JP3406384B2 - 4輪駆動車の動力伝達装置 - Google Patents

4輪駆動車の動力伝達装置

Info

Publication number
JP3406384B2
JP3406384B2 JP14109094A JP14109094A JP3406384B2 JP 3406384 B2 JP3406384 B2 JP 3406384B2 JP 14109094 A JP14109094 A JP 14109094A JP 14109094 A JP14109094 A JP 14109094A JP 3406384 B2 JP3406384 B2 JP 3406384B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastening
valve
orifice
lead valve
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14109094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07323742A (ja
Inventor
等 芥川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP14109094A priority Critical patent/JP3406384B2/ja
Publication of JPH07323742A publication Critical patent/JPH07323742A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3406384B2 publication Critical patent/JP3406384B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4輪駆動車の動力伝達装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4輪駆動車のなかには、前輪と後輪との
うち一方を主駆動輪とし他方を副駆動輪とするため、主
駆動輪を常時エンジンにより駆動すると共に、主駆動輪
と副駆動輪との回転差に応じた締結力でもって主駆動輪
と副駆動輪とを締結するようにしたものがある。上記主
駆動輪と副駆動輪との締結力を該両者の回転差に応じて
得るため、当該回転差に応じた吐出圧を発生するオイル
ポンプを設けて、この吐出圧を、主駆動輪と副駆動輪と
を締結するためのクラッチ等の締結手段の締結用油室へ
供給するようになっている。
【0003】特開平4−201725号公報には、エン
ジンにより車輪を駆動する正駆動時つまり通常走行時と
車輪によりエンジンを駆動する逆駆動時つまりブレーキ
時とで、締結特性つまり副駆動輪への伝達トルク特性を
変更することが開示されている。すなわち、オイルポン
プの回転方向に応じてオイルの流動抵抗が異なるように
設定して、逆駆動時には正駆動時に比して、オイルポン
プからの吐出圧が小さくなるようにすることが開示され
ている。そして、この締結特性を異ならせるために、前
記公報のものでは、オイル通路に設けたボ−ル式逆止弁
の開弁特性を、開弁圧設定用のスプリングを別途用いて
設定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転差に応
じた締結力を得るためオイルポンプを用いる大きな利点
は、吐出圧をオリフィスを介して一部リリ−フさせるこ
とにより、回転差が小さいときの締結力を小さく設定で
きることにある。そして、このためには、締結特性設定
用のリリ−フ通路やオリフィスを別途設けるもうける必
要があるが、通常は、オイルポンプや締結手段を保持し
た駆動軸に当該リリ−フ通路およびオリフィスを形成し
ていた。
【0005】しかしながら、駆動軸に別途リリ−フ通路
やオリフィスを形成することは、かなり面倒となる。ま
た、正駆動時と逆駆動時とで締結特性を変更する場合
に、締結特性変更用のスプリング等を用いることは部品
点数の増加等となってしまう。
【0006】本発明の第1の目的は、回転差が小さいと
きにオイルポンプからの吐出圧を小さくするための構成
を極めて簡単になし得るようにした4輪駆動車の動力伝
達装置を提供することにある。本発明の第2の目的は、
極めて簡単な構成により、正駆動時と逆駆動時とで締結
特性を変更できるようにした4輪駆動車の動力伝達装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明にあっては次のような構成としてある。
