JP3380096B2 - 液体充填装置および高粘性液体の容器への充填方法 - Google Patents

液体充填装置および高粘性液体の容器への充填方法

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JP3380096B2
JP3380096B2 JP24400195A JP24400195A JP3380096B2 JP 3380096 B2 JP3380096 B2 JP 3380096B2 JP 24400195 A JP24400195 A JP 24400195A JP 24400195 A JP24400195 A JP 24400195A JP 3380096 B2 JP3380096 B2 JP 3380096B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に定量ずつ
容器に液体を充填する液体充填装置、および特に高粘性
の液体を発泡させることなく容器に高速で充填する高粘
性液体の容器への充填方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ここで高粘性の液体
は、たとえばマヨネーズのようなものをいい、また低粘
性の液体とは、粘度が3〜5cP程度で、たとえば水の
ようなものをいい、通常粘性とは粘度が100〜500
cP程度で、たとえば焼肉用たれのようなものをいう。
【0003】容器に液体を所定量供給する場合、特に発
泡性液体では、ノズルから容器内に供給されたときに泡
立ちやすく、特に高速で短時間に供給しようとすると、
泡立ちが激しくなると充填作業後半に液体が漏れ出し、
容器や装置を汚したり、充填量が不正確になるという問
題があり、充填速度を上げることがきわめて難しかっ
た。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して発泡しや
すい液体を高速で短時間に効率よくかつ正確に充填でき
る液体充填装置および高粘性液体の容器への充填方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の液体充填装置は、充填室とこ
れに連通する流路が形成されたケース本体に、前記流路
に連通するノズル筒を垂設するとともに、流路を開閉自
在な開閉弁体を設け、この開閉弁体の下流側の流路に、
流路内に出退して流路断面積を縮小拡大し充填速度を変
化させる調整弁体を設け、この調整弁体を複数段に流路
側に出退して、充填初期に低速で、その後高速で、次に
充填速度を遅くするように制御する調整兼用吸引手段を
設け、前記調整兼用吸引手段は、前記調整弁体を覆う伸
縮性のシール用ベローズとを有し、充填終了時に開閉弁
体を閉止した状態で調整弁体を前記流路より外側に後退
させてノズル筒出口の充填液体を内部に吸引するように
構成したものである。
【0006】また請求項5記載の高粘性液体の容器への
充填方法は、高粘性の液体を上下方向に断面の変化する
容器に充填するに際し、ノズル筒を容器の口部に挿入ま
たは上方に接近させて停止し、ノズル筒から液体を供給
して、充填初期に容器の底部で流下位置に盛り上がる充
填液体が自重で押し潰されない充填速度となるように低
速充填し、容器の底面全面に充填液体が広がると、充填
液体の供給流量を増大し、充填液高さの容器の断面積が
狭くなるほど高くなる充填液体の盛り上がり量に対応し
て、盛り上がり量が低い時は高速充填に、盛り上がり量
が高い時は中速充填に液体の供給流量を制御して充填す
ものである。
【0007】上記請求項1記載の発明によれば、開閉弁
体下流側の流路の断面積を調整弁体により縮小拡大する
ことで、流量を制御することができ、これにより、容器
内の流下位置で液体の広がりに対応した充填速度を選択
して、発泡させることなく短時間で効率よく充填するこ
とができる。すなわち、ノズル筒から供給された高粘性
の充填液体は、まず流下位置から容器底面に沿って外側
に広がり、さらに既に広がった充填液体の表面に沿って
外側に広がるが、この流下位置で充填液体が過多に供給
されると、盛り上がった自重で充填液体が押し潰される
状態で広がる。この時に空気を巻き込んで充填液体に多
量の泡が生じることになる。しかしこれは、充填液体の
粘性による広がり速度と、容器の断面積を考慮して充填
液体の充填速度を制御することで、充填液体の発泡を未
然に防止し効率よく短時間で充填することができる。
