JP3515954B2 - プロポリス加工食品 - Google Patents

プロポリス加工食品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ハードカプセルに
プロポリスエキス粉末を充填せしめたプロポリス加工食
品に関する。
【0002】
【従来の技術】プロポリスとは、働き蜂が植物の若芽な
どの樹液を採取し、自らの唾液と混合して生産する物質
であり、樹脂成分、芳香油、ミツロウ、揮発油、花粉、
ミネラルなどを含有する樹脂状物質である。このプロポ
リスは、蜂の巣への外敵の侵入を防ぐ防御柵としての機
能を有し、巣の割れ目を塞ぐ際の補強剤としての機能を
有すると共に、小動物や昆虫等の死骸を覆って腐敗を防
止するためにも用いられていることが知られている(特
開平9-149765)。
【0003】このように、多様な機能を有するプロポリ
スは、ヒトにおいても抗炎症作用、抗潰瘍作用、抗菌作
用、抗酸化作用等の広範な生理活性を有することが認め
られており、感染症、潰瘍、動脈硬化などの疾病の治療
及び予防、美容などに役立つと考えられ、プロポリスの
有効成分が、フラボノイドのような親油性の成分、有機
酸のような親水性の成分、これらの中間成分、さらには
ビタミン、ミネラルであることから、含水エタノールで
抽出したプロポリス抽出物の含水エタノール溶液が健康
食品、化粧品などの原料素材として広範に利用されてい
る。
【0004】一方、現在市販されているプロポリス加工
食品としては、チンキ、錠剤、ソフトカプセル、散剤な
ど各種様態の形で販売されているが、現在までのとこ
ろ、プロポリスエキス粉末をハードカプセルに充填せし
めた商品は全く販売されていないのが現状である。その
ため、通常はプロポリス抽出物の含水エタノール溶液に
小麦胚芽油などの植物油脂、レシチンなどの乳化剤、あ
るいはペクチン、ミツロウなどの分散安定剤を添加して
低粘性化し、その後エタノールを除去することによりプ
ロポリス組成物を製造し、それをオーバル型や涙型など
のソフトカプセルに充填せしめたプロポリス加工食品が
一般的に販売されている。
【0005】このように、プロポリスは優れた機能を有
する健康食品として広範に利用されるものであるが、前
述のプロポリス抽出物の含水エタノール溶液は液状であ
るため取り扱いが不便である上に、容器、器具、皮膚、
肌や衣服に付着すると洗浄が極めて困難である。また、
そのままでは健康食品の主要剤形である錠剤やカプセル
が製造できないという問題点がある。
【0006】また、ソフトカプセル剤に使用される前述
のようなプロポリス組成物は、エタノールを1%以上と
いうような高濃度で含有しており、エタノール臭気が残
存する点など、プロポリス加工食品として必ずしも満足
できるものではない。例えば、原料プロポリスからエタ
ノールを用いて有効成分を抽出したプロポリス抽出物の
エタノール溶液に、小麦胚芽油を15〜30重量%を加
えて減圧濃縮を行うことでエタノールを蒸発させ、プロ
ポリス組成物中のエタノール含有量を低くする技術が報
告されている(特開平9-206002)が、この際無理にエタ
ノールを蒸発させると流動性が悪くなり、他の添加成分
と混合しなくなり、不溶物を形成し、食品素材としての
適性が悪くなるという問題点がある。
【0007】また、上述のようなプロポリス組成物を充
填したソフトカプセル剤はオーバル型や涙型などの異型
剤形をしているため、経口摂取する際、喉につっかかる
など、大変飲み辛く、さらには経口摂取後の崩壊時間が
15〜20分と崩壊性に優れておらず、ひいては分散性
に優れていないというような問題点もある。
【0008】また、プロポリス抽出物の含水エタノール
溶液をでんぷんなどの賦形剤などとともに粉末化し、錠
剤化したプロポリス加工食品も製造されているが、エタ
ノール残存量が1%以下であるものの、プロポリスエキ
スパウダーの特性上、流動性が低く、スティッキングな
どの打錠障害を引き起こしやすい。また、実際、錠剤化
する場合、賦形剤が多くなるため1粒当たりのプロポリ
スエキス含量が減少するため、1回に摂取する粒数も多
くなるという問題点がある。
【0009】さらに、プロポリス抽出物の含水エタノー
ル溶液を顆粒化した散剤も製造され、販売されている
が、経口摂取の際、プロポリス特有の刺激的な味がする
ために非常に飲み辛いという問題点がある。また、顆粒
化する場合、賦形剤が多くなるため1回当たりのプロポ
リスエキス含量が減少するため、1回に摂取する量も非
常に多くなるという問題点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、エタ
ノール臭の問題がなく、単位投与量当たりのプロポリス
エキス含有量が高く、しかも経口摂取の際に容易に摂取
することができる、プロポリス加工食品を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、プロポリス
エキス粉末をハードカプセルに充填せしめ、エタノール
