JP3379148B2 - 極低温冷却装置 - Google Patents
極低温冷却装置Info
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- JP3379148B2 JP3379148B2 JP13234393A JP13234393A JP3379148B2 JP 3379148 B2 JP3379148 B2 JP 3379148B2 JP 13234393 A JP13234393 A JP 13234393A JP 13234393 A JP13234393 A JP 13234393A JP 3379148 B2 JP3379148 B2 JP 3379148B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超電導磁石装置に利用さ
れる極低温冷却装置に関する。この極低温冷却装置は、
特に、超電導式磁気浮上鉄道の車両(リニアモータカ
ー)に搭載される超電導磁石装置を冷却する車載用の極
低温冷却装置として適応可能である。
れる極低温冷却装置に関する。この極低温冷却装置は、
特に、超電導式磁気浮上鉄道の車両(リニアモータカ
ー)に搭載される超電導磁石装置を冷却する車載用の極
低温冷却装置として適応可能である。
【0002】
【従来の技術】図5に示すものは、例えば、特公平3−
48431号公報に示された従来の極低温冷却装置の回
路図である。図において、符号1は冷凍機本体の圧縮ピ
ストン、2は圧縮ピストンのピストンリング、3は圧縮
ピストンのロッドシール、4は圧縮空間、5は第1段膨
脹ピストン、6は第1段膨脹ピストンリング、7は放熱
器、8は第1段蓄冷器、9は第1段膨脹シリンダ、10
は第1段膨脹空間、11は第2段膨脹ピストン、12は
第2段膨脹ピストンリング、13は第2段蓄冷器、14
は第2段膨脹シリンダ、15は第2段膨脹空間、16は
第3段膨脹ピストン、17は第3段膨脹ピストンリン
グ、18は第3段蓄冷器、19は第3段膨脹シリンダ、
20は第3段膨脹空間、21はJT回路の一部を構成す
るヘリウム圧縮機本体、22は第1JT熱交換器、23
は第2JT熱交換器、24は前記の第2段膨脹空間15
部付近のシリンダ14に取り付けられた第2予冷熱交換
器、25は第3JT熱交換器、26は前記の第3段膨脹
空間20部付近のシリンダ19に取り付けられた第3予
冷熱交換器、27は第4JT熱交換器、28はJT膨脹
弁、29は液体ヘリウム槽内の空間に配した凝縮熱交換
器である。
48431号公報に示された従来の極低温冷却装置の回
路図である。図において、符号1は冷凍機本体の圧縮ピ
ストン、2は圧縮ピストンのピストンリング、3は圧縮
ピストンのロッドシール、4は圧縮空間、5は第1段膨
脹ピストン、6は第1段膨脹ピストンリング、7は放熱
器、8は第1段蓄冷器、9は第1段膨脹シリンダ、10
は第1段膨脹空間、11は第2段膨脹ピストン、12は
第2段膨脹ピストンリング、13は第2段蓄冷器、14
は第2段膨脹シリンダ、15は第2段膨脹空間、16は
第3段膨脹ピストン、17は第3段膨脹ピストンリン
グ、18は第3段蓄冷器、19は第3段膨脹シリンダ、
20は第3段膨脹空間、21はJT回路の一部を構成す
るヘリウム圧縮機本体、22は第1JT熱交換器、23
は第2JT熱交換器、24は前記の第2段膨脹空間15
部付近のシリンダ14に取り付けられた第2予冷熱交換
器、25は第3JT熱交換器、26は前記の第3段膨脹
空間20部付近のシリンダ19に取り付けられた第3予
冷熱交換器、27は第4JT熱交換器、28はJT膨脹
弁、29は液体ヘリウム槽内の空間に配した凝縮熱交換
器である。
【0003】この冷凍機本体は、3段1気筒の膨脹機で
構成されており第1段膨脹空間10で発生した冷凍は、
第1JT熱交換器22を介して、JT回路の冷媒に熱伝
達される。第2段膨脹空間15で発生した冷凍は、第2
予冷熱交換器24を介して、JT回路の冷媒に熱伝達さ
れる。第3段膨脹空間20で発生した冷凍は、第3予冷
熱交換器26を介して、同じくJT回路の冷媒に熱伝達
