JP3499406B2 - 光ディスク - Google Patents
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Description
て情報の記録再生を行う光ディスクに係り、特にグルー
ブ上およびランド上の両方で記録再生を行う光ディスク
に関する。
報の記録再生を行う光ディスクは、大容量性、高速アク
セス性、媒体可搬性を兼ね備え、計算機用ファイル、音
声・画像ファイル、文書ファイル等、様々な記録システ
ムに利用されている。近年の動画像情報の増加、高精細
画像への要求の高まり等から、光ディスクの記録密度向
上に対する要求は強い。
の 1つとして、ランド/グルーブ(L/G)記録が提案
されている。記録可能型光ディスクにおいては、ディス
ク基板に予め光ビームのトラッキングガイド用の溝、い
わゆるグルーブが射出成形法等によって設けられてい
る。従来の記録可能形光ディスクでは、このグルーブ上
またはグルーブ間、すなわちランド上にのみデータマー
クの記録を行っていた。これは、グルーブ幅もしくはラ
ンド幅よりも光スポットの広がり幅(中心強度がe-2の
強度に低下する幅)が広いために、グルーブ部とランド
部の両方に記録を行うとクロストークが過大となって信
号品質を損ねるためである。
も考慮して、グルーブの深さを調整すると光学干渉効果
によって、グルーブ部の再生時にはランド部からの信号
は無視し得る程度に小さくなり、またランド部の再生時
にはグルーブ部からの信号は無視し得る程度に小さくで
きることが明らかとなった。これにより、十分に小さい
クロストーク量でランド部およびグルーブ部の両方に記
録が可能になった。この記録方式をL/G記録と称す
る。
L/G記録においては、段差上への膜のステップカバレ
ージに対する配慮が不足していたため、記録層の位置に
おける実効的なランド幅とグルーブ幅とが一致せず、こ
れによりランド上の記録再生特性とグルーブ上の記録再
生特性とが不一致となって動作マージンを損ねるという
問題があった。
成されている光ディスク、例えばWORMディスクの場
合には顕著ではないが、基板と記録層の間に光学干渉機
能や保護機能等を付与する透光性膜が設けられた書換え
可能形光ディスクでは極めて顕著であった。さらに、グ
ルーブ段差上へのステップカバレージの影響は、クロス
イレーズの抑制に効果的なディープグルーブにおいてよ
り顕著であり、クロストークおよびクロスイレーズが共
に少ないL/G記録を行い、かつランド特性とグルーブ
特性を一致させることは困難であった。
に熱伝導率の高い金属反射膜を有する光ディスク、例え
ば光磁気ディスクや相変化光ディスクにおいては、ラン
ド部とグルーブ部の熱的非対称性に起因してランド部と
グルーブ部の熱応答特性が異なり、記録パワーマージン
を損ねるという問題がある。
せる簡便な方法としては、光スポットがランド部を照射
しているのか、グルーブ部を照射しているのかを検出
し、予めリードインエリア等に記入済みのランド部およ
びグルーブ部への最適動作条件に従って記録再生を仕分
ける方法がある。しかしながら、この方式ではランド部
とグルーブ部の検知エラーがあると、ランド部とグルー
ブ部の非対称性がより顕著になってしまうために、検知
エラーを防止するための回路規模か過大になるという問
題があった。
なされたもので、特に光スポットがランド部を照射して
いるのか、グルーブ部を照射しているのかを検知するこ
となく、ランド上へのマーク列の記録条件および再生信
号品質とグルーブ上へのマーク列の記録条件および再生
信号品質を揃えることを可能にした光ディスクを提供す
ることを目的としている。
請求項1に記載したように、主表面上に形成されたグル
ーブを有し、かつ前記グルーブ間にランドが設けられた
ディスク基板と、前記ディスク基板上に第1の透光性膜
を介して形成された記録層と、前記記録層上に第2の透
光性膜を介して形成され、かつ前記ディスク基板より熱
