JP3469823B2 - ディスクを収納したカートリッジ及び該ディスクへの信号記録又は再生装置 - Google Patents

ディスクを収納したカートリッジ及び該ディスクへの信号記録又は再生装置

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JP3469823B2
JP3469823B2 JP19412899A JP19412899A JP3469823B2 JP 3469823 B2 JP3469823 B2 JP 3469823B2 JP 19412899 A JP19412899 A JP 19412899A JP 19412899 A JP19412899 A JP 19412899A JP 3469823 B2 JP3469823 B2 JP 3469823B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクを収納し
たカートリッジ及び該ディスクへの信号記録又は再生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のカートリッジ(6)の斜
視図である(特公平7−36261号参照)。カートリッ
ジ(6)は扁平なシェル(9)内にディスク(60)を収容し、
シェル(9)の一側面にはスリット(5)が形成されてい
る。該スリット(5)の近傍にてシェル(9)の上面にはデ
ィスク(60)が露出する透孔(63)が開設され、該透孔(63)
とスリット(5)にシャッタ(61)が被さる。シャッタ(61)
の側面には嵌め孔(62)が開設され、シャッタ(61)はシェ
ル(9)内のロック爪(図示せず)により閉じ状態を保つ。
カートリッジ(6)は、シャーシ(1)に枢支されたホルダ
(2)内に挿入される。ホルダ(2)内にはスリット(5)に
進入する爪片(31)及びシャッタ(61)の嵌め孔(62)に嵌合
するバネ片(37)が設けられている。カートリッジ(6)が
ホルダ(2)に挿入されると、爪片(31)はロック爪のロッ
クを解除すると共に、シャッタ(61)を押して開く。この
状態で、ホルダ(2)をシャーシ(1)に向けて下降させる
と、ディスク(60)に対して信号の記録又は再生ができ
る。以下の記載では、カートリッジ(6)がホルダ(2)に
挿入される方向を前方、逆向きを後方とする。
【0003】図11は、カートリッジ(6)が挿入された
ホルダ(2)を図10のA方向から見た断面図である。図
11に示す状態からカートリッジ(6)を排出するとき
は、ホルダ(2)が上昇した姿勢で、ホルダ(2)からカー
トリッジ(6)を手で引き出す。バネ片(37)はシャッタ(6
1)に嵌合しているから、カートリッジ(6)を引き出すと
シャッタ(61)は引き出し方向に移動せずに閉じる。シャ
ッタ(61)が閉じた状態で、カートリッジ(6)を更に引き
出すと、バネ片(37)とシャッタ(61)の嵌合が外れて、カ
ートリッジ(6)は排出される。図12は、カートリッジ
(6)のスリット(5)とバネ片(37)、爪片(31)の高さ位置
を示す側面図である。シャッタ(61)の嵌め孔(62)はカー
トリッジ(6)の厚み方向の略中央部に開設されており、
バネ片(37)は嵌め孔(62)に対応した高さ位置にある。ス
リット(5)はカートリッジ(6)の厚み方向の略中央部よ
りも稍上側に開設されており、爪片(31)はスリット(5)
に対応した高さ位置にある。スリット(5)をカートリッ
ジ(6)の厚み方向の略中央部からずらした位置に設ける
ことにより、カートリッジ(6)を上下逆向きに誤挿入す
ると、爪片(31)がスリット(5)に嵌まらない。従って、
カートリッジ(6)の誤挿入を防止できる。スリット(5)
は、前後に延びた水平溝(51)と、該水平溝(51)の前端部
から前に向かって広がる案内溝(50)を連続して形成して
おり、該案内溝(50)を形成していることにより、爪片(3
1)はスリット(5)に嵌まりやすい。バネ片(37)の下端は
水平溝(51)の下端縁よりも下側に位置し、カートリッジ
(6)をバネ片(37)に向けて挿入すると、バネ片(37)は水
平溝(51)の下側縁部に対向して移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カートリッジ(6)はホ