される。各段の予冷熱交換器および各JT熱交換器で順
次冷却されたヘリウムガスは、JT膨脹弁28部におい
て一部が液化されて低圧極低温のミスト状ヘリウムとな
って凝縮熱交換器29に達する。凝縮熱交換器29の外
部周囲のヘリウムガスはこの凝縮熱交換器部29にふれ
て一部が液化される。
構成されており第1段膨脹空間10で発生した冷凍は、
第1JT熱交換器22を介して、JT回路の冷媒に熱伝
達される。第2段膨脹空間15で発生した冷凍は、第2
予冷熱交換器24を介して、JT回路の冷媒に熱伝達さ
れる。第3段膨脹空間20で発生した冷凍は、第3予冷
熱交換器26を介して、同じくJT回路の冷媒に熱伝達
される。各段の予冷熱交換器および各JT熱交換器で順
次冷却されたヘリウムガスは、JT膨脹弁28部におい
て一部が液化されて低圧極低温のミスト状ヘリウムとな
って凝縮熱交換器29に達する。凝縮熱交換器29の外
部周囲のヘリウムガスはこの凝縮熱交換器部29にふれ
て一部が液化される。
【0004】図5に示される従来例とは別に、特公昭5
1−8225号公報や特公昭51−14168号公報に
開示される例は、蓄冷器と膨脹空間とを伝熱帯により連
結することを開示する。
1−8225号公報や特公昭51−14168号公報に
開示される例は、蓄冷器と膨脹空間とを伝熱帯により連
結することを開示する。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】従来の極低温冷却装
置は、以上のように構成されているので、第3段膨脹部
の冷凍能力はその前の第2段膨脹部の温度変化によって
影響を受け易く、また、第2段膨脹部の冷凍能力はその
前の第1段膨脹部の温度変化によって影響を受け易い。
すなわち、外部からの熱負荷変動に対して3段膨脹方式
は、2段膨脹方式より冷凍出力が不安定になる。また、
冷凍機本体の圧縮ピストンおよび膨脹ピストンはそれぞ
れ1気筒であるため、これらを作動させるクランクシャ
フトを回転駆動するモータには、大きな変動荷重が作用
する。そのため、駆動部には負荷能力の大きなベアリン
グを用いたり、出力源として大出力モータを用いなけれ
ばならず、そのため、所要電力も多くなる等の欠点があ
った。
置は、以上のように構成されているので、第3段膨脹部
の冷凍能力はその前の第2段膨脹部の温度変化によって
影響を受け易く、また、第2段膨脹部の冷凍能力はその
前の第1段膨脹部の温度変化によって影響を受け易い。
すなわち、外部からの熱負荷変動に対して3段膨脹方式
は、2段膨脹方式より冷凍出力が不安定になる。また、
冷凍機本体の圧縮ピストンおよび膨脹ピストンはそれぞ
れ1気筒であるため、これらを作動させるクランクシャ
フトを回転駆動するモータには、大きな変動荷重が作用
する。そのため、駆動部には負荷能力の大きなベアリン
グを用いたり、出力源として大出力モータを用いなけれ
ばならず、そのため、所要電力も多くなる等の欠点があ
った。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、所要電力を少なくし高効率で
冷凍出力の安定した振動騒音の小さい極低温冷却装置を
提供することを目的とする。
るためになされたもので、所要電力を少なくし高効率で
冷凍出力の安定した振動騒音の小さい極低温冷却装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明の極低温冷却装
置は、冷凍機本体の圧縮部および膨脹部を2気筒にして
各気筒の回転位相角度をずらし、冷凍取り出し部を各気
筒に分散させる手段を用いる。好ましくは、冷凍取り出
し部を膨脹シリンダと蓄冷部とに設けると共に、膨脹シ
リンダ内径の一部には熱交換フィン溝を設ける手段を用
いる。
置は、冷凍機本体の圧縮部および膨脹部を2気筒にして
各気筒の回転位相角度をずらし、冷凍取り出し部を各気
筒に分散させる手段を用いる。好ましくは、冷凍取り出
し部を膨脹シリンダと蓄冷部とに設けると共に、膨脹シ
リンダ内径の一部には熱交換フィン溝を設ける手段を用
いる。
【0008】具体的には、本発明は、膨脹部を2段構成
