JP3365989B2 - 柔軟剤組成物 - Google Patents
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Description
成物に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、柔軟剤には長鎖アルキル基を有す
る4級アンモニウム塩や3級アミンの酸塩が用いられて
いる。また、繊維製品の衛生や消臭の点から抗菌剤を柔
軟剤組成物に配合する試みがなされている。特開平10
−512015号公報には、柔軟剤として水不溶性の4
級アンモニウム塩及び抗菌剤として水溶性4級アンモニ
ウム塩を配合した柔軟剤組成物が開示されている。しか
しながら、このような組成物は、洗浄後、室内で乾燥さ
せたときの異臭や着用時の汗に由来する臭い等の衣料か
ら発生した悪臭を抑制する効果が低く、特に化繊衣料に
対する効果が低いという問題がある。また、柔軟効果に
おいても満足できるレベルではなく、特に化繊衣料の柔
軟効果が不十分であった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、化繊
衣料においても、着用時の汗に由来する臭い等の衣料か
ら発生した臭いを抑制する効果が高く、且つ柔軟効果に
優れる繊維製品柔軟剤組成物を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、(a)分子中
にエステル基及び/又はアミド基を有し、さらに1個以
上の炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基を
有する3級アミン及び/又はその酸塩3〜50重量%
と、(b)下記一般式(1)の化合物を含有する繊維製
品柔軟剤組成物を提供する。 【0005】 【化2】 【0006】(式中、R1、R2、R3、R4の2又は3個
が炭素数8〜12のアルキル基であり、残りが炭素数1
〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル
基又は総炭素数7〜15のアリールアルキル基であり、
Z-は陰イオン基である。) 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の(a)成分は、下記一般
式(2)の化合物が化繊衣料の消臭効果の点から好まし
い。 【0008】 【化3】 【0009】(式中、R5、R7は炭素数10〜22、好
ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル基を示
し、X、Yは−COO−、−CONR10−、−OCO
−、−NR10CO−から選ばれる基であり、好ましくは
少なくともいずれか一方が−COO−又は−OCO−で
ある。ここでR10は、水素原子、炭素数1〜3のアルキ
ル基又はヒドロキシアルキレン基、好ましくは水素原子
を示す。また、R6、R8は炭素数1〜5のアルキレン基
であり、R9は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキ
シアルキレン基を示すか、或いはR5−X−R6−であっ
てもよい。)一般式(2)の化合物の中でも特に好まし
い化合物は以下の化合物である。 【0010】 【化4】 【0011】(R5、R7は、同一又は異なっていてもよ
い炭素数12〜18のアルキル基又はアルケニル基を示
す。)本発明の(a)成分は、一般式(2)の化合物と
下記一般式(3)の化合物を併用することが柔軟効果を
向上させる上で好ましい。 【0012】 【化5】 【0013】(式中、R11は炭素数10〜22、好まし
くは12〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、
Wは−COO−、−CONR15−、−OCO−、−NR
15CO−から選ばれる基である。ここでR15は水素原
子、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキレ
ン基、好ましくは水素原子を示す。また、R12、R13は
炭素数1〜5のアルキレン基であり、R14は炭素数1〜
3のアルキル基又はヒドロキシアルキレン基を示すか、
或いはR11−W−R12−であってもよい。)本発明で
は、一般式(3)の化合物/一般式(2)の化合物を重
量比で好ましくは1/1〜1/50、より好ましくは1
/2〜1/30、さらに好ましくは1/3〜1/20の
範囲で併用することが柔軟効果の点から望ましい。 【0014】本発明の(a)成分は、無機又は有機の酸
で中和した酸塩の形態で使用することが柔軟効果の点か
ら好ましく、酸としては硫酸、塩酸、リン酸、炭素数1
〜12の脂肪酸、炭素数1〜3のアルキル硫酸から選ば
れる1種以上が好ましい。また中和は、(a)成分を組
成物に配合する前に予め中和してもよく、(a)成分を
配合してから中和してもよい。 【0015】本発明では(b)成分として上記一般式
(1)の化合物を含有する。一般式(1)中、Z-で示
