JP3444239B2 - 空気調和機用室外機 - Google Patents
空気調和機用室外機Info
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Description
外機の空気吹出グリル部のグリル羽根の構造に関するも
のである。
に、現在、多くの空気調和機用室外機では、当該室外機
1の美観(見映え)性の向上を図るために、その正面側
空気吹出グリル2の構造を左右方向に延びるグリル羽根
2a,2a・・・と上下方向に延びる支持部材2b,2
b・・・とからなる格子状のものとしている。そして、
該空気吹出グリル2の上記グリル羽根2a,2a・・・
の断面形状は、例えば図12および図13のように断面
略楕円形をした翼形のものとなっている(例えば特開平
5−93531号公報参照)。なお、図11中におい
て、符号10は熱交換器、Mはファンモータである。
・の断面形状を図13のような翼形形状にすると、前縁
3a部での気流の剥離を防止しつつ、ファンガイド41
を介してファン42から吹き出される空気の流れとの干
渉音および剥離によって生ずる圧損並びに剥離音を或る
程度抑えることができる。
てファン42から吹き出される吹出し風はファン42の
回転に伴う強い旋回成分を持っているので、図10に示
す空気吹出グリル2のグリル面の殆どの所で、例えば図
13に示すように、ファン42からの吹出風に対し、所
定の気流迎え角θaを持ってグリル羽根2aがぶつかる
ことになる。その結果、それに起因して当該グリル羽根
2aの負圧面側(所定角θaでぶつかる風の方向に対し
て背面となる側)で同図13中に示すような大きな剥離
が生じて、やはり圧損並びに剥離音を引き起こす問題が
ある。
に、例えば図14および図15に示すように、当該室外
機ケーシング1の空気吹出グリル2に設けられたグリル
羽根2a,2a・・・の前縁3a,3a・・・に鋸歯状
部5を形成したものが提案されている。
・・の上述のような負圧面側での流れの剥離を低減する
ことを目的として、当該グリル羽根2a,2a・・・の
前縁3a,3a・・・を鋸歯状構造にすると、該鋸歯状
部5の谷部5b,5b・・・からスケールの小さい多数
の縦渦が発生して、同グリル羽根2a,2a・・・の負
圧面から離れた所での流速の速い空気流を同グリル羽根
2a,2a・・・の負圧面近傍に引き寄せることができ
るようになり、グリル羽根2a,2a・・・の負圧面側
での流れが剥離しにくくなって、従来のような大きな剥
離は生じにくくなる。
鋸歯状部5を設けたとしても、その各鋸歯部自体の形状
がグリル面の全域に亘って同じである場合には、やはり
ファン42からの吹出風に対するグリル羽根2a,2a
・・・の気流迎え角θaが場所によって異なってくるた
めに、確実な剥離抑制対策とはならず、圧損並びに剥離
音低減作用が不十分であった。
題を解決し、より有効に圧損並びに剥離音を低減するこ
とを目的としてなされたもので、該目的を達成するため
に、それぞれ次のような有効な課題解決手段を備えて構
成されている。
は、ファン42からの空気が吹き出される室外機ケーシ
ング1の格子状の空気吹出グリル2を構成するグリル羽
根2a,2a・・・の前縁3a,3a・・・に鋸歯状部
5を形成するとともに、同空気吹出グリル2の空気吹出
領域を、気流迎え角θaの異なる複数の領域に分割し、
上記鋸歯状部5の山部5a,5a・・・の頂角θtを、
該気流迎え角θaを異にする複数の領域の各々に応じて
異ならせた構成としている。
は、前述のように、強い旋回成分を持っているので、空
気吹出グリル2の空気吹出領域に応じて異なる所定の気
流迎え角θaを持ってグリル羽根2a,2a・・・とぶ
つかることになり、それに起因して当該グリル羽根2
a,2a・・・の負圧面側(所定角θaでぶつかる風の
方向に対して背面となる側)で剥離が生じて、圧損並び
に剥離音を引き起こす。
a,2a・・・の前縁3a,3a・・・に鋸歯状部5を
形成し、しかも同鋸歯状部5の山部5a,5a・・・の
頂角θtを上記空気吹出領域に応じて変えるようにする
と、その角度θtに応じて、上記鋸歯状部5の各山部5
a,5a・・・間の谷部5b,5b・・・の幅が適切に
変わり、同適切な幅の谷部5b,5b・・・からスケー
ルの小さい多数の縦渦がスムーズに発生して、上記グリ
ル羽根2a,2a・・・の負圧面から離れた所での流速
の速い空気流を同グリル羽根2a,2a・・・の負圧面
近傍に効率良く引き寄せることができるようになり、同
グリル羽根2a,2a・・・の負圧面側での流れが剥離
しにくくなって、前述のような圧損および剥離音が有効
に低下するようになる。
領域に応じて頂角θtを異ならせると言っても、全ての
