JP3359005B2 - 隅棟納め用取付け金具 - Google Patents
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
置する金属屋根板の隅棟側縁部に隅棟キャップを取り付
けるときに使用される取付け金具に関する。
ため下地の骨組み構造体に加わる負荷が小さく、釘やビ
スを使用して簡単に結合できることから、一般家屋,公
共施設等の各種建築物で使用されている。金属屋根を用
いる屋根葺では、所定のサイズに成形された単位屋根板
を使用することから横葺き工法が多用されている。横葺
き工法で敷設された金属屋根板は、二方向からきた金属
屋根板の端部が隅棟部で突き合わされ、隅棟稜線を形成
する。隅棟に二方向から臨む金属屋根板の隅棟側縁部
は、隅棟キャップを用いて納められている。隅棟キャッ
プは、隅棟に二方向から臨む金属屋根板の勾配及び金属
屋根板と隅棟との間の角度に対応する傾斜及び角度を付
けた取付け金具を介して金属屋根板に固定されている。
しかし、構築しようとする金属屋根に応じて種々の傾斜
や勾配をもつ取付け金具が必要となり、作業性を低下さ
せる原因になっている。
題を解消すべく案出されたものであり、部品点数の増加
を招くことなく、隅棟キャップを容易に且つ強固に固定
できる取付け金具を提供することを目的とする。本発明
は、その目的を達成するため、横葺き金属屋根の隅棟側
に配置される金属屋根板の軒先側端部を挟み、隅棟に被
せられる隅棟キャップの側面を固定する隅棟納め用取付
け金具であって、軒先側金属屋根板と棟側金属屋根板と
の間の連結部に挿し込まれる差込部が棟側端部に形成さ
れた着座部をもつ着座片と、差込部とは反対側の着座部
から立ち上がった着座片の起立部に平面部が固着され、
長孔が形成された取付け部が平面部の両側から傾斜して
突出する固定片と、着座片の起立部と固定片の平面部と
の間に挟まれる基端部が押え本体の軒先側端部から立ち
上がり、棟側金属屋根板の軒先側端部に押し当てられる
押え部が押え本体の棟側端部から垂下している押え片
と、着座片の着座部から起立し、押え片の押え本体に形
成したボルト挿通孔から突出する脚部にナットがねじ込
まれるボルトとを備えている。隅棟納め用取付け金具
は、一方の取付け部を隅棟キャップの側壁と平行にした
状態で、隅棟に二方向から臨む金属屋根板に一対として
取り付けられる。押え片の押え部に透明樹脂製のキャッ
プを被せるとき、押え部による押し疵が金属屋根板に付
かず、金属屋根板に対する隅棟納め用取付け金具の取付
け状態も目視できる。
側金属屋根板10dを屋根左右方向に葺いた後、一段上
の棟側金属屋根板10uを同様に葺く。各金属屋根板1
0には、軒先側端部に係合部11,棟側端部に折返し部
12が形成されている。折返し部12と係止部13との
間に平坦部14があり、平坦部14と係合部11との間
が主面15になっている。平坦部14は、金属屋根板1
0を野地板19(図4)に釘打ち,ボルト止め,リベッ
ト止め等で取り付ける際に固定個所として使用される。
軒先側金属屋根板10dの係止部13に棟側金属屋根板
10uの係合部11を噛み合わせることにより、軒先側
金属屋根板10dに棟側金属屋根板10uが連結され
る。
屋根板10の下に組み込まれ、金属屋根板10R,10
Lの隅棟側縁部に隅棟板17が装着され、更に隅棟キャ
ップ20が被せられる。隅棟キャップ20は、金属板を
外観が将棋駒状に成形されたものが多用されており、両
側壁21R,21Lの下部が外向きに曲げ加工され、着
座部22R,22Lになっている。隅棟キャップ20の
内側に下地材23がライニングされており、下地材23
は隅棟キャップ20の軒先側端部から若干突出した段差
を形成する。段差に軒先側隅棟キャップ20の棟側端部
を重ね合せて複数の隅棟キャップ20を直列配置するこ
とにより、棟から軒先に連続した隅棟が形成される。隅
棟キャップ20には、必要に応じて化粧瓦棒29,29
の棟側端部が適宜の間隔で当接される。化粧瓦棒29
は、屋根の勾配D1 ,D2 に沿って隅棟から軒先にわた
って設けられ、屋根にアクセントを付ける。
納め用取付け金具30R,30Lを介し、隅棟に臨む金
属屋根板10R,10Lに固定される。金属屋根板10
R,10Lに対する固定のため、側壁21R,21Lの
下部に、金属屋根板10の実効長さLの整数倍(具体的
には1〜4倍)に隅棟方向の角度を考慮した間隔で複数
のリベット孔24(24R,24L)が形成されてい
る。隅棟納め用取付け金具30は、図2(a)の分解斜
