JP3449086B2 - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

ブレーキ液圧制御装置

Info

Publication number
JP3449086B2
JP3449086B2 JP00432396A JP432396A JP3449086B2 JP 3449086 B2 JP3449086 B2 JP 3449086B2 JP 00432396 A JP00432396 A JP 00432396A JP 432396 A JP432396 A JP 432396A JP 3449086 B2 JP3449086 B2 JP 3449086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
pressure
brake
control valve
wheel cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00432396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09188242A (ja
Inventor
勝康 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP00432396A priority Critical patent/JP3449086B2/ja
Publication of JPH09188242A publication Critical patent/JPH09188242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3449086B2 publication Critical patent/JP3449086B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ液圧制御
装置に係り、特に、車両用ブレーキにおいてブレーキ液
圧を制御する装置として好適なブレーキ液圧制御装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えば特開平6−34489
4号に開示される如く、ポンプで昇圧されたブレーキフ
ルードをホイルシリンダに供給することによりホイルシ
リンダ圧の昇圧を図る装置が知られている。上記従来の
装置は、マスタシリンダ圧に応じて、高圧源ポート若し
くは低圧源ポートを選択的にホイルシリンダに連通する
液圧制御弁、および液圧制御弁の高圧源ポートに連通さ
れるチェンジバルブを備えている。 【0003】チェンジバルブは、マスタシリンダ圧がポ
ンプの吐出圧に比して高圧である場合にはマスタシリン
ダ圧を、また、マスタシリンダ圧がポンプの吐出圧に比
して低圧である場合にはポンプの吐出圧を、高圧源ポー
トに供給する。液圧制御弁は、高圧源ポートに供給され
る液圧をホイルシリンダに供給する一方、ホイルシリン
ダ内の液圧を低圧源ポートに開放することによりホイル
シリンダ圧を、マスタシリンダ圧に応じた値に制御す
る。 【0004】ブレーキ操作が開始された直後に、速やか
にホイルシリンダ圧を目標値に昇圧させるためには、か
かる昇圧に必要なブレーキフルードを、速やかにホイル
シリンダに供給することが必要である。上記従来の装置
において、ポンプによるブレーキフルードの圧送は、運
転者によるブレーキ操作が開始された時点で開始され
る。ポンプの作動開始直後は、ポンプの圧送能力が低い
ため、ホイルシリンダ圧のファーストフィルに必要なブ
レーキフルード量をポンプのみで賄うことはできない。
このため、液圧制御弁の高圧ポートに、常にポンプの吐
出圧のみが供給される構成であるとすれば、ブレーキ操
作が開始された後、優れた応答性の下にホイルシリンダ
圧を昇圧させることが困難である。 【0005】これに対して、上記従来の装置において
は、ブレーキ操作が開始され、ポンプの駆動が開始され
た後、ポンプの吐出圧が昇圧されるまでの間は、マスタ
シリンダ圧が高圧源ポートに供給される。かかる構成に
よれば、ブレーキ操作が開始された後、マスタシリンダ
圧をも利用してホイルシリンダ圧の昇圧を図ることがで
きる。このため、上記従来の装置によれば、常にポンプ
の吐出圧のみを利用してホイルシリンダ圧の昇圧を図る
装置に比して高い応答性を得ることができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置において、マスタシリンダ圧を利用してホイルシリン
ダ圧の昇圧応答性を高めることができるのは、ホイルシ
リンダ圧がマスタシリンダ圧に比して低圧である場合に
限られる。言い換えれば、上記従来の装置において、ブ
レーキ操作が開始された後、ホイルシリンダ圧がマスタ
シリンダ圧を超える領域で、更にホイルシリンダ圧の昇
圧を図るためには、ポンプの吐出圧をホイルシリンダに
供給する必要がある。 【0007】従って、ホイルシリンダ圧がマスタシリン
ダ圧に到達した時点で、未だポンプが十分な吐出能力を
発揮し得る状態に達していなければ、その後、ホイルシ
リンダ圧の昇圧変化が緩やかとなり、理想的な昇圧変化
が得られない事態が生じ得る。この点、上記従来の装置
は、ブレーキ操作が開始された直後のホイルシリンダ圧
の昇圧特性を改善する上で有効ではあるものの、必ずし
も最適なものではなかった。 【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ブレーキ操作が開始される時点でのポンプの圧
送能力を高めることにより、高い応答性をもってホイル
シリンダ圧を昇圧し得るブレーキ液圧制御装置を提供す
ることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係るブレーキ液圧制御装置の第一の態様
