JP3382183B2 - 地下構造物の構築方法およびそれに使用するルーフ用筒体 - Google Patents
地下構造物の構築方法およびそれに使用するルーフ用筒体Info
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Description
部地中に大幅員の地下構造物を横断方向に掘進建設する
際に上部交通に支障を与えることなく施工することがで
きる地下構造物の構築方法およびそれに使用するルーフ
用筒体に関する。
構造物を横断方向に掘進させるには、上部交通を支承す
るための防護工が必要となり、かかる防護工として従来
鋼管等を水平に並列させるパイプルーフを設けることな
どが挙げられるが、地中に掘進させる地下構造物の防護
工を別工事として施工することなく、地下構造物の掘進
と同時に行うので安全かつ確実に、しかも安価に工事が
でき、また土被りも浅く施工できるものとして、次のよ
うな工法が知られている。
上部交通1の脇に土留め鋼矢板2を打設して、発進坑3
と到達坑4を築造し、該発進坑3内に圧入機5を設置し
てこれでルーフ用筒体6を到達坑4に向けて圧入させ
る。
による略正方形断面の箱型筒体であり、側面の鉤伏の継
手を介して長手方向に連続して形成し、上面に平板の一
枚物からなるフリクションカッター7を設けたもので、
継手を介して横方向に並列させる。この並べ方は一例と
して図12〜図14に示すように一文字型(図12)、円型
(図13)、函型(図14)などで配設する地下構造物に合
わせて適宜選択される。
力壁8、コンクリート函体による地下構造物9をセット
し、反力壁8と地下構造物9との間には元押しの推進ジ
ャッキ10を設け、地下構造物9の先端に刃口11を設ける
とともに地下構造物9の先端と前記ルーフ用筒体6との
間に小ジャッキ12を介在させる。
リクションカッター7の止め部材でこれらは発進坑3側
に設け、一方、到達坑4側に受台15を設ける。
力としてフリクションカッター7を残しながらルーフ用
筒体6を1本ずつ順次押し進め、一通りルーフ用筒体6
が前進したならば、小ジャッキ12を縮め、今度は推進ジ
ャッキ10を伸長して地下構造物9を掘進させる。図中16
は推進ジャッキ10と地下構造物9間に介在させるストラ
ットを示す(図11参照)。
地下構造物9の前進とを交互に繰り返しながら、到達坑
4に出たルーフ用筒体6は順次撤去する。
達したならば、刃口11等を撤去し適宜裏込めグラウトを
行って施工を完了する。
ンクリート函体を発進坑3内に順次吊り下ろして接続し
ていくようにしてもよいし、発進坑3内でコンクリート
を打設して必要長を増設するようにしてもよい。
到達坑4側に反力壁及びセンターホール式の牽引ジャッ
キを設け、一端を地下構造物9に定着したPC鋼線によ
る牽引部材をこの牽引ジャッキで引くことにより到達坑
4個から地下構造物9を引き込むようにする工法もあ
る。
では到達坑を設けて、ここへ長尺なルーフ用筒体の先端
を押し出し、ここから撤去しているが、施工現場の条件
によっては従来ならば到達坑が築造される場所に建物が
存在していたり、また、橋脚の基礎、トンネルなどの地
中構造物や下水管などの地下埋設物が存在していたり、
あるいは、かかる障害物は存在しなくても用地確保がで
きないことがあり、かかる場合は到達坑の築造が不可能
となり、ルーフ用筒体の撤去が行えず、施工が困難とな
る。
し、従来ならば到達坑を築造する場所に障害物が存在す
るなどの理由で到達坑を築造できない場合でも地下構造
物の構築が可能となり、しかも施工性がよく、施工中の
安全も確保できる地下構造物の構築方法およびそれに使
用するルーフ用筒体を提供することにある。
するため、第1に、地下構造物の構築方法としては、上
部にフリクションカット部材を配設したルーフ用筒体を
発進坑から地中に圧入して並列させ、発進坑に残るルー
フ用筒体の後部に地下構造物を配設し、フリクションカ
ットプレートの下部に補強用のフリクションカット鋼材
を結合したフリクションカット部材を地中に残置しなが
ら地下構造物を掘進させる地下構造物の構築方法におい
て、前記ルーフ用筒体を短尺の分割体を長さ方向に連結
した結合体で構成し、地下構造物の掘進に先行してルー
フ用筒体のみを地下構造物が構築されるべき場所に圧入
し、その後、地下構造物の先端刃口位置で、結合体で構
成されるルーフ用筒体を後部の分割体から分離して順次
撤去し、地下構造物の先端刃口位置の前方に空間を確保
しながら、発進坑に設置した元押しの推進ジャッキで地
下構造物を掘進させることを要旨とするものである。
ルーフ用筒体としては、ルーフ用筒体を長さ方向に短尺
な分割体を分離自在に長さ方向に上部をピンで下部をボ
ルトで結合した結合体で構成し、各分割体の長さ方向の
長さは地下構造物の先端刃口位置で分離撤去可能な長さ
に形成するとともに、各分割体はその前進方向に対して
後部位置でフリクションカット部材とボルトで結合した
ことを要旨とするものである。
物を掘進させながら先端刃口位置で、結合体で構成され
るルーフ用筒体を後部の分割体から分離して順次撤去す
ることができる。よって、到達坑を設けなくても、ルー
フ用筒体を撤去でき、到達坑の築造が困難、不可能な場
所でも施工が可能となる。
では、フリクションカット部材は上方からの土圧を受
