JP3511284B2 - 印刷画像左右位置調節機構を備えた版胴式印刷装置 - Google Patents

印刷画像左右位置調節機構を備えた版胴式印刷装置

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JP3511284B2
JP3511284B2 JP00067699A JP67699A JP3511284B2 JP 3511284 B2 JP3511284 B2 JP 3511284B2 JP 00067699 A JP00067699 A JP 00067699A JP 67699 A JP67699 A JP 67699A JP 3511284 B2 JP3511284 B2 JP 3511284B2
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41F13/10—Forme cylinders
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    • B41F13/14—Registering devices with means for displacing the cylinders
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、版胴式印刷装置に
係り、特に用紙に対する印刷画像左右位置の調節を行う
印刷画像左右位置調節機構を備えた版胴式印刷装置に係
る。
【0002】
【従来の技術】円筒状版胴を回転自在に軸支しているド
ラムユニットを、印刷機本体に対して前記版胴の軸長手
方向に摺動可能とし、この摺動端にて手操作により印刷
機本体に着脱自在としている孔版印刷装置において、前
記印刷機本体側に設けた前記ドラムユニットの前記摺動
方向への案内手段と、前記摺動方向に前記ドラムユニッ
トを前記案内手段に沿って微少距離移動させる運動伝達
系と、前記運動伝達系に駆動力を与えるモータと、前記
運動伝達系を前記ドラムユニットに対して任意に連結
し、或は前記連結を絶つ連断手段を有することを特徴と
する孔版印刷装置の画像左右位置調節装置が、平成8年1
0月9日発行の第2542489号特許公報に記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の特許公報に記載
されている孔版印刷装置の画像左右位置調節装置におい
ては、印刷画像左右位置の調節のために、ドラムユニッ
ト全体が、それを機体に着脱可能に装着するための案内
手段により摺動されるようになっている。
【0004】この種のドラムユニットは、それが孔版印
刷装置のドラムユニットである場合には、印刷用インク
の源となるインク容器及び該インク容器よりインクを吸
い出して版胴の内部へ給送するインクポンプを組み込ま
れており、これらインク容器及びインクポンプを含むド
ラムユニット全体の重量は約10kg或はそれ以上のか
なりの重さのものである。かかるドラムユニットは人が
手に持って機体に設けられた版胴ユニット挿入孔へ差し
込まれ又これより抜き出されるようになっているが、ド
ラムユニットの長さは約40cm或はそれ以上に及び又
その直径は約20cm程もあるので、かかる重量と嵩張
りを有するドラムユニットを人が手に持って機体に設け
られたドラムユニット挿入孔より機体内へ装填し或はこ
れを機体外へ取り出すためにドラムユニットを機体より
案内する前記案内手段は、繊細さよりも強靭さを要求さ
れる構造のものである。
【0005】一方、印刷用紙上に施される印刷画像の左
右位置の調節は、高々10mm程度以内ではあるが、そ
の繊細度は多くの場合1mm以下の繊細度を要求され、
しかもその精度は高ければ高いほど好ましいものであ
る。
【0006】以上の諸点に鑑みれば、高々10mm程度
以内であってよくしかも繊細であればあるほど良い印刷
画像左右位置調節のために、重量物であるドラムユニッ
ト全体を約40cmに及ぶ案内距離に亙って案内するド
ラムユニットの出し入れのためのマクロ的案内手段によ
って行うことは合理的ではない。
【0007】本発明は、上記の問題に対処し、印刷画像
左右位置調節の目的及びそれに求められる性能に適した
構成を有する印刷画像左右位置調節機構を備えた版胴式