は、ブレーキフルードを蓄えるリザーバタンクと、該リ
ザーバタンク内のブレーキフルードを圧送するポンプ
と、ブレーキ操作に応じたホイルシリンダ圧が発生す
るように記ポンプからホイルシリンダへ記ブレーキ
フルードを流通させるフルード制御手段と、を備えるブ
レーキ液圧制御装置であって、運転者によるブレーキ操
作が開始される前に実現される所定の状態を検出するブ
レーキ操作予測手段と、記所定の状態が検出された場
合に記ポンプの駆動を開始するポンプ始動手段と、を
備え 上記フルード制御手段は、 開弁時に上記ポンプか
ら圧送されたブレーキフルードを上記リザーバタンクへ
還流させる制御弁を有し、 上記ポンプ始動手段が上記ポ
ンプを駆動させるときに上記制御弁を開弁し、 上記ブレ
ーキ操作が検出された場合に上記制御弁を開閉制御する
ことによってブレーキ操作量に応じたホリルシリンダ圧
を実現する、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置
ある。 【0010】本態様において、ポンプからホイルシリン
ダにブレーキフルードが供給されると、ホイルシリンダ
圧が上昇する。ポンプは、ブレーキ操作予測手段により
所定の状態が検出された場合に、ポンプ始動手段により
始動される。また、その際、制御弁が開弁され、ポンプ
から圧送されたブレーキフルードがリザーバタンクへ還
流されるようになっている。従って、その後、実際にブ
レーキ操作が開始される時点では、ポンプのフルード圧
送能力が、十分に上昇されている。このように、本態様
によれば、ブレーキ操作が開始された後に、優れた応答
性でホイルシリンダを昇圧させることができる。 【0011】本発明に係るブレーキ液圧制御装置の第二
の態様は、上記第一の態様において、ブレーキ操作が実
行されているか否かを判断するブレーキ操作判断手段
と、記ポンプと記ホイルシリンダとを、ブレーキ操
作の非実行中は遮断状態とし、かつ、ブレーキ操作の実
行中に導通状態とする制御弁と、記ポンプ始動手段に
よりポンプの駆動が開始された後、ホイルシリンダのフ
ァーストフィルに必要な駆動を終えた時点で記ポンプ
の駆動を停止するポンプ停止手段と、を備えるブレーキ
液圧制御装置である。本態様は、ブレーキ操作が開始さ
れる以前にポンプが不必要に駆動されるのを防止するう
えで有効である。 【0012】本態様において、ブレーキ操作判断手段に
よりブレーキ操作が非実行中であると判断される場合
は、制御弁によりポンプとホイルシリンダとが遮断状態
とされる。この状態でブレーキ操作が開始が予測される
と、ポンプの駆動が始動され、ポンプと制御弁とを結ぶ
液圧通路の内圧が昇圧され始める。ポンプと制御弁とを
結ぶ液圧通路の内圧が、ホイルシリンダのファーストフ
ィルに必要な程度に昇圧されると、ポンプ停止手段によ
りポンプの駆動が停止される。かかる状況が形成された
後、ブレーキ操作が開始されると、制御弁が開弁し、ポ
ンプと制御弁との間で昇圧されていたブレーキフルード
がホイルシリンダに供給される。その結果、ホイルシリ
ンダ圧が、適切な圧力まで速やかに上昇される。このよ
うに、本態様によれば、ブレーキ操作が開始される以前
にポンプを始動させることができると共に、ポンプと制
御弁との間に、ホイルシリンダのファーストフィルに必
要とされる圧力が蓄えられると、その時点でポンプの駆
動を停止させることができるため、ブレーキ操作が開始
される以前に不必要にポンプを駆動することなく、ブレ
ーキ操作の開始後に、優れた応答性の下にホイルシリン
ダ圧を昇圧させることができる。 【0013】本発明に係るブレーキ液圧制御装置の第三
の態様は、上記第二の態様において、記ポンプ停止手
段により記ポンプの駆動が停止された後、ブレーキ操
作が実行されるまでは、記ポンプの駆動再開を禁止す
るポンプ駆動禁止手段を備えるブレーキ液圧制御装置
ある。本態様は、ブレーキ操作の開始が予測された後、
実際にブレーキ操作が実行されなかった場合に、その
後、不必要にポンプが作動するのを防止するうえで有効
である。 【0014】本態様において、ブレーキ操作の開始が予
測されると、実際にブレーキ操作が行われなくとも、ポ
ンプと制御弁との間の液圧通路の内圧が昇圧される。昇
圧された液圧は、ブレーキ操作が実行された場合にはホ
イルシリンダに供給されることにより消費される。しか
し、実際にブレーキ操作が実行されなかった場合には、
ポンプと制御弁との間に蓄えられる。ポンプ駆動禁止手
段は、かかる状況下で再度ブレーキ操作の開始が予測さ
れた場合に、ポンプの駆動が再開されるのを禁止する。
このため、ポンプと制御弁との間に十分な液圧が存在す
る場合に、不必要にポンプの駆動が再開されることはな
い。このように、本態様によれば、ブレーキ操作の開始
が予測された後、実際にブレーキ操作が行われなかった
場合に、再度ブレーキ操作の開始が予測された時点でポ
ンプの駆動が再開されるのを防止することができるた
め、ポンプと制御弁との間に十分な液圧が蓄えられてい
る場合に、不必要にポンプが駆動されるのを防止するこ
とができる。 【0015】本発明に係るブレーキ液圧制御装置の第四
の態様は、上記第三の態様において、記ポンプ停止手
段により記ポンプの駆動が停止された後、ブレーキ操
作が開始されるまでの時間が所定時間以上である場合
に、記ポンプの駆動再開を許可するポンプ駆動許可手
段を備えるブレーキ液圧制御装置である。本態様は、ポ
ンプを不必要に駆動することなく、ブレーキ操作の開始
時に、ポンプと制御弁との間に確実に所望の液圧を確保
する上で有効である。 【0016】本態様において、ポンプと制御弁との間の
液圧が昇圧された後、長い期間にわたってブレーキ操作
が行われない場合には、ブレーキフルードの漏出等によ
り、ポンプと制御弁との間に蓄えられている液圧が低下
する場合がある。ポンプ駆動許可手段は、上記の如く液
圧が低下した場合に、ポンプの駆動再開を許容する。ポ
