JP3415518B2 - モータ駆動ベル - Google Patents
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Description
打棒によりゴングを打撃してベル音を発するモータ駆動
ベルに関するものである。
ベルについて説明する。図20は、従来のモータ駆動ベ
ルをゴング30の裏側から見た図であり、図21は、図
20のH−H線側からゴング30を透かしてその内部を
見た図である。これら図20及び図21において、符号
31はモータ32を収納したハウジングであり、ゴング
30の内面に取り付けられている。
電源と接続されており(図示略)、その駆動シャフト3
2sに取り付けられたカム部材33を回転させる。カム
部材33は、楕円板状の部材であり、図示のように駆動
シャフト32sに対して傾いて取り付けられている。符
号34は板ばねであり、その先端部の延出片35がカム
部材33と接触するようにハウジング31の所定位置に
取り付けられている(図21中の点線部分参照)。延出
片35は、板ばね34の長手方向に対して垂直に駆動シ
ャフト32sへ向かって延出した部位であり、カム部材
33の側面33aへ向かって凸となった半円形の輪郭を
有している。符号36はゴング30を打撃する打棒であ
り、板ばね34の所定位置に固定されている。
動すると、駆動シャフト32sが回転し、カム部材33
を介して延出片35が推力を受け、板ばね34を押圧す
る力が発生する。これにより、打棒36が往復運動し、
ゴング30を打撃してベル音を発生させる。
うなモータ駆動ベルにおいて、前記電源に関しては一定
の定格電圧が定められているものの、各設置場所毎の電
源電圧は不定となっており、定格電圧以上であることも
多いため、モータ32によるカム部材33の回転が速く
なり、板ばね34へ作用する力が強くなって板ばね34
がよじれる傾向が強く発生することがある。従って、実
際の使用時には打棒36が図22に示すように図中左右
方向に大きく揺れながら往復運動することがあったの
で、板バネ34が使用とともに変形して性能変化を起こ
す恐れがあった。
などに多数台設置され、非常事態発生時などに全てが同
時に動作するのが通例である。従って、個々のモータ駆
動ベルにおける駆動電流が大きかったり、不安定であっ
たりすると、全体的な電流は更に大きく、更に不安定な
ものとなり、消費電力の増加や電源部の破損、モータ駆
動ベルの性能変化ないし動作停止等の様々な弊害を招く
ことともなりかねない。このようなことから、モータ駆
動ベルにおいては、駆動電流の低減や安定化が極めて重
要な課題とされている。
タ32が駆動され、打棒36が大きく揺れながら往復運
動することになると、延出片35のエッジ(図22中の
符号35a)が側面33aに対して刺さるように接触す
る恐れがあるので、これによって生じる過負荷が駆動電
流を急激に増加させる。このため、従来のモータ駆動ベ
ルには、駆動電流の低減及び安定化を十分に確保し難い
という問題も有していた。
もので、板バネの変形による性能変化などの不具合を起
こさないモータ駆動ベルを提供することを目的とする。
また、打棒の適切な往復方向を確保して、駆動電流の低
減及び安定化等を図ることができるモータ駆動ベルとす
ることも目的とする。
動ベルは、内面が打撃されることによりベル音を発する
ゴングと、前記内面に取り付けられたハウジングと、該
ハウジング内に収納されたモータと、該モータの駆動力
により前記内面を打撃する打棒とが備えられたモータ駆
動ベルにおいて、前記打棒が、前記ハウジングに固定さ
れたガイド部材により、その軸線方向に直線運動自在に
支持され、前記モータの駆動シャフトには、その軸線に
略平行かつ該軸線より垂直方向にシフトした偏差軸を有
するカムが固定され、前記打棒と前記偏差軸との間に
は、該偏差軸の回転運動を前記打棒の前記直線運動に変
換する駆動力伝達部材が設けられ、前記モータを駆動さ
せた際の前記打棒が、前記ガイド部材の支持により直線
運動のみを行って前記ゴングの内面を打撃する。請求項
