JP3367892B2 - 多段粉末成形プレス - Google Patents

多段粉末成形プレス

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JP3367892B2
JP3367892B2 JP07127298A JP7127298A JP3367892B2 JP 3367892 B2 JP3367892 B2 JP 3367892B2 JP 07127298 A JP07127298 A JP 07127298A JP 7127298 A JP7127298 A JP 7127298A JP 3367892 B2 JP3367892 B2 JP 3367892B2
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punches
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武司 片桐
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株式会社ヨシツカ精機
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/26Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
    • B30B1/266Drive systems for the cam, eccentric or crank axis

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、流体圧によって駆
動される可動パンチを備え粉末を多段に圧縮成形する多
段粉末成形プレスに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、既に、段付き成形品を成形
するために、各パンチの動きを油圧シリンダによって正
確に制御し、加圧途中のどの段階でも圧縮される粉末部
分間の寸法比率がすべて成形されるべき圧粉体の段部間
の寸法比率と一致するよう各パンチを比例的に移動させ
る多段粉末成形プレスを提案している(特開平4−94
900号公報参照)。
【0003】しかし、加圧完了位置まで流体圧シリンダ
で駆動すると流体圧シリンダが大きくなり過ぎる。そこ
で、成形品のクラック発生の原因となる粉末移動が加圧
完了直前のある程度固まった段階では発生しないことに
着目し、比例制御を加圧力があまり大きくならない加圧
完了位置手前までとし、最終的な加圧完了位置を機械的
に決める多段粉末成形プレスを提案した(特開平6−1
98497号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には加圧開始位置またはトランスファ
終了位置については流体圧シリンダによって位置決めし
ており、非能率的で高価な設備となってしまう。
【0005】また、比例加圧の制御がディジタル的にコ
ンピュータによって精密に制御する構成であり、やはり
高価な設備となってしまう。
【0006】さらに、各段部を加圧するパンチの長さの
違いによって、加圧完了時における各段部に対応するパ
ンチの変形量が異なっており、そのまま急激にパンチの
加圧力を抜くと、各パンチの弾性復帰量が不均一となる
ために、成形品の各段部が部分的に突き上げあるいは付
き下げられ、加圧終了の抜き出し時点でクラックが生じ
るおそれがある。そこで、従来から急激に加圧力が抜け
ないように圧抜き機構を設けているが、調整が非常に面
倒であった。
【0007】本発明は上記した従来技術の問題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、簡
単な構成でもって比例加圧を行ってクラック発生を防止
することができる多段粉末成形プレスを提供することに
ある。
【0008】また、圧抜き調整を簡単に行い得る多段粉
末成形プレスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、クランク,トグル,カム等の機
械的に作動している機械プレスの改良であり、加圧開始
位置および加圧終了位置は機械的に位置決めし、その間
の加圧動作を上ラムの動きに比例した動作とすることに
より、流体圧シリンダの能力を小さくしても、良品が簡
単に成形できるようにしたものである。
【0010】また、加圧終了後圧力が抜ける時に、各パ
ンチのたわみ量のちがいによるクラックの発生を防ぐた
め、各パンチに面積に応じた力を加えてクラックを防ぐ
ようにしたものである。
【0011】すなわち、機械プレス本体の上ラムに取り
付けられる上パンチ組立体と、機械プレス本体に取り付
けられる下パンチ組立体と、を備え、前記上パンチ組立
体と下パンチ組立体のうちの少なくとも一方には複数の
パンチが設けられると共に該複数のパンチの少なくとも
一つの可動パンチを駆動する流体圧シリンダが装着さ
れ、該流体圧シリンダによって駆動される可動パンチの
加圧開始位置を位置決めする加圧開始位置ストッパ機構
と、加圧終了位置を位置決めする加圧終了位置ストッパ
機構とが設けられた機械及び流体圧多段粉末成形プレス
において、前記上下パンチによって圧縮されるべき複数
の粉末部分の一部は機械プレス本体の上ラムに連動する
パンチの機械的な動きのみで加圧し、前記複数の粉末部
分のうちの残りを、前記加圧開始位置から前記上ラムの
機械的な動きを基準にして各粉末部分が最終的な成形品
の各段部の寸法比率と同一比率となるように前記可動パ
ンチを駆動する流体圧シリンダを制御する制御機構を設
け、前記流体圧シリンダの最大圧力を最終的な成形圧よ
りも小さく設定し、加圧完了位置では機械的な加圧終了
位置ストッパ機構によってパンチを位置決めすることを
特徴とする。
【0012】上記構成の複合型多段粉末成形プレスにあ
っては、まず、ダイ孔内に粉末が充填され、上下パンチ
のうち流体圧シリンダで駆動される可動パンチの加圧開
始位置は流体圧シリンダの流体圧によって突当てられる
機械的な加圧開始位置ストッパ機構によって位置決めさ
れる。ここで加圧開始位置とは、トランスファを行わな
い場合は粉末の充填位置であり、トランスファを行う場
合はトランスファ完了位置である。
【0013】そして、上下パンチによって圧縮されるべ
き複数の粉末部分の一部は機械プレス本体の上ラムに連
動するパンチの機械的な動きのみで加圧される。
【0014】一方、複数の粉末部分のうちの残りが、こ
のパンチの機械的な動きに重畳される流体圧シリンダの
動きによって、各粉末部分が最終的な成形品の各段部の
寸法比率と同一比率となるように制御される。
【0015】この流体圧シリンダの最大圧力が最終的な
成形圧よりも小さく設定されているので、加圧完了位置
の手間で機械プレス本体の上ラムのプレス圧のみで駆動
され、最終的な寸法は加圧終了位置ストッパ機構によっ
て位置決めされる。粉末は所定圧まで固められた後は粉
末移動は生じないので、クラックが発生することは無
い。粉末成形を行う場合、加圧開始からある程度まで固
まるまでが特に重要であり、したがって、その間を正確
に動かせば良品を得る。
【0016】したがって、小容量の流体圧シリンダであ
りながら、クラックの発生がなく、また精度の高い高品
位の圧粉体を成形することができる。
【0017】制御機構は、上ラムの位置を検出する上ラ
ム位置検出手段と、各可動パンチの位置を検出するパン
チ位置検出手段と、サーボ増幅器と、電気流体圧サーボ
弁と、を備え、前記サーボ増幅器のゲインを上ラムの動
きに対する各可動パンチの流体圧シリンダの動きが所定
比率となるように調整することによって各可動パンチの
流体圧シリンダの制御目標値とし、パンチ位置検出手段
からの信号をフィードバックして制御目標値との偏差を
解消するように制御するサーボ機構としたことを特徴と
する。
【0018】このようにすれば、サーボ増幅器のゲイン
を調整するだけで、上ラムの動きに比例した速度で加圧
動作をさせることができる。
【0019】また、制御機構は、スプールを往復移動さ
せる操作部材の機械入力に比例して流量が変化する機械
的比例弁と、上ラムの機械的な動きを所定の比率でもっ
て前記機械的比例弁の操作部材に伝達する運動伝達機構
と、を備えていることを特徴とする。
【0020】このようにすれば、機械的比例弁によって
上ラムの動きに追従して比例的に各可動パンチを作動さ
せることができ、電気的な制御が不要となる。
【0021】また、加圧終了後成形品に加えられている
上ラムによる機械的な加圧力が抜ける際に、成形品の各
段部を上下パンチによって弱い力で加圧しながら抜き出
す圧抜き機構を備えていることを特徴とする。
【0022】加圧終了後圧力が抜ける時、各パンチのた
わみ量のちがいによるクラックの発生を防ぐために、各
パンチに別々に調整できるバルブを取付け、シリンダに
弱い力を個々のパンチに加えながら抜出し、機械プレス
本体の性能を大幅に改善することができる。
【0023】圧抜き機構は、上ラムに対して上パンチ組
立体を押し下げる押圧手段と、圧抜き時に上下パンチ組
立体のうちの複数のパンチの伸び量の差を流体圧シリン
ダによって可動パンチを変位させて解消する圧抜き制御
手段を備えていることを特徴とする。
【0024】このように弱い力で押圧しておくだけでは
なく、複数のパンチの伸び量の差分だけ流体圧シリンダ