ンプの駆動再開が許容されると、以後、ブレーキ操作の
開始が予測されると、再度液圧が昇圧されて、速やかに
ホイルシリンダをファーストフィルし得る状態が復元さ
れる。このように、本態様によれば、ポンプと制御弁と
の間に蓄えられた液圧が低下した場合には、実際にブレ
ーキ操作が行われていない場合であっても、ポンプの駆
動の再開を許容することができるため、ポンプと制御弁
との間に高い液圧が残存している場合に不必要にポンプ
が駆動されるのを防止しつつ、ポンプと制御弁との間の
液圧が低下している場合には、ブレーキ操作が開始され
るのに先立って、確実にその液圧を昇圧させることがで
きる。 【0017】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例のシス
テム構成図を示す。図1に示される構成は、車両に搭載
されるブレーキ液圧制御装置の一輪分の構成に相当す
る。本実施例のブレーキ液圧制御装置はブレーキペダル
10を備えている。ブレーキペダル10の近傍には、ブ
レーキペダル10の操作量を検出するブレーキ操作量セ
ンサ12が配設されている。ブレーキ操作量センサ12
の出力信号は、制動力制御用電子制御ユニット14(以
下、ブレーキECU14と称す)に入力されている。ブ
レーキECU14は、マイクロコンピュータを主体とす
るユニットであり、本システムの要部を構成する。 【0018】本実施例のシステムは、また、アクセルペ
ダル16を備えている。アクセルペダル16の近傍に
は、アクセルペダル16の操作量を検出するアクセル開
度センサ18が配設されている。アクセル開度センサ1
8の出力信号は、エンジン制御用電子制御ユニット20
(以下、エンジンECU20と称す)に供給されてい
る。尚、本実施例においてはアクセル開度センサ18が
用いられているが、アクセル開度センサ18に代えて、
内燃機関のスロットルセンサを使用することも可能であ
る。 【0019】エンジンECU20には、また、車速セン
サ22の出力信号が供給されている。車速センサ22
は、本システムの制御対象である車輪24の近傍に配設
されており、車輪24の回転速度に応じた周期で、すな
わち、車両の走行速度に応じた周期でパルス信号を出力
する。エンジンECU20は、車速センサ22からパル
ス信号が供給される周期に基づいて車速を演算する。 【0020】エンジンECU20は、アクセル開度セン
サ18の出力信号に基づいて演算したアクセル開度、お
よび車速センサ22の出力信号に基づいて演算した車速
を、ブレーキECU14に供給する。ブレーキECU1
4は、上述したブレーキ操作量センサ12の出力信号と
共に、これらアクセル開度、および車速に基づいて後述
の処理を実行する。 【0021】ブレーキECU14には、モータ26およ
び減圧制御弁28が接続されている。モータ26は、ポ
ンプ30の駆動源であり、ブレーキECU14から駆動
信号が供給された場合にポンプ30を作動させる。ポン
プ30のフルード吸入口30aには、リザーバタンク3
2が連通している。また、ポンプ30のフルード吐出口
30bには、オリフィス34を介してホイルシリンダ3
6が連通している。 【0022】ブレーキECU14からモータ26に向け
て駆動信号が供給されると、ポンプ30の作動が開始さ
れる。ポンプ30が作動することにより、リザーバタン
ク32内のブレーキフルードがホイルシリンダ34に圧
送されると、その圧送量に応じてホイルシリンダ圧が昇
圧する。 【0023】減圧制御弁28は、ホイルシリンダ36と
リザーバタンク32とを連通する減圧通路38の途中に
配設される。減圧制御弁28は、ブレーキECU14か
ら供給される駆動信号に応じて作動する2位置に電磁弁
である。減圧制御弁28は、ブレーキECU14から駆
動信号が供給されていない場合には、減圧通路38を遮
断状態とし、また、ブレーキECU14から駆動信号が
供給されている場合には減圧通路38を導通状態とす
る。 【0024】本システムにおいて、減圧制御弁28が閉
弁されたままポンプ30の作動が開始されると、ポンプ
30により圧送されるブレーキフルードは、オリフィス
34を通過してホイルシリンダ36に流入する。この場
合、車輪24には、ホイルシリンダ圧に応じた、すなわ
ち、ブレーキフルードの流入量に応じた制動力が発生す
る。一方、減圧制御弁28が開弁された状態でポンプ3
0がブレーキフルードを圧送する場合には、減圧通路3
8を介してブレーキフルードがリザーバタンク32に還
流し得る状態が形成されるため、ホイルシリンダ36へ
向かうブレーキフルードの流れがオリフィス34により
阻止される。従って、かかる場合には、ポンプ30が作
動しているにも関わらず、ホイルシリンダ圧が昇圧され
ることはない。上記の構成によれば、ポンプ30を駆動
させながら減圧制御弁28の開閉状態を制御することに
より、ホイルシリンダ圧を適当な圧力に制御することが
できる。 【0025】ところで、ホイルシリンダ圧は、ホイルシ
リンダ36にブレーキフルードが供給され始めた後、ホ
イルシリンダ36が車輪24のディスクロータに当接す
るまでは、ブレーキフルードの流入量に対して緩やかな
変化率を示し、以後、更にブレーキフルードの流入が継
続されると、ブレーキフルードの流入量に対して急激な
変化率を示す。つまり、ホイルシリンダ圧は、ホイルシ
リンダ36にブレーキフルードが供給され始めた後、適
当な量のブレーキフルードが供給された時点で制動力を
発揮し得る圧力に到達する。以下、ホイルシリンダ36
にかかる適当な量のブレーキフルードを供給する行為を
“ファーストフィル”と称す。 【0026】このように、車両において制動力を得るた
めには、ブレーキ操作を開始した後、ホイルシリンダ3
6に、ファーストフィルに必要なブレーキフルードを供
給することが必要である。従って、制動力の立ち上がり
に関して優れた応答性を確保するためには、ブレーキ操
