JP3382013B2 - ケーブル用ピット - Google Patents

ケーブル用ピット

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は強電用ケーブル、弱電用
ケーブル或いは通信用ケーブル等のケーブルを建物の床
内或いは底面上に容易かつ体裁良く配線し得るケーブル
用ピット(ケーブル用ダクトを含む)に係り、特に強
電、弱電、通信の夫々のケーブルを別々に区分して配線
することが出来、かつ必要に応じて巾を広くしてケーブ
ルの種類及び収納量を大きくすることが出来、更に高さ
を自在に微調整することが出来るケーブル用ピットに関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種のケーブル用ピットは、そ
の底面と両側壁とよりなる枠体を夫々モルタル等で形成
し、これ等の枠体の上に蓋板を被覆することによって構
成するか、或いは断面U字形のプラスチック製樋状枠材
を建物の床内或いは床面上に取り付け、その樋状枠材の
開口部に蓋板を被覆することによって構成していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】然るに、前述のケーブ
ル用ピットは、強電、弱電、電信用のケーブルを夫々別
々に分けて収納することが困難であった。また、これ等
のケーブルを別々に分けて収納するためには、枠体或い
は樋状枠材の中に、煉瓦やプラスチック材等で仕切りを
構成しなければならず、その作業が繁雑でコスト高にな
る問題があった。更に、床内に敷設して構成するピット
のレベルを出すのが繁雑であり、作業が困難である問題
があった。 【0004】本発明に係るケーブル用ピットは、前述の
従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であっ
て、特に、複数個の上向コ状ピット材を必要に応じて増
減して並列することによって、強電、弱電、通信の夫々
のケーブルを夫々分納することが出来、かつケーブルの
収納量を増減せしめることが出来、更に、複数のピット
材を相互に強固に直結すると共に、ピットのレベルを簡
単かつ確実に微調整して出すことが出来るようにした全
く新しいケーブル用ピットの技術を提供するものであ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係るケーブル用
ピットは、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術
であって、その発明の要旨は、底板の両側に夫々外側板
を設けかつ下底面にコ状のジョイントフィンを設けてな
る複数の上向コ状ピット材と、前記ジョイントフィン内
に端部を嵌入し得る接続バーの両側下面にボルト挿通用
の穴を有する乙型のボルト受を夫々取付けてなるアンカ
ー接続金具との組合せよりなり、隣接された複数の上向
コ状ピット材が側板で相互に連結され、かつ前記アンカ
ー接続金具の接続バーが複数の上向コ状ピット材の下底
面に敷設されて相互に連結され、さらに該接続バーの両
端部が夫々上向コ状ピット材のジョイントフィン内に嵌
入係止されて構成されることを特徴としたケーブル用ピ
ットである。 【0006】 【作用】本願の発明に係るケーブル用ピットに於いて
は、複数の縦断上向コ状ピット材を左右に並列するよう
に構成したので、夫々のピット材内に強電、弱電、通信
用のケーブルを分けて収納することが出来る。また、並
列するピット材の数を増加することによって、ピットの
巾を広げ、これによって収納するケーブルの種類を多く
することが出来ると共に、ケーブルの収納量を大きくす
ることが出来る。かつ、各ピット材は、これ等の側板を
介して夫々相互に連結されているので、各ピット材を一
つのピットとして安定した状態で一体的に構成すること
が出来る。 【0007】また、本発明のケーブル用ピットは、接続
バーの両側下面にボルト挿通用の穴を有する乙型のボル
ト受を取付けたアンカー接続金具を使用し、このアンカ
ー接続金具の接続バーを複数のピット材の下底面に当接
し、この接続バーと各ピット材の底面とを連結するよう
にしたので、アンカー接続金具で各ピット材の下底部を
支持すると共に、このアンカー接続金具を介して各ピッ
ト材をより強固に一体的に連結することが出来る。 【0008】さらに、本発明に於ては、前記各ピット材
の底面にコ状のジョイントフィンを設け、かつ前記アン
カー接続金具の接続バーの両端をこのジョイントフィン
に嵌入することが出来るようにしたので、複数のピット
材とアンカー接続金具との接続をより強固にすることが
出来る。 【0009】 【実施例】図により本発明に係るケーブル用ピットの一
実施例を具体的に説明すると、図1は本発明に係るケー
ブル用ピットの一例を示す要部の斜視説明図、図2は図
1のケーブル用ピットの間に増結ピット材を割り込ませ
てピットの巾を広げた状態の要部の斜視説明図である。 【0010】図1に於いて、1、2は夫々縦断上向コ状
ピット材であって、エンドレス状に形成されている。該
ピット材1、2の対向する外側の側板(外側板)は、夫
々が内側の側板(内側板)よりも上下に突設され、これ
等の外側板の上縁部内面には蓋受けフランジ3が水平に
突出して形成されており、更に、ピット材1、2の下底
面片側端部には断面コ状のジョイントフィン4が底面の
中央側に向けて突設されている。5は蓋板であって、裏
板6と仕上床材7とが相互に積層されると共に、これ等
の裏板6と仕上床材7との両側縁にはエッヂ8が一体的
に取り付けられている。前記蓋板5は、ピット材1、2
によって形成されるピットの開口部に被蓋することが出
来る。かつ蓋板5のエッヂ8は各ピット材1、2の蓋受
けフランジ3上に載置し得るように構成されている。 【0011】前述のピット材1、2は、夫々の内側板を
接着剤で相互に接合するか、或いはビス、ボルト等で相
互に締め付けることによって、これ等を一体的に連結し
てダクトを構成することが出来る。上述の構造を有する
