JP3438351B2 - ミューティング回路 - Google Patents
ミューティング回路Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オーディオ機器など
に適用して好適なミューティング回路に関する。
に適用して好適なミューティング回路に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器の最終出力段に設けられ
る電力増幅回路としては図2に示すような構成のものが
知られている。
る電力増幅回路としては図2に示すような構成のものが
知られている。
【0003】図2に示すこの電力増幅回路10は信号源
12として電圧増幅された出力信号(オーディオ信号)
Soが用意される。出力信号Soは伝送路L上の抵抗器
Raを介して電力増幅器14に導かれ、電力増幅された
出力信号Soは最終負荷であるスピーカ16に供給され
る。
12として電圧増幅された出力信号(オーディオ信号)
Soが用意される。出力信号Soは伝送路L上の抵抗器
Raを介して電力増幅器14に導かれ、電力増幅された
出力信号Soは最終負荷であるスピーカ16に供給され
る。
【0004】伝送路Lにはこれと並列にミューティング
回路20が接続される。ミューティング回路20は図の
ようにミューティングトランジスタQaを有し、このミ
ューティングトランジスタQaを駆動するためそのベー
スには駆動トランジスタQbが接続される。
回路20が接続される。ミューティング回路20は図の
ようにミューティングトランジスタQaを有し、このミ
ューティングトランジスタQaを駆動するためそのベー
スには駆動トランジスタQbが接続される。
【0005】この例では、トランジスタQaはNPN
形、トランジスタQbはPNP形トランジスタが使用さ
れる。したがって駆動トランジスタQbのコレクタがミ
ューティングトランジスタQaのベースに接続され、そ
のエミッタが抵抗器Rbを介して電源+Bに接続される
と共に、マイコン22からのミューティング信号Smが
供給される。
形、トランジスタQbはPNP形トランジスタが使用さ
れる。したがって駆動トランジスタQbのコレクタがミ
ューティングトランジスタQaのベースに接続され、そ
のエミッタが抵抗器Rbを介して電源+Bに接続される
と共に、マイコン22からのミューティング信号Smが
供給される。
【0006】ミューティングスイッチ24をオンにする
と、駆動トランジスタQbがオフ、ミューティングトラ
ンジスタQaもオフとなるから出力信号Soはそのまま
電力増幅器14に供給される。これに対してミューティ
ングスイッチ24をオフにすると、今度は駆動トランジ
スタQbのエミッタ側には抵抗器Rbを介して所定の駆
動電圧が印加されるので、駆動トランジスタQbがオン
し、ミューティングトランジスタQaもオンする。そう
すると、伝送路LがミューティングトランジスタQaに
よって接地されるので、出力信号Soがミューティング
される。
と、駆動トランジスタQbがオフ、ミューティングトラ
ンジスタQaもオフとなるから出力信号Soはそのまま
電力増幅器14に供給される。これに対してミューティ
ングスイッチ24をオフにすると、今度は駆動トランジ
スタQbのエミッタ側には抵抗器Rbを介して所定の駆
動電圧が印加されるので、駆動トランジスタQbがオン
し、ミューティングトランジスタQaもオンする。そう
すると、伝送路LがミューティングトランジスタQaに
よって接地されるので、出力信号Soがミューティング
される。
【0007】ミューティングトランジスタQaの他に駆
動トランジスタQbを設けてミューティング回路20を
構成したのは、次のような理由による。ミューティング
トランジスタQaのみでミューティング回路20を構成
した場合には特に出力信号Soが、ミューティングトラ
ンジスタQaのベース・エミッタ間の電圧以上の負レベ
ルであるときには、ミュートオフモードであるにも拘ら