によって可動パンチを変位させれば、圧抜き行程中、成
形品の各段部に対して複数のパンチが常に均等の力で押
圧しておくことができ、クラックの発生を効果的に防止
できる。
【0025】圧抜き制御手段は、上パンチ組立体の位置
を検出する上パンチ組立体位置検出手段と、可動パンチ
の位置を検出するパンチ位置検出手段と、サーボ増幅器
と、電気流体圧サーボ弁と、を備え、前記サーボ増幅器
のゲインを複数のパンチのうちの最大伸び量のパンチの
伸び量に対する各可動パンチの伸び量の差分の比率とな
るように調整することによって可動パンチの流体圧シリ
ンダの制御目標値とし、パンチ位置検出手段からの信号
をフィードバックして制御目標値との偏差を解消するよ
うに制御するサーボ機構とすることが好適である。
【0026】すなわち、加圧終了位置ストッパ機構によ
って下パンチ組立体のパンチの位置は規制されているの
で、上パンチ組立体位置検出手段によって検出される上
パンチ組立体の動きは、上下パンチ組立体の最もたわみ
量が大きいパンチの弾性復帰量に対応する。
【0027】たとえば、上下パンチ組立体共に複数のパ
ンチで構成されている場合には、上下パンチ組立体それ
ぞれの複数のパンチの内の最もたわみ量が大きいパンチ
の弾性復帰量(伸び量)の和が上パンチ組立体位置検出
手段の検出量である。この上下パンチ組立体の各最大た
わみ量のパンチの伸び量の比率は材料力学的に定まるの
で、上パンチ組立体位置検出手段の検出量から上下パン
チ組立体の最大たわみ量のパンチの伸び量が定まる。さ
らに、上下パンチ組立体の各複数のパンチのうち最大伸
び量となるパンチの伸び量に対する他のパンチの伸び量
の差分の比率も材料力学的に定まるので、上パンチ組立
体位置検出手段の検出量に対して所定の比率を掛ければ
最大伸び量のパンチに対する他のパンチの伸び量の不足
分を算出できる。この関係は、上下パンチ組立体のうち
の一方が複数のパンチで構成され、他方が一つのパンチ
で構成されている場合についても同様である。
【0028】そこで、各可動パンチの制御についてサー
ボ機構を構成し、各可動パンチのサーボ増幅器のゲイン
を最大伸び量のパンチの伸び量に対する各可動パンチの
伸び量の差分の比率となるように調整することによっ
て、圧抜き途中において最大伸び量のパンチとそれ以外
のパンチの伸び量を同等の伸び量とすることができる。
【0029】また、この圧抜き機構は比例加圧しない場
合にも適用可能であり、また、機械圧と流体圧による加
圧運動を組み合わせずに流体圧のみでパンチを運動させ
る場合にも適用可能である。
【0030】すなわち、上ラムに取り付けられる上パン
チ組立体と、プレス本体に取り付けられる下パンチ組立
体と、を備え、前記上パンチ組立体と下パンチ組立体の
うちの少なくとも一方には複数のパンチが設けられると
共に該複数のパンチの少なくとも一つの可動パンチを駆
動する流体圧シリンダが装着され、加圧行程で、前記上
ラムの動きに対して前記可動パンチの流体圧シリンダの
動きを重畳して段付き成形品を成形する多段粉末成形プ
レスにおいて、上ラムに対して上パンチ組立体を押し下
げる押圧手段と、圧抜き時に上下パンチ組立体のうちの
複数のパンチの伸び量の差を流体圧シリンダによって可
動パンチを変位させて解消する圧抜き制御手段を備えて
いることを特徴とする。
【0031】この場合の圧抜き制御手段についても、上
パンチ組立体の位置を検出する上パンチ組立体位置検出
手段と、可動パンチの位置を検出するパンチ位置検出手
段と、サーボ増幅器と、電気流体圧サーボ弁と、を備
え、前記サーボ増幅器のゲインを複数のパンチのうちの
最大伸び量のパンチの伸び量に対する各可動パンチの伸
び量の差分の比率となるように調整することによって可
動パンチの流体圧シリンダの制御目標値とし、パンチ位
置検出手段からの信号をフィードバックして制御目標値
との偏差を解消するように制御するサーボ機構とするこ
とが好適である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0033】図2は本発明の実施の形態に係る多段粉末
成形プレスが示されている。
【0034】この多段粉末成形プレス1は、機械プレス
本体2に着脱自在に装着されるツールセット3を備えて
いる。機械プレス本体2としてはカム,クランク,トグ
ル式等の種々の機械プレスが適用される。
【0035】ツールセット3は、機械プレス本体2の上
ラム4に取り付けられる上パンチ組立体5と、機械プレ
ス本体2に取り付けられる下パンチ組立体6と、を備え
ている。
【0036】上パンチ組立体5は第1〜第3の3つのパ
ンチ7,8,9を備えており、上ベース部10に対して
ガイドロッド10Aを介して3枚の上第1,上第2,上
第3パンチプレート12,13,14が平行移動自在に
組み付けられている。そして、図2に示されるように、
上ベース部10がクッションシリンダ15を介して機械
プレス本体2の上ラム4に固定されている。図示例の機
械プレス本体2はクランクプレスで、上ラム4がクラン
ク軸17に連結されており、クランク軸17の一端には
減速機構18が設けられ、不図示の駆動源に動力伝達機
構を介して連結されている。また、クランク軸17の他
端にはエンコーダ19が設けられている。エンコーダ1
9はクランク軸17の位相に対応して信号を出力できる
ように構成されている。上ラム4の位置は機械プレス本
体2のフレームに設けられた上ラム位置センサ20によ
って検出される。
【0037】図1に示されるように、上第1〜上第3パ
ンチ7,8,9は筒状部材で、外側から内側に向けて上
第1,上第2,上第3パンチ7,8,9の順に組み付け
られ、それぞれ上第1,上第2,上第パンチプレート1
2,13,14に取り付けられている。
【0038】また、上第1,上第2,上第3パンチプレ
ート12,13,14の下面に係合して上ベース部10
に対する各パンチプレート12,13,14の位置決め
を行う上第1,第2,第3加圧開始位置ストッパ21,
22,23が、上ベース部10から垂設され上第1,上
第2,上第3パンチプレート12,13,14を貫通す
るねじ付き棒11に設けられている。このうち、上第1
加圧開始位置ストッパ21は本実施の形態の場合には加
圧開始位置を決めるためには使用していない。この実施
の形態の場合には、基本的に上第1パンチプレート12
は上ラム4と同期して加圧動作をする。
【0039】上第1,上第2,上第3パンチプレート1
2,13,14と上ベース部10との間には、それぞれ
流体圧シリンダとしての上第1,上第2,上第3油圧シ
リンダ24,25,26が介装され、上第1,上第2,
上第3パンチ7,8,9が上第1,上第2,上第3油圧
シリンダ24,25,26によって上ラム4の動きに重
畳して上ベース部10に対して個々に駆動される。
【0040】下パンチ組立体6には上第1,上第2及び
上第3パンチ7,8,9に対応して下第1,下第2及び
下第3の3つのパンチ27,28,29が設けられてい
る。これら下第1,下第2,下第3パンチ27,28,
29も筒状部材で、外側から内側に向けて下第1,下第
2,下第3パンチ27,28,29の順に組み付けられ
ている。
【0041】また、各上第1,上第2,上第3パンチプ
レート12,13,14の上面に係合して加圧終了位置
を決める加圧終了位置ストッパ60A,60,61も設
けられている。上第1パンチ7の加圧終了位置ストッパ
60Aはトランスファ開始から加圧終了時点まで突当て
られた状態に維持される。
【0042】下パンチ組立体6は、粉末が充填されるダ
イ30を備えたダイプレート31と、このダイプレート
31の下方に配置される下第1パンチプレート32と、
下第1パンチプレート32の下方に配置される下第2パ
ンチプレート33と、この下第2パンチプレート33の
下方に配置される下第3パンチプレート34と、この下
第3パンチプレート34の下方に配置され機械プレス本
体2のフレームに固定される固定プレート35と、この
固定プレート35の下方に配置されてタイロッド36を
介してダイプレート31に連結されるヨークプレート3
7と、を有する構成となっている。下第1,下第2,下
第3パンチプレート32,33,34はそれぞれタイロ
ッド36が挿通されるガイド穴32a,33a,34a
が設けられ、タイロッド36に案内されて平行に移動可
能となっている。
【0043】下第1,下第2及び下第3パンチ27,2
8,29は、パンチホルダ38,39を介して、あるい
は直接各下第1,下第2及び下第3パンチプレート3
2,33,34に取り付けられている。
【0044】また、下第3パンチ29のコアロッド40
が挿通され、コアロッド40下端がクッションシリンダ
41を介してヨークプレート37に取り付けられてい
る。
【0045】この実施の形態では、下第1,下第2,下
第3パンチプレート32,33,34が固定プレート3
5に対して流体圧シリンダとしての下第1,下第2,下
第3油圧シリンダ42,43,44を介して支持されて
おり、下第1,下第2,下第3パンチ27,28,29
がそれぞれ下第1,下第2,下第3油圧シリンダ42,
43,44によって駆動可能な可動パンチとなってい
る。しかし、この実施の形態では、下第1油圧シリンダ
42は下限位置に位置したままで、下第1パンチ27は
固定プレート35に固定された状態に維持される。
【0046】下第1油圧シリンダ42は、ピストン42
aを備えたシリンダロッド42bが固定プレート35に