伝導率の高い反射層とを具備し、前記グルーブ上および
ランド上の前記記録層で記録再生を行う光ディスクにお
いて、前記ディスク基板の主表面上の前記ランドの幅を
WL、前記グルーブの幅をWG、前記グルーブの側壁の平
均傾斜角をθ、前記ディスク基板の平坦面上における前
記第1の透光性膜の膜厚をDuとしたとき、前記グルー
ブの側壁の平均傾斜角θが 50 °以上 90 °以下であると共
に、 Du(1-cosθ)/2sinθ≦WG-WL≦3Du(1-cosθ)/sinθ を満足することを特徴としている。
したように、前記グルーブの深さをDg、前記ディスク
基板の屈折率をn、前記記録層に照射される光ビームの
波長をλとしたとき、Dg>λ/4nを満足する場合に特
に効果的である。
差部への透光性膜および記録層のステップカバレージを
考慮すると、ランドの幅WLとグルーブの幅WGをDu(1-
cosθ)/2sinθ≦WG-WL≦4Du(1-cosθ)/sinθの範囲
とすることで、ディスク基板の平坦面上ではなく、記録
層の位置におけるグルーブ部とランド部の対称性を高め
ることができる。従って、特に光スポットがランド部を
照射しているのか、グルーブ部を照射しているのかを検
知することなく、ランド部へのマーク列の記録条件およ
び再生信号品質とグルーブ部へのマーク列の記録条件お
よび再生信号品質を揃えることができ、良好な動作マー
ジンを得ることが可能となる。さらに、本発明の光ディ
スクは記録層上に第2の透光性膜を介して反射層(ディ
スク基板より熱伝導率の高い反射層)を設けており、ラ
ンド部とグルーブ部の横方向への熱流が非対称であるた
め、ランドの幅W L とグルーブの幅W G をD u (1-cosθ)/2
sinθ≦W G -W L ≦3D u (1-cosθ)/sinθの範囲としてい
る。これによって、ディスク基板より熱伝導率の高い反
射層を有する場合の記録消去パワーの対称性を高めるこ
とができる。
態について説明する。
要部構造を概略的に示す断面図である。同図において、
1は樹脂基板等からなるディスク基板である。このディ
スク基板1の主表面1a側にはグルーブ2が形成されて
おり、これらグルーブ2間がランド3とされている。こ
れらグルーブ2およびランド3は、光ビームの入射方向
と垂直な平面内に少なくも平坦面を有しており、ランド
/グルーブの信号対称性からV字状断面を持たないこと
が好ましい。
ィスク基板1の主表面1a上には、光学干渉機能や保護
機能等を付与する透光性膜4が設けられている。この透
光性膜4には、例えばZnS−SiO2 、Ta2 O5 、
Si3 N4 、AlN等が用いられる。
が設けられており、この記録層5はグルーブ2の平坦面
上およびランド3の平坦面上の両方で記録再生を行うこ
とが可能なように形成されている。ここで、本発明は光
ビームを照射して情報の記録再生を行う各種の光ディス
ク、例えば相変化光ディスクや光磁気ディスク、さらに
は透光性膜を有するWORMディスク等に適用すること
ができるため、記録層5は光ディスクの種類に応じた材
料が使用される。例えば、相変化光ディスクでは記録層
5にGe−Sb−Te、Ag−In−Sb−Te等が用
いられ、また光磁気ディスクでは種々の磁性材料が用い
られる。記録再生用の光ビームは、ディスク基板1側か
ら記録層5に照射される。
5の上部には第2の透光性膜、さらには反射膜が設けら
れる。以下に詳述する参考例1、2では、記録層5上に
第2の透光性膜のみが設けられた構造を有する光ディス
クを作製した例について述べる。さらに、そのような光
ディスクの特性を評価した結果について述べる。
いて、WG はディスク基板1の主表面1a上におけるグ
ルーブ2の幅(平坦面の幅)、WL は同様にディスク基
板1の主表面1a上におけるランド3の幅(平坦面の
幅)、DG はグルーブ2の深さ、θはグルーブ2の側壁
の平均傾斜角、すなわちグルーブ2の平坦面とランド3
の平坦面との間の段差部の平均傾斜角、Du はディスク