とした対の冷凍サイクルを有し、さらに、一方の冷凍サ
イクルの第1の膨脹部と熱交換関係の第1の予冷熱交換
器、第2の膨脹部と熱交換関係の第2の予冷熱交換器、
及び他方の冷凍サイクルの第2の膨脹部と熱交換関係の
第3の予冷熱交換器とを有するジュールトムソン回路
と、並びにジュールトムソン回路に接続された液体ヘリ
ウム貯槽とを有する極低温冷却装置を提供する。
とした対の冷凍サイクルを有し、さらに、一方の冷凍サ
イクルの第1の膨脹部と熱交換関係の第1の予冷熱交換
器、第2の膨脹部と熱交換関係の第2の予冷熱交換器、
及び他方の冷凍サイクルの第2の膨脹部と熱交換関係の
第3の予冷熱交換器とを有するジュールトムソン回路
と、並びにジュールトムソン回路に接続された液体ヘリ
ウム貯槽とを有する極低温冷却装置を提供する。
【0009】さらに、本発明は、被冷却体を収納した液
体ヘリウム貯槽をその内部に有する真空断熱外槽容器
と、冷凍機本体と、および真空断熱外槽容器に接続され
且つ冷凍機本体と熱交換関係の予冷熱交換器を有するジ
ュールトムソン回路とを有する極低温冷却装置におい
て、冷凍機本体の膨脹部を2段の2気筒とし、第1気筒
の第1段膨脹部と第2段膨脹部および第2気筒の第2段
膨脹部において発生した冷凍を、第1予冷熱交換器と第
2予冷熱交換器および第3予冷熱交換器を介してジュー
ルトムソン(以下JTと称す)回路の冷媒に熱伝達する
ことを特徴とする極低温冷却装置を提供する。好ましく
は、前記冷凍機本体の第1気筒の第2段蓄冷部および第
2気筒の第2段蓄冷部に第4予冷熱交換器および第5予
冷熱交換器を設け、さらに、前記冷凍機の第1気筒の第
2段膨脹シリンダおよび第2気筒の第2段膨脹シリンダ
の内側に溝を設ける。
体ヘリウム貯槽をその内部に有する真空断熱外槽容器
と、冷凍機本体と、および真空断熱外槽容器に接続され
且つ冷凍機本体と熱交換関係の予冷熱交換器を有するジ
ュールトムソン回路とを有する極低温冷却装置におい
て、冷凍機本体の膨脹部を2段の2気筒とし、第1気筒
の第1段膨脹部と第2段膨脹部および第2気筒の第2段
膨脹部において発生した冷凍を、第1予冷熱交換器と第
2予冷熱交換器および第3予冷熱交換器を介してジュー
ルトムソン(以下JTと称す)回路の冷媒に熱伝達する
ことを特徴とする極低温冷却装置を提供する。好ましく
は、前記冷凍機本体の第1気筒の第2段蓄冷部および第
2気筒の第2段蓄冷部に第4予冷熱交換器および第5予
冷熱交換器を設け、さらに、前記冷凍機の第1気筒の第
2段膨脹シリンダおよび第2気筒の第2段膨脹シリンダ
の内側に溝を設ける。
【0010】
【作用】対の冷凍サイクルを構成する冷凍機本体からJ
T回路に冷凍を取り出す部分を温度の高い順に第1気筒
の第1段膨脹部、次に第2段膨脹部とし、更に次は第2
気筒の第2段膨脹部から取り出すようにする。第2気筒
の第1段膨脹部からは冷凍を取り出さないので、同部は
常に安定した一定の温度を供する。従って第2気筒の第
2段膨脹部は第2気筒の第1段膨脹部からの温度変化に
よる影響を受けず、常に安定した冷凍出力をJT回路に
伝達することができる。また、2気筒のクランクシャフ
ト回転位相角度を適切にずらすことにより、トルク変動
を最小限に低減できるので大出力モータを必要とせず、
所要電力も少なくて済む。トルク変動が少なくなると軸
受部や歯車継手部からの振動騒音も低減する。また第1
気筒および第2気筒の各第2段蓄冷部からも更に有効に
冷凍を取り出すと共に、膨脹シリンダの内径の一部には
フィン溝を設けガスの熱交換効率を高くした。
T回路に冷凍を取り出す部分を温度の高い順に第1気筒
の第1段膨脹部、次に第2段膨脹部とし、更に次は第2
気筒の第2段膨脹部から取り出すようにする。第2気筒
の第1段膨脹部からは冷凍を取り出さないので、同部は
常に安定した一定の温度を供する。従って第2気筒の第
2段膨脹部は第2気筒の第1段膨脹部からの温度変化に
よる影響を受けず、常に安定した冷凍出力をJT回路に
伝達することができる。また、2気筒のクランクシャフ
ト回転位相角度を適切にずらすことにより、トルク変動
を最小限に低減できるので大出力モータを必要とせず、
所要電力も少なくて済む。トルク変動が少なくなると軸
受部や歯車継手部からの振動騒音も低減する。また第1
気筒および第2気筒の各第2段蓄冷部からも更に有効に
冷凍を取り出すと共に、膨脹シリンダの内径の一部には
フィン溝を設けガスの熱交換効率を高くした。
【0011】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図に基づい
て説明する。図1はその一実施例を示す極低温冷凍装置
の回路図であり、図4に示したものと同一または相当部
分には同一符号を付して示し、その説明を省略する。図
において、1aは冷凍機本体の第2気筒の圧縮ピスト
ン、2aはピストンリング、4aは圧縮部の圧縮空間、
5aは第2気筒の第1段膨脹ピストン、6aは第2気筒
の第1段膨脹ピストンリング、7aは第2気筒の放熱
器、8aは第2気筒の第1段蓄冷器、9aは第2気筒の
第1段膨脹シリンダ、10aは第2気筒の第1段膨脹空
間、16aは第2気筒の第2段膨脹ピストン、17aは
第2気筒の第2段膨脹ピストンリング、18aは第2気
筒の第2段蓄冷器、19aは第2気筒の第2段膨脹シリ
ンダである。
て説明する。図1はその一実施例を示す極低温冷凍装置
の回路図であり、図4に示したものと同一または相当部
分には同一符号を付して示し、その説明を省略する。図
において、1aは冷凍機本体の第2気筒の圧縮ピスト
ン、2aはピストンリング、4aは圧縮部の圧縮空間、
5aは第2気筒の第1段膨脹ピストン、6aは第2気筒
の第1段膨脹ピストンリング、7aは第2気筒の放熱
器、8aは第2気筒の第1段蓄冷器、9aは第2気筒の
第1段膨脹シリンダ、10aは第2気筒の第1段膨脹空
間、16aは第2気筒の第2段膨脹ピストン、17aは
第2気筒の第2段膨脹ピストンリング、18aは第2気
筒の第2段蓄冷器、19aは第2気筒の第2段膨脹シリ
ンダである。
【0012】図1中、20aは第2気筒の第2段膨脹空
間、22aは第1気筒の第1段膨脹空間10部付近のシ
リンダ9に取り付けられた第1予冷熱交換器、26aは
前記の第2段膨脹空間20a部付近のシリンダ19aに
取り付けられた第3予冷熱交換器、30は超電導磁石、
31は超電導磁石を冷却する液体ヘリウム、32は超電
導磁石と液体ヘリウムを収納する液体ヘリウム貯槽、3
3は熱シールド板、34は真空断熱外槽容器、35、3
5aは膨脹部とクランクケース部とのヘリウムガスを分
離する可撓シール、36、36aは圧縮部とクランクケ
ース部とのヘリウムガスを分離する可撓シール、37、
37aは膨脹部のガイドピストン、38、38aは圧縮
部のガイドピストン、39、39aは膨脹部ガイドピス
トンピン40、40aは圧縮部ガイドピストンピン、4
1、41aは膨脹部のコネクティングロッド、42、4
2aは圧縮部のコネクティングロッド、43はクランク
シャフト、44はクランクシャフトを支持する軸受、4
5はクランクケースである。
間、22aは第1気筒の第1段膨脹空間10部付近のシ
リンダ9に取り付けられた第1予冷熱交換器、26aは
前記の第2段膨脹空間20a部付近のシリンダ19aに
取り付けられた第3予冷熱交換器、30は超電導磁石、
31は超電導磁石を冷却する液体ヘリウム、32は超電
導磁石と液体ヘリウムを収納する液体ヘリウム貯槽、3
3は熱シールド板、34は真空断熱外槽容器、35、3
5aは膨脹部とクランクケース部とのヘリウムガスを分
離する可撓シール、36、36aは圧縮部とクランクケ
ース部とのヘリウムガスを分離する可撓シール、37、
37aは膨脹部のガイドピストン、38、38aは圧縮
部のガイドピストン、39、39aは膨脹部ガイドピス
トンピン40、40aは圧縮部ガイドピストンピン、4
1、41aは膨脹部のコネクティングロッド、42、4
2aは圧縮部のコネクティングロッド、43はクランク
シャフト、44はクランクシャフトを支持する軸受、4
5はクランクケースである。
【0013】上記のように構成された極低温冷凍装置に
おいては、冷凍サイクルを構成する冷凍機本体の圧縮部