立設され、シリンダチューブ42cがシリンダロッド4
2bに対して可動となっており、シリンダチューブ42
cが下第1パンチプレート32に固定されている。
【0047】下第2,下第3油圧シリンダ43,44
は、ピストン43a,44aを備えたシリンダロッド4
3b,44bが固定プレート35に高さ調節機構45,
46を介して立設され、シリンダチューブ43c,44
cがシリンダロッド43b,44bに対して可動となっ
ており、シリンダチューブ43c,44cが連結部材4
3d,44dを介して各下第2,下第3パンチプレート
33,34に連結されている。
【0048】シリンダチューブ43c,44c上端には
突当て部材43e,44eが突設されており、シリンダ
チューブ43c,44cの下端壁がピストン43a,4
4aに係合した上限位置において最初の位置が定められ
ている。突当て部材43e,44eの上端はシリンダロ
ッド43b,44bの上端よりも所定量突出しており、
機械プレス本体2の上ラム4によって作動する押え部材
47,48の端面がシリンダロッド43b,44b上端
に当接するまで突当て部材43e,44eが下方に押え
られ、連結部材43d,44dおよびパンチホルダ3
8,39を介して下第2及び下第3パンチ28,29を
下方に移動させ、下第2,下第3パンチ28,29上端
の加圧開始位置が設定される。一方、高さ位置調整機構
47,48によってシリンダロッド43b,44bの高
さを調節することによって加圧開始位置を変更すること
ができる。押え部材47,48は油圧シリンダ47A,
48Aを介して上ベース部10に取り付けられている。
この油圧シリンダ47A,47Bの加圧力は、下第2,
下第3油圧シリンダ43,44よりも強く、機械プレス
本体2のプレス圧よりも弱く設定されている。
【0049】また、固定プレート35には下第2,下第
3パンチプレート32,33の下面に横方向にスライド
自在に設けられたスライドブロック53,54に係合し
て下第2,下第3パンチ28,29の加圧終了位置を決
める加圧終了位置ストッパ49,50と、このスライド
ブロック53,54をスライドさせてストッパ49,5
0から外すストッパ解除機構51,52が設けられてい
る。
【0050】一方、上パンチ組立体5には、上第1パン
チ位置検出センサ71、上第2パンチ位置検出センサ7
2、上第3パンチ位置検出センサ73が設けられ、下パ
ンチ組立体5には、下第1パンチ位置検出センサ81、
下第2パンチ位置検出センサ82、下第3パンチ位置検
出センサ83が設けられている。
【0051】図3には、上第1〜上第3油圧シリンダ2
4〜26および下第2,下第3油圧シリンダ43,44
を制御する油圧回路を示している。この実施の形態では
下第1油圧シリンダは存在しないが、下第1油圧シリン
ダを有する場合も想定して6つの油圧シリンダ制御用の
回路が組まれている。また、上第1油圧シリンダ24は
比例加圧を作動させないで加圧後の圧抜きのみを行う。
【0052】上第1〜上第3油圧シリンダ24〜26お
よび下第2,下第3油圧シリンダ43,44はすべて往
復動形シリンダで、電気流体圧サーボ弁としての油圧サ
ーボ弁55によってピストン25a,26a,43a,
44aを隔てた2室への油圧の給排を制御して上下第
2,第3油圧シリンダ25,26,43,44の速度を
制御している。また、各油圧シリンダ25,26;4
3,44には高圧リリーフ弁56と低圧リリーフ弁57
が接続されており、これら高圧リリーフ弁56と低圧リ
リーフ弁57は切換え弁58によって択一的に選択でき
るようになっている。さらに下第2,第3油圧シリンダ
43,44のシリンダ下室側には排出方向には閉じ供給
方向には開くチェック弁59が並列的に設けられてい
る。
【0053】この加圧開始タイミングは、図4に示すよ
うに、上ラム4の所定の位相に対応するエンコーダ19
からのトリガ信号によって決定する。そして上ラム位置
センサ20によって上ラム4の動きを監視し、上ラム4
の動きに比例して上下第2,第3パンチ8,9;28,
29がアナログ的に制御される。すなわち、たとえば上
第2パンチ8を例にとって説明すると、図8に示される
ように、サーボ増幅器としてのサーボドライバアンプ1
00Aによって油圧サーボ弁55が制御される。そし
て、上第2油圧シリンダ25の動きがパンチ位置検出セ
ンサ72によって検出され、その検出量がフィードバッ
クされて目標位置に達するように制御される。
【0054】図9にはサーボドライバアンプの制御系統
が示されている。
【0055】すなわち、上第2,上第3油圧シリンダ2
5,26および下第2,下第3油圧シリンダ43,44
さらに上第1油圧シリンダ24に対応する5つのサーボ
ドライバアンプ100A〜100Eが設けられている。
各サーボドライバアンプ100A〜100Eには、上ラ
ム位置センサ20からの信号が入力される入力端子a
と、各油圧シリンダ25,26,43,44に対応する
各パンチ位置検出センサ72,73,82,83からの
信号がフィードバックされるフィードバック端子bと、
油圧サーボ弁55に対して制御信号を出力する出力端子
cと、プリセッタ入力端子dとを備えている。プリセッ
タ入力端子はチャンネル1〜4(CH1〜4)の4チャ
ンネルに対応する4つの端子を備えている。
【0056】サーボドライブアンプ100A〜100E
はすべて同一構成で、サーボドライバアンプ100Aを
例にとって説明すると、その内部には、フィードバック
ゲインを調整する前段可変増幅器101と、この前段可
変増幅器101に直列に接続されループゲインを調整す
る後段可変増幅器102と、後段可変増幅器102に直
列接続されプリセッタ入力端子dによってチャンネルを
切り換えるチャンネル切換スイッチ部103と、このチ
ャンネル切換スイッチ部103に直列接続されて電圧信
号を電流信号に変換する電圧電流変換器104と、を備
えている。また、前段可変増幅器101と後段可変増幅
器102間にはフィードバック端子bから入力されるフ
ィードバック信号を増幅するコマンド信号増幅器105
が設けられている。
【0057】このサーボドライバアンプ100A〜10
0Eは、サーボ系を0Nさせて油圧サーボ弁55をフィ
ードバック制御するチャンネル1(CH1)と、油圧サ
ーボ弁55を全開にして高速上昇させるチャンネル2
(CH2)と、油圧サーボ弁55を全開にして高速下降
させるチャンネル3(CH3)と、油圧サーボ弁55を
絞って微速下降または上昇させて低圧圧抜きを行うチャ
ンネル4(CH4)の4チャンネルを有し、エンコーダ
19からプリセッタ入力端子dに入力される信号によっ
てチャンネルが切り替わるように構成されている。すな
わち、チャンネル1(CH1)は、上ラム位置センサ2
0,前段増幅器101,後段増幅器102,コマンド信
号増幅器105および各パンチ位置センサ72,73,
82,83の回路が生きるチャンネルで、チャンネル2
〜4(CH2〜4)はこれらの回路を使用しないで上
昇,下降,停止位置に設定できる。
【0058】このチャンネルの切り換えタイミングは、
図8(b)に示すように、エンコーダ19によってストロ
ーク線図の各位相に対応して信号が発せられる。この図
8(b)は切換えタイミングの総括的な説明であって、個
々の具体的な油圧シリンダの制御を示すものではない。
すなわち、上ラム4の上死点(0°)から加圧開始時点
()まではエンコーダ19からチャンネル2(CH
2)に信号が入っていて各油圧サーボ弁55は全開で各
油圧シリンダは高速上昇あるいは高速下降する(高速下
降については図示を省略している)。加圧開始時点
()に達するとエンコーダ19からの信号によってチ
ャンネル1(CH1)に切り替ってサーボ制御が開始さ
れる。加圧が終了して上ラム4の下死点(180°)に
達すると()、エンコーダ19からの信号によってチ
ャンネル4(CH4)に切り替わり、油圧サーボ弁55
は絞られて微速下降または微速上昇して圧抜きがなされ
る。圧抜き後、下第2パンチ28の加圧完了位置のロッ
クが解除された時点で()、後述するように上パンチ
の一部をチャンネル3(CH3)に切り換えて高速下降
させ上パンチを段階的に成形品から離間させる。さら
に、成形品の抜き出し完了した時点()で各油圧サー
ボ弁55が全開となって高速上昇に切り換わる。
【0059】機械プレスでは上ラム4の動きは油圧プレ
スとは異なり機械的に予め決まっており、加圧開始時
点、加圧終了時点、加圧ストローク、抜き出し完了時点
それぞれの位相信号が発せられる。また、エンコーダ1
9に限定されず、シーケンサから信号をとってもよい。
【0060】上ラム位置センサ20および各パンチ位置
検出センサ72,73,82,83としてはポテンショ
メータが用いられており、上ラム位置センサ20および
パンチ位置検出センサ72,73,82,83から上ラ
ム4の位置および各パンチ位置信号が電圧変化として取
り出されている。
【0061】すなわち上ラム位置センサ20からのセン
サ入力が電圧変化としてサーボドライバアンプ100A
〜100Dに入力される。この入力信号に対して、前段
増幅器101のゲイン調整によって、各上第2,第3油
圧シリンダ25,26および下第2,第3油圧シリンダ
43,44の制御目標値として上ラム4に対して所定の
比率となるように設定する。パンチ位置検出センサ7
2,73,82,83からの信号は、前記前段増幅器1
01により増幅された信号と同一レベルとなるように所