ルダ(2)に対し上下にガタ付きながら挿入されることが
ある。この場合、バネ片(37)が案内溝(50)からスリット
(5)内に入り込み、スリット(5)の案内溝(50)にくさび
が刺さるように嵌まりこんで、カートリッジ(6)をこれ
以上挿入できなくなる虞れがある。この問題の解決策と
して案内溝(50)の前面開口を小さくすることが考えられ
るが、爪片(31)がスリット(5)に入りにくくなる。出願
人はこの対策を検討していたところ、カートリッジ(6)
の隅部が角形であるから、バネ片(37)及び爪片(31)がと
もに案内溝(50)の前面開口を通ってスリット(5)に入る
ことに着目した。即ち、バネ片(37)が案内溝(50)の前面
開口よりも後側の箇所に接すれば、スリット(5)上の該
箇所は案内溝(50)の前面開口よりも幅狭であるから、バ
ネ片(37)がスリット(5)に入り込みにくくなる点に気付
いた。本発明の目的は、簡素な構成でバネ片をスリット
に入り込みにくくすることにある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】カートリッジは、上記例の
構成に加えて、シェル(9)のスリット(5)近傍の隅部
は、面取り加工されて当り面(90)を形成し、スリット
(5)の前端部は、当り面(90)内に位置して、前に向かっ
て広がる案内溝(50)を形成している。当り面(90)は、そ
の移行路とバネ片(37)とが交わる箇所Aが、該移行路と
爪片(31)の先端とが交わる箇所Bよりも後側に位置する
形状に設けられている。
【0006】
【作用及び効果】カートリッジ(6)を爪片(31)に向けて
挿入する。図8及び図9に示すように、爪片(31)の先端
は、当り面(90)上の箇所Bに対向するから、爪片(31)は
箇所Bから案内溝(50)に進入する。一方、バネ片(37)は
当り面(90)上の箇所Aに接するが、箇所Aは箇所Bより
も後側である。案内溝(50)は前に向かって広がっている
から、後側の方が前側よりも幅狭である。従って、箇所
Aに対応する案内溝(50)の幅は、箇所Bに対応する案内
溝(50)の幅よりも狭く、カートリッジ(6)のガタ付きに
より、バネ片(37)が誤ってスリット(5)に嵌まる虞れを
少なくできる。また、カートリッジ(6)の隅部に当り面
(90)を形成して、バネ片(37)がスリット(5)に嵌まる虞
れを少なくしており、簡素な構成で従来からの問題を解
決できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例を図を用いて
詳述する。 (カートリッジ概略)図3は、出願人が提案するカートリ
ッジ(6)の斜視図である。カートリッジ(6)は扁平なシ
ェル(9)内にディスク(60)を収納して構成される。シェ
ル(9)の一側面には、スリット(5)が形成され、上面に
は凹面(65)が形成されている。凹面(65)にはディスク(6
0)が露出する透孔(63)が開設されている。凹面(65)内に
は該透孔(63)を覆うシャッタ(61)がスライド可能に配備
され、該シャッタ(61)はスリット(5)に被さる。シャッ
タ(61)の側面には、嵌め孔(62)が開設されている。シャ
ッタ(61)の上面は、シェル(9)の上面と同一面内に位置
する。シャッタ(61)はシェル(9)内のネジリバネ(66)に
より閉じる向きに付勢されており、シャッタ(61)は不用
意に開いても自動的に閉じる。カートリッジ(6)の底面
には、凹部(64)が設けられ、後記するように凹部(64)は
スライド片(3)に係合する。シャッタ(61)の開き状態に
て、透孔(63)からディスク(60)の一部が露出し、信号の
記録又は再生ができる。シェル(9)の前端部隅部は面取
り加工されて、円弧状の当り面(90)を形成している。ス
リット(5)の前端部は、当り面(90)内に位置して、前に
向かって広がる案内溝(50)を形成している。本例にあっ
ては、後記するようにシャッタ(61)を開く爪片(31)が当
り面(90)に接する位置と、シャッタ(61)に嵌合するバネ
片(37)が当り面(90)に接する位置とが前後方向でずれて
いる点に特徴があるが、先ずカートリッジ(6)が挿入さ