グリル羽根2a,2a・・・毎に異ならせるのは大変で
あるし、また隣接するもの相互の間での気流迎え角θa
の違いは大きくはない。
室外機では、さらに上記本来気流迎え角θaの相違する
回転方向の空気吹出領域を、例えば気流迎え角θaの所
定の相違レベルの範囲で複数の領域に分割し、上記鋸歯
状部5の山部5a,5a・・・の頂角θtを、該気流迎
え角θaの所定相違レベルに応じて分割された複数の領
域グループ毎に段階的に異ならせるようにして、合理的
な範囲で可及的に有効な圧損並びに剥離音の低減を図る
ようにしている。
コストで、可及的に有効な圧損および剥離音の低減作用
を実現することができるようになる。
記請求項1の発明の構成において、上記複数の領域の各
々に応じて異なる頂角θtは、ファン42の中 心軸Pを
通るグリル羽根2a,2a・・・に平行な線X−Xを基
準として、該基準となる線X−Xから相互に対称な方向
に離れるに従って大きくなるように構成されている。
域を、気流迎え角θaの異なる回転方向の複数の領域に
分割し、同分割された複数の空気吹出領域の各々に応じ
て上記鋸歯状部5の山部5a,5a・・・の頂角θtを
異ならせるようにした場合、どのように領域を分けるか
が問題となる。
の中心軸Pを通り、グリル羽根2a,2a・・・に平行
な位置から離れるにつれて、次第に小さくなる。
を、当該ファン42の中心軸Pを通るグリル羽根2a,
2a・・・に平行な線X−Xを基準として、該基準とな
る線から相互に対称な方向に離れるに従って大きくなる
ように構成し、ファン42の中心軸Pを通り、グリル羽
根2a,2a・・・に平行な位置から離れるにつれて次
第に小さくなる同気流迎え角θaの変化に適切に対応し
た合理的な範囲で有効な圧損並びに剥離音の低減を図る
ようにしている。
損および剥離音の低減作用を実現することができるよう
になる。
上記請求項1又は2の発明の構成において、頂角θt
を、気流迎え角θaに対応させて、(0.1457θa
2 −6.751θa+90.8)<(θt)<(−0.
1286θa 2 −0.2429θa+126)の範囲と
して構成している。
θtを、上記請求項1又は2の発明 のように構成した場
合において、送風シミュレーションを行った結果による
と、当該頂角θtは上記のような上限値と下限値の範囲
で有効であった。
室外機によると、空気吹出グリル全体のグリル羽根各部
における空気流の剥離を各々有効に抑制して、トータル
としての圧損および剥離音を有効に低減することが可能
となる。
性能も向上する。
用室外機の空気吹出グリル部およびその羽根構造と作用
を示している。
従来のものと略同様の外観構成を有する空気調和機用室
外機であり、この空気調和機用室外機1では、その美観
(見映え)性の向上を図るために、正面側空気吹出グリ
ル2の構造を図示のように左右方向のグリル羽根2a,
2a・・・と上下方向の支持部材2b,2b・・・より
なる格子状のものとしている。そして、該グリル羽根2
aは、例えば図2〜図7に示すように、全体として従来
のものに比べて扁平な断面楕円形の翼形構造をなして形
成されており、前縁剥離を防止しつつ、ファンガイド4
1を介してファン42から吹き出される空気の流れとの
干渉音および剥離によって生じる圧損と剥離音を低く抑
えることができるようにしている。一方、その前縁部3
aは、その長手方向全体に亘って例えば図2,図3に示
すように鋸歯状部5に形成されている。
び図4〜図7に示すように、その山部5a,5a・・・
の先端が表裏面方向にかけて所定の曲率を有したアール
面部に形成されている一方、同山部5a,5a・・・の
頂角θtは、上記空気吹出グリル2のファン42から吹
き出される空気吹出領域内の気流迎え角および領域位置
に応じて可及的に負圧面側の剥離を抑制することができ
る適切な値に形成されている。
気吹出風は、前述のように、強い旋回成分を持っている
ので、図13に示したように、空気吹出グリル2の空気
吹出領域内の領域位置に応じて異なる所定の気流迎え角
θaを持ってグリル羽根2a,2a・・・とぶつかるこ
とになり、それに起因して当該グリル羽根2a,2a・
・・の負圧面側(所定角θaでぶつかる風の方向に対し
て背面となる側)で剥離が生じて、圧損並びに剥離音を
引き起こす。
a,2a・・・の前縁3a,3a・・・に鋸歯状部5を
形成し、しかも同鋸歯状部5の山部5a,5a・・・の
頂角θtを上記空気吹出領域における気流迎え角θaを
異にする領域位置に応じて適切な値となるように変える
ようにすると、その角度θtに応じて、上記鋸歯状部5
の各山部5a,5a・・・の高さHおよび各山部5a,
5a・・・間の谷部5b,5b・・・の幅Sおよび深さ
Hが適切に変わり、同適切な幅Sおよび深さHの谷部5
