JP3367841B2 - 超音波センサ - Google Patents
超音波センサInfo
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は濁った液体や液体ナ
トリウム等の液体の中を映像化するための超音波映像化
装置(ナトリウム透視装置)等に適用される音響レンズ
を備えた超音波センサに関する。
トリウム等の液体の中を映像化するための超音波映像化
装置(ナトリウム透視装置)等に適用される音響レンズ
を備えた超音波センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのような映像化装置に用いられ
るマルチ超音波センサの一例について図10により説明
する。図において、(a)はその断面図、(b)はその
E−E矢視図であり、62はなめらかな平板(金属箔
等)で構成されたマルチ超音波センサの保護板、3は保
護板62に支持された複数の超音波振動子、4は補強
桁、5は補強板であり、これら4,5で超音波振動子3
を複数個所で補強し、強度を持たせるものである。6は
各超音波振動子からの同軸ケーブル、9はそのアース線
であり、7はこれら同軸ケーブル6、アース線9を接続
する多芯のコネクタである。これらはケース8に収納さ
れ、下面を(b)図に示すように保護板62で保護し、
マルチ超音波センサを構成している。
るマルチ超音波センサの一例について図10により説明
する。図において、(a)はその断面図、(b)はその
E−E矢視図であり、62はなめらかな平板(金属箔
等)で構成されたマルチ超音波センサの保護板、3は保
護板62に支持された複数の超音波振動子、4は補強
桁、5は補強板であり、これら4,5で超音波振動子3
を複数個所で補強し、強度を持たせるものである。6は
各超音波振動子からの同軸ケーブル、9はそのアース線
であり、7はこれら同軸ケーブル6、アース線9を接続
する多芯のコネクタである。これらはケース8に収納さ
れ、下面を(b)図に示すように保護板62で保護し、
マルチ超音波センサを構成している。
【0003】上記の様に構成および製作されたマルチ超
音波センサにおいては、超音波振動子3と保護板62で
1個の超音波センサを構成することができ、マルチ超音
波センサの超音波ビームの指向性は、この個々の超音波
センサの指向性で決定されることになる。
音波センサにおいては、超音波振動子3と保護板62で
1個の超音波センサを構成することができ、マルチ超音
波センサの超音波ビームの指向性は、この個々の超音波
センサの指向性で決定されることになる。
【0004】上記の従来のマルチ超音波センサは、この
指向性を拡げるくふうが少く、図11に示すように超音
波振動子3の振動子直径の幅10からの自然な拡がりの
指向性11で限定される(図5に示す指向特性の21参
照)ことになり、この範囲内の外来超音波12は受信す
るが、これより広い外来の超音波13は受信できなかっ
た。
指向性を拡げるくふうが少く、図11に示すように超音
波振動子3の振動子直径の幅10からの自然な拡がりの
指向性11で限定される(図5に示す指向特性の21参
照)ことになり、この範囲内の外来超音波12は受信す
るが、これより広い外来の超音波13は受信できなかっ
た。
【0005】また従来の他の例として、超音波センサに
は超音波レンズを用いる場合があり、このレンズは図1
2に示すように半球形状の音響レンズ31を取付け、こ
のレンズで超音波振動子3で発生した超音波を32で示
すように球面の表面で屈曲させて拡げる。この半球形状
の音響レンズで超音波ビームは拡がるが、反面、レンズ
の厚みが必要となり、マルチ超音波センサの様な小型の
ものには適用できなかった。
は超音波レンズを用いる場合があり、このレンズは図1
2に示すように半球形状の音響レンズ31を取付け、こ
のレンズで超音波振動子3で発生した超音波を32で示
すように球面の表面で屈曲させて拡げる。この半球形状
の音響レンズで超音波ビームは拡がるが、反面、レンズ
の厚みが必要となり、マルチ超音波センサの様な小型の
ものには適用できなかった。
【0006】図13は上記に説明の半球形状の音響レン
ズを用いた従来のマルチ超音波センサの例で、送信用に
半球形状の音響レンズを用いる例を示し、(a)は断面
図、(b)はF−F矢視図である。図13において、3
1は従来の半球形状の音響レンズ、72はなめらかな平
板で構成されたマルチ超音波センサの受信用振動子3の
保護板である(金属箔等)。34は音響レンズ31に超
音波を伝播する出力用の超音波振動子である。70は送
信用トランスデューサであり、音響レンズ31と超音波
振動子34とで構成される。4及び5はマルチ超音波セ
ンサの補強桁および補強板であり、マルチ超音波センサ
に強度を持たせるものである。6は同軸ケーブル、9は
そのアース側の線であり、7は多心のコネクタ、8はマ
ルチ超音波センサのケースである。
