JP3400526B2 - スピニングリール - Google Patents
スピニングリールInfo
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- JP3400526B2 JP3400526B2 JP04728994A JP4728994A JP3400526B2 JP 3400526 B2 JP3400526 B2 JP 3400526B2 JP 04728994 A JP04728994 A JP 04728994A JP 4728994 A JP4728994 A JP 4728994A JP 3400526 B2 JP3400526 B2 JP 3400526B2
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- spinning reel
- arm
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピニングリール、特
に、アーム部に設けられた糸案内部がロータの回転に連
動して往復動するスピニングリールに関する。
に、アーム部に設けられた糸案内部がロータの回転に連
動して往復動するスピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスピニングリールは、リール本体
と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、釣り
糸が巻かれるスプールとを有している。ロータは、回転
軸を挟むように対向して配置された第1アーム部及び第
2アーム部と、各アーム部の先端に揺動自在に装着され
た揺動アームと、両揺動アーム間に設けられたベールと
を有している。
と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、釣り
糸が巻かれるスプールとを有している。ロータは、回転
軸を挟むように対向して配置された第1アーム部及び第
2アーム部と、各アーム部の先端に揺動自在に装着され
た揺動アームと、両揺動アーム間に設けられたベールと
を有している。
【0003】また、実開平3−99959号公報には、
揺動アーム及びベールを含む糸案内部をスプールの軸方
向に沿って往復動させるようにしたスピニングリールが
開示されている。ここでは、リール本体外部でかつロー
タ内部のスプール軸に近接する位置に糸案内部を移動さ
せるための機構を設けている。この移動機構は、スプー
ル軸と平行に配置された螺軸と、螺軸の螺旋溝に係合す
る係合片とを有しており、移動機構からの駆動力が糸案
内部に伝達される。
揺動アーム及びベールを含む糸案内部をスプールの軸方
向に沿って往復動させるようにしたスピニングリールが
開示されている。ここでは、リール本体外部でかつロー
タ内部のスプール軸に近接する位置に糸案内部を移動さ
せるための機構を設けている。この移動機構は、スプー
ル軸と平行に配置された螺軸と、螺軸の螺旋溝に係合す
る係合片とを有しており、移動機構からの駆動力が糸案
内部に伝達される。
【0004】このようなスピニングリールでは、ロータ
の回転に連動して糸案内部が前後方向に移動するので、
スプールを前後方向に移動させることなく釣糸をスプー
ルに均一に巻くことが可能となる。
の回転に連動して糸案内部が前後方向に移動するので、
スプールを前後方向に移動させることなく釣糸をスプー
ルに均一に巻くことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スプールを前後方向に
移動させる従来のスピニングリールにおいてキャスティ
ングを行う場合、スプールから繰り出される釣糸がアー
ム部と干渉しないような位置までスプールを前方に突出
させて行う必要がある。しかし、前述のような、糸案内
部をスプール軸方向に沿って移動させるスピニングリー
ルでは、スプールとアーム部との相対位置関係が固定さ
れてしまい、キャスティング時に釣糸がアーム部と干渉
する場合がある。
移動させる従来のスピニングリールにおいてキャスティ
ングを行う場合、スプールから繰り出される釣糸がアー
ム部と干渉しないような位置までスプールを前方に突出
させて行う必要がある。しかし、前述のような、糸案内
部をスプール軸方向に沿って移動させるスピニングリー
ルでは、スプールとアーム部との相対位置関係が固定さ
れてしまい、キャスティング時に釣糸がアーム部と干渉
する場合がある。
【0006】本発明の目的は、糸案内部を前後方向に移
動させるようにしたスピニングリールにおいて、キャス
ティング時に繰り出される釣糸とアーム部とが干渉する
のを避けることにある。本発明の他の目的は、簡単な構
成でキャスティング時の釣糸とアーム部とが干渉しない
ようにすることにある。
動させるようにしたスピニングリールにおいて、キャス
ティング時に繰り出される釣糸とアーム部とが干渉する
のを避けることにある。本発明の他の目的は、簡単な構
成でキャスティング時の釣糸とアーム部とが干渉しない
ようにすることにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、キャスティン
グ時に釣糸とアーム部とが干渉するのを抑えることがで
き、かつ操作性を良好にすることにある。
グ時に釣糸とアーム部とが干渉するのを抑えることがで
き、かつ操作性を良好にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスピニング
リールは、ハンドルを有し釣竿に装着可能なリール本体
と、ロータと、糸案内部と、往復作動機構と、スプール
とを備えている。ロータは、リール本体の前部に回転自
在に支持され、回転軸を挟むように対向して配置された
第1アーム部及び第2アーム部を有し、ハンドルによっ
て回転させられる。糸案内部は第1アーム部に回転軸に
沿って移動自在に装着されている。往復作動機構はロー
タの回転に連動して糸案内部を回転軸に沿って往復動さ
せる。スプールは第1アーム部と第2アーム部との間に
配置され、釣糸が巻かれる。そして、両アーム部及びス
プールの少なくともいずれかは、糸案内部を介して巻き
取られる釣糸がスプールに巻き付き可能な巻き取り位置
と、両アーム部に対してスプールが巻き取り位置よりも
相対的に前方側に位置するような投げ位置との2位置に
位置決め可能である。
リールは、ハンドルを有し釣竿に装着可能なリール本体
と、ロータと、糸案内部と、往復作動機構と、スプール
とを備えている。ロータは、リール本体の前部に回転自
在に支持され、回転軸を挟むように対向して配置された
第1アーム部及び第2アーム部を有し、ハンドルによっ
て回転させられる。糸案内部は第1アーム部に回転軸に
沿って移動自在に装着されている。往復作動機構はロー
