JP3388007B2 - 板材加工機のワーク搬送方法 - Google Patents

板材加工機のワーク搬送方法

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JP3388007B2 JP02962994A JP2962994A JP3388007B2 JP 3388007 B2 JP3388007 B2 JP 3388007B2 JP 02962994 A JP02962994 A JP 02962994A JP 2962994 A JP2962994 A JP 2962994A JP 3388007 B2 JP3388007 B2 JP 3388007B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動運転にて素材を
素材集積台より板材加工機へ搬送する板材加工機のワー
ク搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の設備としては、特開昭5
8−192777号公報あるいは実開昭60−3198
9号公報の構造が提供されている。この従来の構造は、
板材搬送装置の搬送体にバキュームパッドが取付けら
れ、このバキュームパッドにて板材を吸着保持し上下方
向あるいは前後方向へ移動させて板材加工機への板材を
搬送するものである。
【0003】しかし、例えば、板材を収納した1台の収
納台より板材を吸着して搬送させる際、吸着不良により
板材を落してしまった時は、ミス吸着としプレスシステ
ムをその場で停止させるか、又は、ミス吸着したステー
ジへ再び素材吸着動作をさせて吸着保持し搬送を行なわ
れているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の板材加工機の材料移動方法及び装置では、ミス吸着
によりプレスシステムをその場で停止させた場合には、
プレスシステムの自動運転が停止するため、生産効率が
悪化する。また、手動で復帰させなければならず人手を
要するという問題があった。
【0005】更に、ミス吸着したステージへ再び素材吸
着を行なう場合は、素材ずれが無いよう素材位置修正機
構を設けるか、素材ずれ検出を設ける等により複雑な構
成となりコストがアップするという問題もあった。
【0006】この発明の目的は、素材把持ミスがあって
も、プレスシステムの自動運転を継続して、生産性の向
上を図ると共に、運転中に安全に把持ミスした素材集積
台の復旧を可能とした板材加工機のワーク搬送方法を
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したごと
き従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る
発明は、板材加工機とワーク搬送装置との間に、複数枚
の素材を集積した複数の素材集積台を並列してなる素材
ステージを構成してなり、前記ワーク搬送装置に上下動
自在かつ前後動自在に備えられた支持アームの先端に備
えたワーク把持部材によって前記素材集積台の素材を把
持して前記板材加工機へ搬入するワーク搬送方法におい
て、前記素材集積台の素材を前記ワーク把持部材によっ
て把持して前記支持アームの上昇時に吸着ミスが発生し
たとき、当該素材集積台に隣接した次の素材集積台に集
積されている素材を前記ワーク把持部材によって把持し
て前記板材加工機へ素材を搬入するワーク搬送方法であ
る。
【0008】請求項2に係る発明は、板材加工機とワー
ク搬送装置との間に、複数枚の素材を集積した複数の素
材集積台を左右方向に移動自在の台車上に左右方向に隣
接して設けて素材ステージを構成してなり、前記ワーク
搬送装置に上下動自在かつ前後動自在に備えられた支持
アームの先端に備えたワーク把持部材によって前記素材
集積台の素材を把持して前記板材加工機へ搬入するワー
ク搬送方法において、前記素材集積台の素材を前記ワー
ク把持部材によって把持して前記支持アームの上昇時に
吸着ミスが発生したとき、前記素材ステージを移動して
当該素材集積台に隣接した次の素材集積台を前記ワーク
把持部材の直下に位置決めし、当該次の素材集積台に集
積されている素材を前記ワーク把持部材によって把持し
て前記板材加工機へ素材を搬入するワーク搬送方法であ
る。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、本実施例では板材加工機としてパ