ズを用いた従来のマルチ超音波センサの例で、送信用に
半球形状の音響レンズを用いる例を示し、(a)は断面
図、(b)はF−F矢視図である。図13において、3
1は従来の半球形状の音響レンズ、72はなめらかな平
板で構成されたマルチ超音波センサの受信用振動子3の
保護板である(金属箔等)。34は音響レンズ31に超
音波を伝播する出力用の超音波振動子である。70は送
信用トランスデューサであり、音響レンズ31と超音波
振動子34とで構成される。4及び5はマルチ超音波セ
ンサの補強桁および補強板であり、マルチ超音波センサ
に強度を持たせるものである。6は同軸ケーブル、9は
そのアース側の線であり、7は多心のコネクタ、8はマ
ルチ超音波センサのケースである。
【0007】上記の様に構成および製作、配置されたマ
ルチ超音波センサにおいては、中心に設置されている送
信用トランスデューサ70により超音波を放出し、映像
化したいターゲットからの反射波が送信用トランスデュ
ーサ70の周囲に配置されている受信用超音波振動子3
に入力できる様になっている。
ルチ超音波センサにおいては、中心に設置されている送
信用トランスデューサ70により超音波を放出し、映像
化したいターゲットからの反射波が送信用トランスデュ
ーサ70の周囲に配置されている受信用超音波振動子3
に入力できる様になっている。
【0008】従来の送信用トランスデューサ70に用い
られている拡散用の音響レンズ31は、球形をしている
ものであり、図14に示す様に超音波振動子34から放
出された超音波ビームは、112で示す超音波振動子の
中ほどの位置のビームおよび113で示す超音波振動子
中心付近のビームが示す様に音響レンズ31の中心付近
に集まって超音波の密度が濃くなっている。
られている拡散用の音響レンズ31は、球形をしている
ものであり、図14に示す様に超音波振動子34から放
出された超音波ビームは、112で示す超音波振動子の
中ほどの位置のビームおよび113で示す超音波振動子
中心付近のビームが示す様に音響レンズ31の中心付近
に集まって超音波の密度が濃くなっている。
【0009】これを音響レンズ31の外に出た超音波ビ
ームの超音波強度で表すと、図15に122で示す超音
波強度となり、音響レンズ31の中心部の真下が最も強
い超音波となる音響レンズである。
ームの超音波強度で表すと、図15に122で示す超音
波強度となり、音響レンズ31の中心部の真下が最も強
い超音波となる音響レンズである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが前述の図10
に示す従来の技術においては、図11に示した様に飛来
して来る超音波信号のうち、超音波振動子3単体の指向
性11内の外来超音波信号12は受信できるが、超音波
振動子の指向性11外の外来超音波信号13は受信でき
なかったため、マルチ超音波センサで映像化に必要な充
分な開口幅が得られない問題点があった。
に示す従来の技術においては、図11に示した様に飛来
して来る超音波信号のうち、超音波振動子3単体の指向
性11内の外来超音波信号12は受信できるが、超音波
振動子の指向性11外の外来超音波信号13は受信でき
なかったため、マルチ超音波センサで映像化に必要な充
分な開口幅が得られない問題点があった。
【0011】また、図13に示す従来の技術において
は、送信トランスデューサ70に用いられている拡散用
の音響レンズ31は、球形をしているものであり、図1
4に示す様に、超音波振動子34から出力された超音波
ビームは中心に集まるようになる。即ち、112の超音
波振動子の中ほどの位置のビームおよび113の超音波
振動子中心付近のビームが示す様に音響レンズ31の中
心付近に集まることになる。これらの超音波ビームを音
響レンズ31の外に出た超音波ビームの超音波強度で表
すと、図15に示す様になり、音響レンズ31の中心の
真下の位置が最も強くなる。
は、送信トランスデューサ70に用いられている拡散用
の音響レンズ31は、球形をしているものであり、図1
4に示す様に、超音波振動子34から出力された超音波
ビームは中心に集まるようになる。即ち、112の超音
波振動子の中ほどの位置のビームおよび113の超音波
振動子中心付近のビームが示す様に音響レンズ31の中
心付近に集まることになる。これらの超音波ビームを音
響レンズ31の外に出た超音波ビームの超音波強度で表
すと、図15に示す様になり、音響レンズ31の中心の
真下の位置が最も強くなる。
【0012】この音響レンズ31で構成されている送信
トランスデューサ70の直下にあるターゲットに超音波
が最も強く放射され、したがってターゲットからの反射
もこの直下の位置が強く反射されることになり、送信ト
ランスデューサ70の周辺へは、小量の拡散となる。こ
のため、超音波ビームを拡散して画像化に必要な開口幅
を広げることができなかった。
