JP3517433B2 - 構造部材用連結機構 - Google Patents
構造部材用連結機構Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造部材を組み立てて
構造体を構築する際、前記構造部材同士を連結するとと
もに、該構造部材の通路を互いに連通させるための構造
部材用連結機構に関する。 【0002】 【従来の技術】本出願人は、略長尺状の柱状体からなる
構造部材の凹部内にモータ等の駆動手段、並びに前記駆
動手段の作用下に変位する移動部材が収納されたアクチ
ュエータおよびその構造体を提案している(特願平3−
229185号、特願平3−360632号、特願平3
−360633号、並びに特願平3−360634
号)。なお、前記提案では、アクチュエータの外枠を構
成するものと、単に柱状の長尺な部材の両者を含む概念
として「構造部材」を使用しており、以下においても同
様な概念で使用するものとする。 【0003】前記提案では、略同一形状に形成された複
数の構造部材を連結機構を介して組み立てることによ
り、所望の機能を有する構造体を構成することができ
る。 【0004】この場合、前記連結機構の一例として、図
5に示すようなボルト部材2を用いて連結する技術的思
想を開示している。すなわち、前記ボルト部材2の一端
側を構造部材4の長手方向に画成された孔部6に挿入
し、前記ボルト部材2の他端側に設けられた頭部8を他
の構造部材4aの溝部10に遊嵌する。このような状態
において、プレート12を介してねじ部材14の先端部
16がボルト部材2の略中央部の切欠部の傾斜面18に
当接するように該ねじ部材14をねじ込む。前記先端部
16はテーパ状に形成され、ねじ部材14がねじ込まれ
ることにより傾斜面18を押圧してボルト部材2を矢印
A方向に変位させる。従って、前記ボルト部材2が矢印
A方向に変位することにより、該ボルト部材2の頭部8
が他方の構造部材4aの内壁面を矢印A方向に引張する
力が作用し、この結果、構造部材4、4a同士を略直角
方向に連結固定することができる(図6参照)。なお、
参照符号19は、ばね部材を示す。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記提案に
関連してなされたものであって、構造部材同士を連結す
るとともに、前記構造部材が有する通路を相互に連通さ
せることが可能な構造部材用連結機構を提供することを
目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、少なくとも一側面に画成された溝部
と、内部に画成された通路と、前記溝部の所定部位に画
成されて前記溝部と前記通路とを連通させる孔部とを有
する二つの構造部材を互いに連結する構造部材用連結機
構であって、前記連結機構は、一方の構造部材の溝部に
連通した装着用凹部内に挿入される第1係合部材と、他
方の構造部材の溝部に保持される第2係合部材と、前記
第1係合部材と第2係合部材とを結合するボルト部材
と、一方の構造部材の通路と他方の構造部材の通路とを
連通させる管路連通部材と、を備え、前記管路連通部材
は、前記一方の構造部材の通路に装着される管体部と、
他方の構造部材の溝部に保持されるとともに、該溝部に
画成された前記孔部に嵌入される突起部を有する頭部と
からなり、さらに、前記管路連通部材には、前記管体部
と前記頭部とを貫く貫通孔が設けられ、前記一方の構造
部材の通路と他方の構造部材の通路とは、前記孔部及び
前記貫通孔を介して互いに連通されることを特徴とす
る。 【0007】 【0008】 【作用】上記の発明に係る構造部材用連結機構では、先
ず、管路連通部材を用いて構造部材同士の通路を連通さ
せる。すなわち、一方の構造部材の溝部に頭部を装着す
るとともに、頭部に形成された突起部を該溝部に画成さ
れた孔部に嵌入し、続いて、他方の構造部材の通路に管
体部を装着することにより、一方の構造部材側の孔部と
前記管路連通部材に画成された貫通孔とを介して一方の
構造部材の通路と他方の構造部材の通路とを連通させ
る。この場合、前記頭部は、溝部内に係止されて抜け止
めの作用をする。さらに、一方の構造部材の装着用凹部
に第1係合部材を挿入し、他方の構造部材の溝部に第2
係合部材を保持させる。前記第1係合部材および第2係
合部材を結合するボルト部材を介して一方の構造部材と
他方の構造部材とが強固に連結固定される。 【0009】 【0010】 【実施例】次に、本発明に係る構造部材用連結機構につ
いて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。 【0011】図1は、本発明の実施例に係る構造部材用
連結機構を適用して構造部材同士を連結した状態を示す
分解斜視図、図2は、図1に示すII−II線に沿った
横断面図、図3は、図1の平面図である。 【0012】図1に示すように、構造部材20、20a
は夫々略同一且つ長尺な柱状体に形成され、前記構造部
材20の夫々の外側面には略同一且つ断面略T字状の溝
部22が長手方向に沿って画成されている。構造部材2
0と構造部材20aとは実質的に同一の構成であるため
に、ここでは構造部材20に基づいて説明し、構造部材
20aについてはその説明を省略する。 【0013】前記溝部22の入口部位には該溝部22に
沿って略v字状の溝24が画成されている。前記略v字
状の溝24に断面略コの字状のカバー部材23に形成さ
れた突起部25が係合して、該カバー部材23が溝部2
2に装着される。前記溝部22は、入口部位から軸心と
直交する方向に拡開する拡幅部26と、前記拡幅部26
から内側に縮閉して平坦な底面に至る孔部28とを有し
ている。構造部材20の上面には、溝部22に連通する
略円形状の凹部29a、29b(装着用凹部)が端部に
近接して画成されている。 【0014】さらに、前記構造部材20には、軸心に沿
って貫通する大径の第1通路30と、四隅角部に近接し
長手方向に向かって貫通する小径の第2通路32a〜3
2dと、前記第1通路30と第2通路32a〜32dと
の間に位置して軸心に沿って貫通する第3通路34a〜
34dとが画成されている。なお、構造部材20aの端
部には第1通路30を閉塞する栓部材36が設けられ
(図1参照)、さらに、必要に応じて前記第1通路30
に連通する孔部38が画成される(図2参照)。 【0015】構造部材用連結機構は、一方の構造部材2
0の第1通路30と他方の構造部材20aの第1通路3
0とを連通させる貫通孔40が画成された管路連通部材
42を含み(図1並びに図2参照)、しかも、前記凹部
29a(29b)に挿入される第1係合部材44と、溝
部22に保持される第2係合部材46と、前記第1係合
部材44と第2係合部材46を連結して固定するボルト
部材48とを有する(図1参照)。この場合、前記第1
係合部材44を一方の構造部材20に装着し、第2係合
部材46を他方の構造部材20aに装着して、ボルト部
材48を介して両者を結合することにより、構造部材2
0、20a相互を連結固定することができる。 【0016】前記管路連通部材42は、一方の構造部材
20の軸心に沿った第1通路30に嵌入される管体部5
0と、前記孔部38に嵌入される突起部52を有する頭
部54とからなり、前記頭部54は略T字状を呈して他
方の構造部材20aの溝部22内に保持される。前記管
体部50と頭部54とは一体的に形成されているととも
に、前記管体部50には環状溝を介してシール部材56
が装着されている。さらに、前記突起部52が孔部38
に嵌入される部位には弾性体からなるシール部材58が
設けられ、前記シール部材58は溝部22の内壁面に当
接し、その弾性力を介して該頭部54を構造部材20側
に押圧することにより、管路連通部材42を溝部22内
に保持することができる。 【0017】第1係合部材44は、外面が凹部29a、
29bに対応する略円形状を呈し、内面に矩形状の孔部
60が画成されている。前記孔部60には外面側に貫通
するねじ穴61が設けられている。第2係合部材46は
溝部22に保持される略T字状の頭部62を有し、前記
頭部62と反対側の端部にはボルト部材48が螺入され
るねじ穴64が設けられている。 【0018】本実施例に係る構造部材用連結機構は、基
本的には以上のように構成されるものであり、次にその
作用について説明する。 【0019】先ず、一方の構造部材20aの溝部22に
沿って管路連通部材42の頭部54を挿入する。この場
合、溝部22の長手方向と略T字状の頭部54の長手方
向とを一致させて挿入する。前記挿入後、頭部54を約
90°回転させて捩じ込むことにより、略T字状を呈す
る頭部54が溝部22の内壁面に係止されるとともに、
第1通路30に連通する孔部38に突起部52が嵌入さ
れる(図2参照)。その際、前記突起部52に近接して
設けられたシール部材58は、その弾性力の作用下に溝
部22の内壁面を押圧することにより、略T字状の頭部
54が溝部22内に係止される。この結果、構造部材2
0aの溝部22の所定部位に管路連通部材42が保持さ
れ、該溝部22から外方側に管体部50が突出した状態
となる。 【0020】次に、図1に示すように、他方の構造部材