すなわち、前輪と後輪との回転差に応じた吐出圧を発生
するオイルポンプと、該オイルポンプからの吐出圧を受
けて前輪側と後輪側とを締結する油圧式の締結手段とを
備え、前記締結手段が、前輪側と後輪側とを締結するた
めのクラッチと、該クラッチを圧接するためのクラッチ
ピストンとを備えると共に、該クラッチピストンの一面
側に締結用油室が画成されており、前記締結用油室に対
して前記オイルポンプからの吐出圧が供給されることに
より、該締結用油室の油圧に応じた締結力でもって前輪
側と後輪側とを締結するようにした4輪駆動車の動力伝
達装置において、前記オイルポンプのポンプケーシング
が、前記クラッチピストンによって構成されており、前
記オイルポンプは、それぞれ前記締結手段の締結用油室
に連通された正転方向用の第1吐出口および逆転方向用
の第2吐出口を備え、前記第1吐出口に、逆転方向の回
転のときに前記締結用油室からのオイル逆流を防止する
ための第1リ−ド弁が設けられ、前記第2吐出口に、正
転方向の回転のときに前記締結用油室からのオイル逆流
を防止するための第2リ−ド弁が設けられ、前記第1リ
ード弁と第2リード弁とは、1枚のリード弁構成部材に
よって互いに一体成形され、前記一体成形された第1リ
ード弁と第2リード弁とは、前記締結用油室内に位置さ
れた状態で、前記クラッチピストンに取付けられてお
り、前記第1リ−ド弁と第2リ−ド弁との少なくとも一
方に、オリフィスが形成されている、ような構成として
ある。
【0008】前記第2の目的を達成するため、本発明に
あっては次のような構成としてある。すなわち、前記構
成を前提として、前記第1リ−ド弁と第2リ−ド弁との
両方に前記オリフィスが形成されて、前記オリフィスの
有効開口面積が、互いに異なるように設定されている、
ような構成としてある。また、前記第2の目的を達成す
るため、第1、第2の各リ−ド弁のうちいずれか一方に
のみ、オリフィスを形成した構成とすることもできる。
【0009】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、回
転差が小さいときのオイルポンプからの吐出圧を小さく
する設定を、2つの吐出口にそれぞれ設けた第1あるい
は第2のリ−ド弁の少なくとも一方にオリフィスを形成
すればよいので、つまり、従来からある逆止弁をリ−ド
弁形式として、このリ−ド弁にオリフィスとしての孔を
開口させるだけでよいので、極めて簡単な構成ですむこ
とになる。また、オイルポンプを構成する部材のうち大
型部材となるポンプケーシングを、クラッチピストンを
有効に利用して構成してあるので、部品点数の削減およ
び小型化の上で好ましいものとなる。これに加えて、2
つのリード弁を1枚の板材によって互いに一体成形する
と共に、締結用油室の空間を有効に利用して配設するよ
うにしたので、部品点数の削減が得られる共に、リード
弁配設のための特別な設置スペースを確保する必要がな
くなる。これにより、全体として、部品点数の削減と、
小型化を図ることができる。
【0010】請求項2に記載したような構成とすること
により、正駆動時と逆駆動時とで共に、回転差が小さい
ときに締結力を小さくする設定を簡単な構成によって得
ることができる。
【0011】請求項3に記載したような構成とすること
により、正駆動時と逆駆動時とで締結特性を異ならせる
のを、オリフィスの有効開口面積を相違させるという極
めて簡単な構成によって得ることができる。
【0012】請求項4に記載したような構成とすること
により、逆駆動時の締結力を正駆動時の締結力よりも小
さくして、ブレーキ操作された際の逆駆動時において、
ABS制御(アンチロックブレーキ制御)を精度よく行
う上で好ましいものとなる。
【0013】請求項5に記載したような構成とすること
により、正駆動時と逆駆動時とで締結特性を異ならせる
のを、2つのリ−ド弁のいずれか一方にのみオリフィス
を形成するという極めて簡単な構成によって得ることが
できる。
【0014】請求項6に記載したような構成とすること
により、正駆動時と逆駆動時とで同じ締結特性を得るこ
とができる。
【0015】請求項7に記載したような構成とすること
により、リ−ド弁とオリフィスとを、プレス成形によっ
て簡単に形成することができる。
【0016】
【実施例】第1実施例(図1〜図7) 図1において、1はエンジンで、エンジン1の発生トル
クが、クラッチ2、変速機3を介して、トランスファ4
に伝達される。トランスファ4からは、前プロペラシャ
フト5より前差動装置6を経て、左右の駆動軸7Lある