作が開始された後、短い時間でファーストフィルを完了
し得る能力が要求される。 【0027】ポンプ30のフルード圧送能力は、ポンプ
30の回転数に応じて変動する。従って、ポンプ30の
回転数が十分に上昇していない始動直後には、ポンプ3
0において高いフルード圧送能力を確保することはでき
ない。このため、減圧制御弁28が閉弁された状態で、
ポンプ30の駆動を開始した場合には、その後ホイルシ
リンダ圧は、比較的緩やかな上昇変化率を示す。 【0028】図2中に実線で示す曲線は、時刻t1 にポ
ンプ30の駆動を開始した後のホイルシリンダ圧の変化
状態を示す。上述した理由により、ホイルシリンダ圧
は、時刻t1 にポンプ30が始動された後、ホイルシリ
ンダ圧が目標圧力PT に到達するまで、すなわちホイル
シリンダ36のファーストフィルを完了させるまで緩や
かな変化を示す。 【0029】図2中に破線で示す曲線は、時刻t1 にブ
レーキ操作が開始された後、速やかに所望の制動力を得
るうえで実現すべき理想的なホイルシリンダ圧変化の一
例を示す。かかる曲線が理想曲線であるとすれば、時刻
1 にポンプ30の始動を開始することにより得られる
曲線は、理想曲線に比して立ち上がりが遅れていること
になる。換言すれば、本システムにおいて、ブレーキ操
作が開始された時点でポンプ30の作動を開始したので
は、制動力の立ち上がりに関して理想的な特性を得るこ
とができないことになる。 【0030】本実施例のシステムは、上記の欠点を補う
べく、ブレーキ操作の開始が予測された時点で、実際に
ブレーキ操作が開始されるに先立って、ポンプ30の駆
動を開始する点に特徴を有している。図3は、上記の機
能を実現すべくブレーキECU14が実行する制御ルー
チンの一例のフローチャートを示す。 【0031】図3に示すルーチンが起動されると、先ず
ステップ100において、車速>0が成立するか否かが
判別される。上記の条件が不成立である場合は、既に車
両が停車状態であると判断される。この場合、ステップ
101および103の処理により現在のブレーキ操作量
に応じたホイルシリンダ圧が得られるように制動力制御
が実行される。その後、ステップ102において、モー
タ26の駆動が停止され、かつ、減圧制御弁28への駆
動信号を停止することにより減圧制御弁28が閉弁状態
とされた後、今回のルーチンが終了される。 【0032】一方、上記ステップ100において車速>
0が成立すると判別された場合は、ステップ104で、
更にアクセル開度>0が成立するか否かが判別される。
上記の条件が成立する場合は、車両が走行中であって、
かつ加速中または定速走行中であると判断することがで
きる。車両が加速されている間または定速走行中である
間は、通常ブレーキ操作が行われることはない。従っ
て、上記の判別がなされた場合は、上記ステップ102
の処理が実行された後、今回のルーチンが終了される。 【0033】上記ステップ104で、アクセル開度>0
が不成立であると判別された場合は、車両が走行中であ
って、かつ、加速中若しくは定速走行中ではないと判断
することができる。かかる状態は、車両において運転者
がブレーキ操作(ブレーキペダル10を踏み込む行為)
を行う際に、その操作に先立ってアクセルペダルの踏み
込みを解除する時点で実現される。従って、上記ステッ
プ104の条件が不成立であると判別された場合は、以
後、ブレーキ操作が開始される可能性があると判断する
ことができる。 【0034】上記の如く、ブレーキ操作の開始が予測さ
れたら、次にステップ106において、モータ26を駆
動すると共に減圧制御弁28を開弁状態とする処理が実
行される。上述の如く、モータ26の駆動が開始される
と、ポンプ30はブレーキフルードを圧送し始める。ま
た、減圧制御弁28が開弁されている場合には、ポンプ
30から圧送されるブレーキフルードが減圧制御弁28
を通過してリザーバタンク32に還流される。このた
め、上記ステップ106の処理によっては、ポンプ30
の駆動は開始されるものの、ホイルシリンダ圧の昇圧は
開始されない。 【0035】ステップ108では、ブレーキ操作量セン
サ12の出力信号に基づいて、ブレーキ操作量>0が成
立するか否か、すなわちブレーキ操作が実行されている
か否かが判別される。上記の条件が不成立である場合
は、アクセルペダルの踏み込みが解除された後、未だブ
レーキペダル10が踏み込まれていないと判断すること
ができる。この場合、以後、上記ステップ104以降の
処理が再度実行される。従って、ブレーキペダル10又
はアクセルペダル16の一方が踏み込まれるまでは、ブ
レーキフルードが還流する状態が継続される。また、ブ
レーキペダル10が踏み込まれることなく再度アクセル
ペダル16が踏み込まれれば、上記ステップ102の処
理が実行されてブレーキフルードの還流が停止される。 【0036】上記ステップ108において、ブレーキ操
作量>0が成立すると判別された場合は、実際にブレー
キ操作が実行されていると判断することができる。この
場合、次にステップ110において、ブレーキ操作量に
応じた制動力を得るための制御(以下、制動力制御と称
す)が実行された後、再度上記ステップ100以降の処
理が繰り返される。 【0037】上述した制動力制御は、例えば、モータ2
6を駆動しつつ減圧制御弁28をブレーキ操作量28に
応じたデューティ比でデューティ制御することにより実
現される。減圧制御弁28が開弁状態であれば、上述の
如くホイルシリンダ36がリザーバタンク32と導通状
態とされ、ホイルシリンダ圧の減圧が図られる。一方、
減圧制御弁28が閉弁状態であれば、ホイルシリンダ3
6とリザーバタンク32とが遮断状態とされ、ホイルシ
リンダ圧の増圧が図られる。従って、減圧制御弁28
を、ブレーキ操作量に応じた適当なデューティ比で開閉
すれば、ホイルシリンダ圧をそのデューティ比に応じた
圧力、すなわちブレーキ操作量に応じた圧力に制御する
ことができる。 【0038】上述の如く、本実施例のシステムによれ
ば、運転者によってブレーキ操作が開始される以前に、
ブレーキ操作の開始を予測してポンプ30を始動させる
ことができる。ブレーキ操作が開始される以前にポンプ
30が始動されていると、実際にブレーキ操作が開始さ
れる時点で、ポンプ30は高いフルード圧送能力を発揮
する。また、ポンプ30は、ブレーキ操作の開始が予測
された場合にのみ駆動されるため、常にポンプ30が駆
動状態に維持される場合に比してエネルギ消費量を抑制
することができる。 【0039】ブレーキ操作が開始された時点でポンプ3
0が高いフルード圧送能力を発揮すると、ブレーキ操作
が開始された後、ホイルシリンダ圧を図2中に破線で示
す理想曲線に沿って昇圧させることができる。従って、
本実施例のシステムによれば、エネルギ消費の大幅な増
加を伴うことなく、ホイルシリンダ36のファーストフ
ィルを速やかに完了させること、すなわち、制動力の立
ち上がりに関して優れた応答性を確保することが可能で
ある。 【0040】尚、上記の第1実施例においては、ブレー
キECU14が上記ステップ110で制動力制御を実行
することにより前述の第一の態様に係るフルード制御手
段が、上記ステップ100および104の処理を実行す
ることにより第一の態様に係るブレーキ操作予測手段
が、また、ステップ106の処理を実行することにより
第一の態様に係るポンプ始動手段が、それぞれ実現され
ている。 【0041】次に、図4および図5を参照して本発明の
第2実施例について説明する。図4は、本発明の第2実
施例のシステム構成図を示す。尚、図4において上記図
1に示す構成部分と同一の構成部分については、同一の
符号を付してその説明を省略する。 【0042】本実施例のシステムは、ブレーキECU4
0、および増圧制御弁42を備えている。増圧制御弁4
2は、ポンプ30とホイルシリンダ36との間に配設さ
れる2位置の電磁弁である。増圧制御弁42は、ブレー
キECU40から駆動信号が供給されていない場合には
ポンプ30とホイルシリンダ36とを遮断状態とし、ま
た、ブレーキECU40から駆動信号が供給されている
場合にはポンプ30とホイルシリンダ36とを導通状態
とする。減圧制御弁28を備える減圧通路38は、増圧
制御弁42とホイルシリンダ36との間に連通されてい
る。 【0043】図5は、ブレーキECU40が実行する制
御ルーチンの一例のフローチャートを示す。ブレーキE
CU40が図5に示す制御ルーチンを実行することによ
り、図4に示すシステムにおいて、制動力の立ち上がり
に関して優れた応答性が確保される。 【0044】図5に示すルーチンが起動されると、先ず
ステップ200において、車速>0が成立するか否かが
判別される。車速>0が不成立である場合は、車両が停
車中であると判断され、ステップ201および203の
処理により現在のブレーキ操作量に応じたホイルシリン
ダ圧が得られるように制動力制御が実行された後、今回
のルーチンが終了される。一方、車速>0が成立する場
合は、ステップ202で、スロットル開度>0が成立す
るか否かが判別される。かかる条件が成立する場合は、
車両が加速中または定速走行中であると判断され、以後
何ら処理が進められることなく今回のルーチンが終了さ
れる。 【0045】上記ステップ202において、スロットル
開度>0が不成立であると判別された場合は、ブレーキ
操作が開始される可能性があると判断される。この場
合、先ずステップ206で、前回モータ26がオンされ
てからの経過時間が所定時間Tを超えているか否かが判
別される。その結果、経過時間が所定時間Tに達してい
ないと判別された場合は、ステップ208において前回
モータ26がオンされた後、制動力制御が実行されてい
るか否かが判別される。 【0046】上記ステップ206で、前回モータ26が
オンされてからの経過時間が所定値Tを超えていると判
別された場合、および上記ステップ208で前回モータ
26がオンされた後に制動力制御が実行されていると判
別された場合は、ステップ210で所定時間Δtだけモ
ータ26がオンされる。一方、上記ステップ206およ
び208の条件が共に不成立である場合は、ステップ2
10の処理がジャンプされる。 【0047】モータ26がオン状態に維持される所定時
間Δtは、閉弁状態とされている増圧制御弁42とポン
プ30との間に、ホイルシリンダ36のファーストフィ
ルに必要なブレーキフルードを圧送するのに要する時間
に設定されている。従って、上記ステップ206の条件
またはステップ208の条件の何れか一方が成立する場
合には、ブレーキ操作が開始されるに先立って、増圧制
御弁42とポンプ30との間に、ホイルシリンダ36の
ファーストフィルに必要なブレーキフルードが蓄えられ
る。 【0048】ポンプ30と増圧制御弁42との間に蓄え
られたブレーキフルードは、制動力制御が実行されるこ
とによりホイルシリンダ36に供給されて消費されると
共に、制動力制御が実行されなくとも、時間の経過と共
にポンプ30側からリザーバタンク32へ漏出して消費
される。上記ステップ206で用いられる判定値Tは、
ポンプ30と増圧制御弁42との間に蓄えられた圧力
が、ブレーキフルードの漏出により、ホイルシリンダ3
6のファーストフィルに不十分な圧力に低下するまでに
要する時間に設定されている。 【0049】従って、前回モータ26がオンされてから
の経過時間がTに到達している場合には、制動力制御が
実行されていなくとも、ホイルシリンダ36のファース
トフィルに十分なブレーキフルードがポンプ30と増圧
制御弁42との間に蓄えられていない状態が実現し得
る。本ルーチンでは、この場合、再度ステップ210の
処理が実行される。 【0050】一方、前回モータ26がオンされてから所
定時間Tが経過しておらず、かつ、前回モータ26がオ
