JP3473133B2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP3473133B2
JP3473133B2 JP26118194A JP26118194A JP3473133B2 JP 3473133 B2 JP3473133 B2 JP 3473133B2 JP 26118194 A JP26118194 A JP 26118194A JP 26118194 A JP26118194 A JP 26118194A JP 3473133 B2 JP3473133 B2 JP 3473133B2
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玲 永坂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,流体の流量を計測する
流量計に関する。
【0002】
【従来技術】例えば自動車等においては,エンジンに吸
入される吸入ガス量を計測するために,熱式流量計が用
いられている。この熱式流量計としては,例えば特開平
5−340777号公報に開示されている流量計があ
る。この流量計は,図6,図7に示すごとく,ハウジン
グ160,外筒100,流量センサ(図示略),制御回
路部114及び,導電部材35等により構成されてい
る。
【0003】この導電部材35は,図7に示すごとく,
流量センサと制御回路部114との間の電気的に導通を
図るリード線31,32,33,34よりなり,リブ1
40の中に設けられている。また,近年,上記ハウジン
グ160及び外筒100は,軽量化の観点から金属製の
ものから樹脂製のものに移行が進んでいる。
【0004】このような樹脂製の熱式の流量計において
は,飛来してくる電波ノイズによる障害が問題である。
従来の金属製のハウジングを有する流量計においては,
ハウジングの外部に貼設される制御回路部114への電
波ノイズの進入を防止すれば十分な電波ノイズ対策をす
ることができる。即ち,制御回路部114に直接飛来す
る電波ノイズに対しては,制御回路部114を収納する
回路容器110に電磁シールド機能を持たすことにより
対処できる。また,外部と導通するリード線71,72
及び導線711,721を通って進入しようとする電波
ノイズは,貫通コンデンサ55,56によって対処でき
る。
【0005】しかし,樹脂製のハウジング160を持つ
ものにおいては,電波ノイズがハウジング160を通過
して流量センサあるいは導電部材35に飛来し,それら
を通って制御回路部114に進入するという新たな問題
が発生した。そこで,図6,図7に示すように,上記導
電部材35に貫通コンデンサ51,52,53,54を
備えることにより,流量センサ及び電磁遮蔽部材35か
ら制御回路部114への電波ノイズの進入を防止する方
法が提案されている。なお,図7中の符号73はアース
線,符号731はそれと制御回路部114を導通する導
線である。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の流
量計においては,次の問題点がある。即ち,貫通コンデ
ンサは小型であるため,流量計の組み立て時に,自動組
付けラインにおいて,自動的に組付けることが困難であ
る。そのため,その組付け作業が人手作業となり,作業
能率が悪い。本発明はかかる従来の問題点を鑑みてなさ
れたもので,電波ノイズを十分に遮蔽することができ,
容易に組付けることができる流量計を提供することであ
る。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,ガス流路に接続する合成
樹脂製の外筒と,該外筒に設けられ電磁シールド機能を
有すると共に流量センサからの信号を入力する制御回路
部を設けた回路容器と,上記外筒の内部に配設され,被
測定ガスを導入する内部通路及び該内部通路内に配設し
た流量計測用の流量センサを有する合成樹脂製のハウジ
ングと,上記外筒と上記ハウジングとを連結する合成樹
脂製のリブと,上記制御回路部と上記流量センサとの間
に電気的導通を図る複数のリード線を有する導電部材と
よりなり,該導電部材は,上記複数のリード線のうち少
なくとも1つのリード線において,その長さの一部分の
周囲に電磁遮蔽部材を有しており,該電磁遮蔽部材及び
上記リード線が合成樹脂により予め一体的に成形されて
おり,当該一体成形された導電部材が上記リブ内に内蔵
されていることを特徴とする流量計にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,上