タの回転に連動して糸案内部を回転軸に沿って往復動さ
せる。スプールは第1アーム部と第2アーム部との間に
配置され、釣糸が巻かれる。そして、両アーム部及びス
プールの少なくともいずれかは、糸案内部を介して巻き
取られる釣糸がスプールに巻き付き可能な巻き取り位置
と、両アーム部に対してスプールが巻き取り位置よりも
相対的に前方側に位置するような投げ位置との2位置に
位置決め可能である。
【0009】本発明の他の見地に係るスピニングリール
では、スプールは回転軸に沿って移動自在に配置されて
おり、スプールを投げ位置と巻き取り位置とに維持する
スプールロック機構をさらに備えている。本発明のさら
に他の見地に係るスピニングリールは、スプールを投げ
位置側及び巻き取り位置側の少なくともいずれか一方側
に付勢する付勢部材をさらに備えている。
では、スプールは回転軸に沿って移動自在に配置されて
おり、スプールを投げ位置と巻き取り位置とに維持する
スプールロック機構をさらに備えている。本発明のさら
に他の見地に係るスピニングリールは、スプールを投げ
位置側及び巻き取り位置側の少なくともいずれか一方側
に付勢する付勢部材をさらに備えている。
【0010】本発明のさらに他の見地に係るスピニング
リールでは、スプールはリール本体内部に延びるスプー
ル軸を有しており、スプールロック機構は、リール本体
に設けられたレバー部材と、レバー部材によってスプー
ル軸の2位置に係合可能な係合部材とを有している。前
記付勢部材は、スプール内部に配置されているのが好ま
しい。
リールでは、スプールはリール本体内部に延びるスプー
ル軸を有しており、スプールロック機構は、リール本体
に設けられたレバー部材と、レバー部材によってスプー
ル軸の2位置に係合可能な係合部材とを有している。前
記付勢部材は、スプール内部に配置されているのが好ま
しい。
【0011】本発明のさらに他の見地に係るスピニング
リールでは、両アーム部は、投げ位置と巻き取り位置と
を取り得るように基端部を中心に回動自在である。本発
明のさらに他の見地に係るスピニングリールは、両アー
ム部を投げ位置側及び巻き取り位置側の少なくともいず
れか一方側に付勢する付勢部材をさらに備えている。前
記付勢部材は、両アーム部を投げ位置側及び巻き取り位
置側の両方に付勢するトグルばねであるのが好ましい。
リールでは、両アーム部は、投げ位置と巻き取り位置と
を取り得るように基端部を中心に回動自在である。本発
明のさらに他の見地に係るスピニングリールは、両アー
ム部を投げ位置側及び巻き取り位置側の少なくともいず
れか一方側に付勢する付勢部材をさらに備えている。前
記付勢部材は、両アーム部を投げ位置側及び巻き取り位
置側の両方に付勢するトグルばねであるのが好ましい。
【0012】
【作用】本発明に係るスピニングリールでは、キャステ
ィング時には、ロータの第1及び第2アーム部あるいは
スプールを投げ位置に固定する。これにより、スプール
が両アーム部に対して巻き取り位置より相対的に前方側
に位置することとなる。ここでは、スプールから繰り出
される釣糸とアーム部との干渉が避けられる。一方、通
常の巻き取り時には、両アーム部あるいはスプールを巻
き取り位置に固定する。この位置では、糸案内部によっ
て案内される釣糸がスプールに巻き付けられる。
ィング時には、ロータの第1及び第2アーム部あるいは
スプールを投げ位置に固定する。これにより、スプール
が両アーム部に対して巻き取り位置より相対的に前方側
に位置することとなる。ここでは、スプールから繰り出
される釣糸とアーム部との干渉が避けられる。一方、通
常の巻き取り時には、両アーム部あるいはスプールを巻
き取り位置に固定する。この位置では、糸案内部によっ
て案内される釣糸がスプールに巻き付けられる。
【0013】ここでは、両アーム部及びスプールの少な
くともいずれか一方が投げ位置と巻き取り位置とを取り
得るので、糸案内部を前後方向に往復動させた場合でも
キャスティング時に釣糸とアーム部との干渉を避けるこ
とができる。スプールを回転軸に沿って移動自在に配置
し、スプールを投げ位置と巻き取り位置とに維持するス
プールロック機構を設けた場合には、簡単な構成でキャ
スティング時の釣糸とアーム部との干渉を避けることが
できる。
くともいずれか一方が投げ位置と巻き取り位置とを取り
得るので、糸案内部を前後方向に往復動させた場合でも
キャスティング時に釣糸とアーム部との干渉を避けるこ
とができる。スプールを回転軸に沿って移動自在に配置
し、スプールを投げ位置と巻き取り位置とに維持するス
プールロック機構を設けた場合には、簡単な構成でキャ
スティング時の釣糸とアーム部との干渉を避けることが
できる。
【0014】スプールを投げ位置側及び巻き取り位置側
の少なくともいずれか一方側に付勢する付勢部材を設け
た場合には、ロックを解除することによってスプールが
自動的に一方側の位置に復帰し、操作性が良好になる。
スプールロック機構を、リール本体に設けられたレバー
部材と、レバー部材によってスプール軸の2位置に係合
可能な係合部材とで構成した場合は、簡単な機構で操作
性が良好になる。
の少なくともいずれか一方側に付勢する付勢部材を設け
た場合には、ロックを解除することによってスプールが
自動的に一方側の位置に復帰し、操作性が良好になる。
スプールロック機構を、リール本体に設けられたレバー
部材と、レバー部材によってスプール軸の2位置に係合
可能な係合部材とで構成した場合は、簡単な機構で操作
性が良好になる。
【0015】付勢部材がスプール内部に配置されている
場合は、スプール内部の空き空間を利用するので、装置
を大型化することなく操作性が良好になる。本発明のさ
らに他の見地に係るスピニングリールでは、キャスティ
ング時には、両アーム部を基端部を中心として回動し、
投げ位置に固定する。一方、巻き取り時には逆側に回動
して巻き取り位置に固定する。ここでは、アーム部を回
動させるだけで、キャスティング時の釣糸とアーム部と
の干渉を避けることができ、前記作用がより有効にな
る。
場合は、スプール内部の空き空間を利用するので、装置
を大型化することなく操作性が良好になる。本発明のさ
らに他の見地に係るスピニングリールでは、キャスティ
ング時には、両アーム部を基端部を中心として回動し、
投げ位置に固定する。一方、巻き取り時には逆側に回動
して巻き取り位置に固定する。ここでは、アーム部を回
動させるだけで、キャスティング時の釣糸とアーム部と
の干渉を避けることができ、前記作用がより有効にな
る。
【0016】両アーム部を投げ位置側及び巻き取り位置
側の少なくともいずれか一方側に付勢する付勢部材を設
けた場合には、操作性が良好になる。また、付勢部材を
トグルばねで構成し、両アーム部を投げ位置側及び巻き
取り位置側の両方に付勢した場合は、操作性がさらに良
好になる。