定の増幅率で増幅されてフィードバックするようになっ
ている。
【0062】次に、本実施の形態の粉末成形プレスの作
動について、図5に示すストローク線図、図6に示すパ
ンチ作動図、図7に示すツールセット全体の作動図、さ
らに図8,図9に示すフィードバック系統図に基づいて
説明する。
【0063】すなわち、本実施の形態のプレス行程は、
トランスファ行程と、比例加圧行程と、圧抜き行程と、
抜き出し行程を備えている。
【0064】まず、下第2,下第3パンチ28,29お
よびダイ30およびコアロッド40の位置を初期位置に
設定しダイ孔30a内に粉末59が充填される。ダイ3
0上面を基準にして下第1パンチ27上端までの充填深
さと、下第2パンチ28上端までの充填深さと、下第3
パンチ29上端までの充填深さの比率を、最終的な成形
品Wの各段部W1,W2,W3の寸法比率と同一比率と
なるように設定されている。
【0065】最終製品の各段部W1,W2,W3は上面
と下面の両方に段差があるので、粉末のトランスファを
行い、上面側の段差の比率を最終的な成形品の上面側の
段差の比率と同一比率となるように設定される。
【0066】図5(a),図6(a),図7(a)はトランス
ファ開始位置を示している。このトランスファは下第2
パンチ28と下第3パンチ29を所定量下げ、上第2パ
ンチ8と上第3パンチ9を所定量ダイ孔30a内に挿入
することによって行う。
【0067】上第1,第2,第3パンチ7,8,9の相
対位置は、上第1,第2,第3パンチプレート12,1
3,14が各上第1,第2,第3油圧シリンダ24,2
5,26の油圧によって上第1加圧終了位置ストッパ6
3,上第2,上第3加圧開始位置ストッパ22,23に
突当てられて位置決めされている。この実施の形態では
上第1パンチ7の下端に対して上第2,第3パンチ8,
9下端が下方に突出している。そして、上第2パンチ8
が上第3パンチ9より突出量が大きくなっており、ダイ
孔30aへの上第2,第3パンチ8,9の挿入量は、上
第1パンチ7の下端面を基準にして決められる。
【0068】トランスファ開始位置は上ラム4が下方に
移動して最も低い上第2パンチ8下端がダイ30の上面
高さに達した時点であり、この位置で下第2油圧シリン
ダ43のシリンダチューブ43c上端の突当て部43e
に押し下げ部材47下端が当接する。
【0069】そして、上ラム4の動きに同期して下第2
油圧シリンダ43が収縮して上第2パンチ8と下第2パ
ンチ28に挟まれた第2粉末部分592が下方に移動
し、その途中で上第3パンチ14上端がダイ30上面高
さに到達すると(図5(b),図6(b)参照)、上ラム4
の動きに同期して上第3パンチ9と下第3パンチ29に
挟まれた第3の粉末部分593も下方に移動を開始し、
押し下げ部材47,48が下第2,第3油圧シリンダ4
3,44のシリンダロッド43b,44b上端に突き当
たった時点で下第2,第3パンチ28,29が停止して
トランスファが終了し、加圧開始位置となる(図5
(c),図6(c),図7(b)参照)。
【0070】このトランスファ行程では各サーボドライ
バアンプ100A〜100Eはチャンネル2(CH2)
で各油圧サーボ弁55は全開となっており、各油圧シリ
ンダ24,25,26,43,44は高圧で加圧されて
いる。
【0071】上第1油圧シリンダ24にはシリンダ下室
に作動油を流入させ油圧によって上第1パンチプレート
12を上第1加圧終了位置ストッパ63に押圧してい
る。また、上第2,上第3油圧シリンダ25,26には
シリンダ上室に作動油を流入させ油圧によって各上第
2,第3加圧開始位置ストッパ22,23に押圧してい
る。
【0072】一方、下第2,第3油圧シリンダ43,4
4については、シリンダ上室に作動油が充填されてお
り、押し下げ部材47,48を介して機械プレスのプレ
ス圧によって油圧に抗して各油圧シリンダ43,44が
強制的に押し下げられる。その際、シリンダ下室が拡張
されて負圧となり、チェック弁59を通じてシリンダ下
室に油が充填される。
【0073】そして、トランスファ終了時点が加圧開始
時点であり、この加圧開始位置に到達した時点で、エン
コーダ19から上第2,上第3油圧シリンダ25,26
および下第2,下第3油圧シリンダ43,44の各サー
ボドライバアンプ100A〜100Dのプリセッタ入力
端子のチャンネル1(CH1)の入力端子に信号が入力
され、チャンネル切換スイッチ103がチャンネル1
(CH1)のサーボ制御に切り替わり、粉末の加圧が始
まる。上第1油圧シリンダ24のサーボドライバアンプ
100Eはチャンネル2(CH2)のままである。
【0074】加圧行程では、図5(c)〜(d)のストロー
ク線図に示されるように、上第1パンチ7と下第1パン
チ27によって挟まれる第1の粉末部分591は、固定
の下第1パンチ27に対して上第1パンチ7が上ラム4
の動きによって加圧される。
【0075】一方、上第2パンチ8と下第2パンチ28
によって挟まれる第2の粉末部分592は、上ラム4の
動きによって加圧される第1の粉末部分591の圧縮度
と等しくなるように上第2油圧シリンダ25と下第2油
圧シリンダ44を制御して加圧される。 また、上第3
パンチ9と下第3パンチ29によって挟まれる第3の粉
末部分593は、上第3油圧シリンダ26と下第3油圧
シリンダ44を制御して加圧される。
【0076】最終的な成形品Wの寸法関係を、図6(f)
に示すように、第1段部W1の下面を基準にして、第1
段部W1の上面高さをH1、第2段部W2の下面高さを
H4、第2段部W2の上面高さをH2+H4、第3段部
W3の下面高さをH5、第3段部W3の上面高さをH3
+H5とし、上第1パンチ7の下降速度をV1U,上第
2パンチ8の下降速度をV2U、下第2パンチ28の下
降速度をV2L、上第3パンチ9の下降速度をV3U、
下第3パンチ29の下降速度をV3Lとすると、 V1U:V2U:V2L:V3U:V3L=H1:(H
2+H4):H4:(H3+H5):H5 の関係を満たすように、上第2および上第3油圧シリン
ダ25,26、下第2及び下第3油圧シリンダ43,4
4が制御される。
【0077】このように制御すれば、第1〜第3の粉末
部分591,592,593を常に同一の圧縮度でもっ
て圧縮することができ、第1〜第3粉末部分591〜5
93間の粉末移動が防止され、クラック発生を防止する
ことができる。上第2油圧シリンダ25および上第3油
圧シリンダ26により制御される速度は、実際は(V2
U−V1U)、(V3U−V1U)であり、上第2,第
3油圧シリンダ25,26を収縮させる動きとなる。
【0078】この速度の比率の設定は、各サーボドライ
バアンプ100A〜100Dの前段増幅器101のゲイ
ンを調整することによって簡単になされる。
【0079】すなわち、上第1パンチ7は上ラム4の速
度で同一であるので、上第2油圧シリンダ25は上ラム
4の速度の(H2+H4−H1)/H1、上第3油圧シ
リンダ26は上ラム4の速度の(H3+H5−H1)/
H1、下第2油圧シリンダ43,44は上ラムの速度の
H4/H1,H5/H1の比率で動作させればよい。
【0080】したがって、各サーボドライバアンプ10
0A〜100Dの前段増幅器101のゲインを、相対的
に前記比率となるように設定する。このように前段増幅
器101のゲインを調整するだけで、上ラム4の入力信
号が所定の比率で増幅され、上ラム4に対して所定の比
率の速度で各上第2,上第3,下第2および下第3油圧
シリンダ25,26,43,44を動作させることがで
きる。
【0081】そして、加圧終了時点では、図5(d),図
6(d),図7(c)に示すように、第2,第3パンチプレ
ート13,14の上面がそれぞれ加圧終了位置ストッパ
60,61に突き当たって停止される。
【0082】加圧行程では、上第1パンチ7に作用する
加圧反力は上第1加圧開始位置ストッパ60Aおよび上
ベース部10を通じて機械プレス本体2の上ラム4に作
用し、下第1パンチ27に作用する加圧反力は固定プレ
ート35を通じて機械プレス本体2のフレームに作用す
る。
【0083】一方、上第2,第3パンチ8,9に作用す
る加圧反力は、上第2,第3油圧シリンダ25,26お
よび上ベース部10を通じて上ラム4に作用し、下第
2,第3パンチ28,29に作用する加圧反力は下第
2,第3油圧シリンダ43,44および固定プレート3
5を介して機械プレス本体2に作用にする。
【0084】各上下第2,第3油圧シリンダ25,2
6;43,44の負荷能力は最終的な成形圧よりも小さ
く、加圧完了位置の手間で機械プレス本体の上ラム4の
プレス圧のみで駆動され、最終的な寸法は加圧終了位置
ストッパ機構によって位置決めされる。
【0085】この加圧行程では、上第2,上第3油圧シ
リンダ25,26についてはシリンダ下室に作動油を流
入されシリンダ上室から作動油を排出してシリンダが上
ラム4の速度に対して所定の比率でもって上昇させてい
るが、加圧完了手前で圧粉体がある程度固まってきて硬
度が高くなってくると機械プレス本体2のプレス圧に負
けて上第2,上第3油圧シリンダ25,26が強制的に
上昇し、シリンダ上室の圧力が増大し、過大となった油
圧が高圧リリーフ弁56を通じて開放される。
【0086】また、下第2,下第3油圧シリンダ43,
44のシリンダ下室に作動油を流入させシリンダ上室か
ら作動油を排出してシリンダが上ラム4の速度に対して