トランスデューサ70の直下にあるターゲットに超音波
が最も強く放射され、したがってターゲットからの反射
もこの直下の位置が強く反射されることになり、送信ト
ランスデューサ70の周辺へは、小量の拡散となる。こ
のため、超音波ビームを拡散して画像化に必要な開口幅
を広げることができなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために次の(1)乃至(5)の手段を提供
する。
題を解決するために次の(1)乃至(5)の手段を提供
する。
【0014】(1)超音波振動子とその下面の保護板と
を有してなる超音波センサにおいて、前記保護板の超音
波受信面に同心円状の複数の溝を付加し、同溝はそれぞ
れランダムな傾斜面を有していることを特徴とする超音
波センサ。
を有してなる超音波センサにおいて、前記保護板の超音
波受信面に同心円状の複数の溝を付加し、同溝はそれぞ
れランダムな傾斜面を有していることを特徴とする超音
波センサ。
【0015】(2)上記の(1)において、前記超音波
センサは複数個からなり、前記保護板にはそれぞれ各超
音波センサに対応して複数の同心円状の溝を設け、超音
波映像化装置に用いることを特徴とする超音波センサ。
センサは複数個からなり、前記保護板にはそれぞれ各超
音波センサに対応して複数の同心円状の溝を設け、超音
波映像化装置に用いることを特徴とする超音波センサ。
【0016】(3)超音波を出力する超音波振動子及び
その出力側に配置された超音波音響レンズからなる超音
波送信用トランスデューサと、超音波を受信する複数の
超音波振動子とを備えた超音波センサにおいて、前記音
響レンズは、その底面が前記出力用の超音波振動子の出
力側に在るように配置された円錐形状をなすことを特徴
とする超音波センサ。
その出力側に配置された超音波音響レンズからなる超音
波送信用トランスデューサと、超音波を受信する複数の
超音波振動子とを備えた超音波センサにおいて、前記音
響レンズは、その底面が前記出力用の超音波振動子の出
力側に在るように配置された円錐形状をなすことを特徴
とする超音波センサ。
【0017】(4)上記(3)において、前記超音波を
受信する複数の超音波振動子には、その下面に保護板を
有し、超音波映像化装置に用いることを特徴とする超音
波センサ。
受信する複数の超音波振動子には、その下面に保護板を
有し、超音波映像化装置に用いることを特徴とする超音
波センサ。
【0018】(5)上記(4)において、前記保護板の
各超音波振動子に対応する超音波受信面に同心円状の溝
を付加し、同溝はそれぞれランダムな傾斜面を有し、超
音波映像化装置に用いることを特徴とする超音波セン
サ。
各超音波振動子に対応する超音波受信面に同心円状の溝
を付加し、同溝はそれぞれランダムな傾斜面を有し、超
音波映像化装置に用いることを特徴とする超音波セン
サ。
【0019】本発明の超音波センサは上記の手段によ
り、その(1)においては、保護板は、例えば、金属箔
やプラスチックスからなり、この下面にランダムな傾斜
面を持った同心円状の溝を設けているので、この複数の
溝で飛来してくる外来超音波信号を受信するが、複数の
溝はそれぞれランダムな傾きにより指向性が異り、超音
波振動子のみの場合の狭い指向性の範囲外からの指向性
を有する超音波も、これらのランダムな傾きの溝のうち
で、この外来の指向性に合った傾きの溝で受信すること
ができるようになる。従って、広範囲な超音波の受信が
可能となる。
り、その(1)においては、保護板は、例えば、金属箔
やプラスチックスからなり、この下面にランダムな傾斜
面を持った同心円状の溝を設けているので、この複数の
溝で飛来してくる外来超音波信号を受信するが、複数の
溝はそれぞれランダムな傾きにより指向性が異り、超音
波振動子のみの場合の狭い指向性の範囲外からの指向性
を有する超音波も、これらのランダムな傾きの溝のうち
で、この外来の指向性に合った傾きの溝で受信すること
ができるようになる。従って、広範囲な超音波の受信が
可能となる。
【0020】(2)においては、超音波振動子を複数個
設け、これらに対応してそれぞれ保護板に同心円状の複
数の溝を設けて、濁った液体、液体ナトリウム等の液体
中を映像化する超音波映像化装置に用いることができる
ので、飛来してくる超音波を広い範囲で受信することが
でき、マルチ超音波センサとして映像化に必要な開口幅
が十分に得られ、超音波映像化装置で得られる映像画が
大幅に改善される。
設け、これらに対応してそれぞれ保護板に同心円状の複
数の溝を設けて、濁った液体、液体ナトリウム等の液体
中を映像化する超音波映像化装置に用いることができる
ので、飛来してくる超音波を広い範囲で受信することが
でき、マルチ超音波センサとして映像化に必要な開口幅
が十分に得られ、超音波映像化装置で得られる映像画が
大幅に改善される。
【0021】(3)においては、送信トランスデューサ