と膨脹部は2気筒で構成されており、各気筒は、異なる
回転位相角度を有する1本のクランクシャフト43を介
して、1個のモータで駆動される。第1段膨脹空間10
で発生した冷凍は、第1予冷熱交換器22aを介して、
JT回路の冷媒に熱伝達される。第1気筒の第2段膨脹
空間15で発生した冷凍は、第2予冷熱交換器24を介
してJT回路の冷媒に熱伝達される。第2気筒の第2段
膨脹空間20aで発生した冷凍は、第3予冷熱交換器2
6aを介して、同じくJT回路の冷媒に熱伝達される。
おいては、冷凍サイクルを構成する冷凍機本体の圧縮部
と膨脹部は2気筒で構成されており、各気筒は、異なる
回転位相角度を有する1本のクランクシャフト43を介
して、1個のモータで駆動される。第1段膨脹空間10
で発生した冷凍は、第1予冷熱交換器22aを介して、
JT回路の冷媒に熱伝達される。第1気筒の第2段膨脹
空間15で発生した冷凍は、第2予冷熱交換器24を介
してJT回路の冷媒に熱伝達される。第2気筒の第2段
膨脹空間20aで発生した冷凍は、第3予冷熱交換器2
6aを介して、同じくJT回路の冷媒に熱伝達される。
【0014】なお、第2気筒の第2段膨脹部20aの冷
凍性能をより安定させるために、第2気筒の第1段膨脹
部10aには熱負荷となるJT回路を接続せず、第2気
筒の第1段膨脹部10aの温度を安定した一定の温度に
保ち、第2気筒の第2段膨脹部20aへの影響を最小限
に押さえる。各予冷熱交換器および各JT熱交換器で順
次冷却されたヘリウムガスは、JT膨脹弁28部におい
て一部が液化され、低圧極低温のミスト状ヘリウムとな
って、超電導磁石装置の極低温液体ヘリウム貯槽32内
に流れ、液体ヘリウム分のみが貯溜される。ヘリウムガ
ス分および外部からの熱侵入によって液体ヘリウム31
が蒸発し、新たに液体ヘリウム貯槽内で発生したヘリウ
ムガスを、JT回路の低圧回路を通って圧縮機本体21
へ循環返流させる。
凍性能をより安定させるために、第2気筒の第1段膨脹
部10aには熱負荷となるJT回路を接続せず、第2気
筒の第1段膨脹部10aの温度を安定した一定の温度に
保ち、第2気筒の第2段膨脹部20aへの影響を最小限
に押さえる。各予冷熱交換器および各JT熱交換器で順
次冷却されたヘリウムガスは、JT膨脹弁28部におい
て一部が液化され、低圧極低温のミスト状ヘリウムとな
って、超電導磁石装置の極低温液体ヘリウム貯槽32内
に流れ、液体ヘリウム分のみが貯溜される。ヘリウムガ
ス分および外部からの熱侵入によって液体ヘリウム31
が蒸発し、新たに液体ヘリウム貯槽内で発生したヘリウ
ムガスを、JT回路の低圧回路を通って圧縮機本体21
へ循環返流させる。
【0015】図2は他の一実施例を示す極低温冷凍装置
の回路図であり、図1に示したものと同一または相当部
分には同一符号を付して示し、その説明を省略する。図
2において、符号24bは第1気筒の第2段蓄冷部に設
けた第4予冷熱交換器、26bは第2気筒の第2段蓄冷
部に設けた第5予冷熱交換器である。上記のように構成
された極低温冷凍装置においては、第2予冷熱交換器2
4で冷却されたJT回路のガスは、第4予冷熱交換器2
4bで更に冷却される。また同じく第3予冷熱交換器2
6aで冷却されたJT回路のガスは、第5予冷熱交換器
26bで更に冷却される。
の回路図であり、図1に示したものと同一または相当部
分には同一符号を付して示し、その説明を省略する。図
2において、符号24bは第1気筒の第2段蓄冷部に設
けた第4予冷熱交換器、26bは第2気筒の第2段蓄冷
部に設けた第5予冷熱交換器である。上記のように構成
された極低温冷凍装置においては、第2予冷熱交換器2
4で冷却されたJT回路のガスは、第4予冷熱交換器2
4bで更に冷却される。また同じく第3予冷熱交換器2
6aで冷却されたJT回路のガスは、第5予冷熱交換器
26bで更に冷却される。
【0016】図3は他の一実施例を示す膨脹部の部分断
面図であり、図1に示したものと同一または相当部分に
は同一符号を付して示し、その説明を省略する。図3,
4において、符号14、19aは各第2段膨脹シリン
ダ、14cは各第2段シリンダ内径の一部に設けた冷却