1記載のモータ駆動ベルによれば、モータを駆動させる
と駆動シャフトと共にカムが回転する。この時のカムの
偏差軸は、駆動シャフトの軸線を中心としてその軸線回
りに周回運動し、ガイド部材によって直線運動のみが行
えるように支持された打棒に駆動力伝達部材を介して動
力を伝達する。これにより、打棒はカムの回転運動と共
に直線的な往復運動を行ってゴングの内面を打撃し、ベ
ル音を発生させる。
1記載のモータ駆動ベルにおいて、前記駆動力伝達部材
が、弾性体であることを特徴とする。上記請求項2記載
のモータ駆動ベルによれば、打棒がゴングを打撃する際
の衝撃や、モータの駆動力の変動による打棒の直線運動
量の変動は、弾性体の弾性変形によって吸収される。
2記載のモータ駆動ベルにおいて、前記弾性体が、スプ
リングであり、その一端に、前記偏差軸に巻回されるコ
イル状巻回部を有し、該コイル状巻回部の末端の長さ
が、これが前記カムと接触する部分よりも長くされてい
ることを特徴とする。上記請求項3記載のモータ駆動ベ
ルによれば、コイル状巻回部の末端の長さをカムと接触
する部分よりも長くしたことで、動作中における末端
は、その先端がカムとの接触部分に接触しないので、引
っかかりや摩擦を起こさない。
3記載のモータ駆動ベルにおいて、前記打棒の、前記ス
プリングを向いた側の端部には、前記駆動シャフトの軸
線と略平行な貫通孔が形成され、前記スプリングの、前
記コイル状巻回部が形成された側と反対側の端部には、
前記貫通孔に挿通されるリング部が形成され、前記スプ
リングが、前記打棒に対して前記貫通孔の軸線回りに傾
動自在であることを特徴とする。上記請求項4記載のモ
ータ駆動ベルによれば、モータ駆動により打棒を往復動
させる際のスプリングは、その一端がカムの偏差軸に巻
回されているので、打棒の軸線に対して傾動するが、こ
のスプリングは、打棒に対して傾動自在に接続されてい
る構成であるので、傾動不可に両者を接続固定する場合
に比較して、スプリングの曲げが生じてこの曲げ力を打
棒に加える恐れがなく、打棒の往復動作をより安定化す
ることができる。さらには、打棒へのスプリングの取り
付けが、打棒の貫通孔にスプリングのリング部を通すだ
けでなされるので、容易かつ短時間に組立を行うことが
できる。
1〜4のいずれかに記載のモータ駆動ベルにおいて、前
記モータが、前記ハウジングへの取付位置が前記打棒の
軸線方向で位置調節自在とされていることを特徴とす
る。上記請求項5記載のモータ駆動ベルによれば、モー
タの取付位置を打棒の軸線方向に移動させることで、打
撃されるゴングの内壁面に対する打棒の位置が調整され
る。
5記載のモータ駆動ベルにおいて、前記ハウジング内に
は、前記モータを収納するモータケースが備えられ、該
モータケースまたは前記ハウジングのいずれか一方に
は、前記打棒の往復動作方向に略平行な嵌合溝が形成さ
れ、他方には、前記嵌合溝が嵌合する嵌合突部が形成さ
れ、これら嵌合溝と嵌合突部とが嵌合した状態で、前記
ハウジングに対して前記モータケースをスライド移動さ
せることで前記打棒の軸線方向の位置調節がなされるこ
とを特徴とする。上記請求項6記載のモータ駆動ベルに
よれば、嵌合溝と嵌合突部とが嵌合した状態で、この嵌
合をガイドとしてハウジングに対してモータケースに収
納されたモータケースをスライド移動させることで、こ
れに収納されているモータもスライド移動され、打撃さ
れるゴングの内壁面に対する打棒の位置が調整される。
形態について、図面を参照しながら以下に説明を行う。
図1及び図2に示すように、モータ駆動ベルは、内面1
が打撃されることによりベル音を発するゴング2と、該
ゴング2の内面1に取り付けられたハウジング3と、該
ハウジング3内に収納されたモータ4と、該モータ4の
駆動力により内面1を打撃する打棒5とから概略構成さ
れている。
部材であり、ハウジング3に固定されたガイド部材6に
より、その軸線方向に直線運動自在に支持されている。
また、モータ4の駆動シャフト7には、その軸線に略平
行かつ該軸線より垂直方向にシフトした偏差軸8を有す
