JP3403268B2 - 高密度熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
高密度熱可塑性樹脂組成物Info
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Description
レート樹脂、ポリカーボネート樹脂、及び硫酸バリウム
よりなる高密度熱可塑性樹脂組成物に関する。特に、各
種容器、壁材、床材、テーブルトップ等の住宅用材、室
内装飾品等に適する樹脂組成物に関する。
トップ等の住宅用材、室内装飾品等には、セラミックや
充填された熱硬化性樹脂が使用されていたが、製造の容
易さから熱可塑性樹脂が利用されるようになってきた。
しかし、樹脂固有の外観が重量感や質感を低下させるた
め、かかる従来の樹脂材料では、上記用途として満足の
いくものが得られなかった。特に表面に艶消しを呈する
ような用途では代替が困難であった。
配合することが試みられている(特開平3−18506
9号等)。しかし、硫酸バリウムを熱可塑性樹脂に充填
すると、耐衝撃性が低下するという欠点がある。また、
樹脂の色調が著しく悪くなるので、色調改善のために着
色剤を添加すると、更に耐衝撃性が低下することとな
る。よって、上記用途への代替として十分に満足できる
物性を有する樹脂材料は、未だ得られていないのが実情
であった。
感があり、外観(特に艶消し性)や色調が良好であると
共に、耐衝撃性に優れた高密度樹脂組成物を提供するこ
とを目的とする。
解決すべく鋭意検討した結果、ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂とポリカーボネートを一定割合で含み、且つ特
定の処理を施した硫酸バリウムを配合させた樹脂組成物
が、目的を達成しうることを見出し、本発明に到達し
た。
テレフタレート樹脂10〜50重量%、ポリカーボネー
ト樹脂10〜50重量%、及び塩素含有量が100pp
m以下である硫酸バリウム10〜80重量%を配合して
なる、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物、に存す
る。以下、本発明を詳細に説明する。
ト(以下「PBT」と略記することがある。)樹脂と
は、1,4−ブチレングリコールとテレフタル酸または
その誘導体とを重縮合して得られるブチレンテレフタレ
ート単位からなるポリマーであり、該テレフタル酸成分
または1,4−ブチレングリコール成分の一部を他の共
重合成分で置換した共重合体であってもよい。
酸成分としてはイソフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、4,4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸、アジ
ピン酸、セバシン酸およびシクロヘキサンジカルボン酸
等のジカルボン酸類を挙げることができる。また、グリ
コール成分としてはエチレングリコール、トリメチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコール、ポリエチレングリコールとポリプロ
ピレングリコールとのコポリグリコール等を挙げること
ができる。但し、かかる共重合成分の割合は、ポリマー
全体の30重量%未満とするのが好ましい。
ル/テトラクロロエタンの1/1(重量比)の混合溶媒
中30℃で測定した固有粘度が0.5〜2dl/g、よ
り好ましくは1〜2dl/g、最も好ましくは1.1〜
1.6dl/gのものが用いられる。
下、「PC」と略記することがある。)樹脂とは、2価
フェノールとカーボネート前駆体とを溶液法または溶融
法で反応せしめて製造されるものである。2価フェノー
ルの代表的な例を挙げると、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン[ビスフェノールA]、ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチ
ルフェニル)プロパン、ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)サルファイド、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン等が挙げられる。
スフェノールA、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン等のビス−(4−ヒドロキシフェニル)アルカン系化
合物であり、特に好ましくはビスフェノールAが用いら
れる。尚、ポリカーボネート樹脂を製造するにあたり、
前記2価フェノールを単独でまたは2種以上混合して使
用してもよい。
ボニルハライド、カルボニルエステルまたはハロホルメ
ート等が挙げられる。具体的にはホスゲン、ジフェニル
カーボネート、2価フェノールのジハロホルメート等が
用いられる。これらは単独で、または2種以上混合して
使用してもよい。
は、一般に1万〜10万、好ましくは1.5万〜6万、
より好ましくは1.5万〜4万、特に好ましくは1.5
万〜3万である。これらの粘度平均分子量を持つポリカ
ーボネート樹脂を製造するに際し、適当な分子量調節
剤、加工性改善のための分岐剤、反応を促進するための
触媒などを添加してもよい。
〜50重量%、好ましくは15〜45重量%,より好ま
しくは20〜40重量%である。この量が少なすぎると
耐薬品性が低下する。一方、多すぎると耐衝撃性が低下
する。
50重量%、好ましくは15〜45重量%,より好まし
くは20〜40重量%である。この量が少なすぎると耐
衝撃性が低下する。一方、多すぎると耐薬品性が低下す
る。また、PBTとPCの好ましい配合比としては、P
BT/PC=1/2〜2/1である。PBTがPCに対
して多すぎると耐衝撃性が低下し、少なすぎると耐薬品
性が低下する。
バリウムに含有される塩素含有量が100ppm以下で
あるものを使用することが必要である。硫酸バリウム中
の塩素含有量が100ppmを超えると、樹脂組成物を
溶融混練した後の色調が著しく悪くなるばかりでなく、
耐衝撃性にも悪影響を与える。この塩素含有量は、好ま
しくは50ppm以下である。
産出するものであっても合成によって得られるものであ
ってもよく、天然に産出するものとしては例えば天然重
晶石を粉砕したものを使用することができる。また、合
成によって得られるものとしては公知の合成法により合
成された硫酸バリウムを使用することができる。