所定の比率でものって下降しているが、加圧完了手前で
圧粉体がある程度固まってきて硬度が高くなってくると
機械プレス本体2のプレス圧に負けて下第2,下第3油
圧シリンダ43,44が強制的に下降され、シリンダ上
室の圧力が増大し、過大となった油圧が高圧リリーフ弁
を通じて開放される。
【0087】粉末は所定圧まで固められた後は粉末移動
は生じないので、クラックが発生することは無い。粉末
成形を行う場合、加圧開始からある程度まで固まるまで
が特に重要であり、したがって、その間を各上第2,第
3油圧シリンダ25,26および下第2,下第3油圧シ
リンダ43,44を上ラム4の動きに対して比例して正
確に作動されば良品を得ることができる。
【0088】したがって、小容量の油圧シリンダ25,
26;43,44でありながら、クラックの発生がな
く、また精度の高い高品位の圧粉体を成形することがで
きる。
【0089】そして、最終的な加圧力は上加圧終了位置
ストッパ62,60,61、下加圧位置ストッパ49,
50を介してすべて機械プレス本体2によって受け持た
れている。
【0090】上第2,上第3油圧シリンダ25,26に
供給される油圧は高圧リリーフ弁56によってリリーフ
される。また、下第2,下第3パンチプレート33,3
4のスライドブロック53,54が、それぞれストッパ
49,50に突き当たって停止され、下第2油圧シリン
ダ43へ供給される圧油は高圧リリーフ弁56を通じて
リリーフされる。
【0091】次いで、加圧終了後、成形品が圧抜きと共
に抜き出される(図5(d)〜(f),図6(d)〜(f),図
7(c),(e)参照)。
【0092】すなわち、加圧終了時点でエンコーダ19
からプリセッタ入力端子dのチャンネル4(CH4)の
端子に信号が入力され、各サーボアンプドライバ100
A〜100Eのチャンネル切換スイッチ103がチャン
ネル4(CH4)に切り替わり、上第1,第2,第3油
圧シリンダ24,25,26を微速下降させると共に、
下第2,下第3油圧シリンダ43,44を微速上昇さ
せ、同時に切換え弁58が切り換わり高圧リリーフ弁5
6から低圧リリーフ弁57に切り替わる。
【0093】加圧終了時点は上ラム4は下死点から上方
移動に転じるが、クッションシリンダ15に空気圧が充
填されており上パンチ組立体5は全体として下方に押さ
れている。上ラム4が移動しても上第1,第2,第3パ
ンチ7,8,9によって成形品が押さえられている。成
形品Wの各段部W1,W2,W3が上下第1,第2,第
3パンチ7,27;8,28;9,29間に挟まれた状
態に維持されている。上ラム4が上方に移動すると機械
的なプレス圧が開放される。加圧力を急激に抜くと、各
圧縮された各段部W1,W2,W3に対応する各パンチ
等の変形量が違うので、パンチが弾性復帰する際にパン
チが不均一に延びて成形品の各段部を押さえない、また
は強く押さえすぎる場合があり、抜き出し時に局部的に
クラックが生じるおそれがある。たとえば隙間が開いて
いる状態で抜き出すと、抜き出す時にクラックが発生す
る。
【0094】そこで、上第1,第2,第3油圧シリンダ
24,25,26を微速下降させるように作動油をシリ
ンダ上室に流入させ各段部W1,W2,W3上面を上か
ら押さえる。一方、下第2,第3油圧シリンダ43,4
4については微速上昇させるように作動油をシリンダ上
室に流入させ各段部W2,W3の下面を下から押さえ
る。このときW1,W2,W3を押さえる圧力は低圧リ
リーフ弁57によって規定されている。したがって、油
圧サーボ弁55および低圧リリーフ弁57が圧抜き機構
を構成している。
【0095】このようにすれば、成形品の各段部W1,
W2,W3を各パンチで押えながら各パンチ等に作用し
ている圧抜きを行うことができる。このようにすれば、
パンチの急激な延びが押さえられクラック発生が防止さ
れる。
【0096】次いで、不図示の下ラムによってヨークプ
レート37を介してダイプレート30を引き下げ、下第
2,下第3ストッパ解除機構51,52によって下第
2,下第3パンチのロック機構を順番に解除し、下第
2,第3パンチの順に下方に移動させて段部W2,W3
から離間させ、最終的にダイプレート30上面,下第2
パンチ28および下第3パンチ29先端を第1パンチ2
7先端位置に合致するまで下降させ、抜き出しが完了す
る。
【0097】図6の製品の場合には、下第2パンチ28
のロック解除はダイプレート30が下第2パンチ28上
端位置に達した時点でなされ(図5中のe1参照)、ダ
イプレート30と下第2パンチ28先端が面位置のまま
下降する。そして、ダイプレート30が下第3パンチ2
9上端位置に達した時点(図5中のe、図6(e)参
照)で下第3パンチ29のロックが解除され、ダイプレ
ート30,下第2,下第3パンチ28,29上端が面位
置のまま下降する。すなわち、最も薄い第2の段部W2
から、次に薄い第3段部W3、最も厚い第1段部W1の
順に順次外していく。この下第2,下第3パンチ28,
29の下降は機械的に行われる。
【0098】下第2,下第3油圧シリンダ43,44に
はシリンダ上室に作動油を絞った形で流入させて微速上
昇させていて、この駆動力に抗して下ラムの機械的移動
によって強制的に下降させるようになっている。このと
き、上室の作動油は低圧リリーフ弁57からリリーフさ
れる。一方、シリンダ下室側は強制的に拡張されチェッ
ク弁59を通じて作動油が流入する。
【0099】一方、図8(b)に示すように、下第2パン
チ28のロックが解除されて下降を開始する時点と同
期してエンコーダ19から信号が出され、上第1,上第
3油圧シリンダ24,26のサーボドライバアンプ10
0E,100Bに信号が出され、各サーボドライバアン
プ100E,100Bがチャンネル3(CH3)に切り
替わって上第1,第3油圧シリンダ24,26が高速下
降し、まず、上第3パンチプレート14が上第3パンチ
加圧開始位置ストッパ23に突き当たって停止し、その
後に上第1パンチプレート12が上第1パンチ下限位置
ストッパ21に突き当たって停止する。上第3パンチプ
レート14が上第3パンチ加圧開始位置ストッパ23に
突き当たった時点で上第3パンチ9の下端面が上第2パ
ンチ8の下端面と面一となる(図5中のe2参照)。こ
の時点は下第3パンチ29のロックが解除される時点に
対応するように設定される。その後、上第1パンチプレ
ート12が上第1パンチ下限位置ストッパ21に突き当
たって停止し、上第1パンチ7先端が上第2,第3パン
チ8,9先端と面一となる。この時点はダイプレート3
0上面,下第2パンチ28および下第3パンチ29先端
が下第1パンチ27先端に合致する位置まで下降した抜
き出し完了時点と対応するように設定される(図6
(f),図7(f)参照)。
【0100】上パンチ組立体5は全体としてはクッショ
ンシリンダ15によって押さえられているので、相対的
に上第1,上第3パンチ7,9が成形品Wの各段部W
1,W3上面に当接した状態が維持されつつ上第2パン
チ8が成形品Wの段部W2から離れることになる。
【0101】そして、成形品Wの抜き出しが完了した時
点で、上第1,上第2および上第3パンチ7,8,9は
圧抜き後上第2パンチ8先端に揃えられ、クッションシ
リンダ15が切り替わって上パンチ組立体5全体が上方
に急速に上昇してダイ30上面から離れる。
【0102】また、抜き出しが完了した時点(図8(b)
中の)でエンコーダ19から信号がサーボアンプドラ
イバ100E,100C,100Dのプリセッタ入力端
子dのチャンネル2の端子に入力されると共に、サーボ
アンプドライバ100Aのプリセッタ入力端子のチャン
ネル3(CH3)の端子に入力され、チャンネル切換え
スイッチ部103が切り替わってサーボドライバアンプ
100E,100C,100Dがチャンネル2(CH
2)となり、サーボドライバアンプ100Aはチャンネ
ル3(CH3)となる。
【0103】したがって、図5に示すように、上第1油
圧シリンダ24が高速上昇して上第1パンチプレート1
2が上第1パンチ加圧終了位置ストッパ63に高圧で突
き当たり、上第2油圧シリンダ25が高速下降して上第
2パンチプレート13が上第2加圧開始位置ストッパ2
2に高圧で突き当たる。また、下第2,第3油圧シリン
ダ43,44が高速上昇して上限位置に達しトランスフ
ァ開始位置に復帰する。一方、上第3油圧シリンダ26
は引き続き上第3パンチプレート14を上第3パンチ加
圧開始位置ストッパ23に高圧で突き当てている。
【0104】なお、上記実施の形態では電気的に制御さ
れる油圧サーボ弁55を用いた場合を例にとって説明し
たが、油圧サーボ弁55に限定されるものではなく、図
10に示すような機械的比例弁によって比例加圧を実現
させることもできる。
【0105】すなわち、上ラム4の機械的な動きを機械
的比例弁62の作動量に機械的に変換する運動伝達機構
63が設けられている。運動伝達機構としては、たとえ
ば図8に示すように、カム機構64とレバー65を用
い、上ラム4を駆動するクランク軸17とカム軸64a
とをスプロケット66aとチェイン66b等の回転運動
伝達機構66を用いて伝達し、一方、カム64aに当接
するカムフォロア64bの下端をレバー65の一端に当
接させ、レバー65によって機械比例弁62のスピンド
ル62aを往復移動させる構成が採られている。なお、
カム64は機械比例弁62のストローク量が小さいため
上ラム4の動きを小さくしたものである。