記導電部材は,上記電磁遮蔽部材を有しており,合成樹
脂により予め一体成形されていることにある。上記導電
部材は,後述のヒータ部用の2本及び温度計部用の2本
の4本のリード線を有する。そして,少なくとも1本の
リード線には,その長さ方向の途中にこれを取り囲むよ
うに電磁遮蔽部材を設ける。また,4本全部のリード線
に電磁遮蔽部材を設けた場合には,最も優れた電磁遮蔽
効果を発揮する。
【0009】また,上記回路容器の電磁シールド機能
は,例えば真鍮,アルミ等の金属で制御回路部を覆うこ
とにより得られる。また,上記流量センサは,流量測定
用抵抗体であるヒータ部と,温度補償用の温度計部によ
り構成されており,両者は同一特性の感温抵抗体よりな
る。そして,ヒータ部の両端及び温度計部の両端は,各
々上記リード線により制御回路部と電気的に接続されて
いる。
【0010】また,上記電磁遮蔽部材としては,フェラ
イト,アモルファス等があるが,フェライトが最も好ま
しい。フェライトは,特に高周波領域の電波ノイズにつ
いても十分な遮蔽効果を有する。また,上記電磁遮蔽部
材は,制御回路部の近傍に配設されていることが好まし
い。これにより,上記導電部材が長い場合においても,
導電部材の途中においてリード線に進入する電波ノイズ
を,制御回路部近傍において遮蔽することができる。
【0011】
【作用および効果】本発明の流量計においては,上記外
筒内に流入した被測定ガスは,上記ハウジングの内部通
路に流入する。そして,内部通路へ流入した被測定ガス
は,その内部通路内に配置されたセンサに接触し,被測
定ガスの流量が計測される。
【0012】次に,上記制御回路部に電波ノイズが進入
しようとした場合の遮蔽の作用効果を説明する。まず,
上記制御回路部に直接進入しようとする飛来電波ノイズ
は,上述した金属製の電磁シールド機能を有する回路容
器によって遮蔽することができる。
【0013】また,合成樹脂製の外筒及びハウジングを
通過し,上記流量センサ及び導電部材に飛来し,これら
を通って制御回路部に進入しようとする電波ノイズは,
制御回路部のリード線に設けられた電磁遮蔽部材により
減衰させ遮蔽される。このように,合成樹脂製のハウジ
ングであっても,センサ部から制御回路部への電波ノイ
ズの進入を上記電磁遮蔽部材により十分に防止すること
ができる。
【0014】また,上記導電部材は,上記リード線及び
電磁遮蔽部材が,合成樹脂により予め一体成形されてい
る。このため,上記流量計を組み立てる際には,この一
体化された導電部材を,成形型内に配置し,合成樹脂を
用いてインサート成形することにより簡単に組立てるこ
とができる。即ち,従来のように,小型の貫通コンデン
サをいちいち制御回路部及びリード線に対して,組付け
る作業が不要である。
【0015】上述のごとく,本発明によれば,電波ノイ
ズを十分に遮蔽することができ,かつ容易に組付けるこ
とができる流量計を提供することができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例にかかる流量計につき,図1
〜図5を用いて説明する。本例の流量計1は,自動車用
エンジンの吸気系路に配設され,その吸入空気量を検出
するための,エアーフローメータとして用いるものであ
る。
【0017】この流量計1は,図1,図2に示すよう
に,ガス流路である吸気系路の途中に接続する合成樹脂
製の外筒100と,該外筒100に設けられ電磁シール
ド機能を有すると共に流量センサ500からの信号を入
力する制御回路部114を設けた回路容器110と,上
記外筒100の内部に配設され被測定ガスを導入する内
部通路410及び該内部通路410内に配設した流量計
測用の流量センサ500を有するハウジング160とを
有する。
【0018】また,流量計1は,上記外筒100と上記
ハウジング160とを連結するリブ140と,上記制御
回路部114と上記流量センサ500との間に電気的導
通を図る複数のリード線31,32,33,34を有す
る導電部材35を有する。そして,これらは合成樹脂に
より一体的に成形されている。また,上記導電部材35
は,上記複数のリード線31,32,33,34におい
て,その長さの一部分の周囲にそれぞれ電磁遮蔽部材4
1,42,43,44を有しており,該導電部材35は
合成樹脂により予め一体成形されている。
【0019】図1に示すように,上記外筒100は,そ
の上流に上流側円筒部200を,その下流に下流側円筒
部300を有する。上流側円筒部200は図示しないエ
アクリーナのガス流路に連結され,下流円筒部300は
図示しない吸気ダクトに連結されている。そして,合成
樹脂製の外筒100の外側には樹脂ケース111が一体