視図で示すように、着座片31,押え片32,固定片3
3をボルト34,ナット35、リベット36で一体化し
た構造をもっている。
座部31aから起立部31bが立ち上がった側面視でほ
ぼL型の形状をもっている。着座部31aの棟側(図2
aでは右下側)が若干上方に傾斜した差込部31cにな
っている。着座部31aの中央には、ボルト34が挿し
込まれるボルト孔31dが穿設されている。ボルト孔3
1dの周辺は、ボルト34の頭部34aを収容するため
若干盛り上がった隆起部31eになっている。ボルト孔
31dは、矩形状に穿設されており、ボルト34の頭部
34aと脚部34bとの間に形成されている矩形状の回
り止め部34cが嵌まり込むことによりボルト34を回
り止めする。ボルト孔31d及び回り止め部34cは、
矩形以外にも適宜の形状に形成できる。ボルト34は、
着座片31と別体にする必要はなく、溶接等で着座片3
1に固着して起立させたボルトも使用可能である。着座
部31aには、ボルト孔31dの両側にビード31f,
31fが形成されている。ビード31f,31fは、着
座部31aを補強すると共に、着座部31aのバネ性を
高める。ビード31f,31fは、着座部31aから起
立部31bにも延びている。
る起立部31bには、スリット31gが形成されてい
る。スリット31gの上部は差込部31c側に若干隆起
した差込部31hになっており、リベット孔31i,3
3bに挿し込まれたリベット36で起立部31bに固定
片33を固着したとき、固定片33の平面部33aと起
立部31bとの間に押え片32の基端部32aが挿し込
まれる隙間を形成する。リベット36に替え、ボルト,
溶接等で固定片33を着座片31に固着することもでき
る。固定片33の平面部33aは、五角形状になってお
り、起立部31bのリベット孔31iに対応する位置に
リベット孔33bが形成されている。平面部33aの形
状は、隅棟キャップ20の断面形状に応じて適宜変更さ
れる。平面部33aの高さは、取り付けようとする隅棟
キャップ20のサイズに応じて適宜設定される。高さの
ある内部空間をもつ隅棟キャップ20を取り付ける際に
は、図1に示すように平面部33aの上部を曲げて屈曲
部33gとし、隅棟キャップ20の上部を内面から支持
する高さ調節具(図示せず)を屈曲部33gに形成した
取付け孔33hに装着することも可能である。この種の
高さ調節具としては、本発明者が先に特開平9−324
506号公報で紹介した金具が使用できる。
対して傾斜角度α(図2d)で傾斜した取付け部33
c,33dが差込部31c側に突出している。傾斜角度
αは、金属屋根板10に対する隅棟キャップ20の組付
け角度に対応した値に設定されるが、通常の横葺き屋根
では45〜50度の範囲が好ましい。取付け部33c,
33dの何れか一方を選択し、隅棟キャップ20を固定
するため、隅棟キャップ20の側壁21R,21Lに形
成したリベット孔24に挿し通したブラインドリベット
25(図3,4)が挿し込まれる長孔33e,33fが
取付け部33c,33dそれぞれに形成されている。長
孔33e,33fは、取付け部33c,33dの突出方
向に長く、リベット孔24に対する取付け部33c,3
3dの位置ズレを吸収する。押え片32は、スリット3
1gから挿し込んだ基端部32aを差込部31cと平面
部33aとの間に挟み、固定片33を着座片31にリベ
ット36で固着するとき、着座片31に片持ち状態で支
持される。押え片32は、中央にボルト挿通孔32bが
形成された押え本体32cを備えている。ボルト挿通孔
32bの両側位置で、補強及びバネ性向上に有効なビー
ド32dが押え本体32cの突出方向に形成されてい
る。また、ボルト34にワッシャ37を介してナット3
5をねじ込んだとき、弾撥力が効果的に働くようにボル
ト挿通孔32bの周辺が上方に隆起した盛上げ部32e
になっている。
の縁部が折り下げられて押え部32fが形成される。押
え本体32cと基端部32aとの間の角度は、若干鋭角
にすることが好ましい。これにより、差込部31hと平
面部33aとの間に基端部32aが挿し込まれた状態で
押え本体32cが若干上方に傾斜するため、ボルト34
にナット35をねじ込んだときのねじ込み力が押え本体
32cの弾性変形に効率よく利用される。押え本体32
cと押え部32fとの間の角度は、押え部32fの下端
が金属屋根板10の表面に直接又は間接に接触する限
り、特に制約されるものではない。押え部32fには、
キャップ32gを装着することが好ましい。キャップ3