【0106】このようにすれば、カム64aを適宜形状
とすることによって、クランク軸17の運動に比例した
運動を行わせることが可能である。
【0107】機械比例弁62は、図10(b)に示すよう
に、弁箱62bにスプール62cが往復移動自在に挿入
されるガイド穴62dが設けられ、弁箱62bの一側面
には戻りポート62eを挟んで第1,第2の供給接続ポ
ート62f,62gの3つのポートが、他側面には第
1,第2の負荷接続ポート62h,62iが設けられて
いる。ガイド穴62cに挿入されるスプール62cには
第1,第2供給接続ポート62f,62gと戻りポート
62eに対応する位置に3つのランド部が設けられ、一
端のスピンドル62aが弁箱62bの端面から突出して
いる。また、ガイド穴62dの一端にはばね室62jが
設けられ、このばね室62j内に操作部材としてのスピ
ンドル62aを突出させる方向に付勢するスプリング6
2kが装着されている。
【0108】そして、スピンドル62aを押してスプー
ル62cランド部の位置を変化させることによって油圧
シリンダへの供給油量を制御するようになっている。図
はスプール62cが中立位置で、上方に移動すると、第
2供給接続ポート62fと第2負荷接続ポート62iが
連通されて第1負荷接続ポート62hと戻り接続ポート
62eが連通される。また、下方に移動すると、第1供
給接続ポート62gと第1負荷接続ポート62hが連通
されて第2負荷接続ポート62iと戻り接続ポート62
eが連通されるようになっている。
【0109】したがって、スピンドル62aへの機械入
力に応じて供給量が調整されることになる。
【0110】なお、上記実施の形態では機械プレス本体
2にツールセット3を着脱自在に装着する場合を例にと
って説明したが、ツールセット方式ではなく、各パンチ
3に直接組み付ける方式でもよいことはもちろんであ
る。
【0111】[圧抜き機構の他の実施の形態]次に圧抜
き機構の他の実施の形態について、図11乃至15に基
づいて説明する。
【0112】上記実施の形態では、圧抜き機構を構成す
るクッションシリンダ15によって上パンチ組立体5を
押さえており、全体を押さえる力は同じであるが、各パ
ンチのたわみ量には差が生じている。クッションシリン
ダ15によって上パンチ組立体5と下パンチ組立体6の
間で成形品Wが上下から押圧されているものの、機械プ
レスの加圧力が抜けると共に、各パンチの弾性変形量で
あるたわみ量の差によって、成形品の各段部W1,W2,
W3を押さえる力に差を生じ、あるパンチは対応する段
部を強く押え、あるパンチは対応する段部を押さえない
ということになり、場合によっては段部間にクラックが
発生する可能性がある。
【0113】この実施の形態では、上下パンチ組立体
5,6共に上下第3パンチ9,29が最も長く、上下第
1パンチ7,27が最も短く設定されている。各パンチ
のたわみ量(収縮量)λは、長さをL、断面積をA、縦
弾性係数をE、作用する圧縮力をFとすると、λ=(L
F/EA)で示されるが、粉末冶金では単位面積当たり
の加圧力は同じなので、各パンチのたわみ量について
も、上下第3パンチ9,29が最も大きく、上下第1パ
ンチ7,27が最も小さい関係となる。
【0114】上記実施の形態における圧抜きでは、各パ
ンチのたわみ量の相違による成形品のクラック発生を防
止するために、上第1,上第2パンチ7,8と上第3パ
ンチ9とが同じたわみ量となるように、また下第1,下
第2パンチ27,28と下第3パンチ29とが同じたわ
み量となるように、各パンチおよびパンチアダプタの強
度を調整しているが、単位面積当たりの大きい加圧力が
作用するため(たとえば鉄系粉末冶金では5[ton/
cm2])、強度を下げすぎると金型としての各パンチ
が破損するおそれがある。
【0115】それでも、クラックが発生する場合には、
発生する場所によりどこのたわみが少ないかがわかるの
で、上下パンチ組立体5,6を分解して、強度を下げて
対応するようになっている。
【0116】この実施の形態では、このような分解調整
を不要とし、自由に上第1,第2パンチ7,8および下
第1,第2パンチ27,28のたわみ量の不足分を補う
ようにするものである。
【0117】すなわち、圧抜き機構は、図11に示すよ
うに、上ラム4に対して上パンチ組立体5を押し下げる
押圧手段としてのクッションシリンダ15と、圧抜き時
に上下パンチ組立体5,6のうちの複数のパンチの伸び
量の差を、流体圧シリンダとしての上下第1,第2油圧
シリンダ24,25;42,43によって変位させて解
消する圧抜き制御手段としての圧抜き制御機構100を
備えている。
【0118】この圧抜き制御機構100は、図12に示
すように、上パンチ組立体5の位置を検出する上パンチ
組立体位置検出手段としての上パンチ組立体位置センサ
220と、可動パンチとしての上下第1,第2パンチ
7,8;27,28の位置を検出する各上下第1,第2
パンチ位置センサ71,72,81,82と、圧抜き制
御用サーボ増幅器106と、上下第1,第2油圧シリン
ダ24,25;42,43を制御する電気流体圧サーボ
弁55と、を備えている。
【0119】この圧抜き制御用サーボ増幅器106のゲ
インを、複数のパンチのうちの最大伸び量のパンチとし
ての上下第3パンチ9,29の伸び量に対する上下第
1,第2パンチ7,8;27,28の伸び量の差分の比
率となるように調整して各上下第1,第2油圧シリンダ
24,25;42,43の制御目標値とし、上下第1,
第2パンチ位置センサ71,72からの信号をフィード
バックして制御目標値との偏差を解消するように制御す
るサーボ機構を構成したものである。
【0120】この実施の形態では、図9に示した制御回
路に、比例加圧制御に用いたサーボ増幅器101とは別
に比例圧抜き用のサーボ増幅器106を付加したもの
で、バリスタ等の切換素子108,109を各フィード
バック系に直列に接続し、エンコーダ19からの信号に
よってチャンネル4で比例圧抜き用のフィードバック回
路が選択的に切換わるように構成されている。なお、一
方の切換え素子109には反転素子110が接続されて
いる。なお、図中111はバッファである。
【0121】上下第1,第2油圧シリンダ24,25;
42,43の油圧回路については図3に示す回路構成と
全く同一である。
【0122】加圧行程ではクッションシリンダ15のピ
ストンは上限位置で上底壁等に突き当てられているので
作動せず、上パンチ組立体5が上ラム4の動きと全く同
一の動きをするので、この実施の形態では上ラムセンサ
20を省略し、図13に示すように、比例加圧行程での
制御も上パンチ組立体センサ220を上ラムセンサとし
て使用している。
【0123】このように上パンチ組立体5の変位量を求
めるようにしたのは、上パンチ組立体5の変位量は上下
パンチ組立体5,6のそれぞれにおいて最も弾性変形量
の大きいパンチの伸び量の和に対応するという認識に基
づくものである。この実施の形態では、上下第3パンチ
9,29の伸び量が最大で、上パンチ組立体5の変位量
Sから各上下第3パンチ9,29の伸び量、さらにこの
上下第3パンチ9,29の伸び量に対する上下第2,第
1パンチ8,28;7,27の伸び量との差は材料力学
的に定まり、簡単な比例配分によって計算することがで
きる。
【0124】すなわち、図11に示すように、加圧終了
位置ストッパ機構によって下パンチ組立体6の下第1,
第2,第3パンチ27,28,29の位置は規制されて
いるので、上パンチ組立体位置センサ220によって検
出される上パンチ組立体5の変位量Sは、上下パンチ組
立体5,6のうちの最もたわみ量が大きい上下第3パン
チ9,29の伸び量Δλ3A,Δλ3Bの和(S=Δλ3A+
Δλ3B)に対応する。
【0125】この上下パンチ組立体5,6の各最大たわ
み量の上下第3パンチ9,29の伸び量の比率(Δλ3A
/Δλ3B)は材料力学的に一定の比率εに定まるので、
上パンチ組立体位置センサ220の検出量Sから上下第
3パンチ9,29の伸び量Δλ3A,Δλ3Bが次のように
定まる。
【0126】Δλ3A=S・ε/(1+ε) Δλ3B=S/(1+ε) さらに、上下パンチ組立体5,6の伸び量が最大の上下
第3パンチ9,29の伸び量Δλ3A,Δλ3Bに対する上
下第1,第2パンチ7,8;27,28の伸び量の差分
X=(Δλ3A−Δλ1A),Y=(Δλ3A−Δλ2A),U
=(Δλ3B−Δλ1B),V=(Δλ3B−Δλ2B)の比率
も材料力学的に定まるので、上パンチ組立体位置センサ
220の検出量Sに対して所定の比率を掛ければ伸び量
が最大の上下第3パンチ9,29に対する他の上下第
1,第2パンチ7の伸び量の不足分を算出できる。
【0127】説明を簡単にするために、加圧力が最大の
加圧完了時点の上下第1,第2,第3パンチの弾性変形
によるたわみ量(収縮量)をλ1A,λ2A,λ3A,λ1B,
λ2B,λ3Bとすると、このたわみ量を用いて上記X,
Y,U,Vは次のように表せる。
【0128】 X=(S/λ3A)・(ε/(1+ε))・(λ3A−λ1A) Y=(S/λ3A)・(ε/(1+ε))・(λ3A−λ2A) U=(S/λ3B)・(1/(1+ε))・(λ3B−λ1B) V=(S/λ3B)・(1/(1+ε))・(λ3B−λ2B) たとえば、加圧完了時点の上第1,第2,第3パンチ
7,8,9の各たわみ量を、1[mm],1.5[m
m],2[mm]、下第1,第2,第3パンチ27,2