ンされた後に制動力制御が実行されていない場合には、
すなわち上記ステップ206および208の条件が共に
不成立である場合には、ポンプ30と増圧制御弁42と
の間に、ホイルシリンダ36のファーストフィルに十分
なブレーキフルードが蓄えられていると判断することが
できる。この場合、再度モータ26をオンする必要がな
いことから、上述の如くステップ210がジャンプされ
る。 【0051】ステップ212では、ブレーキ操作量>0
が成立するか否かが判別される。その結果、上記条件が
不成立であると判別された場合は、再度上記ステップ2
02以降の処理が実行される。一方、ステップ212に
おいて、ブレーキ操作量>0が成立すると判別された場
合は、ステップ214において制動力制御が実行された
後、上記ステップ200以降の処理が繰り返し実行され
る。尚、ブレーキECU40は、ステップ214におい
て、モータ26を駆動しつつ、増圧制御弁42を開弁
状態かつ減圧制御弁28を閉弁状態とする増圧モード、
増圧制御弁42を閉弁状態かつ減圧制御弁28を開弁
状態とする減圧モード、および増圧制御弁42と減圧
制御弁28とを共に閉弁状態とする保持モードを適宜実
現することで、ブレーキ操作量に応じた制動力を実現す
る。 【0052】上述の如く、本ルーチンによれば、ブレー
キ操作の開始が予測された場合に、ポンプ30と増圧制
御弁42との間にファーストフィルを行うに十分なブレ
ーキフルードが蓄えられていない場合にはモータ26の
駆動を許容し、一方、ファーストフィルを行うに十分な
ブレーキフルードが蓄えられている場合にはモータ26
の駆動を禁止することができる。従って、本ルーチンに
よれば、モータ26を無駄に駆動することなく、ブレー
キ操作が開始されるに先立って、確実にポンプ30と増
圧制御弁42との間にファーストフィルを行うに十分な
ブレーキフルードを蓄えることができる。 【0053】ポンプ30と増圧制御弁42との間にファ
ーストフィルを行うに十分なブレーキフルードが蓄えら
れていると、制動力制御が開始され、増圧モードが実現
された直後に、ホイルシリンダ36のファーストフィル
を完了させることができる。従って、本実施例のシステ
ムによっても、上記第1実施例の場合と同様に、優れた
応答性の下に制動力を立ち上げることができる。 【0054】尚、上記第2実施例においては、ブレーキ
ECU40が、上記ステップ214で制動力制御を実行
することにより前述の第一の態様に係るフルード制御手
段が、上記ステップ200および202を実行すること
により第一の態様に係るブレーキ操作予測手段が、上記
ステップ210においてモータ26を始動することによ
第一の態様に係るポンプ始動手段が、それぞれ実現さ
れる。 【0055】また、上記第2実施例においては、増圧制
御弁42が前述の第二の態様に係る制御弁に相当すると
共に、ブレーキECU40が上記ステップ212の処理
を実行することにより第二の態様に係るブレーキ操作判
断手段が、上記ステップ210においてΔtの時間が経
過した際にモータ26を停止させることにより第二の態
様に係るポンプ停止手段がそれぞれ実現される。 【0056】更に、上記の実施例においては、ブレーキ
ECU40が上記ステップ208の処理を実行すること
により前述の第三の態様に係るポンプ駆動禁止手段が、
上記ステップ206の処理を実行することにより前述の
第四の態様に係るポンプ駆動許可手段が、それぞれ実現
される。 【0057】次に、図6を参照して、本発明の第3実施
例について説明する。本実施例のブレーキ液圧制御装置
は、図6に示すブレーキECU50が、上記図5に示す
制御ルーチンを実行することにより実現される。尚、図
6において、上記図1に示す構成部分と同一の部分につ
いては、同一の符号を付してその説明を省略する。 【0058】本実施例のシステムは、ブレーキECU5
0を備えると共に、マスタシリンダ52および液圧制御
弁54を備えている。マスタシリンダ52は、ブレーキ
ペダル10に加えられるブレーキ踏力に応じた液圧を発
生する。マスタシリンダ52で発生された液圧は、液圧
制御弁54のパイロットポート54aに供給される。液
圧制御弁54は、パイロットポート54aの他、低圧源
ポート54b、高圧源ポート54c、および制御液圧ポ
ート54dを備えている。低圧源ポート54bは、リザ
ーバタンク32に連通している。高圧源ポート54c
は、ポンプ30の吐出口30aに連通している。また、
制御液圧ポート54dは、ホイルシリンダ34に連通し
ている。液圧制御弁54は、パイロットポート54aに
供給される圧力に応じて、適宜低圧源ポート54bまた
は高圧源ポート54cを制御液圧ポート54dに連通さ
せることにより、ホイルシリンダ圧を、パイロットポー
ト54aに供給される圧力、すなわちマスタシリンダ圧
に応じた圧力に制御する。 【0059】ブレーキECU50において、上記図5に
示す制御ルーチンが起動されると、先ずステップ200
および202において、ブレーキ操作の開始が予測され
ているか否かが判別される。その結果、ブレーキ操作の
開始が予測されている場合は、ステップ206以降の処
理が実行される。ステップ206以降の処理によれば、
前回モータ26がオンされてからの経過時間が所定時間
Tを超えている場合、および前回モータ26がオンされ
た後に制動力制御が実行されている場合にモータ26が
オンされる(ステップ210)。 【0060】アクセルペダル16が踏み込まれた状態か
らブレーキペダル10が踏み込まれるまでには、ペダル
の踏み替えに要する時間が存在する。かかるペダルの踏
み替え中は、マスタシリンダ圧が大気圧であるため、液
圧制御弁54は高圧源ポート54cを遮断し、低圧源ポ
ート54bとマスタシリンダ36とを連通させる。従っ
て、かかる状況下でモータ26がオンされると、ポンプ
30と高圧源ポート54cとの間の液圧が昇圧される。 【0061】ブレーキECU50は、上記ステップ21