るカム9が固定されている。そして、打棒5と偏差軸8
との間には、偏差軸8の、駆動シャフト7回りの回転運
動を打棒5の直線運動に変換する駆動力伝達部材10が
設けられている。ゴング2は、円形皿形状を有してお
り、中央部がほぼ平坦な内面1を有している。このゴン
グ2の内面1は、図2に示すように、中央部から外側部
まで曲率が増加していき、外周に位置する外周側壁2a
では、中央部に対して略鉛直となるように形成されてい
る。そして、図2に示すように、その中央部には、ハウ
ジング3が取り付けられる場所となる、ハウジング取り
付け部2bが形成されている。
れない蓋体及びパッキン及び3本の組立ネジとからなっ
ている。収納枠体12は、前記蓋体及び前記パッキンを
取り付ける際にこれらが接合する部分である枠形状の周
縁接合部12aと、該周縁接合部12aからゴング2側
に向かって凹部12bとが形成された収納容器である。
さらに、収納枠体12には、前記蓋体及び前記パッキン
を取り付ける際に前記組立ネジが螺合する雌ネジ12c
が3箇所形成されている。前記蓋体は、収納枠体12の
開口部分を覆う板体であり、前記取り付けネジを通すた
めの貫通孔が、雌ネジ12cの位置に合わせて3箇所設
けられている(図示せず)。前記パッキンは、防滴を目
的として前記蓋体と周縁接合部12aとの間に挟み込ま
れる樹脂製のパッキンであり、前記蓋体と同様に、収納
枠体12の雌ネジ12cの位置に合わせて貫通孔が3箇
所設けられている(図示せず)。
介して電源と接続されており、駆動シャフト7に取り付
けられたカム9を回転させるようになっている。このモ
ータ4は、図1に示すように、これを収納するための所
定形状の凹部を備えるとともに、一対の長孔13aが形
成されたモータケース13内に収納された状態で、収納
枠体12内に2本の取り付けネジ14Aによって固定さ
れている。各長孔13aは、打棒5の直線運動方向に長
い貫通孔である。モータ4のハウジング3への取付位置
は、取り付けネジ14Aを緩めることで、モータケース
13毎、打棒5の軸線方向に調節自在とされている。
ータケース13の、収納枠体12との接合面13a1に
は、4本の平行な嵌合突部13bが形成され、一方、収
納枠体12の、前記接合面13a1が接合する接合面1
2eには、打棒5の往復動作方向に略平行な2本の嵌合
溝12fが形成されており、これら嵌合溝12fと嵌合
突部13bとが嵌合した状態で、収納枠体12に対して
モータケース13をスライド移動させることで、打棒5
の軸線方向の位置調節が寸法L’の範囲内でなされるよ
うになっている。なお、取付位置の調節後は、前記取り
付けネジ14Aを再び締め付けることで、モータ4がモ
ータケース13ごと、ハウジング3に対して相対位置移
動不可に固定される。
動シャフト7には、カム9が固定され、該カム9の偏差
軸8には、弾性体でありスプリングである駆動力伝達部
材10の一端に設けられたコイル状巻回部10aが回動
自在に巻回されている。このコイル状巻回部10aの末
端10bの長さLは、これがカム9と接触する部分より
も長く、外部に向かって突出するようになっている。ま
た、駆動力伝達部材10の他端には、打棒5が固定され
ている。
の円盤部材14及び円盤部材15の2枚を互いに接着又
は溶着で貼り合わせたものである。円盤部材14には、
図7の視線において円形状の偏差軸8が中心をずらせた
状態で一体に形成されており、該偏差軸8の貼付面14
aには、2本の短突起14bと、該短突起14bよりも
太くて長い1本の長突起14cとが垂直外方に向かって
突出した状態でそれぞれ形成されている。さらに、円盤
部材14の中心には、駆動シャフト7が通される駆動シ
ャフト孔14dが形成されている。図8に示す偏差軸8
の厚みtは、円盤部材14と円盤部材15とを貼り合わ
せたときに両者間に間隙幅を形成するためのものであ
り、ここに取り付けられるコイル状巻回部10aが自由
に回動できるのに必要最低限かつ充分な寸法となってい
る。
部材14と同一外径を有するものであり、その中心に
は、円盤部材14と同じ内径の駆動シャフト孔15aが