フィン溝、24は前記の第2段膨脹シリンダ14の外側
に設けた第2予冷熱交換器、26aは同じく第2段膨脹
シリンダ19aの外側に設けた第3予冷熱交換器であ
る。上記のように構成された極低温冷凍装置において
は、各第2段シリンダ14、19a内の冷媒ガスと各シ
リンダ内径表面との接触面積が、フィンを設けることに
よって大幅に増加し、熱交換効率が高くなり各シリンダ
に取り付けられた第2予冷熱交換器24および第3予冷
熱交換器26aを介してより多くの冷凍をJT回路へ伝
達することができる。
面図であり、図1に示したものと同一または相当部分に
は同一符号を付して示し、その説明を省略する。図3,
4において、符号14、19aは各第2段膨脹シリン
ダ、14cは各第2段シリンダ内径の一部に設けた冷却
フィン溝、24は前記の第2段膨脹シリンダ14の外側
に設けた第2予冷熱交換器、26aは同じく第2段膨脹
シリンダ19aの外側に設けた第3予冷熱交換器であ
る。上記のように構成された極低温冷凍装置において
は、各第2段シリンダ14、19a内の冷媒ガスと各シ
リンダ内径表面との接触面積が、フィンを設けることに
よって大幅に増加し、熱交換効率が高くなり各シリンダ
に取り付けられた第2予冷熱交換器24および第3予冷
熱交換器26aを介してより多くの冷凍をJT回路へ伝
達することができる。
【0017】
【効果】以上説明したように、この発明の極低温冷却装
置によれば、冷凍機本体の圧縮部および膨脹部を2気筒
にして各気筒の回転位相角度を適切にずらし、冷凍取り
出し部を各気筒の膨脹部に分散させたことにより、トル
ク変動を最小限に低減して所要電力を少なくすることが
でき、また軸受部や歯車継手部からの振動騒音も低減す
ることができ、更に冷凍機本体からJT回路に、より安
定した冷凍出力を伝達することができる。また膨脹部だ
けでなく蓄冷部からも冷凍を取り出すと共に、膨脹シリ
ンダ内径の一部に冷却フィン溝を設けて冷媒ガスとの熱
交換効率を高くしたこと等により、高効率で高性能の極
低温冷却装置が得られる効果を有している。
置によれば、冷凍機本体の圧縮部および膨脹部を2気筒
にして各気筒の回転位相角度を適切にずらし、冷凍取り
出し部を各気筒の膨脹部に分散させたことにより、トル
ク変動を最小限に低減して所要電力を少なくすることが
でき、また軸受部や歯車継手部からの振動騒音も低減す
ることができ、更に冷凍機本体からJT回路に、より安
定した冷凍出力を伝達することができる。また膨脹部だ
けでなく蓄冷部からも冷凍を取り出すと共に、膨脹シリ
ンダ内径の一部に冷却フィン溝を設けて冷媒ガスとの熱
交換効率を高くしたこと等により、高効率で高性能の極
低温冷却装置が得られる効果を有している。
【図1】本発明の第一実施例の極低温冷却装置の回路図
である。
である。
【図2】本発明の第二実施例の極低温冷却装置の回路図
である。
である。
【図3】膨脹部の好ましい例を示す縦断面図である。
【図4】図3に示す膨脹部の横断面図である。
【図5】従来の極低温冷却装置の回路図である。
10、15 第1気筒の膨脹部
20a 第2気筒の第2膨脹部
21 JT回路圧縮機
22、23、25、27 JT熱交換器
22a、24、26a 予冷熱交換器
24b、26b 予冷熱交換器
28 JT膨脹弁
30 超電導磁石(被冷却体)
32 液体ヘリウム貯槽
33 熱シールド板
34 真空断熱外槽容器
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F25B 9/00 395
F25B 9/02
Claims (5)
- 【請求項1】 膨脹部を2段構成とした対の冷凍サイク
ルを有し、さらに、一方の冷凍サイクルの第1の膨脹部
と熱交換関係の第1の予冷熱交換器、第2の膨脹部と熱
交換関係の第2の予冷熱交換器、及び他方の冷凍サイク
ルの第2の膨脹部と熱交換関係の第3の予冷熱交換器と
を有するジュールトムソン回路と、並びにジュールトム
ソン回路に接続された液体ヘリウム貯槽とを有する極低
温冷却装置。 - 【請求項2】 被冷却体を収納した液体ヘリウム貯槽を