基板1と記録層5の間に設けられた第1の透光性膜4の
平坦面上における膜厚、Ds は第1の透光性膜4の段差
部上での膜厚である。
録層5のグルーブ2上に相当する部分(グルーブ部)と
ランド3上に相当する部分(ランド部)の両方で記録再
生が行われる。このような光ディスクにおいて、まず以
下に示す(1)式および(2)式の条件を満足させた場合につ
いて検討する。
足させることにより、基本的なノイズの増加を抑制する
ことができる。また、 (2)式の条件を満足させることに
よって、ディスク基板1の主表面1a上ではなく、記録
層5の位置におけるグルーブ部とランド部の対称性を高
めることができるため、ランド上の記録再生特性とグル
ーブ上の記録再生特性とが一致し、これにより良好な動
作マージンを得ることが可能となる。すなわち、特に光
スポットがランド部を照射しているのか、グルーブ部を
照射しているのかを検知することなく、ランド部へのマ
ーク列の記録条件および再生信号品質とグルーブ部への
マーク列の記録条件および再生信号品質を揃えることが
できる。
2の側壁が直線的でない場合にも適用することができ、
このような場合のθとしては平均的な角度を用いること
ができる。図1の断面形状において、グルーブ2の側壁
が曲面をなすときには、側壁の微小素片と平坦面のなす
角度を調べ、側壁全体にわたって角度の分布関数を調べ
てその平均値を求めてθとすればよい。
順で作製することができる。ディスク基板1の作製は、
まずガラス原盤上にレジストをDG に相当する厚さ分塗
布し、原盤露光機により所定のグルーブ幅およびランド
幅となるように露光した後、現像処理してレジスト上に
グルーブパターンを形成する。必要に応じてグルーブ以
外にアドレスピット等のパターンを露光現像しても構わ
ない。実施例1では後述の評価に用いる目的で、グルー
ブ2とランド3の識別が可能なようなピット列を配置し
た。
をスパッタもしくは蒸着した後、電解メッキによりNi
を電鋳してスタンパを作製する。スタンパを原盤から剥
離して射出成形機に装着し、ポリカーボネイト樹脂等の
透光性樹脂の射出を行うことにより、図1に示したディ
スク基板1が得られる。参考例1では、(1)式および(2)
式の効果を実証する目的で、上記した露光プロセスの条
件を変えることによって、WG、WL、DGおよびθを様
々に変えた光ディスクを作製した。ただし、同一のトラ
ック密度での評価を行う目的で、WG+WL+2DGcotθ
は1.2μmで一定とした。それぞれの数値は評価結果と共
に後述する。
ク基板をスパッタリング装置の基板ホルダに装着して相
変化媒体膜を形成した。具体的には、ディスク基板1上
に第1の透光性膜4として膜厚Du(nm)のZnS−Si
O2膜を形成した後、記録層5として膜厚50nmのGeS
bTb膜を積層し、さらにその上に第2の透光性膜とし
て膜厚100nmのZnS−SiO2膜を積層した。なお、第
1の透光性膜4の膜厚Duは後述の評価データ中に明示
する。
ステップカバレージに着目したものであり、ステップカ
バレージはスパッタリング方法によっても影響を受け
る。そこで、この実施形態におけるスパッタリング方法
としては、ステップカバレージへの影響が大きいと見ら
れるスパッタリングターゲットと基板との位置関係が異
なるいくつかの方法を採用した。採用したスパッタリン
グ方法は、偏心自公転スパッタリング方法、静止対向ス
パッタリング方法、偏心自転スパッタリング方法であ
り、いずれも光ディスク媒体膜の製造に採用されている
方法である。
自公転法とはターゲットの中心軸と基板の中心軸とがず
れており、基板がターゲットに対向する平面上で自公転
する方法を意味する。静止対向法は両軸が一致し、基板
を回転させることなく成膜する方法を意味する。偏心自
転法は両軸がずれており、基板がターゲットに対向する
平面内の斜めの位置で自転する方法を意味する。
転法が最もよく、続いて偏心自転法、静止対向法と続