される陰イオン基は、硫酸イオン、ハロゲンイオン、炭
素数1〜12の脂肪酸イオン又は炭素数1〜3のアルキ
ル硫酸イオンが好ましい。 【0016】本発明の柔軟剤組成物は、(a)成分の含
有量が3〜50重量%、好ましくは3〜40重量%、よ
り好ましくは5〜35重量%であり、(b)成分を好ま
しくは0.01〜15重量%、より好ましくは0.1〜
10重量%配合する。 【0017】また、柔軟剤組成物の貯蔵安定性、繊維製
品に対する風合いの付与及び化繊製品における悪臭抑制
効果の点から(b)/(a)の配合割合が、重量比で好
ましくは1/50〜1/1、より好ましくは1/30〜
1/2、さらに好ましくは1/20〜1/2が望まし
い。 【0018】本発明の柔軟剤組成物は、(a)及び
(b)成分を水に溶解又は分散させた水性組成物の形態
が好ましい。使用する水は蒸留水や、イオン交換水など
の水に含まれるイオン成分を除去したものが好ましい。
また、水は組成物中に40〜90重量%、特に60〜8
5重量%配合することが貯蔵安定性の点で望ましい。さ
らに、本発明の組成物は悪臭抑制効果及び貯蔵安定性の
点から、組成物の20℃におけるpHを2〜5、好まし
くは2.5〜4に調整することが望ましい。 【0019】本発明では、貯蔵安定性の点から上記
(a)及び(b)成分に加えてさらに(c)成分の非イ
オン性界面活性剤又は陰イオン性界面活性剤を配合する
ことが好ましい。 【0020】非イオン性界面活性剤としては炭素数8〜
20のアルキル基又はアルケニル基を有するポリオキシ
エチレンアルキルエーテルが好ましく、一般式(4)の
非イオン性界面活性剤がより好ましい。 【0021】 R16−T−[(R17O)p−H]q (4) (式中、R16は、炭素数10〜18、好ましくは12〜
18のアルキル基又はアルケニル基であり、R17は炭素
数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン
基である。また、pは2〜100、好ましくは5〜8
0、より好ましくは10〜80の数を示す。さらにTは
−O−又は−CON−、−N−でありTが−O−の場合
はqは1であり、Tが−CON−又は−N−の場合はqは
2である。)一般式(4)の化合物のより好ましい例と
しては、以下の化合物を挙げることができる。 【0022】R16−O−(C2H4O)r−H (式中、R16は前記の意味を示す。rは5〜100、好
ましくは10〜80の数である。) R16−O−(C2H4O)s(C3H6O)t−H (式中、R16は前記の意味を示す。s及びtはそれぞれ独
立に2〜40、好ましくは5〜40の数であり、s+t
は10〜80の数であり、エチレンオキシドとプロピレ
ンオキシドはランダム又はブロック付加体であってもよ
い。) 【0023】 【化6】 【0024】(式中、R16は前記の意味を示す。u+v
は10〜80の数である。) 上記非イオン性界面活性剤の配合量は、貯蔵安定性の点
から、組成物中0.5〜10重量%、好ましくは1〜8
重量%が望ましい。 【0025】繊維製品の風合いを向上させる目的で陰イ
オン性界面活性剤を配合することが好ましく、中でも脂
肪酸又はその塩類が好ましい。具体的にはカプリル酸、
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸又はこれらの混合物であ
り、特にラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸から選
ばれる1種以上が良好である。また、ヤシ油、パーム
油、パーム核油、牛脂から誘導されるアルキル組成を有
する脂肪酸も好ましい。塩として用いる場合は、ナトリ
ウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩が
好ましく、特にナトリウム塩が良好である。上記陰イオ
ン性界面活性剤の配合量は、0.01〜5重量%、特に
0.5〜3重量%が好ましい。 【0026】本発明では、貯蔵安定性の点から、炭素数
8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸と多価アルコールとの
エステル化合物を、組成物中0.1〜10重量%、特に
0.5〜5重量%配合することが好ましい。エステル化
合物としては、トリグリセライド、ジグリセライド、モ
ノグリセライド、ペンタエリスリトールのモノ、ジ、ト
リエステル、ソルビタンエステルが好ましい。 【0027】本発明では、貯蔵安定性の点から、無機
塩、例えば塩化カルシウムを、組成物中1〜1000p
pm、特に10〜500ppm配合することが好まし
い。但し、脂肪酸塩類などの陰イオン性界面活性剤には
ナトリウム塩やカリウム塩が含まれているが、このよう
な陰イオン性界面活性剤の使用によって組成物に混入す
る無機塩は上記制限を受けるものではない。 【0028】さらに本発明では、貯蔵安定性の点から、
エタノール、イソプロパノール、グリセリン、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール及びポリオキシエチレン
