JP3376525B2 - 花粉症患者用蚊帳 - Google Patents

花粉症患者用蚊帳

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JP3376525B2 JP2001113506A JP2001113506A JP3376525B2 JP 3376525 B2 JP3376525 B2 JP 3376525B2 JP 2001113506 A JP2001113506 A JP 2001113506A JP 2001113506 A JP2001113506 A JP 2001113506A JP 3376525 B2 JP3376525 B2 JP 3376525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、花粉症患者が花
粉等を口、鼻などから吸引することを未然に防止するた
めの器具に関し、特に、就寝中の花粉症患者が花粉等に
よる影響を受けることを効果的に防止できる花粉症患者
用蚊帳に関する。
【0002】
【従来の技術】花粉症の患者にとって、花粉、ほこり、
家ダニやその死骸など(本明細書において、このよう
に、花粉症患者に花粉アレルギーを引き起こすおそれの
ある空気中の微細な浮遊物を総称して「花粉等」とい
う)が飛ぶ部屋で就寝することは非常に苦痛である。部
屋の中でいわゆる空気清浄機・器を作動させておいた
り、昼間と同様に、マスクをつけ、あるいは目をアイマ
クスで覆って就寝する等の防衛処置を講じても、花粉症
の患者が花粉等の飛ぶ部屋で就寝すれば、鼻詰まり、鼻
詰まりによる呼吸困難、喉の腫れ等によって寝不足とな
り、薬の多用などによって、更なる防衛処置を講じざる
を得なかった。しかし、薬の多用は、薬の副作用に対す
る不安があり、特に妊娠中の女性などにとっては、不安
なものである。また、このように、就寝中に花粉等を原
因とする花粉症の諸症状に悩まされていると、翌日の日
中に生じる、クシャミ、目の耐えられない痒み等の花粉
症の諸症状は一層厳しいものとなって花粉症患者を苦し
めるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、昼間の
花粉症への対策に関しては、優れた高機能のマスク、眼
鏡等が提案されているが、就寝時における花粉症への対
策は、昼間でも使用している空気清浄機・器等程度しか
提案されていなかった。
【0004】この発明は、就寝中の花粉症患者を、花粉
等による影響、被害から効果的に防衛することのできる
花粉症患者用器具、特に、花粉症患者用蚊帳であって、
簡単に製造でき、かつ、低コストで提供できるものであ
って、就寝中の花粉症患者と花粉等との接触を効果的に
遮断できるだけでなく、精神的安定、リラクシゼーショ
ン、騒音の遮断などにも役立ち、花粉症患者の安らかな
睡眠に資することのできる花粉症患者用蚊帳を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明が提案する花粉症患者用蚊帳は、就寝中の
就寝者の上部空間を当該上部空間以外の外部の空間と区
画する花粉症患者用蚊帳である。かかる花粉症患者用蚊
帳によって、就寝中の就寝者の上部空間(以下、本明細
書において「内部空間」ということがある)に、当該上
部空間以外の外部の空間(以下、本明細書において「外
部空間」ということがある)から花粉等が侵入すること
を防止し、就寝中の花粉症患者と花粉等との接触を効果
的に遮断せんとするものである。
【0006】前記の花粉症患者用蚊帳において、就寝中
の就寝者の上部空間(内部空間)と、当該上部空間(内
部空間)以外の外部の空間(外部空間)との区画は、布
部材からなる有頂の仕切り部材によって行われるように
することができる。
【0007】このように、布部材を仕切り部材として花
粉症患者用蚊帳を構成することにより、就寝中の就寝者
の上部空間(内部空間)以外の外部の空間(外部空間)
から就寝中の就寝者の上部空間(内部空間)に花粉等が
侵入することを防止できる。