各ピット材1、2の内部は防水及び防塵を可能とし、更
に各ピット材1、2内に夫々弱電ケーブル、強電ケーブ
ル等を別々に収納することが出来る。 【0012】図2に於いて、9は増結ピット材であっ
て、前記ピット材1、2と同様に縦断面が上向コ状に形
成されている。この増結ピット材9の両側板は、ピット
材1、2の内側板と同一の高さを持って形成されてい
る。この増結ピット材9は、ピット材1、2の間に割り
込んで並列されている。この増結ピット材9は、両側板
を夫々ピット材1、2の内側板1に接着剤で接合する
か、或いはビス、ボルト等で相互に締め付けることによ
って一体的に連結してピットを構成することが出来る。 【0013】10はアンカー接続金具であって、接続バ
ー11とZ型のボルト受12とより構成されている。該
接続バー11は、各ピット材1、2、9の底面の短軸方
向に敷設することが出来る寸法を有し、その両端部は、
前記ピット材1、2のジョイント4内に嵌入係止し得る
ように構成されている。前記ボルト受12は接続バー1
1の両端部下面に固定されており、かつその先端部には
ボルト13を挿通し得る穴14が穿設されている。ボル
ト13の下端は、床面に起立されたアンカーボルト15
に螺合されており、かつボルト13の途中には、ボルト
受12を締め付けて固定し得るナット16が螺合されて
いる。 【0014】図2に係るピットの構成及び床内にピット
を設置するに当たっては、各ピット材1、2、9の下底
面にアンカー接続金具10の接続バー11を敷設し、各
ピット材1、2、9の底部と接続バー11とをビス、ボ
ルト等で接続する。次に、各ピット材1、2のジョイン
トフィン4内に接続バー11の両端部を嵌入係止し、更
に、ボルト受12の穴14にボルト13を挿通し、かつ
ボルト13の下端を床面に起立されたアンカーボルト1
5に螺合する。これによって、並列固定された各ピット
材1、2、9によって巾広のピットを構成することが出
来、かつピットを床内に安定した状態で設置することが
出来る。また、ピットのレベルを調整する場合には、ボ
ルト受12を上下から挟持している一対のナット16
を、ボルト13に沿って上下動するこによって、ピット
の高さを微調整することが出来る。このように設置され
たピットの周りに、コンクリートを打設するこによっ
て、ピットをコンクリート床内に埋設することが出来
る。 【0015】本発明に係るピットの構成に当たっては、
既に図1及び図2で説明したように、各ピット材1、2
或いは各ピット材1、2、9を夫々内外側板で接合或い
はビス、ボルト等で止めることによって構成することが
出来るが、前記のように各ピット材1、2、9を夫々接
続バー11を介してこれ等の底部を連結することによっ
ても構成するとが出来る。また、両方の手段を併用する
ことによって、ピット全体をより強固に構成することが
出来る。また、接続バー11の両端部をジョイントフィ
ン4に嵌入係止することによって、アンカー接続金具1
0とピットとをより強固に安定し状態で連結することが
出来る。更に、このように構成されたピットは、前述の
如く、ピットとして床内に埋設するだけでなく、ダクト
として床面上、壁面上或いは天井内等に配設して巾広く
使用することが出来る。 【0016】 【発明の効果】本発明に係るケーブル用ピットは、上述
の構造と作用とを有するので、次のような多大な効果を
有している。 【0017】(1)本発明では複数個のピット材を並列
して相互に連結し、さらに、各ピット材の底面にアンカ
ー接続金具の接続バーを敷設した後で、該底面と接続バ
ーとを相互に連結したので、内部に仕切を有するピット
を強固に一体的に構成することが出来る。(2)ピット
内は仕切によって分割されているので、強電用ケーブ
ル、弱電用ケーブル、通信用ケーブル等を夫々分離した
状態で収納することが出来る。 【0018】(3)並列するピット材を増加して巾広の
ピットを構成するこによって、収納するケーブルの種類
及び収納量を自在に増加することが出来る。(4)従っ
て、多種多様のケーブルを一個のピット内に分けて収納
することが出来る。 【0019】(5)ピット内の防水及び防塵を容易にす
ることが出来る。(6)特に、金属ピット材を使用した
場合には、電波シールドに対する効果を挙げることが出
来る。(7)各ピット材は相互にかつアンカー接続金具
を介して全体が一体的に連結されているので、ピットの
床仕上げレベルを簡単かつ正確に微調整することが出来
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るケーブル用ピットの一例を示す要
部の斜視説明図である。 【図2】図1のケーブル用ピットの間に増結ピット材を
割り込ませてピットの巾を広げた状態の要部の斜視説明
図である。 【符号の説明】 1、2 ピット材 3 蓋受けフランジ 4 ジョイントフィン 5 蓋板 6 裏板 7 床材 8 エッヂ 9 増結ピット材 10 アンカー接続金具 11 接続バー 12 ボルト受 13 ボルト 14 穴 15 アンカーボルト 16 ナット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 底板の両側に夫々外側板を設けかつ下底
    面にコ状のジョイントフィンを設けてなる複数の上向コ
    状ピット材と、前記ジョイントフィン内に端部を嵌入し
    得る接続バーの両側下面にボルト挿通用の穴を有する乙
    型のボルト受を夫々取付けてなるアンカー接続金具との
    組合せよりなり、隣接された複数の上向コ状ピット材が
    側板で相互に連結され、かつ前記アンカー接続金具の接
    続バーが複数の上向コ状ピット材の下底面に敷設されて
    相互に連結され、さらに該接続バーの両端部が夫々上向
    コ状ピット材のジョイントフィン内に嵌入係止されて構
    成されることを特徴としたケーブル用ピット。
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