いは7Rを介して左右前輪FLあるいはFRへトルク伝
達される。また、トランスファ4からは、後プロペラシ
ャフト8より後差動装置9を経て、左右の駆動軸10L
あるいは10Rを介して左右後輪RLあるいはRRへト
ルク伝達される。そして、後プロペラシャフト8は、前
シャフト8Aと後シャフト8Bとの分割構成とされて、
前後のシャフト78Aと8Bとが、前輪FL、FRと後
輪RL、RRとの回転差に応じた締結力を発生する伝達
トルク調整装置TSを介して連結されている。このよう
に、実施例では、前輪FL、FRがエンジン1により常
時駆動される主駆動輪とされ、後輪RL、RRが、前輪
と後輪との回転差に応じてトルク伝達される副駆動輪と
されている。
【0017】図2には、前記伝達トルク調整装置TSの
一例が詳細に示される。この図2において、11は前記
前シャフト8Aに連結される入力軸、12は前記後シャ
フト8Bに連結される出力軸である。この各軸11と1
2との間には、伝達トルク調整用のクラッチCRが構成
されている。このクラッチCRは、入力軸11にスプラ
イン結合されたクラッチハブ21およびこれに保持され
た第1クラッチ板22と、出力軸12に一体化されたク
ラッチケーシング23およびこれに保持された第2クラ
ッチ板24と、両クラッチ板22と24とを圧接するた
めのクラッチピストン25とを有する。
【0018】ピストン25の右方側には、高圧室つまり
締締結用油室26が構成され、ピストン25の左方側に
は、低圧室つまりリザ−バ室27が画成されている。締
結用油室26に締結油圧が供給されると、ピストン25
が左方へ押圧変位されて、両クラッチ板22と24とが
圧接される。このように、締結油圧の大きさに応じて、
後輪への伝達トルクが決定されることになる。
【0019】入力軸11と出力軸12との間には、ピス
トン25を利用して、トロコイド型とされたオイルポン
プOPが構成されている。このオイルポンプOPは、そ
のポンプケーシングがピストン25によって構成されて
おり、このピストン25内には、図3にも示すように、
内ロータ31と外ロータ32とがそれぞれ回転自在に収
納されている。内ロータ31は、入力軸11にスプライ
ン結合されている。入力軸11と出力軸12とに回転差
が生じると、各ロータ31、32は相対回転して、回転
差に応じた吐出圧が発生され、この吐出圧が、後述する
ように前記締結用油室26に供給される。なお、ピスト
ン25は、本体部材25Aと蓋部材25Bとの分割構成
とされて、本体部材25Aに各ロータ31、32を収納
した後、蓋部材25Bが本体部材25Aに組み付けられ
る。
【0020】図3、図5に示すように、オイルポンプO
Pは、周方向に間隔をあけて、第1、第2の2つのポー
ト41、42を有する。第1ポ−ト41は、第1吸入口
43を介して前記リザ−バ室27に連通されると共に、
第1吐出口44を介して前記締結用油室26に連通され
ている。また、第2ポ−ト42は、第2吸入口45を介
して前記リザ−バ室27に連通されると共に、第2吐出
口46を介して前記締結用油室26に連通されている。
【0021】前記各吸入口43、45には、リザ−バ室
27からポ−ト41、42へむけてのオイル流れのみを
許容するボール式の逆止弁47あるいは48が設けられ
ている。また、各吐出口44、46には、ポ−ト41、
42から締結用油室26へ向けてのオイル流れのみを許
容するリ−ド弁49、50が設けられている。各リ−ド
弁49、50には、オリフィス51あるいは52が形成
されている。
【0022】ここで、図3において、内ロータ31が外
ロータ32に対して、時計方向に相対回転したときが正
駆動時の回転方向に対応し、反時計方向に回転したとき
が、逆駆動時の回転方向に対応する。正駆動時において
は、第1ポ−ト41が吐出ポ−トとなると共に第2ポ−
ト42が吸入ポ−トとなる。これに対して逆駆動時に
は、正駆動時とは逆に、、第1ポ−ト41が吸入ポ−ト
となると共に第2ポ−ト42が吐出ポ−トとなる。
【0023】前記オリフィス51、52の各開口面積
は、互いに異なるように設定されている。すなわち、実
施例では、逆駆動時に吸入側となる第1ポ−ト41(第
1吐出口44)用の第1オリフィス51の有効開口面積
を、第2オリフィス52の有効開口面積よりも大きく設
定してある。
【0024】前記2つのリ−ド弁49、50は、図4に
示すように、1枚のリ−ド弁構成部材RBを利用して、
互いに一体形成されている。すなわち、リ−ド弁構成部
材RBは、ピストン25へ固定される取付部53と、該
取付部53の一端部より周方向一側へ向けて伸びる第1