フェニルエーテルから選ばれる溶媒成分を配合すること
が好ましい。これらの溶媒成分は、組成物中0.1〜2
0重量%、特に0.5〜10重量%配合することが好ま
しい。なお、エタノールを使用する場合は、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸塩変性エタノールや8−
アセチル化蔗糖変性エタノールを使用することが望まし
い。 【0029】本発明では、通常繊維処理剤に配合される
シリコーン、香料(特に好ましくは特開平8−1138
7号公報記載の成分(c)及び(d)にて示された香気
成分の組み合わせ)又は色素などの成分を配合しても差
し支えない。 【0030】 【実施例】(a−1) 【0031】 【化7】 【0032】R;炭素数17及び15が混合した飽和ア
ルキル基(炭素数17:炭素数15=60/40) (a−2) 【0033】 【化8】 【0034】R;炭素数17及び15が混合した飽和ア
ルキル基(炭素数17:炭素数15=60/40) (a−3) 【0035】 【化9】 【0036】R;炭素数17及び15が混合した飽和ア
ルキル基(炭素数17:炭素数15=60/40) (a‘−1) ジオレイルジメチルアンモニウムクロリ
ド (b−1) ジデシルジメチルアンモニウムクロリド (c−1) 炭素数12の飽和アルコールにエチレンオ
キサイドを平均21モル付加させたもの (c−2) ラウリン酸のジエタノールアミドにエチレ
ンオキシドを平均20モル付加させたもの (c−3) ルナックS−50(ステアリン酸、花王
(株)製) (d−1) 塩化カルシウム (e−1) 色素(アシッドブルー9) (e−2) 香料[ヘキシルシンナミックアルデヒド
(18)、ネロリンヤラヤラ(4)、トリシクロデセニ
ルアセテート(4)、ベンジルアセテート(10)、ム
スクケトン(5)、アニシルアセトン(2)、サンダル
マイソールコア(2)、アルデヒドC14ピーチ
(1)、リナロール(18)、ジヒドロキシミルセノー
ル(8)、ボルネオール(4)、セドロール(4)、ム
ゴール(5)、ベンジルアルコール(5)、ジプロピレ
ングリコール(10)の混合物:カッコ内は香料中の重
量%]柔軟剤組成物及び処理方法 上記化合物を用いて表1に示す柔軟剤組成物を調製し
た。ワイシャツ(ポリエステル100%)5枚、1.5
kgを市販の弱アルカリ性洗剤(花王製アタック)を用
いて洗濯機で洗浄した(東芝製2槽式洗濯機VH−36
0S1、洗剤濃度0.0667重量%、水道水30L使
用、水温20℃、10分間)。その後、洗浄液を排出
し、1分間脱水後、30Lの水道水を注水して5分間す
すぎを行い、排水後1分間脱水を行った。その後、再度
30Lの水道水を注水した後、表1の組成物7mlを添
加し5分間攪拌した。その後、脱水し自然乾燥した。消臭効果の評価 上記の処理をしたワイシャツを20代男性5人に12時
間着用してもらい、着用後のワイシャツから発生する汗
由来の臭いを10人のパネラー(30代男性10人)に
より下記の基準で判定し、平均点を求めた。平均点が1
未満を○、1以上1.5未満を△、1.5以上を×とし
て評価し表1に示した。 【0037】 ほとんど臭いを感じない……0 かすかに臭いを感じるが気にならない程度である……1 臭いがする……2 顕著に臭いがする……3柔軟性評価 上記の処理をしたワイシャツと表1の組成物を用いずに
同様の処理を行った同素材、同種のワイシャツ(対照)
を10人のパネラー(30代男性10人)により下記の
基準で判定し、平均点を求めた。平均点が2以上を○、
1以上1.5未満を□、0.5以上1未満を△、0.5
未満を×として評価し表1に示した。 【0038】 +3:対照より非常に柔らかい +2;対照より柔らかい +1;対照よりやや柔らかい 0;対照と同等である 【0039】 【表1】 【0040】* pH調製は、1/10N塩酸水溶液及
び1/10N水酸化ナトリウム水溶液で行った。 【0041】 【発明の効果】本発明によれば、特に化繊衣料において
柔軟効果に優れ、着用時の汗に由来する臭い等衣料から
発生した臭いを抑制する効果が高い柔軟剤組成物を提供
することができる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a)分子中にエステル基及び/又はア
ミド基を有し、さらに1個以上の炭素数10〜22のア
ルキル基又はアルケニル基を有する3級アミン及び/又
はその酸塩3〜50重量%と、(b)下記一般式(1)
の化合物を含有する繊維製品柔軟剤組成物。 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4の2又は3個が炭素数8〜
12のアルキル基であり、残りが炭素数1〜3のアルキ
ル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基又は総炭素
数7〜15のアリールアルキル基であり、Z-は陰イオ
ン基である。)
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