印刷装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は、機枠と、版胴と、前記機枠に回転可能に
装着され、前記版胴に対して印刷用紙を押し付ける作用
をなす裏押しローラと、前記版胴をその中心軸線の周り
に回転可能に担持する第一の枠体と、前記第一の枠体を
前記版胴の中心軸線に沿う方向に少なくとも印刷画像の
左右位置調節代の最大値に相当する距離だけ移動可能に
担持する第二の枠体とを有し、前記機枠は前記第二の枠
体の一部と着脱可能に係合して該第二の枠体を案内し且
つ保持する案内保持手段を有し、前記第二の枠体と、該
第二の枠体により担持された前記第一の枠体と、該第一
の枠体により担持された前記版胴とを取り出し可能に収
納するようになっており、前記機枠に前記第二の枠体が
装着されているとき該機枠に対し前記第一の枠体を前記
版胴の中心軸線に沿う方向に選択的に変位させ、印刷画
像左右位置の調節を行う印刷画像左右位置調節用駆動手
段が設けられていることを特徴とする版胴式印刷装置を
提案するものである。
【0009】上記の如き版胴式印刷装置の構成によれ
ば、印刷画像左右位置の調節は、その調節代の最大値に
相当する移動距離の範囲で版胴を回転可能に担持する前
記第一の枠体を前記第二の枠体に対して版胴の中心軸線
に沿う方向に移動可能にすることでよく、前記第二の枠
体に対する前記第一の枠体の可動支持の構造は機枠に対
する前記第二の枠体の着脱機構における取り扱いの容易
性及び強靭性とは無関係に必要に応じて任意に繊細で且
つ高精度のものとされ得る。
【0010】更に詳細には、前記印刷画像左右位置調節
用駆動手段は、前記第一の枠体と前記機枠の間に作用す
るようになっていてよい。
【0011】或は又、前記印刷画像左右位置調節用駆動
手段は、前記第一の枠体と前記第二の枠体の間に作用す
るようになっていてよい。
【0012】前記印刷画像左右位置調節用駆動手段が前
記第一の枠体と前記機枠の間に作用する場合、前記印刷
画像左右位置調節用駆動手段は、前記第一の枠体に設け
られ前記版胴の中心軸線の延在方向に延在する軸部と、
前記機枠により前記版胴の中心軸線の延在方向に移動可
能に案内支持され前記第一の枠体の前記軸部を選択的に
受け入れる孔を備えた移動ブロックと、前記移動ブロッ
クをその移動方向に選択的に駆動する駆動源と、前記移
動ブロックの前記孔内に前記第一の枠体の前記軸部が挿
入されたときその挿入状態を選択的に保持する手段とを
有していてよい。
【0013】前記印刷画像左右位置調節用駆動手段が前
記第一の枠体と前記機枠の間に作用する場合、或は前記
第一の枠体と前記第二の枠体の間に作用する場合、のい
ずれの場合にも、前記印刷画像左右位置調節用駆動手段
は、前記第一の枠体に設けられ前記版胴の中心軸線の延
在方向に延在するねじ部と、前記ねじ部を受け入れるね
じ孔を有し該ねじ孔の中心軸線の周りに回転可能に前記
第二の枠体に装着されたナット部材と、前記ナット部材
を選択的に回転駆動する駆動源とを有していてよい。
【0014】この場合、前記ナット部材は前記第二の枠
体に対し軸線方向位置を定められているか、或は前記ナ
ット部材は前記第二の枠体が前記機枠に装着されたとき
該機枠に対し軸線方向位置を定められるようになってい
てよい。
【0015】更に又、上記いずれの場合にも、前記版胴
は、その一端部にその中心軸線に整合した軸受孔を有
し、その他端部にその内周面に沿った環軌道を有し、前
記第一の枠体は、その一端部に前記版胴の前記軸受孔に
嵌合して該版胴の一端部を回転可能に支持し該版胴の中
心軸線に沿って延在する第一の軸部を有し、その他端部
に前記版胴の中心軸線に平行に延在する第二及び第三の
軸部と前記版胴の前記環軌道に係合して転動し該版胴の
他端部を回転可能に支持する少なくとも3個のローラと
を備えており、前記第二の枠体は、その一端部に前記第
一の枠体の前記第一の軸部を前記版胴の中心軸線に沿う
方向に摺動可能に受ける第一の摺動案内孔を有し、その
他端部に前記第一の枠体の前記第二及び第三の軸部の各
々を前記版胴の中心軸線に平行に摺動可能に受ける第二
及び第三の摺動案内孔を有していてよい。
【0016】その場合、前記第一の枠体はばね手段によ