リ−ド弁49と、取付部53の一端部より周方向他方側
へ伸びる第2リ−ド弁50とから構成されている。この
ようなリ−ド弁構成部材RBは、金属板あるいは合成樹
脂板により形成することができるが、金属板をプレス成
形して得るのが簡単かつ安価である。このプレス成形の
際に、オリフィス51、52もあわせてする形成するの
が好ましい。なお、図3では、リ−ド弁構成部材RBと
各吐出口49、50は、各ポ−ト41、42および各ロ
ータ31、32に対する対応関係を明確にするため、実
際の位置よりは径方向内側にずらして描いてある。
【0025】再び図2において、前記入力軸11には、
締結用油室26とリザ−バ室27とを連通する連通路6
1が形成されている。この連通路61は、軸方向に伸び
る第1通路61Aと、締結用油室26を第1通路61A
に連通させる第2通路61Bと、リザ−バ室27を第1
通路61Aに連通させる第3通路61Cとから構成され
ている。そして、第3通路61Cに、第3オリフィス6
3が形成されている。
【0026】以上のような構成において、前輪と後輪と
の回転差がないときは、入力軸11と出力軸12との回
転差がなく、このときは、オイルポンプOPからの吐出
圧は発生されない。つまり、後輪RL、RRは、単に従
動輪として機能する。
【0027】前輪と後輪との間に回転差が生じた場合
は、オイルポンプOPから回転差に応じた吐出圧が締結
用油室26に供給されて、回転差に応じた締結力でもっ
て前輪と後輪とが締結された状態となる。逆駆動時にお
いては、第1ポ−ト41が吸入ポ−トとして機能し、第
2ポ−ト42が吐出ポ−トとして機能する。このとき、
第2リ−ド弁50は開かれ、第1リ−ド弁49は閉じら
れる。そして、締結用油室26の油圧の一部が、入力軸
11に形成された第3オリフィス63と、閉じられた第
1リ−ド弁49に形成された大きな有効開口面積を有す
る第1オリフィス51を介して、低圧側へと戻される。
【0028】一方、正駆動時には、第2ポ−ト42が吸
入ポ−トとして機能し、第1ポ−ト41が吐出ポ−トと
して機能する。この正動時におけるオイルの流れが、図
5、図6に示される。このとき、第1リ−ド弁49は開
かれ、第2リ−ド弁50は閉じられる。そして、締結用
油室26の油圧の一部が、入力軸11に形成された第3
オリフィス63と、第2リ−ド弁50に形成された小さ
な有効開口面積を有する第2オリフィス52を介して、
低圧側へと戻される。
【0029】締結用油室26からのオリフィスを介した
油圧の一部解放は、前述したオリフィス51と52との
有効開口面積の相違により、逆駆動時のほうが多くな
る。これにより、図7に示すように、同じ回転差であれ
ば、逆駆動時の方が、正駆動時に比して、クラッチCR
の締結力が小さくされる。
【0030】第1実施例の補足説明 (1)前記第1実施例において、締結用油室26の圧力が
所定圧力以上の異常高圧になるのを防止するための機構
が付設されている。すなわち、図2に示すように、入力
軸1に、連通路61(第1通路61A)とリザ−バ室2
7とを連通させるドレン通路71が形成され、このドレ
ン通路71に、リリ−フ弁としてのピストン式の開閉弁
体72が摺動自在に嵌合されている。そして、開閉弁体
72がスプリング73によって、ドレン通路71を閉じ
る方向に付勢されている。これにより、締結用油室26
の圧力が、スプリング73の付勢力に対応した圧力より
も大きくなると、ドレン通路71が開かれて、締結用油
室26の圧力がリザ−バ室27に開放され、締結用油室
26が所定圧力以上に高圧となるのが防止される。
【0031】(2)リザ−バ室27内のオイルが、常に吸
入口43あるいは45から効果的に吸入されるように、
当該吸入口43、45の高さ位置(入力軸11の径方向
位置)付近に位置させて、クラッチハブ21に連通口7
5を形成しておくのが好ましい。すなわち、クラッチハ
ブ21が回転すると、オイルの液面が、当該クラッチハ
ブ21付近で部分的に高くなって、吸入口43、45付
近では低くなるような傾向を示すが、連通口75を通し
て吸入口43、45へ十分オイルが供給されることにな
る。なお、連通口75は、クラッチハブ21の周方向に
間隔をあけて複数形成しておくことができ、その開口形
状は任意である。
【0032】(3)図2に示された第3オリフィス63
(リリ−フ通路61)は設けなくともよい。この場合
は、リ−ド弁49、50に設けたオリフィス51、52
のみによって、回転差小さいときに締結力を小さくする
機能を得ることになる。なお、第3オリフィスを設ける
のは、既に第3オリフィス63を有する既存の入力軸1