形成されている。さらに、この円盤部材15には、駆動
シャフト孔14dと駆動シャフト孔15aとを貼り合わ
せる際に、各短突起14bと長突起14cとがそれぞれ
挿入される芯出し穴15bと貫通孔15cとが形成され
ている。なお、各短突起14b及び各芯出し穴15b
は、駆動シャフト孔14dと駆動シャフト孔15aとの
相対位置を完全に合致させて芯出しを行うためのもので
あり、長突起14c及び貫通孔15cは、カム9の回転
駆動時のトルクを受けるためのものである。
は、偏差軸8に取り付けられるコイル状巻回部10a
と、直線形状の直線部10dと、コイル形状のスプリン
グコイル部10eと、環状に形成されたリング部10f
とからなっている。このリング部10fに対し、図5及
び図6に示すように、打棒5の、駆動力伝達部材10
(スプリング)を向いた側の後端部には、駆動シャフト
7の軸線と略平行な貫通孔5aが形成されている。そし
て、この貫通孔5aにはリング部10fが挿通されてお
り、駆動力伝達部材10が、打棒5に対して貫通孔5a
の軸線回りに傾動自在となっている。この構成により、
モータ駆動で打棒5を往復動させる際の駆動力伝達部材
10は、その一端がカム9の偏差軸8に巻回されている
ので、打棒5の軸線に対して傾動するが、打棒5に対し
て傾動自在に接続されている構成であるので、傾動不可
に両者を接続固定する場合に比較して、駆動力伝達部材
10の曲げが生じてこの曲げ力を打棒5に加える恐れが
なく、打棒5の往復動作をより安定化することが可能と
なる。さらには、打棒5への駆動力伝達部材10の取り
付けが、打棒5の貫通孔5aに駆動力伝達部材10のリ
ング部10fを通すだけでなされるので、容易かつ短時
間に組立を行うことも可能となる。
り付けは、前記貫通孔5aに前記リング部10fを通す
構成に限らず、例えば図12に示すように、その他の取
り付け構造を採用しても良い。すなわち、この図12の
例の駆動力伝達部材10は、偏差軸8に取り付けられる
コイル状巻回部10aと、直線形状の直線部10dと、
コイル形状のスプリングコイル部10eとを備えている
点においては前述のものと同様であるが、前記リング部
10fの代わりに、スプリングコイル部10eの先端に
は、その外径が先細りとなる締め付け固定部10cが形
成されており、この締め付け固定部10cには、打棒5
の後端に形成され、締め付け固定部10cの内径よりも
太い外径を有する突起5bが固定されるようになってい
る。この構成における打棒5への駆動力伝達部材10の
取り付け方法は、駆動力伝達部材10の締め付け固定部
10c内に、打棒5の突起5bを入れて軸方向に押し込
むことで行う。これにより、突起5bは、締め付け固定
部10cによって締め付けられるので、打棒5が、駆動
力伝達部材10に抜出不可に固定されることとなる。
伝達部材10においても、そのスプリングコイル部10
eは、弾性体となっており、急激な負荷がかかったり、
打棒5が過度に移動しそうになった場合等には、それら
の衝撃を和らげる緩衝部材として作用するようになって
いる。
概略円筒形状の樹脂成形品であり、その内部には、打棒
5が軸15Aに同軸に挿入されてその軸15A方向に直
線運動自在となるように打棒5の外径よりも若干大きい
内径を有するガイド穴6aが形成されている。このガイ
ド部材6の一端には、軸15Aを中心として外径方向に
幅t1だけ張り出したフランジ状の係止部6bが形成さ
れている。また、この係止部6bよりも軸15A方向で
長さL1だけ後退した部分の外表面には、後述される係
止部材16が嵌合する嵌合溝6cが軸15Aに垂直方向
となるように形成されている。さらに、軸15Aに対し
て嵌合溝6cの反対側には、軸15A方向に細長い突起
である回り止め突起6dが形成されている。この回り止
め突起6dは、ガイド部材6をハウジング3に固定する
際の位置決め用兼回転防止用のものであり、収納枠体1
2には、この回り止め突起6dがかみ合う溝12dが形
成されている。図15及び図16に示す係止部材16
は、門型形状を有する樹脂成形品であり、その厚みは、