臭の問題がなく、単位投与量当たりのプロポリスエキス
含有量が高く、しかも経口摂取の際に容易に摂取するこ
とができ、優れたプロポリス加工食品が提供できること
を見出し、本発明を完成させた。
【0012】すなわち、本発明は、 1.プロポリス抽出物濃度が15〜70重量であるプロ
ポリス抽出物の含水エタノール溶液と嵩密度が5.0〜
10.0g/cm3で含水量が10〜30%である賦形剤と
してのでんぷんを混合し加工して得られたプロポリスエ
キス粉末と、更に、セルロース又は/且つでんぷんを加
えてハードカプセルに充填させてなることを特徴とする
プロポリス加工食品、 2.重量比で、プロポリスエキス粉末1部に対し0.0
1部以上15部以下のセルロース又は/且つでんぷん
を、ハードカプセルに充填させてなることを特徴とする
上記1のプロポリス加工食品、 3.セルロースの嵩密度が0.10g/cm3以上0.60g
/cm3以下、平均粒子径が5μm以上100μm以下であ
る、上記2のプロポリス加工食品、および、 4.でんぷんの水分含量が2%以上20%以下、粘度が
2000cps以上5000cps以下であり、且つ、灰分が
5.0%以下である、上記2のプロポリス加工食品に関
する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明で使用するプロポリス抽出
物の原料となるプロポリスとは、蜂が集めた樹脂状の黒
い塊であり、ブラジル産プロポリス、中国産プロポリ
ス、オーストラリア産プロポリスなど何れの産地のもの
でもよく、特に限定されるものではない。 プロポリス
は親油性の成分、親水性の成分、それらの中間の性質を
有する成分及びその他の成分を含有している。親油性の
成分としてはフラボノイド類などが挙げられ、親水性の
成分としては、クマール酸、ケイ皮酸などの有機酸が挙
げられる。また、親水性と親油性の中間の性質を有する
成分としてはエステル類などが挙げられ、その他の成分
としては各種ビタミン、ミネラルなどが挙げられる。
【0014】このように、プロポリスは多種類の成分を
含有していることから、エタノール単独や水単独の溶媒
では有効成分を効率良く抽出することができず、また種
々の生理活性も低い。従って、水を含有するエタノール
溶液により原料プロポリスからプロポリス中の有効成分
を抽出するのが適当である。この含水エタノール溶液
は、エタノール含有量が40〜80重量%、好ましくは
50〜75重量%程度のものが原料プロポリスから各種
有効成分を抽出するのに最適であるが、これに特に限定
されるものではなく、エタノールと水の割合を適宜増減
させても良い。
【0015】抽出されたプロポリス抽出物の含水エタノ
ール溶液中のプロポリス抽出物濃度は特に制限はない
が、15〜70重量%、好ましくは20〜60重量%程
度が好ましい。この濃度が15重量%以下では、乾燥時
に多量のエタノールや水を蒸発させる必要があったり、
70重量%以上になると含水エタノール溶液の粘度が高
くなり過ぎ、エタノール残存量が高くなったり、また加
工適性も悪くなることがある。
【0016】プロポリスエキス粉末を調製するための賦
形剤として用いるでんぷんは特に限定されるものではな
いが、一般的に市販されているでんぷんで良く、好まし
くは松谷化学工業(株)製の商品名ラクトウエイ2(馬
鈴薯でんぷん;水分:15.0±2.0%、粘度:30
±10cps、灰分:1.5%以下)が挙げられる。
【0017】このでんぷんは、減圧加熱乾燥法により製
造され、従来のスプレードライヤー法により得られるも
のに対し嵩密度が極めて大きく、プロポリス中の各成分
を多量に吸着することがきる。また、水分含量が、約1
0〜30%、例えば、約15%で、従来のスプレードラ
イヤー法により得られるものに比較して吸湿安定性に優
れているが、このでんぷんの水分が30%を超える場
合、吸湿性が大きくなってプロポリス抽出物の含水エタ
ノール溶液を添加した時飴状となったり、水分が10%
未満では嵩比重が低く、加工適性の良い粉末状の製品を
得ることができないことがある。でんぷんの粒度は、2
〜200メッシュの範囲であることから、プロポリス
エキス粉末の製造に対する加工適性に優れている。
【0018】次に、ハードカプセルの充填に使用する、
プロポリスエキス粉末の製造方法について説明するが、
特にこれに限定されるものではない。まず、でんぷんの
ような賦形剤とプロポリス抽出物の含水エタノール溶液
を混合機にて攪拌した後、減圧濃縮して含水エタノール
を回収する。この攪拌における攪拌速度は100〜50
0r.p.m.、好ましくは150〜300r.p.m.程度であ
る。次に、この濃縮物にさらにでんぷんなどの賦形剤を
加え、混合機を用いて十分に混合する。これにより製造
された粉末状の混合物を、減圧加熱乾燥した後、粉砕、
篩分して、プロポリスエキスの粉末を製造することがで
きる。より具体的には、でんぷん0.3部とプロポリス
抽出物の含水エタノール溶液1部を混合機にて300r.