ンチプレスを採用したが、この機種に限定するものでは
なく、パンチプレスおよびワーク把持装置は、既に公知
の構成のものであるため詳細な図示と説明を省略する。
【0017】図1を参照するに、板材加工機である例え
ばパンチプレス1の前後(図1において左右方向)に加
工テーブル3が設けられている。この加工テーブル3の
前面側(図1おいて左側)には、ワーク搬送装置5が設
けられていて、このワーク搬送装置5は、床面より立設
された支柱7にワーク把持装置9の本体11が図示を省
略したが例えば油圧シリンダなどの駆動部材により上下
に移動自在に装着されている。
【0018】また、前記本体11には、前後方向へ延伸
した支持アーム13が水平状態に装着され、この支持ア
ーム13は本体11に設けた例えばラックアンドピニオ
ンなどの駆動部材(図示省略)により前後進自在となっ
ている。
【0019】更に、前記支持アーム13の先端(パンチ
プレス側)にはワーク把持部材15として例えば真空吸
着パッド17が垂設されている。
【0020】前記パンチプレス1とワーク搬送装置5と
の間に、複数台(本実施例では3台)の素材集積台19
が並列されて素材ステージ21Aを構成している。この
素材集積台19には複数枚の素材Wが集積されている。
【0021】上記構成により、ワーク搬送装置5に設け
た支持アーム13を下方向へ移動せしめ、この支持アー
ム13に垂設した真空吸着パッド17により所定の位置
(図1にて左端)に設けた素材集積台19に積載された
最上面の素材Wを吸着保持する。そして、上昇、前進動
によりパンチプレス1の加工テーブル3上へ素材を搬送
し、真空吸着パッド17の吸着を解放してパンチプレス
1にて素材Wにパンチング加工が施される。
【0022】前記ワーク把持部材15としての真空吸着
パッド17の流体回路について更に詳細に説明する。
【0023】図2を参照するに、支持アーム13に真空
吸着パッド17が垂設され、この真空吸着パッド17
は、図示を省略したが真空圧発生源に連通した流路23
に結ばれている。なお、流路23の途中にはコンバムス
イッチ25が設けられ、このコンバムスイッチ25内に
素材把持確認手段27としての圧力スイッチ27Aが設
けられている。
【0024】上記構成により、真空吸着パッド17にて
素材Wを吸着する時は、エアーAによりエアーが流れる
ことで、エアーBの流れができ、エアーCが真空吸着パ
ッド17に集められる。その時、素材Wが真空吸着パッ
ド17に吸い付けられ、エアーCが真空吸着パッド17
に集まらなくなる。すなわち素材Wが真空吸着パッド1
7を蓋した状態となる。そこで、エアーCが集まらない
とエアーBは真空状態となり圧力スイッチ27AはON
となり、圧力スイッチ27AがONとなって吸着完了と
なる。
【0025】もし、何らかの理由で真空吸着パッド17
が素材Wを吸着しなかった時とか、素材Wを真空吸着パ
ッド17で吸着し上昇搬送途中で素材Wが剥離した時
は、圧力スイッチ27Aは真空状態が解放されるのでO
FFとなり、ミス吸着と判断される。
【0026】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、図1および図3を参照するに、通常の素材搬送作
業時、なすなわち、吸着ミスが無い時は、支持アーム1
3の下降を指令する(ステップS1)。所定の場所にあ
る素材集積台19に積載された素材Wを真空吸着パッド
17にて吸着する(ステップS2)。そして、支持アー
ム13の上昇を指令する(ステップS3)。
【0027】支持アーム13の上昇時に、素材把持確認
手段27である圧力スイッチ27AがONであればミス
吸着が無いので次のステップへ進む(ステップS4)。
【0028】そして、素材Wのミス吸着がなければ、パ
ンチプレス1へ加工テーブル3上の素材Wを搬送する
(ステップS5)。素材Wをプレス内へ搬送後は、支持
アーム13を旧位置へ復帰させ次の素材搬送のために待
機し、プレス内へ搬送された素材Wはパンチプレス1に
よりパンチング加工が施される(ステップS6)。
【0029】しかし、吸着ミスが発生した場合、すなわ
ち、ステップS4にて、支持アーム13の上昇時に素材
把持確認手段27である圧力スイッチ27AがOFFと
なった場合には、ステップS7へ進む。
【0030】ステップS7ではミス吸着した素材ステー