り前記第二の枠体に対し該第二の枠体の前記他端部より
前記一端部へ向かう方向に弾力的に付勢されており、前
記印刷画像左右位置調節用駆動手段は前記第一の枠体の
前記第一の軸部に作用して前記ばね手段により付勢され
た前記第一の枠体の軸線方向移動を制限する手段を有し
ていてよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して本発明
を実施例について詳細に説明する。
【0018】添付の図1は本発明による印刷画像左右位
置調節機構を備えた版胴式印刷装置の第一の実施例をそ
の要部について解図的に示す平断面図であり、図2は図1
の版胴式印刷装置を断面II−IIにおいて矢印方向に見た
解図的断面図である。これらの図において、10は印刷
装置の所謂ハウジングをなす機枠の一部を示しており、
従ってこれらの部分は後述の版胴の移動にとっては固定
された部分である。
【0019】12にて全体的に示された版胴は、その一
端部をなす剛固な皿状部材14と、その他端部をなす剛
固な環状部材16と、それらの間に橋渡しされて両者を
剛固に連結する剛固な横桁部材18(図2)と、皿状部
材14と環状部材16の互いに整合した外周面の周りにそれ
に沿って両側縁部にて載置された展開形状が矩形状の多
孔シート20とを有している。図には詳細には示されて
いないが、多孔シート20の周方向一端部20aは横桁
部材18の一方の側縁に沿ってそれに固定されており、
該多孔シートの周方向他端20bは横桁部材18の他方
の側縁に沿う部分にて周方向に移動可能に保持されてい
る。皿状部材14には周縁に歯車を備えた歯車部材22
が固定されており、皿状部材14と歯車部材22の中心
部にはそれぞれに孔24及び26が形成されており、こ
れらの孔は互いに整合して版胴の中心軸線に沿った孔を
形成している。環状部材16にはその内周面に滑らかな
表面の環軌道28が形成されている。
【0020】版胴12は、その一端部を形成する皿状部
材14に設けられた中心孔24及びそれに整合した歯車
部材22の中心孔26を通って貫通する第一の軸部30
と、それより二股に分かれて版胴の他端部を形成する環
状部材16より突き出る方向に延在する第二の軸部32
及び第三の軸部34とを備えた第一の枠体36により、
中心軸線38の周りに回転可能に支持されている。この
場合、版胴は皿状部材14の部分にてはラジアル/スラ
スト軸受40により第一の軸部30に対しラジアル方向
及びスラスト方向に軸受されており、環状部材16の部
分にては第二及び第三の軸部32及び34に固定された
端板42に回転式に取り付けられた4個のローラ44,
46,48,50が環状部材16の環軌道28に当接し
て転動することにより中心軸線38の周りに回転するよ
う支持されている。
【0021】皿状部材14及び環状部材16は、各々そ
の互いに軸線方向に対向する環状壁の端部にその内周面
に沿って環状歯15及び17を形成されており、これら
の環状歯には軸19にて互いに連結されたピニオン21
及び23が噛み合っている。軸19は第三の軸部34よ
りアーム35及び37にて回転可能に支持されている。
かかる構造により、後述の要領にて歯車部材22より皿
状部材14に加えられた回転駆動力は、環状歯15より
ピニオン21、軸19、ピニオン23を経て環状部材1
6へ伝えられ、皿状部材14、環状部材16、横桁部材
18、多孔シート20により構成された版胴12は歯車
部材22に加えられる回転駆動力により捩れを生ずるこ
となく回転駆動される。
【0022】第一の枠体36は、以下の要領にて、第二
の枠体52により中心軸線38に沿って印刷画像左右位
置調節代の最大値に相当する距離だけ移動可能に担持さ
れている。
【0023】即ち、第二の枠体52は、図1に現れてい
る如く矩形状の枠体であり、中心軸線38に沿ってみて
その一端部をなす端辺部54には第一の枠体の第一の軸
部30を通す孔56を備え、この孔56の部分にて摺動
案内要素58を介して第一の軸部30を中心軸線38に
沿って摺動可能に支持している。第二の枠体52の他方
の端辺部60は、第一の枠体36の第二及び第三の軸部
32及び34を貫通させる位置に孔62及び64を備え
ており、これらの孔の部分にてそれぞれ摺動案内要素6
6及び68を介して該第二及び第三の軸部32及び34