2gを屋根左右方向にみてほぼL型断面にして、押え部
32fに被せたキャップ32gが押え本体32cの押え
部32f近傍まで覆い被さるとき、装着されたキャップ
32gが容易に離脱しなくなる。キャップ32gを透明
軟質樹脂で作ると、キャップ32gで覆われた状態でも
押え部32f及び押え本体32cの先端部を観察でき、
金属屋根板10に対する押え部32fの噛合い状態が視
認される。
を固定片33側から見た状態を図2(b)に、側方から
見た状態を図2(c)に、上方から見た状態を図2
(d)にそれぞれ示す。着座片31のボルト孔31dに
挿し込まれたボルト34は、押え本体32cのボルト挿
通孔32bから突出する脚部34bにナット35がねじ
込まれている。ナット35を回転させてボルト34にね
じ込むと、ねじ込み力によって押え本体32cが図2
(c)で下方に押し下げられ、押え部32fが差込部3
1cに接近する。差込部31cと押え部32fとの間の
間隙Gに、金属屋根板10の軒先形端部に形成された係
合部11が噛み込まれる。
た隅棟納め作業を説明する。隅棟には、図1に示すよう
に二方向から金属屋根板10R,10Lが臨んでいる。
金属屋根板10R,10Lの隅棟稜線に対する角度は、
隅棟の方向及び屋根の勾配D1 ,D2 によって異なる。
そこで、金属屋根板10R,10Lと隅棟稜線との間の
角度を考慮して右側隅棟納め用取付け金具30Rの右側
取付け部33cが隅棟キャップ20の右側側面21Rに
一致するように、金属屋根板10に対する差込部31c
の差込み量を着座片31Rの幅方向に関して調節する。
同様に、隅棟キャップ20の左側側面21Lに左側隅棟
納め用取付け金具30Lの左側取付け部33dを一致す
るように、左側金属屋根板10Lに対する左側隅棟納め
用取付け金具30Lの差込み量を着座片31Lの幅方向
に関して調節する。この状態で各隅棟納め用取付け金具
30R,30Lのナット35をボルト34にねじ込む
と、押え本体32cが押し下げられ、キャップ32gを
介して押え部32fが金属屋根板10の軒先側端部に押
し付けられる。その結果、金属屋根板10の軒先側端部
が差込部31cと押え部32fとの間に噛み込まれ、隅
棟納め用取付け金具30R,30Lが金属屋根板10
R,10Lにそれぞれ固定される。
付け金具30R,30Lを装着する個所は、隅棟キャッ
プ20の側壁21R,21Lに形成した複数のリベット
孔24(24R,24L)間の距離に一致させる。その
ため、隅棟納め用取付け金具30R,30Lを取り付け
た金属屋根板10R,10Lの隅棟側縁部に隅棟キャッ
プ20を被せると、隅棟キャップ20の側壁21R,2
1Lに右側隅棟納め用取付け金具30の取付け部33c
及び左側隅棟納め用取付け金具30Lの取付け部33d
がそれぞれ面接触し、側面21R,21Lに形成してい
るリベット孔24R,24Lが右側隅棟納め用取付け金
具30Rの長孔33e及び左側隅棟納め用取付け金具3
0Lの長孔33fにそれぞれ一致する。隅棟キャップ2
0と隅棟納め用取付け金具30R,30Lとの間に生じ
る多少のズレは、取付け部33c,33dの突出方向に
長い長孔33e,33fで吸収される。リベット孔24
R,24Lに長孔33e,33fを位置合せした後、ブ
ラインドリベット25を差し込み、隅棟納め用取付け金
具30R,30Lに側壁21R,21Lをリベット止め
する。ブラインドリベット25に替えてボルトナット,
溶接等で隅棟キャップ20を固定できることは勿論であ
る。
取付け金具30R,30Lは、隅棟キャップ20の長手
方向から見た図4の断面図で示すように、取付け部33
c,33dが側壁21R,21Lの内側に面接触してい
る。そのため、ブラインドリベット25による固着力が
十分に働き、隅棟キャップ20が隅棟納め用取付け金具
30R,30Lに強固に取り付けられる。また、隅棟納
め用取付け金具30R,30Lは、弾性力を利用して差
込部31cと押え部32fとの間で金属屋根板10の軒
先側端部を噛み込んでいる。したがって、隅棟キャップ
20は、隅棟納め用取付け金具30R,30Lを介して
金属屋根板10の隅棟側縁部に強固に取り付けられる。
このように、着座片31の幅方向に関する差込み量を調
整して差込部31cを軒先側金属屋根板10uと棟側金
属屋根板10との間に着座片31を差し込んだ隅棟納め
用取付け金具30R,30Lに隅棟キャップ20の側壁
21R,21Lが固着されるため、隅棟に対する金属屋
根板10R,10Lの角度や屋根の勾配D1,D2に拘わ
らず、同一形状の隅棟納め用取付け金具30を用いて隅