に用いられる円錐形状の音響レンズは、音響レンズの材
質および液体の種類により音速の違いによる屈折が起こ
って図8に示すような超音波ビームの状態となる。図に
おいて、101は超音波振動子の端から発生した代表的
な超音波、102は同じく超音波振動子の中間位置から
発生した代表的な超音波、103は同じく中心近くから
発生した代表的な超音波を示す。
に用いられる円錐形状の音響レンズは、音響レンズの材
質および液体の種類により音速の違いによる屈折が起こ
って図8に示すような超音波ビームの状態となる。図に
おいて、101は超音波振動子の端から発生した代表的
な超音波、102は同じく超音波振動子の中間位置から
発生した代表的な超音波、103は同じく中心近くから
発生した代表的な超音波を示す。
【0022】ここで、音響レンズの音速をC1 、液体の
音速をC2 とし、θ1 を入射角、θ 2 を屈折角とすれ
ば、θ2 = sin-1〔(C2 /C1 )・ sinθ1 〕で表さ
れる角度で超音波が放出されることになる。
音速をC2 とし、θ1 を入射角、θ 2 を屈折角とすれ
ば、θ2 = sin-1〔(C2 /C1 )・ sinθ1 〕で表さ
れる角度で超音波が放出されることになる。
【0023】円錐形状の音響レンズは球面形状のレンズ
よりも上記の式での屈折角θ2 を小さくすることがで
き、超音波ビームをより拡散することができる。また、
円錐形状のレンズではレンズの直下に放出される超音波
を少なくできる(図9参照)。これにより、送信トラン
スデューサの周辺へ超音波を広範囲に放射することがで
き、画像化に必要な開口幅を広げることが可能となる。
よりも上記の式での屈折角θ2 を小さくすることがで
き、超音波ビームをより拡散することができる。また、
円錐形状のレンズではレンズの直下に放出される超音波
を少なくできる(図9参照)。これにより、送信トラン
スデューサの周辺へ超音波を広範囲に放射することがで
き、画像化に必要な開口幅を広げることが可能となる。
【0024】(4)においては、上記(3)の超音波セ
ンサの複数の受信用超音波振動子の下面に保護板を設
け、又、(5)においては、(3)の超音波センサの保
護板下面にランダムな傾斜面を有する同心円状の溝を付
加したので、超音波センサを用いた超音波映像化装置に
おいて開口幅を十分に得るようにし、その効果を一層高
めることができる。
ンサの複数の受信用超音波振動子の下面に保護板を設
け、又、(5)においては、(3)の超音波センサの保
護板下面にランダムな傾斜面を有する同心円状の溝を付
加したので、超音波センサを用いた超音波映像化装置に
おいて開口幅を十分に得るようにし、その効果を一層高
めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて具体的に説明する。図1は本発明の実施
の一第1形態に係る超音波センサを示し、(a)はその
断面図、(b)はそのA−A矢視図である。
て図面に基いて具体的に説明する。図1は本発明の実施
の一第1形態に係る超音波センサを示し、(a)はその
断面図、(b)はそのA−A矢視図である。
【0026】図において、符号3乃至9は図10に示す
従来のものと同じ部材であり、これらについては再度説
明するが、1は本発明の特徴となるランダムな傾きと深
さを持った溝を同心円状に加工した音響レンズであり、
飛来する外来超音波を広範囲に受信するものである。2
はマルチ超音波センサの保護板である金属箔等(プラス
チック等でも可)で、その下面には(b)図に示すよう
に音響レンズ1が複数個加工されている。
従来のものと同じ部材であり、これらについては再度説
明するが、1は本発明の特徴となるランダムな傾きと深
さを持った溝を同心円状に加工した音響レンズであり、
飛来する外来超音波を広範囲に受信するものである。2
はマルチ超音波センサの保護板である金属箔等(プラス
チック等でも可)で、その下面には(b)図に示すよう
に音響レンズ1が複数個加工されている。
【0027】図2は上記に説明の音響レンズの構造を示
し、(a)はその側面図、(b)はそのB−B矢視図で
ある。この図に示すように保護板2の下面にはそれぞれ
ランダムな傾きと深さを有する複数の溝14が同心円状
に加工され、音響レンズを構成している。
し、(a)はその側面図、(b)はそのB−B矢視図で
ある。この図に示すように保護板2の下面にはそれぞれ
ランダムな傾きと深さを有する複数の溝14が同心円状
に加工され、音響レンズを構成している。
【0028】図3は図2(a)におけるC部を拡大して
示したもので、上記に説明の音響レンズ1の溝を拡大し
て図示した断面図である。図示のように音響レンズ1の
表面にはランダムな傾きを持った溝14が形成されてお
り、それぞれ、異る谷部15、山部16を有し、斜面1
7が異る複数の溝を有している。
示したもので、上記に説明の音響レンズ1の溝を拡大し