1を利用して、正駆動時と逆駆動時とで締結特性を異な
らせる場合に好都合である。 (4)正駆動時と逆駆動時とで締結特性を異ならせる必要
のないときは、オリフィス51と52との有効開口面積
を互いに等しくすることができる。この場合も、第3オ
リフィス63は、設けても、設けなくてもよい。 (4)リ−ド弁49と50とのいずれか一方のみにオリフ
ィスを形成するようにしてもよい。この場合、逆駆動時
において締結力を小さくするためにオリフィスを利用す
る態様とするのが好ましい。
【0033】第2実施例(図8) 図8は、本発明の第2実施例を示すものであり、前記実
施例と同一構成要素には同一符合を付して、その重複し
た説明は省略する(このことは、以下のさらに別の実施
例についても同じ)。
【0034】本実施例では、締結用油室26の圧力が所
定圧力以上の異常高圧となるのを防止するようにしたも
のである。本実施例では、ピストン25の本体部材25
Aに対して環状の蓋部材25Bをがたつきなく嵌合させ
て、この嵌合状態つまり所定組付状態を、環状の板バネ
77によって保持するようにしてある。これにより、ポ
ンプOP内が所定圧力以上になると、板バネ77に抗し
て蓋部材25Bが本体部材25Aから若干離間されて、
ポンプOP内の高圧が開放される。異常高圧発生防止の
ために、さらに、本体部材25Aに、締結用油室26か
らの油圧を蓋部材25Bに伝達するチョ−ク通路78を
形成しておくようにしてもよい。
【0035】第3実施例(図9) 図9は本発明の第3実施例を示すものである。本実施例
では、入力軸11内に比較的大きな容積を有する空気室
81を形成し、この空気室81を、連通路82を介して
リザ−バ室27に連通させてある。この連通路82は、
極力オイルが通過しなくて空気のみが通過するように、
迷路構成とされると共に極めて狭い部分を有しており、
この狭い部分を、クラッチケーシング23が入力軸11
に回転自在に嵌合されている隙間を利用して構成するよ
うにしてある。本実施例によれば、温度上昇等によって
クラッチケーシング23内のオイルが膨張するのを、空
気室81で補償して、オイルがクラッチケーシング23
から噴出してしまう事態を防止する上で好ましいものと
なる。
【0036】第4実施例(図10) 図10は、本発明の第4実施例を示すものである。本実
施例では、図2に示すリリ−フ通路61のうち、第3オ
リフィス63を有する第3通路63Cを、クラッチケー
シング23と入力軸11との嵌合部分に開口させるよう
にしたものである。これにより、上記嵌合部分の潤滑
や、この部分をシールするシール部材85のシール性を
高める上で好ましいものとなる。
【0037】第5実施例(図11) 図11は、本発明の第5実施例を示すものである。本実
施例では、図8に示すものにおいて、環状の板バネ77
の内孔77aが、吸入口43、45に臨むように設定し
て、内孔77aと吸入口43、45との間に形成される
比較的大きな間隙に、オイルフィルタ87を介挿してあ
る。なお、フィルタ87は、蓋部材25Bに形成された
段部25aを利用して、当該蓋部材25Bに嵌合させて
ある。
【0038】第6実施例(図12、図13) 図12、図13は、本発明の第6実施例を示すものであ
る。本実施例では、クラッチピストン25を、ばね89
により締結方向に付勢してある。これにより、図13に
示すように、クラッチピストン25には、ばね89の付
勢力に相当するプリロ−ドが付与されて、クラッチCR
が締結されるまでの遊びを小さくして、締結応答性が向
上されると共に、回転差が小さいときの締結力を所定の
ものに精度よく設定することができる。なお、ばね89
を環状の板バネとして、締結用油室26の狭い空間内に
コンパクトに収納してある。
【0039】以上実施例について説明したが、後輪を主
駆動輪とし、前輪を副駆動輪としてもよい。また、オイ
ルポンプOPとしては、トロコイド型に限らず、適宜の
形式のポンプを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両の駆動系の一例を示す
図。
【図2】図1に示される伝達トルク調整装置の詳細を示
す断面図。
【図3】図2のオイルポンプを軸方向から見た図。
【図4】リ−ド弁を示す図。
【図5】第1ポ−ト部分の構造を示す側面断面図。
【図6】第2ポ−ト部分の構造を示す側面断面図。
【図7】正駆動時と逆駆動時との締結特性を示す図。
【図8】本発明の第2実施例を示す要部断面図。
【図9】本発明の第3実施例を示す要部断面図。
【図10】本発明の第4実施例を示す要部断面図。