れる装置の構成とカートリッジ挿入動作を説明する。
【0008】装置の全体構成 図1は、ディスク記録又は再生装置の分解斜視図であ
る。ピックアップ(72)を具えたシャーシ(1)には、ホル
ダ(2)の一端部が枢支(25)され、該ホルダ(2)にカート
リッジ(6)が挿入される。ピックアップ(72)はターンテ
ーブル(73)に対し接近離間可能に設けられ、該ピックア
ップ(72)の下面にはブラケット(71)が取り付けられる。
該ブラケット(71)には、先端部に記録ヘッド(70)を具え
たヘッドレバー(7)の基端部が枢支され、該ヘッドレバ
ー(7)は昇降機構(図示せず)によりホルダ(2)の上面に
開設された開口(26)を通ってホルダ(2)内に進入する。
ホルダ(2)の天面内側からは、カートリッジ(6)の上面
に接する突起(69)が設けられ、後記するように、この突
起(69)は本例の特徴の1つである。記録ヘッド(70)がカ
ートリッジ(6)内のディスク(60)に接して信号が記録さ
れるが、これは周知技術である。シャーシ(1)の前端部
隅部には、上板(11)を突出した解除機構(10)が設けら
れ、この解除機構(10)は下降したホルダ(2)が上昇する
際に、カートリッジ(6)のホルダ(2)への係合を解除す
る。
【0009】ホルダ(2)の側板下端部からは受け板(27)
が内向きに突出し、該受け板(27)にカートリッジ(6)の
底面が載置される。ホルダ(2)の一側部下端からは、支
持板(20)が外向きに突出し、該支持板(20)にスライド片
(3)が支持される。図2は、ホルダ(2)とスライド片
(3)の分解斜視図である。スライド片(3)は載置板(34)
の側部から垂直板(35)を立設し、該載置板(34)には長孔
(33)が開設されている。支持板(20)から突出した軸(28)
に長孔(33)が嵌まり、スライド片(3)はカートリッジ挿
入排出方向に移動可能に設けられている。軸(28)は所謂
2段軸であり、小径軸(28b)の先端に鍔体(28a)を設けて
いる。スライド片(3)上の長孔(33)は、一端部が膨らん
で鍔体(28a)よりも稍大径の大孔(33a)を形成している。
スライド片(3)を支持板(20)に取り付けるには、大孔(3
3a)を鍔体(28a)に重ねた後にスライド片(3)を後方に移
動させる。鍔体(28a)により、スライド片(3)の抜けが
防止される。ホルダ(2)の透孔(21)の上端縁からは、規
制片(85)が外向きに突出し、スライド片(3)の垂直板(3
5)は規制片(85)の内側に位置する。規制片(85)によっ
て、スライド片(3)が外向きにガタ付くことを防いでい
る。スライド片(3)の上方には、ロックスライド(4)が
設けられ、ホルダ(2)の上面から突出した軸(29)(29)に
ロックスライド(4)の長孔(44)(44)が嵌まって、ロック
スライド(4)はカートリッジ挿入排出方向に移動可能に
設けられている。
【0010】スライド片(3)は金属板を折曲して形成さ
れ、垂直板(35)の後端部から内向きに突出した爪片(31)
と、垂直板(35)の長手方向の略中央から上向きに延びた
突片(32)と、垂直板(35)の前端部に位置して先端部が内
向きに突出した係合片(30)と、垂直板(35)の後端部から
後向きに延びたバネ片(37)とを一体に設けている。爪片
(31)はホルダ(2)内に進入してシャッタ(61)の端面に接
し、バネ片(37)はシャッタ(61)の嵌め孔(62)に嵌まる。
従来と異なり、爪片(31)とバネ片(37)はカートリッジ挿
入排出方向に移動する。ロックスライド(4)は金属板を
折曲して形成され、長手方向の中央部から前端部に向か
って延びた係合爪(40)と、長手方向の略中央から外向き
に突出したバネ掛け片(42)を一体に具えている。係合爪
(40)は下向きに弾性変形可能で先端に斜面(43)を形成
し、該係合爪(40)の基端部近傍から押し板(41)が外向き
に突出している。
【0011】ホルダ(2)には、爪片(31)が進入する透孔
(21)と、該透孔(21)よりも前方に位置する嵌合孔(22)が
開設されている。カートリッジ(6)がホルダ(2)に挿入
完了した状態で嵌合孔(22)に係合片(30)が嵌まる。嵌合
孔(22)の上側には、ロックスライド(4)の係合爪(40)が