く。光ディスクの作製に先立って、各スパッタリング方
法でのカバレージを把握する目的で、傾斜角がほぼ90°
の段差を有する試験片上にZnS−SiO2 膜を 150nm
形成し(図1のDu に相当) 、断面TEMで付きまわり
を調べた。その結果、段差部の側壁上の膜厚(図1のD
s に相当)は、偏心自公転法ではほぼDu に等しく、偏
心自転法では偏心量とターゲット−基板間隔にも依存す
るが、Ds はDu の 80%から 25%程度で、静止対向法で
はDs はDu のほぼ 12.5%程度であった。静止対向スパ
ッタリング方法においては、コリメータを配置する等す
ればDs をさらに薄くすることができるが、コリメータ
の設置は著しく生産能力を損なう。
WL、WG、DG、θ、Duをパラメータに作製した各光デ
ィスクを以下の手順で評価した。この参考例1ではDG
は70nmとクロストークキャンセルする最も浅い深さを選
択した。ディープグルーブについては後述する。Duは5
0nm、100nm、150nmの3種類とし、WLとWGはθの選び方
に応じてその範囲を変えた。ただし、前述したようにW
G+WL+2DGcotθは1.2μmで一定とし、また本発明の
基本的な考えに従ってWG>WLの範囲を選択した。θは
45°〜90°の範囲で変えた。表1に本発明に用いた各グ
ルーブパラメータの数値を記載する。
は100nm程度のインターバルで変化させた。これら各光
ディスクについて、ランド部とグルーブ部の信号対称性
を調べた。まず、最適記録パワーと消去パワーを、それ
ぞれの光ディスクのランド部とグルーブ部でCNR(信
号/ノイズ比)とオーバライト消去率がそれぞれ最大に
なるパワーを指標に調べた。この時点ではCNRと消去
率の絶対値の比較は行っていない。参考例1は、図1に
おいて記録層5上に第1の透光性膜4と同一の熱定数の
第2の透光性膜のみを形成した形態であるため、記録・
消去パワーの最適値はθ、WL、WG、Duにほとんどよ
らず、またランド部とグルーブ部間の差も少なかった。
絶対値について、主にCNRに着目してグルーブパラメ
ータ依存性とランド/グルーブ対称性を評価した。表1
に示した条件のうち、θが45°の光ディスクはWL、
WG、Duのいかんにかかわらずノイズレベルが非常に高
かった。これは、グルーブ2の側壁は光散乱要因である
ため、あまりにもθが小さい場合には散乱の影響が大き
くでてしまい、ノイズが増加するためと考えることがで
きる。θが55°の光ディスクでは、ノイズの異常な上昇
は見られなかった。従って、基本的なノイズを抑制する
上で、グルーブ2の側壁の傾斜角は50°以上とすること
が好ましい。θの上限は特に規定されるものではなく、
逆テーパ(θ>90°)でもよいが、作製上の観点からθ
は90°以下とすることが好ましい。
として、ランド部とグルーブ部の信号対称性を評価し
た。具体的には、ランド部でのCNRとグルーブ部での
CNRの差に着目して調べた。図2に各条件で作製した
光ディスクのランド部とグルーブ部のCNRの差をプロ
ットした結果を示す。各プロット内部の数字は、グルー
ブ部のCNRからランド部のCNRを差し引いた値であ
る。図2のプロットにおいて、四角いマークは偏心自公
転法で成膜した光ディスクの結果であり、丸いマークは
偏心量とターゲット−基板間距離をいくつか変えて偏心
自転法で成膜した光ディスク、三角マークは静止対向法
で成膜した光ディスクの結果である。
± 1dBを判断基準にすると、本発明に基いて(WG - W
L )の値をDu (1-cosθ)/2sinθ≦WG - WL ≦ 4Du
(1-cosθ)/ sinθの範囲(図2に斜線で示す)とした光
ディスクは、いずれもランド部とグルーブ部のCNRの
差が± 1dB程度の差に保たれていることが分かる。これ
に対して、本発明の範囲を外れると急激に差が増大する
ことが明確になった。これは、本発明に従えば基板の位
置ではなく、記録層の位置におけるランド部とグルーブ