棟キャップ20が取り付けられる。したがって、複数種
類の取付け用金具を携帯する必要がない。取付け作業自
体も、金属屋根板10に隅棟納め用取付け金具30を固
定し、隅棟納め用取付け金具30に隅棟キャップ20を
固定する作業だけで済み、作業者の負担も軽減される。
め用取付け金具は、隅棟の両側に位置する金属屋根板の
軒先側端部を差込部と押え部との間で噛み込み、隅棟キ
ャップの側面を取付け部に固着している。隅棟の両側に
配置される隅棟納め用取付け金具の差込部の金属屋根板
に対する差込み量を着座片の幅方向に調整することによ
り、隅棟キャップの両側壁に内側から取付け部を面接触
させることができる。そのため、取付け部に側面を固着
したときに十分な接合強度が得られ、隅棟キャップが強
固に取り付けられる。また、隅棟に対する金属屋根板の
角度や隅棟を挟む屋根の勾配に拘わらず同一形状の隅棟
納め用取付け金具が使用できるため、作業性や部品管理
も改善される。
斜視図(a),正面図(b),側面図(b)及び平面図
(d)
を取り付けた隅棟の平面図
みた断面図
14:平坦部 15:主面 16:捨て板 1
7:隅棟板 20:隅棟キャップ 21,21R,21L:側壁
22R,22L:着座部 23:下地材 24,
24R,24L:リベット孔 25:ブラインドリベ
ット 29:化粧瓦棒 30,30R,30L:隅棟納め用取付け金具 31,31R,31L:着座片 31a:着座部 3
1b:起立部 31c:差込部 31d:ボルト孔
31e:隆起部 31f:ビード 31g:ス
リット 31h:差込部 31i:リベット孔 32:押え片 32a:基端部 32b:ボルト挿
通孔 32c:押え本体 32d:ビード 32
e:盛上げ部 32f:押え部 32g:キャップ 33:固定片 33a:平面部 33b:リベット
孔 33c,33d:取付け部 33e,33f:
長孔 33g:屈曲部 33h:取付け孔 34:ボルト 34a:頭部 34b:脚部 3
4c:回り止め部 35:ナット 36:リベット ワッシャ37: D1 ,D2 :隅棟両側の屋根の勾配 L:単位金属屋
根板の実効長さ α:平面部33aに対する取付け部33c,33dの傾
斜角度 G:金属屋根板10の軒先側端部を挟み込む差込部31
cと押え部32f間の間隙
Claims (2)
- 【請求項1】 横葺き金属屋根の隅棟側に配置される金
属屋根板の軒先側端部を挟み、隅棟に被せられる隅棟キ
ャップの側面を固定する隅棟納め用取付け金具であっ
て、軒先側金属屋根板と棟側金属屋根板との間の連結部
に挿し込まれる差込部が棟側端部に形成された着座部を
もつ着座片と、差込部とは反対側の着座部から立ち上が
った着座片の起立部に平面部が固着され、長孔が形成さ
れた取付け部が平面部の両側から傾斜して突出する固定
片と、着座片の起立部と固定片の平面部との間に挟まれ
る基端部が押え本体の軒先側端部から立ち上がり、棟側
金属屋根板の軒先側端部に押し当てられる押え部が押え
本体の棟側端部から垂下している押え片と、着座片の着
座部から起立し、押え片の押え本体に形成したボルト挿
通孔から突出する脚部にナットがねじ込まれるボルトと
を備えており、一方の取付け部を隅棟キャップの側壁に
面接触する状態で隅棟に二方向から臨む金属屋根板に一
対として取り付けられる隅棟納め用取付け金具。 - 【請求項2】 押え片の押え部に透明樹脂製のキャップ
を被せている請求項1記載の隅棟納め用取付け金具。
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| JP12023699A JP3359005B2 (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 隅棟納め用取付け金具 |
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| JP4610774B2 (ja) * | 2001-04-16 | 2011-01-12 | 有限会社田村創研 | 化粧瓦棒の傾斜取付け金具 |
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1999
- 1999-04-27 JP JP12023699A patent/JP3359005B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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