引掛かる係合板(23)が外向きに突出している。ホルダ
(2)の後端部には、フック(24)が設けられ、該フック(2
4)とロックスライド(4)のバネ掛け片(42)とに掛けられ
る引張りバネ(8)により、ロックスライド(4)は後方に
付勢される。長孔(44)の前端が軸(29)に接して、ロック
スライド(4)は後方への移動を規制される。スライド片
(3)の突片(32)はバネ掛け片(42)の後側に当接し、該当
接によりロックスライド(4)はスライド片(3)を後方に
付勢する。この引張りバネ(8)の付勢力は、前記カート
リッジ(6)内のネジリバネ(66)のシャッタ付勢力よりも
大きい。
【0012】カートリッジ(6)は、ホルダ(2)が上向き
に回動した状態で挿入され、下向き回動してカートリッ
ジ(6)がシャーシ(1)に対向した位置にて、信号を記録
又は再生する。以下、説明の便宜上、ヘッドレバー(7)
の記載を省く。図4(a)、(b)は、ホルダ(2)の上昇位置
の側面図であり、(a)はカートリッジ(6)が未だ挿入さ
れない状態を、(b)はカートリッジ(6)の挿入完了状態
を示す。カートリッジ(6)の未挿入状態にて、係合爪(4
0)の斜面(43)は、係合板(23)の後側に位置している。係
合片(30)はホルダ(2)の嵌合孔(22)の後側に位置してい
る。以下、カートリッジ挿入動作を説明する。
【0013】(カートリッジ挿入)図5(a)、(b)、図6
(a)、(b)は、図4のホルダ(2)をA方向から見た断面図
である。図示の便宜上、図5、図6にあってはロックス
ライド(4)及び引張りバネ(8)を図示しない。図5(a)
に示す状態から、カートリッジ(6)をホルダ(2)に挿入
すると、スライド片(3)の爪片(31)がカートリッジ(6)
のスリット(5)に嵌まり、シャッタ(61)に接する。スラ
イド片(3)を後方に付勢する引張りバネ(8)の力は、カ
ートリッジ(6)のネジリバネ(66)の力よりも大きいか
ら、図5(b)に示すように、カートリッジ(6)を押して
もスライド片(3)は移動しない。シャッタ(61)はネジリ
バネ(66)に抗して開く。シャッタ(61)が開き完了する
と、図6(b)に示すように、シャッタ(61)は凹面(65)の
後端縁に接する。スライド片(3)は移動しないから、係
合片(30)は嵌合孔(22)に達しない。また、ホルダ(2)の
突起(69)はカートリッジ(6)の上面に接している(図7
(b)参照)。カートリッジ(6)は、突起(69)に接して軽く
摩擦を与えられながらホルダ(2)に挿入され、ホルダ
(2)が上下にガタつくことは防止される。
【0014】更にカートリッジ(6)を押し込む。シャッ
タ(61)はこれ以上開かないから、スライド片(3)の爪片
(31)を押す。スライド片(3)は前進し、図6(a)に示す
ように、係合片(30)が嵌合孔(22)に嵌まる。嵌合孔(22)
を貫通した係合片(30)は、カートリッジ(6)の凹部(64)
に軟係止する。カートリッジ(6)は挿入完了状態を保
つ。一方、図4(a)に示すように、スライド片(3)の突
片(32)とロックスライド(4)のバネ掛け片(42)が接して
いるから、スライド片(3)が押されるとロックスライド
(4)は引張りバネ(8)に抗して前進する。図4(a)に示
す状態から係合爪(40)の斜面(43)がホルダ(2)の係合板
(23)に接して、係合爪(40)が撓み変形する。斜面(43)が
係合板(23)を通過すると、図4(b)に示すように、係合
爪(40)が弾性復帰して係合板(23)に引掛かる。
【0015】このとき、ホルダ(2)の突起(69)は、透孔
(63)内に位置する(図7(a)参照)。即ち、カートリッジ
(6)がホルダ(2)内に装着完了した状態では、突起(69)
はカートリッジ(6)に当接しない。仮にカートリッジ
(6)がホルダ(2)内に装着完了した状態で、突起(69)が
カートリッジ(6)の上面に接していると、カートリッジ
(6)とホルダ(2)の摩擦力が大きくなる。カートリッジ
(6)を排出する際には、カートリッジ(6)とホルダ(2)
の静止摩擦力に抗してカートリッジ(6)を動かさなけれ
ばならないから、カートリッジ(6)を排出するのに大き
な力が必要となる。然るに、本例では突起(69)は透孔(6