の端部を中心軸線38に平行な方向に摺動可能に支持し
ている。
【0024】第二の枠体52の両側辺部70及び72に
は、それぞれローラ74,76,78,80がそれぞれ
の中心軸線の周りに回動可能に取り付けられている。ロ
ーラ74及び76は機枠10に固定された案内レール部
材82の長手方向溝84に係合している。同様に側辺部
72に取り付けられたローラ78及び82は機枠10に
固定された案内レール部材86の長手方向溝88に係合
している。第二の枠体52は、これらのローラ74〜8
0が対応するレール部材82及び86の長手方向溝84
及び88に沿って転動することにより、中心軸線38に
沿う方向に、図1に示されている如き機枠内への最終装
填位置とこれより機枠に対して図にて左方へ移動した取
り出し位置との間で移動できるようになっている。
【0025】第二の枠体52の案内レール部材82及び
86に沿った図1に示す装填位置への装填状態は、機枠
10より支持された枢軸90及び92の各々によりその
周りに枢動可能に支持されたロック部材94及び96
が、それぞればね要素98及び100により付勢され
て、第二の枠体の端辺部60の両端の角部に係合するこ
とにより保持されるようになっている。ロック部材94
及び96は、それぞれレバー部102及び104により
ばね要素98及び100のばね力に抗して枢軸90及び
92の周りに回動されることにより、第二の枠体52と
の係合より外されるようになっている。
【0026】第二の枠体52には図にて106により解
図的に示されているインク容器及びインクポンプのため
の棚部材が一体に取り付けられている。又版胴12内に
は、インク付けローラ108が図には示されていない軸
受手段によりその中心軸線の周りに回転可能に第一の枠
体36に取り付けられており、更に図には示されていな
い回転力伝達手段により版胴12の回転に同期してその
中心軸線の周りに回転駆動されるようになっている。更
にドクターロッド110が図には示されていない取り付
け手段により第一の枠体36より支持された状態に取り
付けられている。
【0027】第一の枠体36は、その第二及び第三の軸
部32及び34の部分にて端板42と第二の枠体の端辺
部60との間に作用するようこれら第二及び第三の軸部
の周りに装着された圧縮コイルばね112及び114に
より、第二の枠体52に対し図1にて右方へ移動する方
向に弾力的に付勢されており、以下に説明される如く第
一の軸部30がその先端部にて印刷画像左右位置調節用
駆動手段に係合していないときには、版胴12の端部に
装着された歯車部材22の環状端面116が第二の枠体
52の端辺部54の内側に形成された環状のリブ部11
8に当接するまで第二の枠体52に対し偏倚されるよう
になっている。
【0028】第一の枠体36の軸部30の軸端部は端面
120とその手前に形成された環状溝122とを備えて
おり、この軸端部にて124にて全体的に示された印刷
画像左右位置調節用駆動手段の摺動ブロック126に形
成された孔128内に嵌合するようになっている。摺動
ブロック126は機枠10に設けられて案内リブ130
によって中心軸線38に沿う方向に移動可能に案内され
ている。
【0029】摺動ブロック126の孔128内への軸部
30の軸端部の係合は、第一の枠体36が圧縮コイルば
ね112及び114のばね力により第二の枠体52に対
し図1にて右方へ向かう方向に弾力的に付勢されている
ことにより、軸部30の端面120が孔128の環状底
面に当接するまで該孔内に差し込まれるように行われ、
この所定の差込み位置まで軸部30の軸端部が孔128
内に差し込まれたとき、摺動ブロック126に装着され
たアクチュエータ132のピン134が押し出されて軸
部30の環状溝122に係合することにより、軸部30
は孔128内へのその差込み位置に摺動ブロック126
に対して固定されるようになっている。
【0030】摺動ブロック126には中心軸線38に整
合したねじ孔136が設けられており、このねじ孔内に
はそれに係合するねじを備えたねじ部材138が該ねじ
部にてねじ係合している。ねじ部材138はディスク部
140と歯車142とを備えており、ディスク140の
部分にて機枠10より、中心軸線38の周りに回転可能