0において、所定時間Δtだけモータ26をオン状態に
維持する。所定時間Δtは、ポンプ30と高圧源ポート
54cとの間にホイルシリンダ36のファーストフィル
を行うに十分な液圧を蓄えるのに必要なポンプ30の駆
動時間に設定されている。 【0062】本実施例のシステムにおいて、ポンプ30
と高圧源ポート54cとの間に蓄えられる液圧は、ポン
プ30側からリザーバタンク32に向けて漏出すると共
に、液圧制御弁54側からもリザーバタンク32に漏出
する。本実施例において、ステップ206中で用いられ
る所定時間Tは、モータ26がΔt時間駆動された後、
これら双方の漏出に起因してポンプ30と高圧源ポート
54cとの間の液圧が、ファーストフィルを行うに不十
分な液圧に低下するまでの時間に設定されている。従っ
て、本実施例のシステムによっても、上記第2実施例の
場合と同様に、ブレーキ操作が開始されるに先立って、
モータ26を無駄に駆動することなく、確実にポンプ3
0と高圧源ポート54cとの間にファーストフィルを行
うに十分なブレーキフルードを蓄えることができる。 【0063】ポンプ30と高圧源ポート54cとの間に
液圧が蓄えられた状態でブレーキペダル10が踏み込ま
ると、ステップ212の条件が成立して、以後制動力制
御が開始される(ステップ214)。本実施例のシステ
ムにおいては、モータ26が駆動され、かつ、液圧制御
弁54が正常に機能することにより制動力制御が実現さ
れる。 【0064】ポンプ30と高圧源ポート54cとの間に
液圧が蓄えられた状態で制動力制御が開始されると、高
圧源ポート54cが制御液圧ポート54dと導通すると
同時に、ポンプ30と高圧源ポート54cとの間に蓄え
られていた液圧がホイルシリンダ36に供給される。こ
のため、本実施例のシステムによれば、ブレーキ操作が
開始された後、速やかにホイルシリンダのファーストフ
ィルが完了される。従って、本実施例のシステムによっ
ても、上記第2実施例の場合と同様に、制動力の立ち上
がりに関して優れた応答性を得ることができる。 【0065】ところで、上述した第2実施例のシステム
においては、制動力制御が実行されると同時に、ポンプ
30と増圧制御弁42との間に蓄えられていた液圧が一
気にホイルシリンダ36へ流入される。このため、第2
実施例のシステムにより適切なファーストフィルを実現
するためには、ポンプ30と増圧制御弁42との間に蓄
える液圧を精度良く制御することが必要である。 【0066】これに対して、本実施例のシステムにおい
ては、ファーストフィルに必要なブレーキフルードがホ
イルシリンダ36に供給されると、すなわち、ホイルシ
リンダ圧がマスタシリンダ圧に対する目標圧近傍まで昇
圧されると、以後、液圧制御弁54によりホイルシリン
ダ36が高圧源ポート54cから遮断される。このた
め、本実施例のシステムによれば、ファーストフィルが
完了した時点でポンプ30と高圧源ポート54cとの間
に過剰な液圧が残存していても、ホイルシリンダ圧が不
当に昇圧されることがない。このため、本実施例のシス
テムによれば、ステップ210におけるモータ駆動時間
Δtを、上述した第2実施例のシステムに比してラフに
設定できるという利点を得ることができる。 【0067】尚、上記第3実施例においては、制動力制
御が実行されることにより前述の第一の態様に係るフル
ード制御手段が実現される。また、ブレーキECU50
が、上記ステップ200および202を実行することに
より第一の態様に係るブレーキ操作予測手段が、上記ス
テップ210においてモータ26を始動する処理を行う
ことにより第一の態様に係るポンプ始動手段が、それぞ
れ実現される。 【0068】また、上記第3実施例においては、液圧制
御弁54が前述の第二の態様に係る制御弁に相当すると
共に、ブレーキECU50が上記ステップ212の処理
を実行することにより第二の態様に係るブレーキ操作判
断手段が、上記ステップ210においてΔtの時間が経
過した際にモータ26を停止させる処理を実行すること
により第二の態様に係るポンプ停止手段がそれぞれ実現
される。 【0069】更に、上記第3実施例においては、ブレー
キECU50が上記ステップ208の処理を実行するこ
とにより前述の第三の態様に係るポンプ駆動禁止手段
が、上記ステップ206の処理を実行することにより
述の第四の態様に係るポンプ駆動許可手段が、それぞれ
実現される。 【0070】 【発明の効果】上述の如く、発明によれば、ブレーキ
操作が開始されるに先立って、予めポンプを始動さ
、制御弁を開弁させることで、ポンプからのブレーキ
フルードをリザーバタンクへ還流させることにより、実
際にブレーキ操作が開始される前に、ポンプのフルード
圧送能力を十分に上昇させることができる。従って、本
発明に係るブレーキ液圧制御装置によれば、ブレーキ操
作が開始された後に、優れた応答性でホイルシリンダを
昇圧させることができる。 【0071】 【0072】 【0073】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例のシステム構成図である。 【図2】図1に示すポンプの駆動時間とホイルシリンダ
との関係を示す特性図である。 【図3】本発明の第1実施例のシステムにおいて実行さ
れる制御ルーチンの一例のフローチャートである。 【図4】本発明の第2実施例のシステム構成図である。 【図5】本発明の第2実施例および第3実施例のシステ
ムにおいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャ
ートである。 【図6】本発明の第3実施例のシステム構成図である。 【符号の説明】 10 ブレーキペダル 14,40,50 制動力制御用電子制御ユニット(ブ
レーキECU) 16 アクセルペダル 20 エンジン制御用電子制御ユニット(エンジンEC