に形成され,樹脂カバー64が被せられている。樹脂ケ
ース111内には上記回路容器110が収容されてい
る。回路容器110は,銅製の金属ケース60と銅製の
金属カバー63よりなり,これらにより制御回路部11
4全体を囲うように収容している。
【0020】また,上記外筒100の内側には,4本の
リブ140と上記ハウジング160が合成樹脂により一
体に成形されている。リブ140内には,予め合成樹脂
で成形された導電部材35が内蔵されている。即ち,こ
の一体成形に当たっては,上記のように予め成形された
導電部材35を,成形型内に配置し,合成樹脂を用いて
インサート成形する。
【0021】上記ハウジング160の中央には,図1に
示すように,センサ挿入穴165を有すると共に,放射
状に設けられた中央リブ167によりガス通路を保持し
つつ測定管430が設けられている。測定管430の内
側には,内部通路410が形成されるとともに,その後
方及び外側にはガスが流通可能な外部通路439が形成
されている。また,上記センサ挿入穴165には,後述
する流量センサ500の円筒状樹脂部510が挿入され
る。
【0022】また,ハウジング160の前後には,上流
ハウジング260と下流ハウジング360とを備えてい
る。上流ハウジング260は,ハウジング160と連通
する内部通路410と外部通路439を有している。ま
た,下流ハウジング360は,流量センサ500の後部
を囲う椀型の形状を有すると共に,外方に4本の後方リ
ブ340を有する。この後方リブ340は,ハウジング
160に設けられているリブ140の後方に連なるよう
に設けられている。
【0023】また,上記流量センサ500は,図3に示
すように,ヒータ部570を支持した導電性の2本の長
支持ピン520,及び温度計部580を支持した2本の
短支持ピン540と,それらが前後に突き出すようにイ
ンサート成形した円筒状樹脂部510とよりなる。上記
ヒータ部570と温度計部580の両者は,セラミック
製のボビンの外周に白金線を巻き,ボビンの両端のリー
ド線と接続した同一特性の感温抵抗体である。
【0024】また,上記導電部材35は,図4に示すご
とくリード線31,32,33,34を,樹脂部39に
より,流量計への組付け前に,別途予め一体成形したも
のである。このリード線31(以下,特記しない限り3
2〜34も同じ)の制御回路部114近傍部には,フェ
ライトビーズ41(以下,特記しない限り42〜44も
同じ)が予め装着され一体成形されている。このフェラ
イトビーズ41は,円筒状のフェライト材よりなり,リ
ード線31を挿入する内穴を有している。
【0025】また,流量センサ500の下流側に突き出
した2本の長支持ピン520は,金属線22,23によ
り,それぞれリード線32,33に接続されている。同
様に,2本の短支持ピン540は,金属線21,24に
より,それぞれ導電部材35のリード線31,34に接
続されている。
【0026】また,導電部材35のリード線31,3
2,33,34は,図2,図5に示すように,上記回路
容器近傍に突出するように配設され,導線311,32
1,331,341を介して制御回路部114に接続さ
れている。なお,図2,図5に示すように,制御回路部
114は,導線711,721及びリード線71,72
を介して外部の電源及び出力回路に接続されていると共
に,導線731を介して外部のアース線73に接続され
ている。そして,導線711,721には,外部からリ
ード線71,72を通って進入する電波ノイズを遮蔽す
るための貫通コンデンサ55,56が配設されている。
【0027】次に本例における作用効果につき説明す
る。本例の流量計1においては,図1に示すように,上
流側円筒部200に接続された図示しないエアクリーナ
のガス流路から矢印A方向に被測定ガスが流入してく
る。流入した被測定ガスの一部は,内部通路410に流
入し,矢印Bで示したように,測定管430内のヒータ
部570及び温度計部580に接触して通過し,測定管
430の外側の外部通路439通ってハウジング160
の外に出る。
【0028】このとき,ヒータ部570と接触して通過
する被測定ガスの流量が増減すれば,それに接している
ヒータ部570から奪われる熱量が増減し,温度と共に
抵抗値が変化しようとする。一方,ヒータ部570には
抵抗値を一定に維持するための電流が供給されるよう制
御されている。つまり,被測定ガスの流量に応じてヒー
タ部570に流れる電流値が変化する。
【0029】また,被測定ガスの温度の変化による影響
は,ヒータ部570と同一特性の感温抵抗体よりなる温
度計部580の作用により補償されている。従って,ヒ
ータ部570に流れる電流値は被測定ガスの流量と相関
関係を持ち,その電流値を測定することにより被測定ガ
ス流量を求めることができる。
【0030】次に,上記制御回路部114に電波ノイズ
が進入しようとした場合の遮蔽効果について説明する。
まず,上記制御回路部114に直接進入しようとする飛
来電波ノイズ及び外部と導通するリード線71,72か
ら進入しようとする電波ノイズは,上述した金属製の電
磁シールド機能を有する回路容器110及び貫通コンデ
ンサ55,56によって遮蔽することができる。
【0031】また,合成樹脂製の外筒100及びハウジ
ング160を通過し,上記流量センサ500及び導電部
材35に飛来し,これらを通って制御回路部114に進
入しようとする電波ノイズは,制御回路部114のリー
ド線31に設けられたフェライトビーズ41により減衰
させ遮蔽することができる。
【0032】このように,合成樹脂製のハウジング16
0であっても,流量センサ500から制御回路部114
への電波ノイズの進入を上記フェライトビーズ41によ
り十分に防止することができる。
【0033】また,上記導電部材35は,上記リード線
31及びこれに設けたフェライトビーズ41が,合成樹
脂により予め一体成形されたものである。このため,上
記流量計1を組み立てる際には,上記の一体成形した導
電部材35を,成形型内にインサートし,合成樹脂によ
り一体的にモールド成形すれば良い。それ故,上記導電
部材35には,従来のように,上記リード線31にあら
ためて貫通コンデンサを組付ける作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる流量計の断面図。
【図2】実施例1にかかる流量計の一部切欠断面図。
【図3】実施例1にかかる流量センサの正面図。
【図4】実施例1にかかる導電部材の一部切欠断面図。
【図5】実施例1にかかる流量計の制御回路部と導電部
材の接続説明図。
【図6】従来例にかかる流量計の一部切欠断面図。
【図7】従来例にかかる流量計の制御回路部と導電部材
の接続説明図。
【符号の説明】
1...流量計, 10...外筒, 110...回路容器, 114...制御回路部, 140...リブ, 160...ハウジング, 31,32,33,34...リード線, 41,42,43,44...フェライトビーズ, 410...内部通路, 439...外部通路, 500...流量センサ, 55,56...貫通コンデンサ, 570...ヒータ部, 580...温度計部,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 泰 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−340777(JP,A) 特開 平6−94496(JP,A) 特開 平5−259686(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/00 - 9/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路に接続する合成樹脂製の外筒
    と, 該外筒に設けられ電磁シールド機能を有すると共に流量
    センサからの信号を入力する制御回路部を設けた回路容
    器と, 上記外筒の内部に配設され,被測定ガスを導入する内部
    通路及び該内部通路内に配設した流量計測用の流量セン
    サを有する合成樹脂製のハウジングと, 上記外筒と上記ハウジングとを連結する合成樹脂製の
    ブと, 上記制御回路部と上記流量センサとの間に電気的導通を
    図る複数のリード線を有する導電部材とよりなり 導電部材は,上記複数のリード線のうち少なくとも1
    つのリード線において,その長さの一部分の周囲に電磁
    遮蔽部材を有しており,該電磁遮蔽部材及び上記リード
    線が合成樹脂により予め一体的に成形されており,当該
    一体成形された導電部材が上記リブ内に内蔵されている
    ことを特徴とする流量計。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記電磁遮蔽部材
    は,フェライトであることを特徴とする流量計。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記電磁遮蔽
    部材は,制御回路部の近傍に配設されていることを特徴
    とする流量計。
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