嵌合溝6c内に緩み無く嵌合する寸法となっている。ま
た、図15の視線における離間幅Wは、ガイド部材6の
外径に略合致した寸法となっている。
駆動ベルの組立方法について、図17を参照しながら以
下に説明を行う。まず、駆動力伝達部材10の前記リン
グ部10fを打棒5の貫通孔5aに通すことで、打棒5
への駆動力伝達部材10の取り付けを行う。そして、円
盤部材14と円盤部材15とを、偏差軸8にコイル状巻
回部10aを回動自在に取り付けた状態で互いに接着で
貼り合わせてカム9を組み立てる。このようにして組み
上げられたカム9の駆動シャフト孔14d及び駆動シャ
フト孔15a内に、モータ4の駆動シャフト7を押し込
んで固定する。このとき、駆動シャフト孔14d及び駆
動シャフト孔15aの内径は、駆動シャフト7の外径よ
りも細くされているので、はめ込んだ後の駆動シャフト
7は、駆動シャフト孔14d及び駆動シャフト孔15a
によって圧迫を受けて摩擦力が発生する。したがって、
カム9は、駆動シャフト7に対して一体となるように固
定される。
ガイド部材6を、その係止部6bが外部を向くととも
に、回り止め突起6dが、収納枠体12に形成された切
り込み12fの前記溝12dにかみ合うように、切り込
み12f内に取り付けられる。その後、係止部材16
を、その厚み方向が軸15Aに平行かつ嵌合溝6cの上
方となるように位置させ、その下方が開口するように向
けた状態から、ガイド部材6を挟み込むように取り付け
る。これにより、係止部材16と係止部6bとで収納枠
体12の切り込み12f近傍の壁部が挟み込まれるの
で、ガイド部材6は、その軸15A方向にがたつきなく
固定されるようになる。この収納枠体12を、ゴング2
のハウジング取り付け部2bに固定する。
及び駆動力伝達部材10及び打棒5からなるユニットの
打棒5を、ガイド部材6のガイド溝6a内に通した後、
モータケース13でモータ4を収納枠体12内に押さえ
込み、その状態で、2本の取り付けネジ14Aによって
固定する。そして、モータ4の電気配線の接続(図示せ
ず)を行った後、前記パッキンを周縁接合部12aの上
に、その形状が合致するように載せ、続いて前記蓋体で
これを挟み込んだ状態で前記組立ネジにより固定するこ
とで、組立が完了する。この蓋体は、収納枠体12の凹
部12bを覆って防滴作用をなすと共に、係止部材16
がガイド部材6より外れようとするのを押さえ込んで固
定する役目をも有している。
動作について、図18及び図19を参照しながら以下に
説明を行う。まず、モータ4を駆動して駆動シャフト7
とともにカム9を回転させると、駆動シャフト7の軸線
回りに偏差軸8が周回運動を行う。すると、ガイド部材
6によって直線運動のみが行えるように支持された打棒
5に駆動力伝達部材10を介して動力が伝達される。こ
れにより、打棒5はカム9の回転運動と共に直線的な往
復運動を行い、図18と図19との状態を繰り返してゴ
ング2の内面1を打撃し、ベル音を発生させる。
の衝撃や、モータ4の駆動力の変動による打棒5の直線
運動量の変動は、弾性体であるスプリングコイル部10
eの弾性変形によって吸収される。さらに、前述したよ
うに、コイル状巻回部10aの末端10bの長さLをカ
ム9と接触する部分よりも長くしたことで、図18及び
図19に示すように、動作中における末端10bは、そ
の先端10fがカム9との接触部分に接触しないので、
引っかかりや摩擦を起こさないようになっている。も
し、ベル音の調整が必要である場合には、各取り付けネ
ジ14Aを緩めて、前記軸15A方向でのモータ4の位
置調整をモータケース13毎行う。この場合、位置調整
後は再び取り付けネジ14Aを締め付けて、モータ4を
収納枠体12に対して固定する。
うに、カム9と打棒5との間を連結し、偏差軸8の周回
運動を打棒5の直線運動に変換するものであるが、この
ような機能をするためには、剛性を有してその両端に回
転自由継手を有する軸を使用し、これを介してカム9と
打棒5とを連結(図示せず)して、ピストンクランク機
構を組めば良く、必ずしもスプリングコイル部10eの