p.mで2時間攪拌した後、減圧濃縮して含水エタノール
の約80%を回収する。.次に、この濃縮物にさらにで
んぷん0.5部を加え、高速混合機にて約5時間、十分
に混合する。これにより製造された粉末状の混合物を棚
式乾燥機にて減圧加熱乾燥した後、チョッパー型粉砕機
などで粉砕し、シフターにより篩い分けすることによ
り、プロポリスエキスの粉末を製造することができる。
なお、プロポリスエキスの粉末の粒度は、40メッシュ
パス程度が適当である。
【0019】この粉末中のプロポリス濃度は特に限定さ
れるものではないが、15〜70重量%、好ましくは2
0〜60重量%程度である。15重量%以下では、錠剤
やカプセル剤のような小型の製品中に摂取量に見合った
プロポリス抽出物量を得ることができなかったり、70
重量%以上になると、製造工程において生成物の粘性が
高くなり製造が困難であるとか、またエタノールが1%
以上残存するといった問題が生じることがある。
【0020】上記の方法により得られたプロポリスエキ
ス粉末を、次いで、ハードカプセルに充填する。充填
は、一般的に使用されているハードカプセル用充填機、
例えば、BOSCH社製のGKF-400を用いて行うことができ
る。プロポリスエキス粉末は単独で充填することができ
る。さらに、充填の際、セルロースやでんぷんを用いて
充填することにより、優れたプロポリス含有ハードカプ
セルを製造することができる。
【0021】セルロースとしては、嵩密度が0.1g/cm
3以上0.6g/cm3以下、平均粒子径が5μm以上100
μm以下であるセルロース、例えば、結晶セルロースを
用いるのが好ましい。市販のものを使用することがで
き、例えば、旭化成工業(株)製の結晶セルロース、商
品名アビセルF-20(嵩密度:約0.3g/cm3、平均粒子
径:10〜20μm)を用いることができる。
【0022】でんぷんとしては、水分が2%以上20%
以下、粘度が2000cps以上5000cps以下であり、
なお且つ、灰分が5.0%以下であるでんぷん、例え
ば、局方コーンスターチを用いるのが好ましい。市販の
もの、例えば、松谷化学工業(株)製の局方コーンスタ
ーチ(水分:3%以下、粘度:3000〜4000cp
s、灰分:0.2%以下)を使用することができる。
【0023】セルロース又はでんぷんは、それぞれ、又
は両者を、重量比にして、プロポリスエキス粉末1部に
対して、0.01部以上15部以下を用いるのが好まし
い。プロポリスエキス粉末に対し、結晶セルロースで
は、0.1〜0.3部、局方コーンスターチでは、0.