8,29の各たわみ量も全く同じように1[mm],
1.5[mm],2[mm]とすると、上第2パンチ8
の補正量YはSの12.5%、上第1パンチ7の補正量
XはSの25%、下第2パンチ28の補正量VはSの1
2.5%、下第1パンチ27の補正量UはSの25%の
比率となるように動作させればよい。
【0129】この比率の設定は、上記した圧抜き制御用
サーボ増幅器106のゲイン調整によって簡単に行うこ
とができる。
【0130】下第1パンチ27は固定プレート35によ
って、下第2,下第3パンチ28,29は加圧終了位置
ストッパ49,50によって下方への変位が規制されて
いるので、下第3パンチ29を基準にして下第1,第2
パンチ27,28を上方にX,Yだけ変位させる。
【0131】同様に上第1,第2,第3パンチ7,8,
9も上ベース部10に対して加圧終了位置ストッパ2
4,25,26によって上方への変位が規制されている
ので、上第3パンチ9に対してU,Vだけ上第1,第2
パンチ7,8を下方に変位させる。上パンチ組立体5は
全体として上方に持ち上がるので、上第1,第2,第3
パンチ7,8,9の下端は機械プレス本体2に対しては
上方に変位することになる。
【0132】このたわみ量の不足分は上式によって計算
できるが、各パンチと成形品とのフリクションおよび各
パンチ以外の部分のわずかなたわみ等の影響を受けるの
で、実際にはクラックの発生等を考慮して補正をかけ
る。
【0133】本実施の形態においては、図12におい
て、加圧終了時点でエンコーダ19からプリセッタ入力
端子dに信号が入力され、各サーボアンプドライバ10
0A,100E,100F,100Cのチャンネル切換
えスイッチ103がチャンネル4(CH4)に切り替わ
り、上第1,第2油圧シリンダ24,25が下降される
と共に、下第1,第2油圧シリンダ42,43も上昇さ
れる。
【0134】加圧終了時点は、図14に示すように、上
ラム4が下死点から上方移動に転じるが、クッションシ
リンダ15に空気圧が充填されており上パンチ組立体5
は全体として下方に押しさげられ、上ラム4が移動して
も上第1,第2,第3パンチ7,8,9によって成形品
が押さえられ、成形品Wの各段部W1,W2,W3が上下
第1,第2,第3パンチ7,27;8,28;9,29
間に挟まれた状態に維持されている。上ラム4が上方に
移動すると機械的なプレス圧が解放される。加圧力を急
激に抜くと、圧縮された各段部W1,W2,W3に対応す
る各パンチ等の変形量が違うので、パンチが弾性復帰す
る際にパンチが不均一に伸びて、成形品の各段部を押さ
えない、または強く押え過ぎる場合があり、抜き出し時
にクラックを発生する。
【0135】この実施の形態では、上第1パンチ7につ
いては、上パンチ組立体位置センサ220からの入力信
号がゲイン調整されたサーボ増幅器106によって増幅
されて、(S/λ3A)(ε/(1+ε))・(λ3A−λ
1A)が上第1油圧シリンダ24の制御目標値として設定
され、上第1パンチ位置センサ71からの位置信号をフ
ィードバックしてその偏差を解消するように電気油圧サ
ーボ弁55が制御される。
【0136】同様に、上第2パンチ8については、上パ
ンチ組立体位置センサ220からの入力信号がゲイン調
整されたサーボ増幅器106によって増幅されて、(S
/λ3A)・(ε/(1+ε))・(λ3A−λ2A)が上第
2油圧シリンダ25の制御目標値として入力され、上第
2パンチ位置センサ72からの位置信号をフィードバッ
クしてその偏差を解消するように電気油圧サーボ弁55
が制御される。
【0137】下第1パンチ27については、上パンチ組
立体位置センサ220からの入力信号がゲイン調整され
たサーボ増幅器106によって増幅されて、(S/λ3
B)・(1/(1+ε))・(λ3B−λ1B)が下第1油
圧シリンダ42の制御目標値として入力され、下第1パ
ンチ位置センサ81からの位置信号をフィードバックし
てその偏差を解消するように電気油圧サーボ弁55が制
御される。
【0138】下第2パンチ28については、上パンチ組
立体位置センサ220からの入力信号がゲイン調整され
たサーボ増幅器106によって増幅されて、(S/λ3
B)・(1/(1+ε))・(λ3B−λ2B)が下第2油
圧シリンダ43の制御目標値として入力され、下第2パ
ンチ位置センサ82からの位置信号をフィードバックし
てその偏差を解消するように電気油圧サーボ弁55が制
御される。
【0139】この圧抜き行程で、上記実施の形態では、
図3の油圧回路において、切換え弁58を高圧リリーフ
弁56から低圧リリーフ弁57に切り換えていたが、本
実施の形態では、低圧リリーフ弁57を切り換えること
なく高圧リリーフ弁56のままで使用してもよい。
【0140】すなわち、図15(a)に示すように、の
加圧終了時点でサーボアンプドライバ100E,100
A,100F,100Cをチャンネル4に切り換えて、
圧抜きサーボが0Nされる。図15(a)はサーボアンプ
ドライバのタイミングチャートで、CH4以外は図8と
全く同一なので説明を省略する。
【0141】これにより、図11に誇張して示すよう
に、上下第3パンチ9,29に対する上下第1,第2パ
ンチ7,8;27,28の伸び量の不足量X,Y,U,
Vが解消され、成形品Wの各段部W1,W2,W3が上下
第1,第2,第3パンチ7,27;8,28;9,29
によって常に均等の力で押圧された状態で圧抜きされ、
成形品Wのクラックの発生を防止することができる。
【0142】図15はこの比例圧抜きの状態を誇張して
示すストローク線図である。このストローク線図は各パ
ンチの成形品との当接面の位置を示している。
【0143】下第1パンチ27については、下第1油圧
シリンダ42によって下第3パンチ29との伸び量の差
Uだけ上方に押し上げられ、下第1パンチ27の上端面
は下第3パンチ29の上端面と同じ量(Δλ3B)だけ変
位する。
【0144】また、下第2パンチ28については、下第
2油圧シリンダ43によって下第3パンチ29との伸び
量の差Vだけ上方に押し上げられ、下第2パンチ28の
上端面は下第3パンチ29の上端面と同じ量(Δλ3B)
だけ変位する。
【0145】上第1パンチ7については、上第1油圧シ
リンダ24によって上第3パンチ9との伸び量の差Xだ
け下方に押し下げられ、上第1パンチ7の下端面は上第
3パンチ9の下端面と同じ量(Δλ3A)だけ変位する。
この上第1パンチ7の下端面の位置は加圧終了時点の位
置を基準にすると、Δλ3Bだけ上方に変位することにな
る。
【0146】上第2パンチ8については、上第2油圧シ
リンダ25によって上第3パンチ9との伸び量の差Yだ
け下方に押し下げられ、上第2パンチ8の下端面は上第
3パンチ9の下端面と同じ量(Δλ3A)だけ変位する。
この上第2パンチ8の下端面の位置は加圧終了時点の位
置を基準にすると、やはりΔλ3Bだけ上方に変位するこ
とになる。
【0147】このクランク軸17による機械的なプレス
圧が抜けて弾性復帰すると伸びは止まり、成形品Wはク
ッションシリンダ15による押圧力で押さえられた状態
で維持される。
【0148】次いで、図6の製品の場合は、上記実施の
形態と同様に、不図示の下ラムによってヨークプレート
37を介してダイプレート30を引き下げ、下第2,下
第3ストッパ解除機構51,52によって下第2,下第
3パンチ28,29のロック機構を順番に解除し、下第
2,第3パンチ28,29の順に下方に移動させて段部
W2,W3から離間させ、最終的にダイプレート30の
上面,下第2パンチ28および下第3パンチ29の上端
を下第1パンチ27の上端位置に合致するまで下降さ
せ、成形品を抜き出す。一方、上パンチは下第2パンチ
が下降開始と同時に上第1,上第3パンチを下降させて
図6(e)に示す状態となる。
【0149】この一連の抜き出し行程は上記実施の形態
と全く同様なので説明を省略する。
【0150】この間、圧抜きのサーボ系が0Nしてお
り、この駆動力に抗して下ラムの機械的移動によって強
制的に下降させるようになっている。このとき、シリン
ダ上室の作動油は高圧リリーフ弁56からリリーフされ
る。一方、シリンダ下室側は強制的に拡張されチェック
弁59を通じて作動油が流入する。
【0151】なお、上記実施の形態では電気的に制御さ
れる油圧サーボ弁55を用いた場合を例にとって説明し
たが、油圧サーボ弁55に限定されるものではなく、図
10に示したような機械的比例弁によって比例圧抜きを
実現させることも可能である。
【0152】なお、上記実施の形態では、加圧行程にお
いて各油圧シリンダによって比例加圧を行うことを前提
としているが、比例加圧をしないで、圧抜きのみを比例
圧抜きを行うようにしてもよい。
【0153】また、この圧抜き機構は比例加圧しない場
合にも適用可能であり、また、機械圧と流体圧による加
圧運動を組み合わせずに流体圧のみでパンチを運動させ
る場合にも適用可能である。
【0154】
【発明の効果】以上本発明によれば、クランク,トグ
ル,カム等の機械的に作動している機械プレスの改良で
あり、加圧開始位置および加圧終了位置は機械的に位置
決めし、加圧行程の間上下パンチを上ラムの動きに比例
した動作をさせるようにしたので、流体圧シリンダの能
力が小さくしても、良品を簡単に成形することができ
る。
【0155】また、加圧終了後、機械プレス本体の上ラ
ムの加圧力が抜ける時に、流体圧シリンダを動作させて