け、下方にはこれを支承する部材がなくなるが、フリク
ションカットプレートの下部には補強用のフリクション
カット鋼材が結合してあるから、フリクションカットプ
レートが上方からの圧力を受けてたわむことを防止でき
る。また、剛性を有するコンクリート函体で構成する地
下構造物を掘進する際の周辺の地盤への影響もこのフリ
クションカット鋼材で防護できる。
に短尺な分割体を分離自在に長さ方向に結合した結合体
で構成し、各分割体の長さ方向の長さは地下構造物の先
端刃口位置で分離撤去可能な長さに形成したから、請求
項1記載の作用と同様に到達坑を設けなくても先端刃口
位置での僅かなスペースでも短尺な分割体単体であれば
撤去が可能となり、結果としてルーフ用筒体を撤去でき
る。
分割体を、上部をピンで下部をボルトで結合したから、
上方からの圧力により引張力が加わる下部はボルトで強
固に結合することで引張力に対処でき、また、圧縮力し
か加わらない上部はズレが防止されればよいから、ピン
で結合することにより撤去の際の分離の容易性を確保し
た。
時はフリクションカット部材と一体的に圧入する必要が
あるから、これをボルトでフリクションカット部材と結
合したが、分割体単位で分離撤去するときは、結合位置
をルーフ用筒体の前進方向に対して後部位置としたか
ら、地下構造物の刃口近傍で分離作業を行うことがで
き、施工性がよい。
形態を詳細に説明する。図1は本発明の地下構造物の構
築方法の実施形態を示す縦断側面図、図2は本発明の構
築方法で使用するルーフ用筒体の縦断側面図、図3は同
上正面図で、図中、図9〜図11に示した従来例と同一の
構成要素については同一の参照符号を付してある。
尺の分割体6a,6b…6nを長さ方向に連結した結合
体で構成した。結合構造は、図2、図3に示すように前
後の接合端部の下部内側に、横方向に複数のボルト孔を
有するフランジ17を設け、上部の両角部の内側で進行方
向後部には後方に向け突出するピン19を、進行方向前部
に前記ピン19が挿入する係止孔20を設けた。
割体6a,6bの前後端を突き合わせて、フランジ17に
穿設してあるボルト孔にボルト18を押通して分割体6
a,6bの下部を結合し、係止孔20にピン19を挿入して
分割体6a,6bの上部を結合する。他の分割体も同様
にして順次結合し、長尺なルーフ用筒体6を構成する。
カット部材21を取り付ける。このフリクションカット部
材21は上部のフリクションカットプレート21aと下部の
フリクションカット鋼材21bとで構成し、フリクション
カットプレート21aは平板で形成し、フリクションカッ
ト鋼材21bはH型鋼で形成し、該フリクションカット鋼
材21bをボルト22でルーフ用筒体6の各分割体6a…に
固定する。固定箇所は、図2に示すように各分割体6a
…の進行方向に対して後部に位置させる。
物9を構築する方法を図5〜図8について説明する。本
発明の構築方法は、図1に示すように到達坑の位置に地
下構造物などの障害物23が存在するなどの理由で到達坑
を築造できない場所に施工されるもので、鉄道等上部交
通1の脇に土留め鋼矢板2を打設して、発進坑3のみを
築造する。
入機5を設置してこれで分割体6a,6b…6nの結合
体で構成するルーフ用筒体6とフリクションカット部材
21を地下構造物9の構築場所に図4に示すように門型に
圧入する。この場合、ルーフ用筒体6の圧入の先端箇所
には前記のように障害物23が存在しているから、地下構
造物9が構築される場所よりも前方へはルーフ用筒体6
を圧入することはできない。このようにして、コンクリ
ート函体による地下構造物9に先行させてルーフ用筒体
6を推進する。図中24はルーフ受梁を示す。
割体6a…の結合によるルーフ用筒体6には上方から土
圧による荷重が加わり、各分割体6a…の下部には下方
に擦む方向の引張力が作用するが、この引張力に対して
は各分割体6a…相互の下部をボルト18で結合してある
から、このボルト18の結合により対処できる。また、上
部には圧縮力が加わるが、これに対してはピン19による
結合で対処し、上部のズレもピン19による結合で防止で
きる。
8、井桁枠25、元押しの推進ジャッキ10を設置し、地下
構造物9の先端の刃口11の部分をルーフ用筒体6の後部
に位置させ、反力壁8で反力をとって元押しの推進ジャ
ッキ10を伸長して地下構造物9の掘進を開始する。
に位置しているルーフ用筒体6の最後尾の分割体6aを
その前部に位置している別の分割体6bから分離して撤
去し、撤去により生じた空間分だけ地下構造物9を前進
させる。
離する方法は、前後の分割体6a,6bを結合している
下部のボルト18と、上部のピン19を外し、また、分割体
6aをフリクションカット鋼材21bに結合しているボル
ト22を外すことで行う。この場合、ボルト22による結合
箇所は分割体6bの進行方向の後部に位置するから、容
易に手が届き作業しやすい。
体6aが存在した場所の上方にはフリクションカット部
材21は残置され、該フリクションカット部材21の下方は
分割体6aの撤去により空間となる。このため、上方か
らの土圧などの荷重はこのフリクションカット部材21が
単独で支持することになるが、フリクションカット部材
21はフリクションカットプレート21aの下部にフリクシ