側の少なくともいずれか一方側に付勢する付勢部材を設
けた場合には、操作性が良好になる。また、付勢部材を
トグルばねで構成し、両アーム部を投げ位置側及び巻き
取り位置側の両方に付勢した場合は、操作性がさらに良
好になる。
【0017】
【実施例】図1及び図2に示す本発明の一実施例による
スピニングリールは、ハンドル1を備えたリール本体2
と、リール本体2の前部に回転自在に支持されたロータ
3と、ロータ3の前部に配置され釣糸を巻き取るスプー
ル4とを備えている。リール本体2は、図3に示すよう
に、互いにねじ止めされた第1ケース5及び第2ケース
6を有している。第1ケース5の上部にはスピニングリ
ールを釣竿に取り付けるための取り付け部5aが形成さ
れている。リール本体2の内部には、ロータ3を回転さ
せるためのロータ駆動機構10と、スプール4の位置決
めを行うためのスプールロック機構11とが設けられて
いる。
スピニングリールは、ハンドル1を備えたリール本体2
と、リール本体2の前部に回転自在に支持されたロータ
3と、ロータ3の前部に配置され釣糸を巻き取るスプー
ル4とを備えている。リール本体2は、図3に示すよう
に、互いにねじ止めされた第1ケース5及び第2ケース
6を有している。第1ケース5の上部にはスピニングリ
ールを釣竿に取り付けるための取り付け部5aが形成さ
れている。リール本体2の内部には、ロータ3を回転さ
せるためのロータ駆動機構10と、スプール4の位置決
めを行うためのスプールロック機構11とが設けられて
いる。
【0018】ロータ駆動機構10は、図2及び図3に示
すように、ハンドル1が固定された回転軸15、回転軸
15に固定されたマスターギア16と、このマスターギ
ア16に噛み合うピニオンギア17と有している。回転
軸15は、一端側がボールベアリング(以下、単に軸受
と記す)18を介して第2ケース6に、他端側が軸受1
9を介して第1ケース5に回転自在に支持されている。
なお、第1ケース5のハンドル側には、軸受押さえ部材
20がビス止めされている。ピニオンギア17は、図2
及び図4に示すように筒状に形成されており、その前部
17aはロータ3の中心部を貫通してスプール4側に延
びている。ピニオンギア17の後端は、軸受25を介し
て第1ケース5の支持部5bに支持され、また前端部は
軸受26を介して支持ブロック27に支持されている。
支持ブロック27はほぼ筒状に形成されており、第1ケ
ース5の前部に一体的に形成されている。ピニオンギア
17の前部17a外周部と支持ブロック27の内周部と
の間には、ピニオンギア17の逆転を防止するための一
方向クラッチ28が配置されている。
すように、ハンドル1が固定された回転軸15、回転軸
15に固定されたマスターギア16と、このマスターギ
ア16に噛み合うピニオンギア17と有している。回転
軸15は、一端側がボールベアリング(以下、単に軸受
と記す)18を介して第2ケース6に、他端側が軸受1
9を介して第1ケース5に回転自在に支持されている。
なお、第1ケース5のハンドル側には、軸受押さえ部材
20がビス止めされている。ピニオンギア17は、図2
及び図4に示すように筒状に形成されており、その前部
17aはロータ3の中心部を貫通してスプール4側に延
びている。ピニオンギア17の後端は、軸受25を介し
て第1ケース5の支持部5bに支持され、また前端部は
軸受26を介して支持ブロック27に支持されている。
支持ブロック27はほぼ筒状に形成されており、第1ケ
ース5の前部に一体的に形成されている。ピニオンギア
17の前部17a外周部と支持ブロック27の内周部と
の間には、ピニオンギア17の逆転を防止するための一
方向クラッチ28が配置されている。
【0019】ピニオンギア17の内周部にはスプール軸
30が貫通している。スプール軸30は前後方向に所定
範囲で移動自在であり、後端は第1ケース5の一部に支
持され、前端にはスプール4が固定されている。スプー
ル軸30の後端部には、図5に拡大して示すように、ス
プライン30aが形成されている。なお、図5はリール
本体2を断面して後方から見た図である。スプライン3
0aにはスプール軸ストッパ31が係止可能である。ス
プール軸ストッパ31はストッパつまみ32に連結され
ており、ストッパつまみ32によって上下移動させられ
るようになっている。このため、ストッパつまみ32に
よってスプール軸ストッパ31がスプール軸30のスプ
ライン30aに係止した場合にはスプール軸30の回転
が禁止され、またスプール軸ストッパ31がスプライン
30aから外れた場合にはスプール軸30の回転が許容
される。
30が貫通している。スプール軸30は前後方向に所定
範囲で移動自在であり、後端は第1ケース5の一部に支
持され、前端にはスプール4が固定されている。スプー
ル軸30の後端部には、図5に拡大して示すように、ス
プライン30aが形成されている。なお、図5はリール
本体2を断面して後方から見た図である。スプライン3
0aにはスプール軸ストッパ31が係止可能である。ス
プール軸ストッパ31はストッパつまみ32に連結され
ており、ストッパつまみ32によって上下移動させられ
るようになっている。このため、ストッパつまみ32に
よってスプール軸ストッパ31がスプール軸30のスプ
ライン30aに係止した場合にはスプール軸30の回転
が禁止され、またスプール軸ストッパ31がスプライン
30aから外れた場合にはスプール軸30の回転が許容
される。
【0020】スプールロック機構11は、スプール軸3
0のスプライン形成部より前方側に設けられており、ス
プール4を、前方側の投げ位置と、後方側(リール本体
側)の巻き取り位置とに固定するための機構である。こ
のスプールロック機構11は、図6及び図7に拡大して
示すように、スプール軸30に所定の間隔をあけて形成
された円周状の2つの係合溝30b,30cと、この係
合溝30b,30cに下方から係合するロック部材35
とから構成されている。ロック部材35は、上部に半円
状の係合部35aと、側方に突出してリール本体外部に
まで延びるレバー部35bとを有している。また、ロッ
ク部材35は第1ケース5の下部に形成された支持部3
6に対して出没自在に挿入されている。支持部36内に
はばね37が配置されており、ロック部材35はばね3
7により常に上方に付勢されている。ロック部材35の
レバー部35bの先端は、第1ケース5の外周部に配置
されたロックつまみ38に連結されており、ロックつま
み38によって上下移動させられるようになっている。
このため、ロックつまみ38によってロック部材35が
係合溝30b,30cに係合した場合にはスプール軸3
0の前後方向の移動が禁止され、係合が解除された場合
にはスプール軸30の前後方向の移動が許容される。
0のスプライン形成部より前方側に設けられており、ス