20を前記構造部材20aと略直交する方向に配置して
その端部を近接させ、前記他方の構造部材20の第1通
路30を形成する孔部に前記管体部50を嵌入する。従
って、前記管路連通部材42の貫通孔40を介して一方
の構造部材20aの第1通路30と他方の構造部材20
の第1通路30とが連通する。なお、前記管路連通部材
42の連結部位には、シール部材56が設けられ、前記
連通する第1通路30を気密に保持している。 【0021】続いて、他方の構造部材20の略円形状の
凹部29aに第1係合部材44を挿入し、一方の構造部
材20aの端部から溝部22に沿って第2係合部材46
の頭部62を挿入する。そして、溝部22を介して、第
1係合部材44、第2係合部材46のねじ穴61、64
にボルト部材48を螺入する。前記ボルト部材48のね
じ込み量が増加するのに伴って、第2係合部材46の頭
部62が矢印X方向に引張される(図3参照)。この結
果、一方の構造部材20aが他方の構造部材20側に引
張され、両者は強固に連結固定される。 【0022】このように、本実施例に係る構造部材用連
結機構を用いることにより、構造部材20、20a同士
を強固に連結固定することができるとともに、構造部材
20、20a内に画成された第1通路30同士を簡便に
連通させることができる。 【0023】次に、本実施例に係る構造部材用連結機構
を適用して複数の構造部材を連結した組立例を図4に示
す。 【0024】この組立例200は、基本的には、骨組を
形成する複数の構造部材202と、複数のアクチュエー
タ204、206、208、210、212、214、
216、218、220と、前記アクチュエータ20
6、212、216に並設されたバランサ222、22
4、226と、第1、第2作業テーブル228、230
と、ワーク232と、ワーク収納プレート234と、移
動体236、238、240、242、244、24
6、248と、ワーク把持手段として機能する吸着用パ
ッド250並びにメカニカルハンド252と、シリンダ
ロッド254が突出した状態のシリンダ256とから構
成される。さらに、構造部材202の上面部には、アク
チュエータ用コントローラとして機能するプログラミン
グボード付シーケンサ258、260が着脱自在に取り
付けられている。なお、略矩形状に組み立てられた構造
部材202の対角線状に配設された構造部材202の両
端部には、各連結部位を補強するために連結部材26
2、264が適用されている。さらに、構造部材202
同士を直線状に連結する構造部材用連結機構265、並
びに構造部材202同士を略直交する状態に連結する構
造部材用連結機構267が設けられている。 【0025】以下、第1作業テーブル228を中心にし
て詳細に説明する。 【0026】略水平方向に配設されたアクチュエータ2
04に対して略直交する方向にアクチュエータ206が
立設した状態で連結されている。前記アクチュエータ2
06にはバランサ222が並設されている。前記アクチ
ュエータ206は、その移動体238に固定されたアク
チュエータ208を略鉛直上下方向に移動するためのも
のであり、前記アクチュエータ206に直交して接続さ
れるアクチュエータ208の移動体240には、吸着用
パッド250が連結されたシリンダ266が連設されて
いる。また、アクチュエータ210の移動体242には
シリンダ256が連設され、シリンダロッド254によ
ってワーク232の位置決めが行われる。なお、夫々の
アクチュエータ204、206、208、210、21
2、214、216、218、220には、モータボッ
クス268が上面部から突出することなく面一の状態で
配設されている。 【0027】動作については、先ず、アクチュエータ2
08に連結されたシリンダ266に構造部材202内の
流体通路(第1〜第3通路30、32a〜32d、36
a〜36d)を介して圧縮空気を供給する。前記圧縮空
気の供給により、シリンダ266のシリンダロッドが下
方に変位してワーク収納プレート234に配置されたワ
ーク232が吸着用パッド250により吸着される。再
び、圧縮空気を供給することによりシリンダロッドを上
方に変位させ、アクチュエータ204の移動体236を
移動させる。前記アクチュエータ204は、吸着用パッ
ド250に吸着されたワーク232が所望の位置の上方
に近接した時に移動を停止し、アクチュエータ206の
移動体238を略鉛直下方向に移動させてワーク232
をワーク収納プレート234の所望の穴部に挿入する。
この時、確実にワーク232が前記穴部に挿入されるよ
うに、アクチュエータ210のシリンダロッド254を
変位させて位置決めすることができる。 【0028】なお、前述したように、本実施例に係る構
造部材用連結機構は、前記組立例200に対する適用に
限定されるものではなく、種々の構造部材の組立例に適
用することができることは勿論である。 【0029】 【発明の効果】本発明に係る構造部材用連結機構によれ
ば、以下の効果が得られる。 【0030】すなわち、管路連通部材を用いることによ
り、一方の構造部材の通路と他方の構造部材の通路を簡
便に連通させることができる。 【0031】また、このように、管路連通部材を介して
連通した状態で、一方の構造部材の装着用凹部に挿入さ
れる第1係合部材と、他方の構造部材の溝部に保持され
る第2係合部材とをボルト部材で結合することにより、
容易に構造部材同士を連結固定することができる。従っ
て、構造部材を連結するための作業時間が大幅に短縮さ
れ作業効率を向上させることができる。 【0032】さらに、前記管路連通部材、第1係合部材
並びに第2係合部材は、簡単な構造からなるため、廉価
に且つ大量生産することができる利点がある。
構造体を構築する際、前記構造部材同士を連結するとと
もに、該構造部材の通路を互いに連通させるための構造
部材用連結機構に関する。 【0002】 【従来の技術】本出願人は、略長尺状の柱状体からなる
構造部材の凹部内にモータ等の駆動手段、並びに前記駆
動手段の作用下に変位する移動部材が収納されたアクチ
ュエータおよびその構造体を提案している(特願平3−
229185号、特願平3−360632号、特願平3
−360633号、並びに特願平3−360634
号)。なお、前記提案では、アクチュエータの外枠を構
成するものと、単に柱状の長尺な部材の両者を含む概念
として「構造部材」を使用しており、以下においても同
様な概念で使用するものとする。 【0003】前記提案では、略同一形状に形成された複
数の構造部材を連結機構を介して組み立てることによ
り、所望の機能を有する構造体を構成することができ
る。 【0004】この場合、前記連結機構の一例として、図
5に示すようなボルト部材2を用いて連結する技術的思
想を開示している。すなわち、前記ボルト部材2の一端
側を構造部材4の長手方向に画成された孔部6に挿入
し、前記ボルト部材2の他端側に設けられた頭部8を他
の構造部材4aの溝部10に遊嵌する。このような状態
において、プレート12を介してねじ部材14の先端部
16がボルト部材2の略中央部の切欠部の傾斜面18に
当接するように該ねじ部材14をねじ込む。前記先端部
16はテーパ状に形成され、ねじ部材14がねじ込まれ
ることにより傾斜面18を押圧してボルト部材2を矢印
A方向に変位させる。従って、前記ボルト部材2が矢印
A方向に変位することにより、該ボルト部材2の頭部8
が他方の構造部材4aの内壁面を矢印A方向に引張する
力が作用し、この結果、構造部材4、4a同士を略直角
方向に連結固定することができる(図6参照)。なお、
参照符号19は、ばね部材を示す。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記提案に
関連してなされたものであって、構造部材同士を連結す
るとともに、前記構造部材が有する通路を相互に連通さ
せることが可能な構造部材用連結機構を提供することを
目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、少なくとも一側面に画成された溝部
と、内部に画成された通路と、前記溝部の所定部位に画
成されて前記溝部と前記通路とを連通させる孔部とを有
する二つの構造部材を互いに連結する構造部材用連結機
構であって、前記連結機構は、一方の構造部材の溝部に
連通した装着用凹部内に挿入される第1係合部材と、他
方の構造部材の溝部に保持される第2係合部材と、前記
第1係合部材と第2係合部材とを結合するボルト部材
と、一方の構造部材の通路と他方の構造部材の通路とを
連通させる管路連通部材と、を備え、前記管路連通部材
は、前記一方の構造部材の通路に装着される管体部と、
他方の構造部材の溝部に保持されるとともに、該溝部に
画成された前記孔部に嵌入される突起部を有する頭部と
からなり、さらに、前記管路連通部材には、前記管体部
と前記頭部とを貫く貫通孔が設けられ、前記一方の構造
部材の通路と他方の構造部材の通路とは、前記孔部及び
前記貫通孔を介して互いに連通されることを特徴とす
る。 【0007】 【0008】 【作用】上記の発明に係る構造部材用連結機構では、先
ず、管路連通部材を用いて構造部材同士の通路を連通さ
せる。すなわち、一方の構造部材の溝部に頭部を装着す
るとともに、頭部に形成された突起部を該溝部に画成さ
れた孔部に嵌入し、続いて、他方の構造部材の通路に管
体部を装着することにより、一方の構造部材側の孔部と
前記管路連通部材に画成された貫通孔とを介して一方の
構造部材の通路と他方の構造部材の通路とを連通させ
る。この場合、前記頭部は、溝部内に係止されて抜け止
めの作用をする。さらに、一方の構造部材の装着用凹部
に第1係合部材を挿入し、他方の構造部材の溝部に第2
係合部材を保持させる。前記第1係合部材および第2係
合部材を結合するボルト部材を介して一方の構造部材と
他方の構造部材とが強固に連結固定される。 【0009】 【0010】 【実施例】次に、本発明に係る構造部材用連結機構につ
いて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。 【0011】図1は、本発明の実施例に係る構造部材用
連結機構を適用して構造部材同士を連結した状態を示す
分解斜視図、図2は、図1に示すII−II線に沿った
横断面図、図3は、図1の平面図である。 【0012】図1に示すように、構造部材20、20a
は夫々略同一且つ長尺な柱状体に形成され、前記構造部
材20の夫々の外側面には略同一且つ断面略T字状の溝
部22が長手方向に沿って画成されている。構造部材2
0と構造部材20aとは実質的に同一の構成であるため
に、ここでは構造部材20に基づいて説明し、構造部材
20aについてはその説明を省略する。 【0013】前記溝部22の入口部位には該溝部22に
沿って略v字状の溝24が画成されている。前記略v字
状の溝24に断面略コの字状のカバー部材23に形成さ
れた突起部25が係合して、該カバー部材23が溝部2
2に装着される。前記溝部22は、入口部位から軸心と
直交する方向に拡開する拡幅部26と、前記拡幅部26
から内側に縮閉して平坦な底面に至る孔部28とを有し
ている。構造部材20の上面には、溝部22に連通する
略円形状の凹部29a、29b(装着用凹部)が端部に
近接して画成されている。 【0014】さらに、前記構造部材20には、軸心に沿
って貫通する大径の第1通路30と、四隅角部に近接し
長手方向に向かって貫通する小径の第2通路32a〜3
2dと、前記第1通路30と第2通路32a〜32dと
の間に位置して軸心に沿って貫通する第3通路34a〜
34dとが画成されている。なお、構造部材20aの端
部には第1通路30を閉塞する栓部材36が設けられ
(図1参照)、さらに、必要に応じて前記第1通路30
に連通する孔部38が画成される(図2参照)。 【0015】構造部材用連結機構は、一方の構造部材2
0の第1通路30と他方の構造部材20aの第1通路3
0とを連通させる貫通孔40が画成された管路連通部材
42を含み(図1並びに図2参照)、しかも、前記凹部
29a(29b)に挿入される第1係合部材44と、溝
部22に保持される第2係合部材46と、前記第1係合
部材44と第2係合部材46を連結して固定するボルト
部材48とを有する(図1参照)。この場合、前記第1
係合部材44を一方の構造部材20に装着し、第2係合
部材46を他方の構造部材20aに装着して、ボルト部
材48を介して両者を結合することにより、構造部材2
0、20a相互を連結固定することができる。 【0016】前記管路連通部材42は、一方の構造部材
20の軸心に沿った第1通路30に嵌入される管体部5
0と、前記孔部38に嵌入される突起部52を有する頭
部54とからなり、前記頭部54は略T字状を呈して他
方の構造部材20aの溝部22内に保持される。前記管
体部50と頭部54とは一体的に形成されているととも
に、前記管体部50には環状溝を介してシール部材56
が装着されている。さらに、前記突起部52が孔部38
に嵌入される部位には弾性体からなるシール部材58が
設けられ、前記シール部材58は溝部22の内壁面に当
接し、その弾性力を介して該頭部54を構造部材20側
に押圧することにより、管路連通部材42を溝部22内
に保持することができる。 【0017】第1係合部材44は、外面が凹部29a、
29bに対応する略円形状を呈し、内面に矩形状の孔部
60が画成されている。前記孔部60には外面側に貫通
するねじ穴61が設けられている。第2係合部材46は
溝部22に保持される略T字状の頭部62を有し、前記
頭部62と反対側の端部にはボルト部材48が螺入され
るねじ穴64が設けられている。 【0018】本実施例に係る構造部材用連結機構は、基
本的には以上のように構成されるものであり、次にその
作用について説明する。 【0019】先ず、一方の構造部材20aの溝部22に
沿って管路連通部材42の頭部54を挿入する。この場
合、溝部22の長手方向と略T字状の頭部54の長手方
向とを一致させて挿入する。前記挿入後、頭部54を約
90°回転させて捩じ込むことにより、略T字状を呈す
る頭部54が溝部22の内壁面に係止されるとともに、
第1通路30に連通する孔部38に突起部52が嵌入さ
れる(図2参照)。その際、前記突起部52に近接して
設けられたシール部材58は、その弾性力の作用下に溝
部22の内壁面を押圧することにより、略T字状の頭部
54が溝部22内に係止される。この結果、構造部材2
0aの溝部22の所定部位に管路連通部材42が保持さ
れ、該溝部22から外方側に管体部50が突出した状態
となる。 【0020】次に、図1に示すように、他方の構造部材
20を前記構造部材20aと略直交する方向に配置して
その端部を近接させ、前記他方の構造部材20の第1通
路30を形成する孔部に前記管体部50を嵌入する。従
って、前記管路連通部材42の貫通孔40を介して一方
の構造部材20aの第1通路30と他方の構造部材20
の第1通路30とが連通する。なお、前記管路連通部材
42の連結部位には、シール部材56が設けられ、前記
連通する第1通路30を気密に保持している。 【0021】続いて、他方の構造部材20の略円形状の
凹部29aに第1係合部材44を挿入し、一方の構造部
材20aの端部から溝部22に沿って第2係合部材46
の頭部62を挿入する。そして、溝部22を介して、第
1係合部材44、第2係合部材46のねじ穴61、64
にボルト部材48を螺入する。前記ボルト部材48のね
じ込み量が増加するのに伴って、第2係合部材46の頭
部62が矢印X方向に引張される(図3参照)。この結
果、一方の構造部材20aが他方の構造部材20側に引
張され、両者は強固に連結固定される。 【0022】このように、本実施例に係る構造部材用連
結機構を用いることにより、構造部材20、20a同士
を強固に連結固定することができるとともに、構造部材
20、20a内に画成された第1通路30同士を簡便に
連通させることができる。 【0023】次に、本実施例に係る構造部材用連結機構
を適用して複数の構造部材を連結した組立例を図4に示
す。 【0024】この組立例200は、基本的には、骨組を
形成する複数の構造部材202と、複数のアクチュエー
タ204、206、208、210、212、214、
216、218、220と、前記アクチュエータ20
6、212、216に並設されたバランサ222、22
4、226と、第1、第2作業テーブル228、230
と、ワーク232と、ワーク収納プレート234と、移
動体236、238、240、242、244、24
6、248と、ワーク把持手段として機能する吸着用パ
ッド250並びにメカニカルハンド252と、シリンダ
ロッド254が突出した状態のシリンダ256とから構
成される。さらに、構造部材202の上面部には、アク
チュエータ用コントローラとして機能するプログラミン
グボード付シーケンサ258、260が着脱自在に取り
付けられている。なお、略矩形状に組み立てられた構造
部材202の対角線状に配設された構造部材202の両
端部には、各連結部位を補強するために連結部材26
2、264が適用されている。さらに、構造部材202
同士を直線状に連結する構造部材用連結機構265、並
びに構造部材202同士を略直交する状態に連結する構
造部材用連結機構267が設けられている。 【0025】以下、第1作業テーブル228を中心にし
て詳細に説明する。 【0026】略水平方向に配設されたアクチュエータ2
04に対して略直交する方向にアクチュエータ206が
立設した状態で連結されている。前記アクチュエータ2
06にはバランサ222が並設されている。前記アクチ
ュエータ206は、その移動体238に固定されたアク
チュエータ208を略鉛直上下方向に移動するためのも
のであり、前記アクチュエータ206に直交して接続さ
れるアクチュエータ208の移動体240には、吸着用
パッド250が連結されたシリンダ266が連設されて
いる。また、アクチュエータ210の移動体242には
シリンダ256が連設され、シリンダロッド254によ
ってワーク232の位置決めが行われる。なお、夫々の
アクチュエータ204、206、208、210、21
2、214、216、218、220には、モータボッ
クス268が上面部から突出することなく面一の状態で
配設されている。 【0027】動作については、先ず、アクチュエータ2
08に連結されたシリンダ266に構造部材202内の
流体通路(第1〜第3通路30、32a〜32d、36
a〜36d)を介して圧縮空気を供給する。前記圧縮空
気の供給により、シリンダ266のシリンダロッドが下
方に変位してワーク収納プレート234に配置されたワ
ーク232が吸着用パッド250により吸着される。再
び、圧縮空気を供給することによりシリンダロッドを上
方に変位させ、アクチュエータ204の移動体236を
移動させる。前記アクチュエータ204は、吸着用パッ
ド250に吸着されたワーク232が所望の位置の上方
に近接した時に移動を停止し、アクチュエータ206の
移動体238を略鉛直下方向に移動させてワーク232
をワーク収納プレート234の所望の穴部に挿入する。
この時、確実にワーク232が前記穴部に挿入されるよ
うに、アクチュエータ210のシリンダロッド254を
変位させて位置決めすることができる。 【0028】なお、前述したように、本実施例に係る構
造部材用連結機構は、前記組立例200に対する適用に
限定されるものではなく、種々の構造部材の組立例に適
用することができることは勿論である。 【0029】 【発明の効果】本発明に係る構造部材用連結機構によれ
ば、以下の効果が得られる。 【0030】すなわち、管路連通部材を用いることによ
り、一方の構造部材の通路と他方の構造部材の通路を簡
便に連通させることができる。 【0031】また、このように、管路連通部材を介して
連通した状態で、一方の構造部材の装着用凹部に挿入さ
れる第1係合部材と、他方の構造部材の溝部に保持され
る第2係合部材とをボルト部材で結合することにより、
容易に構造部材同士を連結固定することができる。従っ
て、構造部材を連結するための作業時間が大幅に短縮さ
れ作業効率を向上させることができる。 【0032】さらに、前記管路連通部材、第1係合部材
並びに第2係合部材は、簡単な構造からなるため、廉価
に且つ大量生産することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造部材用連結機構を適用して構
造部材同士を連結した状態を示す分解斜視図である。 【図2】図1に示すII−II線に沿った横断面図であ
る。 【図3】図1の平面図である。 【図4】本発明の実施例を適用して複数の構造部材を連
結した組立例を示す斜視図である。 【図5】従来例に係る構造部材用連結機構を示す分解斜
視図である。 【図6】図6Aは、図5に示す構造部材用連結機構を適
用して構造部材同士を固定した状態を示す側面図、図6
Bは、図6Aの一部断面図である。 【符号の説明】 20、20a、202…構造部材 22…溝部 29a、29b…凹部 30…第1通路 32a〜32d…第2通路 34a〜34d
…第2通路 38…孔部 40…貫通孔 42…管路連通部材 44…第1係合
部材 46…第2係合部材 48…ボルト部
材 50…管体部 52…突起部 54、62…頭部 56、58…シ
ール部材
造部材同士を連結した状態を示す分解斜視図である。 【図2】図1に示すII−II線に沿った横断面図であ
る。 【図3】図1の平面図である。 【図4】本発明の実施例を適用して複数の構造部材を連
結した組立例を示す斜視図である。 【図5】従来例に係る構造部材用連結機構を示す分解斜
視図である。 【図6】図6Aは、図5に示す構造部材用連結機構を適
用して構造部材同士を固定した状態を示す側面図、図6
Bは、図6Aの一部断面図である。 【符号の説明】 20、20a、202…構造部材 22…溝部 29a、29b…凹部 30…第1通路 32a〜32d…第2通路 34a〜34d
…第2通路 38…孔部 40…貫通孔 42…管路連通部材 44…第1係合
部材 46…第2係合部材 48…ボルト部
材 50…管体部 52…突起部 54、62…頭部 56、58…シ
ール部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 塩見 裕幸
茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2
エスエムシー株式会社 筑波技術セン
ター内
(72)発明者 永井 武志
東京都中野区本町6−20−9 平和生命
新中野ビル2階 株式会社プラナ内
(56)参考文献 特開 平5−69352(JP,A)
特開 平5−118307(JP,A)
特開 平3−199705(JP,A)
実開 昭49−6333(JP,U)
実開 昭48−53818(JP,U)
実開 昭63−44904(JP,U)
特公 昭51−10412(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04B 1/58
F16B 7/00 - 7/20
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】少なくとも一側面に画成された溝部と、内
部に画成された通路と、前記溝部の所定部位に画成され
て前記溝部と前記通路とを連通させる孔部とを有する二
つの構造部材を互いに連結する構造部材用連結機構であ
って、 前記連結機構は、一方の構造部材の溝部に連通した装着用凹部内に挿入さ
れる第1係合部材と、 他方の構造部材の溝部に保持される第2係合部材と、 前記第1係合部材と第2係合部材とを結合するボルト部
材と、 一方の構造部材の通路と他方の構造部材の通路とを連通
させる 管路連通部材と、 を備え、 前記管路連通部材は、前記一方の構造部材の通路に装着
される管体部と、他方の構造部材の溝部に保持されると
ともに、該溝部に画成された前記孔部に嵌入される突起
部を有する頭部とからなり、さらに、前記管路連通部材
には、前記管体部と前記頭部とを貫く貫通孔が設けら
れ、 前記一方の構造部材の通路と他方の構造部材の通路と
は、前記孔部及び前記貫通孔を介して互いに連通される
ことを特徴とする構造部材用連結機構。
Priority Applications (12)
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|---|---|---|---|
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| US08/964,314 US5785359A (en) | 1993-07-07 | 1994-07-06 | Joint mechanism for structural members |
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| AU38334/97A AU693059B2 (en) | 1993-07-07 | 1997-09-18 | Joint mechanism for structural members |
| AU39198/97A AU693060B2 (en) | 1993-07-07 | 1997-09-18 | Joint mechanism for structural members |
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| US09/537,312 US6435755B1 (en) | 1993-07-07 | 2000-03-29 | Joint mechanism for structural members |
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|---|---|---|---|
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| KR102206199B1 (ko) | 2012-07-03 | 2021-01-25 | 삼성전자주식회사 | 공기 조화기의 진단 제어 방법 |
| EP3705800A3 (en) | 2012-07-03 | 2020-12-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Diagnosis control method for an air conditioner |
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|---|---|---|---|---|
| JP5110412B1 (ja) | 2011-09-28 | 2012-12-26 | Toto株式会社 | 水洗大便器 |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP16823293A patent/JP3517433B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5110412B1 (ja) | 2011-09-28 | 2012-12-26 | Toto株式会社 | 水洗大便器 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0726636A (ja) | 1995-01-27 |
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