一定以下の塩素含有量とするためには、硫酸バリウムを
樹脂に添加混練する前に、塩酸,硫酸,硝酸、好ましく
は塩酸で3時間以上洗浄するのが好ましい。特に、天然
重晶石から得られる硫酸バリウムには不純物が多く含ま
れているため、かかる洗浄を行うことが特に好ましい。
は特に制限はないが、0.5〜50ミクロンであること
が好ましく、より好ましくは8〜15ミクロン、最も好
ましくは10〜12ミクロンである。硫酸バリウムの配
合量は、組成物全体の10〜80重量%である。この量
が多すぎると耐衝撃性が低下する。一方、少なすぎる
と、重量感,質感,外観の点で好ましくない。硫酸バリ
ウムの添加量の好ましい範囲は、下限が30重量%、上
限が50重量%である。
損なわない範囲において、更に必要に応じて他の熱可塑
性樹脂、例えばポリアミド、ゴム成分等を配合すること
もできる。また、その目的に応じて所望の特性を付与す
るため、一般に熱可塑性樹脂に添加される公知の物質、
例えば難燃剤、難燃助剤、無機強化材、滑剤、酸化防止
剤、各種安定剤、衝撃改良剤、可塑剤、離型剤、着色
剤、結晶化促進剤等を配合することができる。
添加するのが好ましい。その場合は、樹脂組成物全体の
0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜1重量%添加
される。かかる外部潤滑剤としては、脂肪酸、脂肪族ア
ルコール、脂肪酸アミド、ステアリン酸金属塩、ペンタ
エリスリトールテトラステアレート等が挙げられる。
レンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、硫酸
バリウム及び必要に応じて使用する添加剤等を、公知の
方法で溶融混練することにより得られる。例えば、エク
ストルーダー、バンバリーミキサーなどにより溶融混合
することが簡便で好ましい。
るが、本発明は、その要旨を逸脱しない限りこれらの実
施例により何ら制限されるものではない。尚、以下の実
施例における各成分は、以下のものを使用した。 PBT:フェノール/テトラクロロエタンの1/1(重
量比)の混合溶媒中、30℃で測定した固有粘度が1.
4dl/gであるポリブチレンテレフタレート。 PC:粘度平均分子量30,000 BaSO4(1):8μm,塩素量500ppm BaSO4(2):(1)の洗浄品,塩素量50ppm BaSO4(3):0.3μm,塩素量700ppm 塩素量はXRFにより測定した。
に記載した所定量の各成分をミキサーにて混合し、単軸
揮発分除去型押出機用いて、設定温度280℃、回転数
85rpmの条件にて押出し、ペレットを製造した。得
られたペレットを用いて、成形温度270℃で100m
m×100mm×2mm厚みの平板を射出成形した。得
られた成形品について、耐衝撃性及び表面外観について
評価した。
によりL/a/b値を測定して表面粗度計により一定測
定距離間の山数(Pc値)を求め、以下の基準にて評価
した(Pc値が大きい方が艶消し性が高い)。 ○:Pc値100以上 ×:Pc値100未満 また、耐衝撃性は成形品に1kg鋼球を落下させた際の
非破壊最大高さを測定した。
高く、外観(特に艶消し性)及び色調が良好であると共
に、耐衝撃性に優れた高密度樹脂組成物であり、各種容
器、壁材、床材、テーブルトップ等の住宅用材、室内装
飾品等に好適である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリブチレンテレフタレート樹脂10〜
50重量%、ポリカーボネート樹脂10〜50重量%、
及び塩素含有量が100ppm以下である硫酸バリウム
10〜80重量%を配合してなる、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂組成物。 - 【請求項2】 硫酸バリウムの平均粒径が0.5〜50
ミクロンである、請求項1記載のポリブチレンテレフタ
レート樹脂組成物。 - 【請求項3】 硫酸バリウムが、天然重晶石を洗浄して
塩素含有量を100ppm以下としたものである、請求
項1又は2記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成
物。 - 【請求項4】 ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物
全体に対して、潤滑剤を0.01〜5重量%を配合して
なる、請求項1乃至3のいずれかに記載のポリブチレン
テレフタレート樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01088495A JP3403268B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 高密度熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01088495A JP3403268B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 高密度熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08199049A JPH08199049A (ja) | 1996-08-06 |
| JP3403268B2 true JP3403268B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=11762752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01088495A Expired - Fee Related JP3403268B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 高密度熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3403268B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP01088495A patent/JP3403268B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08199049A (ja) | 1996-08-06 |
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