【図11】本発明の第5実施例を示す要部断面図。
【図12】本発明の第6実施例を示す要部断面図。
【図13】図12の実施例で得られる締結特性図。
【符合の説明】
FL、FR:前輪 RL、RR:後輪 TS:伝達トルク調整装置 CR:クラッチ(締結手段) OP:オイルポンプ RB:リ−ド弁構成部材 1:エンジン 11:入力軸 12:出力軸 21:クラッチハブ 22:クラッチ板 23:クラッチケーシング 24:クラッチ板 25:クラッチピストン 26:締結用油室 27:リザ−バ室 31:内ロータ 32:外ロータ 41:第1ポ−ト 42:第2ポ−ト 43:吸入口 44:吐出口 45:吸入口 46:吐出口 47:逆止弁 48:逆止弁 49:第1リ−ド弁 50:第2リ−ド弁 51:第1オリフィス 52:第2オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 17/34 - 17/35 F16D 43/284

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪と後輪との回転差に応じた吐出圧を発
    生するオイルポンプと、該オイルポンプからの吐出圧を
    受けて前輪側と後輪側とを締結する油圧式の締結手段と
    を備え、 前記締結手段が、前輪側と後輪側とを締結するためのク
    ラッチと、該クラッチを圧接するためのクラッチピスト
    ンとを備えると共に、該クラッチピストンの一面側に締
    結用油室が画成されており、 前記締結用油室に対して前記オイルポンプからの吐出圧
    が供給されることにより、該締結用油室の油圧に応じた
    締結力でもって 前輪側と後輪側とを締結するようにした
    4輪駆動車の動力伝達装置において、前記オイルポンプのポンプケーシングが、前記クラッチ
    ピストンによって構成されており、 前記オイルポンプは、それぞれ前記締結手段の締結用油
    室に連通された正転方向用の第1吐出口および逆転方向
    用の第2吐出口を備え、 前記第1吐出口に、逆転方向の回転のときに前記締結用
    油室からのオイル逆流を防止するための第1リ−ド弁が
    設けられ、 前記第2吐出口に、正転方向の回転のときに前記締結用
    油室からのオイル逆流を防止するための第2リ−ド弁が
    設けられ、前記第1リード弁と第2リード弁とは、1枚のリード弁
    構成部材によって互いに一体成形され、 前記一体成形された第1リード弁と第2リード弁とは、
    前記締結用油室内に位置された状態で、前記クラッチピ
    ストンに取付けられており、 前記第1リ−ド弁と第2リ−ド弁との少なくとも一方
    に、オリフィスが形成されている、 ことを特徴とする4輪駆動車の動力伝達装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1リ−ド弁と第2リ−ド弁との両方に、前記オリ
    フィスが形成されているもの。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記オリフィスの有効開口面積が、互いに異なるように
    設定されているもの。
  4. 【請求項4】請求項3において、 エンジンにより車輪を駆動する正駆動時に前記オイルポ
    ンプが正転方向の回転とされ、車輪によりエンジンが駆
    動される逆駆動時に該オイルポンプが逆転方向の回転と
    され、 前記第2リ−ド弁に形成されたオリフィスの有効開口面
    積よりも、前記第1リ−ド弁に形成されたオリフィスの
    有効開口面積のほうが大きくされているもの。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記各リ−ド弁のうちいずれか一方にのみ、前記オリフ
    ィスが形成されているもの。
  6. 【請求項6】請求項2において、 前記第1リ−ド弁と第2リ−ド弁に形成されたオリフィ
    スの有効開口面積が、互いに等しくされているもの。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれか1項に
    おいて、 前記第1リ−ド弁と第2リ−ド弁とが、プレス成形によ
    り互いに一体成形され、 前記オリフィスが、前記プレス成形の際に形成されてい
    るもの。