ずミューティングトランジスタQaがオンしてしまう。
そうすると、出力信号Soの負レベルがクリップされ、
出力波形が歪んでしまう。
動トランジスタQbを設けてミューティング回路20を
構成したのは、次のような理由による。ミューティング
トランジスタQaのみでミューティング回路20を構成
した場合には特に出力信号Soが、ミューティングトラ
ンジスタQaのベース・エミッタ間の電圧以上の負レベ
ルであるときには、ミュートオフモードであるにも拘ら
ずミューティングトランジスタQaがオンしてしまう。
そうすると、出力信号Soの負レベルがクリップされ、
出力波形が歪んでしまう。
【0008】駆動トランジスタQbを設ければ、これが
オンしない限りミューティングトランジスタQaがオン
することがないので、上述したような出力信号Soが伝
送路Lに供給されたとしても出力波形が歪むようなこと
はないからである。
オンしない限りミューティングトランジスタQaがオン
することがないので、上述したような出力信号Soが伝
送路Lに供給されたとしても出力波形が歪むようなこと
はないからである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したミューティン
グ信号Smはマイコン22内で生成される。マイコン2
2には複数の回路が設けられ、それぞれが共通電位(接
地電位)に接続され、内部には多数の配線パターンが張
り巡らされているので、スイッチ24をオンして駆動ト
ランジスタQbのエミッタ電位を接地電位に落そうとし
ても完全な接地電位とはならない。これらのことを図3
を参照して説明する。
グ信号Smはマイコン22内で生成される。マイコン2
2には複数の回路が設けられ、それぞれが共通電位(接
地電位)に接続され、内部には多数の配線パターンが張
り巡らされているので、スイッチ24をオンして駆動ト
ランジスタQbのエミッタ電位を接地電位に落そうとし
ても完全な接地電位とはならない。これらのことを図3
を参照して説明する。
【0010】図3において、Qcはミューティングスイ
ッチ用トランジスタであって、これがオンすると、その
ソース・ドレイン抵抗などによるオン抵抗(残留抵抗)
Ronが存在する。またマイコン22の内部には複数の回
路26A〜26Nが設けられ、それらを接続する配線パ
ターンが張り巡らされることから、マイコン内部には配
線抵抗Rrが存在し、この配線抵抗Rrによってオン電
圧が発生する。
ッチ用トランジスタであって、これがオンすると、その
ソース・ドレイン抵抗などによるオン抵抗(残留抵抗)
Ronが存在する。またマイコン22の内部には複数の回
路26A〜26Nが設けられ、それらを接続する配線パ
ターンが張り巡らされることから、マイコン内部には配
線抵抗Rrが存在し、この配線抵抗Rrによってオン電
圧が発生する。
【0011】したがって、スイッチ24をオンにしたと
き、つまりミュートオフの状態でのミューティング回路
20は図4のような等価回路となる。ここに、抵抗Rx
は図3に示したオン抵抗と配線抵抗を合わせたものであ
り、電源Exは上述したオン電圧と配線抵抗を電流が流
れることによって生ずる電位差を合わせたものである。
き、つまりミュートオフの状態でのミューティング回路
20は図4のような等価回路となる。ここに、抵抗Rx
は図3に示したオン抵抗と配線抵抗を合わせたものであ
り、電源Exは上述したオン電圧と配線抵抗を電流が流
れることによって生ずる電位差を合わせたものである。
【0012】このような電源Exと内部抵抗Rxが存在
するため、スイッチ24をオンにしても接続点pの電位
Vpは完全にはゼロにはならない。実験によると、0.
2ボルトの電位上昇が確認された。この電位Vpによっ
て駆動トランジスタQbのエミッタ・ベース間には微小
電流ibが流れ、この微小電流ibによってエミッタ・コ
レクタ間に電流icが流れることになる。
するため、スイッチ24をオンにしても接続点pの電位
Vpは完全にはゼロにはならない。実験によると、0.
2ボルトの電位上昇が確認された。この電位Vpによっ
て駆動トランジスタQbのエミッタ・ベース間には微小
電流ibが流れ、この微小電流ibによってエミッタ・コ
レクタ間に電流icが流れることになる。
【0013】したがって出力信号Soが負の波形になる
と、この微小電流icによってミューティングトランジ
スタQaが僅かにオンして出力信号Soの波形(負側の
波形の一部)を歪ませてしまう。微小電流icは温度が
高くなるほど流れ易くなるから、出力波形の歪は特に高
温下(70〜90℃以上)で顕著になる。電力増幅器1
4を連続駆動すると、電力増幅器14付近の温度はこの
ような温度まで上昇することが実験により確認されてい
るので、出力波形歪が大きな問題となっている。
と、この微小電流icによってミューティングトランジ
スタQaが僅かにオンして出力信号Soの波形(負側の
波形の一部)を歪ませてしまう。微小電流icは温度が
高くなるほど流れ易くなるから、出力波形の歪は特に高
温下(70〜90℃以上)で顕著になる。電力増幅器1
4を連続駆動すると、電力増幅器14付近の温度はこの
ような温度まで上昇することが実験により確認されてい
るので、出力波形歪が大きな問題となっている。
【0014】この問題は以下の手段を採ることによって
解決できる。図5は駆動トランジスタQbのエミッタ側
にダイオードDを接続した例である。ダイオードDの順
方向降下電圧は0.6ボルト程度あるので、上述したマ
イコン内部の電源Exが存在しても、スイッチ24オン
時、駆動トランジスタQbに微小電流ibは流れない。
したがって出力波形が負になってもミューティングトラ
ンジスタQaはオンせず、出力波形歪みを回避できる。
解決できる。図5は駆動トランジスタQbのエミッタ側
にダイオードDを接続した例である。ダイオードDの順
方向降下電圧は0.6ボルト程度あるので、上述したマ
イコン内部の電源Exが存在しても、スイッチ24オン
時、駆動トランジスタQbに微小電流ibは流れない。
したがって出力波形が負になってもミューティングトラ
ンジスタQaはオンせず、出力波形歪みを回避できる。
【0015】図6はダイオードDの代わりに抵抗器Rd
を駆動トランジスタQbのエミッタ・ベース間に接続し
て駆動トランジスタQbオフ時のエミッタ電位を高くす
るようにした例である。図7の例では駆動トランジスタ
Qbのエミッタ側(接続点p)にさらに制御トランジス
タQcを1段接続してマイコン22の内部電源Exの影
響を回避するようにした例である。
を駆動トランジスタQbのエミッタ・ベース間に接続し
て駆動トランジスタQbオフ時のエミッタ電位を高くす
るようにした例である。図7の例では駆動トランジスタ
Qbのエミッタ側(接続点p)にさらに制御トランジス
タQcを1段接続してマイコン22の内部電源Exの影
響を回避するようにした例である。
【0016】しかし、図5の構成では、高温下になると
ダイオードDの順方向降下電圧が0.6ボルトより小さ
くなるので、場合によっては微小電流ibが流れてしま
うおそれがある。図6の例でも高温下になると、駆動ト
ランジスタQbのベース電位Vbと接続点pの電位Vp
との電位差が小さくなって、微小電流ibが流れる場合
がある。
ダイオードDの順方向降下電圧が0.6ボルトより小さ
くなるので、場合によっては微小電流ibが流れてしま
うおそれがある。図6の例でも高温下になると、駆動ト
ランジスタQbのベース電位Vbと接続点pの電位Vp
との電位差が小さくなって、微小電流ibが流れる場合
がある。
【0017】図5あるいは図6の場合には、ダイオード
Dあるいは抵抗器Rdが必要なため、その分駆動トラン
ジスタQbの最低駆動電圧(オンさせる電圧)が高くな
る。また、例えば電源をオフする時に電源電圧の低下に
よって発生する信号源のノイズがパワー段に伝達されな
いようにミューティングをかける際、電源+Bの低下に
よりパワー段が動作しなくなるよりも低い電源+B電圧
までミューティング回路を動作させられず、ノイズが出
力されてしまうことがある。
Dあるいは抵抗器Rdが必要なため、その分駆動トラン
ジスタQbの最低駆動電圧(オンさせる電圧)が高くな
る。また、例えば電源をオフする時に電源電圧の低下に
よって発生する信号源のノイズがパワー段に伝達されな
いようにミューティングをかける際、電源+Bの低下に
よりパワー段が動作しなくなるよりも低い電源+B電圧
までミューティング回路を動作させられず、ノイズが出
力されてしまうことがある。
【0018】図7の例では駆動トランジスタQbの近く
に実装する必要があり、基板設計の問題の他に、トラン
ジスタを1個追加しなければならないのでコストアップ
をもたらすなど、何れの場合でも完全な歪解決策とはな
っていない。
に実装する必要があり、基板設計の問題の他に、トラン
ジスタを1個追加しなければならないのでコストアップ
をもたらすなど、何れの場合でも完全な歪解決策とはな
っていない。
【0019】そこで、この発明はこのような問題を解決
したものであって、特にコストアップをもたらすことな
く、波形歪を解消できるミューティング回路を提案する
ものである。
したものであって、特にコストアップをもたらすことな
く、波形歪を解消できるミューティング回路を提案する
ものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係るミューティング回路は、出力信号の伝
送路に対して並列接続されたミュートトランジスタと、
このミュートトランジスタに接続され、このミュートト
ランジスタを駆動する駆動トランジスタと、この駆動ト
ランジスタのベースと接地電位との間に接続されたベー
ス抵抗器と、この駆動トランジスタのベースと電源との
間に接続された分圧抵抗器とを備え、この駆動トランジ
スタのエミッタ側にミューティング信号が供給されると
共に、この駆動トランジスタのベースには、電源電圧を
ベース抵抗器と分圧抵抗器とにより分圧したベースバイ
アス電圧が印加されるようになされたことを特徴とする
ものである。
め、本発明に係るミューティング回路は、出力信号の伝
送路に対して並列接続されたミュートトランジスタと、
このミュートトランジスタに接続され、このミュートト
ランジスタを駆動する駆動トランジスタと、この駆動ト
ランジスタのベースと接地電位との間に接続されたベー
ス抵抗器と、この駆動トランジスタのベースと電源との
間に接続された分圧抵抗器とを備え、この駆動トランジ
スタのエミッタ側にミューティング信号が供給されると
共に、この駆動トランジスタのベースには、電源電圧を
ベース抵抗器と分圧抵抗器とにより分圧したベースバイ
アス電圧が印加されるようになされたことを特徴とする
ものである。
【0021】
【作用】図1のように、抵抗器Reによって駆動トラン
ジスタQbのエミッタ・ベース間にベースバイアス電圧
を印加する。そうすると、駆動トランジスタQbのベー
スバイアス電位Vbは電源+Bが抵抗器Rc,Reによ
って分圧された値となる。接続点pの電位Vpは上述し
たように0.2ボルト程度であるので、ベースバイアス
電位Vbは0.3ボルト位の電位となるように選んであ
る。
ジスタQbのエミッタ・ベース間にベースバイアス電圧
を印加する。そうすると、駆動トランジスタQbのベー
スバイアス電位Vbは電源+Bが抵抗器Rc,Reによ
って分圧された値となる。接続点pの電位Vpは上述し
たように0.2ボルト程度であるので、ベースバイアス
電位Vbは0.3ボルト位の電位となるように選んであ
る。
【0022】こうすることによって、マイコン22で
0.2ボルト程度の内部電位Ex(=Vp)が発生して
も、駆動トランジスタQbが導通することはない。ま
た、内部温度が上昇してもベースバイアス電位Vbはこ
の温度上昇には影響されず、不変であるから、高温下で
も駆動トランジスタQbはオンしない。したがってミュ
ートオフ時に内部電位Exが原因で、ミューティングト
ランジスタQaがオンして出力波形が歪むようなことは
ない。抵抗器Reを1個追加するだけであるから、コス
トアップともならない。
0.2ボルト程度の内部電位Ex(=Vp)が発生して
も、駆動トランジスタQbが導通することはない。ま
た、内部温度が上昇してもベースバイアス電位Vbはこ
の温度上昇には影響されず、不変であるから、高温下で
も駆動トランジスタQbはオンしない。したがってミュ
ートオフ時に内部電位Exが原因で、ミューティングト
ランジスタQaがオンして出力波形が歪むようなことは
ない。抵抗器Reを1個追加するだけであるから、コス
トアップともならない。
【0023】
【実施例】続いて、この発明に係るミューティング回路
の一例を上述したオーディオ機器の電力増幅段に適用し
た場合につき、図面を参照して詳細に説明する。
の一例を上述したオーディオ機器の電力増幅段に適用し
た場合につき、図面を参照して詳細に説明する。
【0024】この発明においても、図2と同様な電力増
幅器14が使用され、またその出力信号Soの伝送路L
に対して並列にミューティング回路20が接続される構
成は従来例と同様であるのでその説明は省略する。
幅器14が使用され、またその出力信号Soの伝送路L
に対して並列にミューティング回路20が接続される構
成は従来例と同様であるのでその説明は省略する。
【0025】ミューティング回路20にあってもミュー
ティングトランジスタQaの他に駆動トランジスタQb
が設けられ、そのエミッタ側の接続点pにミューティン
グ信号Smが供給されることも従来例と同じである。ま
た、このミューティング信号Smがマイコン22で生成
されるのも同じである。
ティングトランジスタQaの他に駆動トランジスタQb