02〜0.1部、両者併用する場合には、2:1の割合
で混合して充填を行うことにより、充填を効率よく行う
ことができる。
【0024】これにより上述のプロポリスエキス粉末を
ハードカプセルに充填せしめたものは、エタノール残存
量が1%以下でありエタノール臭を有するなどの問題点
が無く、単位投与量である1カプセル当たりのプロポリ
スエキス含有量が高く、しかも経口摂取の際に飲みやす
く、さらには摂取後の崩壊性に優れたプロポリス加工食
品である。
【0025】
【実施例】以下に、実施例を挙げて具体的に説明する
が、これに限定されるものではない。[ハードカプセル
型プロポリス加工食品の製造]プロポリスエキス粉末の
製造例
【0026】ブラジル産プロポリス抽出物の70%エタ
ノール水溶液(固形分量:21.3v/v%)100K
gに、でんぷん(松谷化学工業(株)製の商品名:ラク
トウエイII)(馬鈴薯でんぷん;水分:15.0±
2.0%、粘度:30±10cps、灰分:1.5%以
下)30Kgを加え、200r.p.m.の攪拌速度にて攪拌す
る。その後減圧濃縮することにより含水エタノールの7
8%を回収した。この濃縮物にでんぷん50Kgを加え、
200r.p.m.の攪拌速度にて約5時間、充分に攪拌し
た。全体が均一の混合物となってから、この混合物を棚
式の熱風乾燥機にて、50℃で48時間、減圧加熱乾燥
した。乾燥物が冷却された後、これをチョッパー式の粉
砕機(2mmメッシュスクリーン)にて粉砕した。次い
で、これをシフターにより40メッシュ以下に篩い分け
をした。さらに、40メッシュ以上の粉末はさらにらい
塊機により細かくして粉砕し、このらい塊機による粉砕
物をシフターにより、40メッシュ以下に篩い分けをす
ることにより、プロポリスエキス粉末92.4gを得
た。 参考例
【0027】得られたプロポリスエキス粉末300mg
を、2号ハードカプセルに充填せしめてハードカプセル
型プロポリス加工食品を製造した。例1
【0028】プロポリスエキス粉末の製造例と同様の操
作を繰り返して、プロポリスエキス粉末94.6gを得
た。
【0029】得られたプロポリスエキス粉末250mgに
対し、結晶セルロース(旭化成工業(株)製、商品名:
アビセルF-20)(嵩密度:約0.3g/cm3、平均粒子
径:10〜20μm)50.0mgを加えて混合したの
ち、2号ハードカプセルに充填せしめてハードカプセル
型プロポリス加工食品を製造した。例2
【0030】プロポリスエキス粉末の製造例と同様の操
作を繰り返して、プロポリスエキス粉末94.3gを得
た。
【0031】得られたプロポリスエキス粉末250mgに
対し、局方コーンスターチ(松谷化学工業(株)製)
(水分:3%以下、粘度:3000〜4000cps、灰
分:0.2%以下)50.0mgを加えて混合したのち、
2号ハードカプセルに充填せしめてハードカプセル型プ
ロポリス加工食品を製造した。例3
【0032】プロポリスエキス粉末の製造例と同様の操
作を繰り返して、プロポリスエキス粉末93.5gを得
た。
【0033】得られたプロポリスエキス粉末250mgに
対し、結晶セルロース(旭化成工業(株)製、商品名:
アビセルF-20)(嵩密度:約0.3g/cm3、平均粒子
径:10〜20μm)35.2mg、局方コーンスターチ
(松谷化学工業(株)製)(水分:3%以下、粘度:3
000〜4000cps、灰分:0.2%以下)14.8m
gを加えて混合したのち、2号ハードカプセルに充填し
てハードカプセル型プロポリス加工食品を製造した。 [充填適性試験結果]
【0034】次の方法により充填適性を評価した。
【0035】参考例及び例1〜3で得られたハードカプ
セル型プロポリス加工食品の2号ハードカプセルへ内容
量300mg充填の充填適性(粉末の流動性の良さ、重量
のバラツキの有無についての総合的な評価)について検
討を行った結果を、表1に示した。
【0036】表1からもわかるように、プロポリスエキ
ス粉末にセルロース又はコーンスターチ、あるいはその
両方を混合して充填する方が充填に優れていることがわ
かる。
【0037】
【表1】 比較例1[ソフトカプセル型プロポリス加工食品の製
造]
【0038】プロポリスエキス(固形分量:20.8v
/v%)100Kgをロータリーエバポレーターを用い
てエタノールを約80%留去し、さらにプロポリスエキ
ス100Kgを圧濃縮し、これを4回繰り返すことによ
り、4倍濃縮したプロポリスコンクエキス21.3Kg
を得た。これに、小麦胚芽油(日清精油(株)製)30
Kgおよびミツロウ(サミット精油(株)製)5Kgを
加えて攪拌することにより、プロポリスエキス組成物5
0.23Kgを得た。この組成物250mgをオーバル
型のソフトカプセルに充填することにより、ソフトカプ
セル型プロポリス加工食品を得た。 比較例2[錠剤型プロポリス加工食品の製造]
【0039】ブラジル産プロポリス抽出物の70%エタ
ノール水溶液(固形分量:21.6v/v%)100K
gに、でんぷん(松谷化学工業(株)製の商品名:ラク