【0008】さらに開閉弁体による充填液体の停止後、
調整弁体を後退させることで、ノズル筒出口の充填液体
をノズル筒内に吸引することができ、液垂れを防止して
ノズルや容器の汚染を防止するとともに、充填量の精度
を向上することができる。
【0009】また請求項5記載の発明によれば、充填初
期で粘性が大きく広がり速度が遅い場合には充填速度を
遅くし、充填液体が容器底面に広がった後、広がり速度
が速くなると充填速度を増大することで発泡させること
なくさらに効率よく充填でき、たとえば容器の断面積が
小さくなる充填後期では、充填速度を幾分遅くすること
により、発泡を防止して効率よく短時間で充填すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る液体充填装
置の実施の形態を図1〜図10に基づいて説明する。
【0011】図1に示すように、筒状のケース本体1に
は、中間部に開閉弁体2を備えた充填室3と、充填室3
の下部に連通する流路4とが同一軸心O上に形成され、
充填室3の上部には、開閉弁体2を含む開閉手段である
ダイヤフラム式開閉装置5が設けられている。前記流路
4の下端部にはノズル筒6が軸心O上に接続されてい
る。また流路4の中間部には、流路4内に出退して流路
面積を縮小拡大可能で、かつ拡大時に流路4内の流体を
吸引して液垂れを防止する調整弁体7が設けられ、さら
にこの調整弁体7を3段階に出退させる調整兼用吸引装
置8が設けられている。
【0012】充填室3の側壁1aには供給口3aが形成
され、図2に示すように、この供給口3aには液体をケ
ース本体の軸心OにΔdだけずれた位置に供給する軸心
O′を有する供給管11が接続され、洗浄用液体や低お
よび中粘性の液体に旋回流Mを形成するように構成され
ている。また充填室3の内壁で供給口3aの下部には、
流路4側ほど小径となるテーパ状の座受け面3bが形成
され、開閉弁体2のコーン部2aが座受け面3bに当接
して流路4を閉止可能に形成されている。
【0013】ダイヤフラム式開閉装置5は、ケース本体
1の上部に仕切り壁12と天壁13により駆動室14が
形成され、開閉弁体2に連結された弁軸15が仕切り壁
12の挿通孔12aにスライド自在に貫通されている。
開閉弁体2の上部とケース本体1の間にはシール用ダイ
ヤフラム16が連結されて駆動室14側がシールされて
いる。また駆動室14には、弁軸15の上端部に取り付
けられた駆動用ダイヤフラム17に仕切られて閉動室1
4aと開動室14bが形成され、それぞれ給排気孔14
c,14dが形成されるとともに、閉動室14a側には
無負荷時に弁軸15を介して開閉弁体2を閉動方向に付
勢する閉動用ばね18が介装されている。
【0014】したがって、無負荷時には閉動用ばね18
により弁軸15が下降されて開閉弁体2が座受け面3b
に当接され流路4が閉止される。また開動室14bに給
排気孔14cから作動用の圧縮空気が供給されることに
より、駆動用ダイヤフラム17が閉動用ばね18に抗し
て駆動され弁軸15が上昇されて開閉弁体2が座受け面
3bから離間され流路4が開放される。さらに、給排気
孔14dから閉動室14aに圧縮空気が供給されること
により、駆動用ダイヤフラム17が駆動されて弁軸15
が上昇され開閉弁体2が座受け面3bに当接されて流路
4が閉止される。
【0015】調整弁体7および調整兼用吸引装置8は、
ケース本体1の側壁に開口部20を介してシリンダ筒2
1が取り付けられ、このシリンダ筒21には、調整弁体
7側で第1ピストン23により高速充填(全開時)と低
速充填の間で調整弁体7を出退駆動する第1シリンダ室
22と、その外側で第2ピストン24により中速充填の
突出量を規制する第2シリンダ室25とが形成されてい
る。
【0016】また調整弁体7は、円柱状に形成され、流
路4に突出する部分は、周縁部がケース本体1とシリン
ダ筒21の間に密接された伸縮性材料からなるシール用
ベローズ26に覆われてシールされている。そして調整
弁体7はシリンダ前壁22aに形成された挿通孔22b
にスライド自在に挿通されて第1シリンダ室22の第1
ピストン23に連結固定されている。
【0017】第1シリンダ室22には第1ピストン23
により突出室22cと後退室22dが形成され、それぞ
れ作動用の圧縮空気を給排出する給排気孔22e,22
fが形成されている。また後退室22dには圧縮空気が
供給されない非作用時に調整弁体7を後退させる調整ば
ね27が介装されている。