ような弾性体を用いる必要はない。しかし、本モータ駆
動ベルでは、かかる手段として弾性体の一例であるスプ
リングコイル部10eを用いることにより、上記各機能
に加え、急激な負荷を和らげたり、打棒5の動きを滑ら
かにする機能を有している。すなわち、急激に発生する
不測の変化を柔軟に一旦吸収し得る弾性体を動力伝達経
路中に設けることにより、急激な負荷や打棒5の大きな
移動による衝撃を和らげ、打棒5が常に滑らかに往復運
動するようになっているのである。
動ベルによれば、従来の技術で説明したような前記板バ
ネ34を使用しない構造を有しているので、板バネ34
の変形による性能変化などの不具合を起こさないモータ
駆動ベルを提供することが可能となる。また、打棒5の
適切な直線往復運動が確保されるので、動作が安定して
駆動電流の低減や安定化等を図ることができるモータ駆
動ベルとすることも可能となる。また、駆動力伝達部材
10として弾性体であるスプリングコイル部10eを備
えたものを採用することで、打棒5がゴング2を打撃す
る際の衝撃や、モータ4の駆動力の変動による打棒5の
直線運動量の変動は、スプリングコイル部10eの弾性
変形によって吸収されて和らげられる。これにより、打
棒5を常に滑らかに往復運動させることができると共
に、駆動電流等の一層の安定化を図ることができるモー
タ駆動ベルとすることも可能となる。
の長さLをカム9と接触する部分よりも長くしたこと
で、動作中の末端10bの先端10fがカム9に引っか
かったり摩擦を起こすことがなく、よりスムーズに動作
することができるので、より性能変化を起こしにくいモ
ータ駆動ベルとすることも可能となる。また、モータ4
の取付位置を打棒5の軸線方向に移動させることで、打
撃されるゴング2の内面1に対する打棒5の位置が調整
されるので、ゴング2を適切に打撃するように打棒5の
位置を調整し、良好なベル音を発生させるようにするこ
とができるモータ駆動ベルとすることも可能となる。
の位置を移動させることによって打棒5の位置を調整す
ることとしているが、このような形態に限らず、ゴング
2とハウジング3との間の相対的な位置を移動(変更)
することによって打棒5の位置調整を行うようにしても
よい。また、上記実施形態においては、駆動力伝達部材
10は、スプリングコイル部10eを有するものとした
が、これに限らず、弾性体であれば良く、ゴム軸等の弾
性を有する樹脂成形品を採用しても良い。
材6は、収納枠体12とは別部品としたが、これに限ら
ず、収納枠体12に一体成形する構成を採用しても良
い。また、上記実施形態においては、円盤部材14と円
盤部材15との組み立ては接着による貼り合わせとした
が、これに限らず、何れか一方に雄ねじを形成し、他方
に雌ねじを形成して両者を螺合により結合するなど、そ
の他の結合方法を採用しても良い。また、上記実施形態
においては、駆動力伝達部材10のコイル巻回部10a
は、直線部10dの延長部分を巻回したものであるが、
これに限らず、偏差軸8に回動自在に填め込むことので
きる内径を有する貫通孔を有するワッシャ形状のもの等
を端部に形成する構成としても良い。
によれば、従来の板バネを使用しない構造を有している
ので、板バネの変形による性能変化などの不具合を起こ
さないモータ駆動ベルを提供することが可能となる。ま
た、打棒の適切な直線往復運動が確保されるので、動作
が安定して駆動電流の低減や安定化等を図ることが可能
となる。
れば、駆動力伝達部材として弾性体を採用することで、
打棒がゴングを打撃する際の衝撃や、モータの駆動力の
変動による打棒の直線運動量の変動は、弾性体の弾性変
形によって吸収されて和らげられる。これにより、打棒
を常に滑らかに往復運動させることができると共に、駆
動電流等の一層の安定化を図ることも可能となる。
れば、コイル状巻回部の末端の長さをカムと接触する部
分よりも長くしたことで、動作中の末端がカムに引っか
かったり摩擦となることがなく、スムーズに動作させる
ことができるので、より性能変化を起こしにくくするこ
とも可能となる。
れば、モータ駆動により打棒を往復動させる際のスプリ