ジ21Aである所定の素材集積台19の復旧作業が行な
われる。しかし、復旧作業が完了しないでも、ワーク把
持装置9の支持アーム13を延伸して、隣接して設けた
次の素材集積台19に集積された素材W上へ支持アーム
13を位置決めする(ステップS8)。
【0031】そして、ステップS1へ戻り通常の素材吸
着動作を行ってパンチプレス1の素材Wを搬入させパン
チング加工を継続して行なう。
【0032】上述した動作を行なっている間に、ミス吸
着した素材ステージの復旧作業が終了したら押ボタンス
イッチ等を押し制御装置に知らせる(ステップS9)。
そして、ミス吸着した素材ステージである所定の位置に
ある素材集積台19に正しく素材Wが集積されたため、
この復旧された素材集積台19より素材Wを搬出できる
ので、ステップS1へ戻り、通常の素材吸着動作を行な
うことができるようになる(ステップS10)。
【0033】而して、ミス吸着した場合でも支持アーム
13を隣接した素材集積台19へ移動させて素材Wを吸
着搬送するため、プレスシステムの自動運転を停止させ
ることなく、生産効率の悪化を招くことがない。また、
ミス吸着を起こした素材集積台19では、復旧しないか
ぎり再び素材Wの吸着作業は行なわないため、素材集積
台19としては素材位置修正に要する機器を必要とせ
ず、単純な機構で良くコストの低減を図ることができ
る。更に復旧作業をする素材集積台19は搬送ラインよ
り外れるため、運転を継続しながら安全に復旧作業が可
能となる。
【0034】図4には第2の実施例が示してある。すな
わち、この実施例は、第1の実施例と異にする部分は、
素材Wの搬送方向に対して直角方向に複数の素材集積台
19を設け、この素材集積台19を台車29上に左右方
向に隣接して設けて素材ステージ21Bを構成した点で
ある。
【0035】複数(本実施例では3台)の素材集積台1
9は台車29上に左右方向に隣接して設けられ、台車2
9は複数の車輪31を介してレール33上を図4におい
て左右方向へ移動自在に設けられている。この駆動源と
しては、例えば、流体圧作動のシリンダ35のピストン
ロッド37に前記台車29が連結されて構成されてい
る。
【0036】また、ワーク搬送装置5は、所定の位置に
ある素材集積台19(図4において左端)に積載された
素材Wを支持アーム13に垂設したワーク把持部材15
である真吸着パッド17にて吸着し、支持アーム13の
上下移動および前後方向への伸縮により図示を省略した
パンチプレス1へ素材Wを搬入する。
【0037】上記構成により、所定の位置(図4にて左
端)にある素材集積台19に積載された素材Wをミス吸
着した場合は、素材ステージ21Bを1ピッチ移動して
隣接する素材集積台19をワーク搬送装置5のワーク把
持部材15の直下に位置決めし、素材Wを吸着しパンチ
プレス1へ搬入する。
【0038】このため、プレスシステムの自動運転を停
止させることなく、その効果は第1の実施例と同様な効
果を発揮することができる。
【0039】図5および図6に示された実施例は、素材
把持確認手段27を備えたワーク把持部材15の他の実
施例である。
【0040】すなわち、図5に示された他の実施例は、
ワーク把持装置9を構成する一部材である支持アーム1
3の先端にワーク把持部材15としてマグネット39を
垂設して構成し、更に、素材Wの把持状態を確認するた
め素材把持手段27として、リミットスイッチ27Bを
支持アーム13より垂設したものである。なお、リミッ
トスイッチ27Bに変えて近接スイッチでも反射スイッ
チでも可能である。
【0041】また、図6に示された他の実施例は、ワー
ク把持装置9を構成する一部材である支持アーム13の
先端に上下に把持爪41A,41Bを備えたカニカル
機構43を一体的に設けて構成したものである。なお、
メカニカル機構43としては既に公知の構成のものであ
り、例えば、シリンダ等により上把持爪41Aを開閉
し、下把持爪41Bと協働して素材Wをクランプするも
のである。
【0042】更に、素材Wの把持状態を確認するため素
材把持確認手段27として、リミットスイッチ27Bを
前記上把持爪41Aよりブラケット45を介して垂設し
たものである。なお、リミットスイッチ27Bに変えて
近接スイッチでも反射スイッチでも可能である。
【0043】上記構成により、素材Wはマグネット39
あるいは上下の把持爪41A,41Bにてクランプする
ことができる。又、素材把持確認手段27であるリミッ
トスイッチ27Bあるいは近接スイッチ、反射スイッチ
等にあり、ONで吸着完了、OFFでミス吸着となり、
クランプ状態を確認することができる。
【0044】なお、この発は、前述した各実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
は、ワーク搬送装置5を固定式としたが、素材集積台1
9に対してワーク搬送装置を移動式としても可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、1台の素材集積台より吸
着された素材がミス吸着等の不良を発生した時、隣接し
た別の素材集積台へ移動して素材を吸着搬送する。
【0046】このため、プレスシステムの自動運転を停
止させるとなく、生産性の向上を図ることができる。ま
た、ミス吸着した素材集積台は自動運転を中断させるこ
となく、搬送ライン外で復旧が可能となり、安全性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例のパンチプレスと
ワーク搬送装置と素材ステージを示した側面説明図であ
る。
【図2】この発明の素材把持確認手段を備えたワーク把
持部材を示す説明図である。
【図3】この発明の作動を示すフローチャートである。
【図4】この発明の第2の実施例を示し、ワーク搬送装
置と素材ステージを表した説明図である。
【図5】この発明の素材把持確認手段を備えたワーク把
持部材の別の実施例を示す説明図である。
【図6】この発明の素材把持確認手段を備えたワーク把
持部材の更に別の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パンチプレス(板材加工機) 5 ワーク搬送装置 9 ワーク把持装置 13 支持アーム 15 ワーク把持部材 17 真空吸着パッド 19 素材集積台 21A,21B 素材ステージ 27 素材把持確認手段 27A 圧力スイッチ 27B リミットスイッチ 39 マグネット 41A,41B 上,下把持爪 43 メカニカル機構 W 素材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機とワーク搬送装置(5)との
    間に、複数枚の素材(W)を集積した複数の素材集積台
    (19)を並列してなる素材ステージ(21A)を構成
    してなり、前記ワーク搬送装置(5)に上下動自在かつ
    前後動自在に備えられた支持アーム(13)の先端に備
    えたワーク把持部材によって前記素材集積台(19)の
    素材(W)を把持して前記板材加工機へ搬入するワーク
    搬送方法において、前記素材集積台(19)の素材
    (W)を前記ワーク把持部材によって把持して前記支持
    アーム(13)の上昇時に吸着ミスが発生したとき、当
    該素材集積台(19)に隣接した次の素材集積台(1
    9)に集積されている素材(W)を前記ワーク把持部材
    によって把持して前記板材加工機へ素材(W)を搬入す
    ることを特徴とする板材加工機のワーク搬送方法。
  2. 【請求項2】 板材加工機とワーク搬送装置(5)との
    間に、複数枚の素材(W)を集積した複数の素材集積台
    (19)を左右方向に移動自在の台車(29)上に左右
    方向に隣接して設けて素材ステージ(21B)を構成し
    てなり、前記ワーク搬送装置(5)に上下動自在かつ前
    後動自在に備えられた支持アーム(13)の先端に備え
    たワーク把持部材によって前記素材集積台(19)の素
    材(W)を把持して前記板材加工機へ搬入するワーク搬
    送方法において、前記素材集積台(19)の素材(W)
    を前記ワーク把持部材によって把持して前記支持アーム
    (13)の上昇時に吸着ミスが発生したとき、前記素材
    ステージ(21B)を移動して当該素材集積台(19)
    に隣接した次の素材集積台(19)を前記ワーク把持部
    材の直下に位置決めし、当該次の素材集積台(19)に
    集積されている素材(W)を前記ワーク把持部材によっ
    て把持して前記板材加工機へ素材(W)を搬入すること
    を特徴とする板材加工機のワーク搬送方法。
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