【0018】第1ピストン23には突出室22c側に調
整ロッド28が連結されており、この調整ロッド28は
シリンダ隔壁25aの挿通孔25bを介して第2シリン
ダ室25側に伸び第2ピストン24をスライド自在に貫
通するとともに、先端部の小流量調整ねじ28aに、大
流量時の調整弁体7の位置を設定する調整ナット29が
固定ナット29aと共に装着されている。この第2シリ
ンダ室25には第2ピストン24の調整弁体7側に給排
気孔25cから作動用空気が供給される作動室25dが
形成される。またシリンダ筒21の端部に形成された中
流量調整ねじ21aには、中流量時の調整弁体7の位置
を設定する調整リング30が装着され、第2ピストン2
4はこの調整リング30とシリンダ隔壁25aとの間で
摺動自在に構成される。そして前記調整ナット29は調
整リング30内を通って第2ピストン24に当接可能に
構成される。
【0019】したがって、図6に示すように、給排気孔
22eから突出室22cに圧縮空気が供給されることに
より、第1ピストン23を介して調整弁体7を突出移動
させ、シリンダ隔壁25aに当接された第2ピストン2
4の端面に調整ナット29が当たって調整弁体7が停止
され、流路4が最大に絞られる小流量状態が形成され
る。この小流量状態の調整は調整ナット29により行わ
れる。
【0020】次いで図7に示すように、給排気孔22f
から後退室22dに圧縮空気が供給されるとともに突出
室22cから圧縮空気が排出されることにより、第1ピ
ストン23を介して調整弁体7後退され、第1ピスト
ン23がシリンダ隔壁25aに当接されて流路4が最大
に開放された高速充填状態が形成される。
【0021】さらに図8に示すように、給排気孔25c
から作動室25dに圧縮空気が供給されることにより、
第2ピストン24が調整リング30に当接されるまで外
側にスライドされ調整ナット29および調整ロッド28
を介して調整弁体7が後退され、中速充填状態が形成さ
れる。したがって、前記調整リング30により中速充填
時の調整弁体7の突出量を調整することができる。
【0022】さらにまた、中速充填状態から開閉弁体2
で流路4が閉止された後、後退室22bに圧縮空気が供
給されるとともに、突出室22cと作動室25dから圧
縮空気が排出されることにより、調整弁体7が後退され
て流路4およびノズル筒6内の充填液体が吸引され、ノ
ズル筒6の出口の充填液体を所定高さSだけノズル筒6
内に吸引し液垂れを防止することができる。
【0023】前記ノズル筒6の先端出口近傍には、図
3,図4に示すように、高粘性であるが油分を含むため
に液垂れし易い充填液体(たとえばマヨネーズなど)を
確実に液垂れを防止するために、半径方向位置に1枚の
仕切り板31が軸心方向に沿って所定長さに設けること
により、ノズル筒6の断面積を小さくするとともに、吸
引した充填液体の表面を仕切り板31に接触させ、充填
液体の表面張力を効果的に働かせるように構成されてい
る。もちろん、液垂れの少ない充填液体の場合には、仕
切り板31は不要であるが、液垂れの激しい場合には、
複数枚の仕切り板を設けてもよい。
【0024】次に高粘性液体の容器への充填状態を図
9,図10を参照して説明する。まず、充填初期におい
ては、図9(a)に示すように、高粘性の充填液体Lが
容器Bの底部bに投入されると、容器Bの底面aに対す
る充填液体Lの粘着力が大きいために流下位置から外側
にゆっくりと広がる。ここで充填液体Lの終点速度が高
いと、仮想線で示すように流下位置で充填液体Lが盛り
上がってその自重により充填液体Lが押し潰された状態
で広がることになる。そうすると、充填液体Lが容器B
内の空気を巻き込んで発泡することになり、充填作業後
半で容器Bから充填液体Lが溢れたり、充填液体Lの品
質に悪影響を及ぼしたり、さらに充填量にバラツキが生
じることがある。したがって、本発明では、充填初期の
充填速度を充分に遅くすることにより解決している。
【0025】次いで、容器Bの底面a全体に充填液体L
が広がると、図9(b)に示すように、供給された充填
液体Lは既に広がった充填液体L′の表面に沿って広が
る。この時充填液体L,L′同士の粘着力が小さいため
に高速で広がって高速充填が可能となる。ところで、容
器Bの水平面に沿う断面積が一定の場合、一定の充填速
度で流下位置の液体の盛り上がり高さが一定となる。し
かし、容器Bがたとえば図10に示すように、なすび形
などのように断面積が上方ほど広→狭に変化する容器B