ョンカット鋼材21bが結合されてその剛性により強度を
確保してあるから、上方からの荷重によりたわむことは
ない。
り、その前部の分割体6bとの間に形成される空間に地
下構造物9を掘進させたとき、この地下構造物9の掘進
による周辺の地盤への影響はフリクションカット鋼材21
bが有する剛性で防護される。
ルーフ用筒体6の、前記分割体6a…を後部から順次撤
去しながら地下構造物9を掘進させていき、構築場所に
設置する(図8参照)。よって、到達坑を設けなくても
ルーフ用筒体6を撤去でき、地下構造物9を所定場所に
構築できる。
前方に達したならば、刃口11等を撤去し、フリクション
カット鋼材21bの隙間などに適宜裏込めグラウトを行っ
て施工を完了する。
害物23があって到達坑を築造できない場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、トンネル同士
を結合する場合にも適用できる。
構築方法およびそれに使用するルーフ用筒体は、従来な
らば到達坑を築造する場所に障害物が存在するなどの理
由で到達坑を築造できない場合でも、ルーフ用筒体を短
尺な分割体の分離可能な結合体で構成したから、地下構
造物を掘進させながら、その刃口の箇所で分割体を手前
のものから順次分離撤去でき、よって、到達坑を築造で
きない場所での地下構造物の構築が可能となり、しかも
施工性がよく、施工中の安全も確保できるものである。
す縦断側面図である。
フ用筒体の縦断側面図である。
フ用筒体の正面図である。
すルーフ用筒体を配列した状態の正面図である。
す第1工程の縦断側面図である。
す第2工程の縦断側面図である。
す第3工程の縦断側面図である。
す第4工程の縦断側面図である。
側面図である。
断側面図である。
断側面図である。
る。
る。
る。
ター 8…反力壁 9…地下構造物 10…推進ジャッキ 11…刃口 12…小ジャッキ 13…支持材 14…止め部材 15…受台 16…ストラット 17…フランジ 18…ボルト 19…ピン 20…係止孔 21…フリクションカット部材 21a…フリクションカ
ットプレート 21b…フリクションカット鋼材 22…ボルト 23…障害物 24…受梁 25…井桁枠
Claims (2)
- 【請求項1】 上部にフリクションカット部材を配設し
たルーフ用筒体を発進坑から地中に圧入して並列させ、
発進坑に残るルーフ用筒体の後部に地下構造物を配設
し、フリクションカットプレートの下部に補強用のフリ
クションカット鋼材を結合したフリクションカット部材
を地中に残置しながら地下構造物を掘進させる地下構造
物の構築方法において、前記ルーフ用筒体を短尺の分割
体を長さ方向に連結した結合体で構成し、地下構造物の
掘進に先行してルーフ用筒体のみを地下構造物が構築さ
れるべき場所に圧入し、その後、地下構造物の先端刃口
位置で、結合体で構成されるルーフ用筒体を後部の分割
体から分離して順次撤去し、地下構造物の先端刃口位置
の前方に空間を確保しながら、発進坑に設置した元押し
の推進ジャッキで地下構造物を掘進させることを特徴と
する地下構造物の構築方法。 - 【請求項2】 上部にフリクションカット部材を配設し
たルーフ用筒体を発進坑から地中に圧入して並列させ、
発進坑に残るルーフ用筒体の後部に地下構造物を配設
し、フリクションカット部材を地中に残置しながら地下
構造物を掘進させる地下構造物の構築方法において使用
するルーフ用筒体であって、該ルーフ用筒体を長さ方向
に短尺な分割体を分離自在に長さ方向に上部をピンで下
部をボルトで結合した結合体で構成し、各分割体の長さ
方向の長さは地下構造物の先端刃口位置で分離撤去可能
な長さに形成するとともに、各分割体はその前進方向に
対して後部位置でフリクションカット部材とボルトで結
合したことを特徴とする地下構造物の構築方法において
使用するルーフ用筒体。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP24944999A JP3382183B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 地下構造物の構築方法およびそれに使用するルーフ用筒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP24944999A JP3382183B2 (ja) | 1999-09-03 | 1999-09-03 | 地下構造物の構築方法およびそれに使用するルーフ用筒体 |
Publications (2)
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Country Status (1)
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-
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- 1999-09-03 JP JP24944999A patent/JP3382183B2/ja not_active Expired - Lifetime
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