ングは、その一端がカムの偏差軸に巻回されているの
で、打棒の軸線に対して傾動するが、このスプリング
は、打棒に対して傾動自在に接続されている構成である
ので、傾動不可に両者を接続固定する場合に比較して、
スプリングの曲げが生じてこの曲げ力を打棒に加える恐
れがなく、打棒の往復動作をより安定化することが可能
となる。さらには、打棒へのスプリングの取り付けが、
打棒の貫通孔にスプリングのリング部を通すだけでなさ
れるので、容易かつ短時間に組立を行うことも可能とな
る。
れば、モータの取付位置を打棒の軸線方向に移動させる
ことで、打撃されるゴングの内面に対する打棒の位置が
調整されるので、ゴングを適度に打撃するように打棒の
位置を調整し、良好なベル音を発生させるようにするこ
とも可能となる。
れば、嵌合溝と嵌合突部とが嵌合した状態で、この嵌合
をガイドとしてハウジングに対してモータケースに収納
されたモータケースをスライド移動させることで、これ
に収納されているモータも、打棒の直線移動の軸方向と
モータの取り付け方向との関係が変化することなくスラ
イド移動され、打撃されるゴングの内壁面に対する打棒
の位置が調整される。これにより、良好なベル音を発生
させるように調整することが可能となる。
図であって、ゴングの裏面側から見た視図である。
A−A線から見た断面図である。
あって、斜視図である。
タケースをスライド移動させることによる打棒の位置調
整を説明する図であって、ハウジングを図1と同じ視線
から見た図である。
て、組み上げられた打棒と駆動力伝達部材とカムとモー
タの平面図である。
て、図5をB−B線から見た視図である。
て、平面図である。
て、図7のC−C線から見た断面図である。
て、平面図である。
って、図9のD−D線から見た断面図である。
って、側面図である。
の駆動力伝達部材の取り付け構造の変形例を示す図であ
って、側面図である。
って、側面図である。
って、図13のE−E線から見た視図である。
って、係止部材の正面図である。
って、図15のF−F線から見た断面図である。
って、斜視図である。
のG部の拡大図である。
のG部の拡大図である。
ゴングの裏面側から見た視図である。
0のH−H線からゴングの一部を透視して見た視図であ
る。
って、正面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 内面が打撃されることによりベル音を発
するゴングと、前記内面に取り付けられたハウジング
と、該ハウジング内に収納されたモータと、該モータの
駆動力により前記内面を打撃する打棒とが備えられたモ
ータ駆動ベルにおいて、 前記打棒は、前記ハウジングに固定されたガイド部材に
より、その軸線方向に直線運動自在に支持され、 前記モータの駆動シャフトには、その軸線に略平行かつ
該軸線より垂直方向にシフトした偏差軸を有するカムが
固定され、 前記打棒と前記偏差軸との間には、該偏差軸の回転運動
を前記打棒の前記直線運動に変換する駆動力伝達部材が
設けられ、 前記モータを駆動させた際の前記打棒が、前記ガイド部
材の支持により直線運動のみを行って前記ゴングの内面
を打撃する ことを特徴とするモータ駆動ベル。 - 【請求項2】 請求項1記載のモータ駆動ベルにおい
て、 前記駆動力伝達部材は、弾性体であることを特徴とする
モータ駆動ベル。 - 【請求項3】 請求項2記載のモータ駆動ベルにおい
て、 前記弾性体は、スプリングであり、 その一端に、前記偏差軸に巻回されるコイル状巻回部を
有し、 該コイル状巻回部の末端の長さは、これが前記カムと接
触する部分よりも長くされていることを特徴とするモー
タ駆動ベル。 - 【請求項4】 請求項3記載のモータ駆動ベルにおい
て、 前記打棒の、前記スプリングを向いた側の端部には、前
記駆動シャフトの軸線と略平行な貫通孔が形成され、 前記スプリングの、前記コイル状巻回部が形成された側
と反対側の端部には、前記貫通孔に挿通されるリング部
が形成され、 前記スプリングは、前記打棒に対して前記貫通孔の軸線
回りに傾動自在であることを特徴とするモータ駆動ベ