その内部に有する真空断熱外槽容器と、冷凍機本体と、
および真空断熱外槽容器に接続され且つ冷凍機本体と熱
交換関係の予冷熱交換器を有するジュールトムソン回路
とを有する極低温冷却装置において、冷凍機本体の膨脹
部を2段の2気筒とし、第1気筒の第1段膨脹部と第2
段膨脹部および第2気筒の第2段膨脹部において発生し
た冷凍を、第1予冷熱交換器と第2予冷熱交換器および
第3予冷熱交換器を介してジュールトムソン(以下JT
と称す)回路の冷媒に熱伝達することを特徴とする極低
温冷却装置。 - 【請求項3】 前記冷凍機本体の第1気筒の第2段蓄冷
部および第2気筒の第2段蓄冷部に第4予冷熱交換器お
よび第5予冷熱交換器を設けたことを特徴とする請求項
2記載の極低温冷却装置。 - 【請求項4】 前記冷凍機の第1気筒の第2段膨脹シリ
ンダおよび第2気筒の第2段膨脹シリンダの内側に溝を
設けたことを特徴とする請求項2記載の極低温冷却装
置。 - 【請求項5】 各冷凍機の蓄冷部を膨脹シリンダ外に配
する請求項2記載の極低温冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13234393A JP3379148B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 極低温冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13234393A JP3379148B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 極低温冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06323668A JPH06323668A (ja) | 1994-11-25 |
| JP3379148B2 true JP3379148B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=15079126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13234393A Expired - Fee Related JP3379148B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 極低温冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3379148B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4570546B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2010-10-27 | 大陽日酸株式会社 | ヘリウム凝縮装置 |
Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
| JP5114168B2 (ja) | 2007-11-20 | 2013-01-09 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 電界放出型電子源およびそれを用いた電子線応用装置 |
| JP5821186B2 (ja) | 2010-07-07 | 2015-11-24 | 株式会社リコー | 画像情報入力システム、画像情報入力装置、画像情報入力方法、画像情報入力プログラム及び記録媒体 |
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-
1993
- 1993-05-12 JP JP13234393A patent/JP3379148B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06323668A (ja) | 1994-11-25 |
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