部の対称性を実現できるためである。
スパッタリング方法による段差への付きまわりの違いに
はほとんど依存せず、どのようなスパッタリング方法で
媒体膜を作製した場合でも普遍的に適用することができ
る。
Gをλ/6n(n:ディスク基板1の屈折率、λ:記録層
5に照射される光ビームの波長)程度の深さのクロスト
ークキャンセル条件では最も浅いグルーブ2を用いた例
である。これに対して、クロスイレーズを抑制するとい
う観点からは、グルーブ2の深さDGはDG>λ/4nを
満足させることが好ましい。そこで、参考例2において
は、DGを140nmとしたグルーブ2、すなわちDG=λ/3
nのディープグルーブを用いて、前述した参考例1と同
様にWL、WG、Du、θを変化させて光ディスクを作製
すると共に、参考例1と同様にして評価した。なお、膜
の構成は参考例1と同様とし、反射膜のない構成とし
た。
いグルーブの場合よりも顕著であり、θが55°程度でも
使用できないことはないものの、DG がλ/4n以上のデ
ィープグルーブの場合には、θは60°以上とすることが
望ましいことが分かった。これは単純にグルーブを深く
すると、同じθに対して図1の断面図における段差部の
長さが長くなるためである。
ルーブ部の信号対称性を評価した。その結果、本発明の
効果はディープグルーブにおいてさらに顕著であること
が判明した。図3にその結果を示す。なお、前述した参
考例1において、本発明は特にスパッタリング方法には
よらないことが判明したため、この参考例2では偏心自
公転スパッタリング方法を適用し、グルーブパラメータ
を変えて成膜評価した。図3と図2の比較から明らかな
ように、ディープグルーブでは浅いグルーブの場合より
も段差部に膜が多く形成されるため、記録層の位置での
実効トラック幅が非対称になり易いことに起因して、本
発明の条件範囲では浅いグルーブの場合以上にランド/
グルーブの対称性は良好であるが、本発明の条件範囲を
逸脱すると浅いグループの場合以上に急激に非対称性が
顕著になることが分かる。
果は、クロスイレーズの抑制に効果的なディープグルー
ブでより顕著に得られる。すなわち、本発明の光ディス
クによれば、クロストークおよびクロスイレーズが共に
少ないランド/グルーブ記録再生を実現した上で、ラン
ド特性とグルーブ特性とを一致させることができる。上
述した例は反射膜のない光ディスク、すなわち比較的ラ
ンド部とグルーブ部の熱応答特性が等しく、記録パワー
等はほぼ同一で動作可能な光ディスクの例である。現実
には、前述の第2の透光性膜上に反射膜を設ける形態が
多い。本発明の光ディスクはそのような反射膜を有する
ものであり、以下にその実施形態について述べる。
としては、図1に示した記録層5上に第2の透光性膜を
形成し、さらにその上に熱伝導率の高い反射膜、例えば
Al、Al−Mo、Al−Cr、Al−Ti等のAl基
合金、Au、Cu等からなる反射膜を形成した構造が挙
げられる。
は、反射膜を形成した光ディスクで本発明の効果を確認
した。形成した媒体膜の構成は以下の通りである。すな
わち、第1の透光性膜としてのZnS−SiO2膜の膜
厚Duは、前述した参考例1、2と同様に50nm、100nm、
150nmの3種類とし、それらの上に記録層として半透過性
の膜厚15nmのGeSbTe膜を形成した後、第2の透光
性膜として膜厚20nmのZnS−SiO2膜と反射膜とし
て膜厚100nmのAlMo膜を順に形成した。WL、WGお
よびθは前述した参考例1、2と同様に変化させた。
パワーと最適消去パワーは、この実施例1のように、ラ
ンド部とグルーブ部とで横方向の熱流が非対称な場合に
は異なる。これはランド部の端部は熱伝導率の高い反射
膜に隣接しているのに対し、グルーブ部の端部は熱伝導
率の低い第1の透光性膜(例えば干渉膜)もしくはディ
スク基板に隣接しているためである。この記録パワーと
消去パワーの非対称性は、実効ランド幅が実効グルーブ
幅に対して狭い場合程顕著であり、さらにランド幅が狭