【0008】この一方、就寝者の身体から発する熱によ
って、内部空間内でいわゆるトンネル効果による穏やか
な空気の上昇流が生じ、この内部空間内での穏やかな空
気の上昇流に応じて、花粉等が取り除かれた空気が、外
部空間から布部材を介して、常に、穏やかに内部空間に
侵入してくる。そこで、花粉症患者用蚊帳によって上部
空間(内部空間)を覆われている就寝者は、暑苦しさや
息苦しさを感じることなく、前記本発明の花粉症患者用
蚊帳を使用することができる。
【0009】なお、この就寝中の就寝者の上部空間(内
部空間)における、就寝者の身体から発する熱によって
生じるトンネル効果を確実ならしめると共に、より高い
精神的安定・リラクシゼーション効果、寝心地のよさを
提供するために、前記本発明の花粉症患者用蚊帳は、そ
の丈(花粉症患者用蚊帳の最下端側から仕切り部材の頂
点側、あるいは頂板部分側までの長さ)を1.5メート
ル程度以上とすることが望ましい。
【0010】また、前記における布部材は、ナイロン、
テトロンのような化学繊維製とすることが望ましい。就
寝中の就寝者の上部空間(内部空間)と、当該上部空間
(内部空間)以外の外部の空間(外部空間)との区画を
行う仕切り部材たる布部材を化学繊維製のものとする
と、就寝者の寝返りなどによって寝具(布団など)と、
化学繊維製の布部材とが擦れ合うことによって静電気が
生じ、花粉等を化学繊維製の布部材の外側表面に静電吸
着でき、外部空間から内部空間に花粉等が侵入すること
をより効果的に防止することができる。
【0011】更に、たとえ、内部空間に侵入する花粉等
があったとしても、内部空間と外部空間との間における
気圧差はほとんど無く、内部空間における前述したトン
ネル効果による緩やかな空気の上昇流に連れて、外部空
間に存在していた空気が緩やかに(極めて遅い速度で)
内部空間内に侵入してくるだけにすぎないので、内部空
間に侵入した花粉等は、化学繊維製の布部材に生じてい
る静電気によりただちに化学繊維製の布部材の内側表面
に静電吸着される。したがって、内部空間内に花粉等が
飛散することはほとんどなく、就寝中の花粉症患者と花
粉等との接触の遮断をより効果的に行うことができる。
【0012】また、前記の花粉症患者用蚊帳において、
就寝中の就寝者の上部空間(内部空間)と、当該上部空
間(内部空間)以外の外部の空間(外部空間)との区画
は、複数枚の布部材が相互の間に空間を存在させて積層
されてなる有頂の仕切り部材によって行われるようにす
るとより好ましい。
【0013】このような構成にすると、外部空間におい
て飛んでいる花粉等は、少なくとも、外側の布部材、外
側の布部材と内側の布部材との間の空間部(以下、本明
細書において「中間空間」ということがある)、内側の
布部材を通り抜けなければ、就寝中の就寝者の上部空間
(内部空間)に侵入することができないので、就寝中の
花粉症患者と花粉等との接触の遮断を一層効果的に行う
ことができる。
【0014】ここで、相互の間に空間を存在させて積層
される複数枚の布部材は、2枚の布部材を相互の間に空
間を存在させて積層するものであってもよいし、3枚の
布部材を外側の布部材と中間の布部材との間に空間(中
間空間)を存在させ、中間の布部材と内側の布部材との
間に空間(中間空間)を存在させて積層するもの、ある
いは、更に、多数枚の布部材を相互の間に空間を存在さ
せて積層するものであってもよい。
【0015】発明者の実験によれば、2枚の布部材を相
互の間に空間を存在させて積層させた形態のもので、極
めて優れた効果(花粉等の外部空間から内部空間への侵
入防止効果)が確認できた。また、布部材を3枚以上積
層しても、2枚積層した場合に比較してその効果(花粉
等の外部空間から内部空間への侵入防止効果)に顕著な
相違が生じるものではないので、優れた効果(花粉等の
外部空間から内部空間への侵入防止効果)を得つつ、製
造工程の簡略化、製造コストのより低廉化を図る上で
は、2枚の布部材を相互の間に空間を存在させて積層さ
せた形態のものが優れている。
【0016】前記の就寝者の上部空間(内部空間)と、
