JP3355773B2 - サイクロン - Google Patents

サイクロン

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JP3355773B2
JP3355773B2 JP6301094A JP6301094A JP3355773B2 JP 3355773 B2 JP3355773 B2 JP 3355773B2 JP 6301094 A JP6301094 A JP 6301094A JP 6301094 A JP6301094 A JP 6301094A JP 3355773 B2 JP3355773 B2 JP 3355773B2
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discharge electrode
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dust
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恒雄 小林
光雄 長岡
伸行 阿部
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気流中に含まれている
粉粒体を分離するためのサイクロンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】セメントプラント等の粉粒体を使用する
工程、或いは粉粒体を気流中で乾燥、燃焼、仮焼、熱交
換する等の物理的及び化学的反応処理するような分野に
おいては、処理した粉粒体を気流中から分離する作業が
行われる。このような粉粒体の分離には一般に、サイク
ロン、電気集塵機等が使用されている。
【0003】従来から使用されているサイクロンの一例
を図5の縦断面図によって説明すると、縦方向に配置し
た円筒部1の上部には、接線方向に入口部2が設けられ
ており、円筒部1の下部には、下方が小径になる円錐部
3が一体的に設けられている。また円筒部1の中心に
は、縦方向の排気内筒部4が、円筒部1の上端を塞いで
いる上面よりも上方に突出するように設けられている。
【0004】粉粒体を含んでいる気流は接線方向の入口
部2から円筒部1の中に流入し、円筒部1の中で旋回流
となり、粉粒体は遠心力で円筒部1の内壁に沿いながら
落下して円錐部3の下端から取り出される。粉粒体を分
離した気流は排気内筒部4の中を上昇し、排気内筒部4
の上端から取り出される。
【0005】また従来から使用されている電気集塵機
は、正電圧を印加した集塵部材と負電圧を印加した放電
極との間を粉粒体を含んでいる気流を通過させ、マイナ
スに帯電した粉粒体をプラスの電位になっている集塵部
材に吸引して気流から分離する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のセメント原料の
予熱装置に用いられているサイクロンによる集塵効率は
通常で90%程度、最大でも96%程度であり、それ以
上の集塵効率は望めなかった。また粉粒体の粒径が20
μm以下となると極端に集塵効率が悪化し、粒径が1μ
m程度の粒子は補集できない欠点があった。
【0007】また従来から使用されている電気集塵機
は、気流の粉塵含有濃度が高い場合に前段に予備集塵機
の設置が必要となり、また集塵部材と放電極とが気流の
流れに平行に配置されている電気集塵機においては、気
流を遅い速度で流動させないと集塵されずに下流側にパ
スされ易いために、気流の速度を最大でも1.5m/秒
程度とする必要があり、従って気体の量が多い場合に
は、電気集塵機の断面積が大きくなる欠点があった。
【0008】本発明はこのような従来の欠点を除去し、
集塵効率の高いサイクロンを提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のサイクロンは、
縦方向の円筒部の上部に接線方向に設けられた入口部
と、前記円筒部の下部に設けられ下方が小径になる円錐
部と、前記円筒部の天井の中心に垂下して設けられ上端
前記円筒部の上方に突出した排気内筒部と、該排気内
筒部の下端よりも前記入口部側に設けられ負電圧が印加
された放電極と、該放電極よりも下方に設けられ正電圧
が印加された集塵部材とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0010】
【作用】放電極と集塵部材とによる電界のために粒子は
電荷を持ち、細粒同士が凝集して見掛けの粒子径が大き
くなり、円筒部内での遠心力で気流から分離すること
と、集塵部材に吸引されて捕集されることにより、気流
に含まれる粉粒体の量は極めて少なくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0012】図1は本発明の一実施例の縦断面図、図2
は図1のII−II断面図であって、縦方向に配置した
円筒部1の上部には、図2に示すように円筒部1の接線
方向に入口部2が設けられており、円筒部1の下部に
は、下方が小径になる円錐部3が一体的に設けられてい
る。また円筒部1の中心には、縦方向の排気内筒部4が
前記円筒部1の天井に垂下して設けられており、該排気
内筒部4は下端が円筒部1の上下中間部に開口し、上端
が円筒部1の上端を塞いでいる上面よりも上方に突出し
て開口している。
【0013】排気内筒部4の下端よりもやや上の箇所に
は、網目状の放電極5が、円筒部1の内周と排気内筒部
4の外周との間の全断面に亘って水平に、しかも円筒部
1および排気内筒部4に対して絶縁材14により電気的
に絶縁され、若干振動し得るように設けられている。
【0014】また排気内筒部4の下端よりもやや下の箇
所には、多孔板状の集塵部材6が、円筒部1の全断面に
亘って水平に、しかも若干振動し得るように設けられて
いる。
【0015】そして直流高圧電源7から放電極5に負電
圧を印加し、集塵部材6に正電圧を印加すると共に、放
電極5及び集塵部材6をそれぞれ別個の槌打ち装置8,
8で振動させることができるようになっている。
【0016】図3は槌打ち装置8の一例を示す正面図で
あって、放電極5及び集塵部材6に固定されている槌打
ち棒9は、円筒部1を密に、しかも摺動可能に貫通して