て図示した断面図である。図示のように音響レンズ1の
表面にはランダムな傾きを持った溝14が形成されてお
り、それぞれ、異る谷部15、山部16を有し、斜面1
7が異る複数の溝を有している。
【0029】図1に戻り、3は超音波振動子で複数個配
列し、超音波を受信する素子である。4および5はマル
チ超音波センサの補強桁および補強板であり、マルチ超
音波センサに強度を持たせるものである。6,9は、同
軸ケーブルおよびそのアース側の線であり、7は、これ
らを接続する多心コネクタである。これらはすべてケー
ス8に収納され、マルチ超音波センサを構成している。
列し、超音波を受信する素子である。4および5はマル
チ超音波センサの補強桁および補強板であり、マルチ超
音波センサに強度を持たせるものである。6,9は、同
軸ケーブルおよびそのアース側の線であり、7は、これ
らを接続する多心コネクタである。これらはすべてケー
ス8に収納され、マルチ超音波センサを構成している。
【0030】上記の様に構成されたマルチ超音波センサ
においては、1個の超音波振動子3と、保護板2と、保
護板2に同心円状に加工された1個の音響レンズ1と
で、1個の超音波センサを構成することができ、マルチ
超音波センサの超音波ビームの指向性は、この個々の超
音波センサの指向性で決定されることになる。
においては、1個の超音波振動子3と、保護板2と、保
護板2に同心円状に加工された1個の音響レンズ1と
で、1個の超音波センサを構成することができ、マルチ
超音波センサの超音波ビームの指向性は、この個々の超
音波センサの指向性で決定されることになる。
【0031】図4はこのような1個の超音波振動子3と
音響レンズ1の指向性の説明図であり、上記の様に構成
された個々の超音波センサのビームの拡がり25は図示
のように超音波振動子3単体のビーム拡がり11よりも
大きくなる。従って、拡がり11と25との間で飛来し
て来る超音波13を広い範囲に受信することができる。
音響レンズ1の指向性の説明図であり、上記の様に構成
された個々の超音波センサのビームの拡がり25は図示
のように超音波振動子3単体のビーム拡がり11よりも
大きくなる。従って、拡がり11と25との間で飛来し
て来る超音波13を広い範囲に受信することができる。
【0032】図5は音響レンズの指向特性の図で、21
が超音波振動子3単体の指向特性を、22が本発明の実
施の第1形態における同心円状の音響レンズを付加した
指向特性である。図示のように本発明の実施の第1形態
における超音波センサは、超音波振動子3単体の指向性
21よりも同心円状の音響レンズを付加した指向性22
のように受信範囲を広くでき、濁った液体や液体ナトリ
ウム等の液体中を映像化する超音波映像化装置に必要な
開口幅が十分に得られる。
が超音波振動子3単体の指向特性を、22が本発明の実
施の第1形態における同心円状の音響レンズを付加した
指向特性である。図示のように本発明の実施の第1形態
における超音波センサは、超音波振動子3単体の指向性
21よりも同心円状の音響レンズを付加した指向性22
のように受信範囲を広くでき、濁った液体や液体ナトリ
ウム等の液体中を映像化する超音波映像化装置に必要な
開口幅が十分に得られる。
【0033】上記に説明の実施の第1形態における超音
波振動子3、保護板2、音響レンズ1からなるマルチ超
音波センサは、前述のように、濁った液体や液体ナトリ
ウムの超音波映像化装置(ナトリウム透視装置)に適用
されるものであるが、これに限らず、不透明液体中の物
体の映像化や、超音波診断装置(エコー)にも広く適用
できるものである。
波振動子3、保護板2、音響レンズ1からなるマルチ超
音波センサは、前述のように、濁った液体や液体ナトリ
ウムの超音波映像化装置(ナトリウム透視装置)に適用
されるものであるが、これに限らず、不透明液体中の物
体の映像化や、超音波診断装置(エコー)にも広く適用
できるものである。
【0034】図6は本発明の実施の第2形態に係る超音
波センサの構成を示し、(a)は断面図、(b)は
(a)におけるD−D矢視図である。図7は図6におけ
る音響レンズを示し、(a)は平面図、(b)は側面図
である。これら図において、3は複数の超音波振動子で
保護板52に支持されている。この保護板52はなめら
かな平板で構成されている(金属箔、プラスチック
等)。4は補強桁、5は補強板、6は同軸ケーブルで9
はそのアース線であり、7はこれら同軸ケーブル6とア
ース線9を接続する多芯のコネクタ、8は全体を収納し
ているケースである。これら3乃至9で示す構成は従来
のものと同じ機能のものである。
波センサの構成を示し、(a)は断面図、(b)は
(a)におけるD−D矢視図である。図7は図6におけ
る音響レンズを示し、(a)は平面図、(b)は側面図
である。これら図において、3は複数の超音波振動子で
保護板52に支持されている。この保護板52はなめら