プール4を、前方側の投げ位置と、後方側(リール本体
側)の巻き取り位置とに固定するための機構である。こ
のスプールロック機構11は、図6及び図7に拡大して
示すように、スプール軸30に所定の間隔をあけて形成
された円周状の2つの係合溝30b,30cと、この係
合溝30b,30cに下方から係合するロック部材35
とから構成されている。ロック部材35は、上部に半円
状の係合部35aと、側方に突出してリール本体外部に
まで延びるレバー部35bとを有している。また、ロッ
ク部材35は第1ケース5の下部に形成された支持部3
6に対して出没自在に挿入されている。支持部36内に
はばね37が配置されており、ロック部材35はばね3
7により常に上方に付勢されている。ロック部材35の
レバー部35bの先端は、第1ケース5の外周部に配置
されたロックつまみ38に連結されており、ロックつま
み38によって上下移動させられるようになっている。
このため、ロックつまみ38によってロック部材35が
係合溝30b,30cに係合した場合にはスプール軸3
0の前後方向の移動が禁止され、係合が解除された場合
にはスプール軸30の前後方向の移動が許容される。
【0021】ロータ3は樹脂成形あるいはアルミダイカ
ストで形成されており、図8に拡大して示すように、円
筒部40と、円筒部40の側方に互いに対向して設けら
れた第1アーム部41及び第2アーム部42とを有して
いる。円筒部40の前部の中心部にはボス43が形成さ
れている。ボス43の中心部には貫通孔が形成されてお
り、この貫通孔をピニオンギア17の前部17a及びス
プール軸30が貫通している。貫通孔は小判形状であ
り、またピニオンギア17の前部17aの対応する部分
も小判形状となっている。このため、ピニオンギア17
と円筒部40とは一体回転する。また、ピニオンギア1
7の先端部にはねじ部が形成されており、このねじ部に
円筒状のねじ部材45が螺合している。円筒状ねじ部材
45の前端内周部は、軸受46を介してスプール軸30
に支持されている。
ストで形成されており、図8に拡大して示すように、円
筒部40と、円筒部40の側方に互いに対向して設けら
れた第1アーム部41及び第2アーム部42とを有して
いる。円筒部40の前部の中心部にはボス43が形成さ
れている。ボス43の中心部には貫通孔が形成されてお
り、この貫通孔をピニオンギア17の前部17a及びス
プール軸30が貫通している。貫通孔は小判形状であ
り、またピニオンギア17の前部17aの対応する部分
も小判形状となっている。このため、ピニオンギア17
と円筒部40とは一体回転する。また、ピニオンギア1
7の先端部にはねじ部が形成されており、このねじ部に
円筒状のねじ部材45が螺合している。円筒状ねじ部材
45の前端内周部は、軸受46を介してスプール軸30
に支持されている。
【0022】ロータ3の第1アーム部41には、図1に
示すように、第1移動部材50が前後方向に往復動自在
に装着されている。第1移動部材50の先端には第1ベ
ール支持部材(アームカム)51が揺動自在に装着され
ており、さらにその先端には釣糸を案内するラインロー
ラ52が固定されている。また、第2アーム部42に
は、第2移動部材53(図2参照)が前後方向に往復動
自在に装着されている。第2移動部材53は第2アーム
部42内に配置されており、その一部は外方に突出して
いる。そして、その突出部に第2ベール支持部材54が
揺動自在に装着されている。ラインローラ52と第2ベ
ール支持部材54との間にはベール55が装着されてい
る。ベール55は第1及び第2ベール支持部材51,5
4とともに揺動し、釣糸をスプール4に巻き付ける際の
糸巻き取り姿勢と、釣糸を繰り出す際の糸解放姿勢とを
取ることが可能である。
示すように、第1移動部材50が前後方向に往復動自在
に装着されている。第1移動部材50の先端には第1ベ
ール支持部材(アームカム)51が揺動自在に装着され
ており、さらにその先端には釣糸を案内するラインロー
ラ52が固定されている。また、第2アーム部42に
は、第2移動部材53(図2参照)が前後方向に往復動
自在に装着されている。第2移動部材53は第2アーム
部42内に配置されており、その一部は外方に突出して
いる。そして、その突出部に第2ベール支持部材54が
揺動自在に装着されている。ラインローラ52と第2ベ
ール支持部材54との間にはベール55が装着されてい
る。ベール55は第1及び第2ベール支持部材51,5
4とともに揺動し、釣糸をスプール4に巻き付ける際の
糸巻き取り姿勢と、釣糸を繰り出す際の糸解放姿勢とを
取ることが可能である。
【0023】ここで、ベール55をラインローラ52に
固定する際は、ベール55のラインローラ側の端部にタ
ップねじを形成し、ラインローラ52の固定軸に孔を形
成しておく。そして、ベール55のタップねじによって
固定軸の孔をねじ切り加工しながらベール55を固定軸
に挿入していく。この場合には、ベール55が損傷した
際にベール55のみを容易に交換することができる。
固定する際は、ベール55のラインローラ側の端部にタ
ップねじを形成し、ラインローラ52の固定軸に孔を形
成しておく。そして、ベール55のタップねじによって
固定軸の孔をねじ切り加工しながらベール55を固定軸
に挿入していく。この場合には、ベール55が損傷した
際にベール55のみを容易に交換することができる。
【0024】なお、図示していないが、ロータ3には、
ベール55を糸巻き取り姿勢と糸解放姿勢との2位置に
切り換え維持するためのトグル機構が設けられている。
また、ベール55を糸解放姿勢に維持したままロータ3
を回転させた際に、ベール55を糸巻き取り姿勢に復帰
させるための復帰機構が設けられている。ロータ3に
は、スプール4に釣糸を均一に巻き付けるためのレベル
ワインド機構(往復作動機構)60が設けられている。
レベルワインド機構60は、第1アーム部41内に配置
された螺軸61(図9参照)と、この螺軸61を駆動す
るための螺軸駆動機構62とを有している。
ベール55を糸巻き取り姿勢と糸解放姿勢との2位置に
切り換え維持するためのトグル機構が設けられている。
また、ベール55を糸解放姿勢に維持したままロータ3
を回転させた際に、ベール55を糸巻き取り姿勢に復帰
させるための復帰機構が設けられている。ロータ3に
は、スプール4に釣糸を均一に巻き付けるためのレベル
ワインド機構(往復作動機構)60が設けられている。
レベルワインド機構60は、第1アーム部41内に配置
された螺軸61(図9参照)と、この螺軸61を駆動す
るための螺軸駆動機構62とを有している。
【0025】螺軸61は回転軸芯と平行に配置されてお
り、表面に螺旋溝61aが形成されている。この螺旋溝
61aに、第1移動部材50の係止部50aが噛み合っ
ている。このため、螺軸61が回転すると、第1移動部