円筒部1の外に突出している。槌打ち棒9の先端にはカ
ラー部10が一体的に形成されていて、カラー部10と
円筒部1外面との間には、スプリング11が設けられて
いる。このため槌打ち棒9は、スプリング11によって
円筒部1から突出する方向に付勢され、カラー部10が
槌打ちカム12に押し付けられるようになっている。
【0017】槌打ちカム12は回転シャフト13に固着
されていて、回転シャフト13と共に槌打ちカム12が
時計方向に回転すると、槌打ちカム12のカラー部10
に当接する箇所は次第に大径になり、スプリング11の
力に抗してカラー部10、槌打ち棒9、放電極5または
集塵部材6を、一体的に円筒部1の内方に向けて移動さ
せるようになる。
【0018】槌打ちカム12がさらに時計方向に回転を
続けると、槌打ちカム12のカラー部10に当接する箇
所は急激に小径になり、カラー部10、槌打ち棒9、放
電極5または集塵部材6は、スプリング11の力によっ
て急速に円筒部1から突出する方向に移動する。
【0019】槌打ちカム12が回転を継続することによ
り、放電極5または集塵部材6は左右に振動されること
になる。図中8aはカバーを示す。
【0020】次に、図1、図2の装置の作用を説明す
る。
【0021】粉粒体を含んでいる気流は矢印aで示すよ
うに接線方向の入口部2から円筒部1の中に流入し、円
筒部1の中で旋回流となり、次第に下降して網目状の放
電極5を通過する。
【0022】負電圧が印加されている放電極5を通過す
る際に気流中に含まれている粉粒体は、旋回流による遠
心力で円筒部1の内壁に沿いながら落下すると同時に放
電極5から放電されるマイナスイオンによってマイナス
に帯電され、細粒同士が凝集して見かけの粒子径が大き
くなってプラスの電位になっている集塵部材6に吸引さ
れ、さらに落下して矢印bで示すように円錐部3の下端
から取り出される。
【0023】径の極めて小さい細粒は放電極5に付着し
たり、特に集塵部材6に吸引されて付着したままの状態
になるので、槌打ち装置8,8で放電極5及び集塵部材
6をそれぞれ振動させると放電極5や集塵部材6に付着
していた細粒は見かけの粒子径が大きくなった状態で振
るい落とされて落下し、円錐部3の下端から取り出され
る。
【0024】微細な粉粒体まで分離された気流は排気内
筒部4の中を上昇し、矢印cで示すように排気内筒部4
の上端から取り出される。
【0025】図4は本発明の他の実施例の縦断面図であ
って、図1と同一部分には同一符号を付してある。
【0026】図4の実施例においては、排気内筒部4の
下端よりも上流側の入口部2に放電極5を設け、漏斗状
の集塵部材15を排気内筒部4の下端下方にある円錐部
3の内側に設けてある。そして放電極5は入口部2に対
し絶縁材14により電気的に絶縁され、槌打ち装置8で
振動させることができるようになっており、集塵部材1
5も槌打ち装置8で振動させることができるようになっ
ていて、直流高圧電源7から放電極5に負電圧を印加
し、集塵部材15に正電圧を印加している。
【0027】図4の実施例においては、粉粒体を含んで
いる気流は矢印aで示すように接線方向の入口部2から
流入し、気流中に含まれている粉粒体は放電極5から放
電されるマイナスイオンによってマイナスに帯電する。
【0028】粉粒体を含んでいる気流は入口部2から円
筒部1の中に流入して旋回流となり、粉粒体は旋回流に
よる遠心力で円筒部1の内壁に沿いながら落下してプラ
スの電位になっている集塵部材15に吸引され、さらに
落下して矢印bで示すように円錐部3の下端から取り出
される。
【0029】放電極5、集塵部材15を槌打ち装置8で
振動させると、放電極5、集塵部材15に付着していた
細粒は見掛けの粒子径が大きくなった状態で落下し、円
錐部3の下端から取り出される。
【0030】微細な粉粒体まで分離された気流は排気内
筒部4の中を上昇し、矢印cで示すように排気内筒部4
の上端から取り出される。
【0031】本発明は図示した実施例のみでなく、放電
極5、集塵部材6を複数個設けたり、放電極を挟んで気
流の上流側と下流側に集塵部材を配置するようにした
り、図1の実施例と図4の実施例とを組み合わせて実施
することも可能である。また、放電極5も網目状でな
く、放射状とか多孔板状などの場合、集塵部材6も多孔
板でなく、格子状など色々な形状でも実施可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は従来のサイクロンが捕集できな
かった微細な粉体も気流から分離することができ、また
粉塵含有濃度が高い気流に対しても従来の電気集塵機の
ように前段に予備集塵機を設置する必要がなく、簡単な
構成で集塵効率を高くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】槌打ち装置の一例を示す正面図である。
【図4】本発明の他の実施例の縦断面図である。
【図5】従来のサイクロンの縦断面図である。
【符号の説明】
1 円筒部 2 入口部 3 円錐部 4 排気内筒部 5 放電極 6 集塵部材 15 集塵部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 伸行 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (56)参考文献 実開 昭49−130480(JP,U) 実開 昭49−56569(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B03C 3/00 - 3/88

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向の円筒部の上部に接線方向に設け
    られた入口部と、前記円筒部の下部に設けられ下方が小
    径になる円錐部と、前記円筒部の天井の中心に垂下して
    設けられ上端が前記円筒部の上方に突出した排気内筒部
    と、該排気内筒部の下端よりも前記入口部側に設けられ
    負電圧が印加された放電極と、放電極よりも下方に設
    けられ正電圧が印加された集塵部材とを備えたことを特
    徴とするサイクロン。
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