ル。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のモータ
駆動ベルにおいて、 前記モータは、前記ハウジングへの取付位置が前記打棒
の軸線方向で位置調節自在とされていることを特徴とす
るモータ駆動ベル。 - 【請求項6】 請求項5記載のモータ駆動ベルにおい
て、 前記ハウジング内には、前記モータを収納するモータケ
ースが備えられ、 該モータケースまたは前記ハウジングのいずれか一方に
は、前記打棒の往復動作方向に略平行な嵌合溝が形成さ
れ、他方には、前記嵌合溝が嵌合する嵌合突部が形成さ
れ、 これら嵌合溝と嵌合突部とが嵌合した状態で、前記ハウ
ジングに対して前記モータケースをスライド移動させる
ことで前記打棒の軸線方向の位置調節がなされることを
特徴とするモータ駆動ベル。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30309599A JP3415518B2 (ja) | 1998-12-17 | 1999-10-25 | モータ駆動ベル |
| CNB991253434A CN1140893C (zh) | 1998-12-17 | 1999-12-17 | 电机驱动铃 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35983898 | 1998-12-17 | ||
| JP10-359838 | 1998-12-17 | ||
| JP30309599A JP3415518B2 (ja) | 1998-12-17 | 1999-10-25 | モータ駆動ベル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000235394A JP2000235394A (ja) | 2000-08-29 |
| JP3415518B2 true JP3415518B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=26563390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30309599A Expired - Lifetime JP3415518B2 (ja) | 1998-12-17 | 1999-10-25 | モータ駆動ベル |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3415518B2 (ja) |
| CN (1) | CN1140893C (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7421368B2 (ja) * | 2020-02-25 | 2024-01-24 | 能美防災株式会社 | 警報ベル |
| JP7570869B2 (ja) * | 2020-09-29 | 2024-10-22 | 能美防災株式会社 | 警報ベル |
| JP7780412B2 (ja) * | 2022-10-17 | 2025-12-04 | 能美防災株式会社 | 音響装置および自動火災報知設備 |
-
1999
- 1999-10-25 JP JP30309599A patent/JP3415518B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1999-12-17 CN CNB991253434A patent/CN1140893C/zh not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000235394A (ja) | 2000-08-29 |
| CN1140893C (zh) | 2004-03-03 |
| CN1257269A (zh) | 2000-06-21 |
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