材50は螺軸61に沿って前後方向に往復動する。螺軸
駆動機構62は、図2及び図8に示すように、ロータ3
のリール本体側端部に配置されており、太陽ギア65
と、遊星ギア対66と、螺軸ギア67とを有している。
太陽ギア65は、ピニオンギア17の外周において、支
持ブロック27と一体(相対回転不能)に配置されてい
る。なお、ピニオンギア17とは相対回転自在である。
遊星ギア対66はロータ3の円筒部40に回転自在に取
り付けられており、第1遊星ギア66aと第2遊星ギア
66bとからなる。第1遊星ギア66aは太陽ギア65
に噛み合っており、第2遊星ギア66bは螺軸ギア67
と噛み合っている。螺軸ギア67は螺軸61の後端部に
固定されている。
り、表面に螺旋溝61aが形成されている。この螺旋溝
61aに、第1移動部材50の係止部50aが噛み合っ
ている。このため、螺軸61が回転すると、第1移動部
材50は螺軸61に沿って前後方向に往復動する。螺軸
駆動機構62は、図2及び図8に示すように、ロータ3
のリール本体側端部に配置されており、太陽ギア65
と、遊星ギア対66と、螺軸ギア67とを有している。
太陽ギア65は、ピニオンギア17の外周において、支
持ブロック27と一体(相対回転不能)に配置されてい
る。なお、ピニオンギア17とは相対回転自在である。
遊星ギア対66はロータ3の円筒部40に回転自在に取
り付けられており、第1遊星ギア66aと第2遊星ギア
66bとからなる。第1遊星ギア66aは太陽ギア65
に噛み合っており、第2遊星ギア66bは螺軸ギア67
と噛み合っている。螺軸ギア67は螺軸61の後端部に
固定されている。
【0026】また、ロータ3の円筒部40の内部には、
糸解放姿勢のベール55を糸巻き取り姿勢に戻すための
戻し部材68が設けられている。さらに、円筒部40の
外周側には外筒ケース70が配置されている。外筒ケー
ス70は、円筒部40の外周を覆う外筒部70aと、外
筒部70aの後端部から半径方向外方に拡がるフランジ
部70bと、外筒部70aの前端部から前方に延びる小
径部70cとを有している。フランジ部70bの外周側
には、前方側に延びる円筒状の糸落ち防止部70dが形
成されている。なお、外筒部70aと円筒部40とは係
合して一体的に回転する。小径部70cには、部分的に
切欠き70eが形成されており、この切欠き70e内に
固定部材71が固定されている。固定部材71は、ねじ
部材45の前端面に固定されている。このため、外筒ケ
ース70と固定部材71とは一体的に回転し、かつ固定
部材71は外筒ケース70に対して軸方向に移動自在で
ある。さらに、外筒ケース70の全部には前壁70fが
形成されている。前壁70fの内周端は、スプール軸3
0に形成されたフランジ部30dに係止しており、スプ
ール軸30が前方向に移動させられると、この係止によ
って外筒ケース70も同様に前方向に移動させられる。
糸解放姿勢のベール55を糸巻き取り姿勢に戻すための
戻し部材68が設けられている。さらに、円筒部40の
外周側には外筒ケース70が配置されている。外筒ケー
ス70は、円筒部40の外周を覆う外筒部70aと、外
筒部70aの後端部から半径方向外方に拡がるフランジ
部70bと、外筒部70aの前端部から前方に延びる小
径部70cとを有している。フランジ部70bの外周側
には、前方側に延びる円筒状の糸落ち防止部70dが形
成されている。なお、外筒部70aと円筒部40とは係
合して一体的に回転する。小径部70cには、部分的に
切欠き70eが形成されており、この切欠き70e内に
固定部材71が固定されている。固定部材71は、ねじ
部材45の前端面に固定されている。このため、外筒ケ
ース70と固定部材71とは一体的に回転し、かつ固定
部材71は外筒ケース70に対して軸方向に移動自在で
ある。さらに、外筒ケース70の全部には前壁70fが
形成されている。前壁70fの内周端は、スプール軸3
0に形成されたフランジ部30dに係止しており、スプ
ール軸30が前方向に移動させられると、この係止によ
って外筒ケース70も同様に前方向に移動させられる。
【0027】外筒ケース70の小径部70cの外周部に
は戻しばね72が配置されている。戻しばね72の後端
は外筒ケース70に当接し、前端は固定部材71の前端
部に当接しており、固定部材71を前方向に付勢してい
る。スプール4はロータ3の第1アーム部41と第2ア
ーム部42との間に配置されており、スプール軸30の
先端に相対回転不能に固定されている。スプール4は、
図2に示すように、後方側に行くにしたがって径が拡が
るテーパー形状であり、外周に釣糸が巻き付けられる。
そして、その後端部には、図8に拡大して示すように、
ロータ側の糸落ち防止部70dの内周に外周端が近接す
る糸落ち防止部材75が装着されている。ここでは、糸
落ち防止部70d及び糸落ち防止部材75によってスプ
ール4の内部に釣糸が侵入するのを防止できる。
は戻しばね72が配置されている。戻しばね72の後端
は外筒ケース70に当接し、前端は固定部材71の前端
部に当接しており、固定部材71を前方向に付勢してい
る。スプール4はロータ3の第1アーム部41と第2ア
ーム部42との間に配置されており、スプール軸30の
先端に相対回転不能に固定されている。スプール4は、
図2に示すように、後方側に行くにしたがって径が拡が
るテーパー形状であり、外周に釣糸が巻き付けられる。
そして、その後端部には、図8に拡大して示すように、
ロータ側の糸落ち防止部70dの内周に外周端が近接す
る糸落ち防止部材75が装着されている。ここでは、糸
落ち防止部70d及び糸落ち防止部材75によってスプ
ール4の内部に釣糸が侵入するのを防止できる。
【0028】また、スプール軸30の先端には固定ねじ
76がねじ込まれており、スプール4がスプール軸30
から脱落するのを防止している。次に動作について説明
する。通常の操作時には、スプール4は巻き取り位置に
維持されている。このとき、スプールロック機構11の
ロック部材35はスプール軸30の係合溝30bに係合
している。
76がねじ込まれており、スプール4がスプール軸30
から脱落するのを防止している。次に動作について説明
する。通常の操作時には、スプール4は巻き取り位置に
維持されている。このとき、スプールロック機構11の
ロック部材35はスプール軸30の係合溝30bに係合
している。
【0029】キャスティングを行う際は、ロックつまみ
38を下方に押す。これによりロック部材35がばね3
7の付勢力に抗して下降する。この状態では、スプール
軸30を前方に移動させることが可能である。スプール
軸30を前方に所定量(2つの係合溝30b,30c間
の距離)だけ移動させ、ロックつまみ38を離すと、ロ
ック部材35はばね37の付勢力によって上昇し、係合
部35aが後方側の係合溝30cに係合する。したがっ