3)内に位置しているから、カートリッジ(6)とホルダ
(2)の静止摩擦力は大きくならない。また、突起(69)が
カートリッジ(6)の上面に常に接していると、ホルダ
(2)内側の厚みは、カートリッジ(6)の厚みに突起(69)
の高さを加えた寸法となる。然るに本例ではカートリッ
ジ(6)がホルダ(2)内に装着完了した状態で、突起(69)
は透孔(63)内に位置しているから、ホルダ(2)内側の厚
みを稍薄くできる。尚、カートリッジ(6)がホルダ(2)
内に装着完了した状態での突起(69)の位置は、透孔(63)
とシャッタ(61)の間であってもよく、機能的には同等で
ある。
【0016】図4(b)に示すように、係合爪(40)が係合
板(23)に引掛かると、ロックスライド(4)のカートリッ
ジ排出方向の移動は規制され、カートリッジ(6)は係合
片(30)との係合状態を保つ。係合片(30)がホルダ(2)の
嵌合孔(22)に嵌まっているから、スライド片(3)は不用
意にホルダ(2)からの排出方向に移動しない。この状態
からホルダ(2)を下降すればディスク(60)に対して信号
を記録再生できる。ホルダ(2)を下降状態から上昇させ
れば、前記解除機構(10)により係合爪(40)が係合板(23)
から外れ、カートリッジ(6)が排出されるが、この詳細
は以前出願人が特願平11−74770号(これは未公
開発明である)にて説明しており、詳細な説明を省略す
る。
【0017】(バネ片のスリット進入防止)本例にあって
は、バネ片(37)がスリット(5)に進入する虞れを少なく
する点に特徴がある。図8は、カートリッジ(6)のスリ
ット(5)とバネ片(37)、爪片(31)の高さ位置を示す側面
図であり、図9は同上の平面図である。図8に示すシャ
ッタ(61)の嵌め孔(62)はカートリッジ(6)の厚み方向の
略中央部に開設されており、バネ片(37)は嵌め孔(62)に
対応した高さ位置にある。スリット(5)はカートリッジ
(6)の厚み方向の略中央部よりも稍上側に開設されてお
り、爪片(31)はスリット(5)に対応した高さ位置にあ
る。スリット(5)をカートリッジ(6)の厚み方向の略中
央部からずらした位置に設けた理由は、従来と同様に、
カートリッジ(6)が上下逆向きに誤挿入されることを防
ぐためである。
【0018】スリット(5)は、前後に延びた水平溝(51)
の前端部から前に向かって広がる案内溝(50)を形成して
いる。この案内溝(50)は当り面(90)の全面に亘ってお
り、当り面(90)は前記の如く円弧状であるから、案内溝
(50)は前に向かって内向きに延びている。バネ片(37)は
シャッタ(61)の側面の嵌め孔(62)に嵌合し、爪片(31)は
シャッタ(61)の端面に接するから、爪片(31)の先端はバ
ネ片(37)の嵌め孔(62)への嵌合部分よりも内側に位置す
る。従って、図9に示すように、当り面(90)の移行路と
爪片(31)の先端とが交わる箇所Bは、該移行路とバネ片
(37)とが交わる箇所Aよりも内側に位置する。案内溝(5
0)は前に向かって内向きに延びているから、箇所Bは箇
所Aよりも前側に位置する。案内溝(50)は前に向かって
広がっているから、図8に示すように箇所Aに対応する
案内溝(50)の幅H1は、箇所Bに対応する案内溝(50)の
幅H2よりも狭い。従って、バネ片(37)が当り面(90)に
接する箇所Aの案内溝(50)の幅は、案内溝(50)の前面開
口よりも狭いから、バネ片(37)が誤ってスリット(5)内
に嵌まる虞れを少なくできる。また、爪片(31)は余裕を
持ってスリット(5)に嵌まる。
【0019】尚、図8に一点鎖線で示すのは、図12で
示した従来のカートリッジ(6)に於ける案内溝(50)の下
端縁であり、本例のスリット(5)は水平溝(51)の下端縁
を従来よりも前向きに延ばすことにより、バネ片(37)が
誤ってスリット(5)内に嵌まる虞れを更に少なくしてい
る。特に、水平溝(51)の下端縁を箇所A近傍まで延ばす
ことにより、バネ片(37)が誤ってスリット(5)内に嵌ま
る虞れを最小にできる。また、スリット(5)はカートリ
ッジ(6)の厚み方向の中央部よりも上側に位置している
としたが、下側に位置していてもよい。このとき、爪片