当該上部空間(内部空間)以外の外部の空間(外部空
間)との区画を、複数枚の布部材が相互の間に空間を存
在させて積層されてなる仕切り部材によって行う構成の
花粉症患者用蚊帳において、布部材をナイロン、テトロ
ンのような化学繊維製とすることが一層好ましい。
【0017】このようにすると、前述したように、寝具
(布団など)と、化学繊維製の布部材とが擦れ合うこと
によって静電気が生じるだけでなく、積層されている化
学繊維製の布部材同士が擦れ合うことによっても静電気
が生じ、たとえ、外部空間に面している最外側の布部材
を通り抜けてきた花粉等があったとしても、そのような
花粉等は積層されている布部材と布部材との間の空間
(中間空間)にて滞留させられ、内部空間に面している
最内側の布部材を通り抜けて内部空間に侵入することは
ほとんどなくなる。
【0018】また、前記のように、就寝者の上部空間
(内部空間)と、当該上部空間(内部空間)以外の外部
の空間(外部空間)との区画を、複数枚の布部材が相互
の間に空間を存在させて積層されてなる仕切り部材によ
って行う構成の花粉症患者用蚊帳において、複数枚の布
部材相互の間に存在する空間(中間空間)に、メッシュ
状の部材が配置されているように構成することもでき
る。
【0019】このように、中間空間に、メッシュ状の部
材を配置しておくと、たとえ、外側の布部材を通り抜け
てきた花粉等があったとしても、そのような花粉等は積
層されている布部材と布部材との間の空間(中間空間)
に配置されているメッシュ状の部材に補足され、内側の
布部材を通り抜けて内部空間に侵入することはほとんど
なくなる。
【0020】なお、メッシュ状の部材としては、網目織
の部材、ガーゼのように極めて荒く柔らかい綿布などを
採用することができ、更に、これらのメッシュ状の部材
を、ナイロン、テトロンのような化学繊維製にすれば、
静電気による吸着効果も重畳されて、外部空間から内部
空間への花粉等の侵入を防止する効果を更により良く発
揮させることができる。
【0021】以上説明した本発明の花粉症患者用蚊帳に
よる、就寝中の就寝者の上部空間(内部空間)と当該上
部空間(内部空間)以外の外部の空間(外部空間)との
区画は、少なくとも、就寝者の目、鼻孔、口、耳孔など
が接する空間(就寝中の就寝者の上部空間=内部空間)
が、外部空間から区画されるものであればよいので、例
えば、有頂中空の角錐状、円錐状、角柱状、円柱状の花
粉症患者用蚊帳が、就寝者の少なくとも頭部部分を覆う
ように上部から吊り下げられ、又は就寝者の少なくとも
頭部部分を覆うように就寝者の頭部周辺に立設設置され
るようにすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施形態を説明する。
【0023】図1は、就寝中の就寝者の上部空間を当該
上部空間以外の外部の空間と区画するこの発明の花粉症
患者用蚊帳1の好ましい実施形態における使用例の一つ
を表す斜視図である。
【0024】4枚の化学繊維製(ナイロン製)の布部材
6a、6b、6c、6d(この実施例では、各布部材の
大きさは、底辺90cm、高さ180cm)が四角形の
枠体7によって形を整えられた、有頂中空で四角錐形状
の花粉症患者用蚊帳1が、紐部材8によって寝室の天
井、あるいは鴨居から吊り下げられている。
【0025】この有頂中空で四角錐形状の、4枚の布部
材6a、6b、6c、6dからなる花粉症患者用蚊帳1
によって、寝具(布団)9a、9bを用いて就寝中の就
寝者(花粉症患者)2の上部空間(内部空間)4に、当
該上部空間(内部空間)4以外の外部の空間(外部空
間)5から花粉等が侵入することを防止し、就寝中の花
粉症患者2と花粉等との接触を効果的に遮断することが
できる。この結果、就寝中の花粉症患者2は、薬を服用
する等の特別の対策を講じなくても、就寝中に、花粉ア
レルギーによる発作に襲われることは無く、快適な睡眠
をとることができる。
【0026】一方、就寝中の花粉症患者2の身体から発
する熱によって、花粉症患者2の上部空間(内部空間)
4内でいわゆるトンネル効果による穏やかな空気の上昇
流が生じ、これに応じて、花粉等が取り除かれた空気
が、布部材6a、6b、6c、6dを介して、常に、穏
やかに内部空間4に侵入してくる。そこで、図1図示の
ように、花粉症患者用蚊帳1によって上部空間(内部空
間)4が外部空間5から区画されることにより、花粉症
患者用蚊帳1で上部空間(内部空間)4を覆われている
就寝者(花粉症患者)2は、暑苦しさや息苦しさを感じ
ることなく、花粉症患者用蚊帳1を使用することができ
る。
【0027】なお、布部材6a、6b、6c、6dを厚
手の生地とすれば、外部からの騒音を遮断できる効果も
ある。このように厚手の生地を使用しても、花粉症患者
用蚊帳1の丈(花粉症患者用蚊帳1の最下端側から仕切
り部材の頂点側、あるいは頂板部分側までの長さ)を
1.5メートル程度以上としておけば、前述したエント
ツ効果によって、就寝中の花粉症患者2の体温が内部空
間4内にこもることはなく、ゆっくりと内部空間4内の
空気が上昇し、花粉等が除去された新鮮な空気が、布部
材6a等を介して、ゆっくりと外部空間5から内部空間
4へと補給されて来るので、就寝中の就寝者(花粉症患
者)2が、息苦しさを感じることは無い。
【0028】発明者の実験によれば、むしろ、花粉症患
者用蚊帳1の中では、リラックスし、精神的に安定した
状態で睡眠することができた。
【0029】また、花粉症患者用蚊帳1を構成する布部
材6a等の彩色を適宜選択することにより、不眠症の解
消に効果を上げることもできる。
【0030】図1図示の実施例においては、化学繊維製
(ナイロン製)の布部材6aを採用しているので、就寝
者(花粉症患者)2の寝返りなどによって、寝具(布団
など)9a、9bと布部材6a等とが擦れ合うことによ
って生じる静電気により、花粉等を布部材6aの表面に
吸着できるので、外部空間5から内部空間4に花粉等が
侵入することをより効果的に防止できる。
【0031】しかし、発明者の実験によれば、木綿等の
布部材によって花粉症患者用蚊帳1を構成した場合であ
っても、外部空間5にいるときは、花粉アレルギーによ
る鼻水、クシャミ、目の耐えられないばかりの痒みに襲
われていた花粉症患者が、内部空間4内で、マスクをつ
けることも、薬の服用も行わないにもかかわらず、鼻詰
まり、喉の腫れ、鼻詰まりを原因とする呼吸困難などの
花粉症の諸症状に襲われることなく、安眠することがで
きた。すなわち、木綿等の布部材によって花粉症患者用
蚊帳1を構成した場合であっても、内部空間4への外部
空間5からの花粉等の侵入を防止できることが確認でき
た。
【0032】そして、この、外部空間5から内部空間4
内に花粉等が侵入することを防止する効果は、木綿等の
布部材によって花粉症患者用蚊帳1を構成した場合であ
っても、以下に述べる実施形態のように、複数枚の布部
材が相互の間に空間を存在させて積層されてなる構成に
すれば、より一層よく発揮されることが、発明者の実験
によって確認できた。
【0033】図3(a)は、この発明の花粉症患者用蚊
帳1において、就寝中の就寝者(花粉症患者)2の上部
空間(内部空間)4と、当該上部空間(内部空間)4以
外の外部の空間(外部空間)5との区画を、布部材26
a、26bが相互の間に空間(中間空間)30を存在さ
せて積層されてなる有頂の仕切り部材によって行われる
場合の、仕切り部材の一部を断面して説明するものであ
る。
【0034】このような構成にすると、外部空間5にお
いて飛んでいる花粉等31は、外側の布部材26a、中
間空間30、内側の布部材26bを通り抜けなければ、
内部空間4に侵入することができない。すなわち、複数
枚の布部材が相互の間に空間を存在させて積層されてい
ることによって、外部空間5において飛んでいる花粉等
31は、少なくとも、外側の布部材26a、中間空間3
0、内側の布部材26bという三層のフィルターを通過
しなければ、内部空間4に侵入することができない。そ
こで、就寝中の花粉症患者2と花粉等31との接触の遮
断を一層効果的に行うことができる。
【0035】ここで、布部材26a、26bを化学繊維