では、流下位置の液体の盛り上がり高さが高くなり、所
定定量を越えると、充填液体Lの自重で圧壊された状態
となって空気を巻き込み、発泡する。したがって、本発
明では、図10に示すように、充填液体Lの充填速度
を、前半では高速に、後半では中速になるように2段階
に変化させて、これを解決している。
【0026】また容器Bを計量器で計測することにより
充填量を制御しているが、充填後期には、充填速度が遅
いほど、充填量のバラツキが小さく、精度良く充填する
ことができる。
【0027】以下に上記液体充填装置による高粘性液体
の容器への充填作業を、ハッチングが省略された図5〜
図8を参照して説明する。 .容器が充填装置の下方に搬入されると、容器または
充填装置を昇降させてノズル筒6を容器の口部に挿入ま
たは上方に接近させる。
【0028】.図5に示すように、調整兼用吸引装置
8の突出室22cに圧縮空気が供給されて調整弁体7が
低速充填位置まで突出され、流路4が最大に絞られる小
流量状態に形成された後、図6に示すように、ダイヤフ
ラム式開閉装置5の開動室14bに圧縮空気が供給され
て駆動用ダイヤフラム17および弁軸15を介して開閉
弁体2が上昇され、供給管11から充填室3に供給され
た充填液体が流路4からノズル筒6に送られ、充填速度
が遅い小流量状態で容器内に注入される。充填液体は流
下位置から外側にゆっくりと広がり、小流量状態である
ため、空気を巻き込んで発泡することもない。
【0029】.容器の底面全体に充填液体が広がる
と、図7に示すように、調整兼用吸引装置8の後退室2
2dに圧縮空気が供給されて第1ピストン23を介して
調整弁体7が後退され、流路4が最大に開放されて充填
速度が最も速い大流量状態で充填液体が供給される。な
お、流下位置における充填液体の盛り上がり量は、この
大流量状態で供給する位置で容器の最も小さい断面積で
も、充填液体の自重で圧壊されて空気を巻き込み発泡す
ることのないように設定されている。
【0030】.充填作業が後半の所定位置に達する
と、図8に示すように、調整兼用吸引装置8の後退室2
2dの圧縮空気が排出されるとともに、作動室25dに
圧縮空気が供給され、調整ナット29が第2ピストン2
4に当接されるまで調整弁体7が後退され、流路4が絞
られて充填速度が中間の中流量状態が形成される。これ
により、小さくなった容器の断面積に対応して流下位置
での充填液体の盛り上がり量が制御され発泡が防止され
る。 .容器の重量が所定量に達すると、図1に示すよう
に、ダイヤフラム式開閉装置5の閉動室14aに圧縮空
気が供給されて駆動用ダイヤフラム17により開閉弁体
2が下降され流路4が閉止されて充填液体の供給が停止
される。その後、後退室22dに圧縮空気が供給されて
調整弁体7が後退され、これにより流路4およびノズル
筒6内の充填液体が吸引されてノズル筒6の出口の充填
液体をノズル筒6内に吸引する。したがって、油分を含
む高粘性の液体であっても、仕切り板31によりノズル
筒6の断面積が小さくされることから充填液体の表面張
力が効果的に働かき、確実に液垂れを防止することがで
きる。 .充填装置を分解することなく洗浄するCIP(Clea
ning In Piace )洗浄を行う場合には、供給管11から
高圧の洗浄液体を充填室3内に供給して旋回流を形成
し、効果的に洗浄しつつノズル筒6から排出する。
【0031】上記実施例によれば、充填初期とその後の
充填速度を変化させるとともに、容器の断面積に対応し
て流下位置の盛り上がりが大きくなるのを防止するよう
に充填速度を変化させるので、容器内で空気を巻き込ん
で発泡することなく高粘性の充填液体を高速で効率よく
供給することができる。
【0032】また、充填終了後に調整弁体7の後退でノ
ズル筒6の出口の液体を吸引することができ、液垂れを
防止してノズルや容器などの汚染を未然に防止できると
ともに、充填量の精度を向上することができる。ノズル
筒6の出口は、通常の粘性の充填液体であれば、ストレ
ート状で液切りを完全に行えるが、含油性で高粘性では
あるが、滴下しやすいマヨネーズ等の液体では困難であ
る。しかし上記実施の形態では、ノズル筒の出口近傍に
1枚の仕切り板31を設けることにより、ノズル筒6の
断面積を小さくして充填液体の表面張力を効果的に働か
せ、液垂れを確実に防止できる。
【0033】また接液部がパイプ形状部品とシール用ベ
ローズ26、シール用ダイヤフラム16、開閉弁体2で
構成されるので、供給管11から高圧で供給される洗浄
