JP3397105B2 - 積層板用樹脂組成物 - Google Patents
積層板用樹脂組成物Info
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- JP3397105B2 JP3397105B2 JP31752597A JP31752597A JP3397105B2 JP 3397105 B2 JP3397105 B2 JP 3397105B2 JP 31752597 A JP31752597 A JP 31752597A JP 31752597 A JP31752597 A JP 31752597A JP 3397105 B2 JP3397105 B2 JP 3397105B2
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層板用樹脂組成
物とそれを用いた積層板に関し、さらにこの積層板用樹
脂組成物を用いたプリント配線板の製法に関するもので
ある。
物とそれを用いた積層板に関し、さらにこの積層板用樹
脂組成物を用いたプリント配線板の製法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、IC,LSIなどの半導体部品を
含む電子部品の高集積化により電子機器の小型化や多機
能化が進み、それに伴いそれら電子部品が搭載されるプ
リント配線板等は高密度化、高多層化の傾向にある。こ
のようなプリント配線板の絶縁層を構成する絶縁基板に
は従来からさまざまな樹脂系の樹脂積層板が使用されて
いるが、なかでも優れた電気特性を有する樹脂積層板と
して、ポリフェニレンエーテル(以下、PPEと略す)
類およびエポキシ樹脂の配合系の樹脂組成物を樹脂材料
として用いたものが知られている。
含む電子部品の高集積化により電子機器の小型化や多機
能化が進み、それに伴いそれら電子部品が搭載されるプ
リント配線板等は高密度化、高多層化の傾向にある。こ
のようなプリント配線板の絶縁層を構成する絶縁基板に
は従来からさまざまな樹脂系の樹脂積層板が使用されて
いるが、なかでも優れた電気特性を有する樹脂積層板と
して、ポリフェニレンエーテル(以下、PPEと略す)
類およびエポキシ樹脂の配合系の樹脂組成物を樹脂材料
として用いたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高密度の回
路パターンを有するプリント配線板においては、緻密な
回路パターンであるが故に電子部品等を実装する際には
んだショート等の不具合を起こしやすいため、これを防
止する目的で、基板の回路形成された表面にはソルダー
レジストによる保護マスクが形成されている。このソル
ダーレジストによる保護マスクの形成は、回路形成され
た基板表面にソルダーレジストのコーティングを行い、
マスクが必要な部分のみ残存するようにその上からUV
露光を行った後、不要な部分のレジストを除去すること
により行われるのが通常である。一般に、このソルダー
レジストを付与する工程を行うことはその分、プリント
配線板の製造コストのアップにつながるため、工程の効
率化を図ってそのコストアップを抑えることが望まれ
る。例えば基板の表裏両面に回路パターンを有するプリ
ント配線板の場合、基板の表裏両面にソルダーレジスト
を付与してその両面側から同時にUV露光すると生産効
率を向上させることができるが、このとき一方側から照
射したUVが基板を透過して反対側の面に達することに
起因して、そこに付与されているレジストのうち露光が
不要な部分にまで上記透過UVにより露光されてしまう
という不具合を生じるものであった。従って、プリント
配線板の絶縁層を構成する基板にはUV光を透過しない
性能(UV遮断性)が求められる。
路パターンを有するプリント配線板においては、緻密な
回路パターンであるが故に電子部品等を実装する際には
んだショート等の不具合を起こしやすいため、これを防
止する目的で、基板の回路形成された表面にはソルダー
レジストによる保護マスクが形成されている。このソル
ダーレジストによる保護マスクの形成は、回路形成され
た基板表面にソルダーレジストのコーティングを行い、
マスクが必要な部分のみ残存するようにその上からUV
露光を行った後、不要な部分のレジストを除去すること
により行われるのが通常である。一般に、このソルダー
レジストを付与する工程を行うことはその分、プリント
配線板の製造コストのアップにつながるため、工程の効
率化を図ってそのコストアップを抑えることが望まれ
る。例えば基板の表裏両面に回路パターンを有するプリ
ント配線板の場合、基板の表裏両面にソルダーレジスト
を付与してその両面側から同時にUV露光すると生産効
率を向上させることができるが、このとき一方側から照
射したUVが基板を透過して反対側の面に達することに
起因して、そこに付与されているレジストのうち露光が
不要な部分にまで上記透過UVにより露光されてしまう
という不具合を生じるものであった。従って、プリント
配線板の絶縁層を構成する基板にはUV光を透過しない
性能(UV遮断性)が求められる。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、PPE類およびエポキシ樹脂の配合系の積層板樹
脂組成物においてUV遮断性を向上させることを第一の
目的とする。また、当該積層板用樹脂組成物を用いるこ
とによりUV遮断性を向上させた積層板を提供すること
を第二の目的とする。さらに、絶縁層のUV遮断性を向
上させて表裏両面に不具合なく且つ効率よくソルダーレ
ジストを形成できるプリント配線板の製法を提供するこ
とを第三の目的とする。
ので、PPE類およびエポキシ樹脂の配合系の積層板樹
脂組成物においてUV遮断性を向上させることを第一の
目的とする。また、当該積層板用樹脂組成物を用いるこ
とによりUV遮断性を向上させた積層板を提供すること
を第二の目的とする。さらに、絶縁層のUV遮断性を向
上させて表裏両面に不具合なく且つ効率よくソルダーレ
ジストを形成できるプリント配線板の製法を提供するこ
とを第三の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため
に、本発明者らはPPE類およびエポキシ樹脂の配合系
の樹脂組成物にUV遮断性を付与する物質を配合するこ
とを検討した。ところで、無機フィラーを添加して樹脂
組成物にUV不透過性を付与する手法は従来から知られ
ているが、この場合、積層板を作製する際における樹脂
ワニスのハンドリングや成形性に悪影響を与えることが
あり、また、積層板の絶縁層としての電気特性やドリル
加工性などにも悪影響を与えることが考えられる。これ
に対し、本発明者らはベンゾフェノン系化合物、サリシ
レート系化合物およびシアノアクリレート系化合物のう
ち少なくともいずれか一種を配合することによりPPE
類およびエポキシ樹脂の配合系の樹脂組成物に上記のよ
うな悪影響を与えることなくUV不透過性を付与できる
ことを見いだし、本発明をするに至った。
に、本発明者らはPPE類およびエポキシ樹脂の配合系
の樹脂組成物にUV遮断性を付与する物質を配合するこ
とを検討した。ところで、無機フィラーを添加して樹脂
組成物にUV不透過性を付与する手法は従来から知られ
ているが、この場合、積層板を作製する際における樹脂
ワニスのハンドリングや成形性に悪影響を与えることが
あり、また、積層板の絶縁層としての電気特性やドリル
加工性などにも悪影響を与えることが考えられる。これ
に対し、本発明者らはベンゾフェノン系化合物、サリシ
レート系化合物およびシアノアクリレート系化合物のう
ち少なくともいずれか一種を配合することによりPPE
類およびエポキシ樹脂の配合系の樹脂組成物に上記のよ
うな悪影響を与えることなくUV不透過性を付与できる
ことを見いだし、本発明をするに至った。
【0006】すなわち、本発明では、PPE類、2官能
エポキシ樹脂、アミン系硬化剤、及び硬化触媒を含み、
さらにベンゾフェノン系化合物、サリシレート系化合物
およびシアノアクリレート系化合物のうち少なくともい
ずれか一種を含む積層板用樹脂組成物が提供される。本
発明の積層板用樹脂組成物は、上記ベンゾフェノン系化
合物、サリシレート系化合物、シアノアクリレート系化
合物のうちから選ばれたいずれかが奏するUV吸収作用
により良好なUV遮断性が付与される。そしてこのとき
上記上記ベンゾフェノン系化合物、サリシレート系化合
物、シアノアクリレート系化合物はいずれも有機成分で
あるため、無機フィラーを用いる場合のように樹脂組成
物の特性に対して悪影響を生じる懸念は少ないものとな
るのである。
エポキシ樹脂、アミン系硬化剤、及び硬化触媒を含み、
さらにベンゾフェノン系化合物、サリシレート系化合物
およびシアノアクリレート系化合物のうち少なくともい
ずれか一種を含む積層板用樹脂組成物が提供される。本
発明の積層板用樹脂組成物は、上記ベンゾフェノン系化
合物、サリシレート系化合物、シアノアクリレート系化
合物のうちから選ばれたいずれかが奏するUV吸収作用
により良好なUV遮断性が付与される。そしてこのとき
上記上記ベンゾフェノン系化合物、サリシレート系化合
物、シアノアクリレート系化合物はいずれも有機成分で
あるため、無機フィラーを用いる場合のように樹脂組成
物の特性に対して悪影響を生じる懸念は少ないものとな
るのである。
【0007】従って、上記積層板用樹脂組成物を用いて
作製した積層板は良好なUV遮断性を有するものとなる
のであり、この積層板を絶縁層としてその表裏面に回路
パターンを有するプリント配線板は、以下に述べる製法
により作製することにより、ソルダーレジストを表裏面
に効率よく且つ良好に形成することができる。すなわ
ち、上記積層板を絶縁層として有する両面銅張り積層板
の両面に回路パターンを形成し、これにより得られた両
面回路基板の両面をソルダーレジストでコーティングし
た後、その両面側から同時にUV露光してプリント配線
板の表裏両面にソルダーレジストによる保護マスクを形
成する。このように製造されたプリント配線板において
は、表裏両面に同時にソルダーレジストによる保護マス
クを形成できることから、生産効率が向上するものであ
り、また両面側から同時にUV露光させても反対側の面
にはUV透過しないので、この透過UV光により露光不
要な箇所のレジストが露光されてしまうという不具合を
生じることも防止される。
作製した積層板は良好なUV遮断性を有するものとなる
のであり、この積層板を絶縁層としてその表裏面に回路
パターンを有するプリント配線板は、以下に述べる製法
により作製することにより、ソルダーレジストを表裏面
に効率よく且つ良好に形成することができる。すなわ
ち、上記積層板を絶縁層として有する両面銅張り積層板
の両面に回路パターンを形成し、これにより得られた両
面回路基板の両面をソルダーレジストでコーティングし
た後、その両面側から同時にUV露光してプリント配線
板の表裏両面にソルダーレジストによる保護マスクを形
成する。このように製造されたプリント配線板において
は、表裏両面に同時にソルダーレジストによる保護マス
クを形成できることから、生産効率が向上するものであ
り、また両面側から同時にUV露光させても反対側の面
にはUV透過しないので、この透過UV光により露光不
要な箇所のレジストが露光されてしまうという不具合を
生じることも防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明についてより詳細
に説明する。
に説明する。
【0009】まず本発明に係る積層板用樹脂組成物の各
必須成分について説明する。該積層板用樹脂組成物にて
用いられるPPE類としては、いわゆるポリフェニレン
エーテル鎖を骨格に有するものであれば特定の化合物に
限定されるものではなく、フェニレン基に結合する置換
基の種類や配置が異なる各種誘導体や、末端の水酸基を
エポキシ基やアミノ基等で変性した変性物などが使用で
きる。そのうち、市販物として入手可能なものの一例と
して、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエ
ーテル)などが挙げられる。
必須成分について説明する。該積層板用樹脂組成物にて
用いられるPPE類としては、いわゆるポリフェニレン
エーテル鎖を骨格に有するものであれば特定の化合物に
限定されるものではなく、フェニレン基に結合する置換
基の種類や配置が異なる各種誘導体や、末端の水酸基を
エポキシ基やアミノ基等で変性した変性物などが使用で
きる。そのうち、市販物として入手可能なものの一例と
して、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエ
ーテル)などが挙げられる。
【0010】本発明の積層板用樹脂組成物にて用いられ
る2官能エポキシ樹脂としては、本発明の技術的思想の
範囲内にて種々のものを選択することができ、例えば後
述する本発明の実施例ではビスフェノールA型エポキシ
樹脂が使用されているが、そのほか、ビスフェノールF
型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられる。
る2官能エポキシ樹脂としては、本発明の技術的思想の
範囲内にて種々のものを選択することができ、例えば後
述する本発明の実施例ではビスフェノールA型エポキシ
樹脂が使用されているが、そのほか、ビスフェノールF
型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂などが挙げられる。
【0011】また、本発明の積層板用樹脂組成物にて用
いられるアミン系硬化剤としては、2官能以上のアミン
系化合物が好ましく、例えばジアミノジメチルメタン等
のようにエポキシ樹脂の硬化剤として公知のものが使用
できる。因みに、後述する実施例においては、下記の
(化6)に示すアミン化合物が使用されている。
いられるアミン系硬化剤としては、2官能以上のアミン
系化合物が好ましく、例えばジアミノジメチルメタン等
のようにエポキシ樹脂の硬化剤として公知のものが使用
できる。因みに、後述する実施例においては、下記の
(化6)に示すアミン化合物が使用されている。
【0012】
【化6】
【0013】また、本発明の積層板用樹脂組成物にて用
いられる硬化触媒としては、エポキシ樹脂とアミン系硬
化剤との反応を促進させる硬化触媒として公知のものが
使用でき、例えば有機酸金属塩やイミダゾール類、3級
アミン類等が挙げられる。
いられる硬化触媒としては、エポキシ樹脂とアミン系硬
化剤との反応を促進させる硬化触媒として公知のものが
使用でき、例えば有機酸金属塩やイミダゾール類、3級
アミン類等が挙げられる。
【0014】本発明の積層板用樹脂組成物においては、
ベンゾフェノン系化合物、サリシレート系化合物および
シアノアクリレート系化合物のうちから選ばれた少なく
とも一種が含有される。これらはUV吸収剤として当該
積層板用樹脂組成物の硬化物にUV遮断性を付与するも
のである。
ベンゾフェノン系化合物、サリシレート系化合物および
シアノアクリレート系化合物のうちから選ばれた少なく
とも一種が含有される。これらはUV吸収剤として当該
積層板用樹脂組成物の硬化物にUV遮断性を付与するも
のである。
【0015】上記ベンゾフェノン系化合物としては、例
えば下記(化7)や(化8)に示される構造式の化合物
が挙げられるが、樹脂組成物にUV遮断性を付与し且つ
樹脂組成物の電気特性や成形性などの性能を大きく劣化
させないものであれば特にそれらの例に限定されるもの
ではない。
えば下記(化7)や(化8)に示される構造式の化合物
が挙げられるが、樹脂組成物にUV遮断性を付与し且つ
樹脂組成物の電気特性や成形性などの性能を大きく劣化
させないものであれば特にそれらの例に限定されるもの
ではない。
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】また上記サリシレート系化合物としては、
例えば下記(化9)に示される構造式の化合物が挙げら
れるが、樹脂組成物にUV遮断性を付与し且つ樹脂組成
物の電気特性や成形性などの性能を大きく劣化させない
ものであれば特にそれらの例に限定されるものではな
い。
例えば下記(化9)に示される構造式の化合物が挙げら
れるが、樹脂組成物にUV遮断性を付与し且つ樹脂組成
物の電気特性や成形性などの性能を大きく劣化させない
ものであれば特にそれらの例に限定されるものではな
い。
【0019】
【化9】
【0020】さらに上記シアノアクリレート系化合物と
しては、例えば下記(化10)や(化11)に示される
構造式の化合物が挙げられるが、樹脂組成物にUV遮断
性を付与し且つ樹脂組成物の電気特性や成形性などの性
能を大きく劣化させないものであれば特にそれらの例に
限定されるものではない。
しては、例えば下記(化10)や(化11)に示される
構造式の化合物が挙げられるが、樹脂組成物にUV遮断
性を付与し且つ樹脂組成物の電気特性や成形性などの性
能を大きく劣化させないものであれば特にそれらの例に
限定されるものではない。
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】以上の構成成分を配合するにあたっては、
通常、適当な溶媒に溶解させ樹脂ワニスとすることによ
り行われる。この溶媒としては、上記成分を溶解できる
ものであれば特に限定はないが、比較的溶解性の低いP
PE類を良好に溶解できるものを選択するのがよく、例
えばトリクレン、塩化メチレン、クロロホルム等の塩素
系有機溶媒;トルエン、ベンゼン、キシレンなどの芳香
族炭化水素系溶媒などが挙げられる。
通常、適当な溶媒に溶解させ樹脂ワニスとすることによ
り行われる。この溶媒としては、上記成分を溶解できる
ものであれば特に限定はないが、比較的溶解性の低いP
PE類を良好に溶解できるものを選択するのがよく、例
えばトリクレン、塩化メチレン、クロロホルム等の塩素
系有機溶媒;トルエン、ベンゼン、キシレンなどの芳香
族炭化水素系溶媒などが挙げられる。
【0024】本発明において、上記積層板用樹脂組成物
を用いて積層板を得る方法は、通常、上記積層板用樹脂
組成物を上述のようにして樹脂ワニスとし、それをガラ
スクロス等の基材に含浸し乾燥させてプリプレグを作製
し、これを複数積層しプレス等により加熱加圧成形する
方法が採用される。このようにして得た積層板は、成形
時に銅箔を共に積層することにより銅張り積層板とする
ことができるものであり、さらに銅箔上にレジストパタ
ーンを形成してエッチング等することにより回路形成
し、プリント配線板とすることができる。
を用いて積層板を得る方法は、通常、上記積層板用樹脂
組成物を上述のようにして樹脂ワニスとし、それをガラ
スクロス等の基材に含浸し乾燥させてプリプレグを作製
し、これを複数積層しプレス等により加熱加圧成形する
方法が採用される。このようにして得た積層板は、成形
時に銅箔を共に積層することにより銅張り積層板とする
ことができるものであり、さらに銅箔上にレジストパタ
ーンを形成してエッチング等することにより回路形成
し、プリント配線板とすることができる。
【0025】本発明においては、上記積層板用樹脂組成
物を用いて以下に示す方法により表裏両面に回路パター
ンを有するプリント配線板の表裏両面に良好なソルダー
レジストの保護マスクを形成することができる。すなわ
ち、上述した如き手法により上記積層板用樹脂組成物を
用いて両面銅張り積層板を作製し、この両面銅張り積層
板の両面に回路形成し、これにより得られた両面回路基
板の両面をソルダーレジストでコーティングした後、そ
の両面側から同時にUV露光して表裏両面にそれぞれ所
望のソルダーレジストの保護マスクを形成する。このと
き、表裏両面に同時にソルダーレジストの保護マスクを
形成することができるので、生産効率が向上する。ま
た、当該プリント配線板の絶縁層はUV吸収剤としてベ
ンゾフェノン系化合物、サリシレート系化合物、シアノ
アクリレート系化合物の作用によりUV不透過性を有し
ているので、一方から照射したUV光が他方に透過する
ことが無く、従って露光が不要な箇所が透過したUV光
により露光されるという不具合も防止される。
物を用いて以下に示す方法により表裏両面に回路パター
ンを有するプリント配線板の表裏両面に良好なソルダー
レジストの保護マスクを形成することができる。すなわ
ち、上述した如き手法により上記積層板用樹脂組成物を
用いて両面銅張り積層板を作製し、この両面銅張り積層
板の両面に回路形成し、これにより得られた両面回路基
板の両面をソルダーレジストでコーティングした後、そ
の両面側から同時にUV露光して表裏両面にそれぞれ所
望のソルダーレジストの保護マスクを形成する。このと
き、表裏両面に同時にソルダーレジストの保護マスクを
形成することができるので、生産効率が向上する。ま
た、当該プリント配線板の絶縁層はUV吸収剤としてベ
ンゾフェノン系化合物、サリシレート系化合物、シアノ
アクリレート系化合物の作用によりUV不透過性を有し
ているので、一方から照射したUV光が他方に透過する
ことが無く、従って露光が不要な箇所が透過したUV光
により露光されるという不具合も防止される。
【0026】
【実施例】以下に示すように、実施例1〜5として本発
明の積層板用樹脂組成物を具体的に調製するとともに、
これらと比較するための樹脂組成物を比較例1として調
製し、それらを用いて評価用の積層板を作製し、そのU
V光の遮断性能(UV透過率)を評価して、本発明の効
果を確認した。
明の積層板用樹脂組成物を具体的に調製するとともに、
これらと比較するための樹脂組成物を比較例1として調
製し、それらを用いて評価用の積層板を作製し、そのU
V光の遮断性能(UV透過率)を評価して、本発明の効
果を確認した。
【0027】ベース樹脂の調製
まず、実施例1〜5ならびに比較例1のベースとなる樹
脂組成物の調製を行った。すなわち、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂(ダウ・ケミカル(株)社製、品名:D
ER542T30)を450g、ポリ(2,6−ジメチ
ル−1,4−フェニレンエーテル)(日本GEプラスチ
ック(株)社製)を90g、前記(化4)に示す構造式
のアミン系硬化剤(油化シェル(株)社製、品名:エタ
キュア)を3g、硬化触媒としてオクタン酸亜鉛を14
gおよび2−エチル−4−メチルイミダゾール(四国化
成(株)社製)を1g、それぞれトルエン溶媒中にて配
合し、これをベースとなる樹脂組成物のワニスとした。
脂組成物の調製を行った。すなわち、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂(ダウ・ケミカル(株)社製、品名:D
ER542T30)を450g、ポリ(2,6−ジメチ
ル−1,4−フェニレンエーテル)(日本GEプラスチ
ック(株)社製)を90g、前記(化4)に示す構造式
のアミン系硬化剤(油化シェル(株)社製、品名:エタ
キュア)を3g、硬化触媒としてオクタン酸亜鉛を14
gおよび2−エチル−4−メチルイミダゾール(四国化
成(株)社製)を1g、それぞれトルエン溶媒中にて配
合し、これをベースとなる樹脂組成物のワニスとした。
【0028】実施例1
上記ベース樹脂組成物の配合にさらに前記(化7)に示
した2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン(シプロ化成
(株)社製)を1.2g加え、これを実施例1の樹脂組
成物のワニスとした。
した2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン(シプロ化成
(株)社製)を1.2g加え、これを実施例1の樹脂組
成物のワニスとした。
【0029】実施例2
上記ベース樹脂組成物の配合にさらに前記(化8)に示
した2,2−ジヒドロキシ−4,4−ジメトキシベンゾ
フェノン(ケミプロ化成(株)社製)を1.2g加え、
これを実施例2の樹脂組成物のワニスとした。
した2,2−ジヒドロキシ−4,4−ジメトキシベンゾ
フェノン(ケミプロ化成(株)社製)を1.2g加え、
これを実施例2の樹脂組成物のワニスとした。
【0030】実施例3
上記ベース樹脂組成物の配合にさらに前記(化9)に示
した4−t−ブチルフェニルサリシレート(シプロ化成
(株)社製)を1.2g加え、これを実施例3の樹脂組
成物のワニスとした。
した4−t−ブチルフェニルサリシレート(シプロ化成
(株)社製)を1.2g加え、これを実施例3の樹脂組
成物のワニスとした。
【0031】実施例4
上記ベース樹脂組成物の配合にさらに前記(化10)に
示したエチル(β、β−ジフェニル)シアノアクリレー
ト(シプロ化成(株)社製)を1.2g加え、これを実
施例4の樹脂組成物のワニスとした。
示したエチル(β、β−ジフェニル)シアノアクリレー
ト(シプロ化成(株)社製)を1.2g加え、これを実
施例4の樹脂組成物のワニスとした。
【0032】実施例5
上記ベース樹脂組成物の配合にさらに前記(化11)に
示した2−エチルヘキシル(β、β−ジフェニル)シア
ノアクリレートを1.2g加え、これを実施例5の樹脂
組成物のワニスとした。
示した2−エチルヘキシル(β、β−ジフェニル)シア
ノアクリレートを1.2g加え、これを実施例5の樹脂
組成物のワニスとした。
【0033】比較例1
上記ベース樹脂組成物のワニスをそのまま比較例1の樹
脂組成物のワニスとした。
脂組成物のワニスとした。
【0034】UV光の遮断性能(UV透過率)の評価
まず性能評価用のサンプル基板(積層板)を次のように
作製した。すなわち、実施例1〜5ならびに比較例1の
それぞれについて、樹脂組成物のワニスをガラスクロス
に含浸し乾燥してプリプレグを作製し、さらにこのプレ
プレグを2枚重ねて200℃、2時間の条件でプレス成
形し、厚み0.2mmのサンプル基板を得た。このサン
プル基板について、一方の面側からUV光を照射し、他
方の面に透過するUV光の透過率を測定した。結果を表
1に示した。
作製した。すなわち、実施例1〜5ならびに比較例1の
それぞれについて、樹脂組成物のワニスをガラスクロス
に含浸し乾燥してプリプレグを作製し、さらにこのプレ
プレグを2枚重ねて200℃、2時間の条件でプレス成
形し、厚み0.2mmのサンプル基板を得た。このサン
プル基板について、一方の面側からUV光を照射し、他
方の面に透過するUV光の透過率を測定した。結果を表
1に示した。
【0035】
【表1】
【0036】表1の結果からわかるように、UV吸収剤
としてそれぞれベンゾフェノン系化合物、サリシレート
系化合物またはシアノアクリレート系化合物を含有させ
た実施例1〜3の基板では、これを用いなかった比較例
1の基板に比べてUV透過率がおよそ1/3〜1/5に
低減されており、UV遮断性能が大きく向上している。
としてそれぞれベンゾフェノン系化合物、サリシレート
系化合物またはシアノアクリレート系化合物を含有させ
た実施例1〜3の基板では、これを用いなかった比較例
1の基板に比べてUV透過率がおよそ1/3〜1/5に
低減されており、UV遮断性能が大きく向上している。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の積層板用
樹脂組成物は、良好なUV不透過性(UV遮断性)を有
する積層板を提供できる。従って、表裏両面に回路を有
するプリント配線板を作製するにあたって、本発明の積
層板用樹脂組成物を用いてその絶縁層を形成することに
より、次のような方法によりその表裏両面に効率よく良
好なソルダーレジストを形成することができる。すなわ
ち、上記積層板を絶縁層として有する両面銅張り積層板
の両面に回路形成し、これにより得られた両面回路基板
の両面をソルダーレジストでコーティングした後、その
両面側から同時にUV露光してプリント配線板の表裏両
面にソルダーレジストによる保護マスクを形成する。こ
のように製造されたプリント配線板においては、表裏両
面に同時にソルダーレジストによる保護マスクを形成で
きることから、生産効率が向上するものであり、また両
面側から同時にUV露光させても反対側の面にはUV透
過しないので、この透過UV光により露光不要な箇所の
レジストが露光されてしまうという不具合を生じること
も防止される。
樹脂組成物は、良好なUV不透過性(UV遮断性)を有
する積層板を提供できる。従って、表裏両面に回路を有
するプリント配線板を作製するにあたって、本発明の積
層板用樹脂組成物を用いてその絶縁層を形成することに
より、次のような方法によりその表裏両面に効率よく良
好なソルダーレジストを形成することができる。すなわ
ち、上記積層板を絶縁層として有する両面銅張り積層板
の両面に回路形成し、これにより得られた両面回路基板
の両面をソルダーレジストでコーティングした後、その
両面側から同時にUV露光してプリント配線板の表裏両
面にソルダーレジストによる保護マスクを形成する。こ
のように製造されたプリント配線板においては、表裏両
面に同時にソルダーレジストによる保護マスクを形成で
きることから、生産効率が向上するものであり、また両
面側から同時にUV露光させても反対側の面にはUV透
過しないので、この透過UV光により露光不要な箇所の
レジストが露光されてしまうという不具合を生じること
も防止される。
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
C08L 71/12 C08L 71/12
H05K 3/28 H05K 3/28 B
// C08J 5/24 CFC C08J 5/24 CFC
H05K 1/03 610 H05K 1/03 610L
(56)参考文献 特開 平9−104094(JP,A)
特開 平6−279652(JP,A)
特開 平8−259708(JP,A)
阿部嘉長外1名編,新版・プラスチッ
クス配合剤−基礎と応用,日本,株式会
社大成社,1984年1月30日,177〜180頁
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C08L 63/00 - 63/10
C08K 5/13
C08K 5/134
C08K 5/17
C08K 5/315
C08L 71/12
H05K 3/28
C08J 5/24 CFC
H05K 1/03 610
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリフェニレンエーテル類、2官能エポ
キシ樹脂、アミン系硬化剤、及び硬化触媒を含み、さら
にUV吸収剤としてベンゾフェノン系化合物、サリシレ
ート系化合物およびシアノアクリレート系化合物のうち
