JP3462529B2 - ローラー式遊星変速装置 - Google Patents

ローラー式遊星変速装置

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JP3462529B2
JP3462529B2 JP14699493A JP14699493A JP3462529B2 JP 3462529 B2 JP3462529 B2 JP 3462529B2 JP 14699493 A JP14699493 A JP 14699493A JP 14699493 A JP14699493 A JP 14699493A JP 3462529 B2 JP3462529 B2 JP 3462529B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はローラー式遊星変速装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】ローラー式遊星変速装置は、太陽ローラ
ー,遊星ローラー及びリングローラーを圧接して転がり
伝導力を発生させ駆動する装置で、各ローラーを圧接す
るため太陽ローラーと遊星ローラーを組合わせた後リン
グローラーを焼きばめし、リングローラーを出力軸に連
結し動力が伝達されるが連結部がケーシングの奥側にあ
り、太陽ローラーと遊星ローラーにリングローラーを焼
きばめした後ケーシングの中でリングローラーと出力軸
を連結することは組立作業が不能なため、出力軸部にリ
ングローラーを組立てた後リングローラーを加熱して太
陽ローラー及びリングローラーが焼きばめにより組立て
られる。 【0003】しかしながら、出力軸とリングローラーを
ケーシングに組立てた後で、リングローラーを加熱し太
陽ローラー及び遊星ローラーが焼きばめにより組立てら
れると、リングローラーをケーシングの中で加熱する必
要があるため、油浴炉等が使えず加熱の均一性が問題で
ある。また組立途中で焼きばめ作業を施工するため、組
立作業の不確実性による品質のばらつき及び作業の安全
性上の問題がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、太陽ローラーと遊星ロ
ーラー及びリングローラーの焼きばめ作業がケーシング
の外で施工可能となり、組立作業の品質向上及び作業の
安全性が向上するローラー式遊星変速装置を提供するこ
とを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】そのために本発明は、ケ
ーシングに組立てられている出力軸に固定された円板の
外周部に設けられたオススプラインと、太陽ローラーと
遊星ローラーに焼きばめしたリングローラーに上記オス
スプラインに対向して設けられたメススプラインと、上
記メススプライン部に設けられた円周溝と、切り目を持
つとともに放射方向に拡がるばね力を持ち上記円周溝に
挿入されて内径寸法が上記オススプラインの外径寸法よ
り大きくなっているリングと、上記リングローラーの外
周部から円周溝に通じるねじ穴に取付けられ上記リング
を中心方向へ押しつけるボルトとを具えたことを特徴と
する。 【0006】 【作用】本発明ローラー式遊星変速装置においては、リ
ングローラーのメススプラインに円板のオススプライン
を嵌入するときは、リングローラーの円周溝の中でリン
グを自由状態にして、リングの内径を円板のオススプラ
インの外径より大きくしてオススプラインを通過させ、
オススプライン嵌入後は、リングローラーの外周部より
ボルトでリングを中心方向へ押しつけてリングの内径を
オススプラインの外径より小さくして、オススプライン
を持つ円板が抜け出すときの力をリングを介してリング
ローラーの円周溝の側面で受け、それにより円板とリン
グローラーが連結した後は軸方向に抜け出ないようにな
る。 【0007】 【実施例】本発明ローラー式遊星変速装置をスター形遊
星減速装置に適用した一実施例を図面について説明する
と、図1はスター形遊星減速装置の全体縦断面図、図2
は図1のII−IIに沿った横断面図、図3はリングローラ
ーの正面図、図4はリングの正面図、図5は図1のV部
の詳細図、図6はスプライン挿入要領の説明図、図7は
図5の VII−VII 矢視図である。 【0008】図1,図2において、ケーシング1にはベ
アリング2,3が組立てられ出力軸4が回転支持されて
いる。またケーシング1にはキャリヤ5及びカバー6が
ボルト7で組立てられ固定されている。出力軸4には外
周部にオススプライン8aを設けた円板8がノックピン
9及びボルト10で組立てられ固定されている。入力軸
11はカバー6に組立てられたベアリング12,13で
回転支持され太陽ローラー14とスプライン11bで連
結されている。キャリヤ5にはピン15が組立てられ、
ピン15に組立てられたベアリング16,17で遊星ロ
ーラー18が回転支持されている。リングローラー19
は太陽ローラー14を中心にして複数個等配された遊星
ローラー18に圧接するように焼きばめされている。 【0009】リングローラー19の1方側には、図3〜
図7に示すように、メススプライン19c及び円周溝1
9dが設けられ、円周溝19dには切り目20eを持ち
放射方向に拡がるばね力を持つ円形断面のリング20が
挿入されている。リングローラー19の外周部から円周
溝19dに放射状に通じる複数のねじ穴19fを設け、
各々のねじ穴19fにはボルト21が取付けられてい
る。ケーシング1にはボルト21の締結作業するための
作業穴1gが設けられ組立完了後は盲蓋22が取付けら
れている。 【0010】このような装置において、図5〜図7に示
すように、円周溝19dに挿入されているリング20は
ボルト21をゆるめた状態ではリング20のばね力によ
り円周溝19dの内径いっぱいに拡がり、リング20の
内径寸法iが円板8のオススプライン8aの外径寸法j
より大きくなっている。円板8のオススプライン8aを
リングローラー19のメススプライン19cに挿入した
後ボルト21を締付けると、リング20が中心方向へ押
し付けられリング20の内径寸法iが円板8のオススプ
ライン8aの外径寸法jより小さくなり、円板8がリン
グローラー19から離れようとするときリング20を介
して円周溝19dの溝側面19hに当たり、抜け出ない
ように作用する。 【0011】このような装置の組立ては、ケーシング1
に支えられた出力軸4に固定されている円板8のオスス
プライン8aに、キャリヤ5に支えられた遊星ローラー
18及び太陽ローラー14に焼きばめされたリングロー
ラー19のメススプライン19cをケーシング1の中で
挿入する。円周溝19dにはあらかじめリング20を挿
入しボルト21をゆるめ円板8のオススプライン8aが
挿入できるようにしておく。リングローラー19のメス
スプライン19cに円板8のオススプライン8aを挿入
した後、ケーシング1の作業穴1gからボルト21を締
付けリング20を中心側へ押さえ、円板8がリングロー
ラー19から抜け出ないようにする。分解は、ケーシン
グ1の作業穴1gからボルト21をゆるめ、リング20
を円周溝19dの内径いっぱいに拡げ円板8のオススプ
ライン8aが通過するようにして、リングローラー19
のメススプライン19cから円板8のオススプライン8
aを抜き出せるようにする。 【0012】なおこの装置の作動は、入力軸11が回転
するとスプライン11bで連結された太陽ローラー14
が回転し、圧接されている遊星ローラー18,リングロ
ーラー19が駆動される。リングローラー19はオスス
プライン8a,メススプライン19cを介して出力軸4
に固定された円板8に連結されており、この出力軸4を
駆動する。この結果入力軸11に入った動力は太陽ロー
ラー径kとリングローラー径lの比で減速され、出力軸
4から出力される。 【0013】かくしてこの装置によれば、ケーシング1
の外側からリングローラー19と円板8の連結部の抜け
止め作業ができるため、太陽ローラー14と遊星ローラ
ー18及びリングローラー19の焼きばめ作業がケーシ
ング1の外で施工可能となり、組立作業の品質向上及び
作業の安全性が向上する。 【0014】 【発明の効果】要するに本発明によれば、ケーシングに
組立てられている出力軸に固定された円板の外周部に設
けられたオススプラインと、太陽ローラーと遊星ローラ
ーに焼きばめしたリングローラーに上記オススプライン
に対向して設けられたメススプラインと、上記メススプ
ライン部に設けられた円周溝と、切り目を持つとともに
放射方向に拡がるばね力を持ち上記円周溝に挿入されて
内径寸法が上記オススプラインの外径寸法より大きくな
っているリングと、上記リングローラーの外周部から円
周溝に通じるねじ穴に取付けられ上記リングを中心方向
へ押しつけるボルトとを具えたことにより、太陽ローラ
ーと遊星ローラー及びリングローラーの焼きばめ作業が
ケーシングの外で施工可能となり、組立作業の品質向上
及び作業の安全性が向上するローラー式遊星変速装置を
得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明ローラー式遊星変速装置をスター形遊星
減速装置に適用した一実施例の全体縦断面図である。 【図2】図1のII−IIに沿った横断面図である。 【図3】リングローラーの正面図である。 【図4】リングの正面図である。 【図5】図1のV部の詳細図である。 【図6】スプライン挿入要領の説明図である。 【図7】図5の VII−VII 矢視図である。 【符号の説明】 1 ケーシング 1g 作業穴 2,3 ベアリング 4 出力軸 5 キャリヤ 6 カバー 7 ボルト 8 円板 8a オススプライン 9 ノックピン 10 ボルト 11 入力軸 11b スプライン 12 , 13 ベアリング 14 太陽ローラー 15 ピン 16 , 17 ベアリング 18 遊星ローラー 19 リングローラー 19c メススプライン 19d 円周溝 19f ねじ穴 19h 溝側面 20 リング 20e 切り目 21 ボルト 22 盲蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−37560(JP,A) 特開 昭58−170960(JP,A) 特開 昭53−122056(JP,A) 特開 平4−331822(JP,A) 特開 昭50−37959(JP,A) 実開 平3−118(JP,U) 実開 平5−1101(JP,U) 実開 平4−56922(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 13/00 - 15/56 F16B 21/00 - 21/20 F16D 1/00 - 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ケーシングに組立てられている出力軸に
    固定された円板の外周部に設けられたオススプライン
    と、太陽ローラーと遊星ローラーに焼きばめしたリング
    ローラーに上記オススプラインに対向して設けられたメ
    ススプラインと、上記メススプライン部に設けられた円
    周溝と、切り目を持つとともに放射方向に拡がるばね力
    を持ち上記円周溝に挿入されて内径寸法が上記オススプ
    ラインの外径寸法より大きくなっているリングと、上記
    リングローラーの外周部から円周溝に通じるねじ穴に取
    付けられ上記リングを中心方向へ押しつけるボルトとを
    具えたことを特徴とするローラー式遊星変速装置。
JP14699493A 1993-05-26 1993-05-26 ローラー式遊星変速装置 Expired - Fee Related JP3462529B2 (ja)

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JP4513158B2 (ja) * 2000-03-28 2010-07-28 日本精工株式会社 摩擦ローラ式変速機
JP2008256199A (ja) * 2007-03-15 2008-10-23 Atsushi Ota 歳差運動減速機。

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