U) 26 モータ 28 減圧制御弁 30 ポンプ 32 リザーバタンク 36 ホイルシリンダ 38 減圧通路 42 増圧制御弁 52 マスタシリンダ 54 液圧制御弁

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ブレーキフルードを蓄えるリザーバタン
    クと、該リザーバタンク内のブレーキフルードを圧送す
    るポンプと、ブレーキ操作に応じたホイルシリンダ圧
    が発生するように前記ポンプからホイルシリンダへ前記
    ブレーキフルードを流通させるフルード制御手段と、を
    備えるブレーキ液圧制御装置であって、 運転者によるブレーキ操作が開始される前に実現される
    所定の状態を検出するブレーキ操作予測手段と、 前記所定の状態が検出された場合に前記ポンプの駆動を
    開始するポンプ始動手段と、を備え 前記フルード制御手段は、 開弁時に前記ポンプから圧送されたブレーキフルードを
    前記リザーバタンクへ還流させる制御弁を有し、 前記ポンプ始動手段が前記ポンプを駆動させるときに前
    記制御弁を開弁し、 前記ブレーキ操作が検出された場合に前記制御弁を開閉
    制御することによってブレーキ操作量に応じたホリルシ
    リンダ圧を実現する、 ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
JP00432396A 1996-01-12 1996-01-12 ブレーキ液圧制御装置 Expired - Fee Related JP3449086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00432396A JP3449086B2 (ja) 1996-01-12 1996-01-12 ブレーキ液圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00432396A JP3449086B2 (ja) 1996-01-12 1996-01-12 ブレーキ液圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09188242A JPH09188242A (ja) 1997-07-22
JP3449086B2 true JP3449086B2 (ja) 2003-09-22

Family

ID=11581254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00432396A Expired - Fee Related JP3449086B2 (ja) 1996-01-12 1996-01-12 ブレーキ液圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3449086B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3914172B2 (ja) * 2003-05-27 2007-05-16 本田技研工業株式会社 四輪車両のブレーキ装置
JP4661313B2 (ja) * 2005-04-04 2011-03-30 株式会社アドヴィックス 車両のブレーキ制御装置
JP4816121B2 (ja) * 2006-02-15 2011-11-16 株式会社アドヴィックス 車両用ブレーキ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09188242A (ja) 1997-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3827926B2 (ja) エンジン自動停止車両の自動変速機用油圧回路及び油圧制御装置
JP3775112B2 (ja) 車両のエンジン再始動時の制御装置
US6926639B2 (en) Vehicle control method
KR101402495B1 (ko) 압력 한계에 대한 중립 드리프트 보상 및 온도 보상을 가진 유압 구동 시스템
JPWO2002057662A1 (ja) 油圧モータの故障検出装置および油圧駆動車両
JP2009012492A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2009190475A (ja) ブレーキ制御装置
JP6637006B2 (ja) 車両の制御装置
JPH0899564A (ja) 車両用内燃機関の補助装置
US6685278B2 (en) Brake control device for a vehicle
JP3449086B2 (ja) ブレーキ液圧制御装置
JP2006082629A (ja) 車両制御装置
JP2003291693A (ja) 車両の制動力制御装置
JPH10310041A (ja) 制動力制御装置
JP2001055127A (ja) ブレーキ制御装置
US8468989B2 (en) Method for operating a camshaft phaser
JP3824812B2 (ja) ハイブリッド車のパワーステアリング装置
CN110155164B (zh) 转向辅助系统
JP2001328515A (ja) 車両用液圧ブレーキシステムの制御方法
JP4059220B2 (ja) 液体供給装置
JP4269885B2 (ja) オイルポンプシステム
JP2005536401A (ja) 自動車の油圧式パワーステアリングシステム
JP2915222B2 (ja) 車両の回生ブレーキ装置
JP2003239832A (ja) 油圧供給装置
JPS5922325Y2 (ja) アキユ−ムレ−タ回路付油圧作動回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees