JP3473641B2 - 消臭剤の薬注制御装置 - Google Patents
消臭剤の薬注制御装置Info
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Description
消臭剤を注入する消臭剤の薬注制御装置に関し、特に発
生する臭気成分の濃度を測定し、測定結果に基づいて、
薬注制御を行う消臭剤の薬注制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の薬注制御装置には、図5
に示すように、下水処理を行うベルトプレス脱水機10
を対象にして、硫化水素を主成分とした臭気ガスを計測
して消臭剤の薬注制御を行う汚泥脱臭装置に用いられる
ものがあった。上記薬注制御装置11において、センサ
(図示せず)で濃度計測される臭気ガスは、空気中に一
様に分散しているわけではない。また、風等の外部環境
の影響によって計測場所付近の空気が動くことでも、計
測濃度が変動してしまう。一般に、臭気の発生箇所は、
発生した濃度成分の分散が不十分であるために、計測さ
れる濃度のばらつきが大きい。しかし、臭気を計測して
薬注制御を実施しようとした場合、消臭剤の注入効果を
可能な限り早く検出するためには、臭気の発生源となる
脱水機10の周辺にセンサを設置するのが望ましい。 【0003】そこで、上記薬注制御装置11では、臭気
成分発生場所付近で、かつ、なるべく臭気変動の少ない
場所(例えば、凝集反応槽14上部、ベルトプレス脱水
機10の重力脱水部落ち口やろ液落ち口等)を探し出
し、上記場所から臭気ガスをサンプリングし、例えば薬
注制御装置11内に配設された臭気センサで臭気ガスの
濃度を計測している。そして、給泥ポンプ12を使用し
て汚泥貯槽13から凝集反応槽14に送液される汚泥に
対し、薬注制御装置11は、上記計測値に基づいて薬注
ポンプ15を動作させて消臭剤貯槽16からの消臭剤の
注入量(以下、「薬注量」という。)を制御していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
した上記薬注制御装置では、汚泥から発生する臭気ガス
濃度の変動と、臭気発生源から発生する臭気ガスの不十
分な拡散等による変動とを、センサが出力する計測値で
は区別できないという問題点がある。このため、折角苦
労して選定した計測場所でも、人の移動や環境の変動等
により、計測値が変動することが起こると、その原因に
よらずに薬注量が変動してしまい、消臭剤の消臭抑制効
果が安定しないという問題点があった。また、臭気ガス
濃度の変動を観察した場合、臭気ガス濃度は、短時間的
には大きな変化を起こすが、長時間的に変動する臭気ガ
ス濃度の中心濃度は、大きくは変動しないことが検知さ
れた。 【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、環境の変動に対しても影響を受けづらく、安定した
薬注制御を行うことができる薬注制御装置を提供するこ
とを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、臭気発生源に消臭剤を注入する消臭剤の
薬注制御装置において、前記臭気発生源から発生する臭
気成分の濃度を計測するセンサと、前記センサからの計
測結果を移動加算平均処理して、前記臭気成分濃度の平
均値を算出する濃度演算部と、前記濃度演算部からの臭
気成分濃度の平均値に基づいて、消臭剤の必要量を算出
して出力する出力演算部と、前記出力演算部からの出力
信号に基づいて、前記消臭剤の注入処理を行う薬注手段
とを備えた消臭剤の薬注制御装置が提供される。 【0007】 【作用】センサから入力される所定時間間隔内の臭気成
分の濃度値を移動加算平均処理し、得られた平均濃度に
基づいて、消臭剤の薬注量を算出して消臭剤の注入処理
を行い、瞬間的な消臭ガス濃度の変化に対する応答を抑
制し、長い時間で変動する臭気ガス濃度の中心濃度に対
して薬注量を制御することができるので、消臭剤の薬注
制御における環境変動の影響を低減することができる。 【0008】 【実施例】本発明に係る消臭剤の薬注制御装置の実施例
を図1乃至図4の図面に基づいて説明する。図1は、本
発明に係る薬注制御装置を用いた汚泥脱臭装置の構成図
であり、図2は、図1に示した薬注制御装置の具体的な
構成を示す構成図である。 【0009】図において、汚泥は、汚泥貯槽21に貯留
され、給泥ポンプ22の動作によって配管23を介して
凝集反応槽24に供給され、ここで凝集剤が添加され
て、凝集処理が行われる。上記凝集処理された汚泥は、
脱水機25に供給され、ここで脱水されて外部に搬出さ
れている。上記汚泥からは、硫化水素(H2S)を主成
分とした臭気ガスが発生する。薬注制御装置30は、上
記臭気ガスの発生源である凝集反応槽24の上部に設け
られたサンプリング管26と接続されるサンプリングユ
ニット31と、上記サンプリングユニット31と電気的
に接続される演算ユニット32と、上記演算ユニット3
2と電気的に接続されるとともに、消臭剤貯槽27の下
部に設けられた配管28及び凝集反応槽24の上部に設
けられた配管29と接続される薬注ユニット33とから
構成されている。 【0010】サンプリングユニット31は、凝集反応槽
24とサンプリング管26を介して接続されるサンプリ
ング機構部31aと、上記サンプリング管26に配設さ
れる臭気センサ31bとから構成されている。サンプリ
ング機構部31aは、吸気ポンプ(図示せず)を有し、
サンプリング管26を介して凝集反応槽24から発生す
る臭気ガスをサンプリングして吸引しており、臭気セン
サ31bは、上記臭気ガスの濃度を計測し、上記臭気ガ
ス濃度に比例した計測信号を演算ユニット32に出力し
ている。 【0011】演算ユニット32は、上記臭気センサ31
bからの計測信号を取り込む時間幅(以下、「移動加算
平均時間」という。)を、予め設定する操作部32a
と、上記臭気センサ31b及び操作部32aと接続され
る濃度演算部32bと、上記濃度演算部32bと接続さ
れる出力演算部32cとから構成されている。操作部3
2aは、汚泥脱臭装置が設置されている現場の状況やサ
ンプリング管26の設置位置等による臭気の変動状況に
合わせて、移動加算平均時間の調整が可能になってい
る。 【0012】濃度演算部32bは、操作部32aから与
えられる移動加算平均時間に基づいて、臭気ガス濃度の
移動加算平均処理を行って、その演算結果を出力演算部
32cに出力している。すなわち、濃度演算部32b
は、例えば図3に示すように、臭気センサ31bから時
系列的に計測値S0〜S9が出力されている場合に、特定
の移動加算平均時間Tで入力された計測値の合計Snを
入力されたデータ数6で割った平均値 【0013】 【数1】 【0014】を算出している。出力演算部32cは、上
記移動加算平均処理された平均値に基づき、演算処理、
例えば比例演算を行い、必要とする薬注量を算出し、上
記薬注量に比例した制御信号を薬注ユニット33に出力
している。すなわち、臭気ガス濃度Xと薬注量Yとの関
係は、例えば図4に示すようなY=aX+bの一次関数
で現すことができる。なお、aは、比例係数、bは、臭
気ガス濃度が「0」の時の薬注量である。そこで、出力
演算部32cは、上記一次関数に基づいて、比例演算を
行って薬注量を算出する。 【0015】薬注ユニット33は、上記出力演算部32
cからの制御信号を取り込む薬注ポンプコントローラ3
3aと、配管28を介して消臭剤貯槽27と接続される
とともに、配管29を介して凝集反応槽24と接続され
る薬注ポンプ33bと、オプションとして設けられ薬注
量を表示する表示部33cとから構成されている。薬注
ポンプコントローラ33aは、取り込んだ制御信号に基
づいて、薬注ポンプ33bの動作制御を行い、凝集反応
槽24の汚泥に対し、消臭剤貯槽27からの消臭剤の注
入制御を行っている。 【0016】上記実施例において、例えば臭気発生源で
瞬間的に高い臭気濃度が発生し、これにより、臭気セン
サ31bが大きな計測信号を演算ユニット32に出力し
た場合でも、その計測値は、濃度演算部32bによって
移動加算平均時間分の値に分散されるため、出力演算部
32cへ出力される濃度値(平均値)を、すぐに増加さ
せることがなくなる。また、逆に発生する臭気濃度が低
くなった場合でも、同様に、その計測値は、濃度演算部
32bによって移動加算平均時間分の値に分散されるた
め、出力演算部32cへ出力される濃度値を、すぐに減
少させることがなくなる。 【0017】これにより、本実施例では、出力演算部3
2cで算出される消臭剤の薬注量は、瞬間的な臭気ガス
濃度の変動に対する変化は少なく、長い時間で変動する
臭気ガス濃度の中心濃度に対して変化されるため、薬注
ユニット33は、上記薬注量に基づき、薬注ポンプを動
作制御して消臭剤の注入処理を行うことができ、人や風
等の環境変動の影響を低減し、安定した薬注制御が可能
となる。 【0018】ただし、上記移動加算平均時間Tを余りに
長い時間に設定すると、例えば薬注量が過剰で臭気の中
心濃度が下がった場合には、長時間に渡って低い濃度が
計測される機会が増え、また逆に薬注量が不足し、臭気
ガスの発生量が長時間高い値を示すこととなるので、上
記移動加算平均時間Tの設定に対しては、これらの場合
を考慮することも必要となる。また、これらの状況が生
じた時には、例えば操作部32aによって設定される移
動加算平均時間を、一時的に短い時間に変更するあるい
は計測時刻間隔におけるサンプリング周期を変更する等
の方法も考えられる。このように、センサから計測結果
を取り込む時間幅を変更可能にした場合、環境の変動状
況に合わせて、最適な時間幅に調整できる。 【0019】なお、本実施例では、臭気成分発生場所で
ある凝集反応槽から臭気ガスをサンプリングしたが、臭
気成分発生場所としては、この他に従来例でも示したよ
うに、脱水機の重力脱水部落ち口やろ液落ち口等があ
る。そこで、本発明に係る薬注制御装置では、複数の臭
気成分発生場所から臭気ガスをサンプリングして、消臭
剤の薬注量を制御することも可能である。 【0020】この場合には、例えば演算ユニットで各臭
気成分発生場所毎に、計測された臭気ガス濃度の移動加
算平均処理を行い、それらの演算結果の中からもっとも
高い濃度値に基づいて消臭剤の薬注量を算出して、薬注
制御を行っても良いし、又は上記各演算結果を平均処理
して臭気成分濃度の平均値を求め、その平均値に基づい
て消臭剤の薬注量を算出して、薬注制御を行っても良
い。 【0021】ここで、例えば平均のH2S濃度5ppm
を計測している時に、突発的に高濃度(10ppm)の
ガスを受けた場合の出力に与える影響は、移動加算平均
時間Tを5分、サンプリング周期(t0からt1など各計
測時刻間隔におけるサンプリングの周期)を1秒とした
場合、全サンプル数は、 60(回/分)×5(分)=300(回) となるため、出力変動は、 (10(ppm)−5(ppm))/300(回)=0.0166… ≒0.017(ppm) となる。よって、この実施例では、出力変動は、0.0
2ppm弱の上昇となり、薬注出力への影響はほとんど
ないことが認識された。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、臭気発
生源に消臭剤を注入する消臭剤の薬注制御装置におい
て、前記臭気発生源から発生する臭気成分の濃度を計測
するセンサと、前記センサからの計測結果を移動加算平
均処理して、前記臭気成分濃度の平均値を算出する濃度
演算部と、前記演算部からの臭気成分濃度の平均値に基
づいて、消臭剤の必要量を算出して出力する出力演算部
と、前記出力演算部からの出力信号に基づいて、前記消
臭剤の注入処理を行う薬注手段とを備えたので、環境の
変動に対しても影響を受けづらく、安定した薬注制御を
行うことができる。
置の構成図である。 【図2】図1に示した薬注制御装置の具体的な構成を示
す構成図である。 【図3】図2に示した出力演算部による移動加算平均処
理を説明するための図である。 【図4】臭気ガス濃度と薬注量との関係を示す図であ
る。 【図5】従来の薬注制御装置を用いた汚泥脱臭装置の構
成図である。 【符号の説明】 23,28,29 配管 24 凝集反応槽 25 脱水機 26 サンプリング管 27 消臭剤貯槽 30 薬注制御装置 31 サンプリングユニット 31a サンプリング機構部 31b 臭気センサ 32 演算ユニット 32b 濃度演算部 32c 出力演算部 33 薬注ユニット 33a 薬注ポンプコントローラ 33b 薬注ポンプ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 臭気発生源に消臭剤を注入する消臭剤の
薬注制御装置において、 前記臭気発生源から発生する臭気成分の濃度を計測する
センサと、 前記センサからの計測結果を移動加算平均処理して、前
記臭気成分濃度の平均値を算出する濃度演算部と、 前記濃度演算部からの臭気成分濃度の平均値に基づい
て、消臭剤の必要量を算出して出力する出力演算部と、 前記出力演算部からの出力信号に基づいて、前記消臭剤
の注入処理を行う薬注手段とを備えたことを特徴とする
消臭剤の薬注制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20707494A JP3473641B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 消臭剤の薬注制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20707494A JP3473641B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 消臭剤の薬注制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0871311A JPH0871311A (ja) | 1996-03-19 |
| JP3473641B2 true JP3473641B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=16533776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20707494A Expired - Lifetime JP3473641B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 消臭剤の薬注制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3473641B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20707494A patent/JP3473641B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0871311A (ja) | 1996-03-19 |
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