て、スプール4は前方側の投げ位置に維持され。スプー
ル4が投げ位置に維持された状態では、スプール4から
繰り出される釣糸は第1アーム部41に干渉しにくい。
次にベール55を糸解放姿勢側に倒し、キャスティング
を行う。
38を下方に押す。これによりロック部材35がばね3
7の付勢力に抗して下降する。この状態では、スプール
軸30を前方に移動させることが可能である。スプール
軸30を前方に所定量(2つの係合溝30b,30c間
の距離)だけ移動させ、ロックつまみ38を離すと、ロ
ック部材35はばね37の付勢力によって上昇し、係合
部35aが後方側の係合溝30cに係合する。したがっ
て、スプール4は前方側の投げ位置に維持され。スプー
ル4が投げ位置に維持された状態では、スプール4から
繰り出される釣糸は第1アーム部41に干渉しにくい。
次にベール55を糸解放姿勢側に倒し、キャスティング
を行う。
【0030】なお、キャスティングを行う際、釣糸の竿
先からの出具合を調整する場合は、ストッパつまみ32
を操作してスプール軸ストッパ31をスプール軸30の
スプライン30aから離す。これによりスプール4を手
で回転させることが可能となり、釣糸の出具合を調整で
きる。釣糸が適量だけ出された場合は、ストッパつまみ
32を操作してスプール軸ストッパ31をスプライン3
0aに係合させ、スプーク4(スプール軸30)の回転
を禁止する。本実施例のスピニングリールではドラグ機
構が設けられていないので、このような構成により釣糸
の出具合を調整可能としている。
先からの出具合を調整する場合は、ストッパつまみ32
を操作してスプール軸ストッパ31をスプール軸30の
スプライン30aから離す。これによりスプール4を手
で回転させることが可能となり、釣糸の出具合を調整で
きる。釣糸が適量だけ出された場合は、ストッパつまみ
32を操作してスプール軸ストッパ31をスプライン3
0aに係合させ、スプーク4(スプール軸30)の回転
を禁止する。本実施例のスピニングリールではドラグ機
構が設けられていないので、このような構成により釣糸
の出具合を調整可能としている。
【0031】キャスティングした後に釣糸の巻き取りを
行う場合は、ロックつまみ38を下方に押す。すると、
ロック部材35が下降して係合部35aがスプール軸3
0の係合溝30cから外れる。スプール軸30は戻しば
ね72によって常に巻き取り位置側に付勢されているの
で、スプール軸30は自動的に巻き取り位置に移動す
る。この状態でロックつまみ38を離すことにより、ロ
ック部材35が上昇して係合部35aが係合溝30bに
係合する。これにより、スプール4は巻き取り位置に維
持される。次にベール55を糸巻き取り姿勢側に倒す。
なお、ベール55が糸解放姿勢側に位置したままハンド
ル1を回転させれば、復帰機構によりベール55は糸巻
き取り姿勢側に自動的に倒される。
行う場合は、ロックつまみ38を下方に押す。すると、
ロック部材35が下降して係合部35aがスプール軸3
0の係合溝30cから外れる。スプール軸30は戻しば
ね72によって常に巻き取り位置側に付勢されているの
で、スプール軸30は自動的に巻き取り位置に移動す
る。この状態でロックつまみ38を離すことにより、ロ
ック部材35が上昇して係合部35aが係合溝30bに
係合する。これにより、スプール4は巻き取り位置に維
持される。次にベール55を糸巻き取り姿勢側に倒す。
なお、ベール55が糸解放姿勢側に位置したままハンド
ル1を回転させれば、復帰機構によりベール55は糸巻
き取り姿勢側に自動的に倒される。
【0032】スプール4を巻き取り位置に維持してハン
ドル1を回転させると、この回転力は回転軸15及びマ
スターギア16を介してピニオンギア17に伝達され
る。このピニオンギア17に伝達された回転力は、ピニ
オンギア前部17aを介してロータ3に伝達される。ロ
ータ3が回転すると、遊星ギア対66が太陽ギア65を
中心に公転しながら自転し、その回転は螺軸ギア67に
伝達される。これにより螺軸61が回転し、この螺軸6
1に噛み合う第1移動部材50が前後方向に移動する。
このため、第1及び第2ベール支持部材51,54、ラ
インローラ52及びベール55が前後方向に往復動し、
ラインローラ41によってスプール4に案内された釣糸
は、スプール4の外周に均一に巻き取られる。
ドル1を回転させると、この回転力は回転軸15及びマ
スターギア16を介してピニオンギア17に伝達され
る。このピニオンギア17に伝達された回転力は、ピニ
オンギア前部17aを介してロータ3に伝達される。ロ
ータ3が回転すると、遊星ギア対66が太陽ギア65を
中心に公転しながら自転し、その回転は螺軸ギア67に
伝達される。これにより螺軸61が回転し、この螺軸6
1に噛み合う第1移動部材50が前後方向に移動する。
このため、第1及び第2ベール支持部材51,54、ラ
インローラ52及びベール55が前後方向に往復動し、
ラインローラ41によってスプール4に案内された釣糸
は、スプール4の外周に均一に巻き取られる。
【0033】このような実施例では、簡単な構成で、ス
プール4を投げ位置と巻き取り位置とで固定でき、キャ
スティング時に釣糸とアーム部が干渉するのを避けるこ
とができる。また、ロックつまみ38を操作するだけ
で、スプール4を前方側の投げ位置に移動でき、しかも
自動的に巻き取り位置に復帰させることができるので、
操作性が良好である。
プール4を投げ位置と巻き取り位置とで固定でき、キャ
スティング時に釣糸とアーム部が干渉するのを避けるこ
とができる。また、ロックつまみ38を操作するだけ
で、スプール4を前方側の投げ位置に移動でき、しかも
自動的に巻き取り位置に復帰させることができるので、
操作性が良好である。
【0034】〔他の実施例〕
(a)前記実施例では、スプール4をテーパー形状とし
たが、図10に示すような形状としてもよい。この実施
例のスプール80は、前端に形成された前フランジ部8
0aと、後部側に形成されたスカート部80bと、前フ
ランジ部80aとスカート部80bとの間に形成された
糸巻胴部80cとを有している。前フランジ部80aの
外径は糸巻胴部80cのそれより大きく、スカート部8
0bの外径は前フランジ80aのそれより大きい。そし
て、糸巻胴部80cとスカート部80bとの間には、前
フランジ部80aとほぼ同じ外径の後フランジ部80d
が形成されている。
たが、図10に示すような形状としてもよい。この実施
例のスプール80は、前端に形成された前フランジ部8
0aと、後部側に形成されたスカート部80bと、前フ
ランジ部80aとスカート部80bとの間に形成された
糸巻胴部80cとを有している。前フランジ部80aの
外径は糸巻胴部80cのそれより大きく、スカート部8
0bの外径は前フランジ80aのそれより大きい。そし