から選ばれた少なくとも一種を含む樹脂組成物からなる
絶縁層を有し、表裏両面に回路パターンが形成され、さ
らにその両面にはUV露光により不要な部分のレジスト
が除去されたソルダーレジストよりなる保護マスクが形
成されていることを特徴とするプリント配線板。 - 【請求項2】 ポリフェニレンエーテル類、2官能エポ
キシ樹脂、アミン系硬化剤、及び硬化触媒を含み、さら
にUV吸収剤としてベンゾフェノン系化合物、サリシレ
ート系化合物およびシアノアクリレート系化合物のうち
から選ばれた少なくとも一種を含む樹脂組成物からなる
絶縁層を有する両面銅張り積層板を作製し、その両面に
回路パターンを形成し、さらにその両面にソルダーレジ
ストでコーティングした後、その両面側から同時にUV
露光することを特徴とするプリント配線板の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31752597A JP3397105B2 (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 積層板用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31752597A JP3397105B2 (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 積層板用樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11147996A JPH11147996A (ja) | 1999-06-02 |
| JP3397105B2 true JP3397105B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=18089224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31752597A Expired - Fee Related JP3397105B2 (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 積層板用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3397105B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004315725A (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Hitachi Chem Co Ltd | プリプレグ,金属張積層板および印刷配線板の製造方法 |
| PL2616520T3 (pl) * | 2010-09-15 | 2018-08-31 | Henkel IP & Holding GmbH | Dwuczęściowe, cyjanoakrylanowe/kationowo utwardzalne układy klejowe |
| US8981027B2 (en) * | 2013-03-15 | 2015-03-17 | Henkel IP & Holding GmbH | Two-part, cyanoacrylate/cationically curable adhesive systems |
| JP7585671B2 (ja) * | 2020-09-08 | 2024-11-19 | 東レ株式会社 | 繊維強化複合材料用エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料 |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP31752597A patent/JP3397105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 阿部嘉長外1名編,新版・プラスチックス配合剤−基礎と応用,日本,株式会社大成社,1984年1月30日,177〜180頁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11147996A (ja) | 1999-06-02 |
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