かな平板で構成されている(金属箔、プラスチック
等)。4は補強桁、5は補強板、6は同軸ケーブルで9
はそのアース線であり、7はこれら同軸ケーブル6とア
ース線9を接続する多芯のコネクタ、8は全体を収納し
ているケースである。これら3乃至9で示す構成は従来
のものと同じ機能のものである。
【0035】51は円錐形状をした音響レンズであり、
24の送信用の超音波振動子とで60の送信用トランス
デューサを構成し、超音波を放出するものである。な
お、この音響レンズの形状は円錐形状をした音響レンズ
51の稜線にふくらみを持たせて曲線になっても放出す
る超音波ビームの方向を変えることができ、同じ効果が
ある。
24の送信用の超音波振動子とで60の送信用トランス
デューサを構成し、超音波を放出するものである。な
お、この音響レンズの形状は円錐形状をした音響レンズ
51の稜線にふくらみを持たせて曲線になっても放出す
る超音波ビームの方向を変えることができ、同じ効果が
ある。
【0036】上記の様に構成および製作された実施の第
2形態におけるマルチ超音波センサにおいては、中心に
設置されている送信用トランスデューサ60により超音
波を放出し、映像化したいターゲットに反射させて送信
用トランスデューサ60の周囲に多数設置されている受
信用超音波振動子3に超音波を入力できる様になってい
る。
2形態におけるマルチ超音波センサにおいては、中心に
設置されている送信用トランスデューサ60により超音
波を放出し、映像化したいターゲットに反射させて送信
用トランスデューサ60の周囲に多数設置されている受
信用超音波振動子3に超音波を入力できる様になってい
る。
【0037】上記のように実施の第2形態においては、
マルチ超音波センサの送信用トランスデューサ60とし
て円錐形状をした音響レンズ51を設けて、音響レンズ
51の中心直下部に送信用超音波振動子24からの超音
波ビームが集まらない様にし、送信用トランスデューサ
60の周辺位置に拡散放出させることができる。これに
より、超音波ビームが有効に周辺に拡散させることがで
きることになる。
マルチ超音波センサの送信用トランスデューサ60とし
て円錐形状をした音響レンズ51を設けて、音響レンズ
51の中心直下部に送信用超音波振動子24からの超音
波ビームが集まらない様にし、送信用トランスデューサ
60の周辺位置に拡散放出させることができる。これに
より、超音波ビームが有効に周辺に拡散させることがで
きることになる。
【0038】図9はこの実施の第2形態での超音波強度
の分布図であり、122の点線が従来の分布、121の
実線が本実施の第2形態の分布を示し、本発明では中心
部では低く、周辺部では強くなるのがわかる。
の分布図であり、122の点線が従来の分布、121の
実線が本実施の第2形態の分布を示し、本発明では中心
部では低く、周辺部では強くなるのがわかる。
【0039】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
は、超音波センサの保護板にランダムな傾斜面を有する
複数の溝を同心円状に設けた構成、この構成において、
超音波振動子を複数個設け、保護板にもこれら振動子に
対応して複数の同心円状溝を設け、超音波映像化装置と
して用いる構成、又、出力側の超音波振動子に円錐形状
の音響レンズを用いる構成、更にこの構成において、受
信用超音波振動子の下面に保護板を設け、あるいはその
各受信用超音波振動子の下面保護板にランダムな傾斜面
を有する複数の同心円状の溝を設けた構成を特徴として
いるので、次のような効果を奏する。
は、超音波センサの保護板にランダムな傾斜面を有する
複数の溝を同心円状に設けた構成、この構成において、
超音波振動子を複数個設け、保護板にもこれら振動子に
対応して複数の同心円状溝を設け、超音波映像化装置と
して用いる構成、又、出力側の超音波振動子に円錐形状
の音響レンズを用いる構成、更にこの構成において、受
信用超音波振動子の下面に保護板を設け、あるいはその
各受信用超音波振動子の下面保護板にランダムな傾斜面
を有する複数の同心円状の溝を設けた構成を特徴として
いるので、次のような効果を奏する。
【0040】(1)飛来して来る超音波を、従来の超音
波センサと比べて、広い範囲で受信できる超音波センサ
が実現できる。
波センサと比べて、広い範囲で受信できる超音波センサ
が実現できる。
【0041】(2)マルチ超音波センサで映像化に必要
な開口幅が十分に得られ、超音波映像化が大幅に改善さ
れる。
な開口幅が十分に得られ、超音波映像化が大幅に改善さ
れる。
【0042】(3)マルチ超音波センサの送信用トラン
スデューサの音響レンズを円錐形状で構成することによ
って、超音波ビームを音響レンズの中心位置の直下に集
めることにならず、周辺位置に拡散放出させることがで
きる。これによってマルチ超音波センサでの映像化に必