液体により分解することなく洗浄することができ、また
低粘性の洗浄液体は充填室3で旋回されつつノズル筒6
に送られるので、より効果的な洗浄が可能となり、さら
に異なる液を兼用して充填するのに使用する場合でも、
このCIP洗浄のみで使用が可能となり、メンテナンス
が頻繁に必要な食品用充填液体などでもメンテナンスを
簡略化することができ、極めて有効である。
【0034】さらに、重量計測しながら充填する重量式
充填機に採用される液体充填装置を、圧縮空気により動
作させた場合、開閉弁体2の開閉速度にバラツキが生じ
ると、充填精度が低下する。この作動部にエアシリンダ
などの摺動部を有するアクチュエータを使用すると、環
境温度の変化で作動速度が変化して充填精度にバラツキ
が発生するが、この実施の形態では、開閉弁体2の動作
を駆動用ダイヤフラム17により行うため、摺動部がな
く、作動時間のバラツキが発生せず、高精度で充填する
ことができる。
【0035】次に、特に粘性の低い充填液体に使用する
液体充填装置の他の実施の形態を図11を参照して説明
する。これは上記充填装置において、供給筒11から充
填室3内に偏心して供給されるため、粘性の低い液体は
充填室3で旋回流を形成し、ノズル筒6の出口が水平に
切断されたストレートノズルであっても、ノズル筒6の
出口から円錐状に広がる旋回流として排出される。この
円錐状に広がる旋回流は、容器Bの内壁に当たるととも
に内壁に沿って流下するため、高速充填しても空気を巻
き込みにくく発泡しにくい。したがって、容器B内の空
気を吸引または自然排出する排気ノズル41をノズル筒
6の先端部軸心位置に配設することにより、粘性の低い
充填液体の容器Bへの充填を効果的に行うことができ
る。なお、充填液体の排出時の広がり角は、ノズル筒6
の長さで容易に制御できる。
【0036】上記実施の形態によれば、低粘性の充填液
体を供給筒11から充填室3内の偏心位置に供給して旋
回させることにより、ストレートノズルのノズル筒6か
ら充填液体を円錐状に広がる旋回流として容器B内に排
出することができ、容器Bの内壁に沿って流下する液体
は発泡しにくいため、高速充填が可能となる。またノズ
ル筒6の出口はストレートノズルでよく、製造コストお
よびメンテナンスの面から極めて有利である。
【0037】
【発明の効果】以上に述べたごとく、請求項1記載の発
明によれば、開閉弁体下流側の流路の断面積を調整弁体
により縮小拡大することで、流量を制御することがで
き、これにより、容器内の流下位置で液体の広がりに対
応した充填速度を選択して、発泡させることなく短時間
で効率よく充填することができる。すなわち、ノズル筒
から供給された高粘性の充填液体は、まず流下位置から
容器底面に沿って外側に広がり、さらに既に広がった充
填液体の表面に沿って外側に広がるが、この流下位置で
充填液体が過多に供給されると、盛り上がった自重で充
填液体が押し潰される状態で広がる。この時に空気を巻
き込んで充填液体に多量の泡が生じることになる。しか
しこれは、充填液体の粘性による広がり速度と、容器の
断面積を考慮して充填液体の充填速度を制御すること
で、充填液体の発泡を未然に防止し効率よく短時間で充
填することができる。
【0038】さらに開閉弁体による充填液体の停止後、
調整弁体を後退させることで、ノズル筒出口の充填液体
をノズル筒内に吸引することができ、液垂れを防止して
ノズルや容器の汚染を防止するとともに、充填量の精度
を向上することができる。
【0039】また請求項5記載の発明によれば、充填初
期で粘性が大きく広がり速度が遅い場合には充填速度を
遅くし、充填液体が容器底面に広がった後、広がり速度
が速くなると充填速度を増大することで発泡させること
なくさらに効率よく充填でき、たとえば容器の断面積が
小さくなる充填後期では、充填速度を幾分遅くすること
により、発泡を防止して効率よく短時間で充填すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体充填装置の実施の形態を示す
充填停止状態の縦断面図である。
【図2】図1に示すI−I断面図である。
【図3】同液体充填装置のノズル筒出口の縦断面図であ
る。
【図4】図3に示すII−II断面図である。
【図5】同液体充填装置の充填開始準備状態を示す縦断
面図である。
【図6】同液体充填装置の低速充填状態を示す縦断面図
である。
【図7】同液体充填装置の高速充填状態を示す縦断面図
である。