であるが該中心軸線に沿う方向には移動しないように保
持されている。ねじ部材138は、歯車142がこれと
かみ合う歯車143を介してステップモータ145によ
り駆動されることにより、制御された所定の角度ずつ回
転されるようになっている。
【0031】版胴12が図1に示されている軸線方向位
置及びこれより中心軸線38に沿う方向に図にて左右に
印刷画像左右位置調節代の範囲内にて移動するとき、版
胴12の歯車部材22には図2によりよく示されている
如き歯車144が噛み合うようになっている。歯車14
4は、図には示されていない版胴のための回転駆動手段
により、版胴の回転駆動のために駆動されるようになっ
ている。又版胴12が上記印刷画像左右位置調節代の範
囲にあるとき、版胴の多孔シート20により形成された
外周面には、中心軸線146の周りに回転する裏押しロ
ーラ148の外周面が近接して対向するようになってお
り、印刷に当たってはインク付けローラ108が図には
示されていない半径方向駆動機構により版胴の半径方向
外方へ向けて偏倚され、多孔シート20よりなる外周面
の一部を裏押しローラ148の外周面へ向けて押し出す
ことにより、裏押しローラ148の外周面にその前縁を
クランプされて版胴と裏押しローラの間の挟み領域15
0へ導入される印刷用紙に対し多孔シート20よりなる
版胴の外周面上に装着された孔版原紙の穿孔部を経てイ
ンク付けローラ108により押し出されて来るインクに
より印刷画像が施されるようになっている。
【0032】尚このように版胴の周壁を半径方向外方に
インク付けローラ108により押し出される可撓性の構
造とし、裏押しローラ148を版胴と同径のローラと
し、両者を互いに反対の回転方向に同速にて回転させ、
版胴の中心軸線に対して裏押しローラの中心軸線の位置
を固定したまま印刷時と非印刷時とで両者の対向する外
周面間の押し合せと非押し合せとをインク付けローラに
よる版胴外周面の押し出しと非押し出しとにより制御す
る孔版装置は、特開平1−204781号公報に記載さ
れており、又そのような孔版印刷装置において印刷用紙
の前縁を裏押しローラに固定しておくことにより裏写り
のない孔版印刷画像を得ることは特開平5−33022
4号公報に記載されている。
【0033】以上の如き構造において、版胴12、それ
を担持する第一の枠体36、それを担持する第二の枠体
52が図1に示されている如き作動位置に設定されてい
るとき、印刷画像の左右位置を調節せんとするときに
は、機枠10に対する軸線方向位置が一定に保たれてい
る裏押しローラ148上に所定の軸線方向位置にて装着
されて印刷位置へもたらされる印刷用紙に対し版胴12
の軸線方向位置を調節すべく、図には示されていない印
刷画像左右位置調節のための制御装置によりステップモ
ータ145の回転が制御され、歯車143及び142を
経てねじ部材138が所定の角度だけ所定の方向に回転
駆動され、それに対応して摺動ブロック126が中心軸
線38に沿って図1にて左右に移動され、摺動案内要素
58,66,68の部分にて軸部30,32,34によ
り第二の枠体52に対し軸線方向に摺動可能に支持され
た第一の枠体36が中心軸線38に沿って移動され、該
第一の枠体36により回転式に担持された版胴12が中
心軸線38に沿って第二の枠体52及びそれが装着され
た機枠10に対して移動される。
【0034】図1に示されている如き印刷実行のための
設定状態から印刷を中止してインクの色替えや装置の保
守のために版胴を機外へ取り出すときには、まずアクチ
ュエータ132を作動させ、ピン134を後退させて軸
部30の環状溝122より引き抜く。その後はレバー1
02及び104を操作してクランプ94及び96を第二
の枠体52に対する係止係合より後退させ、第二の枠体
52をその両側縁部がローラ74〜80によりレール部
材82及び86に沿って案内された状態で機外へ向けて
図1にて左方へ移動させればよい。このとき第二の枠体
52が図にて左方へ移動する最初の過程にて、第一の枠
体36は版胴12と共に一対の圧縮コイルばね112及
び114の作用により第二の枠体52に対し相対的に図
にて右方へ偏倚され、歯車部材22の環状端面116が
第二の枠体の環状リブ部118に当接するまで移動し、