JP14109094A 1994-05-31 1994-05-31 4輪駆動車の動力伝達装置 Expired - Fee Related JP3406384B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14109094A JP3406384B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 4輪駆動車の動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14109094A JP3406384B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 4輪駆動車の動力伝達装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07323742A JPH07323742A (ja) 1995-12-12
JP3406384B2 true JP3406384B2 (ja) 2003-05-12

Family

ID=15283973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14109094A Expired - Fee Related JP3406384B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 4輪駆動車の動力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3406384B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19619891C2 (de) * 1996-05-17 2001-07-26 Gkn Viscodrive Gmbh Vorrichtung zur Steuerung einer Kupplung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07323742A (ja) 1995-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4719998A (en) Power transmission system for vehicle
US5735764A (en) Hydraulic coupling for vehicle drivetrain
JP4449024B2 (ja) 車両の動力伝達系の補助駆動軸のための流体継手
JP2007085551A6 (ja) 4輪駆動車両用のトランスファ・ケース
WO1995023931A1 (en) Hydraulic coupling for vehicle drivetrain
JP2007085551A (ja) 4輪駆動車両用のトランスファ・ケース
US6041903A (en) Hydraulic coupling for vehicular power transfer systems
JPH04151029A (ja) 駆動力伝達装置
AU2006202641B2 (en) Improved coupling device independent of differential speed
US5456642A (en) Geared traction unit
US6902506B2 (en) Limited slip differential with integrated solenoid valve and plenum
GB2377977A (en) Hydraulic coupling for four wheel drive vehicle
JP4216975B2 (ja) 四輪駆動車両の動力伝達装置
JPS647896B2 (ja)
JPH07323742A (ja) 4輪駆動車の動力伝達装置
US20040097323A1 (en) Torque biasing assembly and method
JP2002301943A (ja) 四輪駆動車両の動力伝達装置
JP3913307B2 (ja) デファレンシャル装置及びクラッチ装置
JP2531211B2 (ja) 四輪駆動用駆動連結装置
JPH01136824A (ja) 4輪駆動車の駆動力伝達装置
JPH0423055Y2 (ja)
JPS60104426A (ja) 4輪駆動用駆動連結装置
JPH03159823A (ja) 4輪駆動用駆動連結装置
JP2564878Y2 (ja) 油圧式動力伝達継手
JP2579034Y2 (ja) 油圧式動力伝達継手

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees