成方法。
  8. 【請求項8】工程(3)として、黒色トナーを前記材料
    層全体の表面に散布し、硬化部分の前記材料層表面から
    黒色トナーを除去した後、前記材料層全体を硬化させる
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズシートへの遮光
    パターンの形成方法。
  9. 【請求項9】前記材料層全体を硬化させる工程として、
    レンズシートの平坦面側より電子線を照射することによ
    り、前記材料層全体を硬化させることを特徴とする請求
    項7または8記載のレンズシートへの遮光パターンの形
    成方法。
  10. 【請求項10】前記材料層全体を硬化させる工程とし
    て、レンズアレイ側より紫外線を拡散させて照射するこ
    とにより、前記材料層全体を硬化させることを特徴とす
    る請求項7または8記載のレンズシートへの遮光パター
    ンの形成方法。
  11. 【請求項11】工程(1)として、レンズシートの平坦
    面にポジ型感光性硬化材料層を形成する際、3g/m2
    以上の量でポジ型感光性硬化材料を塗布形成することを
    特徴とする請求項1〜請求項10の何れかに記載のレン
    ズシートへの遮光パターンの形成方法。
  12. 【請求項12】請求項1〜請求項6の何れかに記載のレ
    ンズシートへの遮光パターンの形成方法に用いられるポ
    ジ型感光性硬化材料。
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