その状態で第一の枠体36及び版胴12は第二の枠体5
2に担持された状態で第二の枠体52と共に機外へ取り
出される。
【0035】一旦機外へ取り出されたこれらの組立体或
は別色のインクを装填された同型の組立体が機内へ装填
されるときには、同様に第二の枠体52の両側縁部に設
けられたローラ74〜80を一対のレール部材82及び
86の溝84及び88に沿って係合させて図1にて右方
へ移動させればよい。このとき印刷画像左右位置調節用
駆動手段124のねじ部材138が図示の調節位置にあ
るときには、第二の枠体52が図示の最終装填位置に達
する少し手前で第一の枠体36の軸部30の端面120
が孔128の底面に当接し、それ以後第二の枠体52が
図示の終端位置まで押し込まれるに連れて第一の枠体3
6及びそれに担持された版胴12は一対の圧縮コイルば
ね112及び114を圧縮しつつ図示の状態に至り、こ
こで第二の枠体52の端辺部60の両端にクランプ94
及び96がばね98及び100の作用により自動的に係
合して図示の版胴装填状態が達成される。従って、一旦
機外へ引き出された同一の版胴装置がそのまま機内へ再
装填されたときには、引き出し前の印刷画像左右位置の
調節はそのまま再現される。又色替えのために別の版胴
装置が装填されるときにも、各版胴装置の寸法が所定の
製造誤差内に統一されているときには、色替えのため版
胴の交換が行われても印刷画像左右位置の調節は版胴交
換前の状態に保持される。
【0036】図3及び図4は、それぞれ本発明による印
刷画像左右位置調節機構を備えた版胴式印刷装置の第二
の実施例をその要部について解図的に示す平面図及び図
3の断面IV− IVによる図であり、それぞれ図1及び図
2に対応する図である。図3及び図4に於て、図1及び
図2に於ける各部に対応する部分は、図1及び図2に於
けると同じ符号により示されている。
【0037】この第二の実施例に於ては、第二の枠体5
2の端辺部54に中心軸線38に整合して設けられた孔
56には軸受57を介してナット部材59の軸部61が
回転可能に装着されている。ナット部材59は中心軸線
38に整合したねじ孔63を有し、該ねじ孔には第一の
枠体36の第一の軸部30の端部がそこに切られたねじ
部にて係合している。ナット部材59は歯車部65を備
えており、この歯車部に係合してピニオン67が端辺部
54に回転可能に装着され、更にピニオン67に係合し
てピニオン69が端辺部54に回転可能に装着され且つ
ステップモータ145により回転駆動されるようになっ
ている。
【0038】かかる構成によれば、印刷画像の左右位置
は、第一の枠体36及びそれに担持された版胴12の第
二の枠体52に対する左右位置によって調節され、従っ
て機枠10に対する第二の枠体52の左右位置が常に正
しく設定されるようになっていれば、版胴と第一及び第
二の枠体よりなる版胴ユニットの側のみに設けられた印
刷画像左右位置調節用駆動手段124によって機枠10
に対する版胴12の左右位置の調節が行える。従ってこ
の場合には、版胴ユニットを機外へ一時的に取出す際、
印刷画像左右位置調節手段には何らの変化は生じない。
その他の部分の構成は、図1及び図2に示された第一の
実施例において対応する符号の部分に関して説明したも
のと同じであり、又その作動も同じである。尚、この場
合、パルスモータ145に対する電気的接続は、機枠1
0と第二の枠体52とに設けられて互いに係脱する図に
は示されていない適当な電気コネクタを経て行われるよ
うになっていてよい。かかる電気コネクタは特公昭62
−28757号公報に示されている如きものであってよ
い。
【0039】図5は、主として図3及び図4に示されて
いる第二の実施例の修正例であるが、その一部に図1及
び図2に示された第一の実施例と同一の作動原理を含む
第三の実施例を示す図1及び図3と同様の解図的平断面
図である。図5に於ても、図1及び図3に示されている
部分に対応する部分はこれらの図に於けると同じ符号に
より示されている。
【0040】この実施例に於ては、ナット部材59の軸
部61は軸受57より大きく突き出ており、その先端部
は図1に示す第一の実施例に於けると同様の要領ではあ
るが、ここでは機枠10に固定された固定ブロック12
7の孔128内にアクチュエータ132のピン134に