成形品の各段部を弱い力で加圧しておくことにより、各
パンチのたわみ量のちがいによるクラックの発生を防ぐ
ことができる。
【0156】さらに、上パンチ組立体の動きに比例して
各パンチ間のたわみ量の差分を解消するように流体圧シ
リンダによって可動パンチを変位させるようにすれば、
各パンチ間のたわみ量の違いを簡単に補正することがで
き、圧抜き調整を極めて簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施の形態に係る多段粉
末成形プレスのツールセットの概略断面図、図1(b)は
固定ロッド近傍の断面図である。
【図2】図2は本発明の一実施の形態に係る多段粉末成
形プレスの機械プレス本体の上ラム部分の概略図であ
る。
【図3】図3は図1のツールセットの各パンチを駆動す
る油圧シリンダの油圧回路図である。
【図4】図4は図3の油圧サーボ弁の動作手順を示す図
である。
【図5】図5は図1の装置のストローク線図である。
【図6】図6は図1のツールセットの各パンチの一連の
動作説明図である。
【図7】図7は図1のツールセットの一連の動作説明図
である。
【図8】図8は図1の各油圧シリンダを制御する油圧サ
ーボ弁の模式図である。
【図9】図9は図1の油圧シリンダのサーボ系の系統図
である。
【図10】図10は本発明の他の実施の形態の機械式比
例弁を用いる場合の概略説明図である。
【図11】図11は本発明の圧抜き機構の他の実施の形
態を示す模式的説明図である。
【図12】図12は図11の圧抜き機構の制御構成例を
示す図である。
【図13】図13は上パンチ組立体位置センサの設置例
を示す図である。
【図14】図14は本実施の形態の圧抜き行程の説明図
である。
【図15】図15(a)は図12のサーボドライバアンプ
の動作タイミングチャート、図15(b)は本実施の形態
の圧抜き行程のストローク線図である。
【符号の説明】
1 多段粉末成形プレス 2 機械プレス本体 3 ツールセット 4 上ラム 5 上パンチ組立体 6 下パンチ組立体 7 上第1パンチ 8 上第2パンチ 9 上第3パンチ 10 上ベース部 17 クランク軸 19 エンコーダ 20 上ラム位置センサ 21 上第1パンチ加圧開始位置ストッパ 22 上第2パンチ加圧開始位置ストッパ 23 上第3パンチ加圧開始位置ストッパ 24 上第1油圧シリンダ 25 上第2油圧シリンダ 26 上第3油圧シリンダ 27 下第1パンチ 28 下第2パンチ 29 下第3パンチ 30 ダイ 31 ダイプレート 43 下第1油圧シリンダ 44 下第2油圧シリンダ 45,46 高さ調整機構(充填位置) 47,48 押え部材 49,50 加圧終了位置ストッパ。 51,52 ストッパ解除機構 55 油圧サーボ弁 59 粉末 591,592,593 第1,第2,第3粉末部分 60 加圧終了位置ストッパ(上第2パンチ) 61 加圧終了位置ストッパ(上第3パンチ) 60A 加圧終了位置ストッパ(上第1パンチ) 62 機械比例弁 100A〜100E サーボドライバアンプ(サーボ増
幅器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−244398(JP,A) 特開 平9−239597(JP,A) 特開 平7−16795(JP,A) 特開 平5−146896(JP,A) 特開 平7−314195(JP,A) 特開 平7−214396(JP,A) 特開 昭58−179612(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 11/02 B30B 15/00 B30B 15/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械プレス本体の上ラムに取り付けられる
    上パンチ組立体と、機械プレス本体に取り付けられる下
    パンチ組立体と、を備え、 前記上パンチ組立体と下パンチ組立体のうちの少なくと
    も一方には複数のパンチが設けられると共に該複数のパ
    ンチの少なくとも一つの可動パンチを駆動する流体圧シ
    リンダが装着され、該流体圧シリンダによって駆動され
    る可動パンチの加圧開始位置を位置決めする加圧開始位
    置ストッパ機構と、加圧終了位置を位置決めする加圧終
    了位置ストッパ機構とが設けられ、 前記上下パンチによって圧縮されるべき複数の粉末部分
    の一部はプレス本体の上ラムに連動するパンチの機械的
    な動きのみで加圧し、 前記複数の粉末部分のうちの残りを、前記加圧開始位置
    から前記上ラムの機械的な動きを基準にして各粉末部分
    が最終的な成形品の各段部の寸法比率と同一比率となる
    ように前記可動パンチの流体圧シリンダを制御する制御
    機構を設け、 前記流体圧シリンダの最大圧力を最終的な成形圧よりも
    小さく設定し、加圧完了位置では機械的な加圧終了位置
    ストッパ機構によってパンチを位置決めすることを特徴
    とする多段粉末成形プレス。
  2. 【請求項2】制御機構は、上ラムの位置を検出する上ラ
    ム位置検出手段と、各可動パンチの位置を検出するパン
    チ位置検出手段と、サーボ増幅器と、電気流体圧サーボ
    弁と、を備え、前記サーボ増幅器のゲインを上ラムの動
    きに対する各可動パンチの流体圧シリンダの動きが所定
    比率となるように調整することによって各可動パンチの
    流体圧シリンダの制御目標値とし、パンチ位置検出手段
    からの信号をフィードバックして制御目標値との偏差を
    解消するように制御するサーボ機構としたことを特徴と
    する請求項1に記載の多段粉末成形プレス。
  3. 【請求項3】制御機構は、スプールを往復移動させる操
    作部材の機械入力に比例して流量が変化する機械的比例
    弁と、上ラムの機械的な動きを所定の比率でもって前記
    機械的比例弁の操作部材に伝達する運動伝達機構と、を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載の多段粉末
    成形プレス。
  4. 【請求項4】加圧終了後成形品に加えられている上ラム
    による機械的な加圧力が抜ける際に、成形品の各段部を
    上下パンチによって弱い力で加圧しながら圧抜きをする
    圧抜き機構を備えていることを特徴とする請求項1,2
    または3に記載の多段粉末成形プレス。
  5. 【請求項5】圧抜き機構は、上ラムに対して上パンチ組
    立体を押し下げる押圧手段と、圧抜き時に上下パンチ組
    立体のうちの複数のパンチの伸び量の差を流体圧シリン
    ダによって可動パンチを変位させて解消する圧抜き制御
    手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の多
    段粉末成形プレス。
  6. 【請求項6】圧抜き制御手段は、上パンチ組立体の位置
    を検出する上パンチ組立体位置検出手段と、可動パンチ
    の位置を検出するパンチ位置検出手段と、サーボ増幅器
    と、電気流体圧サーボ弁と、を備え、前記サーボ増幅器
    のゲインを複数のパンチのうちの最大伸び量のパンチの
    伸び量に対する各可動パンチの伸び量の差分の比率とな
    るように調整することによって可動パンチの流体圧シリ
    ンダの制御目標値とし、パンチ位置検出手段からの信号
    をフィードバックして制御目標値との偏差を解消するよ
    うに制御するサーボ機構としたことを特徴とする請求項
    5に記載の多段粉末成形プレス。
  7. 【請求項7】上ラムに取り付けられる上パンチ組立体
    と、プレス本体に取り付けられる下パンチ組立体と、を
    備え、 前記上パンチ組立体と下パンチ組立体のうちの少なくと
    も一方には複数のパンチが設けられると共に該複数のパ
    ンチの少なくとも一つの可動パンチを駆動する流体圧シ
    リンダが装着され、 加圧行程で、前記上ラムの動きに対して前記可動パンチ
    の流体圧シリンダの動きを重畳して段付き成形品を成形
    する多段粉末成形プレスにおいて、 上ラムに対して上パンチ組立体を押し下げる押圧手段
    と、圧抜き時に上下パンチ組立体のうちの複数のパンチ
    の伸び量の差を流体圧シリンダによって可動パンチを変
    位させて解消する圧抜き制御手段を備えていることを特
    徴とする多段粉末成形プレス。
  8. 【請求項8】圧抜き制御手段は、上パンチ組立体の位置
    を検出する上パンチ組立体位置検出手段と、可動パンチ
    の位置を検出するパンチ位置検出手段と、サーボ増幅器
    と、電気流体圧サーボ弁と、を備え、前記サーボ増幅器
    のゲインを複数のパンチのうちの最大伸び量のパンチの
    伸び量に対する各可動パンチの伸び量の差分の比率とな
    るように調整することによって可動パンチの流体圧シリ
    ンダの制御目標値とし、パンチ位置検出手段からの信号
    をフィードバックして制御目標値との偏差を解消するよ
    うに制御するサーボ機構としたことを特徴とする請求項
    7に記載の多段粉末成形プレス。
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