(31)もスリット(5)に対応した高さ位置にある。更に、
当り面(90)を外向きに膨らんだ円弧状としたが、図9の
箇所Aと箇所Bを繋ぐ傾斜面(図示せず)で形成してもよ
い。
【0020】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク記録又は再生装置の分解斜視図であ
る。
【図2】ホルダとスライド片の分解斜視図である。
【図3】出願人が提案したカートリッジの斜視図であ
る。
【図4】ホルダの上昇位置の側面図であり、(a)はカー
トリッジが未だ挿入されない状態を、(b)はカートリッ
ジの挿入完了状態を示す。
【図5】(a)、(b)は、図4(a)、(b)のホルダを夫々A方
向から見た図である。
【図6】(a)、(b)は、同上の断面図であり、(a)はカー
トリッジの挿入完了状態を、(b)はシャッタの開き状態
を示す。
【図7】(a)、(b)はホルダの側面断面図であり、(a)は
突起が透孔内に位置している状態を、(b)は突起がカー
トリッジ上に位置している状態を夫々示す。
【図8】カートリッジのスリットとバネ片、爪片の高さ
位置を示す側面図である。
【図9】同上の平面図である。
【図10】従来のカートリッジとホルダの斜視図であ
る。
【図11】カートリッジを収納したホルダの平面断面図
である。
【図12】従来のカートリッジのスリットとバネ片、爪
片の高さ位置を示す側面図である。
【符号の説明】
(2) ホルダ (3) スライド片 (5) スリット (6) カートリッジ (9) シェル (30) 爪片 (37) バネ片 (50) 案内溝 (60) ディスク (61) シャッタ (63) 透孔 (69) 突起 (90) 当り面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/03 604 G11B 17/04 411 G11B 17/04 413

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル(9)内に収納されたディスク(60)
    の露出と閉塞を切り換えるシャッタ(61)を前後移動可能
    に有し、シェル(9)は、シャッタ(61)を開く爪片(31)と
    シャッタ(61)に嵌まり爪片(31)とは高さ位置がずれたバ
    ネ片(37)を具えた装置に挿入可能に設けられ、シャッタ
    (61)の近傍にてシェル(9)の側面には、爪片(31)が進入
    するスリット(5)が設けられたカートリッジであって、 シェル(9)のスリット(5)近傍の隅部は、面取り加工さ
    れて当り面(90)を形成し、 スリット(5)の前端部は、当り面(90)内に位置して、前
    に向かって広がる案内溝(50)を形成しており、 当り面(90)は、その移行路と爪片(31)の先端とが交わる
    箇所Bが、該移行路とバネ片(37)とが交わる箇所Aより
    も前側に位置する形状に設けられたことを特徴とするカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 スリット(5)の水平溝(51)の下端部を前
    記箇所A近傍まで延ばし、前記前に向かって広がる案内
    溝(50)を前記箇所A近傍より前方に設けた請求項1に記
    載のカートリッジ。
  3. 【請求項3】 ディスク(60)が露出する透孔(63)を設け
    たシェル(9)上にシャッタ(61)を配備したカートリッジ
    (6)が挿入可能なホルダ(2)を有し、ホルダ(2)内には
    該カートリッジ(6)の挿入に応じてシャッタ(61)を開く
    爪片(31)が配備されたディスク記録又は再生装置に於い
    て、 ホルダ(2)の内側からは、カートリッジ(6)の上面に当
    接可能な突起(69)が設けられ、該突起(69)はカートリッ
    ジ(6)がホルダ(2)に収納された状態で、シャッタ(61)
    が開かれて露出した透孔(63)内、又は透孔(63)とシャッ
    タ(61)の間に位置することを特徴とするディスク記録又
    は再生装置。
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