が設けられ、そのエミッタ側の接続点pにミューティン
グ信号Smが供給されることも従来例と同じである。ま
た、このミューティング信号Smがマイコン22で生成
されるのも同じである。
【0026】この発明では図1に示すように電源+Bと
駆動トランジスタQbのベースとの間に分圧抵抗器Re
が接続される。分圧抵抗器Reはベース抵抗器Rcに比
べ高抵抗であり、駆動トランジスタQbのベースバイア
ス電位Vbはミュートオフ時における接続点pの電位V
p(0.2ボルト程度)よりも僅かに高い電位となるよ
うに選定される。接続点pの電位Vpはミュートオフ時
には内部電位Exと同じになる。
駆動トランジスタQbのベースとの間に分圧抵抗器Re
が接続される。分圧抵抗器Reはベース抵抗器Rcに比
べ高抵抗であり、駆動トランジスタQbのベースバイア
ス電位Vbはミュートオフ時における接続点pの電位V
p(0.2ボルト程度)よりも僅かに高い電位となるよ
うに選定される。接続点pの電位Vpはミュートオフ時
には内部電位Exと同じになる。
【0027】例えば、電源+Bの電圧が10ボルト、抵
抗器Rcが50KΩであるとき、分圧抵抗器Reは1M
Ω程度の高抵抗に選ばれる。このような値に選ぶことに
よって、ベースバイアス電位Vbは内部電位Exよりも
僅かに高い0.3ボルト程度になる。
抗器Rcが50KΩであるとき、分圧抵抗器Reは1M
Ω程度の高抵抗に選ばれる。このような値に選ぶことに
よって、ベースバイアス電位Vbは内部電位Exよりも
僅かに高い0.3ボルト程度になる。
【0028】このようなベースバイアス電圧Vbをミュ
ートオフ時に駆動トランジスタQbのベースに印加する
ことによって、ミュートオフ時マイコン22の内部電位
Exが0.2ボルト程度であったとしても駆動トランジ
スタQbはオンしない。したがって伝送路Lに供給され
る出力信号Soが0.6ボルト以上の負の波形であって
もミューティングトランジスタQaがオンするようなこ
とはない。
ートオフ時に駆動トランジスタQbのベースに印加する
ことによって、ミュートオフ時マイコン22の内部電位
Exが0.2ボルト程度であったとしても駆動トランジ
スタQbはオンしない。したがって伝送路Lに供給され
る出力信号Soが0.6ボルト以上の負の波形であって
もミューティングトランジスタQaがオンするようなこ
とはない。
【0029】もちろん、このベースバイアス電位Vbは
内部温度が上昇しても不変であり、温度上昇には影響さ
れないから、電力増幅器14の発熱によって電力増幅器
付近の温度が70℃以上に上昇したとしてもミューティ
ングトランジスタQaが誤ってオンするようなことはな
い。したがって高温下でも出力信号Soの波形歪は発生
しない。また、このバイアス電圧は電源をオフする時の
電源+Bの低下に対しても比例して低下するのでミュー
ティング回路の最低動作電圧を上げることはない。
内部温度が上昇しても不変であり、温度上昇には影響さ
れないから、電力増幅器14の発熱によって電力増幅器
付近の温度が70℃以上に上昇したとしてもミューティ
ングトランジスタQaが誤ってオンするようなことはな
い。したがって高温下でも出力信号Soの波形歪は発生
しない。また、このバイアス電圧は電源をオフする時の
電源+Bの低下に対しても比例して低下するのでミュー
ティング回路の最低動作電圧を上げることはない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るミュ
ーティング回路によれば、出力信号の伝送路に対して並
列接続されたミュートトランジスタを駆動するトランジ
スタのベースと電源との間に接続された分圧抵抗器を備
え、この分圧抵抗器とベース抵抗器とにより分圧された
電源電圧が、ベースバイアス電圧として駆動トランジス
タのベースに印加されるものである。
ーティング回路によれば、出力信号の伝送路に対して並
列接続されたミュートトランジスタを駆動するトランジ
スタのベースと電源との間に接続された分圧抵抗器を備
え、この分圧抵抗器とベース抵抗器とにより分圧された
電源電圧が、ベースバイアス電圧として駆動トランジス
タのベースに印加されるものである。
【0031】この構成によって、ベース抵抗器と分圧抵
抗器との抵抗比によりベースバイアス電圧を規定できる
ので、ベースバイアス電圧をミュートオフ後の駆動トラ
ンジスタに印加される電圧よりも僅かに高い電位となる
ように選定することができる。このため、駆動トランジ
スタのベースバイアス電位は内部温度が上昇しても不変
であり、温度上昇には影響されないから、電力増幅器の
発熱によって電力増幅器付近の温度が相当高温になった
としても、ミュートトランジスタが誤ってオンするよう
なことはない。したがって高温下でも出力信号の波形歪
は発生しない。
抗器との抵抗比によりベースバイアス電圧を規定できる