て選択的に係止されるようになっている。従ってこの場
合、版胴ユニットが機枠内に装着されたときは、印刷画
像の左右位置を決める基準位置はナット部材59が機枠
10に対し所定位置に位置決めされることに基づいて定
められるので、図3に示された第二の実施例に比して機
枠10に対する第二の枠体52の装着時に於ける軸線方
向位置は左程厳密に設定されなくてもよく、約40cm
に及ぶ版胴ユニットの抜き差しのための摺動案内手段に
よる機枠10に対する第二の枠体52の最終装着位置の
仕上げ精度が緩和されてよいという利点が得られる。
【0041】この第三の実施例に於ても、その他の部分
の構成は、図1及び図3に示された第一及び第二の実施
例に於て対応する符号の部分に関して説明されたものと
同じであり、又その作動も同じである。
【0042】以上に於いては本発明を三つの実施例につ
いて詳細に説明したが、これらの実施例について本発明
の範囲内にて種々の修正が可能であることは当業者にと
って明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷画像左右位置調節機構を備え
た版胴式印刷装置を孔版印刷機において実施した第一の
実施例を示す解図的平断面図。
【図2】図1の装置を図1の断面II−IIに於て矢印方向
に見た解図的断面図。
【図3】本発明による印刷画像左右位置調節機構を備え
た版胴式印刷装置を孔版印刷機において実施した第二の
実施例を示す解図的平断面図。
【図4】図1の装置を図1の断面IV−IVに於て矢印方向
に見た解図的断面図。
【図5】本発明による印刷画像左右位置調節機構を備え
た版胴式印刷装置を孔版印刷機において実施した第三の
実施例を示す解図的平断面図。
【符号の説明】
10…機枠 12…版胴 14…皿状部材 15…環状歯 16…環状部材 17…環状歯 18…横桁部材 19…軸 20…多孔シート 21…ピニオン 22…歯車部材 23…ピニオン 24…孔 26…孔 28…環軌道 30…第一の軸部 32…第二の軸部 34…第三の軸部 36…第一の枠体 38…中心軸線 40…ラジアル/スラスト軸受 42…端板 44,46,48 50…ローラ 52…第二の枠体 54…端辺部 56…孔 57…軸受 58…摺接要素 60…端辺部 61…軸部 62,64…孔 63…ねじ孔 65…歯車部 66,68…摺接要素 67,69…ピニオン 70,72…側辺部 74,76,78,80…ローラ 82…レール部材 84…溝 86…レール部材 88…溝 90,92…枢支ピン 94,96…クランプ 98,100…ばね 102,104…レバー 106…棚部材 108…インク付けローラ 110…ドクターロッド 112,114…圧縮コイルばね 116…環状端面 118…環状リブ部 120…端面 122…環状溝 124…印刷画像左右位置調節用駆動手段 126…摺動ブロック 127…固定ブロック 128…孔 130…案内リブ 132…アクチュエータ 134…ピン 136…ねじ孔 138…ねじ部材 140…ディスク 142,143…歯車 145…ステップモータ 146…中心軸線 148…裏押しローラ 150…挟み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−119412(JP,A) 特開 平7−246765(JP,A) 特開 平9−104159(JP,A) 特開 平6−71998(JP,A) 特開 平9−39364(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/04 B41F 13/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠と、 版胴と、 前記機枠に回転可能に装着され、前記版胴に対して印刷
    用紙を押し付ける作用をなす裏押しローラと、 前記版胴をその中心軸線の周りに回転可能に担持する第
    一の枠体と、 前記第一の枠体を前記版胴の中心軸線に沿う方向に少な
    くとも印刷画像の左右位置調節代の最大値に相当する距
    離だけ移動可能に担持する第二の枠体とを有し、 前記機枠は前記第二の枠体の一部と着脱可能に係合して
    該第二の枠体を案内し且つ保持する案内保持手段を有
    し、前記第二の枠体と、該第二の枠体により担持された
    前記第一の枠体と、該第一の枠体により担持された前記
    版胴とを取り出し可能に収納するようになっており、 前記機枠に前記第二の枠体が装着されているとき該機枠
    に対し前記第一の枠体を前記版胴の中心軸線に沿う方向
    に選択的に変位させ、印刷画像左右位置の調節を行う印
    刷画像左右位置調節用駆動手段が設けられていることを
    特徴とする版胴式印刷装置。
  2. 【請求項2】前記印刷画像左右位置調節用駆動手段は前
    記第一の枠体と前記機枠の間に作用するようになってい
    ることを特徴とする請求項1に記載の版胴式印刷装置。
  3. 【請求項3】前記印刷画像左右位置調節用駆動手段は前
    記第一の枠体と前記第二の枠体の間に作用するようにな
    っていることを特徴とする請求項1に記載の版胴式印刷
    装置。
  4. 【請求項4】前記印刷画像左右位置調節用駆動手段は、
    前記第一の枠体に設けられ前記版胴の中心軸線の延在方
    向に延在する軸部と、前記機枠により前記版胴の中心軸
    線の延在方向に移動可能に案内支持され前記第一の枠体
    の前記軸部を選択的に受け入れる孔を備えた移動ブロッ
    クと、前記移動ブロックをその移動方向に選択的に駆動
    する駆動源と、前記移動ブロックの前記孔内に前記第一
    の枠体の前記軸部が挿入されたときその挿入状態を選択
    的に保持する手段とを有していることを特徴とする請求
    項1に記載の版胴式印刷装置。
  5. 【請求項5】前記印刷画像左右位置調節用駆動手段は、
    前記第一の枠体に設けられ前記版胴の中心軸線の延在方
    向に延在するねじ部と、前記ねじ部を受け入れるねじ孔
    を有し該ねじ孔の中心軸線の周りに回転可能に前記第二
    の枠体に装着されたナット部材と、前記ナット部材を選
    択的に回転駆動する駆動源とを有していることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の版胴式印刷装置。
  6. 【請求項6】前記ナット部材は前記第二の枠体に対し軸
    線方向位置を定められていることを特徴とする請求項5
    に記載の版胴式印刷装置。
  7. 【請求項7】前記ナット部材は前記第二の枠体が前記機
    枠に装着されたとき該機枠に対し軸線方向位置を定めら
    れることを特徴とする請求項5に記載の版胴式印刷装
    置。
  8. 【請求項8】前記版胴は、その一端部にその中心軸線に
    整合した軸受孔を有し、その他端部にその内周面に沿っ
    た環軌道を有し、 前記第一の枠体は、その一端部に前記版胴の前記軸受孔
    に嵌合して該版胴の一端部を回転可能に支持し該版胴の
    中心軸線に沿って延在する第一の軸部を有し、その他端
    部に前記版胴の中心軸線に平行に延在する第二及び第三
    の軸部と、前記版胴の前記環軌道に係合して転動し該版
    胴の他端部を回転可能に支持する少なくとも3個のロー
    ラとを備えており、 前記第二の枠体は、その一端部に前記第一の枠体の前記
    第一の軸部を前記版胴の中心軸線に沿う方向に摺動可能
    に受ける第一の摺動案内孔を有し、その他端部に前記第
    一の枠体の前記第二及び第三の軸部の各々を前記版胴の
    中心軸線に平行に摺動可能に受ける第二及び第三の摺動
    案内孔を有していることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の版胴式印刷装置。
  9. 【請求項9】前記第一の枠体はばね手段により前記第二
    の枠体に対し該第二の枠体の前記他端部より前記一端部
    へ向かう方向に弾力的に付勢されており、前記印刷画像
    左右位置調節用駆動手段は前記第一の枠体の前記第一の
    軸部に作用して前記ばね手段により付勢された前記第一
    の枠体の軸線方向移動を制限する手段を有していること
    を特徴とする請求項8に記載の版胴式印刷装置。
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