トウエイII)30Kgを加え、200r.p.m.の攪拌速度
にて攪拌する。その後減圧濃縮することにより含水エタ
ノールの81%を回収した。この濃縮物にラクトウエイ
II50Kgを加え、200r.p.m.の攪拌速度にて約5時
間、充分に攪拌した。全体が均一の混合物となってか
ら、この混合物を棚式の熱風乾燥機にて、50℃で48
時間、減圧加熱乾燥した。乾燥物が冷却された後、これ
をチョッパー式の粉砕機(2mmメッシュスクリーン)に
て粉砕した。次いで、これをシフターにより40メッシ
ュ以下に篩い分けをした。さらに、40メッシュ以上の
粉末はさらにらい塊機により細かくして粉砕し、このら
い塊機による粉砕物をシフターにより、40メッシュ以
下に篩い分けをすることにより、プロポリスエキス粉末
91.8gを得た。
【0040】得られたプロポリスエキス粉末200mgに
対し、乳糖50mgを加えて混合したのに、打錠機にて打
錠することにより錠剤型プロポリス加工食品を製造し
た。比較例3[散剤型プロポリス加工食品の製造]
【0041】ブラジル産プロポリス抽出物の70%エタ
ノール水溶液(固形分量:22.4v/v%)100K
gに、α−、β−及びγ−シクロデキストリン含有澱粉
部分分解物粉末(塩水港精糖(株)製の商品名:デキシ
ーパールSD−20)100Kgを加え、200r.p.m.の
攪拌速度にて攪拌する。その後、40℃で1時間通風乾
燥し、エタノールを留去した後、更に、ステビア甘味料
(東洋精糖(株)製の商品名:α−Gスイート)2Kg、
クエン酸2Kg及び無水結晶マルトース300Kgを加えて
充分に混合し、顆粒成形機にかけ、顆粒状固形物、すな
わち、散剤型のプロポリス加工食品を製造した。 比較試験結果1[エタノール残存量の比較]
【0042】例3及び比較例1〜3で製造した各プロポ
リス加工食品中のエタノール残存量を比較・検討した結
果を、表2に示した。
【0043】表2からもわかるように、例3のハードカ
プセル型プロポリス加工食品中のエタノール残存量が1
%以下であることがわかる。
【0044】
【表2】 比較試験結果2[官能評価試験]
【0045】例3及び比較例1〜3で製造した各プロポ
リス加工食品の飲みやすさについて、15人のモニター
(成人男性5人、成人女性10人)を用いて官能試験を
行った結果を、表3に示した。(それぞれの加工食品
を、例3、比較例1は4cap./回、比較例2は6個/回、
比較例3は1g/回を水により摂取:いずれも、プロポリ
スエキス量として60mg/回)。
【0046】表3からもわかるように、例3で製造した
本発明のハードカプセル型プロポリス加工食品が、最も
飲みやすいことがわかる。
【0047】
【表3】 比較試験結果3 [崩壊性試験]
【0048】例3及び比較例1〜3で製造した各プロポ
リス加工食品の崩壊性について、崩壊性試験機(富山産
業(株)製)を用いて、第13改正 日本薬局方解説書
に基づいて、水中(pH7.0)で、振とう速度(30回/mi
n.)、カプセル剤は6cap.、錠剤は6錠、散剤は500
mgを振とうゲージに入れ、崩壊するまでの時間を指標に
して崩壊性を検討した結果(5回の平均値を示す)を表
4に示した。
【0049】表4に示すように、例3で製造した本発明
のプロポリス加工食品が、崩壊性に非常に優れているこ
とがわかる。
【0050】
【表4】
【0051】
【発明の効果】本発明により、飲みやすいハードカプセ
ルにプロポリスエキスが充填されている、優れたプロポ
リスエキス加工食品が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 1/04 - 1/09

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロポリス抽出物濃度が15〜70重量%
    であるプロポリス抽出物の含水エタノール溶液と粒度が
    20〜200メッシュで含水量が10〜30%である減
    圧加熱乾燥法により製造されたでんぷんを賦形剤として
    混合し加工して得られたプロポリスエキス粉末と、更
    に、セルロース又は/且つでんぷんを加えてハードカプ
    セルに充填させてなることを特徴とするプロポリス加工
    食品。
  2. 【請求項2】重量比で、プロポリスエキス粉末1部に対
    し0.01部以上15部以下のセルロース又は/且つで
    んぷんを、ハードカプセルに充填させてなることを特徴
    とする請求項1記載のプロポリス加工食品。
  3. 【請求項3】セルロースの嵩密度が0.10g/cm3以上
    0.60g/cm3以下、平均粒子径が5μm以上100μm
    以下である、請求項2記載のプロポリス加工食品。
  4. 【請求項4】でんぷんの水分含量が2%以上20%以
    下、粘度が2000cps以上5000cps以下であり、且
    つ、灰分が5.0%以下である、請求項2記載のプロポ
    リス加工食品。
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