ので、ベースバイアス電圧をミュートオフ後の駆動トラ
ンジスタに印加される電圧よりも僅かに高い電位となる
ように選定することができる。このため、駆動トランジ
スタのベースバイアス電位は内部温度が上昇しても不変
であり、温度上昇には影響されないから、電力増幅器の
発熱によって電力増幅器付近の温度が相当高温になった
としても、ミュートトランジスタが誤ってオンするよう
なことはない。したがって高温下でも出力信号の波形歪
は発生しない。
【0032】この発明では抵抗器を1個使用するだけで
あるから、コストアップを招来することもなければ、ダ
イオードなどを使用することによって駆動トランジスタ
の最低駆動電圧が高くなることもないので、この発明は
オーディオ機器の最終出力段の電力増幅系に適用して極
めて好適である。
あるから、コストアップを招来することもなければ、ダ
イオードなどを使用することによって駆動トランジスタ
の最低駆動電圧が高くなることもないので、この発明は
オーディオ機器の最終出力段の電力増幅系に適用して極
めて好適である。
【図1】この発明に係る電力増幅回路の一例を示す接続
図である。
図である。
【図2】従来の電力増幅回路の一例を示す接続図であ
る。
る。
【図3】マイコン内部の一例を示す構成図である。
【図4】ミュートオフ時のミューティング回路の一部等
価回路図である。
価回路図である。
【図5】従来の電力増幅回路の一例を示す接続図であ
る。
る。
【図6】従来の電力増幅回路の一例を示す接続図であ
る。
る。
【図7】従来の電力増幅回路の一例を示す接続図であ
る。
る。
10 電力増幅回路
14 電力増幅器
20 ミューティング回路
22 マイコン
24 ミューティングスイッチ
Qa ミューティングトランジスタ
Qb 駆動トランジスタ
Re 分圧抵抗器
Claims (2)
- 【請求項1】 出力信号の伝送路に対して並列接続され
たミュートトランジスタと、 前記ミュート トランジスタに接続され、当該ミュートト
ランジスタを駆動する駆動トランジスタと、 前記駆動トランジスタのベースと接地電位との間に接続
されたベース抵抗器と、 前記駆動トランジスタのベースと電源との間に接続され
た分圧抵抗器と を備え、 前記 駆動トランジスタのエミッタ側にミューティング信
号が供給されると共に、当該駆動トランジスタのベース
には、電源電圧を前記ベース抵抗器と前記分圧抵抗器と
により分圧したベースバイアス電圧が印加されるように
なされたことを特徴とするミューティング回路。 - 【請求項2】 前記ベースバイアス電圧は、前記分圧抵抗器を前記ベース抵抗器よりも高抵抗とする
ことによって、 ミュートオフ後の前記駆動トランジスタ
に印加される電圧よりも高い電位となるように選定され
たことを特徴とする請求項1記載のミューティング回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26785394A JP3438351B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | ミューティング回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26785394A JP3438351B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | ミューティング回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08130417A JPH08130417A (ja) | 1996-05-21 |
| JP3438351B2 true JP3438351B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=17450547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26785394A Expired - Fee Related JP3438351B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | ミューティング回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3438351B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP26785394A patent/JP3438351B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08130417A (ja) | 1996-05-21 |
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