b,5b・・・からスケールの小さい多数の縦渦がスム
ーズに発生して、上記グリル羽根2a,2a・・・の負
圧面から離れた所での流速の速い空気流を同グリル羽根
2a,2a・・・の負圧面近傍に効率良く引き寄せるこ
とができるようになり、同グリル羽根2a,2a・・・
の負圧面側での流れが剥離しにくくなって前述のような
圧損および剥離音が有効に低下するようになる。
迎え角θaを異にする領域位置に応じて頂角θtを異な
らせると言っても、全てのグリル羽根2a,2a・・・
毎に異ならせるのは大変であるし、また隣接するグリル
羽根2a,2a・・・相互のものの間での気流迎え角θ
aの違いは大きくはない。
の相違する空気吹出領域を、例えば所定の相違レベル幅
の範囲で複数の領域に分割し、上記鋸歯状部5の山部5
a,5a・・・の頂角θtを該分割された複数の領域グ
ループ毎に段階的に異ならせるようにして、合理的な範
囲で有効な圧損並びに剥離音の低減を図るようにするこ
とが望ましい。
損および剥離音の低減作用を実現することができるよう
になる。
2では、ファン42から吹出される旋回気流の旋回方向
とグリル羽根2a,2a・・・の関係から、図1に示す
ように、ファン42の回転軸Pを通るグリル羽根2a,
2a・・・と垂直な線Y−Yによって、その空気吹出領
域が気流方向を異にする左側領域と右側領域との二つの
空気吹出領域に分けられる。この左右2つの空気吹出領
域の内、今例えばファン42が図1の矢印のように向か
って反時計方向に回転しているとすると、上記左側領域
では旋回気流がグリル羽根2a,2a・・・に対して上
方側から下方側に吹き降ろすことになる一方、上記右側
領域では旋回気流がグリル羽根2a,2a・・・に対し
て下方側から上方側に吹き上げることになる。つまり、
気流迎え角θaの方向が異なることになる。
ン42の中心軸Pを通り、グリル羽根2a,2a・・・
に平行な線X−Xを中心として上方側領域と下方側領域
の2つの領域に区分することができ、この2つの領域で
は上記線X−Xを中心として上方側および下方側対称方
向に離れるに従って気流迎え角θaは小さくなる。
を含めて上述の空気吹出領域を図示の如くA,B,C,
D,E,Fの領域に6分割して見ると、その気流方向お
よび迎え角θaが、A,C領域では図4、B領域では図
5、D,F領域では図6、E領域では図7の各々に示す
ようになり、グリル羽根2a,2a・・・側から見た気
流迎え角θaは、B,E領域が最も大きく、A,F領域
やC,D領域では小さい。
に対応させて、上述の如く適切に頂角θtを異ならせる
が、その場合、上記B,E、A,F、C,D各領域に応
じて設定される頂角θtは、上記ファン42の中心軸P
を通り、グリル羽根2a,2a・・・に平行な線X−X
を基準として、該基準となる線X−Xから相互に対称な
方向に離れるに従って大きくなるようにして、有効な圧
損並びに剥離音の低減を図る。
損および剥離音の低減作用を実現することができる。
記グリル羽根2aの上述した山部5a,5a・・・の頂
角θtが、例えば15°,30°,60°,90°,1
20°の5種類のグリル羽根サンプルを作成し、それら
の各々を気流迎え角θa=0°〜25°の範囲において
5°間隔で圧損の小ささを示す揚抗係数(CL/CD)
を測定し、それらと鋸歯状部5を形成しないグリル羽根
(θt=180°)の揚抗係数(CL/CD)との差を
計算すると、例えば図8のようになった。そして、この
図8の結果を基に気流迎え角θaに対応した有効な頂角
θtの範囲を決定すると図9のようになることが見出さ
れた。
286θa2−0.2429θa+126で近似するこ
とができ、またその下限値をθt=0.1457θa2
−6.751θa+90.8で近似することができる。
な上限値と下限値の範囲(0.1457θa2−6.7
51θa+90.8)<(θt)<(−0.1286θ
a2−0.2429θa+126)で有効であると判断
される。
気流迎え角θaの異なる領域を、その所定相違レベルの
範囲で複数の領域に分割(例えば一例として0〜10
°,11〜15°,16〜20°,21〜25°,25
〜30°等)し、それらの各領域に適した最適頂角θt
を設定するようにすれば、上述の如く有効に圧損および
剥離音を低減することができることが明らかである。
っては、上記グリル羽根2a,2a・・・の翼弦長Lを
考慮してなされることは言うまでもない。
機の構造を示す正面図である。
る。
拡大平面図である。
図(図3のA−A)である。
図(図3のA−A)である。
(図3のA−A)である。
(図3のA−A)である。
定気流迎え角θa毎における揚抗係数CL/CDを従来
の鋸歯状部がない場合との差で示す特性図である。
部の山部の有効な頂角θtの範囲を示す特性図である。
グリル部の構造を示す正面図である。
る。
羽根の平面図である。
ある。
グリル羽根、3aは前縁部、3bは後縁部、5は鋸歯状
部、5aは山部、5bは谷部である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ファン(42)からの空気が吹き出され
る室外機ケーシング(1)の格子状の空気吹出グリル
(2)を構成するグリル羽根(2a),(2a)・・・
の前縁(3a),(3a)・・・に鋸歯状部(5)を形
成するとともに、同空気吹出グリル(2)の空気吹出領
域を、気流迎え角(θa)の異なる複数の領域に分割
し、上記鋸歯状部(5)の山部(5a),(5a)・・
・の頂角(θt)を、該気流迎え角(θa)を異にする
複数の領域の各々に応じて異ならせたことを特徴とする
空気調和機用室外機。 - 【請求項2】 複数の領域の各々に応じて異なる頂角
(θt)は、ファン(42)の中心軸(P)を通るグリ
ル羽根(2a),(2a)・・・に平行な線(X−X)
を基準として、該基準となる線(X−X)から相互に対
称な方向に離れるに従って大きくなるように構成されて
いることを特徴とする 請求項1記載の空気調和機用室外
機。 - 【請求項3】 頂角(θt)を、気流迎え角(θa)に
対応させて、 (0.1457θa 2 −6.751θa+90.8)<
(θt)<(−0.1286θa 2 −0.2429θa
+126)の範囲としたことを特徴とする 請求項1又は
2記載の空気調和機用室外機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16468199A JP3444239B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 空気調和機用室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16468199A JP3444239B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 空気調和機用室外機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000356367A JP2000356367A (ja) | 2000-12-26 |
| JP3444239B2 true JP3444239B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=15797840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16468199A Expired - Fee Related JP3444239B2 (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 空気調和機用室外機 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108757513A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-11-06 | 宁波永生电器有限公司 | 一种风扇的电机支架及包含该电机支架的冷风扇 |
| CN111706990B (zh) * | 2020-07-07 | 2025-06-10 | 国能朗新明环保科技有限公司 | 一种用于进风口的低阻防雨降噪装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2277257A1 (fr) | 1974-07-02 | 1976-01-30 | Rotron Inc | Ventilateur a niveau de bruit reduit |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP16468199A patent/JP3444239B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2277257A1 (fr) | 1974-07-02 | 1976-01-30 | Rotron Inc | Ventilateur a niveau de bruit reduit |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000356367A (ja) | 2000-12-26 |
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