て、糸巻胴部80cとスカート部80bとの間には、前
フランジ部80aとほぼ同じ外径の後フランジ部80d
が形成されている。
【0035】このようなスプール80を用いた場合は、
糸巻胴部80cに釣糸が前後方向で均一に巻かれている
か否かを、定規81を前フランジ部80aと後フランジ
部80dとの間に当てて容易にチェックすることができ
る。 (b)前記実施例では、スプール4を前後方向に移動さ
せるようにしたが、両アーム部41,42を回動自在と
して、投げ位置と巻き取り位置とを取り得るようにして
もよい。この場合の実施例を図11に示す。
糸巻胴部80cに釣糸が前後方向で均一に巻かれている
か否かを、定規81を前フランジ部80aと後フランジ
部80dとの間に当てて容易にチェックすることができ
る。 (b)前記実施例では、スプール4を前後方向に移動さ
せるようにしたが、両アーム部41,42を回動自在と
して、投げ位置と巻き取り位置とを取り得るようにして
もよい。この場合の実施例を図11に示す。
【0036】この例では、両アーム部41,42はロー
タ3内にロータの円筒部40と一体で設けられた固定部
3aに支持されており、回転軸芯と直交する軸を中心に
ほぼ90°の角度範囲で回動自在である。すなわち、固
定部3aには半径方向に延びる軸90が回動自在に装着
されており、この軸90に第2アーム部42が取り付け
られている。このような構成により、両アーム部41,
42は、図11に示す巻き取り位置と、図11に示す姿
勢から90°倒れた投げ位置とを取り得る。投げ位置で
は、スプール4から繰り出される釣り糸がアーム部41
に干渉しない。また、この例では、第1ケース5の一部
には第1かさ歯車91が一体で形成されており、この第
1かさ歯車91に噛み合うように第2かさ歯車92が配
置されている。第2かさ歯車92は第3かさ歯車93と
一体に形成されており、これらは支持部材94に回転自
在に支持されている。第3かさ歯車93は螺軸61の端
部に固定された第4かさ歯車95に噛み合っている。こ
のようなかさ歯車列を用いてロータの回転を螺軸を伝達
することにより、アーム部41,42を軸90に対して
回動させることが可能になる。第4かさ歯車95のリー
ル本体側には、蓋部材41aがアーム部41に対して着
脱可能に取り付けられている。
タ3内にロータの円筒部40と一体で設けられた固定部
3aに支持されており、回転軸芯と直交する軸を中心に
ほぼ90°の角度範囲で回動自在である。すなわち、固
定部3aには半径方向に延びる軸90が回動自在に装着
されており、この軸90に第2アーム部42が取り付け
られている。このような構成により、両アーム部41,
42は、図11に示す巻き取り位置と、図11に示す姿
勢から90°倒れた投げ位置とを取り得る。投げ位置で
は、スプール4から繰り出される釣り糸がアーム部41
に干渉しない。また、この例では、第1ケース5の一部
には第1かさ歯車91が一体で形成されており、この第
1かさ歯車91に噛み合うように第2かさ歯車92が配
置されている。第2かさ歯車92は第3かさ歯車93と
一体に形成されており、これらは支持部材94に回転自
在に支持されている。第3かさ歯車93は螺軸61の端
部に固定された第4かさ歯車95に噛み合っている。こ
のようなかさ歯車列を用いてロータの回転を螺軸を伝達
することにより、アーム部41,42を軸90に対して
回動させることが可能になる。第4かさ歯車95のリー
ル本体側には、蓋部材41aがアーム部41に対して着
脱可能に取り付けられている。
【0037】なお、第2アーム部42内には、図12及
び図13で示すように、両アーム部41,42を投げ位
置及び巻き取り位置の両位置に付勢するためのトグル機
構96が配置されている。このトグル機構96は、ベー
ル55を糸巻き取り姿勢及び糸解放姿勢に維持するため
の機構であり、この例では、両アーム部41,42を各
位置でロックするための機構としても機能している。
び図13で示すように、両アーム部41,42を投げ位
置及び巻き取り位置の両位置に付勢するためのトグル機
構96が配置されている。このトグル機構96は、ベー
ル55を糸巻き取り姿勢及び糸解放姿勢に維持するため
の機構であり、この例では、両アーム部41,42を各
位置でロックするための機構としても機能している。
【0038】このような実施例によっても、前記実施例
と同様の効果を奏し、さらに特別なロック機構が不要に
なる。 (c)スプール4を固定して、両アーム部を後方にスラ
イドできるようにしてもよい。 (d)スプールロック機構は前記実施例に限定されな
い。たとえば、第2アーム部に半径方向に出没自在なロ
ックピンを設けるとともに、スプールの外周壁に係合部
を設け、前記ロックピンのスプール係合部への係脱によ
ってロックするようにしてもよい。
と同様の効果を奏し、さらに特別なロック機構が不要に
なる。 (c)スプール4を固定して、両アーム部を後方にスラ
イドできるようにしてもよい。 (d)スプールロック機構は前記実施例に限定されな
い。たとえば、第2アーム部に半径方向に出没自在なロ
ックピンを設けるとともに、スプールの外周壁に係合部
を設け、前記ロックピンのスプール係合部への係脱によ
ってロックするようにしてもよい。
【0039】また、スプール軸30に係脱自在なロック
ピンをリール本体に設けて、スプール4の位置を固定す
るようにしてもよい。
ピンをリール本体に設けて、スプール4の位置を固定す
るようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明に係るスピニングリ
ールでは、糸案内部を前後方向に往復動させてレベルワ
インド機構を構成するものにおいて、アーム部及びスプ
ールの少なくともいずれか一方が投げ位置と巻き取り位
置とを取り得るので、キャスティング時に釣糸とアーム
部との干渉が少なくなる。
ールでは、糸案内部を前後方向に往復動させてレベルワ
インド機構を構成するものにおいて、アーム部及びスプ
ールの少なくともいずれか一方が投げ位置と巻き取り位
置とを取り得るので、キャスティング時に釣糸とアーム
部との干渉が少なくなる。
【0041】スプールを前後方向に移動自在とし、投げ
位置と巻き取り位置とで固定するスプールロック機構を
設けた場合には、簡単な構成でキャスティング時の釣糸
とアーム部との干渉を避けることができる。スプールを
投げ位置側及び巻き取り位置側の少なくともいずれか一
方側に付勢する付勢部材を設けた場合には、ロックを解
除することによってスプールが自動的に一方側の位置に
復帰し、操作性が良好になる。また、付勢部材をスプー
ル内部に配置した場合は、装置が大型化しない。
位置と巻き取り位置とで固定するスプールロック機構を
設けた場合には、簡単な構成でキャスティング時の釣糸
とアーム部との干渉を避けることができる。スプールを