要な開口幅が十分に得られ、超音波映像画が大幅に改善
されることになる。
スデューサの音響レンズを円錐形状で構成することによ
って、超音波ビームを音響レンズの中心位置の直下に集
めることにならず、周辺位置に拡散放出させることがで
きる。これによってマルチ超音波センサでの映像化に必
要な開口幅が十分に得られ、超音波映像画が大幅に改善
されることになる。
【図1】本発明の実施の第1形態に係る超音波センサの
全体構造を示し、(a)はその断面図、(b)は(a)
におけるA−A矢視図である。
全体構造を示し、(a)はその断面図、(b)は(a)
におけるA−A矢視図である。
【図2】本発明の実施の第1形態に係る超音波センサの
音響レンズの詳細な構造図で、(a)はその側面図、
(b)は(a)におけるB−B矢視図である。
音響レンズの詳細な構造図で、(a)はその側面図、
(b)は(a)におけるB−B矢視図である。
【図3】図2(a)におけるC部の拡大した詳細な断面
図である。
図である。
【図4】本発明の実施の第1形態に係る超音波センサの
音響レンズ指向性の説明図である。
音響レンズ指向性の説明図である。
【図5】本発明の実施の第1形態に係る超音波センサの
音響レンズの指向特性図である。
音響レンズの指向特性図である。
【図6】本発明の実施の第2形態に係る超音波センサの
全体構造を示し、(a)はその断面図、(b)は(a)
におけるD−D矢視図である。
全体構造を示し、(a)はその断面図、(b)は(a)
におけるD−D矢視図である。
【図7】図6に示す超音波センサにおける音響レンズを
示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図8】本発明の実施の第2形態に係る超音波センサの
音響レンズの作用を説明する図である。
音響レンズの作用を説明する図である。
【図9】本発明の実施の第2形態に係る超音波センサの
超音波強度の分布図である。
超音波強度の分布図である。
【図10】従来の超音波センサの全体構造を示し、
(a)はその断面図、(b)は(a)におけるE−E矢
視図である。
(a)はその断面図、(b)は(a)におけるE−E矢
視図である。
【図11】従来の音響レンズを用いない超音波センサ指
向性の説明図である。
向性の説明図である。
【図12】従来の球状超音波レンズ付超音波センサの説
明図である。
明図である。
【図13】従来の送信用音響レンズを用いたマルチ超音
波センサの構造を示し、(a)は断面図、(b)は
(a)におけるF−F矢視図である。
波センサの構造を示し、(a)は断面図、(b)は
(a)におけるF−F矢視図である。
【図14】従来の送信用音響レンズのビームの説明図で
ある。
ある。
【図15】従来の音響レンズを用いた場合の超音波強度
の分布図である。
の分布図である。
1,51 音響レンズ
2,52 保護板
3,24 超音波振動子
4 補強桁
5 補強板
6 同軸ケーブル
7 コネクタ
8 ケース
9 アース線
11 超音波振動子単体の指向性
12,13 外来超音波
14 溝
15 谷部
16 山部
17 斜面
22 音響レンズ付加時の指向特性
25 同心円状音響レンズ付加時の超音波ビー
ム拡がり 60 送信用トランスデューサ
ム拡がり 60 送信用トランスデューサ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04R 1/44 330
G01N 29/24
H04R 1/34 330
H04R 1/40 330
Claims (5)
- 【請求項1】 超音波振動子とその下面の保護板とを有
してなる超音波センサにおいて、前記保護板の超音波受
信面に同心円状の複数の溝を付加し、同溝はそれぞれラ
ンダムな傾斜面を有していることを特徴とする超音波セ
ンサ。 - 【請求項2】 前記超音波センサは複数個からなり、前
記保護板にはそれぞれ各超音波センサに対応して複数の
同心円状の溝を設け、超音波映像化装置に用いることを
特徴とする請求項1記載の超音波センサ。 - 【請求項3】 超音波を出力する超音波振動子及びその
出力側に配置された超音波音響レンズからなる超音波送
信用トランスデューサと、超音波を受信する複数の超音
波振動子とを備えた超音波センサにおいて、前記音響レ
ンズは、その底面が前記出力用の超音波振動子の出力側
に在るように配置された円錐形状をなすことを特徴とす
る超音波センサ。 - 【請求項4】 前記超音波を受信する複数の超音波振動
子には、その下面に保護板を有し、超音波映像化装置に
用いることを特徴とする請求項3記載の超音波センサ。 - 【請求項5】 前記保護板の各超音波振動子に対応する
超音波受信面に同心円状の溝を付加し、同溝はそれぞれ
ランダムな傾斜面を有し、超音波映像化装置に用いるこ