製(テトロン製)とすれば、前述したように、寝具(布
団など)9a、9bと、化学繊維製の布部材26a、2
6bとが擦れ合うことによって静電気が生じるだけでな
く、積層されている化学繊維製の布部材26a、26b
同士が擦れ合うことによっても静電気が生じ、たとえ、
外部空間に面している最外側の布部材26aを通り抜け
てきた花粉等32があったとしても、そのような花粉等
32は積層されている布部材26aと布部材26bとの
間の空間(中間空間)30にて滞留させられ(図3
(a))、内部空間4に面している最内側の布部材26
bを通り抜けて内部空間4に侵入することはほとんどな
くなる。
【0036】図3(b)は、この発明の花粉症患者用蚊
帳1において採用される更に他の内部空間4と外部空間
5とを区画する仕切り部材の構成を説明する一部断面図
である。すなわち、複数枚の布部材36a、36b相互
の間に存在する空間(中間空間)30に、メッシュ状の
部材33が配置されているものである。
【0037】中間空間30に、メッシュ状の部材33が
配置されていることにより、たとえ、外側の布部材36
aを通り抜けてきた花粉等32があったとしても、その
ような花粉等32は積層されている布部材36aと布部
材36bとの間の空間(中間空間)30に配置されてい
るメッシュ状の部材33に補足され、内側の布部材36
bを通り抜けて内部空間4に侵入することはほとんどな
くなる。
【0038】以上、添付図面を参照して本発明の好まし
い実施形態を説明したが、本発明はかかるる実施形態に
限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把
握される技術的範囲において種々の態様に変更可能であ
る。
【0039】例えば、本発明の花粉症患者用蚊帳1によ
る、就寝中の就寝者(花粉症患者)2の上部空間(内部
空間)4と当該上部空間(内部空間)4以外の外部の空
間(外部空間)5との区画は、少なくとも、就寝者(花
粉症患者)2の目、鼻孔、口、耳孔などが接する空間
(就寝中の就寝者の上部空間=内部空間4)が、外部空
間5から区画されるものであればよいので、図1図示の
ような、有頂中空の角錐状の形態に止まらず、例えば、
有頂中空の円錐状、角柱状、円柱状の花粉症患者用蚊帳
とし、これらが、就寝者(花粉症患者)2の少なくとも
頭部3部分を覆うように上部から吊り下げられ、又は就
寝者(花粉症患者)2の少なくとも頭部3部分を覆うよ
うに就寝者(花粉症患者)2の頭部3周辺に立設設置さ
れるようにすることができる。
【0040】図2は、頂板部の布部材16bと、周壁部
の布部材16aとからなる仕切り部材からなる有頂中空
の円柱状の花粉症患者用蚊帳11の使用状態を説明する
ものである。花粉症患者用蚊帳1を説明した図1におけ
る場合と同一の部分には、図1で採用されている符号と
同一の符号をつけ、それらの説明は省略する。
【0041】以上説明したように、本発明の花粉症患者
用蚊帳は、就寝中の就寝者(花粉症患者)2の上部空間
(内部空間)4と、当該上部空間(内部空間)4以外の
外部の空間(外部空間)5とを区画する仕切り部材を、
たかだか、5平方m程度(図1図示の実施形態の場合)
の布部材(中間空間30を有する2枚の布部材の積層体
にする場合にはこの2倍の面積)を用いて構成し、紐部
材等によって天井から吊す(この際、必要ならば、図
1、図2図示のように、枠体7、17等を用いて形状を
整える)、あるいは、不図示の立設手段によって(例え
ば、支持枠などを用いて)、就寝者(花粉症患者)2の
頭部3周辺に立設設置するだけであるので、極めて、低
コストで、かつ簡単に製造することができる。
【0042】
【発明の効果】この発明の花粉症患者用蚊帳によれば、
就寝中の花粉症患者を、花粉等による影響、被害から効
果的に防衛することができる。
【0043】すなわち、本発明の花粉症患者用蚊帳によ
って、外部空間との区画が行われた内部空間内で花粉症
患者が就寝すれば、部屋の中でいわゆる空気清浄機・器
を作動させていなくても、また、マスクの装着や、薬の
服用を行わなくても、鼻詰まり、鼻詰まりによる呼吸困
難、喉の腫れ等の花粉症の症状に襲われることなく、花
粉症患者は、安眠することができる。このように、花粉
症の症状に襲われることなく、夜間に、安眠できると、
夜間にこのように花粉等の影響から防衛されていない場
合に比較して、翌日の日中に生じる、クシャミ、目の耐
えられない痒み等の花粉症の諸症状も、緩和されたもの
となるので、この発明の花粉症患者用蚊帳は、花粉症患
者の苦しみを緩和する上では、極めて効果的なものであ
る。
【0044】また、この発明の、花粉症患者用蚊帳は、
簡単に製造でき、かつ、低コストで提供できる。
【0045】更に、この発明によれば、就寝中の花粉症
患者と花粉等との接触を効果的に遮断できるだけでな
く、精神的安定、リラクシゼーション、騒音の遮断など
にも役立ち、花粉症患者の安らかな睡眠に資することの
できる花粉症患者用蚊帳を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の花粉症患者用蚊帳の好ましい実施形
態における使用例の一つを表す斜視図。
【図2】 本発明の花粉症患者用蚊帳の他の好ましい実
施形態における使用例の一つを表す斜視図。
【図3】(a) 内部空間と外部空間とを区画する仕切
り部材の好ましい実施形態の一部断面図。 (b) 内部空間と外部空間とを区画する仕切り部材の
他の好ましい実施形態の一部断面図。
【符号の説明】
1、11 花粉症患者用蚊帳 2 就寝者(花粉症患者) 3 頭部 4 内部空間 5 外部空間 6a、6b、6c、6d 布部材 7、17 枠体 8、18 紐部材 9a、9b 寝具(布団) 16a 仕切り部材の周壁部の布部材 16b 仕切り部材の頂板部の布部材 26a、26b、36a、36b 布部材 30 中間空間 31、32 花粉等 33 メッシュ状部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−123344(JP,A) 特開 平11−290161(JP,A) 特開 平5−231684(JP,A) 特開 平7−241340(JP,A) 実開 昭61−147867(JP,U) 実公 昭17−10799(JP,Y1) 実公 昭33−2949(JP,Y1) 実公 平1−43135(JP,Y2) 実公 平6−46371(JP,Y2) 実公 昭10−14406(JP,Y1) 特許287(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 29/00 A61G 7/00 - 7/10 A61G 10/00 - 10/04 A62B 7/00 - 33/00 B01D 39/00 - 41/04 E06D 9/00 - 9/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】就寝中の就寝者の上部空間を当該上部空間
    以外の外部の空間と区画する蚊帳であって、当該蚊帳に
    よる前記上部空間と外部の空間との区画は、複数枚の布
    部材が相互の間に空間を存在させて積層されてなる有頂
    の仕切り部材によって行われるものであり、当該有頂の
    仕切り部材は、有頂中空の角錐状、円錐状、角柱状、又
    は、円柱状で、就寝者の少なくとも頭部部分を覆うよう
    に上部から吊り下げられ、又は、就寝者の少なくとも頭
    部部分を覆うように就寝者の頭部周辺に立設設置され、
    当該蚊帳の最下端側から頂点側への丈が1.5メート
    上を有するものであることを特徴とする花粉症患者用
    蚊帳。
  2. 【請求項2】複数枚の布部材相互の間に存在する空間
    に、メッシュ状の部材が配置されてなる請求項1記載の
    花粉症患者用蚊帳。
  3. 【請求項3】布部材は化学繊維製であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の花粉症患者用蚊帳。
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