投げ位置側及び巻き取り位置側の少なくともいずれか一
方側に付勢する付勢部材を設けた場合には、ロックを解
除することによってスプールが自動的に一方側の位置に
復帰し、操作性が良好になる。また、付勢部材をスプー
ル内部に配置した場合は、装置が大型化しない。
【0042】スプールロック機構を、レバー部材と、ス
プール軸の2位置に係合可能な係合部材とで構成した場
合は、簡単な機構で操作性が良好になる。本発明のさら
に他の見地に係るスピニングリールでは、アーム部を回
動させるだけで、キャスティング時の釣糸とアーム部と
の干渉を少なくできる。アーム部を投げ位置側及び巻き
取り位置側の少なくともいずれか一方側に付勢する付勢
部材を設けた場合には、操作性が良好になる。また、付
勢部材をトグルばねで構成し、アーム部を投げ位置側及
び巻き取り位置側の両方に付勢した場合は、操作性がさ
らに良好になる。
プール軸の2位置に係合可能な係合部材とで構成した場
合は、簡単な機構で操作性が良好になる。本発明のさら
に他の見地に係るスピニングリールでは、アーム部を回
動させるだけで、キャスティング時の釣糸とアーム部と
の干渉を少なくできる。アーム部を投げ位置側及び巻き
取り位置側の少なくともいずれか一方側に付勢する付勢
部材を設けた場合には、操作性が良好になる。また、付
勢部材をトグルばねで構成し、アーム部を投げ位置側及
び巻き取り位置側の両方に付勢した場合は、操作性がさ
らに良好になる。
【図1】本発明の一実施例によるスピニングリールの斜
視図。
視図。
【図2】前記スピニングリールの断面側面図。
【図3】前記スピニングリールの断面背面図。
【図4】図2の拡大部分図。
【図5】スプール軸の回転ストッパ機構を示す断面背面
部分図。
部分図。
【図6】スプールロック機構の側面図。
【図7】スプールロック機構の背面図。
【図8】図2の拡大部分図。
【図9】レベルワインド機構の平面部分図。
【図10】本発明の他の実施例によるスプールの側面
図。
図。
【図11】本発明の他の実施例の図2に相当する図。
【図12】図11に示した実施例に用いられるトグル機
構の断面図側面図。
構の断面図側面図。
【図13】前記トグル機構の一部断面正面図。
1 ハンドル
2 リール本体
3 ロータ
4 スプール
11 スプールロック機構
30 スプール軸
35 ロック部材
38 ロックつまみ
41,42 アーム部
Claims (8)
- 【請求項1】釣竿に装着されるスピニングリールであっ
て、 ハンドルを有し、釣竿に装着可能なリール本体と、 前記リール本体の前部に回転自在に支持され、回転軸を
挟むように対向して配置された第1アーム部及び第2ア
ーム部を有し、前記ハンドルによって回転させられるロ
ータと、 前記第1アーム部に前記回転軸に沿って移動自在に装着
された糸案内部と、 前記ロータの回転に連動して前記糸案内部を前記回転軸
に沿って往復動させる往復作動機構と、 前記第1アーム部と第2アーム部との間に配置され、釣
糸が巻かれるスプールとを備え、 前記両アーム部及びスプールの少なくともいずれかは、
前記糸案内部を介して巻き取られる釣糸が前記スプール
に巻き付き可能な巻き取り位置と、前記両アーム部に対
して前記スプールが前記巻き取り位置よりも相対的に前
方側に位置するような投げ位置との2位置に位置決め可
能である、スピニングリール。 - 【請求項2】前記スプールは前記回転軸に沿って移動自
在に配置されており、 前記スプールを前記投げ位置と巻き取り位置とに維持す
るスプールロック機構をさらに備えている、請求項1に
記載のスピニングリール。 - 【請求項3】前記スプールを前記投げ位置側及び巻き取
り位置側の少なくともいずれか一方側に付勢する付勢部
材をさらに備えている、請求項1又は2に記載のスピニ
ングリール。 - 【請求項4】前記スプールは前記リール本体内部に延び
るスプール軸を有し、 前記スプールロック機構は、前記リール本体に設けられ
たレバー部材と、前記レバー部材によって前記スプール
軸の2位置に係合可能な係合部材とを有している、請求
項2又は3に記載のスピニングリール。 - 【請求項5】前記付勢部材は、前記スプール内部に配置
されている、請求項2又は4に記載のスピニングリー
ル。 - 【請求項6】前記第1及び第2アーム部は、前記投げ位
置と巻き取り位置とを取り得るように基端部を中心に回
動自在である、請求項1に記載のスピニングリール。 - 【請求項7】前記両アーム部を前記投げ位置側及び巻き
取り位置側の少なくともいずれか一方側に付勢する付勢
部材をさらに備えている、請求項1又は6に記載のスピ
ニングリール。 - 【請求項8】前記付勢部材は、前記両アーム部を前記投
げ位置側及び巻き取り位置側の両方に付勢するトグルば
ねである、請求項7に記載のスピニングリール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04728994A JP3400526B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04728994A JP3400526B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | スピニングリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07255336A JPH07255336A (ja) | 1995-10-09 |
| JP3400526B2 true JP3400526B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=12771136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04728994A Expired - Fee Related JP3400526B2 (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | スピニングリール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3400526B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP04728994A patent/JP3400526B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07255336A (ja) | 1995-10-09 |
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Legal Events
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