【図8】同液体充填装置の中速速度状態を示す縦断面図
である。
【図9】(a)(b)はそれぞれ高粘性充填液体の充填
状態を示し、(a)は充填初期の状態、(b)はそれ以
後の充填状態を示す。
【図10】同液体充填装置の容器への充填速度と調整弁
体位置の関係を示す図である。
【図11】低粘性充填液体を充填する他の液体充填装置
の実施の形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 開閉弁体 3 充填室 3b 座受け面 4 流路 5 ダイヤフラム式開閉装置 6 ノズル筒 7 調整弁体 11 供給管 14 駆動室 15 弁軸 16 シール用ダイヤフラム 17 駆動用ダイヤフラム 21 シリンダ筒 22 第1シリンダ室 23 第1ピストン 24 第2ピストン 25 第2シリンダ室 26 シール用ベローズ 29 調整ナット 30 調整リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−52902(JP,A) 特開 昭58−171302(JP,A) 実開 昭64−29199(JP,U) 実開 昭57−80497(JP,U) 実公 昭42−20119(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 3/00 - 3/36 B65B 39/00 - 39/14 B67C 3/00 - 11/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充填室とこれに連通する流路が形成された
    ケース本体に、前記流路に連通するノズル筒を垂設する
    とともに、流路を開閉自在な開閉弁体を設け、 この開閉弁体の下流側の流路に、流路内に出退して流路
    断面積を縮小拡大し充填速度を変化させる調整弁体を設
    け、 この調整弁体を複数段に流路側に出退して、充填初期に
    低速で、その後高速で、次に充填速度を遅くするように
    制御する調整兼用吸引手段を設け、 前記調整兼用吸引手段は、前記調整弁体を覆う伸縮性の
    シール用ベローズとを有し、充填終了時に開閉弁体を閉
    止した状態で調整弁体を前記流路より外側に後退させて
    ノズル筒出口の充填液体を内部に吸引するように構成し
    たことを特徴とする液体充填装置。
  2. 【請求項2】ノズル筒の出口近傍に、軸心方向に沿う仕
    切り板を設けたことを特徴とする請求項1記載の液体充
    填装置。
  3. 【請求項3】開閉弁体を含む開閉弁機構をダイヤフラム
    弁により構成し、充填室に連通される供給口から高圧の
    洗浄用液体を供給することにより充填室およびノズル筒
    内を洗浄可能に構成したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の液体充填装置。
  4. 【請求項4】充填室に供給口を介して充填液体を供給す
    る供給筒の軸心を、充填室の軸心に対して位置ずれさせ
    て、充填室内に充填液体の旋回流を形成してノズル筒の
    出口から排出される充填液体を円錐状に外側に広がる旋
    回流とし、前記ノズル筒の出口軸心位置に、容器内部の
    空気を吸引する吸引ノズルを配置し、充填液体を低粘性
    液体としたことを特徴とする請求項1または3記載の液
    体充填装置。
  5. 【請求項5】高粘性の液体を上下方向に断面の変化する
    容器に充填するに際し、 ノズル筒を容器の口部に挿入または上方に接近させて停
    止し、 ノズル筒から液体を供給して、充填初期に容器の底部で
    流下位置に盛り上がる充填液体が自重で押し潰されない
    充填速度となるように低速充填し、 容器の底面全面に充填液体が広がると、充填液体の供給
    流量を増大し、充填液高さの容器の断面積が狭くなるほ
    ど高くなる充填液体の盛り上がり量に対応して、盛り上
    がり量が低い時は高速充填に、盛り上がり量が高い時は
    中速充填に液体の供給流量を制御して充填することを特
    徴とする高粘性液体の容器への充填方法。
  6. 【請求項6】充填後期に液体を停止した後、ノズル筒先
    端の液体をノズル筒内に吸引することを特徴とする請求
    項5記載の高粘性液体の容器への充填方法。
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