とを特徴とする請求項4記載の超音波センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27929696A JP3367841B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-10-22 | 超音波センサ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4882296 | 1996-03-06 | ||
| JP8-48822 | 1996-03-06 | ||
| JP27929696A JP3367841B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-10-22 | 超音波センサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09298795A JPH09298795A (ja) | 1997-11-18 |
| JP3367841B2 true JP3367841B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=26389148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27929696A Expired - Fee Related JP3367841B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-10-22 | 超音波センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3367841B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100517640B1 (ko) * | 2000-11-23 | 2005-09-28 | 국방과학연구소 | 센서의 용이 정렬 장치 |
| KR100950573B1 (ko) * | 2008-01-07 | 2010-04-01 | 두산중공업 주식회사 | 다채널형 초음파 탐상장치 |
| KR101479898B1 (ko) * | 2014-01-27 | 2015-01-08 | 한국해양과학기술원 | 흡음재를 이용한 수중청음기 신호조절판 제작방법 |
| JP7489345B2 (ja) * | 2021-02-26 | 2024-05-23 | 株式会社日立パワーソリューションズ | 超音波検査装置 |
| JP7572297B2 (ja) * | 2021-04-21 | 2024-10-23 | 株式会社日立製作所 | 超音波センサ |
| US12253599B2 (en) | 2021-12-22 | 2025-03-18 | Honda Electronics Co., Ltd. | Attachment for ultrasonic-wave transmitter/receiver |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4153894A (en) | 1977-08-09 | 1979-05-08 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Department Of Health, Education And Welfare | Random phase diffuser for reflective imaging |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP27929696A patent/JP3367841B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4153894A (en) | 1977-08-09 | 1979-05-08 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Department Of Health, Education And Welfare | Random phase diffuser for reflective imaging |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09298795A (ja) | 1997-11-18 |
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| JPH0127740B2 (ja) | ||
| JP2711175B2 (ja) | 超音波探触子 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021008 |
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