い程ランド部の記録消去最適パワーはグルーブ部の記録
消去パワーよりも大きくなる。
おいても、ランド部とグルーブ部で記録消去パワーを変
えることで図2や図3と同様の効果が得られたが、同一
の記録消去パワーで動作させる場合、(WG - WL )/
Du の値が大きな範囲では記録パワーのミスマッチに起
因する信号の非対称性が表れ、(WG - WL )/Duの
値の上限をより小さくすることが好ましいことが判明し
た。具体的な数値としては、(WG - WL )の値が 3D
u (1-cosθ)/ sinθ以下である場合に、ランド部とグル
ーブ部のCNR差を再現性よく± 1dBの範囲とすること
ができた。
は、ランド部とグルーブ部を同一のパワーで動作しよう
とした場合、Du(1-cosθ)/2sinθ≦WG-WL≦3Du(1-c
osθ)/sinθの条件を満足させるものとする。
では、いずれも主として相変化光ディスクについて説明
したが、本発明は基本的にはグルーブを有するディスク
基板とその上部に有限の厚さの第1の透光性膜を介して
形成された記録層とその上部に第2の透光性膜を介して
形成された反射層とを有する光ディスク全般に適用する
ことができる。すなわち、本発明は相変化光ディスクの
ほかに、光磁気ディスクや透光性膜を有するWORMデ
ィスク等に幅広く適用することができ、いずれにおいて
もランド/グルーブの信号対称性の改善に効果を示すも
のである。
クによれば、ランド/グルーブ記録再生を実施する場合
に、ランド部とグルーブ部の信号対称性を向上させるこ
とができるため、動作マージンに優れたランド/グルー
ブ記録再生型光ディスクシステムを構築することが可能
となる。
を示す断面図である。
ーブ部の信号対称性を評価した結果を示す図である。
ーブ部の信号対称性を評価した結果を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 主表面上に形成されたグルーブを有し、
かつ前記グルーブ間にランドが設けられたディスク基板
と、前記ディスク基板上に第1の透光性膜を介して形成
された記録層と、前記記録層上に第2の透光性膜を介し
て形成され、かつ前記ディスク基板より熱伝導率の高い
反射層とを具備し、前記グルーブ上およびランド上の前
記記録層で記録再生を行う光ディスクにおいて、 前記ディスク基板の主表面上の前記ランドの幅をWL、
前記グルーブの幅をWG、前記グルーブの側壁の平均傾
斜角をθ、前記ディスク基板の平坦面上における前記第
1の透光性膜の膜厚をDuとしたとき、前記グルーブの
側壁の平均傾斜角θが 50 °以上 90 °以下であると共に、 Du(1-cosθ)/2sinθ≦WG-WL≦3Du(1-cosθ)/sinθ を満足することを特徴とする光ディスク。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ディスクにおいて、 前記グルーブの深さをDG、前記ディスク基板の屈折率
をn、前記記録層に照射される光ビームの波長をλとし
たとき、 DG>λ/4n を満足することを特徴とする光ディスク。 - 【請求項3】 請求項2記載の光ディスクにおいて、 前記グルーブの側壁の平均傾斜角θは60°以上であるこ
とを特徴とする光ディスク。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22672197A JP3499406B2 (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 光ディスク |
| US09/138,341 US6154440A (en) | 1997-08-22 | 1998-08-21 | Optical disc |
Applications Claiming Priority (1)
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